JPH0212804Y2 - - Google Patents

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JPH0212804Y2
JPH0212804Y2 JP17920282U JP17920282U JPH0212804Y2 JP H0212804 Y2 JPH0212804 Y2 JP H0212804Y2 JP 17920282 U JP17920282 U JP 17920282U JP 17920282 U JP17920282 U JP 17920282U JP H0212804 Y2 JPH0212804 Y2 JP H0212804Y2
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claw
tilling
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JP17920282U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、正逆転ロータリの耕耘爪取付構造に
関し、爪取付け体との間に土詰りが生じても、耕
耘爪を爪軸の回転方向に応じて正転傾斜姿勢と逆
転傾斜姿勢とに容易に変更できるようにすること
を目的とする。
ロータリ耕耘法には、アツプカツト方式とダウ
ンカツト方式とがあり、この両者を植付作物の種
類或いは圃場条件等に応じて適宜使い分ける形態
の所謂正逆転ロータリが既に実公昭41−1925号公
報において提案されている。この実公昭41−1925
号公報に開示のロータリは、回転方向両側に刃部
を備えた耕耘爪の取付基部を、正逆転可能な爪軸
の爪取付け体にボルト等で固着し、爪軸を正転又
は逆転させることにより、共通の耕耘爪をアツプ
カツト、ダウンカツトの双方に使用せんとするも
のである。しかし、これは耕耘爪が固定であるた
め、正逆転の何れの時にも打込角度が大きすぎ、
耕耘抵抗が大で取付部の損傷が多くなる欠点があ
る。
そこで、耕耘爪を爪取付け体に枢支して姿勢変
更自在に取付けておき、爪軸の回転方向に応じ
て、耕耘爪の先端側が基部側よりも回転方向後方
側となるように、耕耘爪の姿勢を変更して使用す
ることが考えられているが、この場合、第8図に
示すように、耕耘爪22の取付基部26が矩形状
であると、それと爪取付け体21との間に土が詰
り、姿勢変更のための揺動ができなくなることが
ある。図のように爪取付け体21がボツクス状の
場合は前後壁21a,21bとの間に、左右側壁
21c,21dのみから成る場合、爪軸20の外
周面20aとの間に夫々土が詰り易い。
本考案は、このような問題点を、耕耘爪の取付
基部を円形にすることによつて解消するものであ
り、その特徴とするところは、正逆転切換自在な
爪軸に少なくとも左右側壁を有する爪取付け体を
固着し、その回転方向前後縁に刃部を有する耕耘
爪の取付基部を爪取付け体内に配置し、この爪取
付け体と取付基部とにボルトを貫通して耕耘爪を
正逆転両姿勢に姿勢変更可能に取付けたものであ
つて、前記耕耘爪の取付基部の外周縁はボルトを
中心とする円形に形成されている点にある。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図乃至第4図に示す第1実施例において、
第1図は正逆転ロータリ耕耘機1の全体構成を示
しており、このロータリ耕耘機1は機枠2、耕耘
部3及び耕耘カバー装置4等で主構成されてお
り、図外のトラクタに三点リンク機構を介して昇
降自在に装着されている。
前記機枠2は、中央の正逆転ギヤ伝動機構を組
込んだギヤケース5の左右にサポートアーム6を
突設し、各サポートアーム6の外端に伝動ケース
7とサイドフレーム18とが固定されて構成され
ている。8はギヤケース5から前方へ突出した入
力軸、9は入力軸8の動力を伝動ケース7へ伝達
する伝動軸、10は機枠2から後方へ延設された
支持枠で、この支持枠10はゲージ輪11を支持
しており、高さ調整機構12で角度調整自在にな
つている。
耕耘カバー装置4は、機枠2に固定の主カバー
13と、この主カバー13の後端に枢支された後
部カバー14と、左右1対のサイドカバー15と
を有し、前記後部カバー14は均平圧調整機構1
6によつて吊下げられている。また、主カバー1
3の後端にはレイキ17が角度調整自在に取付け
られ、後部カバー14と耕耘部3との間に位置し
て、耕耘土を表層細土下層塊状に整えている。
耕耘部3は前記伝動ケース7とサイドフレーム
18とによつて横軸廻り回動自在に支持された爪
軸20と、この爪軸20に固着の爪取付け体21
を介して装着された多数本の耕耘爪22とを有し
