JPH02122503A - 希土類コバルト系磁石 - Google Patents

希土類コバルト系磁石

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JPH02122503A
JPH02122503A JP63277013A JP27701388A JPH02122503A JP H02122503 A JPH02122503 A JP H02122503A JP 63277013 A JP63277013 A JP 63277013A JP 27701388 A JP27701388 A JP 27701388A JP H02122503 A JPH02122503 A JP H02122503A
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JP
Japan
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resin
rare earth
alloy powder
magnet
resins
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JP63277013A
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English (en)
Inventor
Junichi Ishii
純一 石井
Kenji Omori
賢次 大森
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、磁気特性並びに熱安定性に富み、電気・電子
機器産業分野で重用される樹脂結合による希土類コバル
ト系磁石に関する。
(従来の技術) 永久磁石を電気・電子機器のモーターやスピーカー等に
組み込む場合、小型・軽量化の為個々の永久磁石が保有
する磁気特性が高いことが重要な選択基準点とされる。
更に、上記機器の使用時に不可避の温度上昇に伴う磁気
特性の劣化、特に磁気磁束の温度変化の増大も重要な選
択基準点の一つとされており、これら磁気特性及び熱安
定性を向上する為の数々の提案もなされている。
ところで、電気・電子機器業界で多く利用されている従
来の永久磁石に於ける磁束の温度係数は第1表の如くで
あるが、これは上記選択基準を十分に満足するものでは
なく、また近時需要が増大している希土類磁石の温度係
数もこれを必ずしも満足するものではなかった。(以下
余白)裏」嘗改 これらを改菩するものとして、重希土類金属とSmとC
Oとを組み合わせた磁性金属合金が提案されているが(
例えば、特公昭57−24058号公報)、これとても
磁束の温度係数に関する限り上記市場の要求を満足する
には至っていないのが実状である。
(発明が解決しようとする課題) 従来報告されている希土類磁石のうち、重希土類金属と
軽希土類金属とコバルトから成る永久磁石は、焼結工程
により生産されており、磁気特性は高い性能を示すもの
の、後加工を要する点や組成的に脆性を示すものである
点から、取扱出欠は割れ現象を生じ易く、加工性にも問
題があって、コストの上昇をまねき易かった。更に磁石
の性能面からみても磁束の温度係数により表示される熱
安定性は市場の要求に対して充分でなかった。
本発明は、上記課題を解消すべくなされたもので、成形
性、磁気特性に優れると共に熱安定性に富む磁石を低廉
な価格で市場に供給することを目的とするものである。
(課題を解決する為の手段) 本発明者等は、希土類金属、Go及びその他の金属より
なる合金粉末を合成樹脂にて結合し、更に該合金粉末の
適正組成、及び合金粉末と樹脂との適正配合を検討した
結果、上記課題を一掃する希土類コバルト系磁石を完成
するに至った。以下その詳細を説明する。
即ち、本発明の第1態様に係る希土類コバルト系磁石は
、Nd、Pr及びSmから選ばれたいずれか1種又は複
数種の軽希土類金属(LRE)と、重希土類金属である
Gdと、Coと、Feと、CUと、Ti、Zr及びHf
より選ばれたいずれか1の置換金属(M)とより成る合
金粉末を熱硬化性樹脂で結合した希土類コバルト系磁石
であって、上記合金粉末の組成が、一般式 %式%) によって表されること、及び、該合金粉末と前記熱硬化
性合成樹脂との配合割合が、98.5〜96.0重量%
対1.5〜4.0重量%であること、を要旨とするもの
である。
亦、第2態様に係る希土類コバルト系磁石は、上記熱硬
化性樹脂に代えて熱可塑性樹脂とし、上記組成の合金粉
末と該熱可塑性樹脂との配合割合を95〜90重量%対
5〜10重量%とじたことを要旨とするものである。
上記熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、フエノール
樹脂、アクリル樹脂及び不飽和ポリエステル樹脂より選
ばれた1種以上の樹脂が、一方、熱可塑性樹脂としては
、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリロニ
トリルブタジェンスチレン共重合体樹脂、ポリブチレン
テレフタレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂
及びポリフェニレンサルファイド樹脂から選ばれた1種
以上の樹脂が、夫々好ましく採用される。
