JPH0211754B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0211754B2 JPH0211754B2 JP59197842A JP19784284A JPH0211754B2 JP H0211754 B2 JPH0211754 B2 JP H0211754B2 JP 59197842 A JP59197842 A JP 59197842A JP 19784284 A JP19784284 A JP 19784284A JP H0211754 B2 JPH0211754 B2 JP H0211754B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- discharge
- valve holder
- discharge port
- chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 11
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 11
- 238000005245 sintering Methods 0.000 claims description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は回転式圧縮機の吐出弁装置、とくに
吐出弁のストロークを規制する弁押えの誤組立防
止に関するものである。
吐出弁のストロークを規制する弁押えの誤組立防
止に関するものである。
第５図〜第８図は例えば実開昭57―43377号公
報に示された従来例を示すもので、図において１
は密閉容器、２は図示されない電動機に駆動され
るクランク軸、３はクランク軸２と同心の圧縮室
４を内周部に形成するシリンダ、５は圧縮室４の
駆動側開口部を閉鎖するフレーム、６は圧縮室４
の反駆動側開口部を閉鎖するシリンダヘツド、７
はクランク軸２の偏心軸２ａに駆動され、シリン
ダ３の内周壁３ａに沿つて転動するローリングピ
ストン、８はシリンダ３の内周壁３ａに軸方向な
らびに軸心方向に形成された案内溝、９は案内溝
８に案内され、ローリングピストン７の外周部に
接触して、圧縮室４を高圧側４ａと低圧側４ｂに
区分するベーン、１０はベーン９をローリングピ
ストン７の外周部に押圧する圧縮ばね、１１は圧
縮室４に開口する吐出ポート、１２は吐出ポート
１１に連通し、シリンダ３に軸方向に形成される
弁室、１３は吐出ポート１１を開閉する弾性薄板
で形成された吐出弁、１４は吐出弁１３のトロー
クを規制する弁押え、１４ａは弁押え１４を軸方
向に貫通する貫通穴、１５は吐出弁１３と弁押え
１４とを弁室１２内に固定する支持ボルト、１６
はフレーム５に設けられた弁室１２に連通する吐
出口である。
報に示された従来例を示すもので、図において１
は密閉容器、２は図示されない電動機に駆動され
るクランク軸、３はクランク軸２と同心の圧縮室
４を内周部に形成するシリンダ、５は圧縮室４の
駆動側開口部を閉鎖するフレーム、６は圧縮室４
の反駆動側開口部を閉鎖するシリンダヘツド、７
はクランク軸２の偏心軸２ａに駆動され、シリン
ダ３の内周壁３ａに沿つて転動するローリングピ
ストン、８はシリンダ３の内周壁３ａに軸方向な
らびに軸心方向に形成された案内溝、９は案内溝
８に案内され、ローリングピストン７の外周部に
接触して、圧縮室４を高圧側４ａと低圧側４ｂに
区分するベーン、１０はベーン９をローリングピ
ストン７の外周部に押圧する圧縮ばね、１１は圧
縮室４に開口する吐出ポート、１２は吐出ポート
１１に連通し、シリンダ３に軸方向に形成される
弁室、１３は吐出ポート１１を開閉する弾性薄板
で形成された吐出弁、１４は吐出弁１３のトロー
クを規制する弁押え、１４ａは弁押え１４を軸方
向に貫通する貫通穴、１５は吐出弁１３と弁押え
１４とを弁室１２内に固定する支持ボルト、１６
はフレーム５に設けられた弁室１２に連通する吐
出口である。
以上のように構成され、電動機に駆動されるク
ランク軸２が１回転するごとに、圧縮室４内で圧
縮された高圧ガスにより吐出弁１３の自由端１３
ａはそれ自身のばね圧に抗して押圧され、弁押え
１４に突き当るまで移動する。その間に高圧ガス
は弁室１２ならびに弁押え１４の貫通穴１４ａを
通り、フレーム５に形成された吐出口１６から密
閉容器１内に吐出される。
ランク軸２が１回転するごとに、圧縮室４内で圧
縮された高圧ガスにより吐出弁１３の自由端１３
ａはそれ自身のばね圧に抗して押圧され、弁押え
１４に突き当るまで移動する。その間に高圧ガス
は弁室１２ならびに弁押え１４の貫通穴１４ａを
通り、フレーム５に形成された吐出口１６から密
閉容器１内に吐出される。
