JPH01158931A - カテーテルチューブ - Google Patents

カテーテルチューブ

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JPH01158931A
JPH01158931A JP63127351A JP12735188A JPH01158931A JP H01158931 A JPH01158931 A JP H01158931A JP 63127351 A JP63127351 A JP 63127351A JP 12735188 A JP12735188 A JP 12735188A JP H01158931 A JPH01158931 A JP H01158931A
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lumen
tube
distal end
catheter tube
tube body
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JP63127351A
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Hiroaki Honda
本多 裕明
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Original Assignee
Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、例えば体腔に挿入して用いられ、該体腔内部
の観察および/または体外位置から体腔内壁面への医療
処置を行うカテーテル、特に内視鏡(ファイバースコー
プ)を構成するカテーテルチューブに関する。
〈従来の技術〉 内視鏡は、体外位置から挿入した体腔内の観察を行い、
さらに体腔内壁への薬液の投与、レーザー光線の照射と
いった医療処置を行うことができるため、近年注目され
、その開発が進んでいる。
この内視鏡は、可撓性を有するカテーテルチューブ内に
送光用および受光用の光ファイバーの束が収納され、カ
テーテルチューブを体腔の目的部位まで挿入するととも
に送光用ファイバー(ライトガイド)の先端より発せら
れた光を観察部へ照射し、その反射光を受光用ファイバ
ー(イメージファイバー)の先端より取り込み、その映
像を受像部へと導くことにより観察を行うものである。
このような内視鏡を用いて体腔内を観察するに際しては
、カテーテルチューブおよび光フアイバー束は体腔と平
行に位置しているため、挿入部先端の前方以外の方向(
例えば体腔内壁面)を観察する為にはチューブ先端部を
湾曲(屈曲)させなければならない。
体外位置からチューブ先端部を湾曲させる方法としては
、従来、■カテーテルチューブと別体のガイドワイヤー
を用いる方法、または■カテーテルチューブに内蔵され
た複数の操作ワイヤーを用いる方法が行われていた。
しかしながら、■の方法ではガイドワイヤーは本来、カ
テーテルチューブを目的部位まで訪導するためのもので
あるため、チューブ先端部を湾曲させるに際しての操作
性が悪く、また、その湾曲状態を観察時間中、一定に保
つことが困難であり、ガイドワイヤーの先端がその目的
上柔軟(腰がない)であるため、カテーテルチューブの
湾曲を発現しにくい等の欠点がある。
また、上記■の方法に用いられるカテーテルチューブ(
内視鏡用可撓管)は、チューブの先端部付近に、複数の
節輪を回動自在に順次連結した湾曲部を設け、前記湾曲
部へ一端が接続された複数の操作ワイヤのうちのいずれ
かを、チューブ基端側プーリーおよびアングルダイヤ等
により構成されるワイヤ操作装置により基端側へ牽引す
ることにより、前記湾曲部を湾曲させる構成となってい
る(特公昭60−21734号、実公昭62−2344
2号、実公昭62−23447号)。
このカテーテルチューブにおいて、その先端部を湾曲さ
せる目的は、挿入した体腔の内壁面を観察するためのも
のではなく、カテーテルチューブ先端部を目的部へ到達
させるに際しての既導のためである。 従って、チュー
ブ先端部の湾曲角度は比較的大きく、また、チューブ先
端部に節輪の連結体等を設け、かつ、操作ワイヤーおよ
び該ワイヤーを牽引するための器具を設ける必要があり
、よって構造が複雑で、かつチューブの径が大きくなる
。 さ ら に 、チューブの湾曲部は柔軟性を要する
が、湾曲させない部分(湾曲部より基端側)は剛性確保
のために硬質の物性を持つチューブ材質(例えば、ポリ
テトラフルオルエチレン、テトラフロオロエチレン−ヘ
キサフルオロプロピレン重合体等)を用いなければなら
ずチューブ全体の柔軟性が制限されるという欠点がある
。 このため、消化器系または気管支系のような比較的
内径の大きい体腔に対してしか使用することができなか
った。 従って、血管や尿道管のような内径の小さい体
腔に挿入して使用される内視鏡において、そのチューブ
先端部を体外位置から湾曲させる適当な方法がないのが
現状である。
また、カテーテルチューブの先端を湾曲させない方法と
して、カテーテルチューブ内において光フアイバー束の
先端部に微小なプリズムを装着し、観察角度を変化させ
て体腔壁面等を観察する方法もあるが、この方法では、
カテーテルチューブの構造が複雑化するため、製造も容
易ではなく、コストもかかる。 さらに、この構造のカ
テーテルチューブは細径化が困難であり、やはり血管や
尿道管のような小径の体腔を観察する内視鏡への適用は
され難い。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を解消し、簡
