JPH077244Y2 - 手押し式運搬台車 - Google Patents
手押し式運搬台車Info
- Publication number
- JPH077244Y2 JPH077244Y2 JP1992024197U JP2419792U JPH077244Y2 JP H077244 Y2 JPH077244 Y2 JP H077244Y2 JP 1992024197 U JP1992024197 U JP 1992024197U JP 2419792 U JP2419792 U JP 2419792U JP H077244 Y2 JPH077244 Y2 JP H077244Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- support
- hole
- carriage
- vertical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Handcart (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スーパーマーケット等
の店舗で使用して好適な手押し式運搬台車に関する。
の店舗で使用して好適な手押し式運搬台車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来公知の手押し式運搬台車としては、
運搬台車の後部に、倒立U字形のハンドルを起立させて
一体的に固設したものや、ハンドルを折畳み機構を介し
て起倒自在に取付けたもの、さらに運搬台車の後部に縦
穴を穿設して、ハンドルの下端部を挿し込み支持するよ
うにしたものなどがある。
運搬台車の後部に、倒立U字形のハンドルを起立させて
一体的に固設したものや、ハンドルを折畳み機構を介し
て起倒自在に取付けたもの、さらに運搬台車の後部に縦
穴を穿設して、ハンドルの下端部を挿し込み支持するよ
うにしたものなどがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、近年スーパ
ーマーケット等の店舗では、倉庫より運搬台車に積載し
て売り場内に運び込んだ商品を、陳列棚に移し変える作
業を省いて、商品を運搬台車に積載したままで陳列する
ことがある。この場合、前記従来技術のうちハンドルが
固設されているものや、折畳み構造のものでは、陳列す
るときにハンドルが邪魔になる。ハンドルを運搬台車の
縦穴に挿し込むものは、ハンドルが運搬台車の積載位置
にあるため、商品の積載面積が狭められることになる。
ーマーケット等の店舗では、倉庫より運搬台車に積載し
て売り場内に運び込んだ商品を、陳列棚に移し変える作
業を省いて、商品を運搬台車に積載したままで陳列する
ことがある。この場合、前記従来技術のうちハンドルが
固設されているものや、折畳み構造のものでは、陳列す
るときにハンドルが邪魔になる。ハンドルを運搬台車の
縦穴に挿し込むものは、ハンドルが運搬台車の積載位置
にあるため、商品の積載面積が狭められることになる。
【0004】積載面積を狭めないために、実開昭61−
1469号公報に記載されているように、ハンドルを挿
し込み支持する支持部材を、運搬台車の一側面に固着し
たものもあるが、支持部材が運搬台車の側面より突出す
るので、客の足がぶつかったりして危険であるととも
に、運搬台車を並べて置くときに邪魔になる。さらに、
いずれの場合も、抜き外したハンドルを運搬台車の下側
や倉庫に保管していたため、ハンドルを紛失することが
多々あった。
1469号公報に記載されているように、ハンドルを挿
し込み支持する支持部材を、運搬台車の一側面に固着し
たものもあるが、支持部材が運搬台車の側面より突出す
るので、客の足がぶつかったりして危険であるととも
に、運搬台車を並べて置くときに邪魔になる。さらに、
いずれの場合も、抜き外したハンドルを運搬台車の下側
や倉庫に保管していたため、ハンドルを紛失することが
多々あった。
【0005】本考案は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、商品を運搬台車に積載したままで陳列
するときに、ハンドルの支持具が邪魔にならないように
するとともに、抜き外したハンドルを、各運搬台車ごと
に確実に保管できるようにしたものである。
なされたもので、商品を運搬台車に積載したままで陳列
するときに、ハンドルの支持具が邪魔にならないように
するとともに、抜き外したハンドルを、各運搬台車ごと