ところで、従来のものは、弁押え１４が吐出口
１６側から弁室１２内に挿入され支持ボルト１５
によつて固定され組立てられるが、この時弁押え
１４を誤つて上下反対に組立てる恐れがあり、そ
のような場合には第８図に示されるように、吐出
弁１３の自由端１３ａと弁押え１４とが殆んど接
触して必要なストロークが得られず、その結果圧
縮機の能力が低下するとともに、圧縮室の高圧側
の冷媒ガスの過圧縮により、ベーンあるいは吐出
弁が破損する恐れがあつた。
１６側から弁室１２内に挿入され支持ボルト１５
によつて固定され組立てられるが、この時弁押え
１４を誤つて上下反対に組立てる恐れがあり、そ
のような場合には第８図に示されるように、吐出
弁１３の自由端１３ａと弁押え１４とが殆んど接
触して必要なストロークが得られず、その結果圧
縮機の能力が低下するとともに、圧縮室の高圧側
の冷媒ガスの過圧縮により、ベーンあるいは吐出
弁が破損する恐れがあつた。
この発明は、以上のような問題点を解決するた
めになされたもので、弁押えを上下反対に誤組立
することを防止する手段を備えた密閉形圧縮機を
提供することを目的とするものである。
めになされたもので、弁押えを上下反対に誤組立
することを防止する手段を備えた密閉形圧縮機を
提供することを目的とするものである。
この発明に係る回転式圧縮機の吐出弁装置は、
弁押えの軸方向の吐出側端面に、これの反対側端
面とこれに対向するシリンダヘツド面との間隔よ
り大きい高さの誤組立防止用突起を設けたもので
ある。
弁押えの軸方向の吐出側端面に、これの反対側端
面とこれに対向するシリンダヘツド面との間隔よ
り大きい高さの誤組立防止用突起を設けたもので
ある。
弁押えの上部軸方向端部に設けられた突起によ
り弁押えの上下が容易に判別することができる。
また、弁押えを上下反対とした場合には、突起が
下部のシリンダヘツドに接触して組立てることが
できない。
り弁押えの上下が容易に判別することができる。
また、弁押えを上下反対とした場合には、突起が
下部のシリンダヘツドに接触して組立てることが
できない。
第１図〜第３図はこの考案の一実施例を示し、
第５図〜第８図と同一符号は同一または相当部分
を示し、１７は弁押え１４の軸方向上端面に形成
されたピン挿入穴１４ｂに、下部に形成されたピ
ン１７ａを圧入またはねじ込みにより固定され突
起で、弁押え１４の下端面とこれに対向するシリ
ンダヘツド６の上面との間隔より大きい高さを有
している。
第５図〜第８図と同一符号は同一または相当部分
を示し、１７は弁押え１４の軸方向上端面に形成
されたピン挿入穴１４ｂに、下部に形成されたピ
ン１７ａを圧入またはねじ込みにより固定され突
起で、弁押え１４の下端面とこれに対向するシリ
ンダヘツド６の上面との間隔より大きい高さを有
している。
以上のように構成し弁押え１７を用いることに
より、弁押え１７の上下の判別が容易となるとと
もに、誤つて上下を反対としても、突起１７が下
部のシリンダヘツド６に接触して組立を行うこと
はできない。
より、弁押え１７の上下の判別が容易となるとと
もに、誤つて上下を反対としても、突起１７が下
部のシリンダヘツド６に接触して組立を行うこと
はできない。
第４図は他の実施例を示すもので、１８は焼結
により突起１８ａを一体に形成した弁押えで、上
記実施例と同様の効果を有するとともに、加工費
の低減をはかることができる。
により突起１８ａを一体に形成した弁押えで、上
記実施例と同様の効果を有するとともに、加工費
の低減をはかることができる。
この発明は以上説明したように、弁押えの上端
部に突起を設けることにより、弁押えの上下を容
易に判別することができ、また誤つて弁押えを上
下反対としても、突起が下部のシリンダヘツドに
接触して誤組立を防止するという効果がある。
部に突起を設けることにより、弁押えの上下を容
易に判別することができ、また誤つて弁押えを上
下反対としても、突起が下部のシリンダヘツドに
接触して誤組立を防止するという効果がある。
第１図〜第３図はこの発明の一実施例を示し、
第１図は縦断面図、第２図はフレームを取除いて
示す弁室部分の平面図、第３図は弁押えの構成を
示す斜視図、第４図は弁押えの他の実施例の斜視
図、第５図〜第８図は従来例を示し、第５図は縦
断面図、第６図は第５図の―断面図、第７図
は弁室部分の拡大横断面図、第８図は弁押えの誤
組立の状態を示す横断面図である。 図において同一符号は同一または相当部分を示
し、３はシリンダ、４は圧縮室、５はフレーム、
６はシリンダヘツド、１１は吐出ポート、１２は
弁室、１３は吐出弁、１４は弁押え、１６は吐出
口、１７は誤組立防止用突起、１８は焼結による
弁押えである。
第１図は縦断面図、第２図はフレームを取除いて
示す弁室部分の平面図、第３図は弁押えの構成を