易な構造で体腔、特に血管のような細径の体腔の内壁等
の観察や医療処置を行うことができるカテーテルチュー
ブを提供することにある。
く問題点を解決するための手段〉 このような目的を達成するために、木発明者らは鋭意研
究の結果、カテーテルチューブの先端部を屈曲せさるの
ではなく、光フアイバー束(観察または医療処置器具)
の先端部そのものを屈曲せしめることにより、構造を簡
素化し、カテーテルチューブの細径化を図ることを見い
出し、本発明に至った。
また、さらなる研究の結果、次記する第1、第2および
第3の構成のカテーテルチューブを見い出した。
第1は、チューブ本体のルーメン内に収納された光フア
イバー束をチューブ本体軸方向に移動可能とし、光フア
イバー束のチューブ先端側への移動によりその先端部が
誕導部材の傾斜面に沿って摺動し、光フアイバー束の先
端がチューブ本体外周壁に形成された側孔から露出して
体腔内壁の方向へ向くよう構成されたカテーテルチュー
ブである。
第2は、チューブ本体のルーメン内に収納された光フア
イバー束をチューブ本体軸方向に移動可能とし、光フア
イバー束のチューブ先端側への移動によりその先端部が
前記ルーメン先端の屈曲部に沿って摺動し、光フアイバ
ー束の先端が所定角度傾斜して体腔内壁の方向へ向くよ
う構成されたカテーテルチューブである。
第3は、チューブ本体のルーメン内に収納され、そ−の
先端部が予め屈曲している光フアイバー束を、チューブ
本体軸方向に8wJ可能とし、光ファイバー東先端部が
ルーメン内にあるときはルーメン内壁により屈曲が規制
され、光フアイバー束をチューブ先端側へ移動してその
先端部をルーメン外へ突出させると、前記規制が解除さ
れて屈曲状態に復元することにより光ファイバー束先端
が体腔内壁の方向へ向くよう構成されたカテーテルチュ
ーブである。
このように、本発明は、体腔内壁を観察するにあたり、
カテーテルチューブの先端部を屈曲させないため、バル
ーンの膨張によるカテーテルチューブの体腔(血管)の
固定および血液流の遮断が確実に維持される。 また、
バルーンより先端側にチューブ本体の屈曲部を設ける必
要がないため、バルーンをチューブ本体のより先端側へ
設置することができ、透明液体のフラッシュ液量が少く
ても血液の排除性が高まるという利点がある。
以上のことから、本発明は、 線状の観察ま・たけ医療処置器具を収納可能なカテーテ
ルチューブに、カテーテルチューブの先端部を実質的に
屈曲することなく、前記カテーテルチューブの先端側部
分から突出する前記観察または医療処置器具の先端部を
屈曲せしめる屈曲機構を設けたことを特徴とするカテー
テルチューブである。
また、本発明は、体腔に挿入して用いられるカテーテル
チューブであって、 チューブ本体と、 先端側のチューブ本体外周壁に形成された側孔と、 前記側孔へ連通する第1ルーメンと、 前記第1ルーメン内に移動可能に収納される観察または
医療処置器具と、 前記観察または医療処置器具を前記チューブ本体先端方
向へ移動したとき前記観察または医療処置器具の先端部
を前記第1ルーメン内から前記側孔へ訪導する傾斜面を
有し、前記チューブ本体内において前記第1ルーメンの
先端部に装着される訪導部材と、 チューブ本体先端部へ開放する第2ルーメンと、 前記チューブ本体の基端部に設置され、前記観察または
医療処置器具をチューブ本体軸方向に移動せしめる移動
機構とを有することを特徴とするカテーテルチューブで
ある。
ここで、前記傾斜面の平均傾斜角度は、前記チューブ本
体軸方向に対して5〜80’であるカテーテルチューブ
であるのがよい。
また、本発明は、体腔に挿入して用いられるカテーテル
チューブであって、 チューブ本体と、 前記チューブ本体の先端側へ開放するルーメンであって
、その先端部にチューブ本体軸方向に対して傾斜する屈
曲部を有する第1ルーメンと、 前記第1ルーメン内に移動可能に収納される観察または
医療処置器具と、 チューブ本体先端部へ開放する第2ルーメンと、 前記チューブ本体の基端部に設置され、前記観察または
医療処置器具をチューブ本体軸方向に移動せしめる8動
機構とを有することを特徴とするカテーテルチューブで
ある。
ここで、前記第1ルーメンの前記屈曲部の長さは、チュ
ーブ本体先端から1〜20mmであるカテーテルチュー
ブであるのがよい。
また、前記第1ルーメンの前記屈曲部の平均傾斜角度は
、前記チューブ本体軸方向に対して5〜80°であるカ
テーテルチューブであるのがよい。
また、本発明は、体腔に挿入して用いられるカテーテル
チューブであって、 チューブ本体と、 前記チューブ本体の先端側へ開放する第1ルーメンと、 前記第1ルーメン内に穆勤可能に収納される観察または
医療処置器具であって、観察または医療処置器具の先端
部を前記第1ルーメンの開放端より突出させたとき、そ
の先端部が屈曲した状態となる観察または医療処置器具
と、チューブ本体先端部へ開放する第2ルーメンと、 前記チューブ本体の基端部に設置され、前記観察または
医療処置器具をチューブ本体軸方向に移動せしめる8動
機構とを有することを特徴とするカテーテルチューブで
ある。
ここで、前記観察または医療処置器具の内部に、先端部
が予め屈曲した芯材を埋設したことにより前記観察また
は医療処置器具の先端部を屈曲せしめるカテーテルチュ
ーブであるのがよい。
また、前記観察または医療処置器具は、その先端からの
長さが1〜20mm屈曲するカテーテルチューブである
のがよい。
上記本発明において、前記第1ルーメンの内面に潤滑処
理を施したカテーテルチューブであるのが好ましい。
