JPH02118431A - 電子顕微鏡検体調整法及び電子顕微鏡検体調整器具 - Google Patents

電子顕微鏡検体調整法及び電子顕微鏡検体調整器具

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JPH02118431A
JPH02118431A JP63272106A JP27210688A JPH02118431A JP H02118431 A JPH02118431 A JP H02118431A JP 63272106 A JP63272106 A JP 63272106A JP 27210688 A JP27210688 A JP 27210688A JP H02118431 A JPH02118431 A JP H02118431A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、抗原抗体反応を利用した、ウィルス学や免疫
学並びに細胞工学等のバイオテクノロジーの技法に関す
るものである。
〔従来技術とその課題〕
近年、後天性免疫不全症候群、成人工細胞白血病、非A
非Bウィルス性肝炎等のような新型ウィルス性疾病によ
り人類の健康は冒されており、さらに輸血か原因で新た
な感染の危険にさらされている。これら感染症の早期診
断法が世界的規模で開発されている。従来の感染症の診
断は抗体検査か主であった。その理由は感染直後ではウ
ィルス粒子の数がきわめてすくないため、従来の検査法
では検出できないからである。例えば、ウィルスを直接
検出する方法として、従来より血球凝集法等が知られて
いる。しかしながら、この方法では、検出感度が不足す
るため、ウィルスを培養して1子方個以上に増殖する必
要があった。一方、ウィルスの存在確認のための形態観
察は電子顕微鏡が唯一の手段である。形態観察によって
ウィルス群の判定が可能になり、新しいウィルスを発見
した場合も最終的には電子顕微鏡下でのウィルスの確認
が不可欠である。しかしながら、ウィルスは大きさが2
0〜200nm程度であるため、超高倍率でなければ観
察できない。μm台の極めて狭い領域を観察することに
なるから、ウィルスか高濃度に存在していなければ観察
は困難を極める。このような理由から、従来は1mf2
当りウィルス粒子が一億ないし十億個無ければ電子顕微
鏡観察は事実上不可能であった。
従って、ウィルスを直接検出する従来の方法はまずウィ
ルスを培養する技術を確立することが重要であった。し
かし、ウィルス培養に当たって、ウィルス毎に宿主が異
なるため、ウィルス培養に適した感受性細胞を見つける
必要があった。しかも、その感受性細胞の検索に当たっ
ては、動物の細胞を使って人に感染するウィルスを培養
することは出来ないため、困難を極めている。このよう
な事情のため、人に感染するウィルス学の研究は動物の
場合に比べると非常に遅れている。例えば、ウィルス性
肝炎は感染力が強いため、現在、医療従事者か患者から
感染する事故が多発し、社会問題となっている。ウィル
ス性肝炎としては、A型肝炎ウィルス、B型肝炎ウィル
スが知られていて、ワクチンら製造されている。しかし
、非A、非Bのウィルス性肝炎が以前から予想されてい
るにも関わらず、ウィルスの存在が確認されていないた
め、的確な治療法が無い事情にある。
癌は最初1つの細胞が癌化し、長い年月を経て発症にい
たる。現在の診断法は内視鏡、CT、病理検査等はとん
どが医師の目で行われている。そのため、癌と診断され
た時点では、目で診断できない癌が方々に転移していて
手術しても再発することが多い。転移の無い時期に細胞
レベルで診断できれば再発はなくなり、手術無しに免疫
療法だけで癌を冶癒させることも可能になる。現在、腫
瘍マーカ等の癌免疫診断法が研究開発されているが、実
用されているものは少ない。
本発明者らは、ウィルス抗原や細胞を極めて高い感度で
検出できるレーザ磁気免疫測定法等の研究を行い、その
成果を先に特願昭61−224567号、同61−25
2427号、同61−254164号、同62−220
63号、同62−152791号、同62−15279