示す斜視図、第４図は弁押えの他の実施例の斜視
図、第５図〜第８図は従来例を示し、第５図は縦
断面図、第６図は第５図の―断面図、第７図
は弁室部分の拡大横断面図、第８図は弁押えの誤
組立の状態を示す横断面図である。 図において同一符号は同一または相当部分を示
し、３はシリンダ、４は圧縮室、５はフレーム、
６はシリンダヘツド、１１は吐出ポート、１２は
弁室、１３は吐出弁、１４は弁押え、１６は吐出
口、１７は誤組立防止用突起、１８は焼結による
弁押えである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 上下両側をフレームとシリンダヘツドとで閉
鎖された圧縮室を内側に形成するシリンダー内に
軸方向に形成され、上記シリンダヘツドに設けら
れた吐出口と吐出ポートを経由して上記圧縮室と
に連通する弁室と、この弁室内に一端が支持さ
れ、上記圧縮室内の高圧ガスにより上記吐出ポー
トを開閉する吐出弁と，上記吐出口側から上記弁
室内に挿入して組立てられる、上記吐出弁のスト
ロークを規制する弁押えとを備えた回転式圧縮機
の吐出弁装置において、上記弁押えの軸方向の吐
出口側端面に、これの反対側端面とこれに対向す
る上記シリンダヘツド面との間隔より大きい高さ
の誤組立防止用突起を設けたことを特徴とする回
転式圧縮機の吐出弁装置。 ２ 弁押えと突起とを焼結により一体に形成した
ものを用いることを特徴とする特許請求の範囲第
１項に記載の回転式圧縮機の吐出弁装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19784284A JPS6176791A (ja) | 1984-09-21 | 1984-09-21 | 回転式圧縮機の吐出弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19784284A JPS6176791A (ja) | 1984-09-21 | 1984-09-21 | 回転式圧縮機の吐出弁装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6176791A JPS6176791A (ja) | 1986-04-19 |
| JPH0211754B2 true JPH0211754B2 (ja) | 1990-03-15 |
Family
ID=16381243
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19784284A Granted JPS6176791A (ja) | 1984-09-21 | 1984-09-21 | 回転式圧縮機の吐出弁装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6176791A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02140490U (ja) * | 1989-04-27 | 1990-11-26 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5536999B2 (ja) * | 1972-10-09 | 1980-09-25 | ||
| JPS5615481B2 (ja) * | 1976-06-23 | 1981-04-10 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5536999U (ja) * | 1978-09-01 | 1980-03-10 | ||
| JPS5615481U (ja) * | 1979-07-13 | 1981-02-10 |
-
1984
- 1984-09-21 JP JP19784284A patent/JPS6176791A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5536999B2 (ja) * | 1972-10-09 | 1980-09-25 | ||
| JPS5615481B2 (ja) * | 1976-06-23 | 1981-04-10 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02140490U (ja) * | 1989-04-27 | 1990-11-26 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6176791A (ja) | 1986-04-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |