JP2022054815A - 内視鏡及び医療機器 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022054815000001
【課題】内視鏡画像により生体管口を効率的に見つけることができる内視鏡及び医療機器を提供する。
【解決手段】カテーテルシステム12(医療機器)の内視鏡10は、バルーンカテーテル14のバルーン26の内側に挿入される挿入部72と、挿入部72の挿入先端部82に設けられて挿入部72の先端面85aが指向する先端方向に光を発する発光部88と、挿入先端部82に設けられて発光部88が発した光の反射光を受光する撮像部92と、挿入部72の先端よりも先端方向に突出するように挿入部72に固定された線状部78と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、内視鏡及び医療機器に関する。
例えば、特許文献1には、卵管の病変部(狭窄部又は閉塞部)を治療するためのバルーンカテーテルと、卵管内を観察するための内視鏡(卵管鏡)とを備えた医療機器が開示されている。
特許第3921108号公報
ところで、上述した従来技術の内視鏡(卵管鏡)は、比較的視野が狭く焦点距離が短い。また、当該内視鏡の撮像画像(内視鏡画像)は、暗く低画質である。そのため、ユーザは、内視鏡画像により、撮像対象部位が卵管口(生体管口)であるのか単なる凹部であるのかを判別することが容易ではない。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、内視鏡画像により生体管口を効率的に見つけることができる内視鏡及び医療機器を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、生体内に挿入される挿入部を有する内視鏡であって、前記挿入部の先端部に設けられて前記挿入部の先端面が指向する先端方向に光を発する発光部と、前記挿入部の前記先端部に設けられて前記発光部が発した前記光の反射光を受光する撮像部と、前記挿入部の先端よりも前記先端方向に突出するように当該挿入部に固定された線状部と、を備える、内視鏡である。
本発明の他の態様は、上述した内視鏡と、前記内視鏡と一緒に用いられて所望の生体管口に挿入するための医療用デバイスと、を備えた医療機器である。
本発明によれば、撮像対象部位に線状部を挿入するとともに当該線状部の見え方を内視鏡の撮像画像(内視鏡画像)で確認することにより、当該撮像対象部位が生体管口であるか単なる凹部であるかを容易に判別することができる。これにより、ユーザは、内視鏡画像に基づいて生体管口(例えば、卵管口)を効率的に見つけることができる。
本発明の一実施形態に係る内視鏡を備えたカテーテルシステムの概略構成図である。 図1のカテーテルシステムの先端側の縦断面図である。 図1の内視鏡の先端側からの一部省略斜視図である。 図4Aは、図3の内視鏡の正面図であり、図4Bは、図4AのIVB-IVB線に沿った内視鏡の一部省略縦断面図である。 図1のカテーテルシステムを用いた卵管鏡下卵管形成術を説明するためのフローチャートである。 前記卵管鏡下卵管形成術の第1の説明図である。 前記卵管鏡下卵管形成術の第2の説明図である。 前記卵管鏡下卵管形成術の第3の説明図である。 前記卵管鏡下卵管形成術の第4の説明図である。 前記卵管鏡下卵管形成術の第5の説明図である。 第1変形例に係る内視鏡の先端側からの一部省略斜視図である。 図12Aは、図11の内視鏡の先端部の一部省略縦断面図であり、図12Bは、図12AのXIIB-XIIB線に沿った横断面図である。 図13Aは、第2変形例に係る内視鏡の先端側からの一部省略斜視図であり、図13Bは、図13Aの内視鏡の先端部の一部省略縦断面図である。 図14Aは、第3変形例に係る内視鏡の先端側からの一部省略斜視図であり、図14Bは、第4変形例に係る内視鏡の先端側からの一部省略斜視図である。
以下、本発明に係る内視鏡及び医療機器について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係るカテーテルシステム12(医療機器)は、バルーンカテーテル14(医療用デバイス)及び内視鏡10を備える。図6~図10に示すように、カテーテルシステム12は、例えば、卵管202の病変部204(狭窄部又は閉塞部等)を治療する卵管鏡下卵管形成術に用いられる。ただし、カテーテルシステム12は、卵管202以外のもの、例えば、血管、胆管、気管、食道、尿道、その他の臓器等の生体管内の病変部を治療するためのものでもよい。
カテーテルシステム12に関する以下の説明では、図1中の左側(矢印A方向)を「先端」、図1中の右側(矢印B方向)を「基端」という。
図1及び図2に示すように、バルーンカテーテル14は、外側カテーテル20と、外側カテーテル20に設けられたスライダ22と、外側カテーテル20内に挿入された内側カテーテル24と、バルーン26とを備える。
