JPH02117638A - エーテルカルボキシレートの製造方法 - Google Patents

エーテルカルボキシレートの製造方法

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JPH02117638A
JPH02117638A JP1217180A JP21718089A JPH02117638A JP H02117638 A JPH02117638 A JP H02117638A JP 1217180 A JP1217180 A JP 1217180A JP 21718089 A JP21718089 A JP 21718089A JP H02117638 A JPH02117638 A JP H02117638A
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    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/347Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reactions not involving formation of carboxyl groups
    • C07C51/367Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reactions not involving formation of carboxyl groups by introduction of functional groups containing oxygen only in singly bound form

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はエーテルカルボン酸の製造方法、更に詳しく言
えば、マレイン酸塩および反応性ヒドロキシル基t−含
trカルボキシレート塩のアルカリ性媒質中でのカルシ
ウムイオン触媒反応により製造されるエーテルカルボキ
シレートの製造法に関する。このような反応はMicl
lB61縮合反応と普通呼ばれる型の反応である。
ポリカルボン酸は、通常はその塩の形で、洗剤ビルダー
あるいは金属イオン封鎖剤として有用であることが以前
から知られて来た。また金属イオン封鎖剤および洗剤ビ
ルダーとして有用なエーテルカルボキシレートも公知で
あり、洗濯への応用にこれらが有益々効果をもつため最
も望ましい。
エーテルカルボキシレートは、このような効果的な金属
イオン封鎖能力をもつので、これらは長い間主要な洗剤
ビルダーあるいは金属イオン封鎖剤であったトリポリリ
ン酸ナトリウムに取って代るものとして近年魅力的存在
となって来た。エーテルカルボキシレート洗剤ビルダー
あるいは金属イオン封鎖剤全提供しようとする先行技術
の努力の例は、洗剤ビルダーとしてオキシジコハク酸塩
、とりわけ2.7−オキシジコハク酸塩(ODS ) 
(7)使用に関する米国特許第3,635.830号お
よび第3.692,685号明細書に見られる。エーテ
ルポリカルボキシレート洗剤ビルダーまたは金屑イオン
封鎖剤のもう一つの例は、カルボキンメチルオキシスク
シネートに関する米国特許第3.914,927号明細
書に見出される。
先行技術における多くのカルボキシレート化合物は、洗
濯用洗剤配合物中のビルダーあるいは金属イオン封鎖剤
としての効用を有するとはいうものの、ある柵のエーテ
ルカルボキシレートの方力このような利用面に対して一
層魅力的であり、コスト面で有効であることが分かつて
来友。洗濯用洗剤配合物用の洗剤ビルダーおよび金属イ
オン封鎖剤の分野においては、競争の激しい市場である
ので、成分の低コストということが極めて重要でアル。
多くのエーテルカルボキシレート化合物が有用であるこ
とが分かつて来友が、このような化合物全大量に経済的
に生産できる一層経済的な製造法が要望されている。
エーテルカルボキシレートの1例はポリカルボン酸また
はその塩の混合物、とりわけ1−ヒドロキシ−3−オキ
サ−1,2,4,5−ペンタンテトラカルボン酸(HO
PTC)および3−ジオキサ−1.2,4.5.7.8
−オクタンヘキサカルボン酸(DOOFrC)のナトリ
ウム塩で、これらは洗剤配合物における金属イオン封鎖
剤teはビルダーとして伶めて有用である。この混合物
はり。
L−酒石酸塩とマレイン酸塩とのカルシウムイオン接触
結合反応によりつくられる。この反応に平衡が存在する
ため罠、ま皮製品に特に好ましいHOPTC−DOOa
C比を得るため特定の反応体比を与える必要から、縮合
反応の終了時にかなり多量の未反応D 、 L−酒石酸
塩およびマレイン酸塩が存在する。更にまた、−層経済
的な方法を得る几めには、未反応酒石酸塩およびマレイ
ン酸塩全廃棄物として単に放出するのではな(、D、L
−酒石酸塩とマレイン醗塩會経済的に回収し再使用する
手段?見出すことが望まれる。
HOPT(1’およびDOOHCの混合物ならびにオキ
シジスクシネート上官めて多くのエーテルカルボキシレ
ートの合成は、出発原料である酒石酸塩あるいはリンー
j′酸塩とマレイン酸塩とが、反応終了時に溶液に残留
する平衡反応で達成爆れる。多くの場合、これら出発原
料は溶媒抽出によってのみ除去式れるが、この方法は経
費が高くつき経済上魅力に乏しい。このようなエーテル
カルボキシレートの大規模生産は反応体の回収に大きい
出費全相き、未反応出発原料を回収するための生態学的
かつ環境的にy認できる手段は、事実上これらエーテル
カルホキフレート七商業酌量で工業生産するための必要
条件である。
本発明はマレイン酸の塩と非カルボニル炭素原子上に反
応性ヒドロキシル塩を含むカルボン酸ま友はポリカルボ
ン酸の塩と全反応させることによるエーテルカルボキシ
レートの製造法を提供するものである。この反応はカル
シウムイオンにより触媒され、アルカリ性条件下で行な
われる。未反応の塩は更に多くのエーテルカルボキシレ
ートをつくるよう合成反応にこれらを再循環でさるよう
な方法で便利に回収される。反応終了時に、ある限られ
た範囲の酸性度において、未反応塩が反応混合物から便
利に回収石れることが分かった。適白な酸を反応混合物
と合わゼることにより反応混合物のFJ″I全約4.5
から約5.5の範囲に下げると出発酸の不溶性塩が沈殿
する一方埴むエーテルカルボキシレート生成物は溶液中
に留まる。この沈殿?濾過といった公知の手段により除
去することによってエーテルカルボキシレート溶液?a
[に処理することができるようになる。このような先の
処理はつくられる特定のエーテルカルボキシV−)によ
って左右逼れることは言うまでもない。
本発明のもう一つの面においては、エーテルカルボキシ
レートtつくるために縮合反応全触媒するの罠使われる
カルシウムイオンは、カルシウム全炭酸カルシウムとし
て沈殿させることKより便利に回収され合成反応に再循
環ちれる。沈殿生成は反応混合物を、典型的には未反応
出発塩の除去後、アルカリ土類金ノ^またはアルカリ金
属炭酸塩と約7から約12の範囲内の−で合わせること
により行なう。この沈殿は公知の手段により、なるべく
は濾過により除去する。
エーテルカルボキシレート型造のためのカルシウム接触
反応は公知である。このような方法の一つの典型例は米
国特許第4.663,071号明細書(Bush等)K
開示されている(この特許文献は参考として本明細書中
に取り入れている)。カルシウムイオン存在下でエーテ
ルカルボキシレートを製造する方法のもう一つの例は欧
州特許第0 236 007A号明細書(Buah等)
であり、この発行物も参考としてここに取り入れている
上記米国特許明細書は前記HOPTC’とDOOHCと
の混合物の製造法を開示している。このような方法にお
いては、マレイン酸および酒石酸塩の反応により混合物
を得ている。上記欧州発行特許明細書はマレイン酸およ
びリンイ酸のアルカリ性媒質中テノカルシウム接触反応
によるオキシジスクシネートの製造を開示している。こ
れらの開示はマレイン酸と非カルボニル炭素原子上に反
応性ヒドロキシル基を含むカルボン酸あるいはポリカル
ボン酸との反応の典型例であり、上記反応灯カルシウム
イオンにより触媒されかつアルカリ性媒質中で行なわれ
ている。このような反応はMichael縮合反応とし
てこの分野で公知である。
反応体の比の調節によって望む化合物あるいは混合物t
−111造する交めに最も効果的な平衡状態を得ること
がMichael縮合反応で普通行なわれる。
例えば、マレイン酸塩対すンデ酸塩の2対11以上の範
囲の高い比率は、前に引用した六回発行特許明細書に開
示嘔れたカルシウムイオン接触反応において、−層最適
のODS生産を提供する。しかし、反応終了時に、重要
な意味金もつ程の賛の未反応マレイン酸塩が望む0r)
Sと共に溶液中に残る。
ODS製造の場合と同様に、D、I、−酒石酸およびマ
レイン酸の塩の反応に平衡反応であり、それぞれの反応
体の量が反応生成物中のI(OPTCとDOOHCの比
を制御する。
D、L−酒石酸塩はD−ま友はL−異性体のいずれとも
異なる溶解度特性を有するので、そのためり、L−異性
体は約7から約9.5の範囲の詣で溶液から都合よく沈
殿するのに対し、HOPTCおよびDOOI(Cのカル
シウム塩は溶液中に留まり、洗剤配合物における組み合
わせビルグーとしての使用に向けて精製できるようにな
る。
非カルボニル炭素原子上に反応性ヒドロキシル基を含む
カルボン酸ま之はポリカルボン酸の塩とマレイン酸塩と
のアルカリ性媒質中でのカルシウム接触反応から未反応
マレイン酸塩を回収する操作は、p”i−約4から約6
の範囲内に下げるように反応生成物kff性にすること
によって行なうのが匝利である。
未反応マレイン酸塩全回収する本発明方法の一つの与別
な利点は、回収および再循環を都合よく行なうことがで
さろので反応体比f −,1,’i自由に調節できるこ
とである。未反応マレイン酸塩の損失は無視しうる程度
でちり、その回収は待に縮合反応の反応生成慴のpH’
r下げるためにマレインfi?用いたとき経済的である
。例えば、2対1:ど越す高いマレイン酸塩対り/デ酸
塩比はODS製造に通盾必要とされる熟成工程を減らす
か除くことさえできることが分かった。それ故に、本発
明の特に適当な具体例は、マレイン酸塩対すン♂酸塩の
比が21−越えるアルカリ性媒質中でのマレイン酸塩お
よびリンゴ酸塩のカルシウム接触反応である。
本発明方法全マレイン酸塩と非カルボニル炭素原子上に
反応性ヒドロキシル塩を含むカルボン酸またはポリカル
ボン酸塩との典型的縮合反応に関して下洗−層詳しく開
示する。このような反応沈より、例えばHOPTCおよ
びDOOFIC’の混合物およびODSが得られる。
他の典型的なヒドロキシ酸にはグリコール酸、粘液酸、
グルコン酸、インクエン酸、アスコルビン酸、マンテル
酸、クエン酸、タルトロン酸、および糖酸類、例えばグ
ルカル酸および糖酸が含まれる。これら酸に共通して非
カルボニル炭素原子上に反応性ヒドロキシル塩をモつ。
本発明の一具体例によると、系からカルシウム全除去す
る前に未反応り、L−酒石酸塩およびiレイン酸塩出発
原料全反応物から沈殿生成により除く。特定的には、D
、L−酒石酸カルシウムおよびマレイン酸−ナトリウム
を反応溶液の−調節により反応混合物から沈殿感せる。
次に、D、L−酒石酸カルシウムおよびマレイン酸−ナ
トリウムの沈殿上その後の縮合合成反応に戻す。この沈
殿の中に少量の副産物、例えばリンゴ酸塩および7マル
酸塩ならびに残存量のHOPTCおよびDOOFIC’
がトラップされているが、これらは再循環され几沈殿を
