JPS588953Y2 - ロ−タリ式密閉型電動圧縮機 - Google Patents
ロ−タリ式密閉型電動圧縮機Info
- Publication number
- JPS588953Y2 JPS588953Y2 JP1977127383U JP12738377U JPS588953Y2 JP S588953 Y2 JPS588953 Y2 JP S588953Y2 JP 1977127383 U JP1977127383 U JP 1977127383U JP 12738377 U JP12738377 U JP 12738377U JP S588953 Y2 JPS588953 Y2 JP S588953Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- ring
- shaped support
- casing
- electric compressor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案はロータリ式密閉型電動圧縮機に係り、特にその
シリンダブロック部の改良に関する。
シリンダブロック部の改良に関する。
一般にロークリ式密閉型電動圧縮機においては、第１図
に示すように、密閉ケーシング１内の上部にステータ２
とロークー３とより構成された電動機４が配設され、そ
の電動機４の下方部にはロークリ式の圧縮装置５が設け
られている。
に示すように、密閉ケーシング１内の上部にステータ２
とロークー３とより構成された電動機４が配設され、そ
の電動機４の下方部にはロークリ式の圧縮装置５が設け
られている。
すなわち、上記電動機４の下方部には、円筒状シリンダ
室６ａを有するシリンダブロック６がケーシング１に密
嵌圧入されており、そのシリンダ室６ａ内に前記ロータ
ー３の出力軸の偏心軸部３ａが配設され、その偏心軸部
３ａｃｖ外面に、前記シリンダブロック６に形成された
ブレード用溝内に摺動自在に挿入されたブレード７がス
プリング８を介して圧接されている。
室６ａを有するシリンダブロック６がケーシング１に密
嵌圧入されており、そのシリンダ室６ａ内に前記ロータ
ー３の出力軸の偏心軸部３ａが配設され、その偏心軸部
３ａｃｖ外面に、前記シリンダブロック６に形成された
ブレード用溝内に摺動自在に挿入されたブレード７がス
プリング８を介して圧接されている。
しかして、前記ローター３の回転に伴なう偏心軸部３ａ
の回動と上記ブレード７との共働により冷媒を圧縮し得
るようにしである。
の回動と上記ブレード７との共働により冷媒を圧縮し得
るようにしである。
ところで、この種ロータリ式密閉型電動圧縮機における
シリンダブロック６には、第２図に示すように、シリン
ダブロックの直径方向に互いに相反する位置に周方向適
宜角度範囲にわたる肉厚部９ａ、９ｂが形成されており
、その肉厚部９ ａ ＋９ｂの外周面がケーシング１の
内周面に圧接されるようにしてあり、焼はめ、圧入、ス
ポットウェルド等により上記両肉厚部の外周面をケーシ
ングに固着することにより、シリンダブロック６の位置
決めが行なわれている。
シリンダブロック６には、第２図に示すように、シリン
ダブロックの直径方向に互いに相反する位置に周方向適
宜角度範囲にわたる肉厚部９ａ、９ｂが形成されており
、その肉厚部９ ａ ＋９ｂの外周面がケーシング１の
内周面に圧接されるようにしてあり、焼はめ、圧入、ス
ポットウェルド等により上記両肉厚部の外周面をケーシ
ングに固着することにより、シリンダブロック６の位置
決めが行なわれている。
ところが、上記肉厚部９ａ 、９ｂのうち一方の肉厚部
９ａには前記ブレードＴ用の溝１０が穿設されており、
しかも当該肉厚部９ａには図示されてはいないが、さら
に冷媒吸入口や吐出口等を設ける必要があるため、上記
肉厚部９ａは或程度の周方向幅を必要とし、一方、他方
の肉厚部９ｂはシリンダブロック６自体の重量軽減のた
めその周方向幅は最少限とされており、両肉厚部９ａ
、 ９ｂの周方向幅すなわちケーシングとの接触部長さ
が異なったものとされている。
９ａには前記ブレードＴ用の溝１０が穿設されており、
しかも当該肉厚部９ａには図示されてはいないが、さら
に冷媒吸入口や吐出口等を設ける必要があるため、上記
肉厚部９ａは或程度の周方向幅を必要とし、一方、他方
の肉厚部９ｂはシリンダブロック６自体の重量軽減のた
めその周方向幅は最少限とされており、両肉厚部９ａ
、 ９ｂの周方向幅すなわちケーシングとの接触部長さ
が異なったものとされている。
したがって、従来の装置においては、前述のようにシリ
ンダブロックをケーシング内に圧入等によって固定した
場合、両肉厚部の外周面に作用する圧力差によって、シ
リンダ室６ａの中心線がずれることかある。
