JPH02129162A - アミノアセトニトリル類の安定化法 - Google Patents

アミノアセトニトリル類の安定化法

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JPH02129162A
JPH02129162A JP28134888A JP28134888A JPH02129162A JP H02129162 A JPH02129162 A JP H02129162A JP 28134888 A JP28134888 A JP 28134888A JP 28134888 A JP28134888 A JP 28134888A JP H02129162 A JPH02129162 A JP H02129162A
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ammonium sulfite
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塩谷 直和
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井樋 明
Hideo Ogata
秀雄 緒方
Mitsuaki Senda
光昭 千田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアミノ酸、医薬、農薬等の重要な合成原料であ
るアミノアセトニトリル(以下、MANと略する。)類
の安定化に関するものである。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕従来、
AANはグリコロニトリルとアンモニアとの反応等によ
り得られている。
このAANは、反応性に冨み、極めて不安定であり、室
温でも分解反応が進行し、短時間でも劣化および着色が
著しく品質上好ましくなく、安定化が望まれていた。
AANの安定化の一つに、鉱酸で中和する方法がある。
 tiAANの鉱酸塩は、反応性が若干緩和され、比較
的安定化されるが、長期間の貯蔵は難しく、さらに中和
反応の際の劣化および着色現象が顕著であることから、
精製工程なくしては高品質のAANを得ることは困難で
ある。
また、アルカリ金属の亜硫酸塩または酸性亜硫酸塩と接
触させることにより、AANを安定化させるということ
が知られている(特公昭60−39267号)、シかし
ながら、前述の安定化法においても劣化は進行し、長期
間の貯蔵ということになると、効果は不十分であり、さ
らに、アルカリ金、属が製品中に混入し品質上好ましく
ない。
そこで、本発明はAANまたは該硫酸塩もしくは塩酸塩
を、精製操作を用いず、不純物の混入しない、工業的規
模で高品質に長期間安定化させる方法を提供することを
目的としている。
〔課題を解決すめための手段及び作用〕本発明者らは、
上記!!!!8を解決するため鋭意検討した結果、^A
Nまたは該硫酸塩もしくは塩酸塩に亜硫酸アンモニウム
または酸性亜硫酸アンモニウムを存在させることにより
、AANまたは該硫酸塩もしくは塩酸塩を顕著に安定化
させると同時に着色が防止され、特別な精製操作を行う
ことなく、高品質の製品が、工業的規模で容易に得られ
ることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、AANまたは該硫酸塩もしくは塩
酸塩に亜硫酸アンモニウムまたは酸性亜硫酸アンモニウ
ムを存在させることを特徴とするAAN類の安定化法で
ある。
本発明の詳細な説明する。
れたものでもかまわないが、グリコロニトリルとアンモ
ニアを反応させることにより容易に得られる。
亜硫酸アンモニウムまたは酸性亜硫酸アンモニウムは、
市販の純品、水和物、水溶液の何れでも用いることがで
きる。
亜硫酸アンモニウムまたは酸性亜硫酸アンモニウムの添
加量は、含有するAAN 1モルに対して、それぞれ0
.001モル%から効果が得られ、好ましくは0.1〜
5.0モル%で十分な効果が得られる。
また、亜硫酸アンモニウムまたは酸性亜硫酸アンモニウ
ムの添加温度は、室温でよい。
本発明の優れているところは、亜硫酸アンモニウム、酸
性亜硫酸アンモニウムが何れもアンモニウム塩であるの
で、AAN製造原料にアンモニアを用いていることから
、不純物として何ら悪影響を及ぼさず、全く問題ないと
いうことばかりでなく、逆にこのことが着色・劣化の防
止効果を大きくしている。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
(AANの合成) 撹拌機および温度計の付いたl!ガラス製オートクレー
ブに27.0重量%アンモニア水?8液500g(7゜
927モル)を入れ、これに53.01f%グリコロニ
トリル水溶液170.7g(1,586モル)を50”
Cに保ちながら、1時間かけて滴下し、その後、反応を
30分間行うことによりAANを合成し、ill!縮し
て20.011量%AAN水溶液405.5gを得た。
これを原液(A)とした。
この原液(A)100gに95重量%硫酸20.0gを
加え、30.3重量%AAN 6M酸塩120.0gを
得た。これを原液(B)とした、また、原液(A) 1
00gに35.0重量%塩酸40.4gを加え、22.
8重量%AAN塩酸塩140.4gを得た。これを原液
(C)とした。
なお、実施例・比較例中の色度の測定は、塩化白金カリ
ウム(KIPtCj! i)2.49g−結晶塩化コバ
ルト(CoCI!、x  ・61hO)2.0gおよび
濃塩酸200m lを加え溶解した後、水で12に希釈
した。この液を比色計を用い、波長31On−における
吸光度を測定し、これを色度1000とし、この液を1
0倍に希釈したものを色度100とした。
また、AANの純分分析は滴定法による。
実施例1 原液(A)100gに亜硫酸アンモニウム・1水和物0
.24g(0,5モル%)を添加した試料をフラスコに
取り、内部の空気を窒素ガスで置換した後、密栓し、遮
光しながら室温で放置した。
これを経時的に色度および44g純分を測定した。
結果を表1に示す。
表1 実施例2 原液(B)100gに亜硫酸アンモニウム・1水和物0
.19g(0,5モル%)を添加した試料で、実施例1
と同様の試験を行った。その結果を表2に示す。
表2 表3 実施例3 原液(A) 100gに50重量%酸性亜硫酸アンモニ
ウム水溶液0..35g(0,5モル%)を添加した試
料で、実施例1と同様の試験を行った。その結果を表3
に示す。
実施例4 原液(C)100.に50.0重量%酸性亜硫酸アンモ
ニウム水溶液0.24g(0,5モル%)を添加した試
料で、実施例1と同様の試験を行った。その結果を表4
に示す。
表4 表5 比較例1 亜硫酸アンモニウムを添加しない原! (A)を用い実
施例1と同様の試験を行った。その結果を表5に示す。
〔発明の効果〕
本発明のAAN類の安定化法は、精製操作を必要とせず
、不純物の混入しない、また、工業的規模で高品質に長
期間安定化させることができる。非常に有用な方法であ
る。
特許出願人  三井東圧化学株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アミノアセトニトリルまたは該硫酸塩もしくは塩酸
    塩に亜硫酸アンモニウムまたは酸性亜硫酸アンモニウム
    を存在させることを特徴とするアミノアセトニトリル類
    の安定化法。
JP63281348A 1988-11-09 1988-11-09 アミノアセトニトリル類の安定化法 Expired - Fee Related JP2520458B2 (ja)

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EP1031557A3 (en) * 1995-06-06 2000-09-06 Hampshire Chemical Corporation Nitrile stabilization
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