後の縮合合成反応に使用するときに有害とならないこと
が分かった。
第一段階は、マレイン酸およびり、L−酒石酸の1価陽
イオンおよびカルシウム両方の塩からなるマレイン酸塩
およびり、L−酒石酸塩反応体の水性媒質中での反応に
よるE(OPTC’ / DOOE(C混合物の合成で
ある。上記のように、水性反応混合物中のマレイン酸塩
+D、L−酒石酸塩反応体の全量は、一般に混合物の約
20係から約70′N量係、犀に好ましくは約55チか
ら約65iffi係にわたるであろう。最初、マレイン
酸と水酸化カルシウムまたは炭酸カルシウム(後者は少
なくとも一部は先の反応からの再循環により供給するの
がよい)との反応によりマレイン酸カルシウムが得られ
るOD、L−酒石酸塩は公知の方法によって触媒および
過酸化水素の存在下にマレイン酸(無水マレイン酸から
得られる)のヒドロキシル化により得られる。この合成
反応に用いるり、L−酒石酸の一部に中和嘔れたヒドロ
キシル化反応生成物から採る。必要なり、L−酒石酸塩
のもう一部分は先の反応により得られる再循環り、L−
酒石酸カルシウムにより提供されるが、これについては
後でもつと詳しく述べる。
前記給源のすべてから提供される反応混合物中のマレイ
ン酸対り、L−酒石酸のモル比は、一般に約0.5 :
 1から8:1、更に好ましくは約0.8:1から約1
.2 : 1にわたるであろう。これら反応体の比が最
終生成物中のHOPTC/ DOOHC比を支配するこ
とになる。
前記の通り、本合成反応はカルシウムイオンからなる触
媒の存在下で行なう。必要量のカルシウム陽イオンを供
給するために、幾つかの供給源が用いられる。再循環炭
酸カルシウムとマレイン酸とからつくられるマレイン酸
カルシウムは一つのカルシウムイオン源?提供する。本
発明方法において前に使用逼れたが反応しなかった回収
り、L−酒石酸カルシウムはもう一つの主要なカルシウ
ムイオン源?提供する。通常は非常に少量の追加的に必
要とされるカルシウムイオンは、固体として、あるいは
スラリーとして加えられた水酸化カル7ウムのような追
加カルシウムイオン源により与えることができる。他の
水溶性カルシウム塩も使用できるが、水酸化カルシウム
は必要な水酸化物イオン全供給するというもう一つの利
点を有する。存在するカルシウムイオンの全量はカルシ
ウム陽イオン対マレイン酸塩の全モル比1:1全与える
。しかし、カルシウム陽イオンの量は大きく変わること
ができ、溶液中のカルシウム陽イオンのモル数対マレイ
ン酸とり、L−酒石酸の全モル数の比が1に近づきうる
ように、しかし1未満となるようにすることができる。
1価陽イオンの水酸化物もアルカリ性度の供給源として
反応混合物に本質的に加えられる。この中和剤は通常1
価陽イオンのモル数対り、L−1i石酸ノ全モル数+マ
レイン酸モル数−カルシウム陽イオンモル数の比が約2
.1:1から約3.8 : 1にわたるような看で添加
される。この比が約2.2=1から約3.3 : I 
Kわたるのが一層好ましい。
1価陽イオン含有中和剤は、水に加え念とき浴液中に1
filliの中和用陽イオンを生ずる水酸化物のどれで
もよい。このような中和剤には、例えばアルカリ金属、
アンモニウムまたは置換アンモニウム水酸化物が含まれ
、水酸化す) IJウムが極めて好ましい。
水酸化カルシウムと組み合わせて、反応混合物が確実に
過剰中和されるよう十分な中和剤を合成反応混合物に加
える。このように、本発明方法における反応混合物は一
般に約8.5から13、−層好ましくは約10.5から
約12.5の範囲内のpHをもつ。水性反応混合物は、
適量の反応体、触媒および中和剤を合わせ友後、約20
℃から約120℃1なるべく(−c約70℃から約95
℃の温度に十分な時間保つことにより、宅′0量のE(
OPTCおよびDOOHCi含有する反応生成物混合物
をつくる。望む混合物の2成分の満足すべき収量全実現
する几めには、約0.5から50時間、−層好ましくは
約1から4時間の反応時間が一般に適当であろう。
反応時間は温度によって強く影響され、温度が高くなれ
ば、反応速度は増加する。
反応終了時に、混合物を水で80℃の範囲の温度に冷却
して反応を停止場セる。水の添加は同時に粘稠々反応物
を取り扱い易くする。
ODSの生成 前記のように、水性アルカリ性エーテル結合形成反応に
おいてナトリウム塩およびカルシウム塩の組み合わ−V
k用いて高収量でエーテルカルボキシレートを得るエー
テル結合形成反応が以前に開示された。一つのこのよう
な開示は欧州特許第0 23、!S  007号明細書
である。マレイン酸およびリンゴ酸のナトリウム塩およ
びカルシウム塩(これらが反応してODSのナトリウム
塩とカルシウム塩全形成する)を含む反応混合物中でエ
ーテルカルボキシレートがつくられる。反応は水性媒中
約120℃以下の温度で行なわれ、媒質中の一つの成分
はマレイン酸塩で他はリンイ酸塩である。反応混合物は
また少なくとも1種の無機塩基ま1′cilr、その混
合物から本質的になる無機反応体成分も含む。反応混合
物を少なくとも約60℃の温度に十分な時間保持して反
応混合物中に存在するマレイン酸塩とりンイ酸塩との間
でエーテル結合形成が大部分進むようにする。以前から
知られている反応によると、リンイ酸塩対マレイン酸塩
モル比は最初の混合時で約1:1から約2:1、−層好
ましくは約1.1 : 1から約1.<5 : 1にわ
几る。
カルシウム対マレイン酸塩+リンゴ酸塩のモル比は、先
行技術においては約0.1:1から約0.75:1、−
層好ましくは約0.31 : 1から約0.57 : 
1の範囲にあると開示筋れている。また反応混合物中に
ナトリウム対マレイン酸塩+リンゴ酸塩のモル比が約0
.5 : 1から約2.2 : 1となるようにナトリ
ウムが存在する。ナトリウム対リンゴ酸塩およびマレイ
ン酸塩の比は、これら化合物の酸形を使用し有機塩を用
いない場合に調節する。マレイン酸塩およびリンゴ酸塩
の酸形を用いる場合、ナトリウム対マレイン酸塩および
リンゴ酸塩のモル比は一般に約0.9:1から約1.4
8:1の範囲にある。前記のように、反応混合物は一般
に無機塩基の添加によりアルカリ性となっているが、そ
の添加量はマレイン酸塩およびリンゴ酸塩會合わせて1
モル当り遊離水酸化物約0.01から約0.4モル全供
給するようにする。この遊離水酸化物はマレイン酸塩お
よびリンゴ酸塩を合わせて1モル当り約0.04 : 
1から約0.2 : 1の範囲で存在するのがよく、0
.04 : 1から0.1 : 1が一層よい。反応は
、−測定に先立ち反応混合物試料を25℃に冷却し、溶
解固体が約5憾となるように希釈することにより測定し
几−1約9から約13の範囲内で行なったと報告されて
いる。
本発明によると、リンイ酸塩/マレイン酸塩比金逆転さ
せ、従って反応混合物中にマレイン酸塩の過剰音用いて
ODS ’iつくるように反応全操作するのが便利かつ
経済的である。一般に本発明方法によるリンザ酸塩対マ
レイン酸塩のモル比は約1:1.5から1=3にわたり
、あるいは更に高い比のこともある。後にもつと詳しく
述べるように、過剰のマレイン酸塩は反応せず、本発明
に従って都合の良い方法で再使用する几め回収される。
水酸化カルシウム濃度に典型的にはリンザ酸塩対水酸化
カルシウムのモル基準で1:1から1=2の範囲にある
。カルシウム濃度は反応速度に影fyJを及ぼすが、未
反応出発原料をマレイン酸水素ナトリウムの形で回収す
る能力に対しては殆ど影響しない。過剰の塩基は反応速
度を増すことが発見されたが、これは同時に望むOD8
生成物からフマル酸塩への逆反応の速度も増加チセる。
一般に本発明方法による反応混合物中の反応体比は、リ
ンイ酸/マレイン酸/水醗化カルシウム/水酸化ナトリ
ウムのモル比で浅わすと典型的には1 / 2.2 /
1.6 / 3.4の範囲にある。これら比は普通に使
われ′る範囲の通常の中間点tとったもので、本発明方
法により最適結果を与えることが見出葛れており、広く
変えることができる。
本発明方法の反応温度は反応速度、従って最適な結果を
生ずるために必要な時間全支配するようである。典型的
な場合として、上記反応体比會用いて最大のリンゴ酸塩
転換を得るには、反応全80℃で約3時間完結点まで進
める。反応を約70℃で行なつ九場合には6時間後に最
高のリンゴ酸塩転換が起こり、この転換は80℃の反応
温度で見られtものよりやや高い。もつと高い温度(9
0°/100℃)においては1時間以下の反応時間で容
認できる結果が得られたが、生じ友フマル酸塩の量が迅
速に増加する。
先行技術の方法によるマレイン酸およびリンゴ酸塩の反
応によってエーテルカルホキシレートラつくる水性反応
混合物は、約61俤から約41Tc量係、−層好ましく
は66鴫から約40重量%のマレイン酸塩およびリンゴ
酸塩を含有する。反応の進行は典型的には高性能液体ク
ロマトグラフィー (HPLC)のような技術を適用し
て決定されるが、この方法によるとODSの収量、マレ
イン酸塩およびリンゴ酸塩反応体の濃度およびフマル酸
塩副生成物および他の個々の反応生成物の濃度i監視で
きる。この反応は典型的には50℃以下に、なるべくは
室温まで冷却することにより停止させる。先行技術の反
応では、リンゴ酸塩に基づきODS少なくとも50係の
収量が得られtoしかし、本発明方法によれば、反応体
比の調節と未反応出発原料の便利な回収とにより収率は
より高くそして生成物の処理時間により短い。出発原料
を都合よく回収するので、最初の反応混合物における反
応体比の自由度は犬きく、最終生成物への転換率はより
犬であり、生成物を得るための処理時間は短かい。マレ
イン酸塩およびリンゴ酸塩反応体々らびにその場で生成
したODS生成物の複合ナトリウム/カルシウム塩は単
一金属カルシウム塩を用いたときより反応生成物に(,
2るかに高め溶解性を与えるCとが報告されている。こ
のような溶解性が有利なのは、都合のよい高′?J#度
処浬法、容易なポンプ送りおよび取り扱い性を可能にす
るからである。
本発明によると、反応生成物のIIJ(を約4から約6
の範囲に下げること洗よジ未反応出発原料ケマレイン酸
−ナトリウムとして沈殿させることによって、マレイン
酸−ナトリウムを反応生成物から容易に回収し、合成反
応に容易に再循環させることができる。このような方法
を次にもつと詳しく述べる。
マレイン酸−ナトリウムの沈殿生成 エーテルカルボキシレートの混合塩t?tむ反応混合物
は、比較的大量の未反応マレイン酸塩を含む。マレイン
酸は−ナトリウム塩の形で回収逼れ、再循環てれるので
この貴重な原料の利用効率が高くなる。
マレイン酸塩の回収は反応混合物のpJLa−下げるこ
とにより達成され、このようにするとマレイン酸水素ナ
トリウムあるいはマレイン酸−ナトリウムが沈殿する。
特に適当な具体例においては、反応混合物を冷却し、水
で希釈する。硫酸あるいは有機酸、例えばギ酸のような
酸性物質全十分量添加して合わせ洗台酸物と酸と全豹4
.5から5.5、なるべくは5よりやや下の範囲内の最
終pHにする。
反応混合物のp[前記pHを下げる之めに酸性物質のど
れも使用できる。酸性物質の組み合わせも使用できる。
このような酸の典型例(・工流酸、埋酸、硝酸、ギ酸、
酢酸、ブローオン酸、酪酸、およびり、L−酒石酸、炭
酸、リン酸、スルホン酸、亜硫酸、ホウ酸、亜リン酸、
アジピン酸、安息香酸、クエン酸、7マル酸、グリフー
ル酸、リンが酸、マレイン酸、マロン酸、シュウ酸、コ
ハク酸、ソルビン酸、ニトリロ三酢酸、長趙噌肪酸なと
である。
本発明整造方法においては、酸性物質を粗製反応物に添
加できる。別法として酸性物質を含むヒールへ反応物?
