JPH02116616A - 窒化硼素・窒化アルミニウム複合粉末の製造方法 - Google Patents

窒化硼素・窒化アルミニウム複合粉末の製造方法

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JPH02116616A
JPH02116616A JP26612688A JP26612688A JPH02116616A JP H02116616 A JPH02116616 A JP H02116616A JP 26612688 A JP26612688 A JP 26612688A JP 26612688 A JP26612688 A JP 26612688A JP H02116616 A JPH02116616 A JP H02116616A
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JP
Japan
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powder
mixture
weight
hexagonal
mixed
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JP26612688A
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English (en)
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Takahisa Koshida
孝久 越田
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上のf11用分野J 本発明は六方晶窒化硼素(BN)  ・窒化アルミニウ
ム(AI2N)複合粉末の製造方法に関し、熱伝導性、
耐食性、絶縁性、誘電性などの電気特性に優れ、トラン
ジスタ、ダイオード等の半導体用シリコーン樹脂放熱シ
ートへの充填材、快削性のAlxとBNの複合焼結体用
の原料粉末として利用される複合粉末の製造方法に関す
るものである。
[従来の技術〕 従来、AlxとBNとを含有する粉末を製造するには、
−6に混合法により製造していた。この方法だと粒子の
大きさに制約を受けるため分子レベルからみた均一混合
は難しかった。また粒子も単に混じりあっているだけで
、結合等は生じていない。
混合法に使用するAffN粉末の製造方法は、■A42
03とCの混合物をN2中で加熱し還元窒化−する方法
。(iit元窒化法) ■金属ARをN2中で窒化反応させる方法、(直接窒化
法) の2方法が代表的である。
一方BN粉末の製造方法は、 ■硼砂と尿素の混合物をアンモニア雰囲気中で加熱する
方法。
■硼酸と窒素含有化合物を加熱する方法。
が代表的な方法である。
Al2NとBNとを含有する粉末を合成により製造する
方法としては。
■Al2N粉末の存在下にBNの生成を行う方法(特開
昭62−56307)。
■BN粉末の存在下にAI2を窒化する方法(特開昭6
2−65980  ン 。
などがあるが、何れの方法における合成粉末も。
A42N粉末とBN粉末とは混合法と同様に別個に存在
している。またこのとき残留している酸素化合物が低融
点ガラスを生成し、高温での機械特性、あるいは常温で
の熱特性が劣る。
AgNとBNを単に粉末で混合するだけでは、シリコー
ン樹脂等の充填材として使用しても十分な熱伝導特性は
発現されなかった。この原因は樹脂と粉末の界面接着が
十分でないこと、Al2NおよびBN粉末表面の吸着層
(主としてOH基、水分、油分)により特性が出ないこ
とである。
このためAgNとBNを強固に結合させ、粒子表面に吸
着層を生じさせない改良が必要である。
また、この粉末に焼結処理を行ったところ製品の均一性
において十分でなかった。
焼結体用原料として使用する場合、高い密度と強度を有
する焼結体を得るには、Al2NとBNが均一に分散し
ていることと、焼結特性の優れたAffNが表面に析出
していることが望ましい。
熱伝導特性についても中心部がBNで粒子表面をAgN
層がコートしている複合材が好ましい。
また不純物として存在する酸素化合物は、安定で母材の
特性を失なわない相を形成していることが望まれていた
〔発明が解決しようとする課題] 本発明は上記従来技術の欠点を解決するために、A42
NとBNが均一に混合していると共に強固に結合し、B
Nを母材としてAgNが表面に析出し、かつ原料中の酸
素化合物が安定な相として存在しているBN−Al2N
複合粉末の製造方法を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段1 本発明者は前記混合粉末と合成粉末の欠点を解決すべく
検討した結果1本発明に到達したものである。
すなわち本発明は、 六方晶窒化硼素粉末単味または六方晶窒化硼素粉末およ
び窒化アルミニウム粉末と、アルミニウム粉末と、シリ
コン粉末とよりなる混合粉末を、シリコン粉末が混合粉
末に対し0.5〜15重量%になるように混合し、 該混合粉末を窒素ガスを含有する非酸化性雰囲気中でt
 ooo〜2100℃に加熱した後粉砕することにより
、 六方晶窒化硼素を5〜80重量%含有し、酸素化合物を
β−サイアロン相(Sie−zAI2zozNa−z、
0<Z≦4.3)として安定化させ粉末を得ることを特
