JPH02117343A - 野菜類、果実類の鮮度保持剤 - Google Patents

野菜類、果実類の鮮度保持剤

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Publication number
JPH02117343A
JPH02117343A JP63270200A JP27020088A JPH02117343A JP H02117343 A JPH02117343 A JP H02117343A JP 63270200 A JP63270200 A JP 63270200A JP 27020088 A JP27020088 A JP 27020088A JP H02117343 A JPH02117343 A JP H02117343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
salt
fruits
vegetables
acid
freshness
Prior art date
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Pending
Application number
JP63270200A
Other languages
English (en)
Inventor
Chieko Kurokawa
黒川 智恵子
Atsuro Nishina
淳良 仁科
Masaji Ito
伊藤 正次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Oil and Fats Co Ltd filed Critical Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は野菜類、果実類の変色を防止し、長時間保存を
可能とする野菜類、果実類の鮮度保持剤に関する。
〔従来の技術〕
野菜類、果実類は貯蔵中に黒変、褐変等の色調の変化を
生ずる。これを防止するため一般的には冷凍や冷蔵によ
る貯蔵、ならびに水や塩水に浸す方法などが行われてい
る。また鮮度保持剤として、コウジ酸を有効成分とした
ものが提案されている(特開昭62−198372)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし鮮度保持のための冷凍や冷蔵による貯蔵、および
調理の際に野菜や果実の切り口を水や塩水に浸す方法、
ならびに上記コウジ酸を用いる方法は、いずれも十分な
保存方法とは言えず、生鮮物の黒変、褐変等が防止でき
なかった。
本発明の目的は、野菜類、果実類の色調の変化を防止し
、良好に鮮度を保持できる野菜類、果実類の鮮度保持剤
を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、L−アスコルビン酸またはその塩1重量部に
対して、クエン酸またはその塩を0.01〜10重量部
、およびフィチン酸またはその塩を0.O1〜10重量
部配合したことを特徴とする野菜類、果実類の鮮度保持
剤である。
本発明で用いるし一アスコルビン酸またはその塩は酸化
防止剤として用いられるもので、遊離のし一7スコルビ
ン酸またはし一7スコルビン酸カルシウム、L−アスコ
ルビン酸ナトリウムなどの塩を単独で、または適宜組み
合わせて用いることができる。
本発明で用いるクエン酸またはその塩は金属封鎖剤とし
て用いられるもので、遊離のクエン酸またはクエン酸カ
ルシウム、クエン酸ナトリウムなどの塩を単独で、また
は適宜組み合わせて用いることができる。これらの配合
量はし−7スコルビン酸1重量部に対して0.01〜1
0重量部、好ましくは0.04〜6重量部とする。上記
クエン酸またはその塩が1、−アスコルビン酸1重量部
に対して0.01重量部未満であると鮮度保持の効果が
十分発揮できず、また10重量部を超えて添加しても効
果に顕著な向上が認められないためである。
本発明で用いるフィチン酸またはその塩はpH調節剤と
して用いられるもので、遊離のフィチン酸またはフィチ
ン酸カルシウム、フィチン酸ナトリウムなどの塩を単独
でまたは適宜組み合わせて用いることができる。これら
の配合量はL−アスコルビン酸1重量部に対して0.0
1〜10重量部、好ましくは0.04〜6重量部とする
。上記フィチン酸またはその塩がL−アスコルビン酸1
重量部に対して0.01重量部未満であると鮮度保持の
効果が十分発揮できず、また10重量部を超えて添加し
ても効果に顕著な向上が認められないためである。
本発明の鮮度保持剤は、必要により安定剤その他の添加
剤を゛配合してもよい。本発明の鮮度保持剤は上記各成
分を配合した状態で、または配合しない状態で製品とさ
れ、使用時に水その他の溶媒に溶解して使用してもよい
が、予め水その他の溶媒に溶解して製品としてもよい0
本発明の鮮度保持剤の使用濃度はL−アスコルビン酸(
塩)、クエン酸(塩)およびフィチン酸く塩)の配合物
の濃度として1〜60重量%、好ましくはlO〜50重
量%程度である。
本発明の鮮度保持剤は、酸化防止剤であるし一アスコル
ビン酸(塩)、金属封鎖剤であるクエン酸(塩)、およ
びpH調節剤であるフィチン酸(塩)からなる組成物を
水に溶解して、野菜類、果実類と接触させることにより
、色調の変化を防止し、鮮度保持効果を発揮させること
ができる。
本発明を実施するにあたり、本発明の水溶液に野菜類、
果実類を1〜lO分間程度浸漬した後、貯蔵しても良く
、また貯蔵期間中、野菜類、果実類の表面に本発明の水
溶液を間欠的または連続的にスプレーしても良い。
本発明の鮮度保持剤の主体は酸化防止剤であるし一アス
コルビン酸(塩)であり、酸化による鮮度低下を防止す
る。そして金属封鎖剤であるクエン酸(塩)の添加によ
り、野菜類、果実類の褐変の原因の一つである鉄イオン
や銅イオン等の微量の金属イオンを減少させる。またカ
ビや一般細菌の増殖を防止するためにpnを1〜5に下
げる必要があり、このpH調節剤としてフィチン酸(塩
)を使用する。
これらの成分を水に溶解して、野菜類、果実類と接触さ
せることにより、色調の変化を防止し、鮮度保持効果を
発揮させることができる。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明の鮮度保持剤は、し−アスコルビン
酸(塩)、クエン酸(塩)およびフィチン酸(塩)を含
むため、野菜類、果実類の色調の変化を防止でき、さら
に人体に対する安全性に優れ、有効かつ簡便に生鮮な野
菜類、果実類を、その鮮度を保持した状態で保存するこ
とができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について説明する。各例中1%は
重量%である。
実施例1 市販されているはすを購入して、よく水洗し、皮つきの
まま厚さ3cmの輪切りにした(重量約30g)。
つぎにこれを、L−アスコルビン酸5g、 クエン酸カ
ルシウム5g、 25%溶液のフィチンfi 20gを
470gの水に溶解した水溶液に5分間浸漬し、水切り
後合成樹脂製袋に入れて5℃の冷蔵庫に保存して、皮お
よび切り口の色の変化をamした。
実施例2 市販されているじゃがいもを購入し、よく水洗して、皮
つきのまま厚さ2cn+の輪切りにした(重量約30g
)、つぎにこれを、L−7スコルビン酸ナトリウム20
g、クエン酸2g、 25%溶液のフィチン酸8gを1
70gの水に混合溶解した水溶液を1分間スプレーシ1
合成樹脂製袋に入れて5℃の冷蔵庫に保存して色の変化
をa察した。
実施例3 市販されているりんごを購入し、皮をむき、縦に6つ割
にした(重量約50g)、  つぎにこれを、し−アス
コルビン酸2.5g、クエン酸2.5g、25%溶液の
フィチン酸60gを435gの水に混合溶解した水溶液
に5分間浸漬し水切り後、合成樹脂製袋に入れて5℃の
冷蔵庫に保存して色の変化をa察した。
実施例4 市販されているバナナを購入し、皮つきのまま厚さ3c
mの輪切りにした(重量約30g)。つぎにこれを、し
−アスコルビン酸25g、クエン酸75g、フィチン酸
カルシウム1gを399gの水に混合溶解した水溶液に
5分間浸漬し水切り後、合成樹脂製袋に入れて5℃の冷
蔵庫に保存し色の変化をw4察した。
比較例1 市販されているはすを購入し、よく水洗し、皮つきのま
ま厚さ3cmの輪切りにした(重量約30g)。
つぎにこれに、100%の蒸留水を1分間スプレーし、
合成樹脂製袋に入れて5℃の冷蔵庫に保存し、色の変化
を観察した。
比較例2 市販されているじゃがいもを購入し、よく水洗して、皮
つきのまま厚さ2cmの輪切りにした(重量約30g)
。つぎにこれを、0.5%のコウド酸水溶液に5分間浸
漬し、水切り後合成樹脂製袋に入れて5℃の冷蔵庫に保
存し、色の変化をall察した。
比較例3 市販されているりんごを購入し、皮をむいて縦に6つ割
にした(重量約50g)。つぎにこれを、L−アスコル
ビン酸ナトリウム5gを495gの水に溶解した水溶液
に5分間浸漬し、水切り後合成樹脂製袋に入れて5℃の
冷蔵庫に保存して色の変化を観察した。
比較例4 市販されているバナナを購入し、皮つきのまま厚さ3c
mの輪切りにした(重量約30g)、 100%の蒸留
水に5分間浸漬し、水切り後合成樹脂製袋に入れて5℃
の冷蔵庫に保存して色の変化をlII察した。
これらの結果をまとめて表1に示した。
表1 鮮度保持剤の効果 −:褐変なし  士:やや褐変 +:褐変   ++:黒変 これらの結果から明らかなように、本発明の鮮度保持剤
を使用したものは、変色が少なく、鮮度保持能が優れて
いることがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)L−アスコルビン酸またはその塩1重量部に対し
    て、クエン酸またはその塩を0.01〜10重量部、お
    よびフィチン酸またはその塩を0.01〜10重量部配
    合したことを特徴とする野菜類、果実類の鮮度保持剤。
JP63270200A 1988-10-26 1988-10-26 野菜類、果実類の鮮度保持剤 Pending JPH02117343A (ja)

