JPH02127503A - 帯の製造法 - Google Patents

帯の製造法

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JPH02127503A
JPH02127503A JP27962788A JP27962788A JPH02127503A JP H02127503 A JPH02127503 A JP H02127503A JP 27962788 A JP27962788 A JP 27962788A JP 27962788 A JP27962788 A JP 27962788A JP H02127503 A JPH02127503 A JP H02127503A
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JP
Japan
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cloth
pattern
cut foil
foil
resin
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JP27962788A
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JPH049201B2 (ja
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Tokusaburo Maeda
前田 徳三郎
Zenzo Nakatsuka
中塚 善造
Katsuji Nishihara
西原 勝治
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MAEDATOKU ORIMONO KK
Nakatsuka Kogyo KK
Original Assignee
MAEDATOKU ORIMONO KK
Nakatsuka Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は帯、特に高級西陣織袋帯として好適な帯の製造
法に関する。
高級西陣織袋帯は、それに織り出された模様が豪華絢爛
な外観であること、絹と変らない手触りの感触であるこ
とが肝要とされる。
従来の技術とその問題点 従来、帯の外観を豪華絢爛にするには、金糸や銀糸を用
いて模様を織り出す方法、金(或いは銀)平箔用原紙か
らなる基材に下地処理を施した後、金属蒸着を施し、そ
の上に保護のためのプラスチックフィルムを貼合せたも
のを基材とし、これをスリットして得られた切箔を金、
銀糸の代用として織り込むことにより模様を現す方法が
知られている。これ等の方法による模様は、手触りの感
触が絹の感触に比較し劣る問題がある。
一方、絹糸により模様を織り出した帯では、金糸や銀糸
、これに代用する切箔のような豪華絢爛な外観の風合い
は得られない。
即ち従来、金糸や銀糸と同等の豪華絢爛な外観でしかも
絹糸による織り出し模様と変らない優れた手触りの感触
の風合いの帯の製造法は未だ開発゛されていない。
本発明の目的は、金糸や銀糸による模様と同様な豪華絢
爛な外観でしかも絹糸による模様と殆んど変らない優れ
た手触りの感触の風合いを発現し寿る帯にして、更に単
一の帯を実質上、二通りの模様のものとして使用し得る
、従って特に高級西陣織袋帯として好適な帯の製造法を
提供するにある。
問題点を解決するための手段 本発明の上記目的は、次の方法によって達成される。
1 中央領域に任意の模様を、中央領域に続く左右の一
半側のそれぞれに相異なる任意の模様を模様付き糸の織
り込みにより現す帯の製造法であって、模様付き糸とし
て、熱可塑性樹脂をコーティングしたまたは含浸させた
布に、薄い装飾の層を前記樹脂での熱融着により積層し
、これをスリットして得られた切箔を適用することを特
徴とする帯の製造法。
2 中央領域に任意の模様を、中央領域に続く左右の一
半側のそれぞれに相異なる任意の模様を模様付き糸の織
り込みにより現す帯の製造法であって、模様付き糸とし
て、熱可塑性樹脂をコーティングしたまたは含浸させた
布と薄い和紙を貼合せた基材シートのシート面に装飾を
施し、これをスリットして得られた切箔を適用すること
を特徴とする帯の製造法。
本明細書において、本発明に関し「装飾」とは、任意の
模様、色彩、光沢の一以上を上記布または基材シートの
シート面に施して付与された「装飾」即ち、上記切箔を
所謂引箔或いは経済として織り込むことにより、該切箔
をして、帯に飾り乃至は模様を現出せしめる「装飾」の
ことである。このことは、特許請求の範囲の項における
記載についても同様である。
