JPH021220A - 血圧モニタ装置用トランスジューサー位置制御装置 - Google Patents

血圧モニタ装置用トランスジューサー位置制御装置

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JPH021220A
JPH021220A JP1044521A JP4452189A JPH021220A JP H021220 A JPH021220 A JP H021220A JP 1044521 A JP1044521 A JP 1044521A JP 4452189 A JP4452189 A JP 4452189A JP H021220 A JPH021220 A JP H021220A
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pressure
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blood pressure
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ウィリアム・ディーン・ペリー
Kaaru Uintaa Deiin
ディーン・カール・ウィンター
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Colin Electronics Co Ltd
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KOORIN DENSHI KK
Colin Electronics Co Ltd
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    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
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    • A61B5/02Detecting, measuring or recording pulse, heart rate, blood pressure or blood flow; Combined pulse/heart-rate/blood pressure determination; Evaluating a cardiovascular condition not otherwise provided for, e.g. using combinations of techniques provided for in this group with electrocardiography or electroauscultation; Heart catheters for measuring blood pressure
    • A61B5/021Measuring pressure in heart or blood vessels

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、連続的に血圧を測定する非観血式の血圧モニ
タ装置において、複数の感圧素子を含むトランスジュー
サの生体の動脈上における固定位置を調節して、トラン
スジューサ内の少なくとも一つの感圧素子により動脈内
の実際の脈波を検出させ、生体の血圧測定が正確に為さ
れるようにするトランスジューサ位置制御装置に関する
ものである。
従来の技術 近年、生体の血圧を連続的に測定し且つ監視する形式の
血圧モニタ装置の発達について、大きな関心が集まって
いる。血圧モニタの技術分野で有望なものにおいては、
シリコンチップに配列された複数の感圧素子を含む動脈
圧力計(トノメータ)が用いられている。このように感
圧素子列を用いた方式は、米国特許筒3,123,06
8号(R,P、ビグリアノ)、第3.219.035号
(G几、ブレスマン、 P、M。
ニューガード、ジョン、J、アイグ)、第3,880.
145号(E、F、ブリック)、第4,269.193
号(エツヵ−ル)、第4,423,738号(P、M、
ニューガード)、および、[動脈血圧の連続的な非観血
式測定用のトランスジューサ」の第73頁乃至第81頁
