JPH0117667Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0117667Y2 JPH0117667Y2 JP1981147990U JP14799081U JPH0117667Y2 JP H0117667 Y2 JPH0117667 Y2 JP H0117667Y2 JP 1981147990 U JP1981147990 U JP 1981147990U JP 14799081 U JP14799081 U JP 14799081U JP H0117667 Y2 JPH0117667 Y2 JP H0117667Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- discharge hole
- notch
- vane groove
- rotary compressor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 16
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 15
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims description 5
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 2
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 2
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000008030 elimination Effects 0.000 description 1
- 238000003379 elimination reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は吐出穴入口部を改良した回転式圧縮
機に関するものである。
機に関するものである。
実開昭54−178213号公報、実開昭57−73391号
公報に示されたような従来の回転式圧縮機を第１
図ないし第３図、第５図、第９図によつて説明す
る。
公報に示されたような従来の回転式圧縮機を第１
図ないし第３図、第５図、第９図によつて説明す
る。
第１図において、１は密閉容器であり、この容
器１内には電動要素のロータ２が嵌められたステ
ータ３と圧縮要素とが焼嵌めなどによつて嵌合固
着されている。圧縮要素は、軸受フレーム５，６
によつて両端面がシールされたシリンダ４と、電
動要素のロータ２によつて回転されるクランク軸
７の偏心部に嵌合されたローリングピストン８と
を備え、このピストン８がシリンダ４の内周に接
して回転するようになつている。また、第２図、
第３図に示すように、上記ピストン８の外周に図
示しないスプリングによつて圧接される図示しな
いベースがシリンダ４に形成され、これの半径方
向に沿うベーン溝１８に摺動可能に嵌合され、ベ
ーンでシリンダ４内の圧縮室１３が高圧室と低圧
室に区分される。第１図、第５図Ａ，Ｂ中、１５
は軸受フレーム５（または６）に設けられた吐出
穴であり、吐出穴１５は吐出弁１６を介して圧縮
室と密閉容器１内空間とを連通させている。第１
図中、９，１０は軸受フレーム５，６をシリンダ
４に固定するためのボルト、１１は吸入管、１２
は吸入つなぎ管であり、これらを経てシリンダ４
に設けた吸入穴を経て吸入室に密閉容器１外から
冷媒ガスのようなガスが吸入されるようになつて
いる。１７は密閉容器１の上部を貫通してこれに
固着された吐出パイプであり、第３図中、２０は
ベーン溝１８に開口端部を面取りするように設け
たベーン溝切欠部である。
器１内には電動要素のロータ２が嵌められたステ
ータ３と圧縮要素とが焼嵌めなどによつて嵌合固
着されている。圧縮要素は、軸受フレーム５，６
によつて両端面がシールされたシリンダ４と、電
動要素のロータ２によつて回転されるクランク軸
７の偏心部に嵌合されたローリングピストン８と
を備え、このピストン８がシリンダ４の内周に接
して回転するようになつている。また、第２図、
第３図に示すように、上記ピストン８の外周に図
示しないスプリングによつて圧接される図示しな
いベースがシリンダ４に形成され、これの半径方
向に沿うベーン溝１８に摺動可能に嵌合され、ベ
ーンでシリンダ４内の圧縮室１３が高圧室と低圧
室に区分される。第１図、第５図Ａ，Ｂ中、１５
は軸受フレーム５（または６）に設けられた吐出
穴であり、吐出穴１５は吐出弁１６を介して圧縮
室と密閉容器１内空間とを連通させている。第１
図中、９，１０は軸受フレーム５，６をシリンダ
