JP2004166913A - 光学的観察プローブ及び内視鏡観察装置 - Google Patents

光学的観察プローブ及び内視鏡観察装置 Download PDF

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Yoshiyuki Kumada
嘉之 熊田
Akihiro Horii
章弘 堀井
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Abstract

【課題】内視鏡の観察範囲内において局所的に組織学的微細構造の観察を行うことができる光学的観察プローブ及び内視鏡観察装置を提供する。
【解決手段】内視鏡に形成されているチャンネル22には観察プローブの挿入部を挿通可能であり、その先端部36の筒体37の光学窓に取り付けた高倍率観察手段39の先端面を、高倍率で観察しようと望む関心部位17aに、内視鏡の撮像手段30による観察下で、コンタクトさせることにより、高倍率観察手段39を形成するライトガイド43で照明して高倍率対物レンズ系40によりCCD41にブレを抑制した状態で、かつフォーカス状態で関心部位17aの光学像を結像できる構造にすることにより、内視鏡の観察範囲内において局所的に組織学的微細構造の観察を容易に行えるようにした。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は内視鏡による通常観察と共に、観察部位に接触させて局所的に高倍率で観察可能とする光学的観察プローブ及び内視鏡観察装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年細胞や腺構造を始めとする粘膜上皮の組織学的観察をIn vivo(生きたまま)行うことが、癌の早期発見・診断において重要であるとして注目されている。
【0003】
例えば、USP5846185に通常用と、拡大用の観察手段を同時に有する内視鏡が開示されている。
また、一般的なContact Endoscopyとして、硬性内視鏡を観察部位に接触させて観察する方法が知られている。
【0004】
【特許文献1】
米国特許第5846185号明細書
【0005】
【非特許文献1】
Ann Otol Rhinol Laryngol 104,1965 pp333−339 M.Andrea et al,「Contact
Endoscopy During Microlaryngeal Surgery:A New Technique For EndoscopicExamination of the Larynx」
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
細胞や腺構造を始めとする組織学的観察レベルの倍率(一般的な顕微鏡で200〜1000倍レベル)の拡大鏡を有する場合、観察対象との相対的な動き或いは不安定な観察状態によるブレ、ピントのずれが大きな問題となる。
上記USP5846185の構成では、ブレ、ピントのずれのため組織学的観察は困難である。
【0007】
具体的には、挿入部の先端部に通常用と拡大用の観察手段とを単に並列に設けているので、例えば通常用の観察手段の観察に適した状態に設定した場合には拡大用の観察手段ではピントが合わないと考えられるし、観察対象との距離が不安定であるので、ブレが発生し、組織学的微細構造の観察を行うことは非常に困難となる。
また同一の照明手段によるため、双方に最適な光量に設定できない欠点がある。
【0008】
(発明の目的)
本発明は、上述した点に鑑みてなされたもので、内視鏡の観察範囲内において局所的に組織学的微細構造の観察を行うことができる光学的観察プローブ及び内視鏡観察装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
内視鏡の鉗子チャンネルに挿通可能なフレキシブルな挿入部を有し、先端部に高倍率観察手段を有する光学的観察プローブにおいて、
前記高倍率観察手段は高倍率拡大光学系と撮像手段と、
前記高倍率観察手段は被検体と接触可能な透明な光学窓と、
前記高倍率観察手段に内視鏡とは独立の照明手段と、
が設けられており、
さらに前記高倍率観察手段の観察範囲がその光学窓から0〜100μmの範囲に設定されるように光学的観察プローブを形成することにより、光学窓を被検体に接触させて、ブレが発生しない状態に保持して、内視鏡の観察範囲内において局所的に組織学的微細構造の観察を行うことができるようにしている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1及び図2は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態の光学的観察プローブを備えた内視鏡観察装置の全体構成を示し、図2は内視鏡のチャンネル内に光学的観察プローブを挿通して関心部位を観察する状態を拡大して示す。
【0011】
図1に示すように本発明の第1の実施の形態を備えた内視鏡観察装置1は体腔内に挿入され、内視鏡観察(検査)に使用される内視鏡2と、この内視鏡2の鉗子チャンネル(処置具チャンネル)内に挿通され、高倍率観察手段39(図2参照)を備えた光学的観察プローブ(以下、単に観察プローブと略記)3と、内視鏡2のライトガイドに照明光を供給する光源装置4Aと、内視鏡2に内蔵された通常観察用の撮像手段30(図2参照)に対する信号処理を行うビデオプロセッサ5Aと、このビデオプロセッサ5Aから出力される映像信号を表示するモニタ6と、上記観察プローブ3のライトガイドに照明光を供給する光源装置4Bと、観察プローブ3に設けられた高倍率観察手段39を形成する撮像手段に対する信号処理を行うビデオプロセッサ5Bと、例えばモニタ6に出力される映像信号を記録する記録装置7とを有し、このビデオプロセッサ5Bから出力される映像信号は例えば上記ビデオプロセッサ5Aに入力してその内部の図示しない混合器(ミキサ)を介してモニタ6に出力され、内視鏡画像と共に、高倍率観察手段39による拡大観察画像とを表示できるようにしている。
【0012】
内視鏡2は可撓性を有する細長の挿入部10と、この挿入部10の後端に設けられた操作部11と、この操作部11の側部から延出されたユニバーサルコード12とを有し、このユニバーサルコード12の端部に設けたコネクタ13を光源装置4Aに着脱自在に接続することができる。
【0013】