図1において、外側カテーテル20は、可撓性を有する長尺な外管32と、外管32の基端部に設けられた外管ハブ34(外管操作部)と、外管ハブ34に設けられた固定ねじ36とを有する。外管32の全長は、100mm以上1500mm以下に設定するのが好ましく、200mm以上1000mm以下に設定するのがより好ましい。
図2において、外管32は、外管本体38と、外管本体38の先端部に設けられた先端部材40(先端チップ)とを含む。外管本体38及び先端部材40のそれぞれの構成材料としては、例えば、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等)、ポリオレフィンエラストマー、ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレート等)、ポリエステルエラストマー、軟質ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマー、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリテトラフルオロエチレン、フッ素樹脂エラストマー、ポリイミド、エチレン-酢酸ビニル共重合体、シリコーンゴム等の可撓性を有する高分子材料が挙げられる。
外管本体38には、先端から基端まで貫通した第1内腔42が形成されている。外管本体38は、その全長に亘って略一定外径を有する。外管本体38の先端側は、軸線方向に円弧状に湾曲するように形状付けられている。
先端部材40の外側面は、バルーンカテーテル14や生体組織の損傷を防止するために湾曲している。先端部材40には、バルーン26を先端部材40よりも先端方向(矢印A方向)に導出させるためのバルーン導出孔44が形成されている。バルーン導出孔44は、外管32の先端開口66に連通している。
図1において、外管ハブ34は、硬質樹脂又は金属(ステンレス鋼、チタン、チタン合金等)によって構成されている。硬質樹脂としては、例えば、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリエステル、ポリオレフィン、スチレン系樹脂、ポリアミド、ポリスルホン、ポリアリレート、ポリエーテルイミド等が挙げられる。
外管ハブ34は、人手によって操作し易い大きさに中空状に形成されている。外管ハブ34には、バルーン拡張流体を導入するための第1導入ポート部46が設けられている。バルーン拡張流体は、図2に示すバルーン26を外管32の径方向内方に膨らませるためのものである。バルーン拡張流体は、例えば、生理食塩水である。
固定ねじ36は、外管ハブ34に対して内側カテーテル24を固定するためのものである。固定ねじ36の構成材料は、外管ハブ34と同様のものが挙げられる。
スライダ22は、外管32の外周面に対して外管32の軸線方向に移動可能(スライド可能)な状態で設けられている。スライダ22の全長は、外管32の全長よりも短い。スライダ22は、長尺な管状のスライダ本体48と、スライダ本体48の基端部に設けられたスライダハブ50(スライダ操作部)とを有する。スライダ本体48及びスライダハブ50のそれぞれは、上述した外管ハブ34と同様の材料によって構成される。スライダハブ50は、人手によって操作し易い大きさに環状に形成されている。
スライダ22を外管本体38に対して基端側(矢印B方向)に移動させた状態(スライダ22の基端を外管ハブ34の先端に位置させた状態)で、外管本体38の先端側は、スライダ22よりも先端側に露出するとともに円弧状に湾曲する(図1参照)。スライダ22を外管本体38に対して最も先端側(矢印A方向)に移動させた状態で、外管本体38の先端側は、スライダ本体48の形状に沿って直線状に延在する(図6参照)。
図1及び図2に示すように、内側カテーテル24は、長尺な内管52と、内管52の基端部に設けられた内管ハブ54(内管操作部)とを備える。内管52の全長は、100mm以上1500mm以下に設定するのが好ましく、200mm以上1000mm以下に設定するのがより好ましい。
図2において、内管52の構成材料としては、比較的硬質な樹脂(例えば、フッ素樹脂、ポリカーボネート、ポリイミド、PEEK樹脂等)又は金属(例えば、ステンレス鋼、チタン、チタン合金等)によって構成されている。内管52には、先端から基端まで貫通した第2内腔56が形成されている。
内管52は、外管ハブ34を挿通するとともに外管本体38の第1内腔42に配設されている。内管52の先端は、外管本体38の先端よりも基端方向(矢印B方向)に位置している。内管52と外管本体38との間には、バルーン拡張流体が流通する外側ルーメン58(拡張用ルーメン)が設けられている。
内管52の第2内腔56には、バルーン支持デバイスとしても機能する内視鏡10の長尺な挿入部72が挿入される。内管52の第2内腔56に挿入部72が挿入された状態で、内管52と挿入部72との間には、灌流液が流通する内側ルーメン60(灌流用ルーメン)が形成される。灌流液は、例えば、生理食塩水である。
