JPH0576480A - カテーテルチユーブ - Google Patents

カテーテルチユーブ

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JPH0576480A
JPH0576480A JP3269067A JP26906791A JPH0576480A JP H0576480 A JPH0576480 A JP H0576480A JP 3269067 A JP3269067 A JP 3269067A JP 26906791 A JP26906791 A JP 26906791A JP H0576480 A JPH0576480 A JP H0576480A
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JP
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tube
linear
tip
tube body
lumen
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Application number
JP3269067A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Osada
敏彦 長田
雅博 ▲ぬで▼島
Masahiro Nudeshima
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 チューブ本体2内に、医療処理具を収納した
カテーテルチューブ1において、内部に線状体13を収
容し、該線状体13の先端は、チューブ本体2の先端偏
心位置に固定し、線状体13の引張でチューブ本体2の
先端部22が湾曲しうるように構成し、前記線状体13
は、先端部の可撓部131と、剛性付与体132とから
構成した。線状体13の可撓部131はチューブ本体の
先端部22とともに容易に湾曲し、剛性付与体132は
チューブ本体2に剛性を付与し、線状体引張時における
先端部22以外で湾曲を防止する。 【効果】 簡易な構造で、チューブ本体2の先端部22
の屈曲が容易となり、屈曲操作も楽に行なえる。またチ
ューブの細径化が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば血管や管状器官
等に挿入して用いられ、例えば血管内部の観察および/
または体外位置から血管内壁面への医療処置を行うカテ
ーテル、特に内視鏡(ファイバースコープ)を構成する
カテーテルチューブに関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡は、体外位置から挿入して血管の
ような管状器官内の観察を行い、さらにその内壁への薬
液の投与、レーザー光線の照射といった医療処置を行う
ことができるため、近年注目され、その開発が進んでい
る。
【0003】この内視鏡は、可撓性を有するカテーテル
チューブ内に送光用および受光用の光ファイバーの束が
収納され、カテーテルチューブを体腔の目的部位まで挿
入するとともに送光用ファイバー(ライトガイド)の先
端より発せられた光を観察部へ照射し、その反射光を受
光用ファイバー(イメージファイバー)の先端より取り
込み、その映像を受像部へと導くことにより観察を行う
ものである。
【0004】このような内視鏡を用いて血管等の管状器
官内を観察するに際しては、カテーテルチューブおよび
光ファイバー束は体腔と平行に位置しているため、挿入
部先端の前方以外の方向(例えば血管内壁面)を観察す
る為にはチューブ先端部を湾曲(屈曲)させなければな
らない。
【0005】体外位置からチューブ先端部を湾曲させる
方法としては、従来、カテーテルチューブと別体のガ
イドワイヤを用いる方法、またはカテーテルチューブ
に内蔵された複数の操作ワイヤを用いる方法が行われて
いた。
【0006】しかしながら、の方法ではガイドワイヤ
は本来、カテーテルチューブを目的部位まで誘導するた
めのものであるため、チューブ先端部を湾曲させるに際
しての操作性が悪く、また、その湾曲状態を観察時間
中、一定に保つことが困難である等の欠点がある。
【0007】また、上記の方法に用いられるカテーテ
ルチューブ(内視鏡用可撓管)は、チューブの先端部付
近に、複数の節輪を回動自在に順次連結した湾曲部を設