ンダブロックをケーシング内に圧入等によって固定した
場合、両肉厚部の外周面に作用する圧力差によって、シ
リンダ室６ａの中心線がずれることかある。
また、シリンダブロック６は両肉厚部６ａ、６ｂによっ
てケーシング１内に支持されているので、ケーシングの
圧縮力が、互いに対向位置にある肉厚部のみを介してシ
リンダブロックに加わり、その圧縮力の大きさによって
はシｊアダブロック６の、肉厚部を有しない部分が膨ら
み、シリンダ室６ａが真円から変形し、ロータの回転不
能の原因となったり、或は効率低下をきたす等の問題点
がある。
てケーシング１内に支持されているので、ケーシングの
圧縮力が、互いに対向位置にある肉厚部のみを介してシ
リンダブロックに加わり、その圧縮力の大きさによって
はシｊアダブロック６の、肉厚部を有しない部分が膨ら
み、シリンダ室６ａが真円から変形し、ロータの回転不
能の原因となったり、或は効率低下をきたす等の問題点
がある。
また、内部にシリンダ室を形成した円筒状０ジノンダブ
ロツクをケーシング内に圧入するとともに、そのシリン
ダブロックに軸線方向に延びる断面弧状の複数個の空洞
を形成したものもあるが、この場合、軸線のずれは或程
度防止できるがケーシングによる焼はめ、圧入等の圧入
力かシリンダブロックに圧縮力として働らき、この圧縮
力が各空洞が設けられていない部分のみを介して直接シ
リンダ内径部にそれぞれ半径方向の力として加わり、空
洞が設けられている部分でその力を逃すような作用が働
らき、シリンダ内径の変形をきたし、前述と同様にロー
タ回転不能等の事態を生ずることがある等の不都合があ
る。
ロツクをケーシング内に圧入するとともに、そのシリン
ダブロックに軸線方向に延びる断面弧状の複数個の空洞
を形成したものもあるが、この場合、軸線のずれは或程
度防止できるがケーシングによる焼はめ、圧入等の圧入
力かシリンダブロックに圧縮力として働らき、この圧縮
力が各空洞が設けられていない部分のみを介して直接シ
リンダ内径部にそれぞれ半径方向の力として加わり、空
洞が設けられている部分でその力を逃すような作用が働
らき、シリンダ内径の変形をきたし、前述と同様にロー
タ回転不能等の事態を生ずることがある等の不都合があ
る。
本考案はこのような点に鑑み、上述の如き欠点のないロ
ータリ式密閉型電動圧縮機を提供することを目的とする
。
ータリ式密閉型電動圧縮機を提供することを目的とする
。
すなわち、第３図は本考案の圧縮機における。
ジノンダブ爾ツク６の平面図であり、上記シリンダブロ
ック６はケーシング１の内周面に密接するリング状支持
部１１と、その内部に同心的に間隙を設けて配設された
円筒状シリンダ部１２とから構成されており、上記円筒
状シリンダ部１２は前記ノング状支持部１１に対し１個
の連結片部１３゛によって１個所において一体的に連結
支持せしめられており、上記連結片部１３にシリンダ室
６ａに開口するブレード用の溝１０が穿設されている。
ック６はケーシング１の内周面に密接するリング状支持
部１１と、その内部に同心的に間隙を設けて配設された
円筒状シリンダ部１２とから構成されており、上記円筒
状シリンダ部１２は前記ノング状支持部１１に対し１個
の連結片部１３゛によって１個所において一体的に連結
支持せしめられており、上記連結片部１３にシリンダ室
６ａに開口するブレード用の溝１０が穿設されている。
このように、本考案においては、リング状支持部１１内
に円筒状シリンダ部１２を配設するとともに、上記円筒
状シリンダ部１２を１個所でリング状支持部１１に連結
支持せしめるようにしたので、上記シリンダブロックを
ケーシング内に圧入或は焼きはめ等により固定する場合
、ケーシングによる力はリング状支持部１１の全外周に
均等に加わり、シリンダ部に直接上記ケーシングによる
力が加わることが防止される。
に円筒状シリンダ部１２を配設するとともに、上記円筒
状シリンダ部１２を１個所でリング状支持部１１に連結
支持せしめるようにしたので、上記シリンダブロックを
ケーシング内に圧入或は焼きはめ等により固定する場合
、ケーシングによる力はリング状支持部１１の全外周に
均等に加わり、シリンダ部に直接上記ケーシングによる
力が加わることが防止される。
すなわち、本考案においては円筒状シリンダ部が１個所
のみでリンク状支持部に連結され他の部分は自由な状態
とｆｆっているため、ケーシングによる圧縮力等が連結
部を介して円筒状シリンダ部に加わったとしても円筒シ
リンダの変形を及ぼすような形で直接円筒シリンダ部に
作用するようなことがすく、シリンダの内径の変化をも
たらすようなことはない。
のみでリンク状支持部に連結され他の部分は自由な状態
とｆｆっているため、ケーシングによる圧縮力等が連結
部を介して円筒状シリンダ部に加わったとしても円筒シ