2号、同62184902号、同62−264319号
、同62−267481号、同63−6050号として
特許出願している。これらの新しい免疫測定法は抗原抗
体反応の有無の検出にレーザ光を利用し、標識材料とし
て磁性微粒子を用いる点に特徴があり、ピコグラムの超
微1検出が出来る。
ところが、ウィルス、癌細胞あるいはリンパ球などの検
体を電子顕微鏡で効率よく観察する技術は、検体を濃縮
・精製する方法の技術革新が今日までなく、従来の遠心
沈降法に頼らざるを得ないのが現状である。そのため、
検体調整に多くの労力がかかり、極めて効率が悪かった
。本発明者らは、磁性微粒子をウィルス、癌細胞あるい
はリンパ球などの検体に標識することによって、ウイル
スや細胞の捕捉・分離方法を研究し、その成果を先に特
願昭63−102916号、同63−102919号と
して特許出願している。これらの特許は効率的にウィル
スや細胞を捕集したり分離することが出来る。また、細
胞融合技術によって得たハイブリドーマ細胞のスクリー
ニングの際に、磁性微粒子を目的のモノクローナル抗体
を産生ずるハイブリドーマに標識し、これを外部磁力に
よって選択的に回収する新しいスクリーニング方法につ
いても特許出願中である。しかしながら、捕集した検体
を電子顕微鏡で効率よく観察するためには、技術の改良
が必要であった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、その目
的はウィルス、癌細胞、エイズやEBウィルスに感染し
たリンパ球は勿論のこと、モノクローナル抗体を産生ず
る!・イブリドーマ等の各種細胞の観察のための、検出
感度が高く、観察効率のよい電子顕微鏡検体調整法及び
電子顕微鏡検体調整器具を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の第1の発明に従うと、検体に磁気標識する第1
の工程と、前記第1工程で磁気標識された検体に傾斜磁
界を作用させて該検体を電子顕微鏡観察用メツシュ表面
上に誘導・固着する第2の工程と、前記第2工程で固着
された磁気標識検体を前記傾斜磁界中でネガティブ染色
する第3の工程とを少な(とも含むことを特徴とする電
子顕微鏡検体調整法が提供される。
検体検索を容易にする方法として、予め、検体と特異的
に反応する抗体を該検体を含む検体浮遊液に加え、該検
体を凝集させた後、該検体を磁気標識すれば電子顕微鏡
観察が非常に容易になる。
検体の濃縮・精製を特に必要とする場合は、第1の発明
の第1工程後の磁気標識された検体を含む検体浮遊液に
傾斜磁界を作用させて該磁気標識検体のみを水面上に局
部濃縮した後、該局部濃縮点に細管を挿入して、該磁気
標識検体を回収する検体濃縮工程を実施した後、前記第
2工程以下の工程がなされることが好ましい。
また、第1の発明の第2工程において、電子顕微鏡観察
用メツシュが着脱可能なフィルム上に保持され、該フィ
ルム裏面から、電子顕微鏡観察用メソン二部の磁界か最
も高くなるような傾斜磁界を検体に作用させることによ
って該検体を電子顕微鏡観察用メツシュ表面上に誘導・
固着することか好ましい。
さらに、第2の発明に従うと、容器水面上への磁気標識
検体の局部濃縮機構と、該検体の回収機構と、電子顕微
鏡観察用メツシュの(呆持機構と、該電子顕微鏡観察用
メツシュ表面上への該検体の誘導・固着機構を少なくと
も具備することを特徴とする電子顕微鏡検体調整器具が
提供される。
〔作用〕
本発明によれば、検体は、抗原抗体反応で磁性体標識抗
体と結合し、磁気標識されているから、外部磁力で確実
に電子顕微鏡観察用メツシュ上に誘導・固着することが
出来る。検体に磁気標識する方法には2種類の方法があ
る。1つの方法は、検体と特異的に反応するモノクロー
ナル抗体等の抗体を結合した磁性体標識抗体を直接検体
と抗原抗体反応させる方法であり、他の方法は、まず検
体と特異的に反応するIgG抗体を該検体に加えて該検
体を予め凝集させた後、18G抗体と反応するプロティ
ンAを結合した磁性体標識抗体を抗原抗体反応させる方
法である。前者の方法は、検体中の目的とするウィルス
や細胞等の目的物体を抗原抗体反応によって選択的に磁