(GL、プレスマン、 P、M、ニューガード著: I
EHE (電気電子学会)送信機、生物医学、電子工学
部門、 1963年4月発行)に記載されている。
血圧モニタに際しての圧力測定においては、従来から、
皮膚近傍の動脈上に位置決めされた感圧素子列を含むト
ランスジューサに対して、その動脈を閉塞させない程度
に動脈壁を平たくする押圧力を付与することが行われて
いる。個々の感圧素子は、血圧が測定される動脈の管腔
よりも少なくともその動脈の幅方向において寸法が小さ
くされているとともに、トランスジューサ自体は、個々
の感圧素子のうちの一つ以−ヒが少なくともその動脈の
直上に位置するように配置される。血圧のモニタに際し
ては、各感圧素子のうちの一つからの出力信号が選択さ
れて利用される。このとき、動脈の略中央部上に位置す
る感圧素子からの出力信号(圧脈波信号)を選択すれば
、動脈内の血圧が正確に測定されるのである。動脈上の
中央部以外に位置Vる他の感圧素子からの出力信号によ
っては、j11常、中央部からの出力信号と比較して正
確な血圧測定が得られない。これは、中央部上以外の感
圧素子によっては、最高血圧値および最低血圧値と圧脈
波信号の上ピーク値および下ピーク値との偏差が正確に
得られないためである。
従来の方法および装置では、最大の振幅を有する14通
な出力信号を出力する感圧素子が選択されたり、また、
各感圧素子番号と血圧値との関係(トノグラム)におい
て最低および最高血圧値を結ぶ曲線における極小点を有
し、一つの血管の直径以下の寸法であって最大振幅の波
形を発生させる感圧素子が選択されていた。極小点を有
する信号を出力する感圧素子を選択する形式の後者の方
法については、上述の米国特許筒4.269.193号
に記載されている。また、本発明の出願と同日に米国に
特許出願された[血圧モニタ装置、 Active E
lement 5election for Cont
in’uous Blood PressureMon
itor Transducer 」には、最適な出力
信号を供給する感圧素子を選択する方法に改良を加えた
形態が記載されている。
課題を解決するための手段 本発明は、複数の感圧素子を含むトランスジューサの固
定位置を生体の動脈上において制御して、トランスジュ
ーサ内の複数の感圧素子により動脈内の実際の脈波が検
出されるようにすることにより、生体の血圧測定が正確
に為されるようにするトランスジューサ位置制御装置に
関するものである。
すなわち、本発明の要旨とするところは、生体の血圧を
モニタする血圧モニタ装置においてトランスジューサを
該生体の動脈上の好適な位置に位置決めする位置制御装
置であって、(a)前記トランスジューサのハウジング
と、(b)そのハウジング内に収容されて、前記動脈内
に発生する脈波の振幅に比例する出力信号を発生させる
複数の感圧素子を含む圧力センサと、(C)前記各感圧
素子からの出力信号に対応して、それら出力信号の間の
予め定められた関係を形成するとともに、前記圧力セン
サが固定されるべき位置を表す信号を出力させる処理F
段と、(d)前記処理手段からの出力信号に対応して、
前記ハウジングを移動させる移動手段と、を含むことに
ある。
作用および発明の効果 このようにすれば、圧力センサの各感圧素子からの出力
信号に対応して処理手段から圧力センサの固定位置を指
令する信号が出力されて、その出力信号に対応して、移
動手段によりi−ランスジュー奄すのハウジングが移動
させられることGくより、圧力センサが動脈を中心とす
る生体上の最適な位置に位置決めされるのである。
したがって、本発明によれば、動脈中央部の感圧素子か
ら最適な脈波形を表す信号が出力されるので、その出力
信号に基づいて為される血圧測定の精度が充分に得られ
るのである。
本発明においては、好適には、各感圧素子から動脈内に
発生する圧力振動波すなわち脈波を表す信号が出力され
、その出力信号がモニタされるとともに、動脈に対する
各感圧素子の位置関係を表すトノグラムが形成される。
感圧素子が動脈上の好適な位置に固定されている場合に
は、トノグラムの中央部付近において特徴的なピーク部
が表れるのである。しかしながら、トランスジューサか
動脈上の好適な位置からずれた場合には、トノグラムは
、主に正方向或いは負方向の傾きを有し、且つ明白なピ
ーク部を持たない曲線となる。本発明においては、脈波