リンダの変形を及ぼすような形で直接円筒シリンダ部に
作用するようなことがすく、シリンダの内径の変化をも
たらすようなことはない。
したがって、シリンダ室の軸線のずれは殆ど無視できる
程となり、かつシリンダ室内径の変形も殆どＯとするこ
とができ、一方ケーシング自体の精度を非常に高いもの
とする必要もなく、しかも比較的簡単な構成によって圧
縮機としての効率低下を大幅に減少せしめることができ
る等の効果を奏する。
程となり、かつシリンダ室内径の変形も殆どＯとするこ
とができ、一方ケーシング自体の精度を非常に高いもの
とする必要もなく、しかも比較的簡単な構成によって圧
縮機としての効率低下を大幅に減少せしめることができ
る等の効果を奏する。
第１図はロータリ式密閉型電動圧縮機の縦断側面図、第
２図は従来０圧縮機０シリンダブロックの平面図、第３
図は本考案における圧縮機のシリンダブロックの十■図
である。 １・・・・・・ケーシング、４・・・・・・電動機、５
・・・・・・圧縮装置、６・・・・・・シリンダブロッ
ク、６ａ・・・・・・シリンダ室、７・・・・・・ブレ
ード、１０・・・・・・プレート゛用溝、１１・・・・
・・リング状支持部、１２・・・・・・円筒状シリンダ
部、１３・・・・・・連結片部。
２図は従来０圧縮機０シリンダブロックの平面図、第３
図は本考案における圧縮機のシリンダブロックの十■図
である。 １・・・・・・ケーシング、４・・・・・・電動機、５
・・・・・・圧縮装置、６・・・・・・シリンダブロッ
ク、６ａ・・・・・・シリンダ室、７・・・・・・ブレ
ード、１０・・・・・・プレート゛用溝、１１・・・・
・・リング状支持部、１２・・・・・・円筒状シリンダ
部、１３・・・・・・連結片部。
Claims (1)
- ケーシング内周面に全周にわたって密接するリング状支
持部内に、そのリング状支持部に外周部１個所において
一体的に連結支持された円筒状シリンダ部を配設し、そ
のリング状支持部と円筒状シリンダとの間にほぼリング
状の間隙を形成せしめたことを特徴とする、ロータリ式
密閉型電動圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977127383U JPS588953Y2 (ja) | 1977-09-21 | 1977-09-21 | ロ−タリ式密閉型電動圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977127383U JPS588953Y2 (ja) | 1977-09-21 | 1977-09-21 | ロ−タリ式密閉型電動圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5455713U JPS5455713U (ja) | 1979-04-18 |
| JPS588953Y2 true JPS588953Y2 (ja) | 1983-02-17 |
Family
ID=29090096
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1977127383U Expired JPS588953Y2 (ja) | 1977-09-21 | 1977-09-21 | ロ−タリ式密閉型電動圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS588953Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5246356A (en) * | 1992-12-10 | 1993-09-21 | Carrier Corporation | Sound abatement in rotary compressors |
| KR20000044722A (ko) * | 1998-12-30 | 2000-07-15 | 전주범 | 실린더 회전형 압축기 |
| KR101139086B1 (ko) | 2009-11-25 | 2012-04-30 | 엘지전자 주식회사 | 압축기 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5059609U (ja) * | 1973-09-27 | 1975-06-03 |
-
1977
- 1977-09-21 JP JP1977127383U patent/JPS588953Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5455713U (ja) | 1979-04-18 |
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