JP2003164417A - 電子内視鏡 - Google Patents

電子内視鏡

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JP2003164417A
JP2003164417A JP2001370371A JP2001370371A JP2003164417A JP 2003164417 A JP2003164417 A JP 2003164417A JP 2001370371 A JP2001370371 A JP 2001370371A JP 2001370371 A JP2001370371 A JP 2001370371A JP 2003164417 A JP2003164417 A JP 2003164417A
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light
electronic endoscope
light guide
optical path
light source
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JP2001370371A
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Tetsuya Utsui
哲也 宇津井
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Pentax Corp
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Pentax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鉗子チャネルを励起光供給用に利用することな
く自家蛍光観察を可能にする電子内視鏡を提供する。 【解決手段】電子内視鏡装置は、電子内視鏡1,光源プ
ロセッサ装置2,及び励起光光源装置3を備える。光源
プロセッサ装置2との接続用として電子内視鏡1が有す
るコネクタ11は、プリズム18を有する。プリズム1
8は、光源プロセッサ装置2の白色光源23から発せら
れてコアクラッドガラス19に導かれた白色光を、電子
内視鏡1のライトガイド16に向けて透過させる。ま
た、プリズム18は、励起光光源装置3の励起光光源3
2から発せられてプラスチックファイバ31に導かれた
紫外光を、ライトガイド16に向けて反射する。ライト
ガイド16には、外部切替スイッチSWの切り替え状態
に応じて、白色光と紫外光の何れかが供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検体に光を照射
してその像を撮像する電子内視鏡に、関する。
【0002】
【従来の技術】生体組織に特定の波長の光を照射すると
生体組織が励起して蛍光(一般に自家蛍光という)を発
することが知られている。また、腫瘍や癌などの病変が
生じた生体組織が発する自家蛍光の強度が正常な生体組
織のそれよりも弱いことも、良く知られている。
【0003】近年、食道や胃腸などの体腔の体腔壁にお
いて異常組織の有無を診断したり異常組織の位置を特定
する目的で、電子内視鏡の先端から励起光を照射して自
家蛍光による像を撮像できる電子内視鏡装置が、開発さ
れつつある。このような電子内視鏡を開発するにあたっ
ては、電子内視鏡内のライトガイドに照明光と励起光と
を導入可能な光源プロセッサ装置を新たに設計製造する
ことも考えられているが、このような光源プロセッサ装
置は、通常の照明光による観察しかできない従来の電子
内視鏡装置の光源プロセッサ装置に較べるとかなり大型
で且つ極めて高価になると予想される。そのため、通常
観察に対して補助的に行われ、然も圧倒的に利用回数の
少ない自家蛍光観察のために、わざわざ従来の光源プロ
セッサ装置から買い換える需要者も少ないと考えられ
る。
【0004】このような事情があるために、通常観察し
かできない従来の電子内視鏡装置でも自家蛍光観察を簡
単に行う方法が提案されている。その方法とは、処置具
(電気メスや鉗子など)を挿通したり液体や気体を送出
又は吸引するために電子内視鏡内に用意された鉗子チャ
ネルに導光用のプローブを引き通して電子内視鏡の先端
から突出させ、このプローブ内に励起光を通して電子内
視鏡の先端から励起光を照射する方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した方
法のように鉗子チャネルに導光用のプローブを引き通し
てしまうと、当該鉗子チャネルを他の用途に使えなくな
るので、当該鉗子チャネルが電子内視鏡に1つしか用意