光源装置4Aは白色光を発生するランプ14を内蔵し、このランプ14による白色光は、モータ8により回転され、赤、緑、青の色透過フィルタを取り付けた回転フィルタ9を経て面順次光にされ、レンズにより集光されて、コネクタ13から突出するライトガイド口金部分のライトガイド15に入射され、このライトガイド15により伝送され、その先端面からさらに照明レンズ16(図2参照)を経て出射され、患部等の観察部位17側を照明する。
【0014】
また、挿入部10は硬質の先端部18と、この先端部18の後端に設けられた湾曲自在の湾曲部19と、この湾曲部19の後端から操作部11の前端まで伸びる長尺の可撓部20とから構成され、湾曲部19は操作部11に設けた図示しない湾曲ノブを操作することにより、上下、左右における任意の方向に湾曲することができる。
【0015】
また、操作部11の前端付近には処置具挿入口21が設けてあり、処置具や観察プローブ3等を挿入することができる。この処置具挿入口21はその内部で、挿入部11の長手方向に設けられたチャンネル22(図2参照)と連通しており、このチャンネル22の先端開口を経て図1に示すように観察プローブ3の先端側を突出させ、その先端面を観察部位17における局所的に高倍率で観察したいと望む関心部位17aの表面に当接して、ブレが発生しないように位置固定した状態に設定し、その部位17aを高倍率で拡大観察し、組織学的微細構造の観察ができるようにしている。
【0016】
図2に示すように、先端部18を構成する先端部本体23には照明窓24を設けてライトガイド15の先端部と、その先端面に対向配置した照明レンズ16とによる照明光学系を取り付け、この照明窓24に隣接して設けた観察窓(撮像窓)25にはレンズ枠を介して通常観察用の対物レンズ26が取り付けられている。
【0017】
そして、照明窓24に取り付けた照明光学系手段により照明された照明範囲内の対象物の光学像を結像できるようにしている。この対物レンズ26の結像位置には固体撮像素子として例えば電荷結合素子(以下、CCDと略記)27が配置され、結像された光学像を光電変換して撮像する(通常観察用)撮像手段30を形成している。
【0018】
なお、この内視鏡2の先端部18に設けた照明手段及び撮像手段30は通常観察用の照明及び撮像を行うもので、(観察プローブ3に設けた高倍率観察手段39に対比して)これらを通常観察手段ともいう。
【0019】
このCCD27は信号ケーブル28の先端が接続され、この信号ケーブル28の後端側はコネクタ13の側部のコネクタ受けに接続され、このコネクタ受けに接続される信号ケーブル29を介してビデオプロセッサ5Aに着脱自在に接続される。
【0020】
このビデオプロセッサ5AはCCD26を駆動するCCDドライブ信号を発生するCCDドライブ回路31と、CCDドライブ信号の印加によりCCD27から出力される撮像信号に対して信号処理を行い、映像信号を生成する映像処理回路32とを内蔵している。
【0021】
この映像処理回路32により生成された映像信号はモニタ6に出力され、モニタ6における内視鏡画像表示エリア33には内視鏡画像が表示される。
なお、本実施の形態では、このビデオプロセッサ5Aにおける外部映像信号入力端にはビデオプロセッサ5Bからの映像信号が入力され、映像処理回路32の出力段に設けた図示しないミキサにより混合されて、モニタ6に出力され、内視鏡画像表示エリア33に隣接した拡大観察画像表示エリア34には観察プローブ3により撮像した拡大観察画像が表示される。
【0022】
また、先端部本体23には、チャンネル22を形成する軟性チューブと連通するチャンネル用孔部が形成され、チャンネル22内を挿通された観察プローブ3の先端側を突没自在に挿通できるようにしている。
この観察プローブ3は、その先端部36が硬質で遮光性を有する筒体37で形成され、その後端に軟性シース(軟性チューブ)38の先端が水密的に固定されて、チャンネル22に挿通可能なフレキシブルな挿入部が形成されている。
【0023】
この筒体37の中空部により光学窓が形成され、光学的に高倍率で観察する高倍率観察観察手段39が配置されている。つまり、筒体37の内側にはその中心部にレンズ枠に取り付けた高倍率対物レンズ系40と、その結像位置に固定されたCCD41とが配置されて、高倍率撮像手段42が形成され、その周囲を例えばリング状に囲むように照明用のライトガイド43が配置され、このライトガイド43を筒体37内壁に接着剤等で水密的に固定して高倍率観察手段39が配置されている。
【0024】
このライトガイド43及びCCD41に接続された信号ケーブル44は軟性シ−ス38内を挿通されている。この軟性シース38の後端にはコネクタ部45が設けてあり、このコネクタ部45から突出するライトガイド口金は光源装置4Bに着脱自在に接続される。
【0025】
そして、この光源装置4B内部のランプ46で発生した白色光がレンズを介してライトガイド口金(のライトガイド43)に入射される。そして、このライトガイド43によりその先端面まで照明光を伝送し、先端面から伝送した照明光を出射し、高倍率撮像手段42による高倍率の観察範囲を照明できるようにしている。
【0026】
また、このCCD41に接続された信号ケーブル44の後端側は例えばコネクタ部45から延出された信号ケーブル47を経てビデオプロセッサ5Bに着脱自在に接続される。
【0027】
このビデオプロセッサ5Bはビデオプロセッサ5Aと同様にCCDドライブ回路と映像処理回路とを内蔵した構成であり、このビデオプロセッサ5Bから出力される(CCD41で撮像した撮像信号に対応する)映像信号はビデオプロセッサ5Aの映像処理回路32に入力される。
【0028】
なお、本実施の形態では映像処理回路32は面順次の照明のもとでの映像信号(例えばRGB色信号)を生成する処理を行い、ビデオプロセッサ5B内の映像処理回路は白色光の照明のもとでの映像信号(例えばRGB色信号)を生成する信号処理を行い、生成した映像信号を映像処理回路32に出力する。
そして上述したようにモニタ6には内視鏡画像と拡大観察画像が隣接して表示される。
【0029】
図2に示すように先端部本体23の後端には最先端の湾曲駒が固着され、その外側を湾曲性に富むゴムチューブ等の外装部材48で水密的に覆うようにしている。
【0030】
なお、図2に示すように本実施の形態では筒体37の先端面と、光学窓を形成する照明窓としてのライトガイド43の先端面と観察窓(撮像窓)としての高倍率対物レンズ系40の先端面とは面一となっている。
【0031】
このように本実施の形態では光学窓を形成する照明窓と観察窓の端面位置を一致させているが、異なるようにしても良く、例えば高倍率対物レンズ系40の最先端レンズの前面をライトガイド43の先端面より後方側に位置(例えば2点鎖線で示す位置)するようにずらして固定するようにしても良い。