加えることもできる。本発明の更にもう一つの方法にお
匹ては、酸性物質と反応物と全同時に混合容器に加える
こともできる。この反応物および(−!たは)酸性物質
へ十分量の水を加えて完底芒れた混合′陣中の望むエー
テルカルボキシレートの&終濃度が約40憾であるよう
にする。
十分量の酸全加えて特に適当な5.0付近の…に到達さ
せ、沈殿した反応物全50℃以下に、なるべくは混合物
の凝固点のすぐ上から約り0℃壜で、最も実際的には約
20℃から約30℃に冷却することによって大規模生産
の櫂合に使用可能な濾過速度を得る。特に適当な方法に
おいては、反応生成物1に80℃の反応温度から65℃
に30分にわたり冷却後、約30℃から約40℃に徐々
に冷却する。次に懸濁系を約30分間ねかセておく。ス
ラリーをなるべくは温和にあるいはゆるくかきまぜなが
ら徐冷して適当に短かい時間でに過できる粒子に生長さ
せるのがよい。上に示したような酸添加の他の方法も沈
殿生成条件を適当に調節して使用できる。
HOPTCおよびDOOHCt−つくる本発明方法にお
いては、両未反応出発原料、D、L−酒石酸およびマレ
インNt をそれらの塩の形で回収できることが分かっ
た。また、D、L−酒石酸のカルシウム塩は反応混合物
から約7から約12の範囲の−で沈殿するので、マレイ
ン酸塩を溶液に留めながら分離できることも分かった。
しかし、必要に応じ二つの酸塩を一緒に沈殿させ、更に
多くの生成物をつくる過程で使用する友めに再循環嘔せ
てもよい。
別法として、二つの酸塩の分離を別々の工程で行なうこ
ともできる。
本発明方法において、混合酸溶液を用いて酒石数基およ
びマレイン酸塩を沈殿させる場合には、これら酸を順次
に加えてもあるいは同時に加えてもよい。一つの操作法
では、反応物全豹80℃のi#1度で酸水溶液、典型的
にはギ酸のヒールに加えてからマレイン酸の溶液を追加
して反応物を部分的に中和する。
反応混合物の−が上記範囲にあるとき、このような混合
物を水で希釈するか、あるいはおよそ少なくとも凝固点
より上から約70℃までの範囲の温度に冷却するとり、
L−酒石酸カルシウムが沈殿することが分かつ友。典型
的には反応混合物全約200重を係までの量の水で希釈
する。もつと大規模な希釈も行なえるが、更に多くの水
を加えることは溶解度1増したV@が沈殿したりするの
で有利でなく、また水を除去する必要もあろう。
約60から約80重量幅だけ反応混合物を希釈するのが
一般的であり、通常は冷却と希釈との両方音用いて最大
量の酒石酸塩を沈殿させる。
別法として、D、L−酒石酸カルシウムだけを回収した
いならば、pHt−合皮反応の値約12.5から約9.
0まで酸で調節する。pH9,0で殆どすべて(90係
以上)のり、L−酒石αカルシウムが反応混合物から除
かれる一部マレイン酸塩は殆ど除去されない。pHk約
5.0の代りに約9.0に調節する結果酸が111肖に
節約さ九、後にカルシウム除去のため−1を約io、o
tで再調節するときに塩基も節約ちれること罠なる。し
かし、未反応マレイン酸塩に回収されない。−全9.0
に調節するとき使用する沈殿生成手順は前記と同様であ
る。
沈殿し九酸塩の除去は実際上どの形式もとることができ
、典型的にはスラリー全沈殿槽からベルトあるいはドラ
ムフィルターあるいは遠心機に連続的に引くことにより
行なわれる。デカンテーションなどといった他の除去形
式も使用できる。この濾液はエーテルカルボキシレート
を塩形で含有する。特に適当な具体例においては、カル
シウム陽イオンを炭酸カルシウムの形で除去するため濾
液を別の沈殿槽に移す。
製造の場合、D、L−酒石酸カルシウムおよび(または
)マレイン酸−ナトリウムおよび約60重量慢の濾液を
含有するHOPTC/ DOOHC混合物未洗浄フィル
ターケーキを取り出し、−具体例でにこれを水で再スラ
リー化する。このスラリーを直接あるいは間接的に合成
反応善処再循環して必要なり、L−酒β酸塩およびマレ
イン酸塩の一部全供給する。なるべくは回収されたマレ
イン酸塩および(または)D、L−酒石酸塩を水でスラ
リー化し、合成反応へ再循環する几めマレイン酸カルシ
ウムと混合するのがよい。
本発明の特に適当な具体例においては、上記の段階的−
低下処理と共に、結晶接種法を使用することにより 、
HOPTCおよびDOOHCの混合物の前の製造過程か
ら回収嘔れた酒石酸カルシウム/マレイン酸−ナトリウ
ムの小さい粒子全反応混合物に加える。このようにして
、先ず前記のように反応混合物を希釈することによって
反応混合物の温度を約80℃に下げたとき、前のパッチ
から得を酒石酸カルシウム/マレイン酸ナトリウムの結
晶全反応混合物に導入する。新しい沈殿の期待される重
量の約1041での範囲の量の結晶を加える。
結晶添加後、次に反応混合物のpHを、反応混合物を酸
と合わせることによりゆつくり下げて、約6.5から約
6.8の範囲の−1もつ反応混合物を得る。反応混合物
のpHを下げる間に、これを約35℃の範囲の温度に同
時に冷却もする。反応混合物のpJ(t−比較的迅速に
、例えば約5分で、約5の範囲の望む最終−まで更に下
げると、酒石酸カルシウムおよびマレイン酸−ナトリウ
ムの合わさり友塩の予想外に大きいアグロメレートが得
られることが意外にも分かつ几。−低下中ずつと反応混
合物の温度を約65℃の望む範囲に保つ定め冷却が必要
とちれる。前記のように、最終−低下後約60分から約
40分反芯温合物を保持して結晶を生成させる。大きい
アグロメレートμ−層容易に反応混合物から分離される
ODS製造においては、マレイン酸−ナトリウムを含む
フィルターケーキを取ジ出し、−具体例では水で再スラ
リー化する。このスラリーを直接または間接的に合成反
応に再循環させる。特に適当な具体例においては、マレ
イン酸塩全上記のように回収され重炭酸カルシウムから
得たカルシウムと混合する。
炭酸カルシウム沈殿生成 前記のように不溶性酸塩あるいは塩類の除去後、このよ
うな操作からの濾液を回収し、精製して洗剤ビルダーと
しての使用に供する。特に適当な具体例では、カルシウ
ムを回分式で、なるべくは連続式で取り除く。典型的な
場合を示すと、前記工程から得られた濾液を、それが炭
酸カルシウム沈殿槽に送られるときに、溶液のpHを約
10から約12、なるべくは約10から約10.5の範
囲にするように塩基、なるべくは水酸化ナトリウムで一
調節する。この−調節は沈殿槽で行なってもよいし、あ
るいは必要に応じ別個の容器で行なってもよ−。P)′
I調節後の物質を約75℃から約1109へなるべくは
約90℃から100℃の範囲に保つ。
同時に、塩基性炭酸塩、なるべくは炭酸ナトリウムの溶
液(約25%の濃度がよい)を沈殿槽に加えて、炭酸塩
対カルシウムの全モル比を1.3:1とする。
別法として、pHを変えることなく炭酸塩イオン対カル
シウムイオンのモル比を増加させることにより炭酸カル
シウムを除去することもできる。
本発明を特に適当なナトリウム陽イオンを使用する炭酸
塩沈殿生成に関して記述しているが、炭酸カルシウムの
沈殿を生成させるKは他の適当な陽イオンも使用できる
ことは明らかである。本発明方法に役立つ他の陽イオン
にはカリウム、アンモニウムまたは置換アンモニウムが
含まれる。炭酸カルシウム沈殿を得るために他の塩類も
用いることができ、それには重炭酸ナトリウムおよび炭
酸塩と重炭酸塩との混合物が含まれる。
炭酸カルシウムの沈殿生成中は、有機酸塩の濃度を約6
0%から約50重量%の範囲内に保つため、スラリーか
ら絶えず水を除去するのがよい。
沈殿した炭酸カルシウムの濾過は、実際上いずれの形式
もとることができ、典型的には沈殿槽から遠心機へ、あ
るいはベルトまたはドラムフィルターへスラリーを連続
的に引き出すことにより行なわれる。この濾液は望むエ
ーテルカルボキシレートを大部分アルカリ性塩として含
むが、同時に少量の粗原料および副産物も含有する。H
OPTC/1)OOHC混合物の製造においては、この
副産物は典型的な場合では存在するHOPTOとDOO
HCの20重量%未満を占める。
分離操作から得られた湿潤ケーキを水で機械的に再スラ
リー化して合成反応に再循環させるための約50%炭酸
カルシウムスラリーをつくる。回収された炭酸塩は直接
エーテルカルボキシレート合成反応器に加えることがで
き、あるいは回収された未反応酒石酸塩およびマレイン
酸塩と共に加えてもよい。回収炭酸カルシウムはなるべ
く合成反応に戻す前に別個の溶器でマレイン酸カルシウ
ムに変換するのがよい。
前述したように生成物から得られた炭酸カルシウム沈殿
は、それを合成反応に導入する前に、マレイン酸との反
応によりマレイン酸カルシウムに変換するのがよい。な
るべくはマレイン酸をその場でvI4Mするのがよい。
−具体例を示すと、マレイン酸は融解無水マレイン酸を
65℃から75℃に加熱した水に加えることによりつく
られる。無水マレイン酸からマレイン酸への加水分解終
了後、炭酸カルシウム固体のスラリーを、二酸化炭素の
発生による制御不能の泡立ちを避けるため十分にゆっく
り加える。炭酸カルシウムの添加後、反応物を約90℃
から約100℃の範囲内の温度に、そしてなるべくは約
95℃に加熱する。
HOPTCおよびDOOEICの製造の場合、酒石酸塩
/マレイン酸塩除去工程から得たり、  L−酒石酸カ
ルシウムおよびマレイン酸−ナトリウムのスラリーを大
気圧下で加熱沸騰させながらマレイン酸カルシウムに加
えることが好ましい。混合物を沸騰状態に約15分間保
持して炭酸カルシウムのすべてをマレイン酸塩に確実に
変化させる。次に混合物を更にHOFTcおよびDOO
HCの製造のため、合成反応器に加える。合成反応器に
移す間に水を蒸発させて体積を減らすことができる。
上記方法は一つの特定のスキームに従5ffれどモ、他
のスキームあるいはフローチャートにも従いうろことは
明白である。例えば、保持タンク、混合タンクおよび移
送タンクを使用することができるが、これらについては
前で述べていない。他の変更は当業者のなしうるところ
であろう。
抽  出 炭酸カルシウムを除去する手順から得た濾液をメタノー
ルおよび水での抽出によりnIMする。エーテルカルボ
キシレート混合物の製造におけるこのような精製は、前
に引用した米国特許第4,633,071号明細書に示
されている。
この特許明細書によると、炭酸カルシウム除去後に得ら
れる溶液をメタノールと十分よく混合する。静置すると
2層が生成する。これはHOPTCおよびDOOHCの
望む溶液の方が除去しようとする不純物よりもメタノー
ルに溶けに〈bからである。
不用の溶液をデカンテーションし、残留メタノールをス
トリッピングする。残留物を水に溶かし、再ヒメタノー
ルで抽出する。
精製後、生成物を濃縮して洗剤ビルダーまたは金属イオ
ン封鎖剤としての用途に望、まし論エーテルカルボキシ
レート濃度を得るようにする。濃縮物は噴霧乾燥などに
よるような典型的手段により乾燥して従来から使用され
る形の顆粒状あるいは粒子状材料とすることもできる。
本発明方法を更に説明するために、下記に特に適当な具
体例を述べるがこれに制限されるものではない。下記の
例中炭酸カルシウムの除去から得られる溶液はメタノー
ル抽出によるなどして更に精製し洗剤ビルダーとして有
用な材料を得ることができる。
例  1 500d丸底フラスコに機械かきまぜ機、滴下ロート、
コンデンサー 温度計および一プローブ用開口部を取り
付けた。この反応器に、水4511L−酒石酸52.5
 !i(0,35モル)、および無水マレイン酸41.