されていない場合には、処置具を使ったり気体や液体を
送出又は吸引するなどの被検体への処置が、自家蛍光観
察をしながら行えないという問題があった。
【0006】本発明は、このような従来技術が有する問
題点に鑑みてなされたものであり、その課題は、鉗子チ
ャネルを励起光供給用に利用することなく自家蛍光観察
を可能にする電子内視鏡を、提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに構成された本発明の電子内視鏡は、被検体に施され
る処置に応じた各種の挿通体が挿通される管と、入射端
から供給された光を射出端へと導くライトガイドと、前
記ライトガイドからの光が照射された前記被検体の像を
形成する対物光学系と、前記対物光学系により形成され
る前記被検体の像を撮像する撮像素子と、前記被検体を
照明するための照明光の光路と前記被検体に照射するた
めの励起光の光路とを合成して両光路を前記ライトガイ
ドの入射端に導く光路合成光学系とを備えることを、特
徴とする。
【0008】このように構成されると、励起光は、光路
合成光学系により、照明光と同じようにライトガイドの
入射端へ導入され、ライトガイドを通って被検体に照射
される。従って、励起光を導光するためのプローブを管
に引き通さなくても済む。このとき、本発明の電子内視
鏡が従来の光源プロセッサ装置に接続されていれば、自
家蛍光による被検体の像は、映像として画面等に出力可
能な状態に変換される。従って、自家蛍光による被検体
の像が映像として画面等に出力されれば、自家蛍光観察
をしながら被検体に対する処置を行うことができる。な
お、管に挿通される挿通体は、電気メスや鉗子などの処
置具であっても良いし、被検体近傍へ送出されたり被検
体近傍から吸引される気体や液体であっても良い。ま
た、光路合成光学系は、照明光を透過させるとともに励
起光を反射させるプリズムとすることができる。
【0009】本発明の電子内視鏡は、励起光光源から光
路合成光学系まで励起光を導く導光部材を更に備えてい
ても良い。この導光部材は、光路合成光学系を収容する
筐体に対して着脱自在であっても良いし、その筐体と一
体になるように筐体に固着されていても良い。また、励
起光光源を収容する筐体に対しても、着脱自在であって
も良いし、固着されていても良い。
【0010】本発明の電子内視鏡は、ライトガイドの入
射端へ入射する光を照明光と励起光とで切り替える切替
手段を更に備えていても良い。この切替手段は、照明光
の光路か励起光の光路の何れか一方に遮光物を挿入する
ことにより当該入射端へ入射する光を切り替えるもので
あっても良いし、照明光光源か励起光光源の何れか一方
を点灯させることにより当該入射端へ入射する光を切り
替えるものであっても良いし、一方の光の光路に遮光物
を挿抜するとともにもう一方の光の光源を消点灯させる
ことにより当該入射端へ入射する光を照明光と励起光と
で切り替えるものであっても良い。
【0011】本発明の電子内視鏡は、光路合成光学系を
収容する筐体を備えていても良い。この場合、この筐体
は、照明光光源を収容する筐体に対して着脱自在に装着
されるものとすることができ、また、励起光光源から励
起光を導く導光部材が着脱自在に装着されるものとする
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態である
電子内視鏡を、図面に基づいて説明する。図1に、本実
施形態による電子内視鏡装置の概略構成を示す。この電
子内視鏡装置は、電子内視鏡1,光源プロセッサ装置
2,及び励起光光源装置3を、備えている。
【0013】<電子内視鏡>先ず、電子内視鏡(以下、
内視鏡と略記)1について説明する。この内視鏡1は、
生体内に挿入される可撓管状の挿入部を、有している。
但し、図1には、この内視鏡の詳細な形状は、図示され
ていない。この挿入部の先端には湾曲部が組み込まれて
おり、この湾曲部の先端には硬質部材製の先端部が固定
されている。また、挿入部の基端には操作部が連結され
ている。この操作部には、図示されていないが、湾曲部
を湾曲操作するためのダイヤル及び各種操作スイッチ
が、設けられている。さらに、操作部からは、図示せぬ
ライトガイド可撓管が延びており、その先端に、コネク
タ11が、設けられている。このコネクタ11は、内視
鏡1を光源プロセッサ装置2に着脱可能に接続するため
の連結具である。
【0014】この内視鏡1の先端部には、少なくとも3
つの貫通孔が穿たれており、そのうちの一対の貫通孔に
は、配光レンズ12及び対物レンズ13が夫々填め込ま
れている。他の1つの貫通孔は、鉗子口14aとして利