【0032】
このようにすることにより、同じ高倍率対物レンズ系40による結像位置を後方側にずらして、高倍率観察手段39による観察距離範囲をより表面層側に設定することもできる。そして、重点的に観察しようとする用途に応じて使い分けるようにしても良い。
【0033】
なお、観察プローブ3で拡大観察する場合には、例えば図3に示す色素散布手段54(後述)により関心部位17aが染色されて、観察プローブ3により拡大観察し易くできるようにしている。
【0034】
また、本実施の形態では図2に示すように、先端部18の先端面と観察部位17側との距離を対物レンズ系26によるフォーカス状態で観察可能な近点側の距離Lより大きな距離に設定した状態で、対物レンズ系26による観察範囲(CCD27の撮像範囲)内に、チャンネル22から略直線的に突出した観察プローブ3により観察しようとする関心部位17aを設定できるようにしている。
【0035】
換言すると、先端面と観察部位17側の面との距離を近点の距離Lに設定した場合におけるCCD27の撮像範囲内に、チャンネル22の中心を通る直線上に略乗る関心部位17aが観察できる状態に設定でき、従ってその近点の距離L以上では観察視野内に関心部位17aを捕らえた状態にでき、その状態で観察プローブ3の先端面を接触させることが容易にできるようにしている。
【0036】
また、本実施の形態では、高倍率観察手段39を形成する高倍率対物レンズ系40は、観察プローブ3の先端面、つまり高倍率対物レンズ系40の光学窓前面から0〜数10μm程度の距離範囲、より広範囲で観察可能とする場合、或いは複数種類のものでカバーする場合を含めると0〜100μm程度の距離範囲に対してフォーカス状態でCCD41に結像できるようにしている。
【0037】
本実施の形態では、観察対象の動きによるブレ、ピントずれをなくす為に、高倍率観察手段39の先端を対象物に接触させて観察できるようにしたことと、高倍率観察手段39の先端面から0〜100μm程度の観察距離範囲で拡大観察できるようにしたことが特徴となっている。また、拡大観察する場合、色素で染色して細胞の輪郭を鮮明に観察できるようにしたことも特徴となっている。
【0038】
これらの事情を補足説明すると、色素は生体に散布されると、時間が経つにつれてより深くまで染まるため、観察できなくなる(染色された範囲の細胞が重なって観察されるため、細胞像を事実上観察できなくなる)。
本実施の形態では、拡大観察時間は4、5分を想定しており、この間、生体表面から100μm程度の深さまで染色される。
【0039】
例えば、食道扁平上皮の場合、細胞1つの厚さは40〜50μmであることが知られており、観察距離範囲が100μm程度であると、生体表面から1、2層の扁平上皮細胞を認識することができることになる。
次に本実施の形態の作用を説明する。
【0040】
内視鏡2を体腔内に挿入し、内視鏡2の先端部18に設けた通常観察手段により粘膜等の観察部位17を観察する。そして、組織学的微細構造の観察を望むような関心部位17aが存在した場合には、チャンネル22内に図3に示す色素散布手段54によりその関心部位17aにメチレンブルー等の色素を散布して染色する。
【0041】
その後、例えば色素散布手段54のシリンジ55から、洗い流し用液体を収納したシリンジ等に取り替えて、この洗い流し用液体を色素を散布した部位に吹き付ける等して不用な色素溶液を洗い流す。
【0042】
本実施の形態では、関心部位17aを表面近くの数層にわたる細胞組織を高倍率で輪郭を鮮明に拡大観察できるようにするため、色素散布手段54により色素溶液58を関心部位17aに吹き付けた後、短時間後に洗い流し用液体を吹き付けるなどして、不用な色素溶液を関心部位17aから除去する。
【0043】
このようにして、関心部位17aに対して染色する処置を行った後、色素散布手段54のチューブ56を引き抜き、図1に示すように挿入口21から観察プローブ3をチャンネル22内に挿通し、内視鏡2による観察下で、観察プローブ3の先端側をチャンネル22の先端開口から突出させて、図2に示すように観察プローブ3の先端面を関心部位17aに押し付ける(コンタクトする)。
【0044】
この場合、内視鏡2による観察範囲内に関心部位17aを捕らえた状態で、観察プローブ3の先端側を突出させることにより、関心部位17aに観察プローブ3の先端面の光学窓前面を簡単に押し付けることができる。つまり、図2に示すような状態に設定することが容易にできる。
【0045】
図2に示すような状態に設定した後、図1の光源装置4B及びビデオプロセッサ5Bの電源を投入し、それぞれを動作状態に設定する。
そして、光源装置4Bからの照明光はライトガイド43に供給され、このライトガイド43は照明光を伝送し、その先端面から伝送した照明光をその先端面がコンタクトされた粘膜表面の内部側に出射する。内部の組織等により散乱され、関心部位17aはライトガイド43からの照明光で照明される。そして、先端面が押し付けられた状態の高倍率対物レンズ系40によりその結像位置に配置されたCCD41に高倍率で関心部位17aの光学像が結像される。
【0046】
つまり、本実施の形態では内視鏡2とは独立して、高倍率対物レンズ系40によりCCD41に高倍率で結像される範囲をその周囲に隣接して設けたライトガイド43による照明手段で照明でき、関心部位17aを適切に照明できる。
また、観察プローブ3の先端面の光学窓は関心部位17a付近に押し付けられるので、観察プローブ3が不安定にその位置が変化したりすることもなく、つまりブレが無い状態に保持し、また観察窓が押し付けられることにより、その観察窓の端面付近の関心部位17aにフォーカスした状態の光学像をCCD41に結像させることができる。
【0047】
このCCD41により結像された像は、このCCD41により光電変換され、ビデオプロセッサ5B内の映像処理回路により映像信号に変換され、モニタ6における内視鏡画像に隣接して拡大観察画像が表示される。従って、術者は拡大観察画像を観察することにより、その関心部位17aを的確に診断することがし易くなる。
【0048】
従って、本実施の形態は以下の効果を有する。
観察プローブ3の先端面を、観察対象となる被検体に接触させることで、ブレないように位置決めして状態に設定でき、高倍率での観察が容易にできる。
【0049】
また、本実施の形態では、それぞれ独立した照明手段が設けてあるので、通常観察、拡大観察とも十分な光量で観察できる。