に確実に保管できるようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案の手押し式運搬台車は、運搬台車の後面に開
口する前後方向の取付穴内に、後方へ突出する支持具の
前端を、垂直の枢支ピンをもって枢着することにより、
支持具を、取付穴の中へ完全に没入したり、後方へ突出
したりしうるようにし、かつ支持具の後端に設けた縦穴
に、ハンドルの下端部を挿し込み支持してなることを特
徴としている。
に、本考案の手押し式運搬台車は、運搬台車の後面に開
口する前後方向の取付穴内に、後方へ突出する支持具の
前端を、垂直の枢支ピンをもって枢着することにより、
支持具を、取付穴の中へ完全に没入したり、後方へ突出
したりしうるようにし、かつ支持具の後端に設けた縦穴
に、ハンドルの下端部を挿し込み支持してなることを特
徴としている。
【0007】支持具の縦穴より抜き外したハンドルを、
運搬台車の一側面に開口する収納穴より運搬台車内の収
納部に収納しうるようにすることもできる。
運搬台車の一側面に開口する収納穴より運搬台車内の収
納部に収納しうるようにすることもできる。
【0008】
【作用】ハンドルを挿し込み支持する支持具は、ハンド
ルを抜き外した後に、運搬台車の後面に開口する取付穴
内に完全に没入されるので、商品を運搬台車に積載した
まま陳列するときに、支持具が邪魔になることがない。
ルを抜き外した後に、運搬台車の後面に開口する取付穴
内に完全に没入されるので、商品を運搬台車に積載した
まま陳列するときに、支持具が邪魔になることがない。
【0009】また支持具を、縦軸回りに回動させて、取
付穴から簡単に出没させることができる。
付穴から簡単に出没させることができる。
【0010】支持具の縦穴より抜き外したハンドルを、
運搬台車の一側面に開口する収納穴より運搬台車内の収
納部に収納でき、外したハンドルを各運搬台車ごとに確
実に保管できる(請求項2)。
運搬台車の一側面に開口する収納穴より運搬台車内の収
納部に収納でき、外したハンドルを各運搬台車ごとに確
実に保管できる(請求項2)。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説
明する。図1には、手押し式運搬台車の全体が示されて
おり、運搬台車(1)の後面(2)に開口する前後方向の取
付穴(3)(3')から、後方を向く支持具(4)(4')が突出し
ており、この支持具(4)(4')の縦穴(5)(5')に、倒立U
形のハンドル(6)の両脚部の下端が挿し込み支持されて
いる。取付穴(3)(3')は、支持具(4)(4')を完全に収容
できるような大きさである。
明する。図1には、手押し式運搬台車の全体が示されて
おり、運搬台車(1)の後面(2)に開口する前後方向の取
付穴(3)(3')から、後方を向く支持具(4)(4')が突出し
ており、この支持具(4)(4')の縦穴(5)(5')に、倒立U
形のハンドル(6)の両脚部の下端が挿し込み支持されて
いる。取付穴(3)(3')は、支持具(4)(4')を完全に収容
できるような大きさである。
【0012】支持具(4)(4')は、図2に示すように、内
向U字形断面の受け金具(7)と、この受け金具(7)の上
下の水平片の後端に固着された垂直管(8)とからなり、
垂直管(8)の上端部は、受け金具(7)の上部水平片を貫
通している。これによって垂直管(8)は、ハンドルの下
端部を支持するための縦穴(5)(5')を提供している。
向U字形断面の受け金具(7)と、この受け金具(7)の上
下の水平片の後端に固着された垂直管(8)とからなり、
垂直管(8)の上端部は、受け金具(7)の上部水平片を貫
通している。これによって垂直管(8)は、ハンドルの下
端部を支持するための縦穴(5)(5')を提供している。
【0013】垂直管(8)と反対側、すなわち受け金具
(7)の前端部において、その上下の水平片には、垂直の
枢支ピン(9)を挿通させるための枢支孔(10)があけられ
ている。枢支ピン(9)の上下両端部付近には、割りピン
(11)を挿通させる小孔(12)が設けられている。
(7)の前端部において、その上下の水平片には、垂直の
枢支ピン(9)を挿通させるための枢支孔(10)があけられ
ている。枢支ピン(9)の上下両端部付近には、割りピン
(11)を挿通させる小孔(12)が設けられている。
【0014】これによって、図3に縦断面をもって示す
ポケット状の取付穴(3)の上下壁(13)の上面および下面
に割りピン(11)が係止して、受け金具(7)の枢支孔(10)
に挿通された枢支ピン(9)は抜け止め保持される。な
