JP2009039282A - 内視鏡装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】励起光及び可視光の両方を1つの光源によって出射できるようにする。
【解決手段】光源15から出射した紫外光は、光分岐器22を透過して第1の分岐ライトガイド部31に入射する。紫外光は、第1の分岐ライトガイド部31の内部を伝播し、かつグレーティング33を透過して出射端31Bまで導かれる。紫外光は、出射端31Bにおいて光波長変換部24で可視光に変換され、挿入部12の先端部12Aから出射する。第1の分岐ライトガイド部31が、外力印加部27によって、長手方向に伸張されると、グレーティング33は透過特性が変化し、光源15からの紫外光を反射する。その反射した紫外光は光分岐器22に再入射する。再入射した紫外光は、光分岐器22で反射して、第2の分岐ライトガイド部32に入射し、挿入部12の先端部12Aから励起光として出射する。
【選択図】図1

Description

本発明は、波長の異なる2種類の光を内視鏡スコープから出射することが可能な内視鏡装置に関する。
生体組織は、紫外線等特定の波長の光(励起光)が照射されると、自家蛍光により蛍光を発する。自家蛍光は、病変組織では正常組織に比べて弱くなるので、近年この特性を利用して、自家蛍光画像により病変組織を検出する自家蛍光観察内視鏡システムが実用化されている。
自家蛍光画像では、自家蛍光が弱くなる病変組織に加えて、励起光がほとんど照射されない管腔部等についても暗くなるので、自家蛍光画像を取得するだけでは病変組織を特定することができない。したがって、自家蛍光観察内視鏡システムにおいては、病変組織を特定するために、白色光を生体内に照射したときに得られる白色光画像も併せて参照される。そのため、内視鏡スコープは、波長の異なる可視光と励起光を、その先端部から出射させる必要がある。
従来、上記2種類の光を出射するために、例えば特許文献1に開示されるように、内視鏡システムに白色光光源と励起光光源が設けられる構成が知られている。
また例えば、特許文献2、3に開示されるように、光源として励起光光源が使用されると共に、内視鏡スコープの先端部に蛍光体を備えたアダプタを着脱自在に取り付けられる構成が知られている。この構成によれば、アダプタが取り付けられているときは、光源から発した光が蛍光体で光波長変換され、白色光として生体内に出射される。一方、アダプタが取り外されると、光源から発した光は、そのまま励起光として生体内に照射される。
特開2003−164417号公報 特開2005−323737号公報 特開2005−323738号公報
しかし、特許文献1の構成によれば、白色光光源と励起光光源の両方が設けられるため、内視鏡システムが大型化するという問題がある。
また、病変組織を特定しやすくするために、白色光画像と蛍光画像はモニタに同時に表示可能であることが好ましいが、この場合、白色光と励起光は高速に切り替えられて出射させる必要がある。しかし、特許文献2、3の構成によれば、アダプタの着脱は時間を要するので、白色光と励起光の切替を高速に行うことはできない。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、装置を大型化することなく、2種類の光を高速に切り替えて出射することが可能な内視鏡装置を提供することを目的とする。
本発明に係る内視鏡装置は、特定波長の光を発する光源と、スコープと、スコープの内部に挿通され、入射された光を伝播させて出射端から出射させることが可能な第1及び第2のライトガイド部と、光源からの光が入射され、その入射された光を第1及び第2のライトガイド部に入射させるように出射可能な光分岐器と、第1のライトガイド部の内部に設けられ、特定波長の光を透過させる光透過特性を有することにより、第1のライトガイド部を伝播する光源からの光を透過させ、第1のライトガイド部の出射端から出射させるフィルタ部とを備える。そして、フィルタ部は、その透過特性が変化させられることにより、光源からの光が出射端側へ伝播することを遮り、出射端から光源からの光が出射することを遮ることを特徴とする。
フィルタ部は光透過特性が変化させられることにより、特定波長の光を反射する光透過特性を有することが好ましい。この場合、光源からの光は、フィルタ部で反射されて光分岐器に再入射され、光分岐器は、その再入射された光を、第2のライトガイド部に入射させるように出射させる。
光分岐器は、例えば、光源から発せられた光を、透過させて第1のライトガイド部に入射させるとともに、再入射された光を反射させて第2のライトガイド部に向けて出射させる。また、光分岐器は、例えば光サーキュレータである。
