JPH021284A - 外用材 - Google Patents

外用材

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JPH021284A
JPH021284A JP63319314A JP31931488A JPH021284A JP H021284 A JPH021284 A JP H021284A JP 63319314 A JP63319314 A JP 63319314A JP 31931488 A JP31931488 A JP 31931488A JP H021284 A JPH021284 A JP H021284A
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真之 今野
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和田 伸太郎
Tetsuji Sugii
杉井 哲次
Satoru Gunji
郡司 悟
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (、)産業上の利用分野 本発明は、医療衛生分野において通気性及び透湿性が要
求される創傷手当等に用いられる外用材に関するもので
あり、特に多孔質プラスチックス基材の片面に感圧性接
着剤層を設けて形成した救急絆創膏、大型絆創膏、ドレ
ッシング材、ドレープ材等に好適に用いられる外用材に
関する。
(b)従来の技術 従来、絆創・所など医療用に用いられる粘着シートは外
皮に長時間に亘って貼付するとカブレやムレが生じるの
でこれを防止するために通気性及び透湿性が要求される
のであり、又関節等の適用部位の勤みに円滑に追従させ
るため可撓性が要求される。
ところで、これまで、この種、外用材に用いるプラスチ
ックス基材としてはポリウレタン或いはポリ塩化ビニル
などのプラスチックフィルムが主に用いられている。
(c)発明が解決しようとする問題点 しかしながら、ポリウレタンフィルムは、高価であり、
しかも淳4が厚くなると透湿性や通気性が者しく低下し
、このため、カブレやムレが生じるのである。このため
、外用材用のプラスチックス基材としてポリウレタンフ
ィルムを用いる場合、その厚さを40μ薗以下にする必
要があるが、これでは、強度が著しく低下し、自己支持
性が失われてハンドリングに問題が生じるのであった。
又、ポリ塩化ビニルはそれ自体通気性を有さないため、
通常、穿孔機を用いて小孔を1−数設けることにより通
気性や透湿性を付与することが行なわれているか、この
ようにして得たものは孔間の間隙が大きく、しかも通気
性や透湿性が行なわれるのは小孔の穿孔部分のみであり
、池の大部分は通気性がないので、全面にわたっての均
一な通気性を付与するのが困難であるといった欠、弘を
有していた。
又、このように穿孔機を用いて多数の小孔を形成した場
合、各小孔の孔径が大きく、この小孔箇所から水が浸透
して小孔周辺部がむれやすくなったり、バクテリアの進
入もしやすいなどの欠点をも有していた。
本発明は、全体にわたって通気性及び透湿性を有し、し
かも皮膚に対する追従性に優れるので皮I9に貼着して
も突っ張り感等の異和感が少ない外用材を提供するもの
である。
(d)問題点を解決するための手段 本発明名達は上記プラスチックス製基材の間厘点を解決
するために鋭意検討を瓜ねた結果、多孔質プラスチック
ス基材としてポリオレフィン系4Jf脂で形成した特定
の多孔質プラスチ・ノクス基材を用い、しかもこの1、
Y定の多孔質プラスチックス基材の片面に感圧性接着剤
層を設けたときの透湿度が300 g/ m2・24 
b r以上のものを用いると、通気性や透湿性が良好で
カブレやムレ等の開運がないうえ、皮I:iに対する追
従性に優れ、しがち皮膚に貼着してもつっばり感等の異
和感がなくなることを見い出し、本発明を完成するに至
ったものである。
即ち、本発明の外用材はポリオレフィン系樹脂からなる
多孔質プラスチックス基材が引張強度100−500 
kg/cm2、伸び率50%以上、20%モジュラス2
5〜100kB/cφ2の範囲にあり、該多孔質プラス
チックス基材の片面に感圧性接着M層を設けたときの透
湿度が300g/112・24hr以上であることを特
徴とするものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明に用いられるポリオレフィン系樹脂としてはポリ
エチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体樹脂等があげられるが、これらのうち、特
に線状低密度ポリエチレンjJImを使用するのが生産
・加工性に浸れ生産コストが安価であるので望ましい。
また、上記ポリオレフィン系樹脂は単独で坩いてもよい
が、ポリエチレン樹脂とエチレン−酢酸ビニル共重合体
樹脂等を組み合わせて使用する等、2種以上のものを組
み合わせてもよく、また、多孔質プラスチック基材は、
−Mからt1η成されていても、同種または異種の二つ
以上の層から構成されていても良いものである。
上記ポリオレフィン系樹脂のうち特に線状低密度ポリエ
チレン樹脂が多孔質プラスチックス基材の生産・加工性
に優れその生産コストが安価であるので好ましい。
上記線状低密度ポリエチレン樹脂はエチレンとa−オレ
フィンとの共重合体であり、a−オレフィンとしてはブ
テン、ヘキセン、オクテン等が挙げられる。
上記ポリオレフィン系樹脂には、所望に上り、充填剤が
配合されたものも含まれるが、この充填剤としては炭酸
カルシウム、タルク、クレー カオリン、シリカ、硫酸
バリウム、硫酸カオリン、水酸化アルミニウム、酸化亜
鉛、酸化カルシウム、酸化チタン、アルミナ、マイカ、
ベントナイト等が挙げられる。
この充填剤の平均粒径は30μ「内以下のものが用いら
れ、好ましくは0.1〜10μmの範囲のらのが望まし
い。
粒径が大き過ぎると貫通化が大きくなり、逆に小さ過ぎ
ると凝集が起こり分I孜性が劣るから好ましくない。
上記のポリオレフィン糸引ff1(A)と充填前1I(
B)の配合割合はこの(A)100重1部に対して(I
3)が50〜400玉量部とするのが望ましい。
上記(I3)が50ffln部未満と少な過ぎると通気
度や透湿度が低下し、皮膚に貼着したときムして皮膚が
白化したり、皮膚刺激の間mが生じやすくなるからであ
る。一方、上記(B)が400重、i2部を、超えると
混練性や成型性が悪くなりフィルム強度ら低下するから
である。従って、特に上記(B)の配合割合が上記(A
)100重量部に対して100〜300重】部の範囲と
するのが望ましい。
上記ポリオレフィン系樹脂を用い、多孔質プラスチック
ス基材が形成されるが、その製造方法としては、例えば
以下のものが挙げられる。
ポリオレフィン系樹脂で形成したシートを一輪延伸又は
二軸延伸により直接形成したもの或いは延伸により多孔
質の基材を得、次いで、これを、酸、アルカリ又は水等
で可溶性の充填剤や有(茂物を溶出して形成したもの、
更にポリオレフィン系υI脂と溶媒の混合組成物をシー
ト化し、次いで、この溶媒を蒸散させて形成したもの(
溶媒法)等が挙げられる。
この場合、上記ポリオレフィン系titmr製シートの
形成は通常の成形装置及び成形方法な泪いればよいが、
特にインフレーション成形成、Tグイ成形代などが好適
に使用されるのであり、かくして得られたシートは一輪
又は二軸に延伸されて多孔質プラスチックス基材が形成
されるが、この延伸の方法も通学の延伸装置を用いて常
法で行えばよ(、例えばロール延伸、同時二軸延伸、逐
次二軸延伸等が採用される。
上記多孔質プラスチックス基材のうち、溶媒法で形成し
た多孔質プラスチック基材は残存溶媒の皮膚に与える刺
激の影響が考えられるため延伸法により作成するのが望
ましい。
シートの成形は押出成形でもインフレーション成形でも
最良と思われる方法に帛じて通常50〜1000μmの
厚みで行えばよ(、シートの延伸に際しては、引張強度
100〜500 kg/ cff12の範囲となるよう
に、−仙或いは二軸方向に、且つポリオレフィン系樹脂
の融点以下、好ましくは融点の15〜30°C以下の範
囲で、5倍以下、好ましくは1.1〜3.5倍の範囲で
延伸するとともに、多孔質化することが、miである。
そして、この延伸倍))τが、1.1未);4では延伸
されjこ部分と未延伸部が混在して延伸が不均一となり
、一方、5倍を超えると延伸中に砿断するばあいがある
から好ましくない。
本明細書において、jLllII倍率とは、延伸萌のシ
ートの幅や良さに対する延伸後の幅や長さをいう。
なお、多孔質プラスチックE材は一軸或いは二軸方向に
延伸した後、シート寸法を安定化させたり、均質で通気
性及び透湿性のバラツキがない基材を得る・ために熱処
理をしてもよい。例えば、ポリオレフィン系υ(脂製シ
ートを4倍に延伸し、これを熱処理して延伸倍率を2倍