振幅を表すトノグラムに基づいて、動脈に対するトラン
スジューサの位置関係が検出されるとともに、トランス
ジューサが動脈上の最適な位置に位置決めされるのであ
る。
また、前記移動手段は、好適には、前記ハウジングに設
けられたハウジング移動装置と、ハウシングの移動方向
を決定するハン1:とを含むものである。
また、前記ハウジング移動装置は、好適には、直流ギア
モータおよびモータ制御装置をそれぞれ含むものである
また、前記バンドは、好適には、前記ハウジング内のロ
ーラ機構を通して送られるものである。
また、前記ハントは、好適には、半硬質のプラスチイン
ク材料から形成された部分を含むものである。
また、本発明は、好適には、一対の雄ねじ軸およびそれ
に螺合されるフォロワ(ナツト)から成る機構に作動可
能に接続された直流ギアモータを含むものである。この
場合、動脈に対する感圧素子の位置を表す信号に対応し
て、直流ギアモーフにより親ねじが回転させられること
によって、トランスジューサのハウジングがトランスジ
ューサに固着されたハンドにより形成される方向すなわ
ちハントの長手方向に沿って移動させられる。これは、
親ねじとフォロワとが螺合させられているとともに、フ
ォロワがハンドの長平方向と平行な方向に移動可能に設
けられているためである。トランスジューサのハウジン
グの移動は、前記バントが導かれるローラ機構によって
も促される。トランスジューサのハウジングは、感圧素
子からの出力信号に対応してフィードバック制御される
ことにより、感圧素子が略動脈上に位置させられるよう
に移動させられるのである。
実施例 以下に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図には、血圧モニタ装置用のトランスジューサ10
が生体において比較的表皮に接近した動脈上に装着され
た状態が示されている。トランスジューサ10は、通常
の腕時計と同様にして、ハンド12が生体の一部に巻回
されることにより装着されている。トランスジューサ1
0に接続されている配管14には、トランスジューサ1
0において送受信される電気信号を1般送するための電
線が含まれている。また、配管14には、トランスジュ
ーサ10内の圧力室40に圧縮気体を供給する空気配管
も含まれており、その圧力室40に圧縮気体が供給され
ることにより、後述の圧力センサ20が生体の表皮に接
触させられるようになっている。
トランスジューサ10において血圧が正確に測定される
ためには、トランスジューサ10下の動脈が局部的に押
圧されることが必要である。特に、動脈壁内において発
生する前記圧力センサ20の底面に対して垂直方向の圧
力が微小若しくは零となるように、動脈が平面によって
押圧されて平たくされるようにすることが重要である。
このとき、血圧が測定される動脈としては、比較的表皮
に接近して位置するとともに生体内部の骨の上に位置す
るために、押圧力が付与されることにより平たくされ得
るようなものが望ましい。
第2図は、第1図の2−2線から見た断面図であり、生
体の手首の撓骨動脈24上にトランスジューサ10が固
定されている状態を示している。
図において、トランスジューサ10の底面からは、抑圧
部材18を備えたピストン16の一部がハウシング11
から突き出しており、撓骨28に向かって撓骨動脈24
を押圧し、撓骨動脈24を平たくする。ピストン16は
ダイヤフラム41によって移動可能に支持されており、
圧力室40内に供給される圧力に対応した推力で突き出
される。押圧部材18の底面には、圧力センサ20が固
着されている。また、バンド12が生体の手首に強く巻
回されていることを表すため、バンド12の両端部12
’および121′は、図においζは接地されているよう
に示されているが、実際には、ハンド12は通常の腕時
計と同様にして手首に巻回されている。
第3図は、矩形薄板状の単結晶シリコン基板から構成さ
れた圧力センサ20の斜視図である。圧力センサ20に
は、複数の感圧素子22A乃至22Jが設けられている
。それら感圧素子22A乃至22Jは、従来の集積回路
の技術に基づいて、局部的に薄肉部が設けられることに
より形成されている。予め定められた厚み寸法のシリコ
ンチップなどを形成するための技術については、米国特
許第3,888,708号(ワイズ他: 「シリコンに