用される。具体的には、鉗子口14aと操作部に穿たれ
た鉗子口14bとを結ぶチューブが、内視鏡1内を引き
通されており、このチューブを通じて両鉗子口14a,
14bの間に形成される管が、電気メス等の処置具の挿
通や体液の吸引や洗浄水の送出のための鉗子チャネル1
4として、機能する。
【0015】さらに、内視鏡1の先端部には、CCDエ
リアセンサである撮像素子15が組み込まれている。こ
の撮像素子15の撮像面は、内視鏡1の先端部が被検体
に対向配置された時に対物レンズ13が当該被検体像を
結ぶ位置の近傍に、配置されている。この撮像素子15
の各端子は、複数の信号線15aを通じて、コネクタ1
1の端面に植えられた各電極に、導通している。そし
て、撮像素子15は、この電極及び信号線15aを介し
て駆動電源及び駆動信号を供給され、被検体像を撮像し
て得られた画像信号を信号線15aへ出力する。
【0016】さらに、内視鏡1は、ライトガイド16
を、有している。このライトガイド16は、光ファイバ
が多数束ねられてなるファイババンドルであり、可視光
及び紫外光がともに透過可能なプラスチック製である。
そして、このライトガイド16は、その先端(射出端)
の先端面が配光レンズ12に対向した状態で、内視鏡1
内を引き通され、その基端(入射端)が、コネクタ11
内に固定されている。
【0017】さらに、内視鏡1は、コネクタ11内に、
集光レンズ17,プリズム18,及びコアクラッドガラ
ス19を、有している。集光レンズ17は、ライトガイ
ド16の基端面とプリズム18との間に配置され、プリ
ズム18を透過(又は反射)した光をライトガイド16
の基端面上に収束させる。
【0018】プリズム18は、2個の直角プリズムから
なり、全体的な形状としては、これら直角プリズムの斜
面同士が接合されることによって立方体となっている。
これら直角プリズムの接合面には、可視光を透過させる
紫外光反射膜がコーティングされている。また、当該接
合面は、ライトガイド16の基端面に対して45°傾け
られている。以下、この接合面をルーフ面という。な
お、このプリズム18は、光路合成光学系に相当する。
【0019】コアクラッドガラス19は、このプリズム
18を挟んで集光レンズ17とは反対側に、配置されて
いる。コアクラッドガラス19は、コアとクラッディン
グとの界面で全反射が起きるように各々の屈折率が各々
設定された円柱状の単一ガラスである。このコアクラッ
ドガラス19の一方の先端は、集光レンズ17及びプリ
ズム18を挟んで、ライトガイド16の基端と対向して
いる。また、ライトガイド16側とは反対側の先端は、
コネクタ11の外側に突出している。この突出している
先端は、コネクタ11が光源プロセッサ装置2に接続さ
れた際に、当該装置2の内部に挿入される。
【0020】さらに、コネクタ11は、その側面に、励
起光光源装置3から延びる後述するプラスチックファイ
バ31の先端近傍に設けられた連結具Cが着脱自在に接
続される受け口を、有する。そして、この受け口に連結
具Cが接続されると、プラスチックファイバ31の先端
部は、その先端面がプリズム18に対向した状態でコネ
クタ11に保持され、プラスチックファイバ31の中心
軸は、ルーフ面にて直角に折り曲げられたライトガイド
16の中心軸と同軸となる。
【0021】なお、この内視鏡1では、対物レンズ13
及び撮像素子15間の光路中に、紫外光を遮断して可視
光を透過させる紫外光カットフィルタが、挿入されてい
ても良い。
【0022】<光源プロセッサ装置>次に、光源プロセ
ッサ装置2について説明する。この光源プロセッサ装置
2は、互いに接続されたシステムコントローラ21及び
タイミングジェネレータ22を、備えている。システム
コントローラ21は、光源プロセッサ装置2全体を制御
するコントローラである。タイミングジェネレータ22
は、各種基準信号を生成する回路であり、光源プロセッ
サ装置2における各種処理は、この基準信号に従って進
行する。
【0023】さらに、光源プロセッサ装置2は、白色光
源23及び集光レンズ24を、備えている。白色光源2
3は、白色光を平行光として射出する。集光レンズ24
は、白色光源23により射出された白色光の光路上に配
置されている。この集光レンズ24は、コネクタ11が
光源プロセッサ装置2に接続された状態では、この白色
光をコアクラッドガラス19の先端(当該装置2に挿入
される側の先端)の先端面に収束させる。
【0024】この集光レンズ24とコアクラッドガラス
19間の光路上には、ホイール25が、挿入されてい
る。このホイール25は、円板状の外形を有し、その外
周に沿ったリング状の領域に3つの開口が設けられてい