また、前記観察または医療処置器具は、光ファイバーの
束であるカテーテルチューブであるのが好ましい。
そして、前記チューブ本体の先端部付近のチューブ外周
壁回りに設置された膨張、収縮自在な少なくとも1つの
バルーンと、チューブ本体に形成された前記バルーン内
へ連通する第3ルーメンとを有するカテーテルチューブ
であるのが好ましい。
以下、本発明のカテーテルチューブを添付図面に示す好
適実施例について詳細に説明する。
なお、特に好適な構成例として、下記の第1、第2およ
び第3構成例を挙げ、またそれらを代表的に内視鏡に適
用する場合について述べるが、本発明は、これらの構成
例および用途に限定されるものではない。
[第1構成例] 第1図は、本発明のカテーテルチューブの構成例を示す
部分縦断面図、第2図は、第1図中のII −II線で
の断面図である。
これらの図に示すように、カテーテルチューブIAはチ
ューブ本体2を有し、その先端部(第1図中左側)付近
のチューブ本体外周壁回りにバルーン8が設置されてい
る。 こ のバルーン8は、例えばシリコーンゴム、ラ
テックスゴムのようなゴム材料、またはウレタン、PV
C,EVA等で構成され、膨張、収縮自在のものである
またチューブ本体2は、例えばポリ塩化ビニル、ポリウ
レタン、シリコーンゴム、PE、ナイロン、EVA等の
ような可撓性を有する材料で構成されている。
なお、本発明のカテーテルチューブIAは、通常、体腔
に挿入、留置された状態で使用されるので、カテーテル
チューブの存在位置をX線透視下で確認しつつ観察や治
療行為を行なう必要性が高い。 そこで、カテーテルチ
ューブIAにX線造影性を付与しておくのが好ましい。
 具体的には、チューブ本体2および/またはバルーン
8の構成材料中にX線造影剤を含有せしめるのが好まし
い。 X線造影剤としては、例えば、硫酸バリウム、酸
化ビスマス、りングステン等が挙げられる。
チューブ本体2には、以下に述べるような用途、機能の
異なる種々のルーメンが形成されている。
第1ルーメン3には、カテーテルチューブIAを内視鏡
に用いる場合に、体腔内壁を観察する観察器具としての
光フアイバー束9が、チューブ本体軸方向に8動可能な
ように収納されている。 なお、光フアイバー束9は、
例えば、体腔内壁へのレーザー光の照射等の医療処置に
も使用することができる。
この光フアイバー束9は、第2図に示すように、送光用
ファイバー(ライトガイド)10および受光用ファイバ
ー(イメージファイバー)11で構成されており、これ
らの光ファイバーを例えばアクリル系、エポキシ系、シ
リコーン系等の樹脂で固めて束状としたものである。
また、光フアイバー束9の先端には、レンズ92が装着
され、この部分は後述する誘導部材7の傾斜面71付近
に位置している。
カテーテルチューブの基端側(第1図中右側)の光源(
図示せず)より発せられた光は、送光用ファイバー10
内を伝達し、その先端から観察部分へ照射され、その反
射光を受光用ファイバー11の先端より取り込み、その
映像がファイバー11内を伝達され、カテーテルチュー
ブ基端側の受像部(図示せず)へと導かれる。
これらの送光用および受光用ファイバーは、いずれも石
英、プラスチック、多成分ガラス等の光ファイバーで構
成されている。
なお、第1ルーメン3の内面には、例えばシリコーンコ
ーチインク、テフロンコーティング、親水性樹脂コーテ
ィング等の潤滑処理を施し、第1ルーメン内での光フア
イバー束9の移動が円滑に行われるようにしておくのが
好ましい。
第1図に示すように、第1ルーメン3の先端部31には
、傾斜面71を有する誘導部材7が装着され、第1ルー
メン3の先端部31を閉塞している。 なお、第1ルー
メン3の先端部31は、誘導部材7によって必ずしも閉
塞されている必要はなく、流体が通過可能となっていて
もよい。
誘導部材の斜面71に対面する位置(第1図では傾斜面
71の上方)のチューブ本体外周壁には、第1ルーメン
3内と外部を連通ずる側孔6が形成されている。
後述する移動手段12により光フアイバー束9をチュー
ブ本体先端方向へ移動すると、光フアイバー束9の先端
部91は、誘導部材7の傾斜面71に当接して屈曲し、
傾斜面71に沿って摺動し、側孔6へと誘導され、ざら
に側孔6内を通過してチューブ本体2の外部に露出する
。 なお、本明細書において「屈曲」とは、光フアイバ
ー束等が1段または2段以上の折れ線状に折れ曲ること
、および曲線状に連続的に湾曲することを含む概念であ
る。
誘導部材7の傾斜面71の平均傾斜角度(チューブ本体
軸方向に対する角度)αは、光フアイバー束による観察
角度を実質的に決定するものであるため、傾斜面71の
平均傾斜角度αの好適な範囲は、5〜80°である。 
その理由は、角度αが5°未満では側孔6の開口面積が
増大してしまい、また、血管内壁面の観察が十分にでき
ない場合があり、また角度αが80°を超えると光フア
イバー束の屈曲角度が大きくなり光ファイバーが断線す
る可能性があるからである。
なお、傾斜面71は、第1図に示すように平面の場合に
限らず、円筒面や湾曲面であってもよい。
また、側孔6は、光フアイバー束の先端部91が通過し
うる程度のものであればよく、その形状等は特に限定さ
れない。
誘導部材7は、例えばポリ塩化ビニル、ポリウレタン、
EVA等の樹脂で構成される別部材を第1ルーメン3の
先端部31に装着するのがよいが、チューブ本体2と一
体成形により同時に形成したものでもよいし、2次加工
(熱溶融)でもよい。
また、傾斜面フ1には、光フアイバー束の先端部91の
摺動を円滑になしつるための表面加工や表面処理(例え
