JP3916316B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リダイヤル機能を有したファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にファクシミリ装置は、ユーザによって指定された発呼先を発呼し、この発呼に対して発呼先が応答し、かつ発呼先が画像を受信することができるならば、例えばセットされた原稿を読み取って得た画像を発呼先に対して送信する。
【0003】
このようなファクシミリ装置は、多くがリダイヤル機能を有しており、最初の発呼に応じて発呼先が応答しなかった場合には所定回数(例えば3回)まで所定の時間間隔で繰り返し発呼するものとなっている。
【0004】
そしてリダイヤル機能を有した従来のファクシミリ装置では、所定回数のリダイヤルを行っても画像を送れる状態にならなかった場合、すなわちいわゆるリダイヤルタイムアウトとなった場合には、その通信に関するジョブをリセットするものとなっている。
【0005】
このため、リダイヤルタイムアウトとなった場合にユーザは、原稿のセット、各種モードの指定、あるいは発呼先のダイヤル番号の指定といった一連の操作を行い直さなければならなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように従来のファクシミリ装置では、リダイヤルタイムアウトとなった通信に関しては、ユーザが、原稿のセット、各種モードの指定、あるいは発呼先のダイヤル番号の指定といった一連の操作を行い直さなければならず、ユーザの作業が面倒であるという不具合があった。
【0007】
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、リダイヤルタイムアウトとなった通信を容易にやり直すことができるファクシミリ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために本発明は、指定された発呼先への発呼に対して発呼先が応答し、かつ当該発呼先が受信可能であるならば所定の画像を前記発呼先へと送信するものであって、前記画像の送信が行えなかったならば、所定回数までのリダイヤルを行うリダイヤル手段を有したファクシミリ装置において、前記リダイヤル手段により所定回数のリダイヤルが行われても前記画像の送信が行えなかった場合に、その発呼先のダイヤル情報を前記画像に対応付けて記憶しておく、例えば復活ジョブ生成手段および復活ジョブテーブルからなる未送信先記憶手段と、この未送信先記憶手段に記憶されたダイヤル情報の修正指示がなされた場合に、その修正指示に応じて前記未送信先記憶手段に記憶されたダイヤル情報を更新するダイヤル情報更新手段と、例えば復活ジョブ実行手段などの再送信実行手段とを備え、前記リダイヤル手段により所定回数のリダイヤルが行われても送信が行えなかった画像の送信が指定されたことに応じて再送信実行手段が、その画像に前記ダイヤル情報更新手段により更新されたダイヤル情報が前記未送信先記憶手段にて対応付けられているならば、そのダイヤル情報を用いての発呼を行って、前記画像の送信を試みるようにした。
【0009】
このような手段を講じたことにより、所定回数のリダイヤルが行われても送信が行えなかった場合であっても、当初指定した発呼先のダイヤル情報の修正指示がなされた上で再度の送信が指定されたならば、修正後のダイヤル情報を用いての発呼が行われ、送信できなかった画像の送信が試みられる。従って、リダイヤルタイムアウトとなった画像の再度の送信の指定のためのユーザの操作を、ダイヤル情報の修正指示や送信指示のみとすることができ、その操作を簡易とすることができる。
【0010】
また本願発明は、例えば液晶表示器および復活ジョブ内容表示手段からなるダイヤル情報表示手段を備え、前記ダイヤル情報更新手段が前記未送信先記憶手段に記憶されたダイヤル情報の修正指示を受け付ける際に、前記未送信先記憶手段に記憶されたダイヤル情報を前記ダイヤル情報表示手段により表示するようにした。
【0011】
これにより、当初指定したダイヤル情報をユーザに認識させることができ、ダイヤル情報の修正指示を容易かつ的確に行わせることができる。
【0012】
また本発明は、例えば未修正ジョブ実行許可手段などの未更新ダイヤル情報発呼許可手段を備え、所定の未更新指示がなされた場合には、送信が指定された画像に対応付けられたダイヤル情報がダイヤル情報更新手段により更新されていなくても、そのダイヤル情報を用いての発呼を再送信実行手段が行うことを前記未更新ダイヤル情報発呼許可手段により許可するようにした。
【0013】
このような手段を講じたことにより、所定回数のリダイヤルが行われても送信が行えなかった画像については、原則として当初指定した発呼先のダイヤル情報の修正指示がなされた上で再度の送信が指定された場合に再送信が試みられるが、所定の未更新指示がなされたのならば、ダイヤル情報の修正指示がなされていなくても、当初指定されたダイヤル情報の発呼先に対する再送信が試みられる。
【0014】
従って、別のダイヤル情報を使用できない相手への画像送信の際にも対応が可能になり、しかもしかもユーザは所定の未更新指示を行わなければならないから、当初指定されたダイヤル情報の確認をユーザに促すことができる。
【0015】
また本発明は、前記ダイヤル情報更新手段は、未送信先記憶手段に記憶されたダイヤル情報の修正指示がなされた場合に、その修正指示に応じて前記未送信先記憶手段に記憶された原ダイヤル情報を更新して更新ダイヤル情報を生成し、この更新ダイヤル情報を前記原ダイヤル情報とともに未送信先記憶手段に記憶させるものとし、かつ再送信実行手段は、前記ダイヤル情報更新手段により更新されたダイヤル情報を用いた発呼を1度でも行った画像の送信の指定時には、前記未送信先記憶手段に記憶された前記更新ダイヤル情報および前記原ダイヤル情報のいずれかの選択指示を受け、この選択指示により選択されたダイヤル情報を用いた発呼を行うようにした。
【0016】
このような手段を講じたことにより、一旦修正したダイヤル情報での発呼を行ったのちであっても、当初指定された原ダイヤル情報での発呼をやり直すことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態につき説明する。
【0018】
図1は本実施形態に係るファクシミリ装置の要部構成を示す機能ブロック図である。
【0019】
この図に示すように本実施形態のファクシミリ装置は、CPU1、ROM2、RAM3、スキャナ4、プリンタ5、モデム6、網制御回路(NCU)7、キーボード8および液晶表示器(LCD)9をシステムバス10を介して互いに接続して構成されている。
【0020】
CPU1は、ROM2に格納された制御プログラムに基づいて本ファクシミリ装置の各部を総括制御するための制御処理を行なうことでファクシミリ装置としての動作を実現するものである。
【0021】
ROM2は、CPU1の制御プログラム等を記憶したものである。
【0022】
RAM3は、CPU1が各種の処理を行なう上で必要となる各種の情報を記憶しておくためのものであって、その記憶領域の一部は、画像メモリ3a、通常ジョブテーブル3bおよび復活ジョブテーブル3cに設定されている。
【0023】
ここで画像メモリ3aは、スキャナ4によって生成された画像データやモデム8で受信された画像データを記憶しておく。通常ジョブテーブル3bは、まだリダイヤルタイムアウトしていない通信ジョブ(通常ジョブと称する)に関する管理情報を記憶しておく。図2は、3つの通常ジョブが存在する場合における通常ジョブテーブル3bの状態を示す図である。復活ジョブテーブル3cは、リダイヤルタイムアウトした通信ジョブ(復活ジョブと称する)に関する管理情報を記憶しておく。図3は、3つの復活ジョブが存在する場合における復活ジョブテーブル3cの状態を示す図である。
【0024】
スキャナ4は、送信原稿の読取り、ディジタル化、シェーディング補正や暗時補正などの各種の補正処理、あるいは冗長度圧縮符号化処理などを行なって画像データを生成するものである。
【0025】
プリンタ5は、画像データが示す画像を記録用紙に対して印字するものである。
【0026】
モデム6は、画像データや制御データを変調して、通信回線Cへと送出するためのファクシミリ伝送信号や制御信号を生成するものである。またモデム6は、通信回線Cを介して到来したファクシミリ伝送信号や制御信号を復調して画像データや制御データを再生するものである。
【0027】
網制御回路7は、通信回線Cに関して、状態監視や網への発呼処理などを行なうものである。
【0028】
キーボード8は、ユーザによるCPU1に対する各種の指示入力を受け付けるためのものである。
