JPS6024956Y2 - 回転式圧縮機 - Google Patents

回転式圧縮機

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Publication number
JPS6024956Y2
JPS6024956Y2 JP1977103128U JP10312877U JPS6024956Y2 JP S6024956 Y2 JPS6024956 Y2 JP S6024956Y2 JP 1977103128 U JP1977103128 U JP 1977103128U JP 10312877 U JP10312877 U JP 10312877U JP S6024956 Y2 JPS6024956 Y2 JP S6024956Y2
Authority
JP
Japan
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cylinder
compression
rotary compressor
discharge
rotor
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977103128U
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English (en)
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JPS5429403U (ja
Inventor
求 河村
Original Assignee
三菱電機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三菱電機株式会社 filed Critical 三菱電機株式会社
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Publication of JPS5429403U publication Critical patent/JPS5429403U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は吐出量を容易に変え得るようにした回転式圧
縮機に関するものである。
一般に回転式圧縮機の吐出量は、シリンダ内径、このシ
リンダに嵌装された偏心ロータの外径、このロータを支
持するクランクピン偏心量、シリンダおよびロータの軸
方向長さ、吐出口および吸入口の周方向位置によって基
本的に決定される。
そして、通常は、ある容量範囲において吐出量が異なる
シリーズの圧縮機を製作する場合には、シリンダの内径
および軸方向長さ、吐出口および吸入口の周方向位置を
定め、ロータ外径およびクランクピン偏心量を変化させ
て所定の吐出量を得るようにしている。
これは、各部品をできるだけ共通化して生産性を向上し
ようとする考えに基くものである。
しか腰このような方式でもロータおよびクランク軸はそ
れぞれの圧縮機の吐出量に対応して寸法を変化させなけ
ればならず、機種が増加すると、設備の段取り変更、部
品の管理などにかなり損失が生ずる。
この考案は、前述した欠点を解消するためになされたも
ので、シリンダの端面とフレームまたはシリンダヘッド
の一方との間に、吸入室と圧縮室とを圧縮行程の一定区
間連通させるようなバイパス通路を有する薄板を介在さ
せることにより、吐出量を変化させるものである。
したがって、この考案によれば、前記薄板を用いるだけ
で、他の圧縮機構成部品はすべて同一寸法、同一形状の
ものを使用して吐出量が異なる圧縮機を提供できるので
、その生産性の向上が期待できる。
なお、薄板は帯鋼などを打抜くことにより、安価に得ら
れるので部品が増加しても、前記効果の方が遥かに大き
いものである。
以下、従来の回転圧縮機とこの考案の一実施例とを図に
基いて説明する。
第1図、第2図は従来の回転式圧縮機の圧縮要素部の一
例を示す。
これらの図中、1はシリンダで、このシリンダ1には吸
入口11および吐出口12が内周面に開口され、ベーン
8が径方向に往復動するように案内溝10に嵌合されて
いる。
前記シリンダ1の両端面にはフレーム14とシリンダヘ
ッド15が図示しないボルトなどで結合され、前記3部
材で囲まれた内部にシリンダ空間7が形成されている。
前記フレーム14およびシリンダヘッド15には、回転
式圧縮機の図示しない電動要素で駆動されるクランク軸
3が軸支されている。
クランク軸3のシリンダ空間7内部分には、クランク軸
3の回転中心から所定吐出量に相当するような偏心量6
を有するクランクピン4が設けられ、このピン4の外周
面に回転自在に偏心ロータ2が嵌装され、このロータ2
がシリンダ空間7の局面と摺接されるようになっている
前記ベーン8の内端がスプリング9によって偏心ロータ
2の外周面に圧接され、また、吐出口12の外端には吐
出弁13が取付けられている。
以上のように構成された回転式圧縮機は、その電動要素
の駆動により、クランク軸3に回転力が伝達されるとク
ランクピン4および偏心ロータ2はクランク軸3の中心
5を中心として偏心量6を回転半径として偏心ロータ2
の外周面がシリンダ空間7の周面に接して回転して行く
このとき、ベーン8の内端がスプリング9によって偏心
ロータ2の外周面に圧接しているため、シリンダ空間7
が吸入室と圧縮室とに区分され、吸入室には吸入流体が
吸入口11から流入腰圧縮室では偏心ロータ2の外周面
とシリンダ空間7の周面すなわちシリンダ1の内周面と
の接点が吸入口11を通過した点から圧縮が開始され、
所定の圧力に達すると吐出弁13が開作動することによ
り、吐出口12から圧縮された流体が吐出されて行く。
この従来の回転式圧縮機で、吐出量を変化させるには、
前述したように一般にクランクピン4の偏心量およびピ
ストン2の外径を変化させることによって行なっている
この考案は、前述した部品の変更なしに、同一形状、同
一寸法の部品で、第3図、第4図に示すようにバイパス
薄板16を追加することにより、種々の異った吐出量の
回転式圧縮機を得るものである。
