JPH02125566A - ファクシミリ通信方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［ａ業上の利用分野］ 本発明はファクシミリ装置どうしの間で通信回線を介し
て画像情報を通信するファクシミリ通信方式に関するも
のである。

［従来の技術］ 従来のファクシミリ装置で画像データを記憶しておくた
めに大容量の画像メモリあるいは磁気ディスク装置等を
備え、受信した画像データをこれらの記憶手段に記憶し
ておく構成が採用されている。即ち受信、記録出力中に
記録紙が無くなった場合に受信画像データを記憶する代
行受信機能や、親展として指定された受信画像データに
ついて記憶手段に記憶しておき、パスワードが入力され
て初めて記録出力を行なう親展通信機能を備えたファク
シミリ装置が知られている。

［発明が解決しようとする課題］ ところが上述のように受信画像データを記憶手段に記憶
する機能を備えた従来のファクシミリ装置では、送信側
は一度送信し受信側に記憶された画像データについては
もはや手がつけられないので、例えば親展通信の場合に
次のような問題がありた。

即ち親展通信中に、エラー終了となって再度同じ画像デ
ータの親展通信を行なった場合に、受信側の記憶手段に
同じ画像データが重複して記憶されることになる。又−
度親展送信した原稿について誤りがあり、それを訂正し
て再度親展送信した場合等にも受信側で画像データが重
複して記憶されることになる。そしてこのような画像デ
ータの重複があると受信側の画像データ記憶手段の記憶
容量を無駄に使用することになり、その使用効率が悪く
なる。又重複した画像データが後で記録出力された場合
に重複部分の記録出力は無駄であるとともにそのデータ
を受は取る者にとって紛られしいことになる。

そこで本発明の課題はこのような問題を解決できるファ
クシミリ通信方式を提供することにある。

［課題を解決するための手段コ 上述した課題を解決するため、本発明によるファクシミ
リ通信方式においては、送信側ファクシミリ装置は画像
情報にその識別情報を付加して送信するとともに、送信
済みの画像情報の識別情報と、送信済みの画像情報に対
する所定処理の指示情報とを操作入力手段により入力さ
れて送信するものとし、一方、受信側ファクシミリ装置
は受信した画像情報とその識別情報を記憶手段に記憶す
るものとし、さらに前記送信済みの画像情報に関する識
別情報と指示情報を受信した場合に前記記憶手段の記憶
画像情報の内で前記の受信した識別情報により識別され
る画像情報に対して前記の受信した指示情報により指示
される所定処理を行なうようにした構成を採用した。

［作　用］ このような構成によれば、受信側ファクシミリ装置の記
憶手段に記憶された受信画像情報について送信側からの
指示により所定処理を行なうことができる。例えば重複
する画像情報を消去することにより、記憶手段の記憶容
量の使用効率を向上できる。

［実施例コ 以下、添付した図を参照して本発明の実施例の詳細を説
明する。

第１図は本発明方式によりファクシミリ通信を行なうフ
ァクシミリ装置の全体の概略構成を示している。この装
置はＣＣＩＴＴ（国際電信電話諮問委員会）の勧告Ｔ４
に準拠したＧ３ファクシミリ装置あるいは勧告Ｔ５に準
拠したＧ４ファクシミリ装置として構成される。

第１図において符号１はファクシミリ装置全体の制御を
行なうマイクロプロセッサ素子から構成されたＣＰＵ　
（中央処理装置）である。ＣＰＵＩはＲＯＭ　（リード
オンリメモリ）２に格納された制御プログラムに従って
制御処理を行なう。

ｃｐｕｉの処理に際してＲＡＭ　（ランダムアクセスメ
モリ）３がワーキングエリア等として用いられる。

モしてｃｐｕｔには符号４〜９で示す以下の構成が接続
される。

まず符号４は通信制御部であり、電話回線あるいはデジ
タル通信回線としての回線１０に接続されており、電話
回線網あるいはデジタル回線網を介して通信を行なうた
めの各種の制御を行なう。

次に符号５は圧縮／伸長回路であり、ＣＣＩＴＴの勧告
Ｔ４あるいは勧告Ｔ６に規定された符号化方式による送
信画像データの圧縮及び同方式により圧縮された受信画
像データの復号化による伸長を行なう。

次に符号６はファクシミリ装置の操作者が各種操作入力
を行なうための操作パネル部である。第２図に示すよう
に操作パネル部６には液晶表示器等から成る表示器１１
が設けられており、この表示器１１は操作者への入力指
示のための表示やファクシミリ装置の状態を示すための
表示等と共に、送信の宛先の電話番号の表示及び後述す
るＩＤ番号（識別番号）の表示を行なう。

又操作パネル部６には入カキ−として、ダイヤルキー１
２、ストップキー１３、スタートキー１４、及び削除キ
ー１５が設けられている。ダイヤルキー１２は送信の宛
先の電話番号等の数字を入力するためのもので、テンキ
ーとアスタリスクキー１２ａ及びシャープキー１２ｂか
ら成る。尚アスタリスクキー１２ａ及びシャープキー１
２ｂは周知の機能の他に後述するように送信画像データ
のＩＤ番号の設定に用いられるものとする。