お、この場合、上下壁(13)にも、枢支ピン(9)を挿通さ
せるための孔が設けられていることは言うまでもない。
ポケット状の取付穴(3)の上下壁(13)の上面および下面
に割りピン(11)が係止して、受け金具(7)の枢支孔(10)
に挿通された枢支ピン(9)は抜け止め保持される。な
お、この場合、上下壁(13)にも、枢支ピン(9)を挿通さ
せるための孔が設けられていることは言うまでもない。
【0015】こうして、受け金具(7)、即ち支持具(4)
(4')は、枢支ピン(9)の回りに回動自在に支承されてい
る。
(4')は、枢支ピン(9)の回りに回動自在に支承されてい
る。
【0016】図4には、左右の取付穴(3)(3')に枢支ピ
ン(9)(9')によって回動自在に枢着された支持具(4)
(4')のハンドル挿し込みのための突出位置が実線で示さ
れ、取付穴(3)(3')への没入位置が点線で示されてい
る。
ン(9)(9')によって回動自在に枢着された支持具(4)
(4')のハンドル挿し込みのための突出位置が実線で示さ
れ、取付穴(3)(3')への没入位置が点線で示されてい
る。
【0017】図1に示すように、運搬台車(1)の後面
(2)には、抜き外したハンドルを後方から収納するため
の収納穴(14)が設けられている。この収納穴(14)の下縁
(14')の中央部には凹部(14")が設けられ、この凹部(1
4")内に、人間の指ないし適当な工具を挿入し、既に収
納してあるハンドル(6)を容易に引き出せるようになっ
ている。
(2)には、抜き外したハンドルを後方から収納するため
の収納穴(14)が設けられている。この収納穴(14)の下縁
(14')の中央部には凹部(14")が設けられ、この凹部(1
4")内に、人間の指ないし適当な工具を挿入し、既に収
納してあるハンドル(6)を容易に引き出せるようになっ
ている。
【0018】図5に示すように運搬台車(1)内における
収納穴(14)の前方には、アングル材(15)(16)からなるハ
ンドル受容部が形成されている。このハンドル受容部
は、運搬台車(1)内に任意の方法で固定されている。
収納穴(14)の前方には、アングル材(15)(16)からなるハ
ンドル受容部が形成されている。このハンドル受容部
は、運搬台車(1)内に任意の方法で固定されている。
【0019】次に、この運搬台車(1)の使用態様を説明
する。例えば、商品を運搬台車(1)に積載したままで陳
列棚として使用する際には、まずハンドル(6)を支持具
(4)(4')から抜き外し、抜き外したハンドル(6)を、そ
の両脚部の下端側を前にして収納穴(14)内に挿入する。
挿入されたハンドル(6)は、ハンドル受容部(17)にて受
容され保管される。ハンドル(6)を抜き外した後の支持
具(5)(5')を、枢支ピン(9)(9')を中心として回動させ
て、取付穴(3)(3')内に没入させる。
する。例えば、商品を運搬台車(1)に積載したままで陳
列棚として使用する際には、まずハンドル(6)を支持具
(4)(4')から抜き外し、抜き外したハンドル(6)を、そ
の両脚部の下端側を前にして収納穴(14)内に挿入する。
挿入されたハンドル(6)は、ハンドル受容部(17)にて受
容され保管される。ハンドル(6)を抜き外した後の支持
具(5)(5')を、枢支ピン(9)(9')を中心として回動させ
て、取付穴(3)(3')内に没入させる。
【0020】商品を移動させるために再び運搬台車(1)
を使用する際には、収納穴(14)の凹部(14")内に人間の
指又は適当な工具を挿入して、ハンドル(6)を収納穴(1
4)より引き出す。次いで支持具(4)(4')を旋回させて、
取付穴(3)(3')から突出させ、この突出した支持具(4)
(4')の縦穴(5)(5')に、ハンドル(6)の両脚部の下端を
挿し込む。
を使用する際には、収納穴(14)の凹部(14")内に人間の
指又は適当な工具を挿入して、ハンドル(6)を収納穴(1
4)より引き出す。次いで支持具(4)(4')を旋回させて、
取付穴(3)(3')から突出させ、この突出した支持具(4)
(4')の縦穴(5)(5')に、ハンドル(6)の両脚部の下端を
挿し込む。
【0021】
【考案の効果】本考案によると、次のような効果が得ら
れる。(a) ハンドルを挿し込み支持する支持具は、取
付穴に対して出没自在であるので、商品を運搬台車に積
載したままで陳列するときに、ハンドルを抜き外して支
持具を取付穴内に没入させれば、支持具が邪魔になるよ
うなことはない。従って、支持具の突出に起因する危険
性は完全に解消され、しかも、運搬台車の配列は、不要