2g(0,42モル)を加えた。混合物を50℃に加熱
して溶液とした。別の容器で50%水酸化ナトリウム(
77,2,9,0,98モル)および水酸化カルシウム
(31,19,0,42モル)を混合し、15分かきま
ぜてなめらかなスラリーをつくった。次にこのスラリー
を約30分にわたり反応器に加えた。この添加の進行中
に反応混合物の温度が95℃に上昇した。滴下ロートを
通して更に1Qiuの水を加えた。混合物を90℃で3
時間かきまぜ、30分毎に分析用の試料を採取した。こ
れら試料のNMR分析の結果を次の表Iに示す。本例で
は、HOPTC/ DOOHCの重量比を4:1と仮定
した。
表  ■ 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 6.0 423.65 、Fの溶液が得られ、沈殿形成は見られ
なかった。
例  2 例1の手順を繰り返すが、ただし同じ量のL −酒石酸
の代りに52.5 g(0,35モル)のり、  L−
酒石酸を用いた。反応を同様に繰り返すが、ただし5.
75時間進め、水酸化ナトリウムと水酸化カルシウムと
のスラリーの添加は既に約〜85℃まで加熱した反応物
に対して行なった。試料を採取し、NMRにより分析し
た。例1と同様HOPTC/DOOECの重量比を4:
1と仮定した。結果を次の表■に示した。
反応終了時に200−の水を加えた。反応混合物の温度
が60℃に下がってから、ドライアイスの添加により溶
液のpHを10.5に下げた。
計表  ■ 0.5    30    30    0.2   
 32    81.0    22    22  
  0.9    45   111.5    15
    15     1.8    55   14
2.0    12    13    2.6   
 57   152.5    1112    3.
2    59   153.0     8    
11    4.6    62   153.5  
   8    12    5.5    60  
 154.0     7    11    5.4
    62   155.75    4    1
0    7.2    63   1にの分析結果は
、混合物を最終反応温度付近まで予熱した場合最初の6
0分間でかなりの程度まで反応が起こったことを示す。
反応終了時に、200ゴの水を加え、混合物を25℃ま
で放冷した。結晶(37,70、? )と溶液両方を含
む429.03 Jの最終生成物混合物が回収された。
結晶を濾別し、生じた湿潤ケーキを分析した。分析値を
次の表1[[K示す。
表  ■ 分析: 成分 重量う 酒石酸二ナトリウム        74.61リンゴ
酸二ナトリウム        0.98マレイ/酸二
ナトリウム       0.667マル酸二ナトリウ
ム        2.26四ナトリウム HOPTC
I 8.40六ナトリウム DOOHC3,39 これらの結果は湿潤ケーキの主成分はり、L−酒石酸塩
であること、および、意外なことに、このり、  L−
酒石酸塩は反応物中に極めて難溶性であるのく対し、L
−酒石酸塩は自由に溶ける(前記例1)ということを示
している。
例1と例2の両方とも高価な酒石酸塩粗原料を節約する
手段として酒石酸塩より過剰のマレイン酸塩を用いて因
ることに注目しなげればならない。
しかし、この比(過剰のマレイン酸塩)は望むDOOH
C生成比より高い。
例  3 本例は酒石酸塩対マレイン酸塩のモル比をより高くする
とHOPTC生成の増加が達成されることを実証すると
共に粗原料節約のための方法として酒石酸カルシウム回
収法を用いる。
50%水酸化ナトリウム(89,75Ii、  1.1
2モル)、水(401、水酸化カルシウム(35,6,
9,0,48モル)およびり、L−酒石酸(72,2,
9,0,48モル)を、機械かきまぜ機、温度計、滴下
ロート、およびコンデンサーを装置した500d丸底フ
ラスコに入れた。混合物を毎分120回転でかきまぜ、
90℃に加熱した。次に無水マレイン酸(39,4、F
、 0.40モル)を15分にわたり加えた。次に水(
36,7、!ii’ )を加え、温度を95±1℃に2
時間保った。水(250g)と塩酸(23,8、p )
を加え、温度を509CK下げた。次に反応物を水浴中
で22℃に冷却した。生じた固体を濾過し、水6311
で洗浄した。22℃で更に放置すると固体の第二生成物
が得られたのでこれを濾過により採取した。この二番目
の湿潤ケーキは水洗しなかった。最終濾液のpHを測定
したところ10.9であった。これら二つの湿潤ケーキ
および最終濾液を分析し、下記の表■にそのデータを示
した。結果は有機化合物に対して標準化した重量パーセ
ントで報告した。
表■ 酒石酸塩     86.06 リンゴ酸塩 マレイン酸塩   0.46 7マル酸塩    0.04 I(OPTCI3.44 0OHC 38,024,07 0,871,14 4,548,64 1,405,47 50,0770,20 5,1010,48 これらの結果は、濾過に先立ち塩酸を添加して反応物の
pHを下げるとより高純度の酒石酸の回収量が改善され
、湿潤ケーキ中の望む生成物HOPTCおよびDOOH
Cの残留量が少なくなることを示している。
例  4 50%水酸化ナトリウム(89,7II、 1.12モ
ル)、水(40fI)、水酸化カルシウム(35,5g
、0.48モル)およびり、  L−酒石酸(72,1
g、0.48モル)を機械かきまぜ機、温度計、滴下ロ
ートおよびコンデンサーを取り付けた500ゴ丸底フラ
スコに入れた。混合物を毎分120回転でかきまぜ、9
5℃に加熱した。次に無水マレイン酸(39,8,9,
0,40モル)を15分間にわたり加えた。水(36,
8g)を入れ、温度を95±1℃に2時間保った。この
時間の終りに水(253g)を加え、反応物を水浴中で
22℃に冷却した。次に生成物を五つの部分に分け、次
の表に明記したように種々な量の酢酸で一調節した。各
試料を結晶化させ、60分から90分間靜装した。濾過
後裔フィルターケーキを水12Iで洗浄し、分析した。
分析値を表Vに示す。
試料番号 試料重量、I 加えた酢酸の重 量、I フィルターケー 生重量、II 濾液の− リンゴ酸塩 フマル酸塩 マレイン酸塩 0PTC 0OHC 除去された酒石 酸塩ち 0.00 11.76 0.28 1.28 1.52 14.97 2.02 70.0 表  V C 0,96 1,92 21,5 11、(53 11,44 0,27 1,35 1,58 15,34 2,10 88,0 0,27 1,33 1,55 14,86 1,99 91,0 2,88 11,03 0,26 1,65 1,57 14,91 2,15 92,5 3,84 24,5 6,71 0,26 1,32 1,59 14,47 2,00 94,5 本例は、 少量でも酸の添加は結晶化による酒石 酸塩除去の動車を著しく増加させることを示している。
また反応生成物混合物の他の成分は酸処理によって変化
しな込ことも注目すべき1ある。
例  5 例4の手順を繰り返すが、ただし最終生成物を五つに分
けた各部分に酢酸の代りに種々な量の酒石酸を添加した
。この異なる酸を用いて得られた結果を表VIK示す。
表  ■ 試料番号 試料重量1g 加えた酒石酸重量9g フィルターケーキ重量、g  20   33   3
0濾液のpH11,7611,7111,5010,5
96,6 2,4 1,2 0,00 4,8 6,66 酒石酸塩 リンゴ酸塩 フマル酸塩 マレイン酸塩 0PTC 0OHC 1,83 0,28 1,28 1,60 15,59 2,02 1,79 0,29 1,36 1,70 16,19 2,16 1,97 0,29 1,25 1,53 14,91 1,98 2,21 1,26 1,58 14,87 2,04 2,74 0,27 1,29 1,62 15,07 2,12 酒石酸の代りにクエン酸またはギ酸を用いた場合も同様
な結果が得られた。両方のこれら例は冷却した反応混合
物にカルボン酸を添加すると溶液からの酒石酸塩除去の
助出が増すことも示している。これら例はマレイン酸含
量を減らさないことも示す。
例  6 水酸化カルシウム(1,11,9,0,015モル)、
D、  L−酒石酸(45,4N、0.303モル′)
、50%水酸化ナトリウム溶液C92,481゜NaO
H1,156モル)および水(50g)をかきまぜ機(
毎分120回転)、温度計、コンデンサーおよび滴下ロ
ートを取り付けた5 00m4頭7ラスコに入れた。次
に下記の分析値をもつ酒石酸カルシウム湿潤ケーキ(6
5,15,9) ft加えた:成分     重量 酒石酸カルシウム       25.67 jiリン
イ酸二ナトリウム       0.26 、?フマル
酸二ナトリウム      1.171マレイン酸二ナ
トリウム     1.63&HOPTC18,18# nooHc                    
   3.5 2 g水              
        1 4.79 g別の容器で次のよう
にしてマレイン酸カルシウムスラリーを調製した。下記
分析値: 炭酸カルシウム        24.8 、F酒石酸
二ナトリウム       0.31.97マル酸二ナ
トリウム      0.38 、!i’マレイン酸二
ナトリウム     0.309リンゴ酸二ナトリウム
      0.08.7’HOPTC’      
         4.81.9DOOHCO,231 水                       7
.29 、Fを有する炭酸カルシウム再循環フィルター
ケーキ38.2 I!を水40gでスラリー化した。
無水マレイン酸(39,2,9,0,4モル)と水(8
0,1とを60℃に加熱してすべての無水物をマレイン
酸に変換した混合物へ、40分間にわたりこのスラリー
を加えた。マレイン酸カルシウムが生成した。更に0.