性体標識抗体で捕捉する方法であるから、電子顕微鏡観
察の際に、目的物体以外の混入が少なく、磁性体標識抗
体を目印に検索することによって、観察の信頼性か高い
点に特徴がある。これに対して、後者の方法は、磁性体
標識抗体に用いるプロティンAは目的物体以外の全ての
IgG抗体にも反応するから、選択性は前者の方法より
も劣る。しかしながら、目的物体は予めIgG抗体によ
って凝集しているから、目的物体がウィルスのように極
微小体である場合、磁気標識された凝集体の存在を検索
すればよいから電子顕微鏡観察の際かきわめて効率的に
できる。
なお、磁性体標識抗体作製に用いる磁性微粒子は、マグ
ネタイトのような鉄系酸化物、遷移金属あるいは希土類
元素からなる強磁性体が好ましく、これらの磁性微粒子
は生物体よりも密度が高いから、電子顕微鏡視野では黒
色に見え、極めて容易にその存在が確認できる。
さて、検体中には目的物体よりも目的物体以外の多数の
異物体が非常に多く含まれているのが通常である。これ
らの異物体が電子顕微鏡観察の際に妨害となるから、電
子顕微鏡の検体調整の目的の一つは目的物体を精製する
ことにある。生物体は外部磁力には反応しないから、検
体を磁気標識して、目的物体のみを分離する本発明の方
法は目的物体の精製には極めて好都合である。また、本
発明の方法では外部磁力として、水面に局部濃縮される
ように設計された傾斜磁界を磁気標識された検体を含む
検体浮遊液に作用させることによって、目的物体は該局
部濃縮点に濃縮されることになる。そして、該局部濃縮
点に細管を挿入して、前記目的物体を回収すれば、検体
の精製と濃縮が同時に達成できる。なお、水面に濃縮す
る理由は目的物体以外の異物体の混入を出来るだけ少な
くするためである。例えば、容器の底面を局部濃縮点と
して選んだ場合、異物や沈澱した細胞の混入が避けられ
ない。
濃縮・精製された検体は電子顕微鏡観察のために、通常
直径3mm程度の銅メツシユの上に載せ、観察が容易な
ように染色される。従来の工程では、検体をホルムバー
ル等の支持膜がはられた銅メツシユ上に滴下して付着さ
せた後、余分の検体は、濾紙で吸い取られ、リンタング
ステン酸等の染色液を滴下して染色後、再び染色液を濾
紙で吸い取り自然乾燥した後に電子顕微鏡観察に供され
るのが一般であった。このような検体及び染色液の濾紙
等による除去工程が取られていたので、滴下された大部
分の検体は銅メソシュ上に留まらず濾紙で吸い取られて
しまっていた。前述のように、ウィルス粒子を観察する
ために必要な実用上のウィルス濃度が1m12当たり一
億個以上であることの理由の1つは、上記工程でごく一
部の検体しかメツシュ上に留まらないためである。本発
明の方法に従えば、検体をメツシュ上に滴下し、染色す
る工程ではメツシュの着脱が可能なメツシュ保持フィル
ムの裏面から、該メソンユ中央部の磁界が最も高くなる
ような傾斜磁界を該検体に作用させることによって該検
体は該電子顕微鏡観察用メツシュ中央表面上に誘導・固
着される。従って、余分な検体及び染色液を濾紙等で吸
い取る際に、磁気標識された検体はメツシュ上に磁気吸
引されているから、濾紙等に吸い取られることはない。
このため、例えば、ウィルス粒子観察の場合、1mQ、
当り数十個程度の希薄な検体でも容易に電子顕微鏡観察
可能である。
本発明の電子顕微鏡検体調整Is具を用いれば、以上説
明した本発明の電子顕微鏡検体調整法が誰にでも容易に
実施できる。
以下に図面を参照して本発明をより具体的に詳述するか
、以下に示すものは本発明の一実施例に過ぎず、本発明
の範囲を同等制限するものではない。
〔実施例1〕 第1図は本発明に従う電子顕微鏡検体調整法の一実施例
を示す工程図であって、検体を磁気標識する第1工程、
磁気標識された該検体を電子顕微鏡観察用メツシュ上に
傾斜磁界中で誘導・固着する第2工程、傾斜磁界中でネ
ガティブ染色する第3工程からなる。本実施例に用いた
検体は、ノ\型インフルエンザウィルス(A/石川/7
/82 (+(3N2))であって、1mQ当り百万個
のウィルスが存在することが血球凝集反応及び血球計算
板から確かめている。こめ濃度のインフルエンサウイル