【0029】
液晶表示器9は、ユーザに対して報知すべき各種の情報を表示するためのものである。
【0030】
図4は、キーボード8および液晶表示器9を搭載した操作パネルの外観を示す平面図である。
【0031】
この図に示すようにキーボード8は、テンキー8a、カーソルキー8b、スタートキー8c、ストップキー8dおよびモードキー8eといったファクシミリ装置に搭載される一般的なキーボードが有する各種のキーに加えて、復活ジョブの実行を指定するための復活送信キー8fを有している。
【0032】
さてCPU1がROM2に格納された制御プログラムに基づいて動作することで実現される制御手段は、ファクシミリ装置における周知の一般的なものに加えて、リダイヤル手段1a、復活ジョブ生成手段1b、復活ジョブ内容表示手段1c、ダイヤル情報更新手段1d、復活ジョブ実行手段1eおよび未修正ジョブ実行許可手段1fを有している。
【0033】
ここでリダイヤル手段1aは、所定回数までのリダイヤル処理を実行するものである。復活ジョブ生成手段1bは、リダイヤル手段1aによるリダイヤル処理がリダイヤルタイムアウトにより終了したジョブを復活ジョブとして設定するものである。復活ジョブ内容表示手段1cは、復活ジョブの内容をユーザに通知するべく液晶表示器7に表示させる処理を行うものである。ダイヤル情報更新手段1dは、復活ジョブにおける発呼先のダイヤル情報をユーザの指示に応じて更新する処理を行うものである。復活ジョブ実行手段1eは、ユーザにより実行が指定された復活ジョブを実行するものである。そして未修正ジョブ実行許可手段1fは、所定の無修正確認動作がユーザにより行われた場合に限り、発呼先のダイヤル情報が未修正である復活ジョブを復活ジョブ実行手段1eが実行することを許可するものである。
【0034】
次に、以上のように構成されたファクシミリ装置の動作につき説明する。
【0035】
まず、スキャナ4に原稿が新規にセットされ、宛先電話番号の指定がなされるとともにスタートキー8cが押下されたならばCPU1は、スキャナ4に原稿の読み取りを行わせ、スキャナ4で生成された画像データを画像メモリ3aに格納する。そしてCPU1は、所定の受付番号、指定された宛先電話番号、画像データを格納したアドレスを対応付けた管理情報を生成し、これを通常ジョブテーブル3bに格納することで新規の通常ジョブを生成する。
【0036】
そしてこのように新規に生成された直後の通常ジョブや、所定のリダイヤル待ち時間が経過した通常ジョブに関して、CPU1は図5に示すような通常ジョブ実行処理を実行する。
【0037】
この通常ジョブ実行処理においてCPU1はまず、その通常ジョブの管理情報に含まれた宛先電話番号を通常ジョブテーブル3bから読み出すとともに、その宛先電話番号に対応するダイヤル信号の送出を網制御回路7に行わせることで、宛先電話番号の発呼を行う(ステップST1)。そしてCPU1は、この発呼に対して発呼先が応答し、かつその発呼先が画像データの受信を行うことが可能であるか否かの判断を行う(ステップST2およびステップST3)。
【0038】
ここで、発呼先が応答し、かつその発呼先が画像データの受信を行うことが可能であるならば、CPU1は例えば周知の一般的な手順により画像信号の送信処理を行う(ステップST4)。そして送信処理が終了したならば、CPU1は当該通常ジョブの管理情報を通常ジョブテーブル3bから削除することで当該ジョブを抹消し(ステップST5)、この上で通常ジョブ実行処理を終了する。
【0039】
一方、発呼に対して発呼先が応答しなかったか、あるいは応答した発呼先が画像データの受信を行うことが不可能であったならば、CPU1は当該通常ジョブの実行回数(新規に生成した際に「0」に設定しておく)を+1し(ステップST6)、この上で、この実行回数が所定値n以上となっているか否かの判断を行う(ステップST7)。なお、所定値nはリダイヤルを行う回数(例えば3回)よりも1つ大きい値としてあるので、ここでリダイヤルタイムアウトであるか否かの判断がなされることになる。
【0040】
そして、まだ当該通常ジョブに関しての通常ジョブ実行処理をn回実行しておらず、リダイヤルタイムアウトになっていなければ、CPU1は当該通常ジョブを残したまま通常ジョブ実行処理を終了する。これにより、リダイヤル待ち時間が経過したのちに当該ジョブに関する通常ジョブ実行処理が再度行われることになり、リダイヤル処理が実現される。