5 N (0,005モル)の炭酸カルシウムを追加し
て合成反応に必要な全カルシウム量を補充した。
次ニこのマレイン酸カルシウムスラリーを前記反応混合
物に加え、全体を78℃に加熱した。1時以内に混合物
は透明溶液に変った。反応物を78℃で3”/1時間か
きまぜた。水250gを加え、混合物を27℃に冷却し
た。次に酢酸(12,9,9)を加えてpHを12.2
4から8.74に下げた。
得られた混合物を濾過して酒石酸カルシウムフィルター
ケーキ(再循環用)と透明濾液とを得た。
この濾液を重炭酸ナトリウム(2,1,?)、炭酸ナト
リウム(25,97II)および水(90,SF)から
なる溶液に55℃で加えた。混合物を75℃で1時間、
次に85℃で更に1時間加熱して炭酸カルシウムを沈殿
させた。混合物を熱時濾過して炭酸カルシウム湿潤ケー
キと濾液とを得た。この濾液は望むHOPTCおよびD
OO)IC生成物をナトリウム塩として含み、下記の分
析値を有した。
成分     重1に% HOPTC22,09 pooHc                    
  5.38酒石酸二ナトリウム      0.99
マレイン酸二ナトリウム    1.717マル酸二ナ
トリウム     1.70リンが酸二ナトリウム  
   0.20前記反応を更に4回繰り返し、各回とも
前の反応から次の合成反応への再循環物として得た二つ
のフィルターケーキ(「酒石酸塩ケーキ」と「炭酸塩ケ
ーキ」)を使用した。各場合とも同様な結果が得られた
。すべての場合、反応を90±2℃で3時間行なった。
結果を表■に重量パーセントで報告する。
最初の固形分 る 最終固形分 % 全)10FI’C+DOOHC% HOPTC/DOOHC比 マレイン酪刀諌d奥% 表■ 反応  1 34.0 28.0 72.0 71.0 72.0 72.0 4.1 4.7 78.0 75.0 28.0 43.0 45.0 67.0 67.0  <58.0 68.0 67.0 68.0 5.4  4.5  5.6 73.0 74.0 76.0 本例は合成条件下でつくられた酒石酸カルシウム湿潤ケ
ーキを合成反応に再循環できることを実証してhる。
例  7 酒石酸カルシウムおよび炭酸カルシウム湿潤ケーキ両方
を使用し、また酒石酸二ナトリウム、50%水酸化ナト
リウム、水酸化カルシウムおよび炭酸カルシウムからな
るアルカリ性溶液を使用して例6と同様の手順を行なう
。すべての予備的反応(二酸化炭素除去、平衡化など)
の後に、合成反応への仕込み物は 酒石酸カルシウム      14.93 g酒石酸二
ナトリウム     72.261マレイン酸カルシウ
ム    43.75 Pマレイン酸二ナトリウム  
 18.5497マル酸二ナトリウム     0.2
1 g水酸化ナトリウム       4.71.9水
                 308.63 、
li’からなっていた。
この仕込原料は酒石酸塩/マレイン酸塩/カルシクムの
比1.13/1.0010.91に相当する。
混合物を反応器に付けた空気フラッシング流を用いて8
0℃に加熱した。系の部分的濃縮を行なうため受器に1
50.Vの水を集めた。空気流を止め、次に反応器を9
0±1℃で2時間加熱した。
水250Iiを加え、次に9.1!1Mのギ酸を30分
間にわたり加えた。ギ酸添加中に反応器のpHは11.
65から8.02へと下がった。60℃に冷却後、反応
物を濾過して合成反応への再循環に適した酒石酸カルシ
ウム湿潤ケーキ(70,7g)と望む生成物110PT
CおよびDo OBCを含む濾液(423g)とを得た
水90I中に重炭酸ナトリウム2.1 lIおよび炭酸
ナトリウム26.0 #を含む溶液を調製し、70℃に
加熱した。前記の濾液をこの溶液へ温度を70℃に保ち
つつ45分間にわたり加えた。次に混合物を90℃で4
0分間加熱し、熱いうちに濾過した。
得られた炭酸カルシウム湿潤ケーキ(28,1,9)も
合成反応への再循環に適していた。
最終生成物溶液(465,7& )は次の成分を含むこ
とが分かった。
成 分            重量ち酒石酸二ナトリ
ウム        2.03リンゴ酸二ナトリウム 
       0.427マル酸二ナトリウム    
   0.65マレイン酸二ナトリウム       
1.98HopTc               1
5.65DooHc                
4.62本例は湿潤ケーキ再循環流を使用する反応系で
ヤ酸を使用すると最終生成物からの酒石酸除去を高める
ことができることを示す。
例  8 50%濃度の水酸化ナトリウム(89,6,?。
1.12モル)、水(40,F)、水酸化カルシウム(
29,6g、0.40モル)およびり、  L−酒石酸
(66,0g、0.44モル)を機械かきまぜ機、温度
計、滴下ロートおよびコンデンサーを取り付けた500
d丸底フラスコに入れた。混合物を毎分120回転でか
きまぜ、95℃に加熱した。次に無水マレイン酸(39
,2、!ZX0.40モル)を15分間にわたり加えた
。温度を90±1°0K140分間保った。この時間の
終りに水1001を加え、pHを測ったところ12.1
8であった。次に25℃に冷却しつつ88%で酸17.
2 g(0,329モル)を添加することによりpHを
5.2の値に調節した。
次に反応物を濾過した。表■に粗製反応物および濾液の
分析値を示す。
表■ 酒石酸二ナトリウム リンゴ酸二ナトリウム フマル酸二ナトリウム マレインhニナトリウム 0PTC 0OHC 9,020,58 0,230,52 1,831,88 2,610,47 23,6624,12 4,174,15 本例は反応物のpHを6.0より下に(例えば、特に適
当な値p)15.2に)下げると、酒石酸塩およびマレ
イン酸塩両方が低濃度に減少することを示している。両
物質とも、酒石酸塩は酒石酸カルシウムとしてまたマレ
イン酸塩はマレイン酸−ナトリウムとしてフィルターケ
ーキ中に回収される。
次にこのフィルターケーキはHOPTCおよびDOOE
IC’をつくるため後の合成反応に再循させることがで
き、粗原料の少なからぬ節約となる。マレイン酸−ナト
リウム(6,73,9/水100&)およびフマル酸−
ナトリウム<6.877!/水100.9)のよく似た
溶解度から考えて、フマル酸−ナトリウムからマレイン
酸−ナトリウムを選択的に除去しうろことは驚くべきこ
とである。
例  9 50%水酸化ナトリウム(179,2,F、  2.2
4モル)、水(80g)、水酸化カルシウム(59,2
,9,0,80モル)およびり、  L−酒石酸(13
2,0,9,0゜88モル)を機械かきまぜ機、温度計
、滴下ロートおよびコンデンサーを取り付けた500−
丸底フラスコに入れた。混合物を毎分120回転でかき
まぜ94℃に加熱した。次に無水マレイン酸(78,4
、F、  0.80モル)1r:15分にわたり加えた
。温度を90±2°OK3時間保つた。この時間の終り
に水(200,1を加え、混合物を冷却し、四分割した
。下記の表に明記したよ5に各部分をヤ酸または硫酸で
一調節した。各試料を結晶化させ、濾過した。濾液およ
びフィルターケーキを分析し、結果を表■に示す。
表 ■ 試料番号 試料重量9.!i+ 加えた硫酸の重量、I 加えたギ酸の重量9g 加えた水、Ii フィルターケーキ重量、I 濾液の− 濾液の分析 重量力 酒石酸塩 リンゴ酸塩 フマル酸塩 マレイン酸塩 0PTC 0OHC 除去された酒石酸塩の% 8.4 5.04 93.1 8.6 61.5 5.05 96.5 合成から得た最終生成物 (酸性にする前) 8.4 6.1 5.0 6.5 24.04 92.7 2.5 94.0 1.6 21.0 3.5 7.2 6.6 上記試料AとCからの未洗浄フィルターケーキの分析結
果を表Xに示す。
表  X 酒石酸塩       14.814.4リンゴ酸塩 
      0.4      0.37マル酸塩  
    1.2      0.9マレイン酸塩   
   4.0      3.IHOPTCI 4.3
     10.8DOOHc         1.
9      1.4本例は硫酸およびギ酸両方とも反
応混合物からの酒石酸塩およびマレイン酸塩の除去、の
ための−調節に有効であることを示している。更に、試
料りの分析はマレイン酸塩の能率的な除去を達成するた
めに一低下が必要であることを示している。
例10 前記例9における試料AとCの酒石酸塩/マレイン酸塩
除去工程および炭酸カルシウム沈殿生成工程から得た未
洗浄フィルターケーキを水と金わせてスラリー(全重量
22111)を得た。50%水酸化ナトリウム(88!
i、1.1モル)、水酸化カルシウム(19,5g、0
.26モル)およびり。
−酒石酸(43,5g、0.29モル)を含むこのスラ
リーを機械かきまぜ機、温度計、滴下ロートおよびコン
デンサーを取り付けた500ゴ丸底フラスコに入れた。
混合物を毎分120回転でかきまぜ、85℃で加熱した
。次に無水マレイン酸(34,9、F、 0.36モル
)を15分にわたり加えた。過剰の水を除去するため反
応器を空気で掃気しつつ温度を85〜90℃に1時間保
った。反応物の固形分が60〜65%に達したとき、空
気流を止め、反応物を90℃で2時間加熱した。この時
間の終りに水(70,9)を加え、混合物を硫酸(18
,1、F )と水(30,1との混合物中に入れた。最
終組は5.18であった。混合物を25℃に冷却し、沈
殿を濾別した。濾液を炭酸ナトリウム(26,8g、0
.25モル)および水(70,F)の溶液に加えて炭酸
カルシウムを沈殿させた。炭酸カルシウムを濾別した。
この濾液は望むHOPTCおよびDOOHCを含有する
。各々の分析値を表Mに示す。
表  M 酒石酸塩    11.66    1,18    
 0.80リンゴ酸塩    1.23       
      0.247マル酸塩    2.77  
  2.51      2.35マレイン酸塩   
 1.87     0.32       0.35
HOPTC29,6425,6623,24DOOHC
4,824,254,18 全マレイン酸塩転換率は74.1%であった。
本例は酒石酸カルシウムおよびマレイン酸−ナトリウム
の除去の際に得られる湿潤ケーキを合成反応に再循環で
きることを示す。
例11 酒石酸カルシウムおよび炭酸カルシウム湿潤ケーキなら
びに酒石酸二ナトリウムと50%水酸化す) IJウム
のアルカリ性溶液を使用して例6と同様の平原を行なっ
た。すべての予備的反応(二酸化炭素除去、平衡化など
)の後、合成反応器への仕込み原料は次の成分からなっ
た: 酒石酸カルシウム      132.35.F酒石酸
二ナトリウム      68.681!マレイン酸カ
ルシウム     92.4 [I Fマレイン酸二ナ
トリウム   112.32.F水酸化ナトリウム  
     34.54 、F水           
      636.67.9この仕込み原料は酒石酸
塩/マレイン酸塩/カルシウム/水酸化ナトリウムモル
比1.0 / 1.0 /1.010.65と等価であ
る。
系の部分的#縮を行なうため反応器に付いた7ラツシン
グ空気流を用すて混合物を80℃に加熱した。反応物を
85℃で2時間加熱し、次に水70、!i’を加えて反
応を停止させた。次に反応混合物を水220Iおよび8
8%ギ酸61g(1,17モル)の混合物に30分間に
わたり加えた。添加終了時に見られた最終−4は5.0
であった。次に系。
を24℃に冷却し、反応物をm過して合成反応への再循
環に適した酒石酸カルシウムおよびマレイン酸水素ナト
リウムを含む湿潤ケーキと望む生成物HOPTCおよび
DOOHC’を含む濾液とを得た。希釈反応物、濾液お
よび湿潤ケーキの分析(重量%で表わす)を表■に重量
パーセントで示しである。
表店 ギ酸ナトリウム 酒石酸二ナトリウム リンゴ酸二ナトリウム フマル酸二ナトリウム マレイン酸二ナトリウム 0PTC 0OHC 2,7112,84 11,771,43 0,540,36 1,231,17 5,920,50 28,5925,64 5,484,11 5,62 25,28 0,62 0,63 11,95 16,07 2,29 例12 二つの試薬混合物を調製した: 混合物A 無水マレイン酸 67.0 g(0,67モル)酒石酸
     60.0 g(0,40モル)水酸化カルシ
ウム 77.2F(LD4モル)水         
   300g 混合物B 無水マレイン酸  33.0 、!i’ (0,33モ
ル)酒石酸     105.19 (0,70モル)
50%水酸化ナトリウム 164.8 g(2,06モル) 水            1201 これら二つの混合物を掃気空気入口、温度計、機械かき
まぜ機、および受器付き蒸留コンデンサーを具えたi 
l!Act反応器に注入した。混合物を85℃に加熱し
、67.2 g(0,84モル)の50%水酸化ナトリ
ウムを加え、空気による掃気を開始した。反応物を90
〜95℃に加熱し、105分にわたる反応から3001
J?の水が捕集された。合計反応時間は90〜95℃で
165分であった。
次に反応混合物を水12gと88%ギ酸6211(0,
612モル)を含むビーカー中にゆっくり注ぎ込んだ。
反応混合物の添加が終了したとき、更に6−19の88
%ギ酸(0,117モル)を加えるととKより最終pH
を9.0に調節した。混合物を30℃に冷却し、生じた
酒石酸カルシウムを濾別した。
次にこの濾液を、滴下ロート、温度計、機械かきまぜ機
、および受器付き蒸留装置を取り付けた1ノフラスコ中
に入れた水162g中炭酸ナトリウム69.5.9 (
0,66モル)の溶液に加えた。混合物を100〜10
8°OK加熱して過剰の水を除去し、炭酸カルシウムを
沈殿させた。2時間にわたり水203.6 &を除去後
、混合物を93°OK冷却し、熱時濾過した。
クエン酸27.2.9と水35.6.9の溶液を11フ
ラスコ中に入れ、望むHOPTCおよびDOOHCを含
む濾液を加えた。pHを測定したところ5.27であっ
た。混合物を90℃に30分加熱して炭酸塩を二酸化炭
素として除去し、次に25℃に冷却した。
晶出したマレイン酸−ナトリウムを濾別し、濾液の分析
値を表■に示す。
成 分            重量%酒石酸塩   
          2.76リンゴ酸塩      
      0.607マル酸塩          
  3.19マレイン酸塩           0.