ここで、本発明磁石の製造方法について略述する。先ず
、上記一般式で示された合金組成の鋳塊を溶製し、該鋳
塊を1000〜1200℃で3〜24時間溶時間先理す
ることにより鋳塊の組織をRE、Co□7(但し、RE
は希土類金属を表す)相の単相とする。その後、700
〜900℃で2〜50時間の時効処理を施し、RE、C
0,7相中に微細なRE Co 、相を分散析出させる
ことにより磁石の保磁力を高める。更にRE、Go、、
相中にRECo、を分散析出させた鋳塊を粉砕工程にて
3〜50μmの粒径に粉砕して得られた磁性合金粉末を
、熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂と混合後15〜20 
k Oeの磁場中で成形することにより磁気特性に富む
樹脂ボンド磁石が得られる。
(作用) 本発明の希土類コバルト系磁石は、下記によって理由付
けられる各成分の組成範囲を遵守する限り以下の作用を
奏する。
即ち、重希土類金属Gdの存在により熱安定性が優れ且
つ磁化能力及び保磁力が大となる。また、軽希土類金属
の存在により保磁力が大きくなり、Fe、Cuは熱安定
性を一層向上させると共に磁化能力及び保磁力の増大を
助長する。更に、Gdの置換金属であるTi、Zr及び
Hfのいずれかの存在により保磁力及び磁化力が向上す
る。
一方、上記合金粉末は熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂に
よって結合されているから、自由な形状への成形が可能
で且つ寸法精度が高くなる。また、靭性に富み、製品の
欠けや割れの発生が著減される。
而して、Gdの組成比であるXを0.2〜0゜5とした
のは、0.2未満では磁石の温度特性の向上が少なく、
0.5を超えると磁石の磁化力及び保磁力が低下する傾
向となるからである。
Feの組成比であるtを0.2〜0.5としたのは、0
.2未満では磁石の磁化力の向上が認められず、0.5
を超えると上記温度特性及び保磁力が低下する傾向とな
るからである。
Cu(71組成比であるuをo、02〜o、o6とした
のは、0.02未満では保磁力が低下し、0゜06を超
えると磁化力が低下する傾向となるからである。
Gdの置換金属であるTi、Zr及びHfのいずれか1
種の組成比であるWを0.005〜0゜1としたのは、
0.005未満では保持力の向上が見られず、0.1を
超えると磁化力が低下する傾向となるからである。
更に、希土類金属を除く金属の組成合計比である2を7
.4〜8.2としたのは、7.4未満では磁化力が低下
し、8.2を超えると保磁力が低下する傾向となるから
である。
上記合金粉末を結合する樹脂のうち、熱硬化性樹脂を全
体量の1.5〜4.0重量%とじたのは。
1.5重量%未満の場合樹脂分が不足して磁石の機械的
強度が低下し、取扱が困難となるからであり、4.0重
量%を超えると樹脂分が過剰となり。
磁気特性が低下する傾向となるからである。一方熱可塑
性樹脂を5〜10重量%とじたのは、5重量%未満の場
合樹脂分が不足して射出成形加工時に射出不能現象を生
じたり、また磁石としての機械的強度が低下するからで
あり、10重量%を超えると磁石中の樹脂の占有率が高
くなり磁気特性が充分に得られなくなる傾向となるから
である。
尚、上述の樹脂は、いずれもその熱変形温度が150℃
以上であり、従って本発明による磁石を組み込んだ機器
が使用中に温度上昇しても、これにより実用上付等支障
を来すことはない。
(実施例) 次に実施例について述べる。
(実施例−1) 金属Sm、金属Gd、金属CO1金属Fe、金属Cu及
び金属Zrを秤量し、高周波溶解後鋳造して合金インゴ
ットを得た。該合金インゴットをアルゴンガス中で11
80℃10時間溶体化熱処理をした後、室温まで急冷し
、再度850℃まで昇温し24時間保持後室温まで炉冷
した。
この熱処理インゴットを、ショークラッシャーで60メ
ツシユ(J I S’)以下に粗粉砕し、更にジェット
ミルで平均粒径15μm(フィシャー・サブ・シーブ・
サイザー測定)まで微粉砕した。
得られた微粉末98.5重量部にエポキシ樹脂1.5重
量部を混合した後、15kOeの磁場中5ton/a#
の圧力で成形し120℃2時間加熱して樹脂を硬化させ
ボンド磁石を得た。
上記によって得た合金粉末中の組成について測定した結
果を第2表に示す。
上記ボンド磁石の残留磁束密度(B r)、保磁力(i
 Hc )、最大磁気エネルギー積((BH)wax)
及び磁束の温度係数を測定した。その結果を第3表に示
す。尚、該磁気特性及び温度係数は、振動試料型磁束計
で測定した。
匿λム 尚、 串印は本発明の範囲外を示す(以下、 同様)。
(以下余白) 箪旦煮 第3表から、本発明の範囲内の磁石は、磁束の温度係数
が極めて低く熱安定性に優れたものであり、且つ磁気特
性でも優れていることが理解される。−六本発明の範囲
外である試料Nα1.2,7乃至14は°゛印の点で劣
る。
(実施例−2) 第4表に示す組成の合金粉末を実施例−1と同要領で調
製し、これを実施例−1と同様にエポキシ樹脂で結合し
てボンド磁石を得た。このボンド磁石について上記同様
磁気特性及び磁束の温度係数について測定した。その結
果を第5表に示す。
(遣 尚、x、を及びUは夫々Gd、Fe及びCuの組成量を