おける所定厚み領域の形成方法(Method for
 FormingRegions of Predet
ermined Th1ckness in 5ili
c0+1) Jに記載されている。第3図に示す圧力セ
ンサ20においては、各感圧素子22A乃至22Jが2
列に配列されている。但し、このような感圧素子22A
乃至22Jの配列は、図を簡略化して理解を容易とする
ために示されたものである。実際には、感圧素子の数は
、好適な血圧測定が得られる範囲で種々変更が可能であ
り、また、感圧素子はシリコン基板内において種々のパ
ターンにて配置され得る。
第4図は、血圧モニタに際して実行される押圧作動にお
いて働く物理的要素を、それぞれ機械的要素に置き換え
て表す断面図である。なお、トランスジューサ10は、
前記米国特許第4,269,193号(J、S、エラカ
ール)に記載されているものと同様に構成されている。
トランスジューサアレイ22を構成する各感圧素子22
A、22B、22C・・・22Jは、それらのうちの一
つ以上が撓骨動脈24の直上部に位置するように、撓骨
動脈24上に配置される。各感圧素子22A乃至22J
の寸法は、撓骨動脈24の直径よりもそれぞれ充分に小
さくされていることから、感圧素子22A乃至22Jの
うちの複数が撓骨動脈24直上部に位置し得るのである
。生体の表皮26および撓骨動脈24は、トランスジュ
ーサIOに対して供給される押圧力によって押圧される
。撓骨動脈24の中央部に位置する感圧素子からは、血
圧モニタにおいて用いられる圧力信号、すなわち撓骨動
脈24内に発生する脈波を表す信号が出力される。
動脈中央部ムこ位置する感圧素子を選択する方法につい
ては、前記米国特許第4,269.193号に記載され
ている。また、動脈内に発生する実際の脈波形を最適に
検出する感圧素子を決定する方式については、本発明の
出願と同日に米国特許出願された「血圧モニタ装置(A
ctive Element 5election f
or Continuous Blood Press
ure Mon1tor Transducer ) 
」に記載されている。ここで、たとえば、感圧素子22
Bが撓骨動脈24の中央部上にあると判定された場合に
は、残りの感圧素子22A乃至22Dおよび22F乃至
22Jは表皮26および撓骨動脈24を押圧するための
押圧面として機能する。
撓骨動脈24は、第4図に示すように、撓骨28により
支持されている。撓骨動脈24の動脈壁は、張力は伝達
するが曲げモーメントは伝達しない薄11りと考えられ
る。この動脈壁は、トランスジューサアレイ22の押圧
力に対応して平坦部を形成するとともに、血圧測定期間
中は、骨28上において支持された状態となる。図に示
すように、トランスジューサ10内の前記圧力室40内
に圧縮気体が供給されると、トランスジューサ10およ
びバンド12によって、適当な押圧力が撓骨動脈24に
対して付与されるとともに、感圧素子22A乃至22J
が撓骨動脈24上にて位置固定とされることにより、撓
骨動脈24内の圧力変動がトランスジューサアレイ22
のうちの撓骨動脈24上に対応する感圧素子によって検
出されるのである。以上のような押圧作動は、次のよう
に置き換えて説明することができる。すなわち、各感圧
素子22A乃至22Jの一面は、一端を硬質の支持板3
2によりそれぞれ支持されている各スプリング30A 
 30B  30C,30D、30E30F、30G、
30H,Sol、30Jの他端によりそれぞれ支持され
ており、その支持板32と固定部材30との間には、押
圧力発生器36が設けられている。
ここで、仮に押圧力発生器36が設けられていない場合
でも、固定部材38と支持板32との間の接続は非常に
強固であって、感圧素子22A乃至22Jが撓骨28と
の関係で強く押圧されるので、各感圧素子22A乃至2
2Jは撓骨動脈24に対して位置固定とされ得るのであ
る。しかしながら、かかる方式は実用的ではないため、
本実施例においては、空気押圧装置を備えた押圧力発生
器36が設けられることにより、感圧素子22A乃至2
2Jに対して固定部材38から供給される押圧力が一定
に維持されるようになっている。この押圧力発生器36
においては、ばね定数には殆ど零とされている。前記空
気押圧装置については、前述の米国特許第3,219,
035号および第4,269,193号や、「動脈血圧