651(OPTC40,73 Dooac               5.50H
OPTC対DOOHC比は7.4であり、望む生成物へ
のマレイン酸塩転換率は75.2%である。最終製品中
には僅か0.7%のカルシウムが残留しただけである。
本例は、この場合には二工程で酒石酸カルシウムおよび
マレイン酸−ナトリウム両方を除くもう一つの方法を示
している。
例13 無水マレイン酸(5211,0,53モル)、水(32
0,9)、および50%水酸化ナトリウム(13,14
,9,0,16モル)を機械かきまぜ機、温度計、滴下
ロート、および受器付きコンデンサーを取り付けた11
4%17ラスコに入れた。混合物を毎分120回転でか
きまぜ、85℃に加熱してマレイン酸とマレイン酸−ナ
トリウムとの混合物を生成させた。炭酸カルシウムC3
0,8&。
0.308モル)を加え、加熱とかきまぜを続けてマレ
イン酸カルシウムをつくった。酒石酸カルシウム(77
,64F、0.413モル)およびマレイン酸−ナトリ
ウム(28,98F、0.21モル)1−含む前の実験
からの湿潤ケーキを加えた。次に酒石酸二ナトリウム(
73,7#、 0.38モルンおよびマレイン酸二ナト
リウム(18,0#、  0.112モル)および水(
330g)を加えた。反応物表面にわたり空気を流しな
がら加熱を90℃で続け、水を除去し捕集した。50%
水酸化ナトリウム(52,51!、0.656モル)を
加え、加熱を3時間続げた。この時間にわたり、受器に
4DOccの水が集められた。反応の終りに、45gの
水を加えて反応を停止させた(試料A)。
88%ギ酸(22,6g、0.432モル)および無水
マレイン酸(17,0,9,0,173モル)を水(1
20#)K加えることにより酸「ヒール」を!1lil
製した。すべての無水マレイン酸が反応してマレイン酸
を生じたとき、この調製「ヒール」に上で得た反応生成
物を加えた。得られた混合物は約5.2のpHを示した
。冷却後、混合物を濾過して晶出した酒石酸カルシウム
とマレイン酸−ナトリウムを除去した。この未洗浄フィ
ルターケーキは268.9(試料B)の目方があり、濾
液重量は314.9(試料C)であった。次に濾液(3
00g)を水(100,!i+)中炭酸ナトリウム(6
7g、0.349モル)の溶液に加え、混合物を70℃
に加熱して炭酸カルシウムの除去を開始した。反応を完
結させるため、更に1.7 !l(0,02モル)の5
0%水酸化ナトリウムと109(0,094モル)の炭
酸ナトリウムとを追加した。濾過により56.9の炭酸
カルシウム湿潤ケーキと317gの濾液(試料D)(望
むHOPTCおよびDOOHCを含有)とを得た。各試
料に対する分析値を重量パーセントで表わして次の表■
に示す。
ギ酸塩 酒石酸塩 リンゴ酸塩 7マル酸塩 マレイン酸塩 0PTC 0OHC 表  ■ 4.21   5.88  14.68   8.0<
514.62  21.39   1.55   0.
991.38   0.87   0.62   0.
411.97   0.96   2.28   1.
474.67  17.86   0.35   0.
2237.28  17.71  37.96 23.
906.46   3.56   7.98   5.
16本例は酸の組み合わせ(この場合ギ酸とマレイン酸
)を使用することにより阻を5.2に下げ、そして酒石
酸カルシウムおよびマレイン酸−ナトリウムの晶出を助
長しうること金示して因る。マレイン酸を使用すること
の利点はこれが再循環系で必要とされること、ならびに
ここにマレイン酸を導入することでその酸価の長所を利
用することである。これによってギ酸の必要量を減らし
、コストを節減し、また系のナトIJウムの負担も減少
する。
例14 本例は酸組み合わせ(この場合ギ酸とマレイン酸)を使
用してpHを5.2に下げ、酒石酸カルシウムおよびマ
レイン酸−ナトリウムの晶出を助けることができること
を示している。マレイン酸使用の利点はそれが再循環系
で必要とされること、ならびにここにマレイン酸を導入
することKよりその酸価を利用できるようにしたことで
ある。これによりギ酸の必要量を減らし、コストを節減
し、また系のナトリウム負担も減少する。
酒石酸カルシウムおよびマレイン酸−ナトリウムおよび
炭酸カルシウムを含む湿潤ケーキを前記例16記載の方
法と同様にしてつくったが、ただシ炭酸カルシウムーマ
レイン酸−ナトリウム湿潤ケーキをある程度洗浄して、
ケーキ中に残留するHOPTC+ DOOHCの量を減
らした。次にこれら湿潤ケーキを下記の実験に使用した
Aの部 水64.10.i−コンデンサー かきまぜ機および温
度計を取り付けた1zaqフラスコに入れた。
65℃に加熱後、無水マレイン酸43.61 gを加え
、系を65℃に5分間保持した。次に340.!i’の
酒石酸カルシウム湿潤ケーキを水26.88.9と共に
スラリー化して65℃で加えた(pH2,49)。
65℃K10分間保持した後、炭酸カルシウムスラリー
ioogを加え、沸点で(〜102℃)60分間加熱し
た(…6.94 )。この時点で採取した試料は僅かに
0.1%の炭酸塩が存在するだけであることを示した。
Bの部 水100&を上のAの部記載の反応器に入れも65°O
K加熱後、無水マレイン酸31.2gを加え、系を65
℃に5分間保持した。次に1001の炭酸カルシウムス
ラリーを加え、混合物を加熱沸騰させたC p)18.
2 )。還流状態で30分後、640gの酒石酸カルシ
ウム湿潤ケーキスラリーを水20.60 gと共に加え
た。煮沸を更に60分続けた。この点で、分析は僅か0
.1%の炭酸塩の存在を示した(pH6,65)。炭酸
塩湿潤ケーキ添加の時点で5%の炭酸塩が存在した。
本例は、二酸化炭素除去前に酒石酸塩湿潤ケーキを炭酸
塩湿潤ケーキと一緒にできることおよび添加順序は二酸
化炭素の能率的除去に対して重要でないことを示してい
る。
例15 機械かきまぜ機、温度計、掃気空気入口および受器付き
コンデンサーを取り付けた314顆フラスコ中に入れた
水200dへ無水マレイン酸(109,21,9,1,
114モル)を加えた。混合物を85℃に加熱し、次に
酒石酸115.571(0,77モル)を更に2511
7の水と共に加えた。
炭酸カルシウム(165,54g、1.355モル)を
水112ゴでスラリー化し、反応器にゆっくり加えた。
温度を85℃に保ちつつ反応器へ酒石酸二ナトリウム溶
液と水酸化カルシウムを交互に加えた。水酸化カルシウ
ムの全仕込量は51.87 &(0,700モル)であ
った。加えた酒石酸二ナトリウム溶液は酒石酸二ナトリ
ウム(277,42,9゜1.46モル)とマレイン酸
二ナトリウム(141,81Ii、 0.8863モル
)を含有する。
反応物から二酸化炭素を排除し、マレイン酸カルシウム
の生成が完了した後、反応温度をおよそ〜91℃に保ち
ながら空気による掃気を開始した。
合計730ゴの水が受器に集められた。次に、水酸化ナ
トリウム93.91 F(1,1674モル)を除去さ
れた。次に反応を停止させ、水230ゴで冷却した(試
料A)。
無水マレイン酸49.031!(0−50モル)を水4
60pHに加えることにより「ヒール」を調製した。溶
液を76℃に加熱してマレイン酸への反応を完了させ、
硫酸61.30.9(0,626モル)を加えた。上記
合成からの反応物を絶えずかきまぜながら酸「ヒール」
へゆっくり加えた。最終pHは5.2であった。スラリ
ーを5時間にわたり80℃から65℃まで冷却した。次
に1反応物を濾過してフィルターケーキ(試料B)を得
、その濾液(試料C)をカルシウム除去工程へと進めた
水酸化ナトリウムを加えることにより濾液のpHを10
.3 (5,6から)K調節した。次に濾液を炭酸ナト
リウム(51,34g、0.484モル)と水の熱(8
8℃)溶液に加えた。91〜92℃に1時間保持後、混
合物を熱時濾過し、濾液を分析した(試料D)。各試料
の分析値を表Wに示す。
分析値は重量%である。
表  W 試料B 21.62 0.48 0.69 9.19 16.22 3.00 試料D 1.14 0.29 1.04 1.94 21.53 4.15 試料C 1,33 0,62 1,06 1,99 23,23 6,95 試料A 17.66 1.83 0.96 7.47 29.16 5.03 成分 酒石酸塩 リンゴ酸塩 フマル酸塩 マレイ巧翫塩 0PTC 0OHC 例16 温度計、機械かきまぜ機、コンデンサーおよび試料口を
取付けたlI!ice反応器に、水156.5 &を入
れた。次に50%水酸化ナトリウム溶液240 F (
3,0モル)を加えた。この混合物にり。
L−リンが酸(134,0、!i’、 1.0モル)を
ゆっくり加えた。この添加の終りに1温度は約85〜9
0℃に上昇した。水酸化カルシウム(118,4&。
1.6モル)を固体のままこの溶液に加え、スラリーを
激しくかきまぜた。無水マレイン酸(196,0,9,
2,0モル)を固体として、温度が80から95℃に保
たれるような速さで加えた(約15分)。この添加が終
了したときの反応物は固形公約60%と水40%とから
なっていた。
部分的に澄んだ(半透明)反応物をかきまぜ、80〜8
5℃に3時間保持した。この時間の終了後、水100g
を加え冷却を開始した。反応物が50℃に達したとき、
ギ酸(88%、6211゜1.24モル)を加えてpH
を5.0に調節した(pH試験紙で4.5〜5.0)。
ギ酸添加中に反応物は透明になり、淡黄色溶液となり、
次に白色固体が晶出した(マレイン酸水素ナトリウム)
。これを更に約36℃まで冷却した。
混合物を濾過し、淡黄色濾液600.4 I!から分析
用試料を採取した。次にこの濾液を50%水酸化ナトリ
ウムでpH10に調節し、水700ゴ中炭酸ナトリウム
(219,0,li’、 2.067モル、炭酸塩1.