図1において、内管ハブ54は、外管ハブ34と同様の材料によって構成される。内管ハブ54は、中空状に形成されている。内管ハブ54には、灌流液を導入するための第2導入ポート部62が設けられている。第2導入ポート部62から導入された灌流液は、図2に示す第2内腔56(内側ルーメン60)に導かれる。
図2に示すように、バルーン26は、外管32の先端部と内管52の先端部とを互いに繋ぐ管状部材である。バルーン26は、外管32の径方向内方に膨らむ。換言すれば、バルーン26は、径方向に弾性変形可能に形成されている。
バルーン26の構成材料としては、例えば、天然ゴム、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン-プロピレン共重合体、エチレン-酢酸ビニル共重合体、軟質ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマー、ポリイソプレン、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリイミド、ポリテトラフルオロエチレン、シリコーンゴム等が挙げられる。バルーン26は、ポリアミドエラストマー、ポリウレタンエラストマー、ポリエステルエラストマーで構成するのが好ましい。
バルーン26の一端部は、外管32の先端部(先端部材40の基端部)に接着又は融着されている。換言すれば、バルーン26の一端部は、外管32のうちバルーン導出孔44の基端側の近傍に接着又は融着されている。バルーン26の他端部は、内管52の外面の先端部に接着又は融着されている。ただし、バルーン26の他端部は、内管52の内面の先端部に接着又は融着されてもよい。バルーン26は、内視鏡10の挿入部72が挿入可能な内腔64を有する。バルーン26と外管本体38との間には、先端が閉じた袋状の外側空間Sが形成されている。
図8~図10に示すように、バルーン26は、内管52からバルーン26へと押込み力(先端方向の押込み力)が伝達されることで、バルーン26の先端部26aが捲り返されながら外管32の先端開口66から先端方向に突出する。この際、バルーン26は、外管32の先端開口66よりも矢印A方向に突出した突出部分26bにおいて、径方向に二重に折り重なった部分が形成される。
本実施形態において、内視鏡10は、卵管202を観察するための卵管鏡70である。図3~図4Bに示すように、内視鏡10は、挿入部72、発光ユニット74、撮像ユニット76及び線状部78を備える。また、図示は省略するが、内視鏡10は、ディスプレイ等の表示部と、撮像した画像(内視鏡画像)を表示部に表示させるための撮像制御装置とを備える。図1及び図2において、挿入部72は、長尺に形成され、内管52の第2内腔56を介してバルーン26の内側(内腔)に挿入される。挿入部72の基端には、図示しない操作部が設けられている。
挿入部72は、可撓性を有するとともに湾曲可能な管状のシース80と、シース80の先端部に設けられた挿入先端部82とを有する。図3~図4Bに示すように、挿入先端部82は、シース80の先端部に固定されたベース部材84と、ベース部材84の外周面を被覆する被覆チューブ86とを含む。被覆チューブ86は、特に限定されないが、例えば、ポリイミド、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリテトラフルオロエチレン等の樹脂材料により構成される。
発光ユニット74は、挿入部72の先端面(ベース部材84の先端面85a)が指向する方向(矢印A方向)に光を発するように挿入先端部82に設けられた4つの発光部88(88a~88d)を含む。各発光部88は、ベース部材84に固定されている。
図4Bにおいて、発光ユニット74は、可撓性を有する4本の長尺なライトガイド90を含む。各ライトガイド90は、挿入部72の全長に亘って延在している。各ライトガイド90は、図示しない光源からの光を挿入部72の先端に導く。
ライトガイド90の先端部は、発光部88を形成する。各ライトガイド90は、例えば、複数本の光ファイバが束ねられて形成される。ただし、各ライトガイド90は、1本の光ファイバから形成されてもよい。各ライトガイド90の先端面91aは、ベース部材84の平坦な先端面85aに露出している。なお、各ライトガイド90の先端面91aは、光を透過する保護部材等で覆われてもよい。各ライトガイド90の先端面91aは、ベース部材84の先端面85aに対して面一に連なっている。ただし、各ライトガイド90の先端面91aは、ベース部材84の先端面85aよりも先端方向(矢印A方向)に位置してもよいし、ベース部材84の先端面85aよりも基端方向(矢印B方向)に位置してもよい。