に下げると、最初から2倍に延伸したものより均質な基
材が得られるのである。
また、上記多孔質プラスチックス基材は、後述する感圧
性接着剤層との投錨性を上げるために表面コロナ処理を
施すことも可能である。
更に、これらの多孔質プラスチック基材には、所泣によ
り熱安定剤、紫外線安定剤、顔料等を添加することもで
きる。
ところで、本発明で使用する多孔質プラスチック基材は
皮膚に追従する柔1次性を有し、皮膚に貼着したときの
つっばり感等の異和感が少なく、関節等の貼着部位の動
きに円滑に追従できるよう設計する必要がある。
つまり外用材の要求特性としては、皮膚に十分接着して
いることもさることながら、人体の関節部や屈曲部に貼
着した場合に、皮膚の動きに十分追従できるだけの可視
性が要求される。このため人体に貼着される外用材は、
その多孔質プラスチックス基材の弾性率が低すぎると皮
ISの伸縮による変形に追従できず、皮膚に突っ張り感
等の機械的刺激を与えた9、また皮膚から剥がれやすく
なる。
従って、上記多孔質プラスチックス乱打には適度の弾性
を付与するのが望ましいが、該多孔質プラスチック基材
に適度な弾性を持たせる方法として低融ツユポリマー 
ゴム状物質及び可塑斉哩を添加する方法が提案されてい
るが、本発明においては皮ハ1に対する追従性に優れ、
且つ突っ張り感等の異和感が少ない外用材を提供する手
段としてEPR,EPT等のエチレン−プロピレン系ゴ
ム状弾性(■成物をポリオレフィン系樹脂に添加するの
が望ましい。
上記エチレン−プロピレン系ゴム状弾性1■成物として
は、数平均分子量が5ooo〜800000のゴム状物
質のものであれば、特に限定されるものではなく、具体
的な代表例としては、エチレン、α−オレフィン及び非
共役二重結合を有する環状又は非環状からなる共重合体
(以下、EPDへ1という)が泪いられる。
上;71PDMはエチレン、プロピレンもしくはブテン
−1及び以下に列挙するポリエンモアマーからなるター
ポリマーであり、該ポリエンモア7−としては、ノンタ
ロペンタノエン、1,5−シクロオクタンツエン、1.
1−シクロオクタノエン、1,6−シクロドゾカノエン
、1.7−シクロドゾカノエン、1.5.9〜シクロド
デカトリエン、1.4−ンクロヘプタノエン、1.4−
シクロヘキサノエン、1.6−ヘプタジエン、ノルボル
ナジェン、メチレンノルボルネン ルネン、2−メチルペンタジェン−1.4、1,5−ヘ
キサジエン、メチル−テトラヒドロインデン、1、4−
ヘキサノエンなどである。
各モノマーの共重合割合は、好ましくはエチレンが30
〜80モル%、ポリエンが0.1〜20モル%で残りが
α−オレフィンとなるようなターポリマーでムーニー粘
度ML...(温度100°C)1〜60のものがよい
エチレン−プロピレン系ゴム状11戊物(C)のポリオ
レフィン系tJHffl(A’)に対する割合は、当該
(A)100fflユnl二大tして(C)が5〜15
0重量部であり、上記(C)の特に好ましい配合割合は
10〜80工ユ部である。
上記配合割合において、(C)が、5重1部未満と少な
過ぎると皮1i¥の伸縮に追従でさる元号な弾性を有せ
ず、逆に150重ユ部を忽えると混練性が悪くなって表
面ムラが生じるので、いずれも好ましくない。
上記多孔質プラスチンクス基材において、ポリオレフィ
ン系!31ヱ100重量部に対してエチレン−プロピレ
ン系ゴム状弾性組成物10〜80重皿部、充填剤100
〜300重量部からなるシート状成形物を延伸して形成
されたものが一層優れた通気性及び透湿性を有し、しか
も皮11?jl:対する追従性に茗しく優れた外用材が
得られるので望ましいのである。
上記多孔質プラスチック基材は、引張強度100 ・−
 S O O kH/ cps2、伸びt4< s o
 o6以上、20%モジュラス25〜Lookビ/cm
2、の範囲にあるとき、皮膚の動きに追従しやすくなる
が、引張強度がS O O kH/ caa2 を超え
、又伸び率50%以下、20%モジュラスが100にビ
/cI112 を超えるとシート状の基材強度が強すぎ
て皮膚の動きに追従できず、異和感や成域的刺激を与え
るので好ましくない.一方、引張強度が1 0 0 k
g/ cta2未満、20%モジュラス2 5 k g
 / c m ”未満になると基材が柔軟になりすぎ、
取扱いが不便になるなどハンドリングの問題を生じるの
で好ましくない。
本発明において、上記多孔質プラスチック基材の片面に
塗布される感圧性接着剤層としては、天然ゴム系、ポリ