ており、前記爪軸20はギヤケース5からの動力
によつて正逆転切換自在となつている。
第2図乃至第4図において、爪取付け体21は
回転方向前後壁21a,21bと左右側壁21
c,21dとを有するボツクス形で、爪軸20の
外周面20aに溶着されており、左右側壁21
c,21dには夫々小孔24と大孔25とが形成
され、夫々の外端部は各孔24,25を中心とし
て半円形突出部27a,27bとなつており、前
後壁21a,21bはその外端が孔24,25の
中心と略一致している。この爪取付け体21内に
耕耘爪20の取付基部26が挿入され、締結具2
8で締結されている。
締結具28は大孔25に挿入される押圧体29
及び皿バネ30と、これらを貫通し且つ取付基部
26及び小孔24を貫通するボルト31及びナツ
ト32とを有しており、ボルト31により耕耘爪
22を揺動自在に支持すると共に、ボルト31を
締結することによつて、皿バネ30を取付基部2
6に押圧し、その皿バネ30の弾圧力で耕耘爪2
2の揺動に所要の抵抗を与えるように構成されて
いる。
耕耘爪22は第2図及び第3図に示すように側
面視略楕円形状正面視略L字形状となつており、
略平板状の直平部33から基端側が取付基部2
6、直平部33から先端側が屈曲部34となつて
おり、直平部33の略中央には土逃し用の開口部
35が形成されている。
この耕耘爪22は第2図実線で示す正転傾斜姿
勢イと第1図実線及び第2図仮想線で示す逆転傾
斜姿勢ロとを姿勢変更自在に採るよう構成されて
いる。
即ち、ダウンカツト耕耘すべく爪軸20を正転
させると、耕耘爪22は最初の打込みでその抵抗
を受けて締結具28の廻りで回動して爪取付け体
21の後壁21bの外端A(ストツパ部)に当接
し、これによつて正転傾斜姿勢イとなり、爪軸2
0の回転方向を切換えて逆転すると、耕耘爪22
はその最初の打込みで揺動して前壁21aの外端
B(ストツパ部)に当接し、これによつてアツパ
カツト耕耘に適した逆転傾斜姿勢ロとなる。この
両姿勢時において、耕耘爪22は遠心力によつて
その中間姿勢、即ち、爪軸20の径方向に沿つた
姿勢になろうとするが、締結具28による抵抗力
はそれを阻止する大きさとなつており、また、そ
の抵抗力は打込み反力より小さく設定されてい
る。
耕耘爪22の直平部33及び屈曲部34には回
転方向前後縁に刃部38,39が形成されてお
り、直平部33の刃部38,39は取付基部26
の近傍まで形成されていて、草が巻付いても切断
できるようになつており、両刃部38,39は直
平部33で略真円の円弧形状であり、屈曲部34
へは滑らかに連続しており、切込み角γが取付基
部26側から屈曲部34にかけて漸次小さくなつ
ており、且つ爪中心線42を中心に前後刃部3
8,39は略対称であり、前刃部38は正転傾斜
姿勢イのときに、また後刃部39は逆転傾斜姿勢
ロのときに、圃場に対して切込み抵抗が少ないと
共にその変動が少なく、最良の打込み状態となる
形状となつている。即ち、その打込み状態は従来
のなた爪の刃部と略同一になり、なた爪を取付け
方向を変更する代りに、1枚の爪に前後刃部を形
成し且つ自動的に姿勢変更することにより、前後
各刃部38,39でなた爪と同様な最適耕耘がで
きるようになつている。
前記耕耘爪22の取付基部26はボルト31が
貫通する孔43を有し、その外周縁44はこの孔
43を中心とする円形に形成されていて、その直
径は爪取付け体21の前後壁21a,21b間隔
と略同一となつており、且つ左右側壁21c,2
1dの円形突出部27a,27bと同一半径とな
つている。
従つて、取付基部26を爪取付け体21内に挿
入してボルト31を貫通すると、取付基部26と
爪取付け体21との間には外部へ開放される空間
は生じなく、それは耕耘爪22がどのような姿勢
を採つても維持され、両者間への土の侵入は阻止
され、且つ取付基部26は揺動しても外周縁44
は円を描くだけであるので、土を詰めたり咬み込
んだりすることがなく、仮に取付基部26と爪軸
20の外周面20a又は爪取付け体21との間に
土が詰つても、耕耘爪22は揺動が阻害されるこ
とはない。
尚、左右側壁21c,21dの突出部27a,
27bは円形に限定されるものではなく、矩形状
であつても良く、ボルト31を貫通支持できれば
良い。
第5図及び第6図は本考案の第2実施例を示し
ており、爪取付け体21の左右側壁21c,21
dは両方共に小孔24を有し、一方の側壁21d
にはネジ孔45が設けられていて抵抗用ネジ46
が螺合されている。締結具28はボルト31とナ
ツト32とネジ46とから成り、押圧体及び皿バ
ネは設けられていない。
耕耘爪22は第1実施例と同一であり、前後壁