又ストップキー１３及びスタートキー１４は周知のよう
にそれぞれファクシミリ装置の送信、受信及びコピー等
の各動作の停止、開始の制御に用いられる。

次に削除キー１５は本発明に関わるもので、後述のよう
に例えば親展送信を行なフて、相手の受信側ファクシミ
リ装置の画像データ記憶手段に記憶された画像データに
ついて削除（消去）を指示するためのキーである。

次に第１図の構成においてＣＰＵＩには更に磁気ディス
ク装置７、イメージリーダ８及びプリンタ９が不図示の
インターフェース回路を介して接続されている。

磁気ディスク装置７は親展受信した画像データの記憶及
び代行受信の画像データの記憶に用いるものとする。磁
気ディスク装置７の代りに大容量の画像メモリを用いて
も良い。

次にイメージリーダ８は送信原稿の画像情報を読み取る
もので、例えばＣＣＤイメージセンサと送信原稿の搬送
機構から構成される。

又プリンタ９は受信画像データの記録出力及び送信原稿
のコピーの記録出力等を行なうものであり、例えばサー
マルプリンタとして構成される。

このような構成の下に送信時には、送信原稿の画像デー
タがイメージリーダ８により読み取られ、画像データは
圧縮／伸長回路５により符号化、圧縮された後、通信制
御部４を介して回線１０に送出される。又受信時には回
線１０から画像データが通信制御部４により受信され、
画像データは圧縮／伸長回路４により復号化、伸長され
てプリンタ９に出力され、受信画像が記録出力される。

尚親展受信及び代行受信の場合は、受信した画像データ
は文書ファイルとして磁気ディスク装置７のディスクに
書き込まれて記憶される。

ところで本実施例のファクシミリ装置では、送信を行な
う際に送信画像データのＩＤ番号（識別番号）が発生さ
れ、そのＩＤ番号データが画像データに付加して送信さ
れるものとする。ＩＤ番号の発生は例えばＣＰＵＩ内の
レジスタあるいはＲＡＭ３の所定の記憶エリアをカウン
タとして用いてＣＰＵＩのソフトウェアにより行なわれ
る。

ＩＤ番号は送信を行なう際の宛先の電話番号の入力設定
時に例えば第２図に示すように表示器１１において宛先
の電話番号とともに表示される。第２図の表示器１１の
表示において１〜７の数字は宛先の電話番号を示してお
り、その後にシャープの記号に続いてＩＤ番号が例えば
３桁の数字で表示されるものとする。ダイヤルキー１２
のテンキーを用いて宛先の電話番号を入力し、しかる後
にシャープキー１２ｂを押すとＩＤ番号が図示のように
表示されるものとする。そしてＩＤ番号は１回の送信が
正常に行なわれ終了すると、インクリメントされるもの
とする。このように送信を行なうごとにインクリメント
により新しいＩＤ番号が発生され、送信画像データに付
加されて送信される。

一方本実施例のファクシミリ装置では同じ構成のファク
シミリ装置と通信を行なうものとして、相手装置に対し
て親展送信等で送信し、相手装置の磁気ディスク装置に
記憶された送信画像データについてこれを削除（消去）
する指示を相手装置に送信できるものとする。この削除
の指示情報は削除キー１５の操作により入力される。又
削除の指示情報とともに、削除する画像データを識別す
るＩＤ番号のデータを送信するものとする。このために
ＩＤ番号は操作入力により任意に設定できるようにする
必要がある。

ＩＤ番号の設定のために、ここでは前述のようにダイヤ
ルキー１２のテンキーとシャープキー１２ｂの操作によ
り宛先の電話番号とともにＩＤ番号が表示された状態で
、アスタリスクキー１２ａを一回押すごとにＩＤ番号が
ディクリメントされて設定されるものとする。又この状
態からシャープキー１２ｂを一回押すごとにＩＤ番号が
インクリメントされ、初めに表示された番号までインク
リメントされるものとする。

送信の宛先の電話番号を設定した後にこのようにして削
除の対象となる送信済みの画像データの識別番号を設定
し、更に削除キー１５を押すことにより、ＩＤ番号の表
示の次に例えば「Ｄ」等の削除を指示するコードを示す
表示がなされる。そしてこの状態で、スタートキー１４
を押すことにより表示されている宛先の電話番号のファ
クシミリ装置に対してＩＤ番号の数字データと削除の指
示を示す例えば「Ｄ」のコードが送信される。

なおこのようなＩＤ番号と削除の指示コードは例えばフ
ァクシミリ装置がＣＣＩ　ＴＴの勧告Ｔ６に準拠したＧ
４ファクシミリ装置であるものとして通信シーケンスに
おいてセツション開始コマンドのデータに含めて発信側
の端末識別子等のデータと共に送信される。

一方上述のような送信側の構成に対して受信側の構成と
して同様のファクシミリ装置の構成において親展受信等
で前述のＩＤ番号を付加された画像データを受信した場
合には、その画像データとＩＤ番号を関連づけて磁気デ
ィスク装置７のディスクに書き込み記憶するものとする
。