ば、シリコーンコーティング、親水性樹脂コーティング
等)を施してもよい。
第2ルーメン4は、チューブ本体2の先端部へ開放し、
この間口41より体腔内に流体を注入し、あるいは、体
腔内より流体を吸引することができる。 具体的には、
このルーメン4は、カテーテルチューブIAを挿入、留
置した体腔内へ薬液等を投与するの′に用いられ、ある
いは、内視鏡により血管内を観察する場合に、視界の妨
げとなる血液を押し出すための透明液体(例えば、生理
食塩水、ぶどう糖液)を噴射するフラッシュ用チャンネ
ルとしても用いられる。
第3ルーメン5は、第2図に示すように、バルーン8内
に連通し、バルーン8内へ流体を送り込んでバルーン8
を膨張させ、または、流体を排出して、バルーン8を収
縮させるためのものである。 なお、バルーン膨張用の
流体としては、CO2ガス、または生理食塩水等の液体
、液状の造影剤等が挙げられる。
チューブ本体2の側孔6より基端側に設置されているバ
ルーン8は、膨張時に挿入する体腔内壁面に密着するよ
うになっており、体腔に対しカテーテルチューブIAを
固定する役割りと、バルーン8より前方(チューブ先端
側)において視界の妨げとなる血液を排除し、透明液体
に置換するに際しての血液の流入を遮断する役割りを持
っている。
このような、バルーン8は、膨張させたときチューブ本
体2の中心から放射状に膨張するようになっているのが
好ましい。
また、バルーン8の横断面形状は円、楕円、その他これ
に類する形状が可能であるが、挿入、留置する体腔の横
断面形状に近似したものとすれば、体腔への密着性が良
好となり好ましい。 特に、バルーン8の膨張時のチュ
ーブ径方向の直径が最小となる部分の直径(最小直径)
Dminと、挿入、留置する体腔の内壁の直径(体腔収
縮時)が最大となる部分の直径(最大直径)dmaxと
の関係が、D min≧d maxとなるようにすれば
、バルーン8は体腔内に確実に密着するので好ましい。
また、このようなバルーンは、チューブ本体2の長手方
向に沿って複数個形成されていてもよい。 なお、バル
ーン8は、チューブ本体2に対し気密または液密状態に
取り付けられる必要があり、その取り付は方法としては
、別部材(環状または袋状のゴム部材等)を接着剤によ
り接着し、または糸を用いてしばり付ける方法、あるい
は、チューブと一体成形または二色成形する等バルーン
の気密性または液密性を保持しつる任意の方法が可能で
ある。
なお、本発明では、上記第1、第2および第3ルーメン
に加え、他の1または2以上のルーメンを形成したもの
でもよい。 そのルーメンの用途は、例えば、複数個の
バルーンを設けた場合のそのバルーンの膨張用、前記透
明液体と異なる液体の注入用、血液の吸引用等が挙げら
れる。
また、第1ルーメン3から分岐するルーメンを設けても
よい。 この場合、分岐したルーメンから第1ルーメン
へ少量の生理食塩水等を流し続けることにより、先端側
の側孔6より血液が侵入するのを防止することができる
また、上記第1、第2および第3ルーメンのいずれかを
省略し、他のルーメンで兼用することも可能である。 
例えば、第2ルーメン4を省略し、第1ルーメン3にて
ファイバー東収納用と透明液体注入用とを兼用すること
が可能である。
本発明のカテーテルチューブIAの基端部には、第3図
に示すように、光フアイバー束9を第1ルーメン3内に
おいてチューブ本体軸方向に移動せしめる移動手段12
が設置されている。
この移動手段12は、シリンダ状のコネクタであって、
その一端部がチューブ本体2の基端側に連結された雌型
コネクタ13の内筒に、例えばゴムリングのようなガイ
ド15を介してピストン状の雄型コネクタ14が挿入さ
れた構造となっている。 そして光フアイバー束9は雄
型コネクタ14に固定され、雄型コネクタ14をその軸
方向(第3図中の矢印方向)に移動すると、これに伴っ
て光フアイバー束9も第1ルーメン3内をチューブ本体
軸方向に穆動する。
この8動距離は、光フアイバー束の先端部91が第1ル
ーメン3内に収納されている状態(第4図に示す状態)
から、先端部91が側孔6より所定長さ突出した状態(
第5図に示す状M)、または先端が側孔6にほぼ一致し
た状態となるような範囲に対応するものとすればよい。
なお、光フアイバー束の先端部91が側孔6より突出し
すぎると、体腔に接触し、損傷を与えるおそれがあるた
め、ガイド15がチューブ本体2の基端面21に当接し
たとき、光フアイバー束の先端部91が所定の長さ(安
全な長さ)だけ側孔6より突出するように一固定位置等
を調整しておけばよい。 また、雄型コネクタに目盛を
付け、光フアイバー束の突出長さがわかるようにしてお
くこともできる。
また、光フアイバー束の8動距離を規定するために、雌
型コネクタ13の内側等にストッパ(図示せず)を設け
てもよい。
(、yJ、千牟龜ン 次に、本発明のカテーテルチューブIAの作用について
説明する。
第4図および第5図は、本発明のカテーテルチューブI
Aの使用状態を示す部分断面側面図である。
第4図に示すように、内視鏡としてのカテーテルチュー
ブIAを体腔、即ち、血管16内に挿入し、第3ルーメ
ン5よりバルーン8内に流体を送り込んでバルーン8を
膨張させると、バルーン8は、血管16の内壁面161
に密着し、カテーテルチューブIAを血管16に対して
固定するとともに、血管16内の血液17の流れを遮断
する。
さらに、基端側より第2ルーメン4に生理食塩水のよう
な透明液体18を送り込み、先端の開口41より噴出さ
せ、バルーン8より前方(チューブ先端側)の血液を押
し出して排除し、代りに透明液体18を充満させる。