撮像ユニット76は、発光部88が発した光の反射光を受光するように挿入部72の先端部に設けられた撮像部92を有する(図3~図4B参照)。撮像ユニット76は、レンズユニット94と、レンズユニット94によって結像された画像を伝送するための伝送ユニット96とを有する。
レンズユニット94は、撮像部92を形成する。レンズユニット94は、対物レンズ98を含む。なお、レンズユニット94は、複数枚のレンズを含んでよい。レンズユニット94(撮像部92)は、ベース部材84に固定されている。レンズユニット94の先端面95aは、ベース部材84の先端面85aに対して面一に連なっている。ただし、レンズユニット94の先端面95aは、ベース部材84の先端面85aよりも先端方向(矢印A方向)に位置してもよいし、ベース部材84の先端面85aよりも基端方向(矢印B方向)に位置してもよい。
伝送ユニット96は、可撓性を有する長尺なイメージガイド100を含む。イメージガイド100は、複数本の光ファイバが束ねられて形成される。イメージガイド100の先端部は、ベース部材84に固定されている。イメージガイド100の先端面101aは、レンズユニット94の基端面95bに図示しない接着剤等によって固着されている。
イメージガイド100は、レンズユニット94の基端面95bから挿入部72の基端まで延在している。イメージガイド100は、レンズユニット94で結像された画像を図示しない撮像制御装置に伝送する。
図3~図4Bに示すように、線状部78は、挿入部72の先端よりも先端方向(矢印A方向)に突出するように挿入部72(ベース部材84)に固定されている。線状部78は、適度な剛性と適度な可撓性とを有する円柱状部材である。
線状部78は、例えば、ステンレス鋼、Ni-Ti系合金、Ni-Al系合金、Cu-Zn系合金等の超弾性合金等の種々の金属材料や、当該金属材料に樹脂コーティングしたものや、比較的高剛性の樹脂材料等により構成される。線状部78は、発光部88が発した光を反射する。図4Bにおいて、線状部78の挿入部72の先端面(ベース部材84の先端面85a)からの突出長Lは、0.5cm以上6cm以下に設定されている。突出長Lは、1cm以上4cm以下に設定されるのが好ましく、約2.5cmに設定されるのがより好ましい。線状部78の外周面には、バルーン26又は生体組織との摩擦力を低減するための塗装(親水性潤滑コーティング、PTFEコーティング等)が施されるのが好ましい。
図3~図4Bに示すように、線状部78は、挿入先端部82の外径よりも小さい外径を有する。線状部78の外径は、発光部88の外径よりも大きく且つ撮像部92の外径(レンズユニット94の外径)よりも小さい。線状部78の先端部は、生体組織の損傷を防止するためにR形状(例えば、半球状)に形成されている。線状部78の外表面には、エコー画像(超音波画像)に線状部78が視認可能に表示されるように図示しない凹凸部が形成されている。この凹凸部の高さ(深さ)は、例えば、100μmに設定される。ただし、線状部78の外表面には、このような凹凸部が形成されていなくてもよい。
図4Aにおいて、線状部78の軸線Ax1は、挿入先端部82の軸線Ax2と撮像部92の軸線Ax3とを結ぶ直線Laの上に位置する。発光部88a、88bは、線状部78に近接するように配置されている。発光部88c、88dは、撮像部92に近接するように配置されている。発光部88aと発光部88bとは、直線Laに対して左右対称に配置されている。発光部88cと発光部88dとは、直線Laに対して左右対称に配置されている。
発光部88及び撮像部92のそれぞれの数、位置、大きさ、形状は、適宜設定可能である。伝送ユニット96は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)やCCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子と、信号線とを含んで構成されてもよい。また、撮像素子は、無線通信可能であってもよい。線状部78は、円柱状に構成された例に限定されず、角柱状、円筒状、角筒状等の適宜の形状を採用し得る。線状部78は、予めカーブをなしていてもよい。線状部78を予めカーブをなした曲線形状とした場合、特に屈曲した卵管202においては、挿入された線状部78に内視鏡10やバルーン26を円滑に追従させることが可能となる。
次に、このように構成されるカテーテルシステム12を用いた卵管鏡下卵管形成術について図5のフローチャートに従って説明する。
卵管鏡下卵管形成術では、まず、図6に示すように、準備工程(図5のステップS1)において、内側カテーテル24の基端側から内管52の第2内腔56に内視鏡10(卵管鏡70)を挿入する。また、内管52を基端側(矢印B方向)に完全に引いた状態で固定ねじ36によって固定する。さらに、スライダ22を外管32に対して外管32の先端方向にスライドさせることにより外管本体38の先端側を真直ぐにする。