また、本実施の形態はチャンネルを有する通常の内視鏡の場合に対しても観察プローブ3で拡大観察ができる。
【0050】
また、本実施の形態は、内視鏡2の照明を面順次で行う例で示し、一方高倍率観察手段39側は白色光で照明を行う場合で示しており、このように異なる照明方式の場合においても、観察プローブ3の先端面を観察対象の被検体に接触させることで、観察プローブ3の筒体37による遮光(遮蔽)により、内視鏡2側の照明光の影響を受けることなく接触させた部位の拡大観察ができる。
【0051】
また、内視鏡2による鮮明に観察可能となる近点側の観察距離での観察範囲内にチャンネル22の先端開口から観察プローブ3を略直線的に突出した場合のその中心位置を含むように、通常観察手段及びチャンネル22を形成しているので、観察プローブ3による観察対象へのアプローチが容易にできる。
【0052】
また、本実施の形態ではそれぞれの撮像手段に対して信号処理を独立して行うプロセッサ5A、5Bを採用しているので、それぞれで撮像した画像を表示する際の色調をユーザの好みに合わせて対処することがし易い。
【0053】
具体的には、高倍率観察手段39を構成するCCD41で撮像した場合の画像は生体内で散乱した散乱光のもとで反射された光による影響を強く受けるので、赤みが強い照明となり、内視鏡2本体の照明光学系による生体表面を直接照明して、通常観察用のCCD27で撮像した場合の画像とは異なるので、このCCD27に対する信号処理の場合とは異なる色調整が行える方が望ましい。
本実施の形態では信号処理を独立して行うプロセッサ5A、5Bを採用しているので、各々のCCD27,41に対する色調整に容易に対応ができる。
【0054】
また、上述のように照明方式が異なり、従って撮像方式が異なる場合にも、信号処理を独立して行うプロセッサ5A、5Bを採用しているので、容易に対応ができる。
【0055】
なお、第1の実施の形態では、通常照明及び通常観察(通常撮像)は面順次方式を採用しているが、以下の第2の実施の形態で説明するように、白色照明光のもとで撮像を行う同時方式を採用するようにしても良い。
【0056】
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施の形態を図3ないし図9を参照して説明する。
図3(A)は本発明の第2の実施の形態を備えた内視鏡観察装置1Bの構成を示し、図3(B)は内視鏡2Bの先端面での高倍率観察手段39等の配置例を示し、図4は高倍率観察手段39を備えた内視鏡2Bの先端側を拡大して示す。
【0057】
図3(A)にその概略を示す内視鏡観察装置1Bは、基本的には第1の実施の形態における観察プローブ3の機能を内視鏡2に一体的に設けた構成にしている。従って、本実施の形態における内視鏡2Bは、例えばその先端部18には図2に示した観察プローブ3の先端部36が一体的に設けてある。
【0058】
つまり、この内視鏡観察装置1Bは、通常観察手段51及び高倍率観察手段39を備えた内視鏡2Bと、通常観察用ライトガイド15に白色の照明光を供給する光源装置4A′及び高倍率観察用ライトガイド43に白色の照明光を供給する光源装置4Bと、信号切り替え装置52を介して通常観察用CCD27及び高倍率観察用CCD41に対する信号処理を共通に行うビデオプロセッサ5と、このビデオプロセッサ5からの映像信号を表示するモニタ6とから構成される。
【0059】
なお、図3(A)では通常観察手段51により通常観察用の照明手段(ライトガイド15)及び撮像手段30を簡略化して示している。
つまり、光源装置4A′のランプ14による白色の照明光はライトガイド28に供給され、その先端側から出射された白色の照明光で照明された観察部位17側は通常観察用の撮像手段30で撮像される。
また光源装置4Bのランプ46による照明光はライトガイド44に供給され、高倍率観察手段39で照明及び撮像される。
【0060】
このように本実施の形態では高倍率観察手段39を内視鏡2Bに設けていあるので、図3(A)に示すように挿入部10、ユニバーサルコード12内には(CCD27及び41にそれぞれ接続されたドライブ用及び撮像信号伝送用)信号ケーブル28,44が挿通されている。また、信号ケーブル29内にも信号ケーブル28,44が挿通されている。そして、これらの信号ケーブル28,44は信号切り替え装置52内のアナログスイッチ等により(低速はもとより)高速に切り替え可能になっている。
【0061】
また、本実施の形態では、図3(B)に示すように対物レンズ系26の例えば中心の光軸O1を通る水平方向の線Oh上に高倍率観察手段39による高倍率対物レンズ系40の光軸O2が乗るように先端部18に固定されている。なお、この場合、CCD27は2点鎖線のように配置されており、先端部18の先端面から突出する高倍率観察手段39の筒体37は内視鏡画像の観察視野の右側の隅に固定した状態で現れるようになる。
【0062】
図4に示すように、この内視鏡2Bの先端部18は図2の先端部18において、高倍率観察手段39が先端部18に一体的に固定されている。つまり、先端部本体23に設けた孔に高倍率観察手段39を設けた筒体37の先端部36が固定され、この場合突出する距離L1は上述した通常観察用の対物レンズ系26によるフォーカス状態で観察可能となる近点距離Lより大きくなるようにして固定した構成になっている(つまり、L<L1である)。
【0063】
従って、図5に模式的に示すようには本実施の形態においても内視鏡2Bによる通常観察手段51による(鮮明に観察出来る状態での)観察範囲内における小さな領域(殆ど点となる)が高倍率観察手段39による観察範囲となる。
このようにすることにより、通常観察手段51による観察下で関心部位17aがあった場合に、その関心部位17aに向けて高倍率観察手段39をアプローチさせ、図4、図5に示すように高倍率観察手段39kにより関心部位17aを拡大観察できるようにする操作を行い易くしている。
【0064】
なお、高倍率観察手段39による観察範囲は1mm×1mm以下であり、またその分解能は例えば5μm以下である。
また、本実施の形態では図3に示すようにこの内視鏡2Bはチャンネル22を備え、このチャンネル22に色素散布手段54を挿通し、高倍率観察手段39で拡大観察しよとする部分を局所的に色素を散布できるようにしている。
【0065】
この色素散布手段54は色素を溶かした色素溶液58を収納したシリンジ55と、このシリンジ55に接続され、チャンネル22内に挿通可能な軟性チューブ56とからなり、シリンジ55のピストン部分を押し出すことにより、軟性チューブ56を介して色素溶液58をその先端側に送液し、軟性チューブ56の先端に取り付けたノズル部57を介して色素溶液58を噴射して、内視鏡2による観察下で、所望とする部位59に色素散布を行えるようにしている。