け、前記湾曲部へ一端が接続された複数の操作ワイヤの
うちのいずれかを、チューブ基端側プーリーおよびアン
グルダイヤル等により構成されるワイヤ操作装置により
基端側へ牽引することにより、前記湾曲部を湾曲させる
構成となっている(特公昭60−21734号、実公昭
62−23442号、実公昭62−23447号)。
【0008】このカテーテルチューブにおいて、その先
端部を湾曲させる目的は、挿入した血管や管状器官など
の内壁面を観察するためのものではなく、カテーテルチ
ューブ先端部を目的部へ到達させるに際しての誘導のた
めである。従って、チューブ先端部の湾曲角度は比較的
大きく、また、チューブ先端部に節輪の連結体等を設
け、かつ、操作ワイヤおよび該ワイヤを牽引するための
器具を設ける必要があり、よって構造が複雑で、かつチ
ューブの径が大きくなる。さらに、チューブの湾曲部は
柔軟性を要するが、湾曲させない部分(湾曲部より基端
側)は剛性確保のために硬質の物性を持つチューブ材質
(例えば、ポリテトラフルオルエチレン、テトラフロオ
ロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン重合体等)を用
いなければならずチューブ全体の柔軟性が制限されると
いう欠点がある。このため、消化器系または気管支系の
ような比較的内径の大きい管状器官に対してしか使用す
ることができなかった。
【0009】また、カテーテルチューブの先端を湾曲さ
せない方法として、カテーテルチューブ内において光フ
ァイバー束の先端部に微小なプリズムを装着し、観察角
度を変化させて血管や管状器官壁面等を観察する方法も
あるが、この方法では、カテーテルチューブの構造が複
雑化するため、製造も容易ではなく、コストもかかる。
さらに、この構造のカテーテルチューブは細径化が困難
であり、やはり血管や、尿道管のような小径の管状器官
を観察する内視鏡への適用は難しい。
【0010】ここで、本願出願人は以上述べた問題点を
解決するために、本願に先だって、チューブ先端部のみ
を体外位置から湾曲させることのできるカテーテルチュ
ーブを出願している(特開平2−1292号)。
【0011】この発明は、チューブ本体先端部の外周壁
にルーメンと連通する側孔を穿設し、該側孔から湾曲操
作用の線状体を引き出して、該線状体の先端をチューブ
本体先端部に固定した構造である。
【0012】この様な構造とすると、先端部分のみの湾
曲は可能となる。しかし、側孔が設けられているため、
例えば、管状器官内の体液が側孔からルーメン内に侵入
し、ルーメン内に体液成分が詰って線状体の動きが妨げ
られるといった欠点がある。
【0013】特に、血管内に挿入した場合には、使用後
に血栓がルーメン内に生じて、クリーニング作業が難し
くなる。
【0014】また、露出している線状体が管状器官の内
壁に傷をつけて、カテーテル熱などの合併症の発生を招
くこともある。
【0015】一方、このような、問題点を回避するため
に、前記線状体をチューブ本体内に完全に収納してしま
うと、線状体を引っ張っても、チューブ本体の先端部が
必ずしも湾曲せず、チューブ本体の他の部分(中程部分
や基端部分)が曲ってしまうといった問題がある。
【0016】
【発明が解決しようとする問題点】本発明の目的は、上
述した従来技術の欠点を解消し、簡易な構造で、管状器
官や特に血管や他の細径の管状器官内壁等の観察や医療
処置を容易に行うことができるカテーテルチューブを提
供することにある。
【0017】
【問題点を解決するための手段】このような目的は、下
記(1)〜(4)の本発明により達成される。
【0018】(1) 管状器官に挿入して用いられるカ
テーテルチューブであって、チューブ本体と、該チュー
ブ本体の先端部へ開放する第1ルーメンおよび先端が閉
塞した第2ルーメンと、前記第1ルーメン内に収納され
る観察または医療処置器具と、前記チューブ本体外に露
出することなく前記第2ルーメン内に設置され、先端が
前記チューブ本体先端付近で偏心位置に固定された少な
くとも一つの線状体と、該線状体をチューブ本体基端方
向へ引張しうる引張具とを有し、前記線状体は、容易に
湾曲する先端側の可撓部と、チューブ本体に剛性を付与
する剛性付与部とからなり、前記線状体をチューブ本体
基端方向へ引張することにより前記観察または医療処置
器具の先端部が、チューブ本体ごと屈曲するよう構成し