続いて、図5に示すように、挿入工程(ステップS2)において、ユーザは、バルーンカテーテル14を経頸管的に子宮底200まで挿入する(図6参照)。そして、スライド工程(ステップS3)において、スライダ22を外管32に対して外管32の基端方向に引き戻す。これにより、外管本体38の先端側は、スライダ22から露出して湾曲形状になる(図7参照)。この際、ユーザは、内視鏡10の先端を外管32の先端開口66に位置させる。従って、内視鏡10は、外管32の先端開口66を介してバルーンカテーテル14の先端方向(矢印A方向)を撮像することができる。内視鏡10によって撮像された画像(内視鏡画像)は、図示しない表示部に表示される。
そして、特定工程(ステップS4)において、ユーザは、内視鏡画像に基づいてバルーン26を挿入する予定の挿入対象部位203を特定する。その後、確認工程(ステップS5)において、ユーザは、カテーテルシステム12を操作して挿入対象部位203(撮像対象部位)に線状部78を挿入する(図7参照)とともに線状部78の見え方を内視鏡画像で確認する。このとき、ユーザは、例えば、線状部78が挿入対象部位203に向かって挿入されていく様子を内視鏡画像で確認した場合、挿入対象部位203が卵管口202aであると判断する。
一方、ユーザは、例えば、線状部78が挿入対象部位203に挿入されない(壁に当たって進まない)ことを内視鏡画像で確認した場合、挿入対象部位203が卵管口202aではない(例えば、単なる凹部等である)と判断する。ユーザは、挿入対象部位203が卵管口202aではないと判断した場合、卵管口202aが見つかるまで上述した特定工程と確認工程とを繰り返し行う。
確認工程において卵管口202aを確認した後、ユーザは、内視鏡10を外管32に対して所定長だけ基端側に移動させた上で、バルーン導出工程(ステップS6)を行う。具体的に、第1導入ポート部46(図1参照)にバルーン拡張流体を供給する(加圧工程)。そうすると、バルーン拡張流体は、第1導入ポート部46から外側ルーメン58を介してバルーン26の外側空間Sに供給される(図1及び図2参照)。バルーン26は、外側空間Sに供給されたバルーン拡張流体によって径方向内方に押圧されて弾性変形する。つまり、バルーン26のうち挿入部72の外周側に位置する部位は、挿入部72の外周面に密着する。バルーン26のうち挿入部72の先端よりも先端側に位置する部位は、内面同士が互いに接触する。
その後、図8に示すように、ユーザは、内管52を外管32に対して前進させる(前進工程)。そうすると、内管52によって先端方向に押されたバルーン26は、挿入部72とともに外管32に対して前進する。つまり、バルーン26は、押込み力が内管52からバルーン26に伝達されることにより、挿入部72とともに外管32の先端開口66から先端方向(矢印A方向)に突出する。
前進工程では、バルーン26の一端部が外管32の先端部に固定されているため、バルーン26は、その先端部26aが捲り返されながら前進する。つまり、バルーン26は、その先端部26aで内面が外側を向くように捲り返される。そのため、バルーン26は、挿入部72の前進距離の半分の距離相当前進する。前進工程は、挿入部72の先端がバルーン26の先端部26a(突出端)に到達するまで行う。この際、バルーン26は、内視鏡10の挿入部72とともに前進する。このため、バルーン26は、卵管口202aに高確率で挿入される。
続いて、ユーザは、内視鏡画像に基づいてバルーン26が病変部204に到達したか否かを判断する。なお、ユーザは、バルーン26を全て前方に導出させたことでバルーン26が病変部204に到達したと判断してもよい。バルーン26が病変部204の手前に位置していた場合には、図9に示すように、バルーン拡張流体を減圧するとともに第2導入ポート部62(図1参照)に灌流液(灌流用流体)を供給する(減圧工程)。これにより、内側ルーメン60を介してバルーン26と内視鏡10の挿入部72との間に灌流液が流通する。次いで、ユーザは、内視鏡10を所定距離だけ後退させる(後退工程)。
その後、上述した加圧工程及び前進工程を再度行う。そして、図10に示すように、バルーン26が病変部204を完全に通過すると、バルーン26によって病変部204が押し広げられる。すなわち、ステップS6におけるバルーン導出工程において、加圧工程、前進工程、減圧工程及び後退工程を繰り返すことにより卵管202の狭窄又は閉塞が改善される。
病変部204を広げた後、抜去工程(図5のステップS7)において、ユーザは、バルーン拡張流体を減圧してからバルーンカテーテル14及び内視鏡10を抜去する。なお、バルーンカテーテル14の抜去前に、第2導入ポート部62(図1参照)を介して灌流液を注入しつつ内管52を引いてバルーン26を後退させ、同時に内視鏡10をバルーン26の先端部に位置するよう操作することで、抜去工程の際に卵管202内を観察しながらバルーンカテーテル14を抜去してもよい。これにより、卵管鏡下卵管形成術が終了する。