る。これら各開口には、入射した光の内の赤色帯域のみ
を透過させるRフィルタ,緑色帯域のみを透過させるG
フィルタ,及び、青色帯域のみを透過させるBフィルタ
が、夫々填め込まれている。
【0025】このホイール25の中心は、モータ25m
の出力軸に対して固定されている。このモータ25m
は、タイミングジェネレータ22に接続されている。そ
して、モータ25mは、タイミングジェネレータ22か
らの基準信号に従って、ホイール25のRフィルタ,G
フィルタ,及びBフィルタを、集光レンズ24及びコア
クラッドガラス19間の光路中に、順次、繰り返して挿
入させるように、当該ホイール25を回転させる。
【0026】すると、コアクラッドガラス19の先端面
には、赤色光(R光),緑色光(G光),及び青色光(B光)
が、順次繰り返して入射する。入射したR光,G光,及
びB光は、コアークラッドガラス19及びプリズム18
を順次透過した後、集光レンズ17によってライトガイ
ド16の基端面上に収束され、更に、ライトガイド16
に導かれ、配光レンズ12により拡散されて、内視鏡1
の先端に対向した被検体を照明する。すると、撮像素子
15の撮像面には、被検体のR光による像,G光による
像,及び、B光による像が、順次形成される。そして、
この撮像素子15は、被検体のR光による像,G光によ
る像,及び、B光による像を、R画像信号,G画像信
号,及びB画像信号に夫々変換し、信号線15aへ順次
出力する。
【0027】さらに、光源プロセッサ装置2は、タイミ
ングジェネレータ22に夫々接続された1つの前段処理
部26,3つのメモリ27R,27G,27B,及び、
3つの後段処理部28R,28G,28Bを、備えてい
る。
【0028】前段処理部26は、コネクタ11が光源プ
ロセッサ装置2に接続されると撮像素子15に接続され
る。そして、前段処理部26は、撮像素子15から出力
されたR画像信号,G画像信号,及びB画像信号を順次
取得して保持し、信号処理及びA/D変換することによ
り、R画像データ,G画像データ,及びB画像データ
を、順次出力する。この前端処理部26には、各メモリ
27R,27G,27Bが、夫々接続されている。そし
て、前段処理部26から出力されたR画像データ,G画
像データ,及びB画像データは、各メモリ27R,27
G,27Bに、夫々格納される。
【0029】これら各メモリ27R,27G,27Bに
は、各後段処理部28R,28G,28Bが、夫々接続
されている。そして、各後段処理部28R,28G,2
8Bは、夫々、各メモリ27R,27G,27Bに格納
されたR画像データ,G画像データ,及びB画像データ
を読み出して、信号処理及びD/A変換することによ
り、R画像信号,G画像信号,及びB画像信号を、出力
する。出力されたR画像信号,G画像信号,及びB画像
信号は、タイミングジェネレータ22から出力された同
期信号(sync)とともに、一組の映像信号として、図示せ
ぬ映像出力端子へ出力される。モニタMは、この映像出
力端子に接続されており、出力された映像信号を取得し
て画面表示する。即ち、モニタMには、被検体のカラー
画像が動画として表示される。
【0030】ところで、システムコントローラ21は、
図1に示すように、外部切替スイッチSWに、接続され
ている。システムコントローラ21は、外部切替スイッ
チSWの切り替えに応じて白色光源23をオンオフさせ
るように、プログラムされている。このシステムコント
ローラ21は、その内部のROMが、従来のものから上
記プログラムの追記されたものに交換されたものであっ
ても良い。なお、外部切替スイッチSW及び当該プログ
ラムは、消点灯手段に相当する。
【0031】<励起光光源装置>次に、励起光光源装置
3について説明する。この励起光光源装置3は、プラス
チックファイバ31,励起光光源32,及び集光レンズ
33を、備えている。
【0032】プラスチックファイバ31は、紫外光が透
過可能な多数又は単一の可撓な光ファイバである。この
プラスチックファイバ31の先端は、上述したように、
コネクタ11の側面の受け口に接続される筒状の連結具
Cに挿入されて固定されており、この連結具Cがコネク
タ11の受け口に接続された際に、コネクタ11内に挿
入される。また、その基端は、励起光光源装置3の筐体
内に挿入されて固定されている。この励起光光源装置3
に固定される基端は、上述した先端と同様に、連結具を
介して当該装置3に着脱自在に接続されても良い。な
お、このプラスチックファイバ31は、導光部材に相当
する。また、本実施形態では、励起光光源装置3からコ
ネクタ11まで紫外光を導光するためのライトガイド
を、プラスチックファイバとしたが、紫外光が導光可能