すなわち、この種の圧縮機の吐出量は、圧縮、吐出行程
の圧縮室からの流体洩れを無視すれば、圧縮開始時点の
圧縮室容積によって決定される。
圧縮開始時点は、偏心ロータ2の外周面とシリンダ1の
内周面との接点が吸入口11を通過する点にある時であ
る。
従って、何らかの手段によって圧縮開始時点を遅らせれ
ば、この時の圧縮室容積が減少し、吐出量も減少する。
そこで、この実施例では、シリンダ1とシリンダヘッド
15との対向端面間にバイパス薄板16を挟着し、この
バイパス薄板16にクランク軸3の嵌合穴18を中心部
に設け、かつ所定のクランク角まで吸入室7aと圧縮室
7bとを連通させておくような穴からなるバイパス通路
17を形成したものである。
従って、偏心ロータ2の外周面とシリンダ1の内周面と
の接点が吸入口11を通過しても、バイパス通路17で
吸入室7aと圧縮室7bとが連通していることにより圧
縮が開始されず、前記接点がバイパス通路17を通過す
ることによって圧縮が開始されることによって、圧縮開
始時点が遅れる。
また、前記バイパス通路17の偏心ロータ2の回転方向
に沿う長さを変えることにより、種々異なった圧縮開始
時点にすることができる。
なお、この実施例において、前記以外の構成および動作
は、第1図、第2図の従来のものと同様であるから説明
を省略する。
また、この考案において、バイパス薄板16はシリンダ
1とシリンダヘッド14との対向端面に設けてもよい。
さらに、バイパス板16は磨き帯鋼など用いてバイパス
通路17、クランク軸嵌合穴18をプレス打抜きによっ
て形成すれば、非常に低価格で製作できる。
以上説明したようにこの考案の回転式圧縮機によれば、
吐出量に応じて所定の圧縮開始クランク角で吸入室と圧
縮室とがバイパスするようなバスパス通路の長さが異な
るバイパス薄板を準備しておくことにより、その他はす
べて同一の部品によってバイパス薄板を変えるだけで吐
出量を変えることができ、従って生産設備、生産管理お
よび加工面でのむだを省くことができ、生産性の向上に
大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の回転式圧縮機の一例を示す圧縮要素部分
の平面図、第2図は第1図の■−■線に沿う垂直断面図
、第3図はこの考案の一実施例を示す第4図の■−■線
に沿う水平断面図、第4図は第3図のIV−IV線に沿
う垂直断面図である。 1・・・・・・シリンダ、2・・・・・・偏心ロータ、
3・・・・・・クランク軸、4−−−−−−クランクピ
ン、5・・・・・・クランク軸回転中心、6・・・・・
・偏心量、7・・・・・・シリンダ空間、7a・・・・
・・吸入室、7b・・・・・・圧縮室、8・・・・・・
ベーン、9・・・・・・スプリング、10・・・・・・
案内溝、11・・・・・・吸入口、12・・・・・・吐
出口、13・・・・・・吐出弁、14・・・・・・フレ
ーム、15・・・・・・シリンダヘッド、16・曲・バ
イパス薄板、17・・曲バイパス通路、1訃・・・・・
クランク軸嵌合穴。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダ内にその両端開口部をフレームとシリンダヘッ
    ドで閉塞して円筒状シリンダ空間を形威し、このシリン
    ダ空間内に偏心ロータを嵌装し、このロータの外周面に
    接して往復運動するベーンにより、前記シリンダ空間を
    吸入室と圧縮室とに分けるようにした回転式圧縮機にお
    いて、上記シリンダの端面と上記フレーム、上記シリン
    ダヘッドとの間の少なくとも一方に、圧縮行程のある区
    間で上記圧縮室と上記吸入室とを連通させるようなバイ
    パス通路を有するバイパス薄板を介在固定させ、上記バ
    イパス薄板により吐出量を規定するようにしたことを特
    徴とする回転式圧縮機。
JP1977103128U 1977-08-01 1977-08-01 回転式圧縮機 Expired JPS6024956Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977103128U JPS6024956Y2 (ja) 1977-08-01 1977-08-01 回転式圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977103128U JPS6024956Y2 (ja) 1977-08-01 1977-08-01 回転式圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5429403U JPS5429403U (ja) 1979-02-26
JPS6024956Y2 true JPS6024956Y2 (ja) 1985-07-26

Family

ID=29043351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1977103128U Expired JPS6024956Y2 (ja) 1977-08-01 1977-08-01 回転式圧縮機

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06629Y2 (ja) * 1984-09-20 1994-01-05 三菱重工業株式会社 ローリングピストン型圧縮機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS493533U (ja) * 1972-04-12 1974-01-12

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS493533U (ja) * 1972-04-12 1974-01-12

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5429403U (ja) 1979-02-26

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