４に固定するためのボルト、１１は吸入管、１２
は吸入つなぎ管であり、これらを経てシリンダ４
に設けた吸入穴を経て吸入室に密閉容器１外から
冷媒ガスのようなガスが吸入されるようになつて
いる。１７は密閉容器１の上部を貫通してこれに
固着された吐出パイプであり、第３図中、２０は
ベーン溝１８に開口端部を面取りするように設け
たベーン溝切欠部である。
以上のように構成された回転式圧縮機は、電動
要素のロータ２によつてクランク軸７を介してロ
ーリングピストン８がシリンダ４の内周に接して
偏心回転し、ベーンが上記ピストン８の外周に圧
接しつつシリンダ４の半径方向に往復動し、シリ
ンダ４内の圧縮室１３に吸入管１１から吸入した
ガスを圧縮し、吐出穴１５、吐出弁１６を経て密
閉容器１内に放出し、さらに吐出パイプ１７を経
て密閉容器１外に吐出させる。
要素のロータ２によつてクランク軸７を介してロ
ーリングピストン８がシリンダ４の内周に接して
偏心回転し、ベーンが上記ピストン８の外周に圧
接しつつシリンダ４の半径方向に往復動し、シリ
ンダ４内の圧縮室１３に吸入管１１から吸入した
ガスを圧縮し、吐出穴１５、吐出弁１６を経て密
閉容器１内に放出し、さらに吐出パイプ１７を経
て密閉容器１外に吐出させる。
上述のようなガスの流れの場合に、従来の回転
式圧縮機では、圧縮ガスの流路抵抗を小さく抑え
るために、第２図、第３図に示すように、シリン
ダ４の軸受フレーム５と接する端面と内周とに開
口する切欠１４をドリル加工などによつて設け、
第９図に示すように切欠１４を介して吐出穴１５
に圧縮ガスを導くことにより、このガスがスムー
ズに流れるようにしている。
式圧縮機では、圧縮ガスの流路抵抗を小さく抑え
るために、第２図、第３図に示すように、シリン
ダ４の軸受フレーム５と接する端面と内周とに開
口する切欠１４をドリル加工などによつて設け、
第９図に示すように切欠１４を介して吐出穴１５
に圧縮ガスを導くことにより、このガスがスムー
ズに流れるようにしている。
上述のような従来の回転式圧縮機では、シリン
ダと軸受フレームとを固定する時に、軸受フレー
ムに設けられた吐出穴とベーン溝との位置がずれ
てガスがスムーズに流れないという問題がある
が、この考案の目的は、この問題を解消しようと
することである。
ダと軸受フレームとを固定する時に、軸受フレー
ムに設けられた吐出穴とベーン溝との位置がずれ
てガスがスムーズに流れないという問題がある
が、この考案の目的は、この問題を解消しようと
することである。
この考案は、上述のような回転式圧縮機におい
て、丸穴からなる吐出穴を形成した軸受フレーム
の圧縮室の端面に、吐出穴に対しベーン溝側に偏
心する切欠を設け、この切欠によつて吐出穴とベ
ーン溝とを連通させたものである。吐出穴の両側
に上記切欠きを設けると、圧縮工程中の無効体積
が増加し性能を悪化するから、吐出穴に対してベ
ージ溝側にのみ設ける 〔実施例〕 以下、この考案の実施例を第４図、第６図ない
し第８図、第１０図によつて説明する。
て、丸穴からなる吐出穴を形成した軸受フレーム
の圧縮室の端面に、吐出穴に対しベーン溝側に偏
心する切欠を設け、この切欠によつて吐出穴とベ
ーン溝とを連通させたものである。吐出穴の両側
に上記切欠きを設けると、圧縮工程中の無効体積
が増加し性能を悪化するから、吐出穴に対してベ
ージ溝側にのみ設ける 〔実施例〕 以下、この考案の実施例を第４図、第６図ない
し第８図、第１０図によつて説明する。
第４図、第６図Ａ，Ｂ，Ｃ、第７図、第１０図
において、４はシリンダ、５は軸受フレームであ
り、軸受フレーム５に設けた丸穴からなる吐出穴
１５とベーン溝１８方向に偏心値ａだけ偏心させ
た円錐形の切欠１９Ａが軸受フレーム５の圧縮室
側の端面に形成されている。切欠１９Ａは吐出穴
１５がほぼ内接するようにこれの径より大径に構
成され、第１０図に示すように、切欠１９Ａのベ
ーン溝側端部がシリンダ４にベーン溝１８を拡幅
するようにこれのシリンダ４内周への開口端部に
設けたベーン溝切欠部（面取部）２０に連通され
ている。なお、この実施例では、上述した構成お
よびシリンダに設けられていた切欠１４をなくし
た以外の構成は、第１図、第３図、第５図、第９
図に示す従来のものと同様である。
において、４はシリンダ、５は軸受フレームであ
り、軸受フレーム５に設けた丸穴からなる吐出穴
１５とベーン溝１８方向に偏心値ａだけ偏心させ
た円錐形の切欠１９Ａが軸受フレーム５の圧縮室
側の端面に形成されている。切欠１９Ａは吐出穴
１５がほぼ内接するようにこれの径より大径に構
成され、第１０図に示すように、切欠１９Ａのベ
ーン溝側端部がシリンダ４にベーン溝１８を拡幅
するようにこれのシリンダ４内周への開口端部に