本実施形態に係る内視鏡10及びカテーテルシステム12(医療機器)は、以下の効果を奏する。
内視鏡10は、挿入部72の先端部に設けられて挿入部72の先端面(ベース部材84の先端面85a)が指向する先端方向に光を発する発光部88と、挿入部72の先端部に設けられて発光部88が発した光の反射光を受光する撮像部92と、挿入部72の先端よりも先端方向に突出するように挿入部72に固定された線状部78と、を備える。
このような構成によれば、バルーン26の挿入対象部位203(撮像対象部位)に線状部78を挿入するとともに当該線状部78の見え方を内視鏡10の撮像画像(内視鏡画像)で確認することにより、当該挿入対象部位203が生体管口であるか単なる凹部であるかを容易に判別することができる。これにより、ユーザは、内視鏡画像に基づいて生体管口(例えば、卵管口202a)を効率的に見つけることができる。
また、線状部78は、挿入部72の先端よりも先端方向に突出するように挿入部72に固定されているため、バルーン26を挿入部72とともに生体管口に確実に挿入させることができる。
線状部78の基端部は、挿入部72の先端部に固定されている。
このような構成によれば、内視鏡10の構成を簡素化することができる。
(第1変形例)
次に、第1変形例に係る内視鏡10Aについて図11~図12Bを参照して説明する。本変形例に係る内視鏡10Aにおいて、上述した内視鏡10と同一の構成要素については同一の参照符号を付し、その説明については省略する。後述する第2~第4変形例についても同様である。
図11~図12Bに示すように、内視鏡10A(卵管鏡70A)は、挿入部72、発光ユニット74a、撮像ユニット76及び線状部78aを備える。発光ユニット74aは、5つの発光部88(88a~88e)を含む。発光部88eは、発光部88a~88dと同様に構成されており、ベース部材84に固定されている。各発光部88(ライトガイド90)は、円形状の横断面を有する。発光部88eは、発光部88a~88dとは異なる大きさ及び形状であってもよい。
線状部78aは、発光部88eに隣接するように挿入部72に設けられた第1部位110と、第1部位110から線状部78aの先端部まで延在した第2部位112とを含む。第1部位110は、線状部78aの基端から挿入部72の先端よりも先端方向(矢印A方向)に延在している。
第1部位110は、発光部88eの外形に沿うような横断面形状を有する。つまり、第1部位110は、円弧状(半円状)の横断面を有する。発光部88eは、第1部位110と撮像部92との間に位置している。第1部位110は、発光部88eを撮像部92とは反対側から覆うように設けられている。図11及び図12Aにおいて、第2部位112は、円形状の横断面を有する。第2部位112の外径は、発光部88eの外径(直径)よりも大きく且つ撮像部92の外径(直径)よりも小さい。
線状部78aの長さは、上述した線状部78の長さLと同様に設定される。線状部78aの外表面には、上述した線状部78と同様に、エコー画像で視認可能なように図示しない凹凸部が形成されている。ただし、線状部78aの外表面には、このような凹凸部が形成されていなくてもよい。
本変形例に係る内視鏡10Aは、上述した内視鏡10と同一の構成については同一の効果を奏する。
線状部78aは、発光部88eに隣接するように挿入部72に設けられた第1部位110と、第1部位110から線状部78aの先端部まで延在した第2部位112と、を含む。第1部位110は、発光部88eの外形に沿うような横断面形状を有する。
このような構成によれば、第1部位110が発光部88の外形に沿うような横断面形状を有しているため、発光部88の数を減らすことなく線状部78aを挿入部72に固定することができる。
発光部88は、円形状の横断面を有し、第1部位110は、円弧状の横断面を有する。
このような構成によれば、内視鏡画像において、線状部78aの第2部位112をより鮮明に視認することが可能になる。
第2部位112は、円形状の横断面を有する。
このような構成によれば、第2部位112を半円状の横断面に形成した場合と比較して、線状部78aの先端部の剛性を向上させることができる。
(第2変形例)
次に、第2変形例に係る内視鏡10Bについて図13A及び図13Bを参照して説明する。図13A及び図13Bに示すように、内視鏡10B(卵管鏡70B)は、挿入部72、発光ユニット74b、撮像ユニット76及び線状部78bを備える。発光ユニット74bは、5つの発光部88(88a~88d、88f)を含む。発光部88fは、上述した発光部88eを矢印A方向に突出させたような形状を有しており、ベース部材84に固定されている。発光部88f(ライトガイド90)は、円形状の横断面を有する。発光部88fは、発光部88a~88dとは異なる大きさ及び形状であってもよい。