そして親展受信等の受信画像データをディスクに書き込
むことを前提とするモードでの受信時には第１図のＣＰ
ＵＩはＲＯＭ２に格納の制御プログラムに従って第３図
に手順を示した処理を以下のように行なうものとする。

即ち、ｃｐｕｔはまず第３図のステップＳ１において受
信データに上述のＩＤ番号のデータが有るか否かを調べ
、ＩＤ番号が無い場合はステップＳ７で受信画像データ
を新規のデータとして磁気ディスク装置７のディスクに
書き込ませる。

一方ＩＤ番号があった場合にはステップＳ２でディスク
のデータを検索し、ステップＳ３で同一のＩＤ番号のデ
ータが有るか否かを判定する。

そしてディスクに同一のＩＤ番号の受信画像データが無
かった場合には又ステップＳ７に進み、受信画像データ
をＩＤ番号と関連づけてディスクに書き込ませる。

一方ディスクに同一のＩＤ番号のデータが有った場合に
はステップＳ４に進み、今回受信したＩＤ番号のデータ
の次に先述の削除キー１５による削除を指示するコード
が付加されているか否かを調べる。そして削除コードが
付加されている場合は、ステップＳ５においてディスク
に記録された画像データの内で前記のＩＤ番号により識
別される画像データを削除（消去）する。

なおこの場合は削除の指示だけで画像データの受信が無
いのは勿論である。

一方ステップＳ４で削除コードが付加されていない場合
には、ディスクの記録画像データの内で前記のＩＤ番号
により識別される画像データを今回受信した画像データ
に書き換える。即ち画像データを更新する。この更新は
例えば画像データを訂正して再送する場合等になされる
０以上のようにして処理を終了する。

以上説明した本実施例の通信方式によれば、送信側は受
信側の装置の磁気ディスク装置に記録された送信済みの
画像データについて削除、あるいは更新の処理を行なえ
る。そしてこの削除あるいは更新の処理により受信側の
装置において磁気ディスク装置の記録画像データの重複
を無くし、その記録容量の使用効率を高めることができ
る。

又重複した画像データの記録出力を無くし、記録紙等の
無駄が省けるとともに、重複した記録出力で紛られしく
なることがない。

尚以上の構成において画像データの識別情報は番号に限
らず文字や記号等でも良い。削除コードも特に限定され
るものではない。又前述のように磁気ディスク装置の代
りに大容量の画像メモリを用いても良いことは勿論であ
る。又記憶された画像情報に対する処理は削除及び更新
に限るものではない。

［発明の効果］ 以上の説明から明らかなように、本発明によるファクシ
ミリ通信方式においては、送信側ファクシミリ装置は画
像情報にその識別情報を付加して送信するとともに、送
信済みの画像情報の識別情報と、送信済みの画像情報に
対する所定処理の指示情報とを操作入力手段により入力
されて送信するものとし、一方、受信側ファクシミリ装
置は受信した画像情報とその識別情報を記憶手段に記憶
するものとし、さらに前記送信済みの画像情報に関する
識別情報と指示情報を受信した場合に前記記憶手段の記
憶画像情報の内で前記の受信した識別情報により識別さ
れる画像情報に対して前記の受信した指示情報により指
示される所定処理を行なうようにした構成を採用したの
で、送信側は送信済みの画像情報で受信側の記憶手段に
記憶された画像情報に対して例えば削除や更新等の所定
処理を行なわせることができ、記憶画像情報の重複を無
くし、画像情報記憶手段の記憶容量の使用効率を向上で
きること、及び紛られしく無駄である重複した記録出力
を無くすことができること、及び記録出力される以前で
あれば、誤って送信した画像データを取り消すことがで
きること等優れた効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方式により通信を行なうファクシミリ装
置の実施例の全体の概略構成を示すブロック図、第２図
は第１図中の操作パネル部の説明図、第３図は受信画像
データを記憶するモードにおける第１図のＣＰＵによる
制御処理手順を示すフローチャート図である。 １・・・ＣＰＵ　　　　　　２・・・ＲＯＭ３・・・Ｒ
ＡＭ　　　　　　４・・・通信制御部５・・・圧縮／伸
長回路　６・・・操作パネル部７・・・磁気ディスク装
置 ８・・・イメージリーダ ９・・・プリンタ　　　　１０・・・回線１１・・・表
示器　　　　１２・・・ダイヤルキー１３・・・ストッ
プキー　１４・・・スタートキー１５・・・削除キー

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）送信側ファクシミリ装置は、画像情報にその識別情
   報を付加して送信するとともに、送信済みの画像情報の
   識別情報と、送信済みの画像情報に対する所定処理の指
   示情報とを操作入力手段により入力されて送信するもの
   とし、 一方、受信側ファクシミリ装置は受信した画像情報とそ
   の識別情報を記憶手段に記憶するものとし、さらに前記
   送信済みの画像情報に関する識別情報と指示情報を受信
   した場合に前記記憶手段の記憶画像情報の内で前記の受
   信した識別情報により識別される画像情報に対して前記
   の受信した指示情報により指示される所定処理を行なう
   ようにしたことを特徴とするファクシミリ通信方式。