の連続的な非観血式測定用のトランスジューサ」などの
文献に記載されている。
また、本発明の出願と同日に米国へ特許出願された「血
圧モニタ用押圧力制御装置(Pressurizati
on System for Continuous 
Blood Pressure Mon1tor Tr
ansducer) Jには、さらに改良が加えられた
形態の空気押圧装置が記載されている。
感圧素子22A乃至22Jが、支持板32に対してそれ
ぞれ強固に固定されることにより、撓骨動脈24が平坦
に押圧され、延いては血圧測定が正確に実行されるので
ある。したがって、スプリング30A乃至30Jは、可
及的に固く、すなわちばね定数に一ωとなるようにされ
ることが理想的である。感圧素子22A乃至22Jの歪
みが小さくなるように、スプリング30A乃至30Jの
ばね定数が撓骨動脈24から皮膚に至る素子の定数の約
10倍程度とされると、トランスジューサ10の押圧力
が適当である場合には、実際の血圧値が正確に測定され
るのである。
第5図は、ピストン16.圧力室402位置制御装置6
0を備えたトランスジューサ10の構成を概略的に示す
ブロック線図である。また、第5a図には、モータ制御
装置61および直流ギアモータ68から成る位置制御装
置60が示されている。圧力センサ20内の感圧素子2
2A乃至22J(第5図には図示せず)からの出力信号
(圧脈波信号)は、配線42を介してマルチプレクサ4
4に入力される。マルチプレクサ44から出力された信
号は、A/D変換器46にてデジタル化された後、マイ
クロプロセッサ48に供給される。
そして、マイクロプロセッサ48からは、レコーダ C
RT、LCDなどから成る表示器等を備えた表示・記録
装置50に対して信号が出力される。
同時に、マイクロプロセッサ48からは、押圧力制御装
置52に対しても信号が供給される。この押圧力制御装
置52は、圧力供給1i54を制御することにより、ピ
ストン16に供給される押圧力を最適に維持するもので
ある。また、マイクロプロセッサ48の作動は、記憶回
路56内に予め記憶されたプログラムにより制御される
か、或いはキーボードや所謂「ジョイスティック」など
のインタフェース機器である人力手段58を用いて使用
者が入力することにより制御される。記憶回路56或い
は入力手段58により、後述するようにマイクロプロセ
ッサ48が位置制御装置60の作動を制御するのである
。したがって、本実施例においては、マイクロプロセッ
サ48が処理手段として機能する。
第6図には、感圧素子22A乃至22Jのうらの一つか
ら出力された信号波形(圧脈波)が示されている。なお
、その一つ以外の感圧素子からも、略同様の信号波形が
出力される。圧力センサ20が最適の押圧力で押圧され
るとともに、感圧素子22A乃至22Jのうち撓骨動脈
24の中央部上に位置する感圧素子が正確に選択された
場合には、選択された感圧素子から出力される脈波形は
撓骨動脈24内の血圧波形に対応するのである。したが
って、マイクロプロセッサ48により選択された感圧素
子からの信号波形の上ピークおよび下ピークに対応した
最高血圧値および最低血圧値と、各心拍における最高お
よび最低血圧値間の差である脈波振幅とがそれぞれ決定
され、且つそれらが表示・記録装置50上に表示される
撓骨動脈24上に位置する圧カセンザ20から出力され
る脈波形のグラフすなわちトノグラムは、各感圧素子2
2A乃至22Jからそれぞれ出力される圧力信号を表示
することにより形成される。
このトノグラムに基づいて、トランスジューサIOが撓
骨動脈24上の好適な位置に固定されているか否かが判
断されるのである。第7図a、第7図す、および第7図
Cは、それぞれ、撓骨動脈24上の好適な位置に固定さ
れた感圧素子のトノグラム、および撓骨動脈24の中央
部から両側にずれた位置にそれぞれ固定された感圧素子
の1−ノブラムである。なお、これらのトノグラムにお
いては、圧力センサ20が15個の感圧素子を備えてい
る場合について例示されている。第7図aは、撓骨動脈
24を中心とした好適な位置に固定された場合の圧力セ
ンサ20についてのトノグラムである。第7図aのトノ
グラムは、1〜ノグラムの略中夫においてピークが形成
されている。これに対して、第7図すおよびCは、それ
ぞれ、撓骨動脈24の中央部から第4図中の六方向、B