な隙間を生ずることなく容易に行われる(請求項1)。
れる。(a) ハンドルを挿し込み支持する支持具は、取
付穴に対して出没自在であるので、商品を運搬台車に積
載したままで陳列するときに、ハンドルを抜き外して支
持具を取付穴内に没入させれば、支持具が邪魔になるよ
うなことはない。従って、支持具の突出に起因する危険
性は完全に解消され、しかも、運搬台車の配列は、不要
な隙間を生ずることなく容易に行われる(請求項1)。
【0022】(b) 抜き外したハンドルは、運搬台車の
収納穴内にその都度収納保管することができるので、紛
失することはない(請求項2)。
収納穴内にその都度収納保管することができるので、紛
失することはない(請求項2)。
【図1】本考案の手押し式運搬台車の実施例の斜視図で
ある。
ある。
【図2】支持具の分解図である。
【図3】支持具を運搬台車の取付穴に枢着したところの
部分断面図である。
部分断面図である。
【図4】図1のA−A断面図である。
【図5】図1の要部破断図である。
(1)運搬台車 (2)後面 (3)、(3')取付穴 (4)、(4')
支持具 (5)、(5')縦穴 (6)ハンド
ル (7)受け金具 (8)垂直管 (9)、(9')枢支ピン (10)枢支孔 (11)割りピン (12)小孔 (13)上下壁 (14)収納穴 (14')下縁 (14")凹部 (15)、(16)アングル材 (17)ハンド
ル受容部
支持具 (5)、(5')縦穴 (6)ハンド
ル (7)受け金具 (8)垂直管 (9)、(9')枢支ピン (10)枢支孔 (11)割りピン (12)小孔 (13)上下壁 (14)収納穴 (14')下縁 (14")凹部 (15)、(16)アングル材 (17)ハンド
ル受容部
Claims (2)
- 【請求項1】 運搬台車の後面に開口する前後方向の取
付穴内に、後方へ突出する支持具の前端を、垂直の枢支
ピンをもって枢着することにより、支持具を、取付穴の
中へ完全に没入したり、後方へ突出したりしうるように
し、かつ支持具の後端に設けた縦穴に、ハンドルの下端
部を挿し込み支持してなることを特徴とする手押し式運
搬台車。 - 【請求項2】 支持具の縦穴より抜き外したハンドル
を、運搬台車の一側面に開口する収納穴より運搬台車内
の収納部に収納しうるようにしてなる請求項1記載の手
押し式運搬台車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992024197U JPH077244Y2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 手押し式運搬台車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992024197U JPH077244Y2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 手押し式運搬台車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0576942U JPH0576942U (ja) | 1993-10-19 |
JPH077244Y2 true JPH077244Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=12131604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992024197U Expired - Lifetime JPH077244Y2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 手押し式運搬台車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077244Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5851093U (ja) * | 1981-10-05 | 1983-04-06 | 三菱電機株式会社 | 回転式電動圧縮機 |
-
1992
- 1992-03-24 JP JP1992024197U patent/JPH077244Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0576942U (ja) | 1993-10-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19950808 |