本発明に係る内視鏡装置は、第1のライトガイド部の出射端から発する特定波長の光を、別の波長の光に変換する光波長変換部をさらに備えることが好ましい。
フィルタ部は、外力が加えられ、又は加熱若しくは冷却されることにより光透過特性が変化させられることが好ましい。この場合、第1のライトガイド部は、光ファイバ束で形成されるとともに、フィルタ部は光ファイバ束内部に設けられたグレーティングであることが好ましい。そして、第1のライトガイド部のグレーティングが形成された部分が長手方向に伸張又は収縮させられることにより、グレーティングはその光透過特性が変化することが好ましい。
本発明では、1つの光源から出射した光を、2つのライトガイド部を介して、異なる種類の光として出射することができると共に、光の出射・非出射の切替をフィルタ部によって高速に行うことができる。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態に係る電子内視鏡装置の模式図である。内視鏡装置10は、操作部11、挿入部12、ケーブル17、及び光源ユニット14を有するスコープ13と、不図示のプロセッサとを備える。スコープ13は、操作部11が使用者によって把持されるとともに、挿入部12が体内に挿入されて使用される。
内視鏡装置10は、自家蛍光画像を観察可能な電子内視鏡装置であって、例えば、後述するように、可視光及び励起光(紫外光)を交互に挿入部12の先端部12Aから出射することができる。可視光が照射されたとき、生体組織で反射された光は、不図示の撮像素子で受光され、白色光画像(可視光画像)として観察される。一方、紫外光が照射された生体組織では自家蛍光が発光し、発光した自家蛍光は、撮像素子で受光され自家蛍光画像として観察される。
光源ユニット14は、その内部にレーザーモジュールから成る光源15を備える。光源15は、図4に示すように、紫外領域にある波長λ1(特定波長)をピーク波長とする狭帯域の紫外光Uを発する。スコープ13は、ケーブル17によって光源ユニット14に装着される。光源ユニット14には、コネクタ14Aが設けられ、光源ユニット14はコネクタ14Aを介して不図示のプロセッサに接続される。プロセッサは、撮像素子で生成された映像信号(白色光画像、可視光画像)をデータ処理し、これらの画像をモニタに表示にさせる。なお、光源15はプロセッサに設けられていても良い。
スコープ13は、プレライトガイド部25並びに第1及び第2の分岐ライトガイド部31、32と、光分岐器22と、グレーティング33から成るフィルタ部と、光波長変換部24と、第1及び第2の固定部34、35から成る外力印加部27とを備える。プレライトガイド部25並びに第1及び第2の分岐ライトガイド部31、32は光ファイバ束で形成される。
プレライトガイド部25は、ケーブル17の内部に挿通されており、その入射端がレーザーモジュール15の出射端に光学的に接続される。また、プレライトガイド部25の出射端は、操作部11に設けられた光分岐器22に光学的に接続されており、光源15から出射した光は、プレライトガイド部25を介して、光分岐器22に入射される。なお、本実施形態のように、光源15をスコープ13に配置し、光源15とライトガイドを一体構造になっているものを用いれば、スコープ13とプロセッサ間をライトガイドで接続させる必要が無くより小型化できる。
第1及び第2の分岐ライトガイド部31、32は、スコープ13の内部に挿通されており、それらの一端部31A、32Aが光分岐器22に光学的に接続されるとともに、他端部31B、32Bが挿入部12の先端部12Aに配置される。第1及び第2の分岐ライトガイド部31、32は、一端部31A、32Aに入射された光を伝播させて他端部(出射端)31B、32Bから出射させることができる。
図2、3それぞれは、光分岐器22及び第1の分岐ライトガイド部31の具体的な構成を示すための模式図である。なお、以下の説明においては、挿入部12の先端部12A側を前方側、操作部11側を後方側として説明する。
光分岐器22は、ガラスやプラスチックで形成された透過板22Aと、その透過板の背面22Xに被膜される透過膜22Bと、正面22Yに被膜される反射膜22Cとから成る。光分岐器22は、その背面22Xが後方側に向けられ、かつプレライトガイド部25の出射端25Bから出射する紫外光Uの光路上に傾けられて配置される。紫外光Uは、背面22Xから入射し、光分岐器22の内部を透過し、かつ正面22Yから出射して、第1の分岐ライトガイド部31の一端部31Aに入射される。
第1の分岐ライトガイド部31は、図3に示すように、コア31Cと、そのコア31Cを取り巻くクラッド31Dから成り、そのコア31Cの一部にはグレーティング33が形成される。グレーティング33は、コア31Cに周期的な屈折率変調を加えた光波長フィルタである。グレーティング33は、狭帯域フィルタであって、コア31Cを伝播する光のうち以下の式(1)で表される波長λ及びその周辺波長の光のみを反射し、それ以外の波長の光を透過させる。