3モル/カルシウム1モル)の熱(約70℃)溶液に加
えた。炭酸カルシウムが迅速に沈殿した。
混合物をかきまぜ、75〜80℃に75分間保持した。
混合物を熱時濾過し、生成した炭酸カルシウムを水12
5dで洗浄した。濾液1470.1 gから分析用試料
を採った。
上で処理した反応混合物の分析結果(標準化した重量%
)を表■に示す。
表  XVI リンフ1虹二ナトつウム マレインの[=ナトリウム フマル酸塩二丈トリウム オキクジコハクmナトリウム リンゴ酸塩転換(モル%) 3.20   8.08 28.66   1.63 4.33   5.90 63.81  84.40 91.31  84.62 8.56 1.68 6.25 83.85 83.82 本例は過剰のマレイン酸塩の存在により高いリンゴ酸塩
転換名が可能となること、およびこの過剰のマレイン酸
塩をマレイン酸水素ナトリウムとして沈殿させることに
より除去し、回収し、ODS合成に再循環させうろこと
を示している。
下記例17は酸性化剤としてのマレイン酸の使用を示す
。ギ酸の代りに(あるいは硫酸その他の酸の代りに)マ
レイン酸を用いると反応混合物への他の成分の導入が避
けられる。リンゴ酸対マレイン酸の最初のモル比1:2
を有する反応混合物をマレイン酸を用いて酸性にすると
、再循環用の2モルのマレイン酸水素ナトリウムがつく
られる。
この具体例においては、系中に過剰のマレイン酸が蓄積
することを防ぐために高純度のりンデ酸が好ましい。
例17 リンゴ酸/マレイン酸/ Ca(OR)2/ NaOH
のモル比1.0 / 2.0 / 1.6/ 3.0を
得るために同じ仕込物を使用して例1の手順を繰り返し
た。反応を80〜85℃で3時間行なった。この反応時
間の終了後、無水マレイン酸98.F(1,0モル)水
200g中に65〜70℃で溶かすことにより調装した
マレイン酸溶液を熱反応混合物に加えた。
マレイン酸添加後のpHを測定したところ4.94であ
った。反応物を約30℃に冷却し、濾過した。
マレイン酸水素す) IJウムの結晶を約150ゴの水
で洗浄し、風乾した。フィルターケーキの重量は432
.3g、濾液重量は560.69であった。
両者とも分析用の試料を採取した。
水600ゴ中炭酸ナトリウム220.5 g(2,08
モル)の溶液をつくり、約80℃に加熱した。上で得た
濾液をこの炭酸ナトリウム溶液へ80℃でゆっくり添加
し反応混合物から炭酸カルシウムを沈殿させた。生じた
スラリーを80〜85℃で1時間加熱し、次に熱時濾過
した。炭酸カルシウムフィルターケーキを約50ゴの水
で洗浄した。望むODSを四ナトリウム塩として含む濾
液を分析した。X線螢光分析は濾液中に僅か0.056
%のカルシウムが存在するに過ぎないことを示している
。反応混合物の分析結果(標準化した重i%)を表■に
示す。
表  ■ リンゴ頁Eニナトリウム      6.22   8
.34   8.41マレイ図陵二ナトリウム    
28.75   2.18   2.377マル酸二丈
トリウム     5.07   7.15   7.
11リンコ9酸塩転換(モル%)    83.54 
 83.87  83.72本例はマレイン酸を用いて
反応物からマレイン酸水素ナトリウムを除去することが
でき、尚それでも最終生成物中のマレイン酸塩の残留濃
度は申し分なく低く保たれていることを示す。
例18は反応混合物中のリンゴ酸塩/マレイン酸塩のよ
り高い比172.5の使用を示す。更にまた、ギ酸とマ
レイン酸との混合物を用いて一調節を行なった。本例は
回収されたマレイン酸水素ナトリウムの再循環に必要な
釣合いを達成するため酸混合物を使用できることを実証
している。
例18 50%水唆化ナトリウム  320.0g      
4.0モルリンゴ酸       134.0,9  
   1.0モル水酸化カルシウム   118.4,
9     1.6モル無水マレイン酸     24
5.0,9      2.5モル反応を80〜85℃
で3時間行なった。反応終了時に水100Iを加え、次
にマレイン酸(116,0g、1.0モル)および88
%ギ酸(26,211,0,5モル)の溶液を加えた。
得られた反応混合物のpHは4.75であった。約30
℃に冷却後、混合物を濾過してマレイン酸水素ナトリウ
ムのフィルターケーキ521.9#および濾液898.
7 gを得た。両者とも分析用の試料を採った。
水600g中炭酸ナトリウム(220,5g、2.08
モル)の溶液を調製し、約80℃に加熱した。温度t−
80℃付近に保ちながら炭酸す) IJウム溶液にこの
濾液を加えた。添加終了時に、混合物に50%NaOH
6ゴを加えてpHを10.17から10.40に調節し
た。スラリーを80〜85℃に1時間加熱し、次に熱時
濾過した。炭酸カルシウムフィルターケーキを約501
の水で洗浄した。
望むオキシジコノ1り酸四ナトリウムを含む濾液159
9.5,9から分析用の試料を採取した。反応混合物お
よびフィルターケーキの分析結果を表唐に示す(標準化
した重量%)。
表  罵 リンフ1酸二ナトリウム マレイン酸二ナトリウム フマル青しニナトリウム オキシジコハク酸四ナト リウム リンゴ酸塩転換(モル%) 3.51  7.60  0.88  7.6333.
36  1.82  89.52  2.265.73
  8.49  0.96  8.6357.40  
82.09  8.65 81.4989.60 85
.05−84.90 本例はもつと高濃度のマレイン酸塩でも反応混合物から
この技術により除去し5ること、およびそれ以上の精製
をしなくとも満足しうる生成物の溶液が得られることを
示す。
例19 本例はマレイン酸水素ナトリウム除去の技術が低いリン
が酸塩/マレイン酸塩比(この場合には171.5の比
を用いている)においても有効であることを示す。
例1の手順を次の仕込原料を用いて繰り返した。
水              104.2.!i’ 
(固形分60%の反応物を与える)50%水酸化ナトリ
ウム  224.0g     2.8モルリンゴ酸 
       134.0g    1.0モル水酸化
カルシウム    88.8.!i’     1.2
モル無水マレイン酸    147.0.9    1
.5モル反応を80〜85℃で5時間行なった。反応の
終りに、10011を加え、次にマレイン酸(58,0
!i、 0.5モル)の溶液を加えてpi(5,31を
有する溶液を得た。更に10.2.9の88%ギ酸(0
,2モル)を加えてpHを更に下げた。得られた反応混
合物のめは5.03であった。約25℃に冷却後、混合
物を濾過してフィルターケーキ(約100dの水で洗浄
した)のマレイン酸水素ナトリウム223.0.9 (
湿潤)と濾液678.1 gとを得た。両方とも分析用
の試料を採取した。
水40011中炭酸ナトリウム(154,3,9゜1.
456モル)の溶液をつくり、〜80℃に加熱した。温
度を80℃付近に保ちつつ濾液を炭酸ナトリウム溶液に
加えた。このスラリーを80〜85℃に1時間加熱し、
次に熱時濾過した。炭酸カルシウムフィルターケーキを
約501の水で洗浄した。望むオキシジコハク酸四ナト
リウムを含む濾液1113.4.9を分析用の試料とし
た。反応混合物およびフィルターケーキの分析結果(標
準化した重量%)を下記の表豆に示す。
表 ■ リンゴ有tニナトリウム   8.33  10.99
   1.15   10.56マレイ4侵=ナトリウ
ム  18.99   1.83  88.23   
1.547マル酸二ナトリウム   5.68  7.
07  0.92   7.03本例はマレイン酸水素
ナトリウムの沈殿形成と熟成手順とを合わせることによ
って、マレイン酸塩からOD8への全転換を増すために
如何に諸条件を操作するかを示す。
下記材料を例15記載の11Ace反応器に入れ50%
水酸化ナトリウム  256.011   3.2−E
ニル本例はマレイン酸水素ナトリウム沈殿生成の技術が
より低いリンゴ酸塩/マレイン酸塩比(この場合には1
/1.5)におりても効果的であることを示す。しかし
、反応の終りで反応混合物中に相当多量のリンゴ酸二ナ
トリウムが残り、80℃でもつと長時間の反応後におい
ても(5時間対6時間)未反応であることが分かる。こ
れは小過剰量のマレイン酸塩が存在するためで、望むO
DSに向かって平衡反応を推進しないからである。
例20 無水マレイン酸の添加は反応温度が80〜85℃に留ま
るような速さで行なった。添加終了時に反応物から分析
用試料を採り、加熱を止め、反応物を40℃に冷却し、
この温度に46時間保つ。この時間の終りに、反応物か
ら分析用試料を採り、水100gで希釈し、60℃に再
び加熱した。次に水2009中マレイン酸1161(1
モル)の溶液を加え、混合物を冷却し−5,1を有する
溶液を得た。生成物を濾過し、フィルターケーキを少量
の水で洗浄した。濾液(828,2、F )およびフィ
ルターケーキ(393,0、V )から分析用試料を採
った。
次にこの濾液を水600d中炭酸ナトリウム(220,
5g、2.08モル)の熱溶液(80℃)へゆっくり加
えた。スラリーを82〜88℃で1時間加熱し、次に熱
時濾過した。望むオキシジコハク酸四ナトリウムを含む
濾液から分析用の試料を採った。反応混合物およびフィ
ルターケーキの分析結果(標準化したN着%)を表XX
K示す。
本例は、最初の高温反応の後のマレイン酸水素す) I
)ラムの除去および低温反応の組み合わせが高いリンゴ
酸塩変換の達成に有効であることを示している。また、
この場合には、特に適当な一領域の上端に達したので、
マレイン酸水素す) IJウム除去が少ないとも注目さ
れる。
エーテルカルボキシレート製造に一般的に応用される新
規製造法を記載した。この製造法は特定の化合物に関し
て記述されているが、特に断らない限りこのような引用
によって本発明の範囲を制限する意図はない。本発明か
ら離れることなく各種反応体および生成物に合うように
適合される棟種な修飾を材料および工程順序ならびに製
造方法の組み合わせについて行なうことができる。

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エーテルカルボキシレートの製造方法において、
    マレイン酸の塩と非カルボニル炭素原子上に反応性ヒド
    ロキシル基を有するカルボン酸またはポリカルボン酸の
    塩を、カルシウムイオン触媒存在下にアルカリ性反応媒
    質中で反応させ、反応生成物のpHを約4から約6の範
    囲に下げることにより未反応出発酸を沈殿させ、前記酸
    を反応生成物から回収して前記製造方法で再使用に供す
    ることからなる上記製造方法。
  2. (2)前記反応性ヒドロキシル基をもつ酸塩は、ポリカ
    ルボン酸である、特許請求の範囲第1項記載の製造方法
  3. (3)前記ポリカルボン酸はリンゴ酸である、特許請求
    の範囲第2項記載の製造方法。
  4. (4)前記ポリカルボン酸は酒石酸である、特許請求の
    範囲第1項記載の製造方法。
  5. (5)前記pHを約4.8から約5.5の範囲内に下げ
    る、特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
  6. (6)前記反応生成物を有機酸と合わせることによりp
    Hを下げる、特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
  7. (7)前記有機酸をギ酸、酢酸、プロピオン酸、クエン
    酸、マレイン酸、酒石酸、フマル酸、リンゴ酸、マロン
    酸、コハク酸、アジピン酸、酪酸および長鎖脂肪酸から
    なる群から選ぶ、特許請求の範囲第6項記載の製造方法
  8. (8)前記反応生成物を無機酸と合わせることによりp
    Hを下げる、特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
  9. (9)前記無機酸を硫酸、塩酸、炭酸、硝酸、リン酸、