たことを特徴とするカテーテルチューブ。
【0019】(2) 前記チューブ本体の外周壁回りに
設置された膨張、収縮自在な少なくとも1つの拡張体を
有する上記(1)に記載のカテーテルチューブ
【0020】(3) 前記線状体の可撓部は前記拡張体
よりチューブ本体の先端側に位置する上記(2)に記載
のカテーテルチューブ。
【0021】(4) 前記線状体を複数設け、該各複数
の線状体の先端をチューブ本体横断面内の異なる偏心位
置に各々、固定した上記(1)〜(3)のいずれかに記
載のカテーテルチューブ。
【0022】
【作用】チューブ本体は、第1ルーメン内に観察または
医療処置器具を収納し血管や管状器官内にて、先端部の
開放部分を介して前記観察または医療処置器具を作用さ
せる。
【0023】第2ルーメンは先端が閉塞されており、か
つ第2ルーメン内の線状体はチューブ外に露出しないの
で、第2ルーメン内に体液等が侵入することはない。線
状体の先端は、チューブ本体の先端付近の偏心位置に固
定されているため、引張具によって、線状体を引張すれ
ば、チューブ本体の先端が、収納している観察または医
療処置器具等とともに湾曲する。前記線状体は先端の可
撓部と、その他の部分の剛性付与部とから構成されてお
り、前記可撓部がチューブ本体の先端の湾曲とともに容
易に湾曲する。
【0024】一方、第2ルーメン内には線状体の剛性付
与部が位置しているため、該剛性付与部によりチューブ
本体は所定の剛性が与えられ、線状体の可撓部のみが位
置する先端部のみが湾曲することになる。ここで、線状
体の可撓部は、該線状体の先端部の曲げこわさを小さく
することによって構成することができる。可撓部の材質
の縦弾性係数をE、横断面の断面二次モーメントをIと
したとき、曲げこわさはEIで定義される。即ち、曲げ
こわさを小さくするには、縦弾性係数Eの小さい材質を
用いるか、および/または断面二次モーメントIが小さ
くなるような断面形状とすればよい。
【0025】拡張体を設けた場合には、拡張体よりも先
端側が湾曲可能となる様に、拡張体より基端側に線状体
の剛性付与部が収納され、可撓部は拡張体よりも先端側
に位置する。
【0026】線状体を複数設け、その先端をチューブ本
体横断面内の異なる偏心位置に固定すれば、引張する線
状体を選択して、所望の方向へチューブ本体を湾曲させ
ることが可能となる。
【0027】
【具体的構成】図1は、本発明のカテーテルチューブの
構成例を示す部分縦断面図、図2は、図1中のII−II線
での断面図である。
【0028】これらの図に示すように、カテーテルチュ
ーブ1Aはチューブ本体2を有し、その先端部(図1中
左側)付近のチューブ本体外周壁回りに拡張体8が設置
されている。この拡張体8は、例えばシリコーンゴム、
ラテックスゴムのようなゴム材料、またはウレタン、ポ
リ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体等で構成
され、膨張、収縮自在のものである。
【0029】またチューブ本体2は、例えばポリ塩化ビ
ニル、ポリアミド、ポリウレタン、ポリプロピレン、ポ
リテトラフルオロエチレン、シリコーンゴム、ポリエチ
レン、ナイロン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のよ
うな可撓性を有する材料で構成されている。特に、チュ
ーブ本体の先端部22は、上記材料や、チューブ本体の
径等の適宜選定により後述する線状体13の引張等の
際、容易に屈曲しうる程度の柔軟性を有するように構成
するのが好ましい。例えば、ウレタン樹脂、塩化ビニル
樹脂、ポリアミド等が挙げられる。
【0030】なお、本発明のカテーテルチューブ1A
は、通常、例えば血管内に挿入、留置された状態で使用
されるので、カテーテルチューブの存在位置をX線透視
下で確認しつつ観察や治療行為を行なう必要性が高い。
そこで、カテーテルチューブ1AにX線造影性を付与し
ておくのが好ましい。具体的には、チューブ本体2およ
び/または拡張体8の構成材料中にX線造影剤を含有せ
しめるのが好ましい。X線造影剤としては、例えば、硫
酸バリウム、酸化ビスマス、タングステンのような金属
化合物等が挙げられる。
【0031】チューブ本体2には、以下に述べるような
用途、機能の異なる種々のルーメンが形成されている。
【0032】第1ルーメン3には、カテーテルチューブ