λ=2neff×Λ ・・・・(1)
なお、neffは導波モードの実行屈折率、Λはグレーティング周期である。
第1の分岐ライトガイド部31の他端部31Bの前方には、蛍光体から成る光波長変換部24が配置される。また、第1の分岐ライトガイド部31には、その長手方向における、グレーティング33の前方側及び後方側それぞれにおいて、第1の分岐ライトガイド部31の外周に、第1及び第2の固定部34、35が固定される。
第1の固定部34は、さらに挿入部12に固定されており、挿入部12に対して相対的に移動することができない。一方、第2の固定部35は、挿入部12に固定されておらず、不図示のアクチュエータ等によって第1の分岐ライトガイド部31の長手方向に沿って、挿入部12に対して相対的に変位可能である。したがって、第2の固定部35が長手方向に移動させられると、第1及び第2の固定部34、35の間の、第1の分岐ライトガイド部31のグレーティング33が形成された部分は、長手方向に伸張または収縮させられる。このように、第1の分岐ライトガイド部31(すなわち、グレーティング33)が、伸張または収縮させられると、グレーティング周期Λも変化し、グレーティング33が反射する光の波長λも変化させられる。なお、例えば、アクチュエータとしては挿入部12内部に配置された圧電素子が用いられ、アクチュエータの動作は操作部11におけるボタン入力等の所定の操作によって制御される。
第1の分岐ライトガイド部31は、初期状態、すなわち、第1及び第2の固定部34、35によって伸張または収縮させられていない状態では、式(1)における波長λは波長λ1より小さい波長λ2となる。したがって、グレーティング33は、図4に示すように、波長λ2及びその周辺波長の光のみを反射し、それ以外の光を透過する光透過特性N1を有し、光源15が出射する波長λ1をピーク波長とする紫外光Uは、グレーティング33で透過させられる。
すなわち、初期状態では、第1の分岐ライトガイド部31に入射された紫外光Uは、ライトガイド部のコア33Cを伝播しかつグレーティング33を透過して、出射端31Bから出射する。ここで、出射端33Bから出射した紫外光Uは、光波長変換部24で可視光(好ましくは白色光)に変換されて、先端部12Aから可視光として外部に出射される。
一方、第2の固定部35が後方側に変位させられ、第1の分岐ライトガイド部31のグレーティング33が形成された部分が伸張させられると、グレーティング周期Δも大きくなり、それにより式(1)における波長λは大きくなる。そして、第2の固定部35が所定距離ΔL後方側に移動させられると、上記式(1)における波長λが波長λ1となり、グレーティング33の光透過特性は、波長λ1及びその周辺波長の光のみを反射し、それ以外の光を透過する光透過特性N2に変化する(図4参照)。これにより、光源15から出射した波長λ1をピーク波長とする紫外光Uは、グレーティング33で反射させられるので、紫外光Uが他端部31B側に伝播することが遮られ、先端部12Aから可視光が出射することが停止される。また、反射した紫外光Uは、第1の分岐ライトガイド部31のコア33Cを後方に向けて伝播して、図2に示すように、一端部31Aから光分岐器22に再入射される。
光分岐器22に再入射された紫外光Uは、図2に示すように、反射膜22Cが被膜された正面22Yで反射して、図2に示す下方側に出射される。そして、その紫外光Uは反射ミラー35を介して、第2の分岐ライトガイド部32の一端部32Aに入射される。第2の分岐ライトガイド部32に入射された紫外光Uは、第2の分岐ライトガイド部32を伝播して、第2の分岐ライトガイド部32の他端部32B(図1参照)から外部に出射される。
本実施形態では、可視光画像観察を行うとき、第1の分岐ライトガイド部31が初期状態にされて、挿入部12の先端部12Aから可視光が外部に出射される。一方、自家蛍光画像観察が行われるとき、第1の分岐ライトガイド部31がΔL伸張され、第2の分岐ライトガイド部32を介して、挿入部12の先端部12Aから紫外光が出射される。
本実施形態では、第1の分岐ライトガイド部31の伸張は、第2の固定部35を移動させることのみをもって実現され、白色光及び紫外光の出射の切替は高速に行うことができる。さらには、自家蛍光観察内視鏡システムにおける光源を1個にすることができるので、内視鏡装置10の小型化が実現できる。なお、本実施形態では、第1の分岐ライトガイド部31の伸張長さを調整することにより、先端部12Aから紫外光と可視光の両方を出射させることも可能であり、またその出射比率や光量(パワー)も適宜調整可能である。