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JP63270200A JPH02117343A (ja) 1988-10-26 1988-10-26 野菜類、果実類の鮮度保持剤

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JP63270200A JPH02117343A (ja) 1988-10-26 1988-10-26 野菜類、果実類の鮮度保持剤

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JPH02117343A true JPH02117343A (ja) 1990-05-01

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ID=17482925

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JP (1) JPH02117343A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09309833A (ja) * 1996-05-22 1997-12-02 Toyo Hakko:Kk 活性酸素抑制組成物及びその製造方法並びに血圧抑制剤
JP2006174832A (ja) * 2004-11-26 2006-07-06 Okuno Chem Ind Co Ltd 青果物の変色防止剤
ES2298045A1 (es) * 2006-06-21 2008-05-01 Fundacion Azti-Azti Fundazioa Metodo de conservacion de champiñon fresco.
JP2014168481A (ja) * 1998-01-09 2014-09-18 Mantrose-Haeuser Company Inc 新鮮な野菜の保存処理方法
CN108935657A (zh) * 2018-08-07 2018-12-07 江油市九顶科技有限公司 一种有机蔬菜生物保鲜剂,其制备方法及配套保鲜方法

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JP2006174832A (ja) * 2004-11-26 2006-07-06 Okuno Chem Ind Co Ltd 青果物の変色防止剤
ES2298045A1 (es) * 2006-06-21 2008-05-01 Fundacion Azti-Azti Fundazioa Metodo de conservacion de champiñon fresco.
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