なお、バルーン8は、その膨張時の最小直径が、血管1
6の最大内直径とほぼ同等以上であれば、バルーン8が
血管16の内壁面161に確実に密着し、バルーン8よ
り後方(チューブ基端側)の血液17が、バルーン8の
前方、即ち観察部分へ流入することがなく、鮮明な画像
による観察が可能となる。
次に、第3図に示す8動手段12の操作用フランジ14
1を把持し、雄型コネクタ14を操作して、光フフイバ
ー束9を第1ルーメン3内においてカテーテルチューブ
の先端側(第4図中の矢印方向)へ移動させる。 この
ように光フアイバー束9が穆動すると、第5図に示すよ
うに、光フアイバー束9の先端部91は、誘導部材7の
傾斜面71に当接して屈曲し、傾斜面71に沿って摺動
し、側孔6へと誘導され、ざらに側孔6内を通過してチ
ューブ本体2の外部に露出する。
この状態で光フアイバー束9の先端は血管内壁面161
の方へ向いており、送光用および受光用ファイバーto
、itを通じて血管16の内壁面161を観察すること
ができる。
また、カテーテルチューブ1自体を血管16内で回転さ
せることにより、血管内壁面161の全周にわたって観
察することができる。
なお、光ファイバー束先端部91が屈曲した状態では、
その反力を受けてチューブ本体2の先端部も若干屈曲す
ることがあるが、その程度は無視しつる程小さいもの゛
であり、何ら悪影響を生じない。
即ち、本発明は、光フアイバー束の先端部を屈曲させる
にあたり、カテーテルチューブの先端部を積極的に屈曲
させることを行わないのであり、前記のような光ファイ
バー束売端部の屈曲に伴ってチューブ先端部が結果的に
若干屈曲すること等を排除するものではない。
[第2構成例コ 第6図は、本発明のカテーテルチューブの他の構成例を
示す部分縦断面図、第7図は、第6図中の■−■線での
断面図である。
第8図および第9図は、本発明のカテーテルチューブの
使用状態を示す部分断面側面図である。
以下、各図に示すカテーテルチューブIBの構成および
作用を説明するにあたり−、前記第1構成例のカテーテ
ルチューブIAと相違する点について述べ、その他は同
様とする。
チューブ本体2に形成された第1ルーメン3の先端部(
第6図中左側)には、チューブ本体2の軸方向に対して
所定角度傾斜する屈曲部32が形成されている。
第8図に示すように、光フアイバー束の先端部91が第
1ルーメンの屈曲部32より基端側に位置している状態
から、チューブ本体基端側に設置された移動手段12に
より光フアイバー束9を図中矢印で示すチューブ本体先
端方向へ6勤すると、第6図および第9図が示すように
光フアイバー束9の先端部91は、屈曲部32に当接し
て屈曲し、屈曲部32に沿って摺動し、第1ルーメン先
端の開口33に到達し、または開口33より所定長さ突
出する。
この状態で光フアイバー束9の先端は血管内壁面161
の方へ向いており、送光用および受光用ファイバー10
,11を通じて血管16の内壁面161を観察すること
ができる。
なお、光フアイバー束9の6勅距離を調整することによ
り、光ファイバー束先端部91の傾斜角度、即ち視界の
方向を変えることが可能である。
第1ルーメン3の屈曲部32の長さは、チューブ本体2
の先端から1〜20m’mとするのが好ましい。 その
理由は、屈曲部32の長さが1mm未満であると、十分
な屈曲が得られずまた、20mmを超えると屈曲部の形
成が困難となるからである。
また、屈曲部32の傾斜角度βは、5〜80°とするの
が好ましい。 その理由は、角度βが5°未満では血管
内壁面の観察が十分にできない場合があり、また角度β
が80°を超えると光フアイバー束の屈曲角度が大きく
なり光ファイバーが断線する可能性があるからである。
 なお、このような屈曲部32の形成方法は、特に限定
されないが、製造が簡易で、また、チューブ先端に丸み
を付与する加工と同時に形成可能という点から次のよう
な先端加工により形成するのが好ましい。 即ち、゛先
端部が屈曲した芯金のような芯材をチューブ本体2の先
端から第1ルーメン3内に挿入し、この状態でチューブ
本体先端部を加熱(80〜200℃程度)した後、これ
を冷却し、固化することにより、第1ルーメン3の屈曲
部32を形成する。
[第3構成例コ 第10図は、本発明のカテーテルチューブの他の構成例
を示す部分縦断面図、第11図は、第10図中の℃−刈
線での断面図である。
また、第12図および第13図は、本発明のカテーテル
チューブの使用状態を示す部分断面側面図である。
以下、各図に示すカテーテルチューブICの構成および
作用を説明するにあたり、前記第1構成例のカテーテル
チューブIAと相違する点について述べ、その他は同様
とする。
チューブ本体2に形成された第1ルーメン3は、チュー
ブ本体2の先端まで直線的に延び、先端へ開放(開口3
3)している。
この第1ルーメン3内に移動可能に収納されている光フ
アイバー束9の内部には、先端部931が予め屈曲した
芯材93が埋設されている。 これにより、第10図に
示すように、光フアイバー束の先端部91を開口33よ
り突出させたと咎、芯材先端部931の弾性力により光
フアイバー束の先端部91が所定角度屈曲した状態とな
る。
芯材93の構成材料としては、例えばステンレス、炭素
鋼、硬鋼線、リン青銅等の金属線材、ポリウレタン、ポ
リカーボネート、ポリサルホン、ポリアミド等の樹脂線
材等が挙げられ、その径は、例えばφ0.1〜φ1.O
mm程度とするのがよい。 また、芯材93の断面形状
としては、丸型の他、楕円形、四角等の多角形等いずれ
でもよい。
なお、光ファイバー東先端部91の屈曲部分の長さは、