方向に沿って位置ずれした状態での各感圧素子から発生
される1−ノブラムである。
次に、第8図および第9図aにおいては、トランスジュ
ーサの位置制御装置60が詳しく示されている。位置制
御装置60は、圧力センサ20が撓骨動脈24を中心と
する好適な位置に位置決めされるように、トランスジュ
ーサ10の固定位置を制御するものである。第8図およ
び第9図aにそれぞれ示すように、一対の上ローラ62
aおよび62bと下ローラ64aおよび64bとから成
るローラ機構の周囲においては、前記バンド12が各ロ
ーラにより案内されて通されている。各ローラ62a、
62b、64a、64bは、第9図すおよび第9図Cに
それぞれ示すように、ハウジング11において回転可能
に設けられている。ハント[2において、各ローラ62
a、62b、64a、64bにより案内される部分の細
片12aは、第8図に示すように、バンド12の両端部
12′および12″に縫目13′および13゛′によっ
て縫い付けられている。細片12aには、ケプラーなど
の合成樹脂、ステンレス薄板などの金属製の可撓性の薄
膜であって、伸びの少ない材料から構成されている。細
片12 aには、六63が形成されており、その穴63
に接続ねじ78(第9図すに示す)が通されて、上ロー
ラ62aおよび62b間の細片12aに沿った水平方向
にハウジング11が移動するときに、トランスジューサ
10とハンド12とが互いに固定されて連動するように
されている。
第9図すおよび第9図Cにそれぞれ示すように、ハウジ
ング11を横方向に移動させるための機構には、第1ギ
ア70と噛み合わされてその第1ギア70を回転させる
直流ギアモータ68が設けられている。直流ギアモータ
68は、ハウジングll内に固定されたモータハウジン
グ66(第9図aに示す)内に収容されている。また、
第1ギア70と第2ギア72とは互いに噛み合わされて
、第1ギア70の回転に伴って第2ギア72も回転する
ようになっている。雄ねじ軸74はハウジング11内に
設けられて、フォロワ(ナツト)76と螺合されており
、第2ギア72と固定されることにより、第2ギア72
の回転に伴って回転させられるようになっている。そし
て、フォロワ76には、前記六63内を通過する接続ね
じ78が螺合されて、フォロワ76とハンド12とが連
結されているのである。
以下に、位置制御装置60の作動について説明する。先
ず、モータ制御装置61からの制御信号に応答して、直
流ギアモータ68が第1ギア70を時計回り或いは反時
計回りに回転させることにより、第2ギア72および雄
ねじ軸74が回転させられる。ここで、フォロワ76お
よび雄ねじ軸74とバンド12の細片12aとが連結さ
れていることから、雄ねじ軸74が回転させられるのに
伴って、ハウジング11および圧力センサ20が雄ねじ
軸74の回転方向に対応して前記A方向酸いはB方向に
沿って移動させられる。以上のように、直流ギアモータ
68により第1ギア70および第2ギア72を介してl
itねじ軸74が回転させられることにより、圧力セン
サ20が撓骨動脈24を中心とする好適な位置に正確に
位置決めされるのである。
第9図aには、前記圧力室40内が詳しく示されている
。可撓性を有するシリコンゴム製のダイアフラム41が
、その周縁部41’がモータハウジング66の底面に固
着されているとともに、プレート43とピストン16上
面との間で挟まれることにより、モータハウジング66
とピストン16との間が気密に密閉されて、圧力室40
が形成されている。したがって、圧力室4o内に圧縮気
体が供給されると、ピストン16に圧力が加えられる。
すなわち、圧力室40内の圧力が増加させられると、ピ
ストン16が第9図aに示すように撓骨動脈24へ向か
って下方に押圧される。圧力室40内は、第9図Cに示
すように、空気配管14bを介して、第9図Cに示す終
端ハウジング65と接続されている。圧力室40内に供
給される圧力は、撓骨動脈24の動脈壁が、閉塞しない
程度に充分に平たくなるように調節される。また、圧力
供給源54は、撓骨動脈24の押圧状態を最適に維持し
得るように、常に一定の圧力を供給し得るものである。
以上のように、トランスジューサ」0が生体の手首にて
撓骨上の撓骨動脈24上に装着されると、圧力室内40
に押圧力制御装置52により制御された圧縮気体が供給