【0041】
しかしながら実行回数が所定値n以上となっているならば、すなわちリダイヤルタイムアウトとなっているならば、CPU1は復活ジョブ生成手段1bにより、当該通常ジョブの管理情報に基づいて復活ジョブの管理情報を新たに生成して復活ジョブテーブル3cに格納するとともに、通常ジョブの管理情報を通常ジョブテーブル3bから抹消することで、今回実行した通常ジョブを復活ジョブに変更する(ステップST8)。そしてこののち、CPU1は通常ジョブ実行処理を終了する。
【0042】
なお、復活ジョブテーブル3cに復活ジョブの管理情報が格納されている状態では、復活ジョブが有ることをユーザに報知するための表示を行うようにすれば、ユーザにとって便利である。
【0043】
さて、復活ジョブが存在するときにおいて復活送信キー8fが押下されると、これに応じてCPU1は図6に示すような復活ジョブ実行処理を実行する。
【0044】
この復活ジョブ実行処理においてCPU1はまず、待機状態において例えば図7(a)に示す状態で液晶表示器9の表示を、例えば図7(b)に示すようなメニュー画面に切り替える(ステップST11)。そしてこのように液晶表示器9にメニュー画面を表示させた状態でCPU1は、復活ジョブの検索操作、発呼先番号の修正操作、所定の無修正確認操作、あるいは発呼指示操作のいずれかがキーボード8にてなされるのを待ち受ける(ステップST12乃至ステップST15)。
【0045】
この状態で、例えばカーソルキー8bによる検索操作がユーザによって行われると、CPU1はその検索操作に応じて処理候補とする復活ジョブを変更してゆく。そしてCPU1は復活ジョブ内容表示手段1cにより、現在の処理候補となっている復活ジョブの管理情報を例えば図7(c)に示すような画面として液晶表示器9に表示させる(ステップST16)。
【0046】
さて、図7(c)に示すように復活ジョブの管理情報が表示された状態では、カーソルキー8bによるカーソル操作と、テンキー8aによる数値入力とによって、ユーザが宛先電話番号を1桁毎に修正することが可能である。すなわち例えば、図7(c)に示すように「03-1234-5678」なる宛先電話番号が設定された復活ジョブを選択した上で、この宛先電話番号を「03-1234-5656」に修正したいとする。この場合ユーザは、図7(d)に示すように宛先電話番号の9桁目にカーソルを位置させ、テンキー8aのうちの「5」のキーを押下することにより、図7(e)に示すように「03-1234-5658」なる番号に修正する。さらに、宛先電話番号の10桁目にカーソルを位置させ、テンキー8aのうちの「6」のキーを押下することにより「03-1234-5656」に修正する。
【0047】
CPU1は、このような番号修正操作がなされると、当該復活ジョブについて修正前電話番号が既に登録されているか否かの判断を行い(ステップST17)、登録されていなければ、まず当初の宛先電話番号を修正前電話番号として当該復活ジョブの管理情報に登録し(ステップST18)、こののちにダイヤル情報更新手段1dにより、番号修正操作を受け付けて修正された電話番号を宛先電話番号として登録する(ステップST19)。しかし、修正前電話番号が既に登録されているのであれば、過去に修正がなされた電話番号の再度の修正であるので、CPU1はステップST18を行わずにステップST19を行うことで、修正前電話番号は当初の電話番号のままに維持する。
【0048】
一方、ステップST12乃至ステップST15の待ち受け状態において、例えばスタートキー8cの押下などの発呼指示操作が行われたならば、CPU1はその時点で処理候補となっていた復活ジョブに設定された宛先電話番号が修正済みであるか否かの判断を行い(ステップST20)、修正がなされていなければ発呼指示を拒否し、待ち受け状態(ステップST12乃至ステップST15)に戻る。
【0049】
これに対して、発呼指示操作がなされたときに処理候補となっていた復活ジョブに設定された宛先電話番号が修正済みであったならば、CPU1はその復活ジョブにおける修正後の電話番号、すなわち現時点で設定されている宛先電話番号を使用しての復活ジョブ実行処理中での発呼歴があるか否かの判断を行う(ステップST21)。この発呼歴が有るか否かの判断は、例えば復活ジョブの管理情報中にフラグを用意しておき(図示せず)、修正後の電話番号を使用しての発呼が行われた場合にこのフラグを立てるようにすれば、このフラグを確認することで容易に行うことができる。