であるなら他の材料からなるもの、例えば石英ファイバ
や液体ライトガイドなどであっても良い。
【0033】励起光光源32は、紫外光を平行光として
射出する。集光レンズ33は、励起光光源32により射
出された紫外光の光路上に配置されており、この紫外光
をプラスチックファイバ31の先端面上に収束させる。
そして、この先端面から入射した紫外光は、プラスチッ
クファイバ31に導かれ、プリズム18のルーフ面で反
射されて、集光レンズ17でライトガイド16の基端面
に収束され、更に、ライトガイド16に導かれ、配光レ
ンズ12により拡散されて、内視鏡1の先端に対向した
被検体を照射する。
【0034】さらに、励起光光源装置3は、集光レンズ
33及びプラスチックファイバ31の間に、遮光装置3
4を備えている。この遮光装置34は、遮光板34a,
及び、この遮光板34aを傾倒させるソレノイド34b
を、備えている。遮光板34aは、ソレノイド34bが
オフ状態では、集光レンズ33を透過した励起光の光路
に挿入されており、ソレノイド34bがオン状態に切り
替えられると、励起光の光路上から脱出するように傾倒
される。このソレノイド34bは、外部切替スイッチS
Wに、接続されている。ソレノイド34bは、白色光源
23がオフ状態となるように外部切替スイッチSWが切
り替えられるとオン状態にされ、白色光源23がオン状
態となるように外部切替スイッチSWが切り替えられる
とオフ状態にされる。これにより、内視鏡1のライトガ
イド16には、外部切替スイッチSWの状態に応じて、
白色光か紫外光の何れかが供給される。なお、遮光装置
34は、挿抜手段に相当する。また、外部切替スイッチ
SW,遮光装置34,及び、システムコントローラ21
内のプログラムは、切替手段に相当する。
【0035】<実施形態の動作>上記構成の内視鏡装置
において、外部切替スイッチSWが操作されて白色光源
23がオフ状態に切り替えられると、遮光装置34の遮
光板34aが傾倒され、紫外光がプラスチックファイバ
31に導入され、プリズム18内のルーフ面によって反
射され、集光レンズ17によって収束されてライトガイ
ド16に供給される。すると、内視鏡1の先端に対向し
た被検体には、紫外光が照射され、照射された被検体は
励起して自家蛍光を発する。自家蛍光を発する被検体の
像は、対物レンズ13を介して撮像素子15に撮像さ
れ、最終的に、モノクロの自家蛍光画像が動画としてモ
ニタMに画面表示される。なお、画面表示された自家蛍
光画像では、腫瘍や癌などの異常部位が、暗部として示
される。
【0036】また、外部切替スイッチSWが操作されて
白色光源23がオン状態に切り替えられると、遮光装置
34により紫外光が遮光され、白色光がコアクラッドガ
ラス19及びプリズム18を順に透過し、集光レンズ1
7によって収束されてライトガイド16に供給される。
すると、内視鏡1の先端に対向した被検体には、R光,
G光,及びB光が順次照射される。そして、被検体のR
光,G光,及びB光による像は、対物レンズ13を介し
て撮像素子15に撮像され、最終的に、カラー画像が動
画としてモニタMに画面表示される。
【0037】つまり、外部切替スイッチSWを切り替え
れば、モニタMには、カラー画像か自家蛍光画像の何れ
かが、画面表示される。
【0038】<まとめ>上記のように、この光源プロセ
ッサ装置2自体は、単なるカラー撮影用のものである
が、励起光光源装置3から延びるプラスチックファイバ
31の先端部を内視鏡1のコネクタ11に装着し、外部
切替スイッチSWをシステムコントローラ21に接続す
れば、光源プロセッサ装置2は、自家蛍光画像観察用に
も利用可能となる。然も、本実施形態の電子内視鏡装置
によると、自家蛍光画像観察が可能であるにも拘わら
ず、紫外光を導光するためのプローブを内視鏡1の鉗子
チャネル14に挿入する必要がないので、この鉗子チャ
ネル14を本来の用途、即ち、電気メス等の処置具の挿
通や体液の吸引や洗浄水の送出に利用することができ
る。
【0039】なお、本実施形態では、白色光源23をオ
ンオフさせることにより、コアクラッドガラス19への
白色光の供給及びその停止を制御していたが、そうでな
くても良い。例えば、図2の概略図に示すように、白色
光源23が発する白色光の光路上に、図1に示したのと
同様な遮光装置29を設置し、この遮光装置29と遮光
装置34とを外部切替スイッチSWにて制御するように
しても良い。このとき、外部切替スイッチSWが切り替
えられた状態に応じて、白色光か紫外光の何れかが遮光
装置29,34によって遮光されるので、この図2のよ
うな場合でも、外部切替スイッチSWを切り替えれば、