【0066】
図6は色素を散布している部分を拡大して示す。この図6に示すようにノズル57を突出させ、拡大観察しようとする関心部位などの部位59に対して、色素溶液58を吹きつけ、色素溶液58をその部位59に局所的に散布することができるようにしている。
【0067】
なお、色素散布した後は、手元側のシリンジ55を水などを収納したシリンジに取り替える等して、今度は水等を吹きつけ、色素散布した色素溶液58を洗い流すようにし、この洗い流しの処置により、拡大観察しようとする部位59の周辺側が染色されてしまうことを防止したり、この部位59の深部側に色素が浸透し過ぎる(つまり表面近くの観察対象とする数層にわたる組織部分よりも広範囲にわたって染色されてしまう)ことを防止することができるようにしている。
【0068】
このようにすることにより、図7(A)に示すように(モニタ6の)内視鏡画像表示エリア33に表示される内視鏡画像中には、色素散布がされ、染色された染色部位60が色素で着色して表示されることになり、また染色部位60を高倍率観察手段39で観察すると、図7(B)に示すように(モニタ6の)拡大観察画像表示エリア34には染色部位60が拡大観察画像として表示される。
【0069】
このように本実施の形態では、色素散布手段54により、高倍率観察手段39で観察しようとする観察範囲よりは広い染色部位60を短時間に形成することができ、内視鏡画面中で高倍率観察手段39で観察しようとする部位を目立つ色に染色でき、高倍率観察手段39によるアプローチを容易に行うことができる。
【0070】
また、本実施の形態におけるモニタ6による表示面を図8に示す。モニタ6には図1等で示したように内視鏡画像表示エリア33と拡大観察画像表示エリア34とには、それぞれ内視鏡画像と拡大観察画像とがそれぞれ隣接して表示される。
【0071】
本実施の形態では、内視鏡2Bの先端部18に高倍率観察手段39を一体的に取り付けているので、内視鏡画像表示エリア33中における高倍率観察手段39による拡大観察位置61は規定される。
【0072】
本実施の形態では、高倍率観察手段39は図3(B)に示したように一体的に配置されているので、図8に示すように拡大観察位置61は、内視鏡画像表示エリア33中における高さ方向の中心を通る水平線H上に在って、その周辺付近、例えば右隅付近となっている。なお、図8の場合は、例えば内視鏡先端面から関心部位17の面までの距離が特定の値、例えば距離Lの場合で示しており、この距離Lが大きくなると、水平線H上で中央側に移動する。
なお、図8では内視鏡画像表示エリア33は4隅を切り欠いた8角形にしているが、2点鎖線で示すように正方形等にしても良い。
【0073】
次に本実施の形態による作用を図9を参照して説明する。
内視鏡2Bにより体腔内を観察し、図9のステップS1に示すように拡大観察しようとする部位59を特定する。
そして、ステップS2に示すようにその部位59に対して色素散布手段54により色素溶液を吹き付けて色素散布を行う。また、この後に、散布した色素を洗い流すような処置を行う。このようにすることにより、高倍率観察手段39で観察しようとする位置にマークを付けたようにでき、また不用な部分が着色されないようにできる。
【0074】
次にステップS3に示すように色素散布により染色された部位59で不用となる散布色素を洗い流しで除去された部位、つまり染色部位60に対して高倍率観察手段39の先端面の光学窓部分を押し付ける(コンタクトする)。
この場合、高倍率観察手段39は内視鏡2Bの先端部18に固定され、また内視鏡2Bの通常観察用対物レンズ系26の光軸O1(中心)を通る例えば水平線上に高倍率観察手段39の光軸O2が乗るように位置決めされているので、上記染色部位60に高倍率観察手段39の先端面を押し付ける作業を簡単に行うことができる。
【0075】
次にステップS4に示すように(図3の光源装置4Bにおける図示しない電源スイッチをOFFからONにし、ランプ46を点灯させて)、高倍率観察手段39のライトガイド43を経て上記染色部位60を照明する状態にする。
また、図3に示す信号切り替え装置52を例えばビデオプロセッサ5側から例えば映像信号の1フレームの周期等で切り替えるようにし、モニタ6には内視鏡画像と拡大観察画像とを隣接して表示できるようにする。
【0076】
この状態では拡大観察しようとする染色部位60は、ステップS5に示すように高倍率観察手段39の高倍率対物レンズ系40及びCCD41で高倍率で撮像され、モニタ6に拡大観察画像として表示される。
また、これらの画像データは図3に示す記録装置7にも記録される(ステップS6)。
【0077】
そして、内視鏡検査終了後に、記録装置7に記録された画像データを再生して、より詳しく診断等を行うこともできるようにしている。また、病理診断スタッフに画像データを送り、より詳しく診断等を行った診断結果も画像と合わせて保存することもできるようにしている。
【0078】
従って、本実施の形態は以下の効果を有する。
内視鏡2Bの先端部に高倍率観察手段39を一体的に設けているので、内視鏡本体側の通常観察手段51による観察下で、高倍率観察手段39による観察位置が決まり、高倍率観察手段39による高倍率での観察状態に設定する操作を容易に行うことができる。
【0079】
また、局所的に色素散布を行う色素散布手段54を設けているので、拡大観察しようとする部分を局所的に染色してその微細構造を鮮明に観察できるように設定することができる。
【0080】
なお、本実施の形態では、CCD27及び41に対して共通のビデオプロセッサ5を用いるようにしているが、図1のようにそれぞれ別々のものを使用することもできる。
【0081】
なお、本実施の形態では色素散布手段54は内視鏡2Bのチャンネル22内を着脱可能に挿通使用できるようにしているが、先端部18に着脱可能或いは一体的に設けたものにしても良い。
【0082】
また、上述の説明では信号切り替え装置52は例えば1フレーム周期で高速に切り替えるように説明したが、ビデオプロセッサ5内のフレームメモリを利用して、CCD27,41におけるドライブ信号を印加していないCCD側で得た画像データをフレームメモリに一時格納しておくようにすることにより、より低速で切り替えたり、選択されないCCD側の画像を静止画で表示するようにしても良い。
【0083】
(第3の実施の形態)