1Aを内視鏡に用いる場合に、血管内壁を観察する観察
器具としての光ファイバー束9が、収納されている。な
お、光ファイバー束9は、例えば、血管や管状器官内壁
へのレーザー光の照射等の医療処置にも使用することが
できる。
【0033】この光ファイバー束9は、図2に示すよう
に、送光用ファイバー(ライトガイド)10および受光
用ファイバー(イメージファイバー)11で構成されて
おり、これらの光ファイバーを例えばエポキシ、アクリ
ル、シリコーンゴム等の樹脂で固めて束状としたもので
ある。
【0034】また、光ファイバー束9の先端には、レン
ズ92が装着され、この部分は第1ルーメン3の先端の
開口付近に位置している。
【0035】カテーテルチューブの基端側(図1中右
側)の光源(図示せず)より発せられた光は、送光用フ
ァイバー10内を伝達し、その先端から観察部分へ照射
され、その反射光を受光用ファイバー11の先端より取
り込み、その映像がファイバー11内を伝達され、カテ
ーテルチューブ基端側の受像部(図示せず)へと導かれ
る。
【0036】これらの送光用および受光用ファイバー
は、いずれも石英、プラスチック、多成分ガラス等の光
ファイバーで構成されている。
【0037】なお、光ファイバー束9は、第1ルーメン
3に対し、固定的に設置されているのが好ましい。
【0038】第3ルーメン4は、チューブ本体2の先端
部へ開放し、その開口より血管内などに流体を注入し、
あるいは、血管内などより流体を吸引することができ
る。具体的には、この第3ルーメン4は、カテーテルチ
ューブ1Aを挿入、留置した血管内などへ薬液等を投与
するのに用いられ、あるいは、内視鏡により血管内を観
察する場合に、視界の妨げとなる血液を押し出すための
透明液体(例えば、生理食塩水、ぶどう糖液)を噴射す
るフラッシュ用チャンネルとしても用いられる。
【0039】第4ルーメン5は、図2に示すように、拡
張体8内に連通し、拡張体8内へ流体を送り込んで拡張
体8を膨張させ、または、流体を排出して、拡張体8を
収縮させるためのものである。なお、拡張体膨張用の流
体としては、空気、CO2 ガス、O2 ガス等の気体、ま
たは生理食塩水、前述のX線造影剤を含有する液等の液
体が挙げられる。
【0040】また、第2ルーメン6の先端は閉塞してい
る。そして、第2ルーメン6内に線状体13がスライド
自在に収納されている。
【0041】線状体13の先端は、第2ルーメン6の先
端閉塞部62まで達しており、チューブ本体2の先端に
おける該閉塞部62で、チューブ本体2に固定されてい
る。線状体13の先端固定位置は、チューブ本体2の横
断面内において、偏心位置にあり、この様な偏心位置と
することによって、線状体13の引張によるチューブ先
端の屈曲が可能となる。従って、線状体13の先端固定
位置は、前記横断面の中心より最も離れた位置、例えば
横断面内の周端近傍であることが好ましい。
【0042】また、チューブ本体2の軸方向における線
状体13の固定位置は、チューブ本体2の先端に近い方
が好ましい。
【0043】上記線状体13の構成は、先端部に設けら
れた可撓部131とチューブ本体2の先端部以外の全長
に渡って位置する剛性付与部132とから構成されてい
る。
【0044】可撓部131は、チューブ先端部22の湾
曲とともに容易に湾曲できるように可撓性を有し、線状
体13の曲げこわさによって先端部22の湾曲を妨げな
いようになっている。可撓部131の曲げこわさは、剛
性付与部132の曲げこわさよりも小さく構成される。
具体的には、可撓部131を構成する材質の縦弾性係数
Eを小さくするか、および/または横断面の断面二次モ
ーメントIを小さくすればよい。縦断面係数Eを小さく
するために用いられる材料としては、芳香族ポリアミド
繊維、ポリアミド、ポリイミド、ポリアリレート、ポリ
エステル等の単線や繊維束、カーボンファィバー等が挙
げられる。
【0045】また、横断面の断面二次モーメントIを小
さくする場合としては、断面の径を細くし、また湾曲方
向に対して幅広となるような扁平形状とする等の構成が
挙げられる。図1は線状体13の先端部の径を細くして
可撓部131としている例を示すものである。また、図
6は、可撓部131の材質を、縦弾性係数Eの小さい材
質とした例を示すものである。
【0046】上記剛性付与部132は、チューブ本体2