イソプレン系、ポリビニルエーテル系、ポリアクリル酸
エステル系等の各種の感圧性接着剤で形成された層を用
いることができる。
本発明に用いられる感圧性接着剤層としては、感圧性接
着剤自体の皮膚刺激が少なく、粘着性に優れ、通気性、
透湿性の高い素材が望ましく、これらの観,−(より、
待に7タリル酸又はメタクリル酸アルキルエステル単量
体とカルボキシル基含有共重合性単量体との共重合体が
好ましい。
このように、アクリル酸又はメタクリル酸のアルキルエ
ステル単量体(D)を用いる理由は、この素材は皮膚に
対する強い刺激が無く、また艮朋問使用しても透湿性に
優れるうえ、ネI!1着性の低下が生じ難いからである
又、アクリル酸又はメタクリル酸のアルキルエステルJ
it 71体(D)にカルボキシル基含有ノ(!rU合
性単性単量体)を共重合させた素材を用いると1、)に
好ましい理由は前者(D)のみでは凝集力が不足するの
に対し、後者(E)を共重合させえると、適度な凝集力
が得C2れ皮膚接着性に没れるうえ、所謂「のり残り」
の問題が生じないからである。
かかる共重合体はガラス転移点が250°に以下、好ま
しくは180〜250’にて・爪ユ平均分子量が50,
000以上、好ましくは500,000〜2,000,
000のらのを用いるのが望ましい ガラス転移点が250° Kを遁えると適度な接着性、
zrL集力が得られないからである。
また、重量平均分子量が50,000未満であると適度
な)凝集力が得られないからである。
尚、かかる共重合体は前者CD)100 ffln部に
対して後者(E)1〜10重量部の範囲で設定するのが
、実用上火に望ましい。
この配合割合において、(E)が、1mfi部未満であ
ると凝集力が比較的弱く、他方、10重皿部を超えると
凝集力が必要以上に高くなり、かつ極性基が多く導入さ
れるために皮膚に貼着された場合、皮1n刺はという弊
害を生じる場合があるからである。
又、上記感圧性接着剤層の厚さは10〜60μ鴎が望ま
しい、この層の厚さが、10μ鋤未11?4であると皮
膚に貼着するに十分な粘着性が得られず、他方、607
7ωを超えると上記した共重合体を用いても十分な透湿
性が得られないのに対し、10〜60μmであると粘着
性、透湿性共に優れるからである。
共重合体のアクリル酸又はメタクリル酸のアルキルエス
テル単量体としては、アクリル酸エチル、アクリル酸プ
ロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸インオクチル、
アクリル酸イソノニル、アクリル酸デシル、アクリル酸
ラウリル又はこれらのメタクリル酸エステルが用いられ
、これらは単独又は2種以上で使用することもできる。
カルボキシル基含有共重合性単量体としては、アクリル
酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸などが使用
される。
又、上記単量体混合物と共に、必要に応じてビニル系単
量体を使用できる。
この感圧性接着剤を製造するに際しては、通常の重合触
媒、例えばアゾビス系化合物、過酸化物を用いることが
できる。
重合方法としては、溶液重合、7L化重合、懸濁重合等
いずれの重合方法も採用できる。
例えば、反応容器内にアクリル酸、アクリル酸アルキル
エステル単量本、上記共重合性ビニル系In量体等の1
1を量体混合物、酢酸エチル等の溶媒、及びラノカル発
生触媒を重加し重合させると、10〜20時間で重合が
完了する。
以上のようなポリオレフィン系樹脂からなる多孔質プラ
スチックス基材と感圧性接着剤層とは積層状態で全体の
透湿度を300d/I02・24 b r以上、好まし
くは30 Q −2000d/m” 241+rに設定
するのが望ましい。
人体の皮膚からの発汗ユは個人差、皮膚の部位によって
異なり、透湿度が300 g/ m2・241+r未満
であると発汗量の多い部位では十分に水蒸気を透過でき
ない恐れがあり、ムレやカブレ等の恐れがあるからであ
る。
なお、上記透過度は、以下の方法で測定した。
10tslの蒸留水を内径38a+a、高さ40mmの
〃ラス製容器に入れ直径50+amの外用材をその感圧
性接着剤層を下面にして、容器の口の上にがコζせて固
定、封止する。
次に、これを温度40℃、相対湿度30%の恒温恒湿へ
に入れて24時間放置する。
その後この容器からの水減少ユを測定する。
この温度40℃における透湿度は(17m’・241+