線状部78bは、ライトガイド90が挿入部72の先端よりも先端方向に突出することにより形成されている。換言すれば、線状部78bは、発光部88fとしても機能する。そのため、線状部78bは、図示しない光源から導かれた光によって発光する。
線状部78bの長さは、上述した線状部78の長さLと同様に設定される。線状部78bの外表面には、上述した線状部78と同様に、エコー画像で視認可能なように図示しない凹凸部が形成されている。ただし、線状部78bの外表面には、このような凹凸部が形成されていなくてもよい。
本変形例に係る内視鏡10Bは、上述した内視鏡10、10Aと同一の構成については同一の効果を奏する。
内視鏡10Bは、光が導かれるライトガイド90を有し、線状部78bは、ライトガイド90が挿入部72の先端よりも先端方向に突出することにより形成されている。
このような構成によれば、線状部78bを発光させることができるため、線状部78bの見え方を内視鏡画像により確認し易くなる。
(第3変形例)
次に、第3変形例に係る内視鏡10Cについて図14Aを参照して説明する。図14Aに示すように、内視鏡10C(卵管鏡70C)は、挿入部72、発光ユニット74a、撮像ユニット76及び線状部78cを備える。発光ユニット74aは、5つの発光部88(88a~88e)を含む。
線状部78cは、被覆チューブ86の先端面から先端方向に突出している。線状部78cは、被覆チューブ86の周方向に沿って延在している。線状部78cの厚さは、被覆チューブ86の厚さと同じである。線状部78cの幅寸法は、発光部88の外径(直径)よりも大きい。発光部88eは、線状部78cと撮像部92との間に位置している。線状部78cは、発光部88を撮像部92とは反対側から覆うように設けられている。
線状部78cの長さは、上述した線状部78の長さLと同様に設定される。線状部78cの外表面には、上述した線状部78と同様に、エコー画像で視認可能なように図示しない凹凸部が形成されている。ただし、線状部78cの外表面には、このような凹凸部が形成されていなくてもよい。
本変形例に係る内視鏡10Cは、上述した内視鏡10、10A、10Bと同一の構成については同一の効果を奏する。
挿入部72は、発光部88及び撮像部92が固定されるベース部材84と、ベース部材84の外周面を被覆する被覆チューブ86と、を有し、線状部78cは、被覆チューブ86の先端面から先端方向に突出している。
このような構成によれば、発光部88の数を減らすことなく線状部78cを挿入部72に固定することができる。
(第4変形例)
次に、第4変形例に係る内視鏡10Dについて図14Bを参照しながら説明する。図14Bに示すように、内視鏡10D(卵管鏡70D)は、挿入部72、発光ユニット74、撮像ユニット76及び線状部78dを備える。線状部78dは、挿入部72の全長に亘って挿入部72内に配置されている。
本変形例に係る内視鏡10Dは、上述した内視鏡10、10A~10Cと同一の構成については同一の効果を奏する。
線状部78dは、挿入部72の全長に亘って当該挿入部72内に配置されている。
このような構成によれば、挿入部72を線状部78dによって補強することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能である。線状部78、78a~78dは、挿入部72の外周面(被覆チューブ86の外周面)に固定されてもよい。線状部78aは、挿入部72の全長に亘って挿入部72内に配置されてもよい。内視鏡10、10A~10Dと一緒に用いられる医療用デバイスは、生体管口に挿入するためのものであれば、バルーンカテーテル14に限定されない。
以上の実施形態をまとめると、以下のようになる。
上記実施形態は、生体内に挿入される挿入部(72)を有する内視鏡(10、10A~10D)であって、前記挿入部の先端部(82)に設けられて前記挿入部の先端面(85a)が指向する先端方向に光を発する発光部(88)と、前記挿入部の前記先端部に設けられて前記発光部が発した前記光の反射光を受光する撮像部(92)と、前記挿入部の先端よりも前記先端方向に突出するように当該挿入部に固定された線状部(78、78a~78d)と、を備える、内視鏡を開示している。
上記の内視鏡において、前記線状部は、前記発光部(88e)に隣接するように前記挿入部に設けられた第1部位(110)と、前記第1部位から前記線状部の先端部まで延在した第2部位(112)と、を含み、前記第1部位は、前記発光部の外形に沿うような横断面形状を有してもよい。
上記の内視鏡において、前記発光部は、円形状の横断面を有し、前記第1部位は、円弧状の横断面を有してもよい。
上記の内視鏡において、前記第2部位は、円形状の横断面を有してもよい。
上記の内視鏡において、前記発光部を形成するライトガイド(90)を備え、前記線状部は、前記ライトガイドが前記挿入部の前記先端よりも前記先端方向に突出することにより形成されてもよい。