に剛性を与え、先端部22のみを屈曲せしめるために設
けられている。従って、少なくともチューブ本体2より
も剛性を有していることが望ましい。また、チューブ全
体も屈曲可能である必要があるため、ある程度の柔軟性
を有していることが好ましい。この様な剛性付与部13
2は、例えばステンレス、超弾性合金、石英、ポリアミ
ド、ポリアリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リテトラフルオロエチレン、ポリ塩化ビニルおよびこれ
らの複合材料等のような材料で構成するとよい。また径
は、線状体の材質にもよるが、例えばステンレス線の場
合、0.2〜1.0μm 程度とするのがよい。
【0047】このような、剛性付与部132と前記縦弾
性係数Eの小さい材料を接着する方法ととしては、接着
剤による接着、融着、圧着等が挙げられる。例えば、前
記芳香族ポリアミド繊維の可撓部131と、ステンレス
線の剛性付与部132を接着する場合には、シアノアク
リレート系接着剤で接着する。
【0048】線状体13の表面には、引張による線状体
13の動きを滑らかにするため、潤滑性物質を塗布また
はコーティングするとよい。
【0049】潤滑性物質としては例えばポリエチレン、
テフロン、ポリテトラフルオロエチレン、シリコーン、
親水性樹脂等が挙げられる。
【0050】このような線状体13を後述する引張具1
2によりチューブ基端方向へ引張することにより、チュ
ーブ本体の先端部22が屈曲し、それに伴って第1ルー
メン内3の光ファイバー束9の先端部91が屈曲する。
【0051】このように、チューブ本体2の先端部22
の湾曲する範囲は、前記線状体13の可撓部131の長
さによって決定される。可撓部131の長さとしては、
5〜150mm程度であるとよい。
【0052】なお、本明細書において「屈曲」とは、光
ファイバー束等が1段または2段以上の折れ線状に折れ
曲がること、および曲線状に連続的に湾曲することを含
む概念である。
【0053】チューブ本体先端部22の屈曲状態におけ
る平均傾斜角度(チューブ本体軸方向に対する角度)α
は、光ファイバー束による観察角度を実質的に決定する
ものであり平均傾斜角度αの好適な範囲は、5〜80°
である。その理由は、角度αが5°未満では、血管内壁
面の観察が十分にできない場合があり、また角度αが8
0°を越えると光ファイバー束の屈曲角度が大きくなり
光ファイバーが断線する可能性があるからである。
【0054】なお、図1に示すように、チューブ本体2
外周の全部または一部(図示の例ではチューブ本体・屈
曲部内側)にチューブ本体先端部22の屈曲を補助す
る、即ち容易に屈曲せしめるための溝部23を形成して
もよい。また、この溝部23は、チューブ本体長手方向
に2つ以上形成してもよい。
【0055】チューブ本体2に設置されている拡張体8
は、後述するように膨張時に挿入する血管などの内壁面
に密着するようになっており、血管などに対しカテーテ
ルチューブ1Aを固定する役割りと、拡張体8より前方
(チューブ先端側)において視界の妨げとなる血液を排
除し、透明液体に置換するに際しての血液の流入を遮断
する役割りを持っている。
【0056】このような、拡張体8は、膨張させたとき
チューブ本体2の中心から放射状に膨張するようになっ
ているのが好ましい。
【0057】また、拡張体8の横断面形状は円、楕円、
その他これに類する形状が可能であるが、挿入、留置す
る血管や管状器官の横断面形状に近似したものとすれ
ば、血管が管状器官への密着性が良好となり好ましい。
特に、拡張体8の膨張時のチューブ径方向の直径が最小
となる部分の直径(最小直径)Dmin と、挿入、留置す
る血管などの内壁の直径(拡張体収縮時)が最大となる
部分の直径(最大直径)dmax との関係が、Dmin ≧d
max となるようにすれば、拡張体8は例えば血管内に確
実に密着するので好ましい。
【0058】また、このような拡張体は、チューブ本体
2の長手方向に沿って複数個形成されていてもよい。な
お、拡張体8は、チューブ本体2に対し気密または液密
状態に取り付けられる必要があり、その取り付け方法と
しては、別部材(環状または袋状のゴム部材等)を接着
剤により接着し、または糸を用いてしばり付ける方法、
あるいは、チューブと一体成形または二色成形する等拡
張体の気密性または液密性を保持しうる任意の方法が可
能である。