図10は本発明の第3の実施の形態における主要部の構成を示す。図10の装置では、例えば第2の実施の形態の内視鏡2Bにおいて、さらに第2のチャンネル65を設けた内視鏡2Cを採用している。
そして、この第2のチャンネル65の後端をチューブを介して吸引を行う吸引ポンプ67に接続できるようにしている。
【0084】
また先端部18には着脱可能となる円環状の先端キャップ66を取り付け、観察部位17の表面に先端キャップ66の先端を押し付けることができるようにしている。
この場合、内視鏡の通常観察手段による観察下で、高倍率観察手段39により拡大観察しようとする位置が高倍率観察手段39による観察位置に対向するように設定しておく。
【0085】
この状態で、チャンネル22に挿通した色素散布手段54で先端キャップ66の内側となる所定範囲内の表面に色素散布を行うことができる。つまり、先端キャップ66を生体粘膜上における拡大観察を行おうとする部位を含むように押し付け、その状態で色素散布手段54により色素散布を行う。
【0086】
その後、色素散布手段54のシリンジ部分を取り換える等して色素を洗い流す水等を収納したシリンジに取り換えて先端キャップ66の内側に送り込み、送り込まれた水等は吸引ポンプ67の吸引により吸引排出され、その際に不要な色素も水等と共に吸引排出される。
【0087】
さらに吸引を行うと、先端キャップ66の内側の空気が吸引され、生体表面が先端部18の先端面側に吸引移動し、図10の細線、点線で示すように移動し、先端面から突出する高倍率観察手段39の先端面の光学窓表面には拡大観察しようとする部位がコンタクトする状態に設定される。
このようにして、高倍率観察手段39により染色して輪郭を鮮明にして拡大観察することを先端キャップ66の内側の部分のみに色素散布を行うように規制し、先端キャップ66の外側部分を染色することを確実に防止してできる。
【0088】
従って、本実施の形態では、図11に示すように内視鏡画像上では色素散布箇所を観察視野の限られた部分に制限でき、この色素散布箇所における高倍率観察手段39の先端面を押し付けられる部分の中央部分Pが、拡大観察画像上では拡大表示されるようになる。
【0089】
このように本実施の形態では、色素散布される部分を規制して、また吸引により散布した色素を簡単に排出できると共に、高倍率観察手段39の先端面の透明窓を拡大観察しようとする部位にコンタクトさせて拡大観察する状態に設定する作業を円滑に行うことを容易にできる。
【0090】
(第4の実施の形態)
図12は本発明の第4の実施の形態に係る内視鏡2及び観察プローブ3Dの先端側を示す。本実施の形態は、第1の実施の形態と同様の内視鏡2のチャンネル22内に、照明手段を設けてない観察プローブ3Dを挿通可能としている。
【0091】
この場合、内視鏡2側のライトガイド15及びその先端面に対向配置した照明レンズ16による照明光を観察プローブ3Dの先端面に設けた透明部材71に側方から入射させることにより、この透明部材71を介してこの透明部材71の先端面がコンタクトされる関心部位17aを照明可能とする高倍率観察手段39′を形成している。
【0092】
つまり、図12に示すように内視鏡2の照明手段、つまり照明レンズ16から出射される照明光で観察部位17側を照明し、その照明光の照明のもとで通常観察用の撮像手段30により撮像することができる。
【0093】
また、照明レンズ16から出射される照明光により観察プローブ3Dの透明部材71を介して観察プローブ3Dの先端面を当接させた関心部位17aを照明することもできる。従って、観察プローブ3Dによる高倍率観察手段39′により、関心部位17aを高倍率で観察することもできる。
【0094】
本実施の形態は以下の効果を有する。
本実施の形態は観察プローブ3Dとして、照明手段を不用にしているので、観察プローブ3Dを細径化でき、従ってチャンネル径が小さい、従って細い挿入部の内視鏡の場合にも適用ができる。
【0095】
また、観察プローブ3Dを細径化できることから使用ができる用途が大幅に拡大できる。また、低コスト化することもできる。
なお、本実施の形態の変形例として、高倍率観察手段39′を内視鏡2の先端部に一体的に固定したものでも良い。
【0096】
(第5の実施の形態)
図13は本発明の第5の実施の形態における内視鏡2及び観察プローブ3を挿通可能とした生検鉗子81を示す。本実施の形態は、例えば第1の実施の形態と同様の内視鏡2のチャンネル22内には、観察プローブ3を挿通可能とした生検鉗子81を挿通している。
換言すると、観察プローブ3の先端に、この観察プローブ3で拡大観察した部位の組織を採取可能とする生検鉗子81を設けた構造にしている。
【0097】
この生検鉗子81は中空でフレキシブルな管状部材82の先端に取り付けられた硬質の先端部材83には、(例えば図13中の上下方向で)回動自在となる1対の生検用カップ84a、84bの基端が取り付けられている。生検用カップ84a、84bには開閉用のワイヤ85a、85bの先端がそれぞれ取り付けられ、各ワイヤ85a、85bは管状部材82に設けた挿通用孔を通して手元側に設けた操作リング86に連結されている。
【0098】
操作リング86は管状部材82の後端側に分岐するように形成された分岐部材87における管状部材82に直線状に延出された側の後端に固定された把持部材87′の孔部にその軸部がスライド自在に嵌入され、軸部から後方側に突出する後端のリング部を後方側に引く操作を行うことにより、開閉用のワイヤ85a、85bを後方に引っ張り、矢印で示すように1対の生検用カップ84a、84bを閉じることができるようにしており、閉じる際に生検用カップ84a、84bの鋭利な刃部で組織等を切り取って採取することができるようにしている。
【0099】
また、分岐部材87における他方に分岐した部分における中空孔から観察プローブ3が外部に延出されている。
その他の構成は上述した第1の実施の形態と同様の構成である。
【0100】
本実施の形態によれば、内視鏡2のチャンネル22内に、観察プローブ3を挿通可能とした生検鉗子81を挿通することにより、観察プローブ3により第1の実施の形態と同様に、関心部位17aに対して局所的に組織学的微細構造の観察を行うことができると共に、この観察プローブ3で観察した部位等の組織をさらに生検鉗子81の生検用カップ84a、84b内に採取でき、採取した組織をより詳しく病理診断等することもできる。
【0101】