スをPBS溶液で10倍段階希釈をしていき、該ウィル
スの電子顕微鏡観察限界を調べた。まず、検体を磁気標
識しない従来の方法で電子顕微鏡観察したところ、該ウ
ィルス粒子の存在を確認、することができなかった。
次に本実施例の第1工程を説明する。磁気標識に用いた
抗体は該ウィルスに対するウサギ高度免疫血清を精製し
て得られたIgG抗体であって、これをデキストランで
コートした平均粒径10nmのマグネタイトからなる磁
性微粒子に共有結合して、磁性体標識抗体を得た。検体
の磁気標識は該検体1mCと前記磁性体標識抗体10μ
Qとを35°C12,5時間のインキュベートの条件で
行なった。
次に第2工程を説明する。第2図は磁気標識された検体
を電子顕微鏡観察用メツシュ上に傾斜磁界中で誘導・固
着する器具の断面図であって、図中符号1は電磁石、1
aは電磁石鉄心、2は磁極片(A)、3はメツシュ載台
、4は接着フィルム、5はメツシュホルダー 6はメ・
ノシュ、7は細管、8はキャップである。純鉄からなる
円錐形状の磁極片(A)2は電磁石鉄心1aの上に載せ
られ、その周りは非磁性体であるアルミ製のメツシュ載
台3でカバーされている。磁極片(A)2の先端は磁界
が過度に集中しないように切断されており、端面の直径
は2mmである。本実施例では該磁極片端面の磁界が約
3KGになるように、電磁石1を励磁した。前記メツシ
ュ載台3の中央は直径4mmの貫通孔が設けられていて
、該磁極片(Δ)2の端面が前記貫通孔の中央に位置し
、かつ、メツシュ載台3の表面よりもQ、5mm低くな
っている。前記貫通孔は必ずしも必要でないが、貫通孔
を設けた理由は、メツジュロと磁極片(A)2の距離を
接近させ強い磁界を得やすいこと、メツジュロと磁極片
(A)2の中心を合わせやすいことにヨル。ホルムバー
ル支持膜がはられた直径3mmの銅メソジュロは接着性
を有するパラフィルム(接着フィルム)4に着脱可能な
ように軽く接着され、メツシュホルダー5で保持されて
いる。すなわち、該メツシュホルダー5は、第3図に示
すように、外径20mm、内径3mm、厚さ1mmのア
クリル樹脂であって、底面には上述の接着フィルム4が
はられ、前記メツジュロはメツシュホルダー5の中央部
の接着フィルム4に軽く接着されている。
メノンユ6は小さく、薄いためその取扱いには従来注意
が必要であったが、本実施例のようなメツシュホルダー
5に入れて取り扱えば、検体調整が簡単で、検体調整済
みのメツジュロの運搬、保管も容易である。メツジュロ
の取り出しの際は、裏面の接着フィルム4を指等で軽く
押し出せば、メソジュロは容易に接着フィルム4からは
がれ、メツジュロをビンセントで取り出すことができる
さて、メ・7シユホルダー5を前記メツシュ載台3中夫
に載せ、電磁石1を励磁した状態で毛細管7中の磁気標
識された検体をキャップ8を圧縮して数μQをメツジュ
ロ上に滴下すると、磁界は前記磁極片(Δ)2によって
メソシュ中央部が最も高くなるような傾斜磁界が発生す
るため、磁気標識された検体は確実に、メツジュロ中央
部に誘導・磁気吸引される。検体滴下約1分後、電磁石
1を励磁したままで余分の検体を濾紙で吸い取る。以上
の処理で、磁気標識された検体のみがメツジュロ上に固
着されることになる。
次に第3工程は、電磁石1を励磁したままで、pH7の
1%リンタングステン酸からなるネガティブ染色液を数
μQメツジュロの上に滴下し、30秒後濾紙で余分の該
染色液を吸い取り自然乾燥する。
以上説明した電子顕微鏡検体調整法を上述のインフルエ
ンザウィルスに適用して検出限界ヲ調べた結果、ウィル
ス濃度1万個/m12程度でも倍率5万倍の電子顕微鏡
視野で非常に簡単にウィルスの検索かできた。写真1は
磁気標識されたインフルエンザウィルスの電子顕微鏡写
真である。該ウィルス粒子の直径は1100nであって
、写真1から明らかなように、黒く見える磁性体標識抗
体がウィルスの周りに結合しているのが分かる。
〔実施例2〕 実施例1で説明した検体を磁気標識する第1工程の前に
、ウィルスを凝集させる工程を実施した。
即ち、実施例1で用いた検体1mgに、同じ〈実施例1
で用いたIgG抗体を20μQ加え、35°C12,5