前記と同様の理由から1〜20mm程度とするのが好ま
しい。
また、光ファイバー箪先端91のチューブ本体軸方向に
対する平均傾斜角度は、光アイバーの断線を防止すると
いう点から、5°〜70”程度とするのが好ましい。
このような光ファイバー束先端部91の屈曲部分の長さ
および平均傾斜角度等の屈曲状態は、光ファイバー東先
端部91の柔軟性を考慮して、芯材93の材質、形状、
径、芯材先端部931の長さおよびその屈曲角度等の適
宜選定により定められる。
このようなカテーテルチューブ1cの作用は次の通りで
ある。
第12図に示すように、光フアイバー束の先端部91が
第1ルーメン3内に収納されている状態では、芯材先端
部931の屈曲により与えられた光ファイバー束先端部
91の屈曲が、第1ルーメン3の内壁より規制されてい
る。 なお、このとき第1ルーメン3の内壁は、その反
力を受けてチューブ本体2の先端部が若干屈曲すること
があるが、その程度は無視しつる程小さい。 また、チ
ューブ本体2の先端部を硬質材料で構成することにより
、前記反力による屈曲を防止することも可能である。
このような状態からチューブ本体基端側に設置された前
記移動手段12により光フアイバー束9を図中矢印で示
すチューブ本体先端方向へ移動し、その先端部91を開
口33より外部へ突出させると、先端部91の規制が解
除され、先端部91は屈曲状態に復元する。
この状態で光フアイバー束9の先端は血管内壁面161
の方へ向いており、送光用および受光用ファイバー10
.11を通じて血管16の内壁面161を観察すること
ができる。
なお、光フアイバー束9の6動距離を調整することによ
り、光ファイバー束先端部91の傾斜角度、即ち視界の
方向を変えることが可能である。
特に、光ファイバー東先端のレンズ92を第1ルーメン
の開口33付近に一致させた場合には、先端部91の傾
斜角度がほぼ0°となり、血管16内の前方を観察する
ことができる。
また、光フアイバー束9を、基端部にて回転(ひねり)
を加えることにより、その向きを変化させることができ
る。 このことは、血管内壁面全周を観察するときに有
効である。 即ち、バルーンにより血流を止め、カテー
テルチューブが血管に対し固定されている状態のときに
、視界の方向を変える度にバルーンを収縮させ、カテー
テルチューブ自体を回転させるような手間を要すること
なく血管内壁面161の全周を観察することができると
いう利点がある。
本発明のカテーテルチューブは、上記第1、第2および
第3構成例に限定されず、カテーテルチューブの先端部
を実買的に屈曲することなく、光フアイバー束のような
観察または処置器具の先端部を屈曲せしめる屈曲手段を
有するものであれば、いかなるものでもよい。
なお、上記第1、第2および第3構成例では、バルーン
8およびバルーン膨張用の第3ルーメンを有するカテー
テルチューブについて説明したが、本発明ではこれらを
有さないカテーテルチューブでもよいことは言うまでも
ない。
また、上記説明では、送光用および受光用ファイバーに
より血管内を観察する場合について述べたが、本発明の
カテーテルチューブ1の用途はこれに限定されるもので
はなく、例えば、薬液の投与、光ファイバーを通じての
レーザー光線の照射、目的部位に挿入する際の先端誘導
等広い分野に応用が可能である。
〈実施例〉 (実施例1) 第1図、第2図および第3図に示、す構造の、カテーテ
ルチューブを作成した。 このカテーテルチューブの諸
条件は、次の通りである。
くチューブ本体〉 材質二X線造影剤入りポリ塩化ビニル製外径:約2.5
mm 全長:約1.5m ルーメン=3ルーメン 透明液体噴出用ルーメン1本、 ファイバー収納用ルーメン1本、 バルーン膨張用ルーメン1本、 く光ファイバー〉 イメージファイバー(約2〜3μmの石英ファイバーを
約2000本束ねたもの)と、ライトガイド(約50μ
mの石英ファイバーを25本束ねたもの)を一体化し、
外径約0.8mmφである一つのファイバー束とした。
イメージファイバーの端面に凸レンズを装着し、ライト
ガイドから照射され゛た光を受は被写体像をイメージフ
ァイバーの端面に結ぶ。
く誘導部材〉 ポリ塩化ビニル製の棒状部材を適当な長さで斜めに切断
し、その切断面を光フアイバー先端が摺動する傾斜面と
してファイバー収納用ルーメンの先端に挿入した。 こ
の傾斜面の角度αは30°とした。
く側孔〉 チューブ本体外周壁の傾斜面に対応する位置に、開口面
積5mm2の側孔を形成した。
くバルーン〉 材質ニラテックスゴム 厚さ:約150μm 形状ニジリンダ−状 有効長ニアmm 膨張蒔直径=6mm くカテーテルチューブの基端部〉 光ファイバー束移動手段/第3図に示す構造雌型コネク
タ:全長40mm 雄型コネクタ:全長40mm 最大穆動距ra:20mm イメージファイバーの基端には接眼レンズを装着し、直
接観察を可能とした。  ライトガイドの基端には光コ
ネクタを装着し、これを白色光源に接続した。
透明液体噴出用ルーメンの基端にはルアーテーパ−受は
口を持つ活栓を装着し、これにシリンジAを接続し、生
理食塩水をルーメンに供給可能とした。
バルーンへ連通するルーメンの基端には、ルアーテーパ
−受は口をもつバルブを装着し、これにシリンジBを接
続してバルーンへ膨張用の流体(生理食塩水)を注入可
能とした。 このようなカテーテルチューブを用いて、
血管内の観察を行った。
まず、カテーテルチューブを内径的5mmの血管内に挿
入し、手動によりシリンジBを操作してバルーンを膨張
させ、カテーテルチューブを血管に対して固定するとと
もに、血液の流れを遮断した。
次いで、シリンジAを操作して、バルーンより前方(チ
