JPH0212263Y2 - - Google Patents

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JPH0212263Y2
JPH0212263Y2 JP1983185467U JP18546783U JPH0212263Y2 JP H0212263 Y2 JPH0212263 Y2 JP H0212263Y2 JP 1983185467 U JP1983185467 U JP 1983185467U JP 18546783 U JP18546783 U JP 18546783U JP H0212263 Y2 JPH0212263 Y2 JP H0212263Y2
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JP
Japan
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tensioner
engine
transmission belt
pump
cooling water
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JP1983185467U
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JPS6092724U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエンジンにおけるタイミングベルト伝
動系等のベルト伝動系のテンシヨナをエンジンの
冷却水を利用して有効に冷却できるようにした、
エンジンにおけるベルト伝動系のテンシヨナ冷却
装置に関するものである。
エンジンのクランク軸と、そのカム軸やその他
の補機とを連動するようにした伝動ベルト系で
は、伝動ベルトにテンシヨナを付設して該ベルト
に緊張力を与えるようにしているが、前記伝動ベ
ルトは、その温度が高くなると、耐久力が低下す
るので、できるだけ伝動ベルトの温度を下げるよ
うな技術手段を講ずることが望ましい。ところで
前記伝動ベルトの温度上昇の大きな要因として該
伝動ベルトとテンシヨナとの接触部の摩擦熱が挙
げられる。
そこで本考案はエンジンの冷却水を利用してテ
ンシヨナを冷却して伝動ベルトとの接触部を積極
的に冷却して伝動ベルトの温度上昇を低減し、そ
の耐久性を高めることができるようにした、構成
簡単なエンジンにおけるベルト伝導系のテンシヨ
ナ冷却装置を提供することを目的とするものであ
る。
そしてこの目的を達成するために本考案は、ク
ランク軸に固着の駆動輪と、動弁カム軸等の被動
軸に固着の被動輪とを無端状伝動ベルトを以て懸
回し、この伝動ベルトには、それに緊張力を与え
るためのテンシヨナを付設したエンジンにおい
て、エンジン本体に着脱可能に固着されるウオー
タポンプのポンプケースに、前記テンシヨナの揺
動腕を支持する枢支軸を取付け、その取付部の背
面側に隣接して前記ポンプケースとエンジン本体
との間にエンジンの冷却水通路を設けたことを特
徴とする。
以下、図面により本考案の一実施例について説
明する。
本実施例はクランク軸によりカム軸を駆動する
ようにしたタイミング伝動ベルト系に本考案を実
施した場合であつて、エンジン本体Eのクランク
ケース1に支承されるクランク軸4の外端には、
歯付プーリよりなる駆動輪6が固着され、またエ
ンジン本体Eのシリンダヘツド3に支承される動
弁カム軸5には歯付プーリよりなる被動輪7が固
着され、前記駆動輪6と被動輪7間には歯付ベル
トよりなる無端状タイミング伝動ベルト8が懸回
される。
エンジン本体Eのシリンダブロツク2に一体に
形成される支持壁2aには、ウオータポンプPが
支持される。すなわち前記支持壁2aには、ポン
プケース9が複数本の取付ボルト10で固着さ
れ、このポンプケース9と支持壁2aとでポンプ
室11が形成される。またポンプケース9にはポ
ンプ軸12がボール軸受13を介して回転自在に
支承され、このポンプ軸12の内端は、ポンプケ
ース9に支持されるメカニカルシール14を通し
て前記ポンプ室11に突入しており、その内端に
ポンプ室11内に収容されるインペラ15が固着
される。通常のようにポンプ室11の吸込口16
は導管17を介して図示しないラジエタに連通さ
れ、インペラ15の回転により、ポンプ室11に
吸い込まれた冷却水はエンジンに形成した水ジヤ
ケツト18内を循環する。ポンプ軸12の外端に
は歯付プーリよりなるポンプ駆動輪28が固着さ
れ、このポンプ駆動輪28に前記タイミング伝動
ベルト8が懸回されており、前記ウオータポンプ
Pは前記伝動ベルト8によつて駆動される。
前記ポンプケース9には、延長部9aが延設さ
れ、この延長部9aに支持ボルト19が固着され
る。支持ボルト19には、テンシヨナ軸20に穿
設した円弧孔21が挿通されて径方向に移動調節
可能に支持される。テンシヨナ軸20には、ボー
ル軸受22を介してプーリよりなるテンシヨナ2
3が回転自在に支承されるとともに揺動腕24の
中間部が固着される。揺動腕24の基部は、枢支
軸としての枢支ボルト25を以てポンプケース9
に揺動可能に支承され、またその自由端には、一
端をエンジン本体Eに結着したテンシヨナばね2
6の他端が連結される。前記テンシヨナ23には
前記タイミング伝動ベルト8の弛み側外側面が懸
回され、前記テンシヨナばね26の弾発力はテン
シヨナ23を前記伝動ベルト8に向けて圧接す
る。従つてテンシヨナ23は伝動ベルト8に所定
の張力を与えることができる。
エンジン本体Eの支持壁2aとポンプケース9
との間には、前記ポンプ室11に連通する冷却水
通路27が設けられ、この冷却水通路27の一部
は、ポンプケース9の枢支ボルト取付部の背面側
に隣接しており、従つて冷却水通路27内の冷却
水とテンシヨナ23の揺動腕24基部との間の熱
交換が、枢支ボルト25及びそれの前記取付部を
介してスムーズに行われ、該冷却水によつて揺動
腕24を効果的に冷却することができ、その結
果、テンシヨナ23と接触するタイミング伝動ベ
ルト8の温度上昇を緩和することができる。
次に本考案の実施例の作用について説明する。