つまり、図13に示すように、観察プローブ3で観察した関心部位17aの組織を採取しようとする場合には、操作リング86を後方側に引っ張ると、開閉用のワイヤ85a、85bが後方に引っ張られて、枢支点88a、88bの回りで生検用カップ84a、84bが矢印のように閉じる方向に回動して、関心部位17a付近の組織を採取できる。
【0102】
本実施の形態は第1の実施の形態と同様の効果の他に、以下の効果を有する。
生検鉗子81に挿通した観察プローブ3により局所的に組織学的微細構造の観察ができると共に、さらに生検鉗子81の生検用カップ84a、84bにより組織を採取して、体外でより詳しく調べることができる。
従って、病変組織等が存在したような場合、生検することにより迅速にかつ的確な診断を行うことが可能となる。
【0103】
なお、上述の実施の形態では、例えば内視鏡2の通常観察手段は対物レンズ系26の結像位置にCCD27を配置した撮像手段で構成されているが、対物レンズ系26の結像位置に像伝送手段としてのファイババンドルで構成されるイメージガイドを設けたファイバースコープでも良い。また、ファイバースコープの場合にはその接眼部に固体撮像素子を内蔵したTVカメラを装着し、このTVカメラをビデオプロセッサ5等に接続するようにしても良い。
【0104】
また、高倍率観察手段39における高倍率観察手段39を構成する高倍率対物レンズ系40の結像位置にはCCD41が配置されている構成であるが、高倍率対物レンズ系40の結像位置に像伝送手段としてのファイババンドルで構成されるイメージガイドを設けたものにしても良い。また、この場合にはイメージガイドの後端面に伝送された光学像を固体撮像素子を内蔵したTVカメラにより撮像し、ビデオプロセッサ5等を介してモニタ6に表示するようにしても良い。
【0105】
なお、上述したように高倍率観察手段39で撮像した画像を病理診断スタッフ側にLAN等によるネットワークを介して伝送し、病理診断スタッフはその画像により病理診断を行い、その画像と共に病理診断した結果を対応付けた状態で保存するようにしても良い。また、病理診断した結果をネットワークを介して高倍率観察手段39で撮像した内視鏡検査スタッフ側に戻すようにしても良いし、記録装置7に保存するようにしても良い。
【0106】
また、第5の実施の形態のように生検した組織も病理診断スタッフに送り、病理診断スタッフはネットワークを介して伝送された画像と共に、この組織に対して顕微鏡観察その他でより詳細に病理診断を行い、送られた画像及び観察画像等による画像データと病理診断結果を対応付けて保存するようにしても良い。
なお、上述した各実施の形態等を部分的等で組み合わせる等して構成される実施の形態も本発明に属する。
【0107】
[付記]
1.内視鏡の鉗子チャンネルに挿通可能なフレキシブルな挿入部を有し、先端部に高倍率観察手段を有する光学的観察プローブにおいて、
前記高倍率観察手段は高倍率拡大光学系と撮像手段と、
前記高倍率観察手段は被検体と接触可能な透明な光学窓と、
前記高倍率観察手段に内視鏡とは独立の照明手段と、
が設けられており、
さらに前記高倍率観察手段の観察範囲がその光学窓から0〜100μmの範囲にあることを特徴とする光学的観察プローブ。
(付記1の効果)独立な照明手段を有することで通常観察、拡大観察とも十分な光量で観察できる。
光学窓を被検体と接触させることで、位置決めが容易となる。
通常の内視鏡で使用可能なる。
【0108】
1.1.付記1において、内視鏡先端に色素散布手段を設けた。
(付記1.1の効果)不必要な範囲に色素散布しない。色素散布後数分経つと観察範囲以上の範囲を染めてしまい観察できなくなる。これを避けるために必要な部分のみに散布する。
観察位置の確認ができ、生検が容易となる。
【0109】
1.1.1.付記1.1において、色素散布範囲は内視鏡観察範囲より小さく、拡大観察範囲より大きい。
1.2.付記1において、内視鏡先端に取り付け可能な先端キャップと、
前記先端キャップ内で吸引可能とする吸引手段と、
前記先端キャップ内に散布可能とする色素散布手段とを有する。
【0110】
1.3.付記1において、前記照明手段には被検体が光学窓と接触時に照明光を遮蔽する遮蔽手段が設けられている。
(付記1.3の効果)内視鏡観察に拡大観察の照明光の影響を与えることがなく観察可能。特に、主内視鏡が面順次式、拡大観察が同時式の場合でも容易に対応できる。
【0111】
1.4.付記1において、前記高倍率観察手段の視野範囲が1mm×1mm以下で、分解能が5μm以下である。
1.5.付記1において、前記観察プローブの先端に組織採集手段が設けられている。
(付記1.5の効果)観察プローブで組織観察した部分を、生検サンプルとして採取し、病理診断可能。
1.5.1.付記1.5において、前記組織採取手段が生検鉗子である。
【0112】
2.(内視鏡一体型)
内視鏡の先端部に通常の撮像系と独立して高倍率の撮像系を有する高倍率観察手段を有し、
前記高倍率観察手段は、内視鏡とは独立の照明手段と、被検体と接触可能な透明な光学窓とが設けられており、
前記高倍率観察手段の観察範囲は内視鏡観察範囲内にあり、かつ
前記高倍率観察手段の観察範囲がその光学窓から0〜100μmの範囲にあることを特徴とする内視鏡観察装置。
(付記2の効果)独立な照明手段を有することで通常観察、拡大観察とも十分な光量で観察できる。
光学窓を被検体と接触させることで、位置決めが容易となる。
【0113】
2.1.付記2において、内視鏡先端に色素散布手段を設けた。
2.1.1.付記2.1において、色素散布範囲は内視鏡観察範囲より小さく、拡大観察範囲より大きい。
2.2.付記2において、内視鏡先端に先端キャップを取り付け可能とし、
前記先端キャップ内で吸引できる吸引手段と、
前記先端キャップ内に散布できる色素散布手段とを設けた。
(付記2.2の効果)内視鏡の吸引手段により高倍率観察手段の観察位置に観察対象を位置させることが出来る。
【0114】
2.3.付記2において、照明手段には被検体が光学窓と接触時に照明光を遮蔽する遮蔽手段が設けられている。
2.4.付記2において、高倍率観察手段の視野範囲が1mm×1mm以下で、分解能が5μm以下である。
2.5.付記2において、高倍率観察手段先端部が内視鏡先端部より突き出ている。
(付記2.5の効果)拡大観察の観察部位近傍を観察しながら拡大観察ができるので、位置決めが容易。
【0115】
2.6.付記2において、内視鏡観察画面に拡大観察位置を示す表示手段を有する。
(付記2.6の効果)内視鏡画像と拡大観察画像の対応づけが容易。
2.7.付記2において、一本のユニバーサルコード内に内視鏡と拡大観察手段の信号伝送ケーブルが挿通されている。
(付記2.7の効果)小型化できる。
【0116】