21a,21bの外端部A,Bに当接した正逆転
姿勢イ,ロで、ネジ46を螺進して取付基部26
を押圧することによつて、各姿勢を保持する。こ
の保持は耕耘爪22を揺動不能にする固定状態と
なるが、ネジ46の締結力を若干緩くしておくこ
とにより、揺動を許容する抵抗付与状態にするこ
ともできる。また、取付基部26にネジ46と係
合し且つ耕耘爪22の姿勢変更を許容する円弧状
溝を形成しておけば、ネジ46と溝端部との係合
がストツパとなるので、前後壁21a,21bを
省略できる。
第7図は本考案の第3実施例を示しており、耕
耘爪22の取付基部26には1つのピン孔47が
形成され、爪取付け体21は左右側壁21c,2
1dのみから成り、耕耘爪22が正逆転姿勢を採
つたときに前記ピン孔47と対応するピン孔4
8,49が形成されており、ピン孔48,49の
一方とピン孔47にピン(又はボルトでも可)を
挿入することにより、耕耘爪22を正転姿勢又は
逆転姿勢にセツトできる。この耕耘爪22の取付
基部26は前記各実施例と同様に、外周縁44が
円形となつているので、姿勢変更するときに耕耘
爪22を揺動しても爪軸20との間で土を咬み込
むということがなく、取付け体21内に土が入つ
ていても、耕耘爪22を円滑に揺動でき、手作業
による耕耘爪22の姿勢変更が容易になる。
以上詳述した本考案によれば、爪軸20に固着
の爪取付け体21にボルト31を介して正逆転姿
勢変更可能に取付けられる耕耘爪22は、ボルト
31が貫通されるその取付基部26の外周縁44
が円形に形成されているので、姿勢変更のために
揺動しても、外周縁44は1円上を移動するだけ
であり、爪取付け体21又は爪軸20の外周面2
0aとの間に土が入つても、耕耘爪22は土に妨
害されることなく円滑に揺動でき、常に正確な正
逆転姿勢イ,ロに位置することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の第1実施例を示し
ており、第1図は全体の断面側面図、第2図は要
部の断面側面図、第3図は第2図の−線断面
図、第4図は爪取付け体の斜視図、第5図及び第
6図は本考案の第2実施例を示しており、第5図
は側面図、第6図は第5図の−線断面図、第
7図は本考案の第3実施例を示す分解斜視図、第
8図は従来例を示す断面図である。 1……正逆転ロータリ耕耘機、3……耕耘部、
20……爪軸、21……爪取付け体、22……耕
耘爪、26……取付基部、27……突出部、28
……締結具、31……ボルト、33……直平部、
38,39……刃部、44……外周縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 正逆転切換自在な爪軸20に少なくとも左右側
    壁21c,21dを有する爪取付け体21を固着
    し、その回転方向前後縁に刃部38,39を有す
    る耕耘爪22の取付基部26を爪取付け体21内
    に配置し、この爪取付け体21と取付基部26と
    にボルト31を貫通して耕耘爪22を正逆転両姿
    勢イ,ロに姿勢変更可能に取付けたものであつ
    て、前記耕耘爪22の取付基部26の外周縁44
    はボルト31を中心とする円形に形成されている
    ことを特徴とする正逆転両用耕耘爪の取付構造。
JP17920282U 1982-11-26 1982-11-26 正逆転両用耕耘爪の取付構造 Granted JPS5981303U (ja)

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JP17920282U JPS5981303U (ja) 1982-11-26 1982-11-26 正逆転両用耕耘爪の取付構造

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JP17920282U JPS5981303U (ja) 1982-11-26 1982-11-26 正逆転両用耕耘爪の取付構造

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Publication Number Publication Date
JPS5981303U JPS5981303U (ja) 1984-06-01
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JP17920282U Granted JPS5981303U (ja) 1982-11-26 1982-11-26 正逆転両用耕耘爪の取付構造

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