、1−t−u−wはCOの組成量を、2は希土類金属以
外の組成量を表すことは上記と同様である。
の磁気特性全てに於いて優れた性能を示す。また、Sm
の一部をPr、Ndに置き換えたもの、或いは置換金属
としてZr以外のTi、Hfを採用した場合でも等しく
高レベルの性能を有することが理解される。
(実施例−3) 実施例−1で用いた試料Nα4の合金粉末に対し、熱可
塑性樹脂を第6表に示す如く配合し、■ブレンダーにて
30分間混合した。次に、この混合物を250℃に加熱
された2軸混練ニーダ−で15分間混練し、室温まで冷
却後クラッシャーで16メツシユ(J I S篩)以下
まで粗粉砕した。更に250℃に加熱された射出成形用
シリンダーに該混線物を供給し、15kOeの磁場が印
加された金型中に射出成形してボンド磁石を得た。この
ボンド磁石について上記と同様の方法で磁気特性、温度
係数及び機械強度(最大曲げ応力)を測定した。
その結果を第7表に示す。尚1機械強度はオートグラフ
(島津製作所製)によった。
第7表から、本発明の範囲内の磁石は、磁気特性、磁束
温度係数及び曲げ応力の全てに於いて優れた性能を示す
が、本発明の範囲外である試料Na19.21は°°印
の点に於いて難点があることが理解される。
尚、上記合金粉末と前記熱硬化性樹脂とを本発明の範囲
内配合で混練して得たボンド磁石の場合も上記と同様の
優れた性能を保有することが確認された。亦、上記磁束
の温度係数は、試料を高真空下に保持した後、所望の温
度まで加熱又は冷却して検出コイルにより磁束の変化を
測定したものであり、更に詳しくは試料を磁場と垂直に
一定の振動数で振動させ、ピックアップコイルでその振
動数の交流の誘導シグナルを検出して行なう振動型磁力
計によって行なったものである。
(発明の効果) 救出の如く、本発明の希土類コバルト系磁石は、高レベ
ルの磁気特性を保有する上に熱安定性に優れ、しかも樹
脂によって結合されたものであるから所望形状への成形
加工性に富み且つ安価に供給することが出来、製品の小
型化、軽量化、高性能化が強く要求される電子・電気機
器業界に寄与するところ大である。
一以上一

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.Nd、Pr及びSmから選ばれたいずれか1種又は
    複数種の軽希土類金属(LRE)と、重希土類金属であ
    るGdと、Coと、Feと、Cuと、Ti、Zr及びH
    fより選ばれたいずれか1の置換金属(M)とより成る
    合金粉末を熱硬化性樹脂で結合した希土類コバルト系磁
    石であって、 上記合金粉末の組成が、一般式 LRE_1_−_xGd_x(Co_1_−_t_−_
    u_−_wFe_tCu_uM_w)_z但し、 0.
    2≦x≦0.5 0.2≦t≦0.5 0.02≦u≦0.06 0.005≦w≦0.1 7.4≦z≦8.2 によって表されること、 及び、合金粉末と前記熱硬化性合成樹脂との配合割合が
    、98.5〜96.0重量%対1.5〜4.0重量%で
    あること、 を特徴とする希土類コバルト系磁石。 2.上記熱硬化性樹脂が、エポキシ樹脂、フェノール樹
    脂、アクリル樹脂及び不飽和ポリエステル樹脂より選ば
    れた1種以上の樹脂から成る請求項1記載の希土類コバ
    ルト系磁石。 3.請求項1記載の組成の合金粉末を熱可塑性樹脂で結
    合した希土類コバルト系磁石であって、該合金粉末と上
    記熱可塑性樹脂との配合割合が、95〜90重量%対5
    〜10重量%であることを特徴とする希土類コバルト系
    磁石。 4.上記熱可塑性樹脂が、ポリアミド樹脂、ポリカーボ
    ネート樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン共重
    合体樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチ
    レンテレフタレート樹脂及びポリフェニレンサルファイ
    ド樹脂から選ばれた1種以上の樹脂から成る請求項3記
    載の希土類コバルト系磁石。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3686301A1 (en) * 2019-01-28 2020-07-29 Baotou Tianhe Magnetics Technology Co., Ltd. Samarium-cobalt magnets and method for preparing the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3686301A1 (en) * 2019-01-28 2020-07-29 Baotou Tianhe Magnetics Technology Co., Ltd. Samarium-cobalt magnets and method for preparing the same
JP2020120112A (ja) * 2019-01-28 2020-08-06 包頭天和磁気材料科技股▲ふん▼有限公司 サマリウムコバルト磁石およびその製造方法

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