ューブ先端側)の血管内に生理食塩水1.5mftを注
入し、血液を排除した。 バルーンより前方の血管内に
は、生理食塩水が充満していた。
次いで、光フアイバー束の移動手段の雄型コネクタを操
作し、光フアイバー束をカテーテルチューブの先端側へ
5mm移動させ、光フアイバー束の先端を側孔より突出
させた。
この状態で接眼レンズをのぞき、また、さらにビデオモ
ニタ画面にて血管内壁面の観察を行フたところ、観察部
分への血液の流入もなく、鮮明な観察を行うことができ
た。
(実施例2) 第6図および第7図に示す構造のカテーテルチューブを
作成した。 このカテーテルチューブの諸条件は、次の
通りである。
くチューブ本体〉 材質=XX線造影剤入ポリ塩化ビニル製外径:約4.0
mm 全長:約1.5m ルーメン=3ルーメン 透明液体噴出用ルーメン1木、 ファイバー収納用ルーメン1本、 バルーン膨張用ルーメン1本、 ファイバー収納用ルーメンの先端部が先端から10mm
にわたって屈曲し、その傾斜角度βは5°とした。
く光ファイバー〉 前記実施例1と同様。
くバルーン〉 材質ニラテックスゴム 厚さ:約150μm 形状ニジリンダ−状 有効長:10mm 膨張蒔直径:10mm くカテーテルチューブの基端部〉 バルーン膨張用流体をCO2ガスとした以外は前記実施
例1と同様。
このようなカテーテルチューブを用いて、血管内の観察
を行った。
まず、カテーテルチューブを内径的5mmの血管内に挿
入し、手動によりシリンジBを操作してバルーンを膨張
させ、カテーテルチューブを血管に対して固定するとと
もに、血液の流れを遮断した。
次いで、シリンジAを操作して、バルーンより前方(チ
ューブ先端側)の血管内に生理食塩水1.5m!Lを注
入し、血液を排除した。
バルーンより前方の血管内には、生理食塩水が充満して
いた。
次いで、光フアイバー束の移動手段の雄型コネクタを操
作し、光フアイバー束をカテーテルチューブの先端側へ
5mm移動させ、光フアイバー束の先端をファイバー収
納用ルーメン先端の開口より突出させた。
この状態で接眼レンズをのぞき、また、さらにビデオモ
ニタ画面にて血管内壁面およびその周辺を観察したとこ
ろ、観察部分への血液の流入もなく、鮮明な観察を行う
ことができた。
また、光フアイバー束の移動距離を変化させることによ
り、ファイバー東先端部の傾斜角度を調節したところ、
モニタ画像を通じて視界方向の変化が確認された。
(実施例3) 第10図、第11図に示す構造のカテーテルチューブを
作成した。 このカテーテルチューブの諸条件は、次の
通りである。
くチューブ本体〉 材質:X線造影剤入りポリ塩化ビニル製外径:約2.3
mm 全長:約1.5m ルーメン:3ルーメン 透明液体噴出用ルーメン1本、 ファイバー収納用ルーメン1本、 バルーン膨張用ルーメン1本、 く光ファイバー〉 前記実施例1と同様。
〈芯材〉 先端部を曲げ加工により屈曲させた外径0.2mmφの
ステンレス線を、前記ファイバー束中に組み込み、一体
化した。
これによりファイバー束の先端部は、規制を受けない自
然状態で、先端からの長さ20mmがファイバー東軸線
に対し30” となるように屈曲した。
くバルーン〉 前記実施例1と同様。
くカテーテルチューブの基端部〉 前記実施例2と同様。
このようなカテーテルチューブを用いて、血管内の観察
を行った。
まず、カテーテルチューブを内径的5mmの血管内に挿
入し、手動によりシリンジBを操作してバルーンを膨張
させ、カテーテルチューブを血管に対して固定するとと
もに、血液の流れを遮断した。
次いで、シリンジAを操作して、バルーンより前方(チ
ューブ先端側)の血管内に生理食塩水1.5mJlを注
入し、血液を排除した。
バルーンより前方の血管内には、生理食塩水が充満して
いた。
次いで、光フアイバー束の移動手段の雄型コネクタを操
作し、光フアイバー束をカテーテルチューブの先端側へ
5mm移動させ、光フアイバー束の先端をファイバー収
納用ルーメン先端の開口より突出させた。
この状態で接眼レンズをのぞき、また、さらにビデオモ
ニタ画面にて血管内壁面およびその周辺を観察したとこ
ろ、観察部分への血液の流入もなく、鮮明な観察を行う
ことができた。
また、光フアイバー束の移動距離を変化させることによ
り、ファイバー束先端部の傾斜角度を調節したところ、
モニタ画像を通じて視界方向の変化が確証された。
〈発明の効果〉 本発明のカテーテルチューブによれば、カテーテルチュ
ーブの先端部を実施的に屈曲させることなく、光フアイ
バー束のような線状の観察または医療処置器具の先端部
を屈曲させることにより、カテーテルチューブの先端部
を屈曲させるための器具、装置、機構を設けることによ
る構成の複雑化およびチューブ径の大径化等の悪影響を
排し、簡易な構造で体腔内壁等の観察や医療処置を行う
ことが可能なカテーテルチューブを提供することができ
る。
また、構造が簡易等の理由から、カテーテルチューブの
細径化が図れ、よって、より径の小さい体腔への適用が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のカテーテルチューブの構成例を示す
部分縦断面図である。 第2図は、第1図中のII −II線での断面図である
。 第3図は、本発明のカテーテルチューブの基端部の構成
例を示す部分縦断面図である。 第4図および第5図は、それぞれ第1図に示すカテーテ
ルチューブの使用例を示す部分断面側面図である。 第6図は、本発明のカテーテルチューブの他の構成例を
示す部分縦断面図である。 第7図は、第6図中の■−■線での断面図である。 第8図および第9図は、それぞれ第6図に示すカテーテ