本発明において、上記薄い装飾層は布の表、裏面或いは
少なくとも片面に積層される。薄い装飾層を布に形成す
るには、スタンピングホイルの転写膜の転写による方法
を有利に適用できる。これによると、数層の装飾は豪華
絢爛なものとして、これを施し得る。ここで[スタンピ
ングホイル」とは、熱不融性プラスチックフィルム等の
基材層に離型剤層を介して転写膜を真空蒸着、印刷等に
より形成した構成を有するものにして、加熱、加圧下、
その転写膜が上記布にコーティングまたは含浸された樹
脂での熱融着により転写されるものをいう。
上記装飾層の薄さは広い範囲で可変であるが、−船釣に
は400〜1000人程度とすることができ、より好ま
しくは500人程度である。
本発明において、切箔を得る素材、つまり切箔原反が上
記基材シートである場合、該基材シートにおける布にコ
ーティングする或いは含浸させる熱可塑性樹脂は、上記
切箔の風合いの良好さを最大限にするために、柔軟性に
富むものであることが望ましい。また同様な意味で、布
と和紙の貼合せは、柔軟な熱融着性樹脂により行うこと
が好ましい。
上記基材シートの面についての装飾としては、塗料の塗
工、金箔や銀箔の貼着、金属蒸着、当業者に装置乃至箔
押し技法と称されている方法、または当業者に摺り金(
或いは銀)技法と呼ばれている方法による模様等を有利
に適用できる。これ等の方法によれば、装飾を豪華絢爛
なものとして施すことができる。
上記樹脂をコーティングしたまたは含浸させた布に対す
る薄い和紙の貼合は、布の片面であると、表、裏面であ
るとを問わない。基材シートに対する装飾は基材シート
の表、裏面或いは片面に施される。
本発明において和紙の薄さは、広い範囲で可変であるが
、−船釣には10〜30ミクロンとすることができ、よ
り好ましくは20〜25ミクロン程度である。
本発明においては、布の装飾層または基材シートの装飾
はその上に保護層として極く薄いプラスチックフィルム
が形成されたものでもよい。
作    用 上記の如く本発明では、表、裏面或いは片面に装飾層ま
たは装飾を施した切箔のための素材、つまり切箔原反と
して、熱可塑性樹脂をコーティングしたまたは含浸させ
た布を適用する(上記1の発明)、或いは同様な布と薄
い和紙を貼合せた基材シートを適用する(上記2の発明
)ので、当該切箔原反をスリットして得られた切箔によ
り帯に現された模様は、切箔原反が前者の場合ではそれ
における布による柔かさの手触り、後者の場合ではそれ
における布による柔かさと、薄い和紙による布とは異な
る腰のある独特の柔かさとが複合した手触りの感触、即
ち何れも絹糸による織り出し模様と殆んど変らない優れ
た手触りの感触の風合いが得られる。しかも上記切箔原
反の装飾は、豪華絢爛なものとしてこれを施し得るので
、該原反からの切箔の織り込みによる模様も豪華絢爛な
ものとなし得る。
本発明では上記切箔原反から得られ帯に織り込まれた切
箔は、該切箔原反における布にコーティングした或いは
含浸させた熱可塑性樹脂のため、従来の金、銀糸や和紙
・プラスチックフィルム複合構成の切箔と異なり、しわ
になり難く、しわになっても当て布の使用の下、アイロ
ン掛けする等により容易に消去することができる。
本発明において、帯の中央領域に続く左右の一半側のそ
れぞれに相異なる模様を現したことは、該中央領域に現
した模様の存在も併せて、これ等−単側をして、模様の
異なる二通りのたいこに充当できる、つまり単一の帯を
実質上、二通りの模様の帯として使い分けることが可能
である。この場合、当該使い分けは、帯に織り込まれた
切箔が上記のようにしわになり難く、しわになってもこ
れを容易に消去し得るため、意義あるものとなる。
これと異なり、しわが生じたのでは、かかる使い分けの
有用性は実質上、ないに等しい。
発明の効果 上記の如く本発明によれば、金糸や銀糸による模様と同
様な豪華絢爛な外観でしかも絹糸による模様と殆んど変
らない優れた手触りの感触の風合いを発現し得る帯にし
て、更に単一の帯を実質上、二通りの模様のものとして
使用し得る、従って特に高級西陣織袋帯として好適な帯
の製造法を提供することができるのである。
実施例 次に本発明の実施例を添付図面を参照して説明する。
第1.2図に前述した1、の本発明の製造法で用いる切
箔が示されている。第1.2図で切箔には符号(A)が
総括的に付されている。
第1.2図の切箔(A)は、レーヨン等の人造繊維布、
テトロン、ナイロン等の合成繊維の布、混紡布等の布(
1)に、熱可塑性樹脂(2)を適当な手段によりコーテ
ィングしまたは全体或いは少なくとも表層部に含浸させ
、この樹脂(2)をコーティングしたまたは含浸させた
布(1)に400〜1000人程度、より好ましくは5