 rとして表される二 本発明の外用材を製造するに当たっては感圧性接着剤を
直接、ポリオレフィン系樹上からなる多孔質プラスチッ
クス基材に塗布、乾燥し、かくして得られた感圧性接′
;a屑層の露出面にfIIri離性シート(紙)を貼り
合わせるか、又は剥離性シート(紙)上に上記感圧性接
着剤を塗布、乾燥し、その後に多孔質プラスチックス基
材を貼り合わせることにより行えばよいのであり、この
ようにして、感圧性接着剤層が剥離性シート(紙)にて
保:11された外用材が得られるのである。
(e)作用 本発明の外用材は上記4+’7成を有し、多孔質プラス
チ・ンクス基材としてポリオレフィン系樹脂で形成した
特定の多孔質プラスチックス基材を泪い、つまり多孔質
プラスチックス基材が引張強度100−500kg/c
+a”、伸び率50%以上、20%モジュラス25〜1
00 kg/ am2の範囲にあり、しかもこの特定の
多孔質プラスチック基材の片面に感圧性接着剤層を設け
たときの透湿度が300g/+Ω2以上のらのを用いて
いるので、通気性や透湿性が良好でカブレやムレ等の問
題がなく、かつ皮膚に対・する追従性に優れ、皮膚に貼
着してもつっばり感等の異和感がなくなる作用を有する
のである。
(f)実施例 以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明するが、本発
明はこれに限定されるものではない。
以下において、部とはmff1部を意味する。
(イ)線状低密度ポリエチレン用&を製多孔質プラスチ
ックス基材(■〜■)の製造 線状低密度ポlj エチレンυ1脂(MI  2,0、
密度0.93)、ゴム状物質としてEPDM(商品名、
EPT9720、三井石油化′7(製))、充填剤とし
て炭酸カルシツム(平均粒径2μm% Ill?肪酸処
理)、滑Mとしてステアリン酸を、第1.!2に各々示
す配合割合で配合して充分に混合攪拌し、この混合物を
二軸混練磯(TIEM−50、東芝機械社(製))によ
り充分1こ混練して得た組成物を常法により造粒する。
この組成物を溶融して65a++aφのインフレーショ
ン押出機によりフィルム化して、f51表に各々示す厚
さのフィルムを製造した。
かくして得られたフィルムをロール延伸磯により一軸延
伸(基材I〜■)或いは逐次二軸延伸法により二軸延伸
(基材■)を行い、これによってtjSi表に各々示す
延伸率の多孔質プラスチックス基材を製造した。
この時、延伸条件としては、延伸温度60℃、延伸速度
6m/win、延伸率はロールの速度比を変えることに
より、第1表の値になる様に各々調整した。
かくして得られた各多孔質プラスチック六基材の特性を
第1表に示す。
(以下余白) 注1)第1表に示す、伸びIMD)及び20%モジュラ
ス(M D )の測定方法は以下の通りである。
伸び率はR100mm%ii20+11111の基材を
、標点間距離(チャック間距離)50+amにおいて、
引張速度300 I/分にて引張試験[テンシロンVT
M−IIL、(株)オリエンテンタ社5!1にてS−8
曲線を測定する。この測定においてサンプルが破断する
時の伸び率(%)をいい、又、20%伸長時の強度を2
0%モジュラスとして表わす。又、破断時の強度をMD
として表わす。
注2)第1表〜第3表に示す、透湿度は、以下の方法で
測定した。
10+o/の蒸留水を内径38m+n、高さ40mT6
のガラス製容器に入れ直径50mmの外用材をその感圧
性接着剤層を下面にして、容器の口の上にかぶせて固定
する。
次に、これを温度40℃、相対湿度30%の恒温恒湿機
に入れて24時間放置する。
その後この容器からの水減少量を測定する。。
温度40℃における透湿度はg/m2・241+rとし
で表される。
(ロ)感圧性接着剤N(A)の製造 アクリル酸ブチ゛ル        97部メタクリル
酸          3部酢酸エチル       
  150部アゾイソブチロニトリル   0.3部上
上記各号を重合反応容器内に仕込み、反応器内を窒素置
換しながら攪拌をおこなう。
その後、内温温度を55〜65℃に保持し、重合を開始
した。重合は約10時間にて完了する6更に、その後、
内温温度を70℃に上昇させて約2時間攪拌を続ける。
かくして得られた共重合物のガラス転移点は221゛に
であり、重量平均分子量(G P C測定より)は57
万であった。
次にこの共重合物を表面シリコーン処理した剥離紙に乾
燥後の厚みが35μ輪になるように塗工し、温度130
℃で5分間乾燥塗布した。