ルチューブの使用例を示す部分断面側面図である。 第10図は、本発明のカテーテルチューブの他の構成例
を示す部分縦断面図である。 第11図は、第10図中のX[−XI線での断面図であ
る。 第12図および第13図は、それぞれ第10図に示すカ
テーテルチューブの使用例を示す部分断面側面図である
。 符号の説明 IA、IB、IC・・・カテーテルチューブ、2・・・
チューブ本体、 21・・・基端面、 3・・・第1ルーメン、 31・・・先端部、 32・・・屈曲部、 33・・・開口、 4・・・第2ルーメン、 41・・・開口、 5・・・第3ルーメン、 6・・・側孔、 7・・・誘導部材、 71・・・傾斜面、 8…バルーン、 9・・・光フアイバー束、 91・・・先端部、 92・・・レンズ、 93・・・芯材、 931・・・芯材先端部、 10・・・送光用ファイバー、 11・・・受光用ファイバー、 12・・・光ファイバー束容動手段、 13・・・雌型コネクタ、 14・・・雄型コネクタ、 15・・・ガイド、 16・・・血管、 161・・・内壁面、 17・・・血液、 18・・・透明液体 FIG、1 FIG、3 FIG、4 FIG、5 vII FIG、8 L又

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)線状の観察または医療処置器具を収納可能なカテ
    ーテルチューブに、カテーテルチューブの先端部を実質
    的に屈曲することなく、前記カテーテルチューブの先端
    側部分から突出する前記観察または医療処置器具の先端
    部を屈曲せしめる屈曲機構を設けたことを特徴とするカ
    テーテルチューブ。
  2. (2)体腔に挿入して用いられるカテーテルチューブで
    あって、 チューブ本体と、 先端側のチューブ本体外周壁に形成された側孔と、 前記側孔へ連通する第1ルーメンと、 前記第1ルーメン内に移動可能に収納される観察または
    医療処置器具と、 前記観察または医療処置器具を前記チューブ本体先端方
    向へ移動したとき前記観察または医療処置器具の先端部
    を前記第1ルーメン内から前記側孔へ誘導する傾斜面を
    有し、前記チューブ本体内において前記第1ルーメンの
    先端部に装着される誘導部材と、 チューブ本体先端部へ開放する第2ルーメンと、 前記チューブ本体の基端部に設置され、前記観察または
    医療処置器具をチューブ本体軸方向に移動せしめる移動
    機構とを有することを特徴とするカテーテルチューブ。
  3. (3)前記傾斜面の平均傾斜角度は、前記 チューブ本体軸方向に対して5〜80゜である請求項2
    に記載のカテーテルチューブ。
  4. (4)体腔に挿入して用いられるカテーテルチューブで
    あって、 チューブ本体と、 前記チューブ本体の先端側へ開放するルーメンであって
    、その先端部にチューブ本体軸方向に対して傾斜する屈
    曲部を有する第1ルーメンと、 前記第1ルーメン内に移動可能に収納される観察または
    医療処置器具と、 チューブ本体先端部へ開放する第2ルーメンと、 前記チューブ本体の基端部に設置され、前記観察または
    医療処置器具をチューブ本体軸方向に移動せしめる移動
    機構とを有することを特徴とするカテーテルチューブ。
  5. (5)前記第1ルーメンの前記屈曲部の長さは、チュー
    ブ本体先端から1〜20mmである請求項4に記載のカ
    テーテルチューブ。
  6. (6)前記第1ルーメンの前記屈曲部の平均傾斜角度は
    、前記チューブ本体軸方向に対して5〜80゜である請
    求項4または5に記載のカテーテルチューブ。
  7. (7)体腔に挿入して用いられるカテーテルチューブで
    あって、 チューブ本体と、 前記チューブ本体の先端側へ開放する第1 ルーメンと、 前記第1ルーメン内に移動可能に収納される観察または
    医療処置器具であって、観察または医療処置器具の先端
    部を前記第1ルーメンの開放端より突出させたとき、そ
    の先端部が屈曲した状態となる観察または医療処置器具
    と、 チューブ本体先端部へ開放する第2ルーメンと、 前記チューブ本体の基端部に設置され、前記観察または
    医療処置器具をチューブ本体軸方向に移動せしめる移動
    機構とを有することを特徴とするカテーテルチューブ。
  8. (8)前記観察または医療処置器具の内部に、先端部が
    予め屈曲した芯材を埋設したことにより前記観察または
    医療処置器具の先端部を屈曲せしめる請求項7に記載の
    カテーテルチューブ。
  9. (9)前記観察または医療処置器具は、その先端からの
    長さが1〜20mm屈曲する請求項7または8に記載の
    カテーテルチューブ。
  10. (10)前記第1ルーメンの内面に潤滑処理を施した請
    求項2〜9のいずれかに記載のカテーテルチューブ。
  11. (11)前記観察または医療処置器具は、光ファイバー
    の束である請求項1〜10のいずれかに記載のカテーテ
    ルチューブ。
  12. (12)前記チューブ本体の先端部付近の チューブ外周壁回りに設置された膨張、収縮自在な少な
    くとも1つのバルーンと、チューブ本体に形成された前
    記バルーン内へ連通する第3ルーメンとを有する請求項
    2〜11のいずれかに記載のカテーテルチューブ。
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