    亜リン酸、スルホン酸および亜硫酸からなる群から選ぶ
    、特許請求の範囲第8項記載の製造方法。
  10. (10)前記反応生成物を有機酸と無機酸との混合物と
    合わせることによりpHを下げる、特許請求の範囲第1
    項記載の製造方法。
  11. (11)前記酸は硫酸とマレイン酸である、特許請求の
    範囲第10項記載の製造方法。
  12. (12)前記反応生成物を酸ヒールに加えることにより
    pHを下げる、特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
  13. (13)前記酸ヒールは二つの酸の混合物を含む、特許
    請求の範囲第12項記載の製造方法。
  14. (14)前記ヒール中の酸はギ酸およびマレイン酸であ
    る、特許請求の範囲第13項記載の製造方法。
  15. (15)前記未反応出発酸の除去後、残りの溶液のpH
    を約7から約12の範囲内に高め、反応生成物を塩基性
    炭酸塩と合わせることにより炭酸カルシウムを沈殿させ
    、これを反応生成物から除去することにより反応生成物
    中のカルシウム量を減らす工程を更に含む特許請求の範
    囲第1項記載の製造方法。
  16. (16)前記塩基性炭酸塩は炭酸ナトリウムである、特
    許請求の範囲第15項記載の製造方法。
  17. (17)1−ヒドロキシ−3−オキサ−1,2,4,5
    −ペンタンテトラカルボン酸および3,6−ジオキサ−
    1,2,4,5,7,8−オクタンヘキサカルボン酸の
    アルカリ金属塩の混合物の製造方法において、 (イ)マレイン酸および酒石酸のカルシウム塩および1
    価陽イオン塩の両方を約20%から60重量%含有する
    水性反応混合物をつくり、前記混合物は、 (i)マレイン酸対酒石酸のモル比が約0.5:1から
    約8:1のマレイン酸および酒石酸、 (ii)カルシウム対酒石酸のモル比が約0.1:1か
    ら2.0:1にわたり、そしてカルシウムのモル数対マ
    レイン酸と酒石酸の全モル数の比が1未満となるような
    量のカルシウム陽イオン源、および (iii)1価陽イオンのモル数対マレイン酸モル数+
    酒石酸モル数−カルシウムモル数の比が約2.1:1か
    ら3.8:1にわたるような量の1価陽イオンの水酸化
    物からなる中和剤 を合わせることにより生成される過剰中和混合物に相当
    するものとし、 (ロ)前記水性反応混合物を約20℃から120℃の温
    度に十分な時間保つことにより、前記1−ヒドロキシ−
    3−オキサ−1,2,4,5−ペンタンテトラカルボン
    酸塩と3,6−ジオキサ−1,2,4,5,7,8−オ
    クタンヘキサカルボン酸塩との反応生成物混合物をつく
    り、 (ハ)前記工程(ロ)の反応混合物のpHを約4.5か
    ら約5.5の範囲に下げ、混合物を冷却して酒石酸カル
    シウムおよびマレイン酸−ナトリウムを沈殿させ、 (ニ)前記工程(ハ)で生成した反応混合物から沈殿を
    除き、それを工程(イ)に再循環させて更に反応生成物
    をつくり、 (ホ)前記工程(ニ)から得られる反応混合物を炭酸塩
    または炭酸水素塩で処理することにより炭酸カルシウム
    を沈殿させ、 (ヘ)前記工程(ホ)の反応混合物から得られる炭酸カ
    ルシウムを除き、これを工程(イ)に再循環させて更に
    反応生成物をつくり、そして (ト)前記工程(ヘ)から反応混合物を回収し精製する の諸工程からなる上記製造方法。
  18. (18)前記工程(ヘ)で回収された炭酸カルシウムを
    、工程(イ)に再循環させる前にマレイン酸と反応させ
    てマレイン酸カルシウムをつくる、特許請求の範囲第1
    7項記載の製造方法。
  19. (19)前記工程(ハ)の沈殿を炭酸カルシウムおよび
    十分量のマレイン酸と合わせてマレイン酸−ナトリウム
    をマレイン酸カルシウムに変換する、特許請求の範囲第
    18項記載の製造方法。
  20. (20)前記炭酸塩はアルカリ金属炭酸塩である、特許
    請求の範囲第17項記載の製造方法。
  21. (21)前記アルカリ金属はナトリウムである、特許請
    求の範囲第20項記載の製造方法。
  22. (22)前記炭酸水素塩は炭酸水素ナトリウムである、
    特許請求の範囲第17項記載の製造方法。
  23. (23)前記工程(ニ)の濾液のpHは炭酸塩と合わせ
    る前で9から11の範囲にある、特許請求の範囲第17
    項記載の製造方法。
  24. (24)前記工程(ニ)における炭酸塩対カルシウムの
    モル比は1.3:1.0である、特許請求の範囲第17
    項記載の製造方法。
  25. (25)前記中和剤は水酸化ナトリウムである、特許請
    求の範囲第17項記載の製造方法。
  26. (26)無水マレイン酸および水からマレイン酸をその
    場でつくる、特許請求の範囲第19項記載の製造方法。
  27. (27)前記工程(ハ)における反応媒質のpHを有機
    酸の添加により下げる、特許請求の範囲第17項記載の
    製造方法。
  28. (28)前記有機酸はギ酸、酢酸、プロピオン酸、クエ
    ン酸、マレイン酸、酒石酸、フマル酸、リンゴ酸、マロ
    ン酸、コハク酸、アジピン酸、酪酸、および長鎖脂肪酸
    およびその混合物からなる群から選ばれる、特許請求の
    範囲第17項記載の製造方法。
  29. (29)前記反応媒質のpHを無機酸の添加により下げ
    る、特許請求の範囲第17項記載の製造方法。
  30. (30)前記無機酸は硫酸、塩酸、炭酸、硝酸、リン酸
    、亜リン酸、スルホン酸および亜硫酸またはその混合物
    からなる群から選ばれる、特許請求の範囲第29項記載
    の製造方法。
  31. (31)前記工程(ハ)における反応媒質の温度をある
    程度下げてから少なくとも混合物の凝固点より上から約
    40℃までの範囲内の温度までゆつくり下げる、特許請
    求の範囲第17項記載の製造方法。
  32. (32)前記沈殿の分離に先立ち冷却した反応媒質を約
    30分間にわたり静置する工程を更に含む、特許請求の
    範囲第31項記載の製造方法。
  33. (33)冷却中に反応媒質から水を除去する工程を更に
    含む、特許請求の範囲第31項記載の方法。
  34. (34)酸混合物の添加により前記工程(ハ)でpHを
    下げる、特許請求の範囲第31項記載の製造方法。
  35. (35)1−ヒドロキシ−3−オキサ−1,2,4,5
    −ペンタンテトラカルボン酸および3,6−ジオキサ−
    1,2,4,5,7,8−オクタンヘキサカルボン酸の
    アルカリ金属塩の混合物の製造方法において、 (イ)マレイン酸および酒石酸のカルシウム塩および1
    価陽イオン塩の両方を約20%から60重量%含有する
    水性反応混合物をつくり、前記混合物は (i)マレイン酸対酒石酸モル比約0.5:1から約8
    :1のマレイン酸および酒石酸、(ii)カルシウム対
    酒石酸のモル比が約0.1:1から2.0:1にわたり
    、そしてカルシウムのモル数対マレイン酸と酒石酸の全
    モル数の比が1未満となるような量のカルシウム陽イオ
    ン源、および (iii)1価陽イオンのモル数対マレイン酸モル数+
    酒石酸モル数−カルシウムモル数の比が約2.1:1か
    ら3.8:1にわたるような量の1価陽イオンの水酸化
    物からなる中和剤 を合わせることにより生成される過剰中和混合物に相当
    するものとし、 (ロ)前記水性反応混合物を約20℃から120℃の温
    度に十分な時間保つことにより、前記1−ヒドロキシ−
    3−オキサ−1,2,4,5−ペンタンテトラカルボン
    酸塩と3,6−ジオキサ−1,2,4,5,7,8−オ
    クタンヘキサカルボン酸塩との反応生成物混合物をつく
    り、 (ハ)工程(ロ)の反応混合物のpHを約9.0から約
    10.5の範囲に調節しそして混合物を冷却して酒石酸
    カルシウムを沈殿させ、 (ニ)工程(ハ)で生じた沈殿を反応混合物から取出し
    、そしてそれを工程(イ)に再循環させて更に反応生成
    物をつくり、 (ホ)工程(ニ)からの反応混合物を炭酸塩または重炭
    酸塩で処理して炭酸カルシウムを沈殿させ、(ヘ)工程
    (ホ)の反応混合物から炭酸カルシウムを除去してそれ
    を工程(イ)に再循環させて更に反応生成物をつくり、
    そして (ト)工程(ヘ)において炭酸カルシウム除去後に残る
    溶液のpHを約4.5から約5.5の範囲に下げること
    によりマレイン酸−ナトリウムを沈殿させ、 (チ)濾液からマレイン酸−ナトリウムを除去してそれ
    を工程(イ)に再循環させて更に反応生成物をつくり、
    そして (リ)工程(チ)からの反応混合物を回収し精製する諸
    工程からなる上記方法。
  36. (36)前記工程(ハ)において反応混合物をギ酸と合
    わせることによりpHを下げる、特許請求の範囲第35
    項記載の製造方法。
  37. (37)前記工程(ト)において濾液をマレイン酸と合
    わせることによりpHを下げる、特許請求の範囲第3項
    記載の製造方法。
  38. (38)エーテルカルボキシレートの製造方法において
    、アルカリ性反応媒質中でマレイン酸およびリンゴ酸の
    塩をカルシウムイオン触媒存在下に反応させ、反応生成
    物のpHを約4から約6の範囲に下げることによりマレ
    イン酸−ナトリウムを沈殿させ、前記酸を反応生成物か
    ら回収して前記製造方法に再使用し、2,2′−オキシ
    ジスクシネートを溶液から回収することからなる上記方
    法。
  39. (39)前記カルシウムイオンを水酸化カルシウムによ
    り供給し、アルカリ性を水酸化ナトリウムにより供給す
    る、特許請求の範囲第38項記載の製造方法。
  40. (40)前記リンゴ酸/マレイン酸/水酸化カルシウム
    /水酸化ナトリウムのモル比は、それぞれ約1/2/1
    .6/3から約1/2.5/2/3.2の範囲内にある
    、特許請求の範囲第39項記載の製造方法。
  41. (41)前記pHを約4.8から約5.2の範囲に下げ
    る、特許請求の範囲第38項記載の製造方法。
  42. (42)前記反応温度は約60℃から約110℃の範囲
    内にある、特許請求の範囲第38項記載の製造方法。
  43. (43)前記反応温度は約70℃から約80℃の範囲内
    にある、特許請求の範囲第42項記載の製造方法。
  44. (44)前記反応温度は約70℃から約90℃の範囲内
    にあり、そして反応時間は約1.5時間から約6時間で
    ある、特許請求の範囲第40項記載の製造方法。
  45. (45)2,2′−オキシジスクシネートの溶液を塩基
    性炭酸塩で処理して溶液のpHを約7〜約12に上げる
    ことにより炭酸カルシウムを沈殿させ、そして更に2,
    2′−オキシジスクシネートを製造するための使用に再
    循環させる、特許請求の範囲第38項記載の方法。
  46. (46)前記pHを約10から約10.5の範囲に上げ
    る、特許請求の範囲第45項記載の製造方法。
  47. (47)炭酸カルシウムを除去する前に、溶液を約10
    から約10.5のpHに約1から約2時間保持する、特
    許請求の範囲第46項記載の製造方法。
  48. (48)溶液が約75℃から約85℃の範囲内の温度に
    ある間に沈殿を除去する、特許請求の範囲第45項記載
    の方法。
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