感圧性接着剤層(B −D ) 下記に示す単量体混合物を用いた他は、感圧性接′;a
斉り層(A>と同様の方法で製造した。
感圧性接着剤層(B) アクリルF122エチルヘキシル   90部アクリル
酸エチル         5部アクリル酸     
        5部感圧性接着剤層(C) アクリル酸イソノニル      60部アクリル酸ブ
チル        35部アクリル酸       
      5部感圧性接着剤層(D) アクリル酸イソノニル      90部アクリル酸ブ
チル         5部アクリル酸       
     5部これらの各々の水蒸気透過度、〃ラス転
移煮、重量平均分子量は第2表に示す通りであった。
外用材の実施例1〜12 多孔質プラスチックス基材(■〜■)の片2面にコロナ
処理を施し、剥離紙付き感圧性接着剤1(A〜D)と貼
付圧着して本発明の外用材を得た。
このものの透湿度、接着力、保持力はPt53表の通り
であった。
(以下余白) 注3)第3表に示す接着力は以下の方法で翅1定した。
外用材をIla20mmに切断し、被着体としてベーク
ライト板を用いて、JTS  Z−1528により18
0°引き剥がし粘着力(g/19Ifim)を測定した
注4)第3表に示す保持力は、以下の方法で測定した。
外用材をu120mm、横10mmに切断し、この切断
片をベークライト板に貼りつけ、温度40℃で500g
の荷重をかけて切断片が落下するまでの時間(分)を測
定した。
(Fi)発明の効果 本発明の外用材は、上記構成を有し、これを皮膚に貼着
した際、皮膚の動きに対する追従性に優れ、突っ張り感
等の異和感もなく、しかも透湿性に優れているためムレ
やカブレが生じ難く刺激も少ないなど、医療用粘着シー
トとして優れた効果を奏するのである。
又、本発明の外用材は、穿孔機で穿孔して多孔質とした
ものではないので防水効果もあり、外用材の感圧性接着
剤層にが−ゼや脱脂綿等のパッドを設けて使眉する場合
も、傷口にあてたパッドがぬれてこないため、傷のなお
りがはやくなる効果を有するのである。
更に、本発明の外用材は従来のポリオレフィン多孔質膜
とは異なり、皮膚の動)に追従できるよう物性や製造方
法を限定しているため、これまでの多孔質基材の中でも
皮膚に対する異和感がなく、機械的刺激も少ないという
効果を有するのである。
多孔質プラスチックス基材としてポリオレフィン系用語
100重量部に対してエチレン−プロピレン系ゴム状弾
性組成物10〜80重量部、充填剤100〜300重量
部からなるシート状成形物を延伸して形成したものを用
いると、通気性及び透湿性が一層優れるうえ、皮膚に対
する追従性が者しく優れた外用材が得られる効果を有す
るのである。
又、感圧性接着剤層としてカルボキシル基含有共重合性
単量体、アクリル酸又はメタクリル酸アルキルエステル
単量体(炭素数が1〜14)の重合体及びこれらと共重
合可能なビニル系taX体との共重合体から成り、共重
合体の平均分子量5万以上でガラス転移点250°に以
下のものを用しすると、通気性及び透湿性が良好であり
、しかも皮膚刺激性がない外用材が得られる効果を有す
るのである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリオレフィン系樹脂からなる多孔質プラスチッ
    クス基材が引張強度100〜500kg/cm^2、伸
    び率50%以上、20%モジュラス25〜100kg/
    cm^2の範囲にあり、該多孔質プラスチックス基材の
    片面に感圧性接着剤層を設けたときの透湿度が300g
    /m^2・24hr以上であることを特徴とする外用材
  2. (2)多孔質プラスチックス基材がポリオレフィン系樹
    脂100重量部に対してエチレン−プロピレン系ゴム状
    弾性組成物10〜80重量部、充填剤100〜300重
    量部からなるシート状成形物を延伸して形成されている
    請求項1記載の外用材。
  3. (3)感圧性接着剤層がカルボキシル基含有共重合性単
    量体、アクリル酸又はメタクリル酸アルキルエステル単
    量体(炭素数が1〜14)の重合体及びこれらと共重合
    可能なビニル系単量体との共重合体から成り、共重合体
    の重量平均分子量5万以上でガラス転移点250°K以
    下の範囲である請求項1又は2記載の外用材。
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