【0050】
ここで、現時点で設定されている宛先電話番号を使用しての復活ジョブ実行処理中での発呼歴が無ければ、CPU1は無条件に宛先電話番号を発呼先に決めて、該当する宛先電話番号を復活ジョブテーブル3cから読み出すとともに、その宛先電話番号に対応するダイヤル信号の送出を網制御回路7に行わせることで、宛先電話番号の発呼を行う(ステップST22)。そしてCPU1は、この発呼に対して発呼先が応答し、かつその発呼先が画像データの受信を行うことが可能であるか否かの判断を行う(ステップST23およびステップST24)。
【0051】
ここで、発呼先が応答し、かつその発呼先が画像データの受信を行うことが可能であるならば、CPU1は例えば周知の一般的な手順により画像信号の送信処理を行う(ステップST25)。図7(e)は、上述のように修正された「03-1234-5656」なる宛先電話番号への復活ジョブの実行による発呼を行って開始された通信の際における液晶表示器9での表示画面の一例を示すものである。
【0052】
そして送信処理が終了したならば、CPU1は当該復活ジョブの管理情報を通常ジョブテーブル3bから削除することで当該ジョブを抹消し(ステップST26)、この上で復活ジョブ実行処理を終了する。
【0053】
これに対して、ステップST22における発呼に対して発呼先が応答しなかったか、あるいは応答した発呼先が画像データの受信を行うことが可能であったならば、CPU1は当該復活ジョブを残したまま復活ジョブ実行処理を終了する。
【0054】
なお、以上のステップST21乃至ステップST26の処理は、復活ジョブ実行手段1eによってなされる。
【0055】
以上のように本実施形態によれば、リダイヤルタイムアウトとなったジョブを復活ジョブとして保持しておき、宛先電話番号が修正された上で発呼が指定されたならば、復活ジョブを修正された宛先電話番号を用いて実行するようにしているので、リダイヤルタイムアウトとなってしまっても、原稿のセット、各種モードの指定、あるいは発呼先のダイヤル番号の指定といった一連の操作を行い直すことなしに、宛先電話番号の修正というごく簡単な操作をユーザが行うだけで再度の通信を試みることが可能となる。
【0056】
また本実施形態によれば、復活ジョブに設定されている宛先電話番号を液晶表示器9に表示するので、ユーザがその宛先電話番号を確認することが可能で、またその宛先電話番号の修正を容易に行うことができる。
【0057】
ところで、リダイヤルタイムアウトになってしまった理由が発呼先が話中であったためならば、直後に同一の発呼先を発呼しても引き続き話中である可能性が高い。そこで、リダイヤルタイムアウトとなってしまった発呼先の近くに使用可能な別のファクシミリ端末が存在するならば、そのファクシミリ端末を発呼先として通信を試みることが有効である。
【0058】
また、リダイヤルタイムアウトになってしまった理由が発呼先の宛先電話番号の指定誤りのためであったならば、正しい宛先電話番号を用いて正しい発呼先に対する発呼を行うべきである。特にこのケースでは、同一の発呼先に繰り返し発呼することは、間違い電話を繰り返すことになるため好ましくない。
【0059】
このような事情を考慮して上述のように本実施形態では、復活ジョブに基づく発呼は、宛先電話番号の修正が行われている場合に制限することを原則としている。
【0060】
一方、リダイヤルタイムアウトとなってしまった発呼先の近くに使用可能な別のファクシミリ端末が存在するために、そのファクシミリ端末を発呼するための電話番号に宛先電話番号を修正して発呼を行っても、そのファクシミリ端末に画像データを送信することができなかった場合には、元の発呼先に発呼し直せると便利である。
【0061】
特に、修正後の電話番号を持つファクシミリ端末が、例えば送信先と同一社内ではあるものの、別の部署に配置されているものであり、本来使用すべきものではないにも拘わらずにやむ終えず宛先とした場合には、そのファクシミリ端末も使用中であったならば、元の発呼先に発呼し直す方が好ましい。
【0062】