なお、第2の固定部35の変位は、不図示のプロセッサの画像処理動作と連動することが好ましい。例えば、操作部11によって、可視光画像観察を実施するように指示されると、第2の固定部35は変位せずに第1の分岐ライトガイド部31を介して先端部12Aから可視光が出射される。また、プロセッサではその指示(例えば、操作部からのタイミング信号の入力)に基づき、映像信号に対して可視光画像に応じた画像処理が行われる。自家蛍光画像観察を実施するように指示された場合も同様である。さらに例えば、可視光画像と、自家蛍光画像の両方を同時に観察するように指示されると、アクチュエータは連続的に変位させられ、1フィールド毎に可視光と励起光が交互に先端部12Aから出射することが好ましい。この場合、操作部11では、アクチュエータの変位タイミングに合わせてタイミング信号が出力され、プロセッサではそのタイミング信号に基づき、映像信号に対して1フィールド毎交互に可視光画像及び自家蛍光画像に応じた画像処理が行われる。
図5は、第2の実施形態に係る光分岐器22の構成を示す。第2の実施形態における光分岐器22は、後方側から前方側に向けて、第1の複屈折結晶41、ファラデー素子42、第2の複屈折結晶43がこの順に並べられて成る光サーキュレータである。
プレライトガイド部25から出射された紫外光Uは、第1の複屈折結晶41の背面41Xに入射されて、光サーキュレータで屈折しつつ、第2の複屈折結晶43の正面43Yから出射し、第1の分岐ライトガイド部31に入射される。
また、第1の分岐ライトガイド部31のグレーティング33で反射されて、第1の分岐ライトガイド部31の一端部31Aから出射した紫外光Uは、第2の複屈折結晶の正面43Yに再入射される。このとき正面43Yにおいて紫外光Uは、出射する位置と同一位置に再入射される。
再入射された紫外光Uは、光サーキュレータで屈折しつつ、第1の複屈折結晶41の背面41Xから出射される。このとき紫外光Uは、背面41Xにおいて、入射される位置とは異なる位置から出射され、不図示の反射ミラー等で適宜反射した上で、第2の分岐ライトガイド部32に入射される。
以上のように、本実施形態でも第1の実施形態と同様に、光分岐器22は、プレライトガイド部25から出射された光を、第1の分岐ライトガイド部21に入射させることができると共に、第1の分岐ライトガイド部21から光分岐器22に再入射された光を、第2の分岐ライトガイド部32に入射させることができる。
次に、第3の実施形態について説明する。第1及び第2の実施形態では、グレーティング33で反射した光を、第2の分岐ライトガイド部32に入射させて、蛍光観察のときの励起光として使用したが、本実施形態では、第2の分岐ライトガイド部32に入射させず、自家蛍光画像観察の励起光として使用されない。本実施形態では、光分岐器22としてはビームスプリッターが使用され、光源15からの紫外光Uは、ビームスプリッターで分割され、第1及び第2の分岐ライトガイド部31、32の両方に入射される。
可視光画像観察時、第1の分岐ライトガイド部31は初期状態にされ、第1の分岐ライトガイド部31に入射された紫外光Uは、グレーティング33を透過し、光波長変換部24で波長変換し、白色光として挿入部12の先端部12Aから出射される。一方、第2の分岐ライトガイド部32に入射された光も、挿入部12の先端部12Aから紫外光として出射される。すなわち、本実施形態では、可視光画像観察時、生体組織には可視光と紫外光の両方が照射される。
生体組織で反射された可視光は撮像素子で受光され、可視光画像として観察される。また、生体組織で紫外光によって励起された自家蛍光も撮像素子に受光されるが、生体組織で励起された自家蛍光はそれほど強い光ではないので、自家蛍光が可視光画像観察に悪影響を及ぼすことはない。勿論、例えば光分岐器22と、第2の分岐ライトガイド部32の間にシャッターを設け、可視光画像観察時には、第2の分岐ライトガイド部32を介して、紫外光がスコープから出射されないようにしても良い。
一方、蛍光画像観察時においては、第1の分岐ライトガイド部31は伸張され、光分岐器22から第1の分岐ライトガイド部31に入射された光は、グレーティング33で反射されることとなり、白色光は外部に向けて出射されない。一方、第2の分岐ライトガイド32に入射された紫外光Uは、可視光画像観察時と同様に、外部に向けて出射される。すなわち、蛍光画像観察時には、第1の実施形態と同様に、紫外光のみが外部に向けて出射される。
なお、上記各実施形態では、グレーティング33は、第1の分岐ライトガイド部31が伸張されることにより、光透過特性が変化させられたが、収縮させられることにより、光透過特性が変化させられても良い。また、グレーティング33は、加熱又は冷却されることにより、その屈折率が変化させられて、光透過特性が変化させられても良い。さらには、第1の分岐ライトガイド部31のグレーティング33が形成された部分が曲げられて光透過特性が変化させられても良い。