【0059】なお、本発明では、上記第1、第2、第3
および第4ルーメンに加え、他の1または2以上のルー
メンを形成したものでもよい。そのルーメンの用途は、
例えば、複数個の拡張体を設けた場合のその拡張体の膨
張用、前記透明液体と異なる液体の注入用、血液の吸引
用等が挙げられる。
【0060】また、チューブ本体2横断面内において周
方向に等間隔で第2ルーメン6を複数設け、各第2ルー
メン6内に線状体13を収納すれば、各線状体13また
は一部の複数の線状体13を一度に操作することによっ
て、チューブ本体2の先端部22を所望の方向へ屈曲さ
せることが可能となる。
【0061】例えば、横断面周方向に等間隔で4つの第
2ルーメン6を設け、各々に線状体13を収納した構造
とすれば、各線状体13を単独で引張すれば、先端部2
2を4つの方向へ屈曲させることが可能となる。
【0062】また、隣接する2つの線状体13を同時に
引張すれば、さらに4方向への屈曲が可能となり、合計
8方向へ屈曲させることができる。
【0063】さらには、該2つの線状体13を、各引張
力を変化させて操作すれば、任意の方向へ屈曲させるこ
とも可能となる。
【0064】この様に、チューブ本体2の先端部を多数
方向へ自在に屈曲可能とすれば、血管や管状器官内の観
察や医療処置がより容易となる。
【0065】本発明のカテーテルチューブ1Aの基端部
には、図3に示すように、線状体13をチューブ本体基
端方向に引張せしめる引張具12が設置されている。
【0066】この引張具12は、シリンダ状のコネクタ
であって、その一端部がチューブ本体2の基端側21に
連結された雌型コネクタ121の内筒に、例えばゴムリ
ングのようなガイド123を介してピストン状の雄型コ
ネクタ122が挿入された構造となっている。そして線
状体13は雄型コネクタ122に固定され、雄型コネク
タ122をその軸方向(図3中の矢印方向)に移動する
と、これに伴って線状体13も対第2ルーメン6内をチ
ューブ本体軸方向に移動する。
【0067】この移動距離は、チ対ーブ本体先端部22
が屈曲していない状態(図4に示す状態)から、先端部
2対が前記所定角度αだけ屈曲した状態(図5に示す状
態)、となるような範囲に対応するものとすればよい。
【0068】なお、チューブ本体先端部22の屈曲角度
を大きくしすぎないようにするため、ガイド123が雌
型コネクタ121のストッパー124に当接したとき、
チューブ本体先端部22が所定角度α屈曲するように固
定位置等を調整しておけばよい。また、雄型コネクタに
目盛を付け、線状体13の引張長さ、即ち先端部22の
屈曲角度がわかるようにしておくこともできる。なお、
引張具12は、上記構成のものに限定されないことは言
うまでもない。
【0069】次に、本発明のカテーテルチューブ1Aの
作用について説明する。図4及び図5は、本発明のカテ
ーテルチューブ1Aの使用状態を示す部分断面側面図で
ある。
【0070】図4に示すように、内視鏡としてのカテー
テルチューブ1Aを、例えば血管16内に挿入し、第5
ルーメン5より拡張体8内に流体を送り込んで拡張体8
を膨張させると、拡張体8は、血管16の内壁面161
に密着し、カテーテルチューブ1Aを血管16に対して
固定するとともに、血管16内の血液17の流れを遮断
する。
【0071】さらに、基端側より第3ルーメン4に生理
食塩水またはぶどう糖液のような透明液体18を送り込
み、先端の開口より噴出させ、拡張体8より前方(チュ
ーブ先端側)の血液を押し出して排除し、代りに透明液
体18を充満させる。
【0072】なお、拡張体8は、その膨張時の最小直径
が、血管16の最大内直径とほぼ同等以上であれば、拡
張体8が血管16の内壁面161に確実に密着し、拡張
体8より後方(チューブ基端側)の血液17が、拡張体
8の前方、即ち観察部分へ流入することがなく、鮮明な
画像による観察が可能となる。
【0073】次に、図3に示す引張具12の操作用フラ
ンジ125を把持し、雄型コネクタ122を操作して、
線状体13をチューブ基端側(図3中矢印方向)へ所定
長さ牽引する。
【0074】これにより、図5に示すように、チューブ
本体2の先端部22が所定角度屈曲し、それに伴って、
第1ルーメン3内に収納されている光ファイバー束9の
先端部91も屈曲する。先端部22は、線状体13の可
撓部131の曲げこわさが他の部分より小さく構成され