そこで、ステップST21において、現時点で設定されている宛先電話番号を使用しての復活ジョブ実行処理中での発呼歴があると判定した場合には、CPU1は宛先電話番号および修正前電話番号のいずれかの選択をユーザに要求するための選択要求画像を液晶表示器9に表示させ(ステップST27)、これに応じたユーザによる選択指定を受け付ける。そしてCPU1は、宛先電話番号が選択指定されたか否かの判断を行い(ステップST28)、宛先電話番号が選択されたならばステップST22において宛先電話番号の発呼を、また修正前電話番号が選択されたならば、該当する修正前電話番号を復活ジョブテーブル3cから読み出すとともに、その修正前電話番号に対応するダイヤル信号の送出を網制御回路7に行わせることで、修正前電話番号の発呼を行う(ステップST29)。
【0063】
このため、上述のように元の発呼先へ発呼し直すことができるものとなっている。
【0064】
ところで、本実施形態において復活ジョブに基づく発呼は、前述のように宛先電話番号の修正が行われている場合に制限することを原則としているが、宛先電話番号が正しく、しかもリダイヤルタイムアウトとなってしまった発呼先の近くに使用可能な別のファクシミリ端末が存在しない場合もあり得、この場合には宛先電話番号を修正することが不可能である。
【0065】
そこで、ユーザ操作の待ち受け時(ステップST12乃至ステップST15)において所定の特番入力などの無修正確認操作がなされたならば、CPU1は未修正ジョブ実行許可手段1fによってこの指示を受け付ける。そしてこの時にCPU1は、当該復活ジョブについて修正前電話番号が既に登録されているか否かの判断を行い(ステップST30)、修正前電話番号が登録されていない場合、すなわち宛先電話番号が一度も修正されていない復活ジョブである場合、ステップST22以降の処理を上述したのと同様にして行う。これにより、リダイヤルタイムアウトとなったままの未修正の宛先電話番号による発呼が再度行われることになる。なお、修正前電話番号が既に登録されている場合、すなわち電話番号の修正が既に行われたことのある復活ジョブが選択されているときに無修正確認操作が行われた場合には、CPU1はステップST29以降の処理を上述したのと同様にして行うことにより、修正前電話番号による再発呼を行う。
【0066】
なお、宛先電話番号が誤っている場合には、上記の動作によって前述のように間違い電話が再度行われてしまうおそれがあるが、特定の無修正確認操作をユーザが行うことが必要であるから、ユーザに対して注意を喚起することが可能である。さらに、無修正確認操作が行われたことに応じて、宛先電話番号に誤りがないかの確認を促すメッセージを表示し、確定指示がなされた場合にのみ無修正の宛先電話番号による発呼を行うようにすれば、間違い電話を繰り返してしまうことをより確実に防止することが可能となる。
【0067】
なお本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、復活ジョブによる発呼は1度のみとしているが、この時にもリダイヤル処理を行うようにしても良い。そしてこの場合、通常ジョブによる発呼に対するリダイヤル回数と復活ジョブによる発呼に対するリダイヤル回数とを、例えば通常ジョブによる発呼に対するリダイヤル回数の方を多くするなどのように異ならせるようにしても良い。
【0068】
また、復活ジョブによる発呼についてリダイヤル処理を行う場合、宛先電話番号を発呼する場合と修正前電話番号を発呼する場合とでリダイヤル回数を、例えば修正前電話番号を発呼する場合の方を多くするなどのように異ならせるようにしても良い。
【0069】
また上記実施形態では、画像データを画像メモリ3aに保持しておくものとしているが、送信可能な状態になってから原稿の読み取りを行って画像データを取得するようにしても良い。
【0070】
このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
【0071】
【発明の効果】