上記の内視鏡において、前記挿入部は、前記発光部及び前記撮像部が固定されるベース部材(84)と、前記ベース部材の外周面を被覆する被覆チューブ(86)と、を有し、前記線状部は、前記被覆チューブの先端面から前記先端方向に突出してもよい。
上記の内視鏡において、前記線状部の基端部は、前記挿入部の前記先端部に固定されてもよい。
上記の内視鏡において、前記線状部は、前記挿入部の全長に亘って当該挿入部内に配置されてもよい。
上記の内視鏡において、前記内視鏡は、人体の卵管(202)に挿入可能な卵管鏡(70)であってもよい。
上記実施形態は、上述した内視鏡と、前記内視鏡と一緒に用いられて所望の生体管口(202a)に挿入するための医療用デバイス(14)と、を備えた医療機器(12)を開示している。
上記の医療機器において、前記医療用デバイスは、可撓性を有する外管(32)と、前記外管に対して軸線方向に移動可能なように前記外管の内腔(42)に配設された内管(52)と、前記外管の先端部と前記内管の先端部とを互いに繋ぐとともに前記外管の径方向内方に膨らむ管状のバルーン(26)と、を備え、前記バルーンは、前記内管から前記バルーンへと押込み力が伝達されることで前記バルーンの先端部(26a)が捲り返されながら前記外管の先端開口(66)から前記挿入部とともに突出してもよい。
10、10A~10D…内視鏡 12…カテーテルシステム(医療機器)
14…バルーンカテーテル(医療用デバイス)
26…バルーン 32…外管
52…内管 66…先端開口
72…挿入部 78、78a~78d…線状部
82…挿入先端部 84…ベース部材
86…被覆チューブ 88…発光部
90…ライトガイド 92…撮像部
110…第1部位 112…第2部位
202…卵管 202a…卵管口(生体管口)

Claims (11)

  1. 生体内に挿入される挿入部を有する内視鏡であって、
    前記挿入部の先端部に設けられて前記挿入部の先端面が指向する先端方向に光を発する発光部と、
    前記挿入部の前記先端部に設けられて前記発光部が発した前記光の反射光を受光する撮像部と、
    前記挿入部の先端よりも前記先端方向に突出するように当該挿入部に固定された線状部と、を備える、内視鏡。
  2. 請求項1に記載の内視鏡であって、
    前記線状部は、
    前記発光部に隣接するように前記挿入部に設けられた第1部位と、
    前記第1部位から前記線状部の先端部まで延在した第2部位と、を含み、
    前記第1部位は、前記発光部の外形に沿うような横断面形状を有する、内視鏡。
  3. 請求項2記載の内視鏡であって、
    前記発光部は、円形状の横断面を有し、
    前記第1部位は、円弧状の横断面を有する、内視鏡。
  4. 請求項2又は3に記載の内視鏡であって、
    前記第2部位は、円形状の横断面を有する、内視鏡。
  5. 請求項1記載の内視鏡であって、
    前記発光部を形成するライトガイドを備え、
    前記線状部は、前記ライトガイドが前記挿入部の前記先端よりも前記先端方向に突出することにより形成されている、内視鏡。
  6. 請求項1記載の内視鏡であって、
    前記挿入部は、
    前記発光部及び前記撮像部が固定されるベース部材と、
    前記ベース部材の外周面を被覆する被覆チューブと、を有し、
    前記線状部は、前記被覆チューブの先端面から前記先端方向に突出している、内視鏡。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載の内視鏡であって、
    前記線状部の基端部は、前記挿入部の前記先端部に固定されている、内視鏡。
  8. 請求項1~6のいずれか1項に記載の内視鏡であって、
    前記線状部は、前記挿入部の全長に亘って当該挿入部内に配置されている、内視鏡。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載の内視鏡であって、
    前記内視鏡は、人体の卵管に挿入可能な卵管鏡である、内視鏡。
  10. 請求項1~9のいずれか1項に記載の内視鏡と、
    前記内視鏡と一緒に用いられて所望の生体管口に挿入するための医療用デバイスと、を備えた医療機器。
  11. 請求項10記載の医療機器であって、
    前記医療用デバイスは、
    可撓性を有する外管と、
    前記外管に対して軸線方向に移動可能なように前記外管の内腔に配設された内管と、
    前記外管の先端部と前記内管の先端部とを互いに繋ぐとともに前記外管の径方向内方に膨らむ管状のバルーンと、を備えたバルーンカテーテルであり、
    前記挿入部は、前記バルーンの内側に挿入され、
    前記バルーンは、前記内管から前記バルーンへと押込み力が伝達されることで前記バルーンの先端部が捲り返されながら前記外管の先端開口から前記挿入部とともに突出する、医療機器。
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