2.8.付記2において、内視鏡の撮像手段と高倍率観察手段の撮像手段はそれぞれの信号処理を行うプロセッサに接続される。
(付記2.8の効果)拡大側の観察光は、生体内で散乱した光なので赤みが強く、通常観察と独立した色調調整を行う場合にも対応がし易い。
2.9.付記2において、内視鏡の撮像手段と高倍率観察手段の撮像手段はそれぞれの信号を切り替える切り替え手段を介して信号処理を共通に行うプロセッサに入力される。
(付記2.9の効果)原価を低減できる。
【0117】
3(プローブ型で照明手段が共通)
内視鏡の鉗子チャンネルに挿通可能なフレキシブルな挿入部を有し、
先端部に高倍率観察手段を有する光学的観察プローブにおいて、
前記高倍率観察手段は高倍率拡大光学系と撮像手段を有し、
前記高倍率観察手段は被検体と接触可能な透明な光学窓が設けられており、
前記高倍率観察手段の観察範囲がその光学窓から0〜100μmの範囲にあり、前記高倍率観察手段先端部に、内視鏡の照明手段からの照明光を被観察体に照射する透明部材を設けている光学的観察プローブ。
【0118】
4.(内視鏡一体型で照明手段が共通)
内視鏡の先端部に通常の撮像系と独立のよりも高倍率の撮像系を有する高倍率観察手段を有し、
前記高倍率観察手段の観察範囲は内視鏡観察範囲内にあり、
前記高倍率観察手段は被検体と接触可能な透明な光学窓が設けられており、
前記高倍率観察手段の観察範囲がその光学窓から0〜100μmの範囲にあり、
前記高倍率観察手段先端部に、内視鏡の照明手段からの照明光を被観察体に照射する透明部材を設けている内視鏡観察装置。
(付記3&4の効果)原価を低減できる。
【0119】
5.(方法クレーム)
内視鏡にて拡大観察を行う場所を特定するステップと、
拡大観察する場所に色素散布手段により色素を散布するステップと、
拡大観察する場所に高倍率観察手段先端部をコンタクトするステップと、
拡大観察する場所に照明手段により照明するステップと、
照明された被写体を撮像するステップと、
よりなる生体内の組織学的観察方法。
【0120】
6.(診断)
撮像された画像による病理診断を行うステップと、
撮像された画像を保存するステップと、
画像と診断結果を対応して保存するステップと、
よりなる診断方法。
【0121】
7.(テレパソロジ)
撮像された画像を伝送するステップと、
伝送された画像による病理診断を行うステップと、
伝送された画像を保存するステップと、
画像と診断結果を対応して保存するステップと、
よりなる診断方法。
【0122】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、内視鏡の鉗子チャンネルに挿通可能なフレキシブルな挿入部を有し、先端部に高倍率観察手段を有する光学的観察プローブにおいて、
前記高倍率観察手段は高倍率拡大光学系と撮像手段と、
前記高倍率観察手段は被検体と接触可能な透明な光学窓と、
前記高倍率観察手段に内視鏡とは独立の照明手段と、
が設けられており、
さらに前記高倍率観察手段の観察範囲がその光学窓から0〜100μmの範囲に設定されるように光学的観察プローブを形成しているので、光学窓を被検体に接触させて、ブレが発生しない状態に保持して、内視鏡の観察範囲内において局所的に組織学的微細構造の観察を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の光学的観察プローブを備えた内視鏡観察装置の全体構成を示す図。
【図2】内視鏡のチャンネル内に光学的観察プローブを挿通して関心部位を観察する状態を拡大して示す断面図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の高倍率観察手段を備えた内視鏡観察装置の全体構成等を示す図。
【図4】高倍率観察手段を一体的に設けた内視鏡の先端部の構成を示す断面図。
【図5】内視鏡本体の通常観察手段による観察範囲と高倍率観察手段の観察範囲の説明図。
【図6】色素散布手段により色素散布する様子の説明図。
【図7】内視鏡画像表示エリア中に染色部位が表示される様子と拡大観察画像表示エリアには染色部位が拡大表示されることを示す図。
【図8】モニタにより表示画面例を示す図。
【図9】第2の実施の形態による動作内容を示すフローチャート図。
【図10】本発明の第3の実施の形態の高倍率観察手段を備えた内視鏡の先端部付近の概略の構成を示す図。
【図11】内視鏡画像表示エリアでの表示と拡大観察画像表示エリアによる色素散布箇所の拡大表示の概略を示す図。
【図12】本発明の第4の実施の形態における光学的観察プローブを内視鏡のチャンネル内に挿通して関心部位を観察する状態を示す図。
【図13】本発明の第5の実施の形態における生検鉗子を設けた光学的観察プローブを内視鏡のチャンネル内に挿通して関心部位を観察する状態を示す図。
【符号の説明】
1…内視鏡観察装置
2…内視鏡
3…(光学的)観察プローブ
4A、4B…光源装置
5A、5B…ビデオプロセッサ
6…モニタ
7…記録装置
10…挿入部
15…ライトガイド
16…照明レンズ
17…観察部位
17a…関心部位
18…先端部
22…チャンネル
23…先端部本体
26…対物レンズ
27…CCD
30…撮像手段
32…映像処理回路
33…内視鏡画像表示エリア
34…拡大観察画像表示エリア
37…筒体
38…軟性チューブ
39…高倍率観察手段
40…高倍率対物レンズ系
41…CCD
42…高倍率撮像手段
43…ライトガイド

Claims (2)

  1. 内視鏡の鉗子チャンネルに挿通可能なフレキシブルな挿入部を有し、先端部に高倍率観察手段を有する光学的観察プローブにおいて、
    前記高倍率観察手段は高倍率拡大光学系と撮像手段と、
    前記高倍率観察手段は被検体と接触可能な透明な光学窓と、
    前記高倍率観察手段に内視鏡とは独立の照明手段と、
    が設けられており、
    さらに前記高倍率観察手段の観察範囲がその光学窓から0〜100μmの範囲にあることを特徴とする光学的観察プローブ。
  2. 内視鏡の先端部に通常の撮像系と独立して高倍率の撮像系を有する高倍率観察手段を有し、
    前記高倍率観察手段は、内視鏡とは独立の照明手段と、被検体と接触可能な透明な光学窓が設けられており、
    前記高倍率観察手段の観察範囲は内視鏡観察範囲内にあり、かつ
    前記高倍率観察手段の観察範囲がその光学窓から0〜100μmの範囲にあることを特徴とする内視鏡観察装置。
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