設けたベーン溝切欠部（面取部）２０に連通され
ている。なお、この実施例では、上述した構成お
よびシリンダに設けられていた切欠１４をなくし
た以外の構成は、第１図、第３図、第５図、第９
図に示す従来のものと同様である。
この実施例のものは、以上のように構成されて
いるので、圧縮されたガスは、第１０図に示すよ
うに、切欠１９Ａが吐出穴１５の入口部に面取り
状に形成されていることにより、圧縮されたガス
が切欠１９Ａを経て吐出穴１５に小さ流路抵抗で
スムーズに導かれる。また、切欠１９Ａによつて
吐出穴１５とベーン溝切欠部２０とが連通してい
るので、この切欠部２０の縁にローリングピスト
ンが接する圧縮の最終段階まで圧縮されたガスを
切欠１９Ａおよび吐出穴１８を経て吐出されるこ
とができる。
いるので、圧縮されたガスは、第１０図に示すよ
うに、切欠１９Ａが吐出穴１５の入口部に面取り
状に形成されていることにより、圧縮されたガス
が切欠１９Ａを経て吐出穴１５に小さ流路抵抗で
スムーズに導かれる。また、切欠１９Ａによつて
吐出穴１５とベーン溝切欠部２０とが連通してい
るので、この切欠部２０の縁にローリングピスト
ンが接する圧縮の最終段階まで圧縮されたガスを
切欠１９Ａおよび吐出穴１８を経て吐出されるこ
とができる。
なお、この考案において、吐出穴１５と偏心し
た切欠は、第８図に示すように吐出穴１５と偏心
値ｂだけ偏心させた切欠１９Ｂでもよく、吐出穴
および切欠を設ける軸受フレームは電動要素側の
主軸受フレームに限られることなく、電動要素と
反対側の端軸受フレームに設けてもよい。
た切欠は、第８図に示すように吐出穴１５と偏心
値ｂだけ偏心させた切欠１９Ｂでもよく、吐出穴
および切欠を設ける軸受フレームは電動要素側の
主軸受フレームに限られることなく、電動要素と
反対側の端軸受フレームに設けてもよい。
シリンダと軸受フレームとの固定時に軸受フレ
ームに設けられた吐出穴とベーン溝との位置がず
れても、この考案はその吐出穴入口に、ベーン溝
に偏心した切欠きを有しており、その切欠きの端
部はベーン溝に連通しているので、最終段階まで
圧縮された冷媒ガスは確実に吐出穴に導くことが
でき、かつ圧縮性能の低下を防ぐことができる。
ームに設けられた吐出穴とベーン溝との位置がず
れても、この考案はその吐出穴入口に、ベーン溝
に偏心した切欠きを有しており、その切欠きの端
部はベーン溝に連通しているので、最終段階まで
圧縮された冷媒ガスは確実に吐出穴に導くことが
でき、かつ圧縮性能の低下を防ぐことができる。
第１図は従来の回転式圧縮機を示す縦断面図、
第２図は同シリンダの斜視図、第３図は第２図の
切欠およびベーン溝部の拡大図、第４図はこの考
案の一実施例によるシリンダのベーン溝部の斜視
図、第５図Ａは従来の軸受フレームの斜視図、第
５図Ｂは第５図ＡのＹ−Ｙ線に沿う縦断面図、第
６図Ａはこの考案の一実施例による軸受フレーム
の斜視図、第６図ＢおよびＣは第６図ＡのＸ−Ｘ
線に沿う縦断面図およびＺ矢視底面図、第７図お
よび第８図はこの考案の一実施例および他の実施
例による軸受フレームの吐出穴と切欠の形状をそ
れぞれ示す第６図ＣのＷ−Ｗ線に沿う断面図、第
９図および第１０図は従来およびこの考案の一実
施例によるシリンダおよび軸受フレームをそれぞ
れ示す部分縦断面図である。 １……密閉容器、２，３……電動要素のロー
タ、ステータ、４……シリンダ、５，６……軸受
フレーム、７……クランク軸、８……ローリング
ピストン、１３……圧縮室、１５……吐出穴、１
８……ベーン溝、１９Ａ，１９Ｂ……切欠、２０
……ベーン溝切欠部。なお、図中同一符号は同一
または相当部分を示す。
第２図は同シリンダの斜視図、第３図は第２図の
切欠およびベーン溝部の拡大図、第４図はこの考
案の一実施例によるシリンダのベーン溝部の斜視
図、第５図Ａは従来の軸受フレームの斜視図、第
５図Ｂは第５図ＡのＹ−Ｙ線に沿う縦断面図、第
６図Ａはこの考案の一実施例による軸受フレーム
の斜視図、第６図ＢおよびＣは第６図ＡのＸ−Ｘ
線に沿う縦断面図およびＺ矢視底面図、第７図お
よび第８図はこの考案の一実施例および他の実施
例による軸受フレームの吐出穴と切欠の形状をそ
れぞれ示す第６図ＣのＷ−Ｗ線に沿う断面図、第
９図および第１０図は従来およびこの考案の一実
施例によるシリンダおよび軸受フレームをそれぞ
れ示す部分縦断面図である。 １……密閉容器、２，３……電動要素のロー
タ、ステータ、４……シリンダ、５，６……軸受
フレーム、７……クランク軸、８……ローリング
ピストン、１３……圧縮室、１５……吐出穴、１
８……ベーン溝、１９Ａ，１９Ｂ……切欠、２０
……ベーン溝切欠部。なお、図中同一符号は同一
または相当部分を示す。
Claims (1)
- 密閉容器１内に電動要素２と圧縮要素３とを設