ているため、容易に屈曲することができる。なお溝部2
3が設けられている場合には、チューブ本体先端部22
は、この溝部より、さらに容易に屈曲を生じる。
【0075】この状態で光ファイバー束9の先端は血管
内壁面161の方へ向いており、送光用および受光用フ
ァイバー10、11を通じて血管16の内壁面161を
観察することができる。
【0076】なお、線状体13の牽引長さを調整するこ
とにより、光ファイバー束先端部91の傾斜角度、即ち
視界の方向を変えることが可能である。また、カテーテ
ルチューブ1A自体を血管16内で回転させることによ
り、血管内壁面161の全周にわたって観察することが
できる。
【0077】引張具12の雄型コネクタを前記と逆方向
に操作して線状体13の引張を解除すれば、チューブ本
体先端部22は、再び図4に示す状態にもどる。
【0078】本発明のカテーテルチューブは、上記構成
例に限定されるものではなく、特に、上記構成例では、
拡張体8および拡張体膨張用の第4ルーメンを有するカ
テーテルチューブについて説明したが、本発明ではこれ
らを有さないカテーテルチューブでもよいことは言うま
でもない。
【0079】また、上記説明では、送光用および受光用
ファイバーにより血管内を観察する場合について述べた
が、本発明のカテーテルチューブの用途はこれに限定さ
れるものではなく、例えば、薬液の投与、光ファイバー
を通じてのレーザー光線の照射、目的部位に挿入する際
の先端誘導等広い分野に応用が可能である。
【0080】さらに、上記説明では、血管内に挿入、留
置した実施例について主として述べたが、この他、気
管、食道、胃、腸、膀胱、尿管、胆道、膵管などの管状
器官に対しても用いられ、あるいは体腔内へ挿入して使
用してもよい。
【0081】
【実施例】図1に示す構造のカテーテルチューブを作成
した。このカテーテルチューブの諸条件は、次の通りで
ある。
【0082】<チューブ本体> 材質:X線造影剤入りポリ塩化ビニル製 外径:約2.
3mm 全長:約1.5m ルーメン:4ルーメン 透明液体噴出用ルーメン1本、ファイバー収納用ルーメ
ン1本、拡張体膨張用ルーメン1本、線状体収納用ルー
メン1本
【0083】<光ファイバー>イメージファイバー(約
2〜3μm の石英ファイバーを約2000本束ねたも
の)と、ライトガイド(約50μm の石英ファイバーを
25本束ねたもの)を一体化し、外径約0.8mmφであ
る一つのファイバー束とした。
【0084】また、イメージファイバーの端面に凸レン
ズを装着し、ライトガイドから照射された光を受け被写
体像をイメージファイバーの端面に結ぶ。
【0085】<屈曲補助用溝>なし
【0086】<線状体> [材質] 可撓部:芳香族ポリアミド 剛性付与部:ステンレス線 (上記可撓部と剛性付与部をシアノアクリレート系接着
剤で接着した) [形状] 可撓部長さ:50mm 可撓部径:0.2mm 剛性付与部径:0.35mm 先端固定位置:チューブ本体横断面中心から1mmでチュ
ーブ本体先端より基端方向へ1mmの位置
【0087】<拡張体> 材質:ラテックスゴム 厚さ:約150μm 形状:シリンダー状 有効長:7mm 膨張時直径:6mm
【0088】<カテーテルチューブの基端部> 引張具/第4図に示す構造 雌型コネクタ:全長40mm 雄型コネクタ:全長40mm 最大移動距離:5mm
【0089】イメージファイバーの基端には接眼レンズ
を装着し、直接観察を可能とした。ライトガイドの基端
には光コネクタを装着し、これを白色光源に接続した。
【0090】透明液体噴出用ルーメンの基端にはルアー
テーパー受け口を持つ活栓を装着し、これに、シリンジ
Aを接続し、生理食塩水をルーメンに供給可能とした。
【0091】拡張体膨張用ルーメンの基端には、ルアー
テーパー受け口をもつバルブを装着し、これにシリンジ
Bを接続して拡張体へ膨張用の流体(生理食塩水)を注
入可能とした。このようなカテーテルチューブを用い
て、血管内の観察を行った。
【0092】まず、カテーテルチューブを内径約5mmの
血管内に挿入し、手動によりシリンジBを操作して拡張
体を膨張させ、カテーテルチューブを血管に対して固定
するとともに、血液の流れを遮断した。
【0093】次いで、シリンジAを操作して、拡張体よ
り前方(チューブ先端側)の血管内に生理食塩水5mlを
注入し、血液を排除した。拡張体より前方の血管内に
は、生理食塩水が充満していた。
【0094】次いで、引張具の雄型コネクタを手で操作
し、線状体をカテーテルチューブの基端側へ5mmだけ牽
引し、チューブ先端部を屈曲させた。これにより光ファ
イバー束先端部は容易に屈曲し、X線透視下で確認した
その傾斜角度αは約30°程度であった。
【0095】この状態で接眼レンズをのぞき、また、さ
らにビデオモニタ画面にて血管内壁面の観察を行ったと
ころ、観察部分への血液の流入もなく、鮮明な観察を行
うことができた。
【0096】また、線状体の牽引の度合(距離)を変化
させることにより、ファイバー束先端部の傾斜角度を調
節したところ、モニタ画像を通じて視界方向の変化が確
認された。
【0097】一方、線状体の引張操作は支障なく、円滑
にすることができた。
【0098】チューブ本体の屈曲は先端部のみであり、
他の部分には線状体の引張による屈曲は生じなかった。
さらに、屈曲した先端部の復元性も良好で、引張具を元
へ戻すことにより、容易に先端部の通直な状態に戻っ
た。
【0099】
【発明の効果】本発明のカテーテルチューブによれば、
簡易な構造で、カテーテルチューブの先端部を容易かつ
確実に屈曲させることができ、その操作も滑にできる。
よって血管や管状器官の内壁等の観察や医療処置がさら
にやりやすくなる。
【0100】また、構造が簡易等の理由から、カテーテ
ルチューブの細径化が図れ、よって、より小径の血管や
管状器官等への適用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカテーテルチューブの構成例を示す部
分縦断面図である。
【図2】図1中のII−II線での断面図である。
【図3】本発明のカテーテルチューブの基端部の構成例
を示す部分縦断面図である。
【図4】図1に示すカテーテルチューブの使用例を示す
部分断面側面図である。
【図5】図1に示すカテーテルチューブの先端を屈曲さ
せた状態の使用例を示す部分断面側面図である。
【図6】他の構成例を示すカテーテルチューブの部分断
面側面図である。
【符号の説明】
1A カテーテルチューブ 2 チューブ本体 21 基端部 22 先端部 23 溝 3 第1ルーメン 4 第3ルーメン 5 第4ルーメン 6 第2ルーメン 62 閉塞部 71 流路 72 開口 8 拡張体 9 光ファイバー束 91 先端部 92 レンズ 10 送光用ファイバー 11 受光用ファイバー 12 引張具 121 雌型コネクタ 122 雄型コネクタ 123 ガイド 124 ストッパー 125 操作用フランジ 13 線状体 131 可撓部 132 剛性付与部 16 血管 161 内壁面 17 血液 18 透明液体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状器官に挿入して用いられるカテーテ
    ルチューブであって、 チューブ本体と、 該チューブ本体の先端部へ開放する第1ルーメンおよび
    先端が閉塞した第2ルーメンと、 前記第1ルーメン内に収納される観察または医療処置器
    具と、 前記チューブ本体外に露出することなく前記第2ルーメ
    ン内に設置され、先端が前記チューブ本体先端付近で偏
    心位置に固定された少なくとも一つの線状体と、 該線状体をチューブ本体基端方向へ引張しうる引張具と
    を有し、 前記線状体は、容易に湾曲する先端側の可撓部と、チュ
    ーブ本体に剛性を付与する剛性付与部とからなり、 前記線状体をチューブ本体基端方向へ引張することによ
    り前記観察または医療処置器具の先端部が、チューブ本
    体ごと屈曲するよう構成したことを特徴とするカテーテ
    ルチューブ。
  2. 【請求項2】 前記チューブ本体の外周壁回りに設置さ
    れた膨張、収縮自在な少なくとも1つの拡張体を有する
    請求項1に記載のカテーテルチューブ
  3. 【請求項3】 前記線状体の可撓部は前記拡張体よりチ
    ューブ本体の先端側に位置する請求項2に記載のカテー
    テルチューブ。
  4. 【請求項4】 前記線状体を複数設け、該各複数の線状
    体の先端をチューブ本体横断面内の異なる偏心位置に各
    々、固定した請求項1〜3のいずれかに記載のカテーテ
    ルチューブ。
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