本発明によれば、指定された発呼先への発呼に対して発呼先が応答し、かつ当該発呼先が受信可能であるならば所定の画像を前記発呼先へと送信するものであって、前記画像の送信が行えなかったならば、所定回数までのリダイヤルを行うリダイヤル手段を有したファクシミリ装置において、前記リダイヤル手段により所定回数のリダイヤルが行われても前記画像の送信が行えなかった場合に、その発呼先のダイヤル情報を前記画像に対応付けて記憶しておく未送信先記憶手段と、この未送信先記憶手段に記憶されたダイヤル情報の修正指示がなされた場合に、その修正指示に応じて前記未送信先記憶手段に記憶されたダイヤル情報を更新するダイヤル情報更新手段と、再送信実行手段とを備え、前記リダイヤル手段により所定回数のリダイヤルが行われても送信が行えなかった画像の送信が指定されたことに応じて再送信実行手段が、その画像に前記ダイヤル情報更新手段により更新されたダイヤル情報が前記未送信先記憶手段にて対応付けられているならば、そのダイヤル情報を用いての発呼を行い、前記画像の送信を試みるようにしたので、リダイヤルタイムアウトとなった通信を容易にやり直すことができるファクシミリ装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るファクシミリ装置の要部構成を示す機能ブロック図。
【図2】3つの通常ジョブが存在する場合における通常ジョブテーブル3bの状態を示す図。
【図3】3つの復活ジョブが存在する場合における復活ジョブテーブル3cの状態を示す図。
【図4】キーボード8および液晶表示器9を搭載した操作パネルの外観を示す平面図。
【図5】通常ジョブ実行処理の際のCPU1の処理手順を示すフローチャート。
【図6】復活ジョブ実行処理の際のCPU1の処理手順を示すフローチャート。
【図7】復活ジョブ実行処理実行中における液晶表示器9での表示画面の例を示す図。
【符号の説明】
1…CPU
1a…リダイヤル手段
1b…復活ジョブ生成手段
1c…復活ジョブ内容表示手段
1d…ダイヤル情報更新手段
1e…復活ジョブ実行手段
1f…未修正ジョブ実行許可手段
2…ROM
3…RAM
3a…画像メモリ
3b…通常ジョブテーブル
3c…復活ジョブテーブル
4…スキャナ
5…プリンタ
6…モデム
7…網制御回路(NCU)
8…キーボード
9…液晶表示器(LCD)
10…システムバス

Claims (3)

  1. 指定された発呼先への発呼に対して発呼先が応答し、かつ当該発呼先が受信可能であるならば所定の画像を前記発呼先へと送信するものであって、前記画像の送信が行えなかったならば、所定回数までのリダイヤルを行うリダイヤル手段を有したファクシミリ装置において、
    前記リダイヤル手段により所定回数のリダイヤルが行われても前記画像の送信が行えなかった場合に、その発呼先のダイヤル情報を前記画像に対応付けて記憶しておく未送信先記憶手段と、
    この未送信先記憶手段に記憶されたダイヤル情報の修正指示がなされた場合に、その修正指示に応じて前記未送信先記憶手段に記憶された原ダイヤル情報を更新して更新ダイヤル情報を生成し、この更新ダイヤル情報を前記原ダイヤル情報とともに未送信先記憶手段に記憶させるダイヤル情報更新手段と、
    前記リダイヤル手段により所定回数のリダイヤルが行われても送信が行えなかった画像の送信が指定されたことに応じて、その画像に前記ダイヤル情報更新手段により更新されたダイヤル情報が前記未送信先記憶手段にて対応付けられているならば、そのダイヤル情報を用いての発呼を行い、前記画像の送信を試みる再送信実行手段とを具備し、
    前記再送信実行手段は、前記ダイヤル情報更新手段により更新されたダイヤル情報を用いた発呼を1度でも行った画像の送信の指定時には、前記未送信先記憶手段に記憶された前記更新ダイヤル情報および前記原ダイヤル情報のいずれかの選択指示を受け、この選択指示により選択されたダイヤル情報を用いた発呼を行うことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. ダイヤル情報更新手段が未送信先記憶手段に記憶されたダイヤル情報の修正指示を受け付ける際に、前記未送信先記憶手段に記憶されたダイヤル情報を表示するダイヤル情報表示手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。
  3. 所定の未更新指示がなされた場合には、送信が指定された画像に対応付けられたダイヤル情報がダイヤル情報更新手段により更新されていなくても、そのダイヤル情報を用いての発呼を再送信実行手段が行うことを許可する未更新ダイヤル情報発呼許可手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のファクシミリ装置。
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