モニタMには、カラー画像か自家蛍光画像の何れかが、
画面表示される。
【0040】
【発明の効果】以上のように構成された本発明の電子内
視鏡によると、鉗子チャネルを励起光供給用に利用しな
くて済むので、術者は、自家蛍光観察をしながら被検体
に対して処置を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の電子内視鏡装置を模式
的に示す概略構成図
【図2】 遮光装置を光源プロセッサ装置にも設置した
例を示す説明図
【符号の説明】
1 電子内視鏡 11 コネクタ 12 配光レンズ 13 対物レンズ 14 鉗子チャネル 15 撮像素子 16 ライトガイド 17 集光レンズ 18 プリズム 19 コアクラッドガラス 2 光源プロセッサ装置 21 システムコントローラ 22 タイミングジェネレータ 23 白色光源 24 集光レンズ 25 ホイール 25m モータ 3 励起光光源装置 31 プラスチックファイバ 32 励起光光源 33 集光レンズ 34 遮光装置 34a 遮光板 34b ソレノイド SW 外部切替スイッチ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検体に施される処置に応じた各種の挿通
    体が挿通される管と、 入射端から供給された光を射出端へと導くライトガイド
    と、 前記ライトガイドからの光が照射された前記被検体の像
    を形成する対物光学系と、 前記対物光学系により形成される前記被検体の像を撮像
    する撮像素子と、 前記被検体を照明するための照明光の光路と前記被検体
    に照射するための励起光の光路とを合成して両光路を前
    記ライトガイドの入射端に導く光路合成光学系とを備え
    ることを特徴とする電子内視鏡。
  2. 【請求項2】前記励起光を発する励起光光源から前記光
    路合成光学系まで前記励起光を導く導光部材を、更に備
    えることを特徴とする請求項1記載の電子内視鏡。
  3. 【請求項3】被検体に施される処置に応じた各種の挿通
    体が挿通される管と、 入射端から供給された光を射出端へと導くライトガイド
    と、 前記ライトガイドからの光が照射された前記被検体の像
    を形成する対物光学系と、 前記対物光学系により形成される前記被検体の像を撮像
    する撮像素子と、 前記被検体を照明するための照明光の光路と前記被検体
    に照射するための励起光の光路とを合成して両光路を前
    記ライトガイドの入射端に導く光路合成光学系と、 前記光路合成光学系を収容するとともに、前記照明光を
    発する照明光光源を収容する筐体に対し、前記照明光が
    前記光路合成光学系に導入される状態で装着され、且
    つ、前記励起光を発する励起光光源から前記光路合成光
    学系まで前記励起光を導く導光部材が接続される筐体と
    を備えることを特徴とする電子内視鏡。
  4. 【請求項4】前記導光部材は、前記光路合成光学系を収
    容する筐体に対して着脱自在であることを特徴とする請
    求項2又は3記載の電子内視鏡。
  5. 【請求項5】前記導光部材は、前記励起光光源を収容す
    る筐体に対して固着していることを特徴とする請求項
    2,3又は4記載の電子内視鏡。
  6. 【請求項6】前記導光部材は、前記励起光光源を収容す
    る筐体に対して着脱自在であることを特徴とする請求項
    2,3又は4記載の電子内視鏡。
  7. 【請求項7】前記光路合成光学系は、前記ライトガイド
    の入射端へ向けて前記照明光を透過させるとともに、前
    記ライトガイドの入射端へ向けて前記励起光を反射させ
    るプリズムであることを特徴とする請求項1乃至6の何
    れかに記載の電子内視鏡。
  8. 【請求項8】前記ライトガイドの入射端へ入射する光が
    前記照明光と前記励起光のどちらかとなるように切り替
    える切替手段を、更に備えることを特徴とする請求項1
    乃至7の何れかに記載の電子内視鏡。
  9. 【請求項9】前記切替手段は、切り替え状態に応じて、
    前記照明光を発する照明光光源を点灯又は消灯させる消
    点灯手段を、有することを特徴とする請求項8記載の電
    子内視鏡。
  10. 【請求項10】前記切替手段は、切り替え状態に応じ
    て、前記励起光の光路に遮光物を挿抜させる挿抜手段
    を、有することを特徴とする請求項8又は9記載の電子
    内視鏡。
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