時間、引続き、4°C1晩のインキュベーションによっ
て、該ウィルス同士を凝集させた。
この工程の後、実施例1と同じ工程の検体調整を行った
。実施例1と異なるところは、検体を磁気標識するのに
用いた磁性体標識抗体のみである。
すなわち、本実施例ではデキストランコート磁性微粒子
にプロティンAを結合させた。プロティンAはIgG抗
体のみに結合するから、前記IgG抗体によって凝集し
た該ウィルスが磁気標識されることになる。このように
、予め、ウィルス同士を凝集させる前処理を施すことに
よって電子顕微鏡の観察がいっそう容易になり、ウィル
ス濃度数十個/m12程度でも簡単に検索できた。写真
2は’tM’Jしたインフルエンザウィルスに磁気標識
した電子顕微鏡写真である。十数側のウィルス粒子が凝
集し、黒く見える磁性体標識抗体が該ウィルスの周りに
結合していることが一見して分かる。
本実施例のように予め検体を凝集させ電子顕微鏡の観察
を容易にする方法は従来から免疫電子顕微鏡法として公
知であるが、検体を磁気標識する方法は、本発明が初め
てである。従来の免疫電子顕微鏡法よりも検出感度が5
桁以上改善された。
〔実施例3〕 実施例2で説明したウィルス凝集工程、検体を磁気標識
する第1工程の後に、検体の濃縮・精製工程を実施し、
しかる後に実施例2の第2工程、第3工程の検体調整を
行った。次に、検体濃縮・精製工程を詳しく説明する。
第4図は検体1農縮・精製工程を説明する図であって、
(a)は濃縮・精製工程、(b)は回収工程を示すもの
である。図中符号IOは容器、11は磁気標識された検
体、11−1は回収された検体、12は磁極片(B)で
ある。電磁石1からでた磁束は磁極片(B)12に集ま
るように磁気回路が形成されているので、磁極片(B)
12の真下の水面の磁界が最も高くなるような傾斜磁界
が発生する。本実施例では最大磁界は3KGであった。
なお、磁極片(B)12の中心は中空であって、毛細管
7が挿入できるようになっている。容器10には第1工
程後の磁気標識された検体11を含む検体浮遊液1mQ
が入っている。
濃縮・精製工程(a)においては、前記電磁石1と磁極
片(B)12の間に容器IOを挿入し、電磁石1を励磁
すると、磁気標識された検体11は磁極片(B)+2の
真下の水面に誘導され濃縮される。この時、検体浮遊液
中の各種混入物は磁力に反応しないから、前記濃縮点に
は磁気標識された検体11のみが存在することになって
、検体11の濃縮と精製が同時に行なわれることになる
検体回収工程(b)においては、前記電磁石1を励磁し
たままで、前記磁極片(B)12の貫通穴に毛細管7を
挿入して、前記濃縮黒水面に接触させると、検体浮遊液
は毛細管現象で、また、磁気標識された検体は磁気吸引
力によって該細管の中に回収される。本実施例では、毛
細管7として外径]、1mm、内径0.5mmの毛細管
を用いた。毛細管7の中には毛細管現象によって、約5
μQの溶液が自然吸引された。なお、キャップ8は回収
した検体をメッンユ上に滴下する次の工程の際に用いる
ものである。
従来、電子顕微鏡検体調整において、検体の精製が充分
でないと電子顕微鏡観察に著しい支障をきたしていたが
、本実施例の精製効果によって電子顕微鏡観察が非常に
容易になるとともに、濃縮効果によって検出感度が向上
し、ウィルス濃度数百側/mQ以下でも短時間で検索す
ることが可能になった。
以上説明した検体調整法は、次に説明する検体調整器具
を使用することによって、誰でも簡単に効率よ〈実施す
ることができる。
第5図、第6図は電子顕微鏡検体調整器具の構成を示す
図であって、図中符号13は磁極片(B)12を保持す
る継鉄(A、)、14は継鉄(B)である。継鉄(A)
13は継鉄クランプねじ15によって継鉄(B)14と
連結され、第6図に示すように、任意の方向に固定でき
る。電磁石1からでた磁束は容器10を貫通した後、磁
極片(B)12で集束され、継鉄(A)13と継鉄(B
)  14を通って再び電磁石1に戻るように磁気回路
が形成される。電磁石1と磁極片(B)12の距離が1
1mmのとき、電磁石1にIAの電流を流すと磁極片(
B)12直下0.5mmの位置での磁界は3KGであっ