されて、圧力センサ20などが表皮26に対して適当な
押圧力で押圧されることにより、撓骨動脈24の動脈壁
が充分に平たくされて、その撓骨動脈24内に発生する
脈波を個々の感圧素子22A乃至22Jのうちのいずれ
かが検出し、その脈波形を表す信号を出力するのである
上述の血圧測定動作中において、前記入力手段58を用
いる場合には、使用者が表示・記録装置50を視認しつ
つその入力手段58に設けられた矢印キーなどを用いて
手作業にて指令を直接入力することにより、位置制御装
置60が制御される。
また、それに替えて、記憶回路56内に予め記憶された
プログラムに従って、モータ制御装置61に対してマイ
クロプロセッサ48から適当な制’+111信号を出力
させることにより、トランスジューサ10が好適に位置
決めされるように直流ギアモータ68を駆動させても良
い。かかるプログラムは、周知の技術である曲線分析技
術を含んでおり、通常の技術を有するプログラマであれ
ば入力できるものである。
なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であり
、本発明はその精神を逸脱しない範囲において種々変更
が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である位置制御装置を採用し
た血圧モニタ装置のトランスジューサが生体に装着され
た状態を示す図である。第2図は、第1図のトランスジ
ューサを2−2綿から見た断面図であり、トランスジュ
ーサが動脈に対して適当な押圧力で押圧されている状態
を示している。 第3図は第1図のトランスジューサに設けられた圧力セ
ンサ内の感圧素子が単結晶シリコン基板内に形成された
状態を示す斜視図である。第・1図は第1図の1−ラン
スジューサの動脈に対する押圧作動を機械的に置き換え
て説明するための断面図である。第5図は、複数の感圧
素子からの出力信号をモニタするとともに、その出力信
号から形成されたトノグラムに基づいて、トランスジュ
ーサを動脈上の好適な位置に位置制御するための構成要
素を示すブロック線図であり、第5a図はその位置制御
装置の構成を示す図である。第6図は生体の脈波形を経
時的に示すことにより最高および最低血圧値、脈波振幅
をそれぞれ示すタイムチャートである。第7図aは、ト
ランスジューサが動脈上の好適な位置にある状態で、各
感圧素子から検出された脈波の振幅のトノグラムを表す
グラフである。第7図すおよび第7図Cは、トランスジ
ューサ゛が好適な位置から第4図中入方向およびB方向
にそれぞれずれている状態での脈波振幅のトノグラムを
表すグラフである。第8図は、第1図のトランスジュー
サ内においてバンドが通されている状態を示す図である
。第9図aは、位置制御装置内に設けられた各ローラを
介して第8図のバンドが案内されている状態を示す断面
図である。第9図すは第1図のトランスジューサの平面
図である。第9図Cは第1図のトランスジューサの底面
図である。 0ニドランスジユーサ l:ハウジング 2:バンド 0:圧力センサ 2A〜22j:感圧素子 4:動脈 8:マイクロプロセッサ 1:モータ制御装置 (処理手段) 出1願人 コーリン電子株式会社 FIC7,3 Fl(3,7a FIG、7b 蔓F素子1号 FIG、7c 感圧素子本号

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 生体の血圧をモニタする血圧モニタ装置においてトラン
    スジューサを該生体の動脈上の好適な位置に位置決めす
    る位置制御装置であって、 前記トランスジューサのハウジングと、 該ハウジング内に収容されて、前記動脈内に発生する脈
    波の振幅に比例する出力信号を発生させる複数の感圧素
    子を含む圧力センサと、 前記各感圧素子からの出力信号に対応して、該各出力信
    号の間の予め定められた関係を形成するとともに、前記
    圧力センサが固定されるべき位置を表す信号を出力させ
    る処理手段と、 前記処理手段からの出力信号に対応して、前記ハウジン
    グを移動させる移動手段と、 を含むことを特徴とする血圧モニタ装置用トランスジュ
    ーサ位置制御装置。
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