け、この圧縮要素に、シリンダ４と、上記電動要
素によつて回転されるクランク軸７の偏心部に嵌
合されシリンダ内周に接して回転するローリング
ピストン８と、このピストンの外周に圧接し上記
シリンダ内の圧縮室を低圧室と高圧室とに区分す
るとともにシリンダに形成されたベーン溝１８に
シリンダ半径方向の摺動可能に嵌合されたベーン
と、シリンダの両端面を塞ぎ上記クランク軸を軸
支する軸受フレーム５，６とを具備させ、上記圧
縮室と連通する吐出穴１５を一方の軸受フレーム
に設けた回転式圧縮機において、丸穴からなる上
記吐出穴１５を形成した軸受フレームの圧縮室側
の端面に、上記吐出穴に対しベーン溝側に偏心す
る切欠を設け、この切欠によつて吐出穴とベーン
溝１８とを連通させたことを特徴とする回転式圧
縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14799081U JPS5851093U (ja) | 1981-10-05 | 1981-10-05 | 回転式電動圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14799081U JPS5851093U (ja) | 1981-10-05 | 1981-10-05 | 回転式電動圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5851093U JPS5851093U (ja) | 1983-04-06 |
| JPH0117667Y2 true JPH0117667Y2 (ja) | 1989-05-23 |
Family
ID=29940821
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14799081U Granted JPS5851093U (ja) | 1981-10-05 | 1981-10-05 | 回転式電動圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5851093U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013076337A (ja) * | 2011-09-29 | 2013-04-25 | Fujitsu General Ltd | ロータリ圧縮機 |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2540849Y2 (ja) * | 1990-12-27 | 1997-07-09 | 株式会社国盛化学 | コンテナ運搬台車 |
| JPH0784176B2 (ja) * | 1992-02-17 | 1995-09-13 | 浅香工業株式会社 | 手押し荷車 |
| JPH077244Y2 (ja) * | 1992-03-24 | 1995-02-22 | 株式会社岡村製作所 | 手押し式運搬台車 |
| JP2540744Y2 (ja) * | 1992-04-06 | 1997-07-09 | 河崎 淳三郎 | 台 車 |
| JPH0713642U (ja) * | 1993-08-02 | 1995-03-07 | 潤二 高原 | ハンドル収納式ハンドカート |
| JP7084109B2 (ja) * | 2017-03-17 | 2022-06-14 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | 圧縮機 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5638228U (ja) * | 1979-08-31 | 1981-04-10 |
-
1981
- 1981-10-05 JP JP14799081U patent/JPS5851093U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5638228U (ja) * | 1979-08-31 | 1981-04-10 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013076337A (ja) * | 2011-09-29 | 2013-04-25 | Fujitsu General Ltd | ロータリ圧縮機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5851093U (ja) | 1983-04-06 |
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