た。容器10は容器支持台16に設けられた容器案内面
17にセットされ、容器支持台クランプネジ18によっ
て高さ調節ステージ19に取り付けられている。容器支
持台16は高さ調節ステージ1つによって、任意の高さ
に調節可能であり、また、第6図に示すように、任意の
方向に固定できる。
さて、上述した本実施例の検体精製・濃縮工程は、本調
整器具を第5図に示すように組み立てて行なう。まず、
磁極刃片(B)12から毛細管12を外した状態で、検
体を入れた容器10を容器案内面17に載せ、磁極片(
B)12と容器10の水面の距離が5mmになるように
、高さ調節ステージ1つによって調節する。次に、電磁
石にlAを通電し、磁気標識された検体を磁極片(B)
12の真下の水面に誘導・濃縮する。約1分後、毛細管
7を磁極片(B)12の貫通孔に差し込み、高さ調節ス
テージによって容器10を上に持ち上げ、毛細管7を容
器10の水面に接触させると、瞬間的に磁気標識された
検体は検体浮遊液とともに毛細管7の中に磁気吸引力に
よって吸い込まれる。検体の回収を確実にするために、
毛細管7を水面に接触させる操作を繰り返すことが好ま
しい。
何故ならば、検体は水面に濃縮されているので、毛細管
7が水面に接触する瞬間が最も回収されやすく、毛細管
7を水面の中に入れすぎると回収困難になるからである
。電磁石1の通電を停止した後に、磁極片(B)12か
ら毛細管7を取り出せば検体は毛細管7の中に回収され
る。
次に、本調整器具を用いた、第2工程、第3工程の実施
法を説明する。第2工程、第3工程は、本調整器具を第
6図に示すように組み立てる。すなわち、電磁石1上に
あった磁極片(B)12と容器支持台16をそれぞれ継
鉄クランプねじ15、容器支持台クランプねじ18を緩
め、回転させて退避させる。電磁石1の鉄心】a上に第
2図に示したように前記磁極片(A)2、さらに該磁極
片(A)2の上に前記メツシュ載台3を載せる。該載台
3の中央上に第3図で示したメツシュボルダ−5を載せ
る。次に、電磁石1に0.5Aの電流を流して電磁石1
を励磁した状態で、前記毛細管7に回収した検体を滴下
する。メツシュホルダ−5裏面からは磁極片(A)2中
心の磁界が最も高くなる傾斜磁界が作用しているから、
磁気標識された検体はメツジュロ中央表面上に磁気吸引
され、メッンユ6に固着される。この際、磁界があまり
強いとメツジュロのホルムバール支持膜が破れることか
あるので、上述のように検体を濃縮・精製する工程より
も磁界を弱くすることが好ましい。
本検体調整器具では電磁石1に0.5A通電した場合、
メツジュロ上の磁界は約2.5KGであった。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明に従う電子顕微鏡検体調整
法によれば、検体は抗原抗体反応で磁性体標識抗体と結
合し磁気標識されているから、外部磁力で確実に電子顕
微鏡観察用メツシュ上に誘導・固着することができ、検
体の検出感度が飛躍的に向上する。また、本発明の検体
調整器具を用いることによって、一連の検体調整工程が
効率的にかつ容易に実施できる。」二連した実施例では
、検体としてインフルエンザウィルスの場合を説明シタ
力、本発明の検体調整法はウィルスに限られるものでな
く、癌細胞、リンパ球等の各種細胞の電子顕微鏡観察に
ももちろん適用できる。
また、メツ7ユ上に検体をネガティブ染色する方法のみ
ならず、検体を樹脂に埋め込み薄切片を透過電子顕微鏡
で観察する方法にも適用できる。
すなわち、従来薄切片を作製する場合、検体を遠心沈降
する操作を繰り返しながら、検体を固定、脱水、埋め込
みの過程を進める方法が取られていたが、本発明の検体
調整法を適用すれば、遠心沈降する代わりに、傾斜磁界
中で検体を局所に誘導、保持できるから、検体の固定、
アルコールによる脱水が容易に行え、また、埋め込みの
際にも検体を局所に集中できるから、ミクロトームで切
断するのが容易になる。
本発明によれば、培養不能の未知の極めて微量のウィル
スを直接検出できるので、ウィルス学に貢献するところ
が非常に大きい。例えば、非A、非B、の肝炎ウィルス