エンジンが運転されると、クランク軸4の回転
は、駆動輪6、タイミング伝動ベルト8および被
動輪7を介して動弁カム軸5に1/2の減速比をも
つて伝達され、さらに前記伝動ベルト8によりポ
ンプ駆動輪28を介してウオータポンプPが駆動
される。ウオータポンプPは通常のようにインペ
ラ15によつてラジエタからの冷却水をポンプ室
11内に吸い込み、該室11よりエンジン本体E
の水ジヤケツト18内を循環させ、エンジンを冷
却する。
而してポンプ室11内に流入した冷却水の一部
は、該室11に通じる冷却水通路27内をも流通
し、該通路27に隣接するポンプケース9の枢支
ボルト取付部及び枢支ボルト25を介してテンシ
ヨナ23の揺動腕24を効果的に冷却することが
できる。したがつてテンシヨナ23とタイミング
伝動ベルト8との接触部の摩擦熱による温度上昇
が低減される。
尚、上記実施例では、冷却水通路27をポンプ
室11に連通して設けた場合を説明したが、これ
をエンジン本体Eに形成される水ジヤケツト18
に連通して設けてもよい。また前記冷却装置はタ
イミング伝動ベルト系の代りに他の補機類の伝動
ベルト系に実施してもよい。
以上の実施例により明らかなように本考案によ
れば、エンジンにおけるベルト伝動系において、
エンジン本体に着脱可能に固着されるウオータポ
ンプのポンプケースに、テンシヨナの揺動腕を支
持する枢支軸を取付け、その取付部の背面側に隣
接して前記ポンプケースとエンジン本体との間に
エンジンの冷却水通路を設けたので、その冷却水
通路内の冷却水とテンシヨナの揺動腕との間の熱
交換が、該揺動腕の枢支軸及び該軸のポンプケー
スへの取付部を介してスムーズに行われ、従つ
て、冷却水の循環により比較的低温に保たれるポ
ンプケースを揺動腕枢支軸に対する支持部材とし
たことと相俟つて、テンシヨナを極めて効果的に
冷却することができるから、該テンシヨナと伝動
ベルトとの接触部の摩擦熱による温度上昇を抑え
て伝動ベルトの過熱を未然に防止することがで
き、それらの耐久性を高めることができる。しか
もポンプケースをテンシヨナの揺動腕枢支軸に対
する支持部材に兼用したことによつて、それだけ
テンシヨナの支持構造が簡素化され、コストダウ
ン及び組立性の向上に大いに寄与することができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置を備えたエンジンのタイミ
ングベルト伝動系の正面図、第2図は第1図−
線拡大断面図である。 4……クランク軸、5……動弁カム軸、6……
駆動輪、7……被動輪、8……伝動ベルトとして
のタイミング伝動ベルト、23……テンシヨナ、
24……揺動腕、25……枢支軸としての枢支ボ
ルト、27……冷却水通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クランク軸4に固着の駆動輪6と、動弁カム軸
    5等の被動軸に固着の被動輪7とを無端状伝動ベ
    ルト8を以て懸回し、この伝動ベルト8には、そ
    れに緊張力を与えるためのテンシヨナ23を付設
    したエンジンにおいて、エンジン本体Eに着脱可
    能に固着されるウオータポンプPのポンプケース
    9に、前記テンシヨナ23の揺動腕24を支持す
    る枢支軸25を取付け、その取付部の背面側に隣
    接して前記ポンプケース9とエンジン本体Eとの
    間にエンジンEの冷却水通路27を設けたことを
    特徴とする、エンジンにおけるベルト伝動系のテ
    ンシヨナ冷却装置。
JP18546783U 1983-11-30 1983-11-30 エンジンにおけるベルト伝動系のテンシヨナ冷却装置 Granted JPS6092724U (ja)

Priority Applications (1)

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JP18546783U JPS6092724U (ja) 1983-11-30 1983-11-30 エンジンにおけるベルト伝動系のテンシヨナ冷却装置

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JP18546783U JPS6092724U (ja) 1983-11-30 1983-11-30 エンジンにおけるベルト伝動系のテンシヨナ冷却装置

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Publication Number Publication Date
JPS6092724U JPS6092724U (ja) 1985-06-25
JPH0212263Y2 true JPH0212263Y2 (ja) 1990-04-06

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ID=30400858

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JP18546783U Granted JPS6092724U (ja) 1983-11-30 1983-11-30 エンジンにおけるベルト伝動系のテンシヨナ冷却装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2521728B2 (ja) * 1986-10-08 1996-08-07 ダイハツ工業株式会社 内燃機関における冷却水ポンプの駆動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6030427Y2 (ja) * 1976-04-30 1985-09-12 富士重工業株式会社 内燃機関における流体ポンプ取付構造
JPS56167718U (ja) * 1980-05-15 1981-12-11

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JPS6092724U (ja) 1985-06-25

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