00λ程度の肉厚の装飾の層(3)を適宜の手段、例え
ばスタンピングホイルを用いる転写法の適用の下、上記
樹脂での熱融着により積層し、ここに得られた素材、つ
まり切箔原反を所要の細幅にスリツトして得られたもの
である。
布(1)に対する装飾層(3)の積層は、第1図に示す
ように布(1)の片面のみ、第2図に示す如く表、裏面
の何れでも構わない。
上記装飾層(3)は、金属光沢、色彩、模様の一以上を
施したものとすることができる。装飾層(3)は、その
上に保護層と[7ての極く薄い(−般的には2〜6ミク
ロン程度)ポリエステルフィルム等のプラスチックフィ
ルム付きとすることを妨げない。
前述した2の本発明の製造法で用いる切箔が第3.4図
に示されている。第3.4図で第1.2図と同符号は同
部分を示している。
第3.4図の切箔は、第1,2図におけると同様な布(
1)に、熱可塑性の、より好ましくは柔軟性に富む熱可
塑性の樹脂を第1.2図におけると同様にコーティング
し或いは含浸させ、この樹脂をコーティングした或いは
含浸させた布(1)の片面に10〜30ミクロン、より
好ましくは20〜25ミクロン程度の薄い和紙(4)を
貼合せて得られた基材シート(5)(第3図〕、或いは
前記と同様な布の表、裏面に同様な和紙を貼合せて得ら
れた基材シート(5′)〔第4図〕の片面または表、裏
面に、塗料の塗工、金箔や銀泊の貼着、装置乃至箔押し
技法、摺り金、銀波法等により装飾(6)を施した素材
、つまり切箔原反を所要の細幅にスリットして得られた
切箔である。
装飾(6)は片面施工の場合、基材シート(5)の和紙
(4)と反対側の面に施してもよいが、和紙(4)の上
に施す方がよい。上記切箔原反には必要に応じ、装飾(
6)の上から保護層としての極く薄い(一般的には2〜
6ミクロン程度)ポリエステルフィルム等のプラスチッ
クフィルム(7)を貼着してもよい。
上記切箔(A)を模様付き糸として適用の下、袋帯(B
)〔第5.6図〕を織機により織る。その際、帯(B)
の中央領域(8)に続く左右の一半側(9)、(10)
のそれぞれに相異なる任意の模様(11)、(12)を
切箔(A)の織り込みにより現し、中央領域(8)に任
意の模様、例えば模様(11)におけるモチーフと模様
(12)におけるモチーフとを合した模様(13)を切
箔(A)により現す。
異なる模様(11)、(12)を現した左右の一半側(
9)、(10)は、模様において種類の異なるたいこの
ための領域として使用できる。
なお、上記袋帯(B)は第5図に示されたものの右側に
第6図に示されたものの左側が続き、第5.6図に於て
一点鎖線の個所が帯の中心である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で用いる切箔の一例を示す断面図、第2
図は切箔の変更例を示す断面図、第3図は切箔の別の例
を示す断面図、第4図は切箔の更に異なる例を示す断面
図である。第5図及び第6図は本発明による袋帯の一例
を示す平面図である。 (A)・・・切箔、     (B)袋帯(1)・・・
布、      (2)・・・熱可塑性樹脂(3)・・
・装飾層、    (4)・・・和紙(5)、(5′)
・・・基材シート (6)・・・装飾 (7)・・・プラスチックフィルム (8)・・・中央領域 (9)、(10)・・・−単側 (11)、(12)、(13)・・・模様(以 上) 第 図 第 図 第 図 第 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)中央領域に任意の模様を、中央領域に続く左右の
    一半側のそれぞれに相異なる任意の模様を模様付き糸の
    織り込みにより現す帯の製造法であって、模様付き糸と
    して、熱可塑性樹脂をコーティングしたまたは含浸させ
    た布に、薄い装飾の層を前記樹脂での熱融着により積層
    し、これをスリットして得られた切箔を適用することを
    特徴とする帯の製造法。
  2. (2)中央領域に任意の模様を、中央領域に続く左右の
    一半側のそれぞれに相異なる任意の模様を模様付き糸の
    織り込みにより現す帯の製造法であって、模様付き糸と
    して、熱可塑性樹脂をコーティングしたまたは含浸させ
    た布と薄い和紙を貼合せた基材シートのシート面に装飾
    を施し、これをスリットして得られた切箔を適用するこ
    とを特徴とする帯の製造法。
JP27962788A 1988-11-04 1988-11-04 帯の製造法 Granted JPH02127503A (ja)

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