の発見に寄与できる。また癌細胞等の細胞レベルの早期
診断にも有効であり、癌細胞から遊離して血液等の体液
中に移転しつつある極微量の癌細胞の観察ができる。こ
のように、本発明が医学・医療分野や分子生物学等の理
学分野、細胞工学、遺伝子工学等のバイオテクノロジー
の分野で果たす効果は計り知れない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従う電子顕微鏡検体調整法の一実施例
を示す工程図、第2図は磁気標識された検体を電子顕微
鏡観察用メツシュ上に傾斜磁界中で誘導・固着する器具
の断面図、第3図はメツシュホルダーの概略図、第4図
は検体濃縮・精製工程を説明する図であって、(a)は
濃縮・精製工程、(b)は回収工程、第5図、6図は電
子顕微鏡検体調整器具の構成を示す図、写真1.2はそ
れぞれ、実施例1の検体調整法、実施例2の検体調整法
によって得られたインフルエンザウィルスの電子顕微鏡
像である。 ンブねし、16・・・・・容器支持台、17・・・・・
・容器案内面、18・・・・・・容器支持台クランプネ
ジ、19・・・・・・高さ調節ステージ、20・・・・
・・台。 ■・・・・・電磁石、1a・・・・・・電磁石鉄心、2
・・・・・・磁極片(A)、3・・・・・・メツシュ載
台、4・・・・・・接着フィルム、5・・・・・・メツ
シュホルダー 6・・・・・・メツシュ、7・・・・・
細管、8・・・・・・キャップ、10・・・・・・容器
、11・・・・磁気標識された検体、11−1・・・・
・・回収された検体、12・・・・・・磁極片(B)、
13・・・・・・継鉄(A)、14・・・・・・継鉄(
B)、15・・・・・・継鉄クラ第2図 第3 図 手続字甫正書C−7)氏) 平成1年4月4日 1、事件の表示 昭和63年特許願第272106号 2、発明の名称 電子顕微鏡検体調整法及び電子顕微鏡検体調整器具3、
補正をする者 事件との関係  特許出願人 日本電信電話株式会社 4゜

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)検体に磁気標識する第1の工程と、前記第1工程
    で磁気標識された検体に傾斜磁界を作用させて該磁気標
    識検体を電子顕微鏡観察用メッシュ表面上に誘導・固着
    する第2の工程と、前記第2工程で固着された該磁気標
    識検体を前記傾斜磁界中でネガティブ染色する第3の工
    程とを少なくとも含むことを特徴とする電子顕微鏡検体
    調整法。 (2)請求項1に記載の電子顕微鏡検体調整法において
    、第1の工程以前に予め、検体と特異的に反応する抗体
    を該検体を含む検体浮遊液に加え、該検体を凝集させる
    工程を行ない、その後、前記第1工程以下の工程を行な
    うことを特徴とする電子顕微鏡検体調整法。(3)請求
    項1に記載の電子顕微鏡検体調整法において、第1工程
    後の磁気標識された検体を含む検体浮遊液に傾斜磁界を
    作用させて該磁気標識検体のみを水面に局部濃縮した後
    、該局部濃縮点に細管を挿入して、該磁気標識検体を回
    収する検体濃縮・精製工程を実施した後、第2工程以下
    の工程がなされることを特徴とする電子顕微鏡検体調整
    法。 (4)請求項1に記載の電子顕微鏡検体調整法において
    、第2の工程で用いる電子顕微鏡観察用メッシュが着脱
    可能なフィルム上に保持され、該フィルム裏面から、該
    電子顕微鏡観察用メッシュ部の磁界が最も高くなるよう
    な傾斜磁界を磁気標識検体に作用させることによって該
    検体を該電子顕微鏡観察用メッシュ表面上に誘導・固着
    することを特徴とする電子顕微鏡検体調整法。 (5)容器水面上への磁気標識検体の局部濃縮機構と、
    該検体の回収機構と電子顕微鏡観察用メッシュの保持機
    構と、該電子顕微鏡観察用メッシュ表面上への該検体の
    誘導・固着機構を少なくとも具備することを特徴とする
    電子顕微鏡検体調整器具。
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