また、フィルタ部は、特定波長の光を反射し、かつその光透過特性が温度変化又はライトガイド部の伸縮により変えられるものであれば、グレーティングでなくても良い。また、第3の実施形態では、フィルタ部は、特定波長の光を吸収し、かつその吸収する特定波長を温度変化又はライトガイド部の伸縮により変えられるものであっても良い。
さらには、上記各実施形態では、さらに1以上の光分岐器が設けられ、光源からの光が、グレーティングが形成された第3の分岐ライトガイド部にさらに入射させられても良い。この場合、例えば、第3の分岐ライトガイド部に設けられたグレーティングからの光の反射量を計測することにより、例えばグレーティングが設けられた位置の温度が感知することが可能である。また、本実施形態では、可視光画像と自家蛍光画像を観察する内視鏡システムの例を示したが、光線力学的治療(PDT)を行うための内視鏡システムに利用することも可能である。
第1の実施形態に係る電子内視鏡装置の模式図である。 第1の実施形態における光分岐器を示すための模式図である。 第1の分岐ライトガイド部を示す模式図である。 グレーティングにおいて反射される光の波長変化、及び光源からの光の波長を示すグラフである。 第2の実施形態における光分岐器を示すための模式図である。
符号の説明
10 電子内視鏡装置
13 スコープ
14 光源ユニット
15 光源
22 光分岐器
24 光波長変換部
31 第1の分岐ライトガイド部
32 第2の分岐ライトガイド部
33 グレーティング(フィルタ部)

Claims (8)

  1. 特定波長の光を発する光源と、
    スコープと、
    前記スコープの内部に挿通され、入射された光を伝播させて出射端から出射させることが可能な第1及び第2のライトガイド部と、
    前記光源からの光が入射され、その入射された光を前記第1及び第2のライトガイド部に入射させるように出射可能な光分岐器と、
    前記第1のライトガイド部の内部に設けられ、前記特定波長の光を透過させる光透過特性を有することにより、前記第1のライトガイド部を伝播する前記光源からの光を透過させ、前記第1のライトガイド部の出射端から出射させるフィルタ部とを備え、
    前記フィルタ部は、その透過特性が変化させられることにより、前記光源からの光が前記出射端側へ伝播することを遮り、前記出射端から前記光源からの光が出射することを遮ることを特徴とする内視鏡装置。
  2. 前記フィルタ部は前記光透過特性が変化させられることにより、前記特定波長の光を反射する光透過特性を有し、
    前記光源からの光は、前記フィルタ部で反射されて前記光分岐器に再入射され、前記光分岐器は、その再入射された光を、前記第2のライトガイド部に入射させるように出射させることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  3. 前記光分岐器は、前記光源から発せられた光を、透過させて前記第1のライトガイド部に入射させるとともに、前記再入射された光を反射させて第2のライトガイド部に向けて出射させることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡装置。
  4. 前記光分岐器は、光サーキュレータであることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡装置。
  5. 前記第1のライトガイド部の出射端から発する前記特定波長の光を、別の波長の光に変換する光波長変換部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  6. 前記フィルタ部は、外力が加えられ、又は加熱若しくは冷却されることにより光透過特性が変化させられることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  7. 前記第1のライトガイド部は、光ファイバ束で形成されるとともに、前記フィルタ部は前記光ファイバ束内部に設けられたグレーティングであることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  8. 前記第1のライトガイド部の前記グレーティングが形成された部分が長手方向に伸張又は収縮されることにより、前記グレーティングはその光透過特性が変化することを特徴とする請求項7に記載の内視鏡装置。
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