徴とする窒化硼素・窒化アルミニウム複合粉末の製造方
法。
である。
[作用1 本発明で使用するBN粉末は高純度であるほど好ましい
。通常、不純物として存在している酸素はBN粉末の表
面にOt(基、酸窒化硼素の汗?態で存在しており、八
2と一緒に焼成するとAff203になり、AI2とN
2の反応によって生成したAgNの純度が低下し、純度
が低下すると本来有している熱伝導等の機能が失なわれ
ることになる。このことから使用するBN粉末の酸素含
有量は熱伝導特性が急に落ちて(る5%を越えないこと
が好ましい。
粒径については特に規定はしないが、凝集状態にあるも
のよりも一次粒子に分散している方が好ましい。この理
由は、加熱により溶融したAffがBN粉末表面をコー
トシ、雰囲気中のN2と反応しA9Nを生成することか
ら、分散状態の均一な方が未反応のAβが残留しない特
性の優れたものが得られる。
結晶状態についてはシリコーン樹脂の充填材等の熱特性
を要求される分野では高結晶質BN粉末が好ましく、焼
結体用原料には低結晶質のBN粉末が適している。この
様に用途に応じてBN粉末は使い分ける必要がある。
フィラー粉末とAI2扮宋0混合比は、フィラー粉末3
0重量部に対してA2粉末を70重量部以下にしないと
十分な窒化が進行しない。この理由は、溶融AβはBN
粉末表面に薄いコート嗅をつ(り雰囲気中のN2と反応
し/INになるので、反応が表面から起るために膜厚が
厚いと内部まで反応が進行しないためである。そこで十
分な反応界面を必要とするため、フィラー粉末はフィラ
ー粉末とAβ粉末の合計重量の30%以上必要になる。
BNの含有量が多い複合粉末はフィラー材のBN粉末量
を多(すれば製造可能であるが、BN含有量を少なくす
るにはフィラー材としてBN単味では製造不可能で、B
N粉末とAj2N粉末を混合したフィラー材を使用する
必要がある。
本発明の複合粉末においてBNの特性を生かすには、B
N含有量を5〜80重量%とする必要がある。5重量%
未満では機械加工が難しく、80重量%を越すと焼結特
性が悪くなる。
通常、BN粉末とAI2扮宋0混結すると、焼結体中に
残留する酸素成分はAg2O3とB2O3のガラス相と
して粒界に存在している。この/’[203−B2O3
相は低融点のガラス相を形成するため焼結体の高温での
機械特性、電気特性を劣化させる。そこで、金属シリコ
ン(Si)を添加することによりAl203  B20
3相をβ−サイアロン相(S 16−z Al2zOz
Na−z 。
0〈Z≦4.3)に転化させることにより安定化できた
。Slは雰囲気のN2と反応してSi3N4を生成し、
Si3N4とAff203の化合物としてβ−サイアロ
ン相を生成する。不純物のB2O3は洗浄、蒸発処理に
より除去できる。
添加するシリコン粉末の量は、混合粉末中の酸素量に応
じて変化させる必要がある。
複合粉末中のBNの酸素含有量が5%以下でないと伝熱
特性の劣る成分が増加して電気特性が十分でないため、
シリコン粉末の添加量としては混合粉末中の酸素量をβ
−サイアロン相として安定化するため、混合粉末に対し
て0.5〜15重量%とする。0.5重量%未満では効
果が不十分で、15ffl量%を越えるとβ−サイアロ
ン相のみならず5i3Nnが多量に生成するため熱特性
が低下して放熱用部材としては不適切である。
加熱雰囲気は、酸化性であるとBN、Si。
A2の酸化によりB203.5i02.Ag2O3を生
ずるので非酸化性雰囲気とする。また加熱温度としては
八2の窒化を生ぜせしめるためには1000℃L′ノ上
が必要であり、2100℃以トになるとA42Nが分解
するため1000〜2100℃とする。
なお1本発明の複合粉末を使用して焼結体を製造する場
合、各種焼結助剤(たとえばY2O3)を混合して使用
しても焼結体の特性はなんら失なわれない。
〔実施例1 実施例1 酸素含有量が1.4%で平均粒径が4μmのBN粉末1
00重量部と、酸素含有量が0.8%で100μm以下
の粒径の/l粉末100重量部と、酸素含有量0.3%
で1100uの篩を全通°したSi粉末2.0重量部を
、ナイロン製ポットとボールを用いエタノールを分散媒
体として湿式混合で均一に混合し、SiがBN粉末、A
I2粉末およびSi粉末の合計量に対して1.0重量%
の混合粉末を製造した。
このようにして得られた混合粉末を乾燥後、BNを表面
にコートした黒鉛るつぼ中に混合粉末100gをソフト
に充填(充填密度o、25g/crn’)L、高純度N
H3ガス中で昇温速度5°C/minにて1800℃ま
で加熱した後3h保持し、N2ガス中で炉冷し、炉冷物
を振動ボールミルにより平均粒径3μmまで粉砕した。
このようにして掬られた複合粉末は灰白色で。
BNの含有量は40重量%であった。
X線回折で生成物を同定したところBN。
AβNを主成分として微量のβ−サイアロン相が同定さ
れ、八220B、B20:Iのピークは観察されなかっ
た 電子8微鏡で観察すると、−次粒子で4〜5μmの鱗片
状のBN粉末が観察されたことから、AβNはBN粉末
表面に薄いコート紛状で生成していると推定された。
この様にして製造した複合粉末1 oogをプレス成形
後ガラスカプセルに装入し、HIP(Hot l5os
tatic Press )処理を1800℃で200
0気圧処理を行なった後、試験片を切出して物性測定を
行った。密度の測定はアルキメデス法で行ない、3点曲
げ試験はJ I 5−R−1601法で行い、熱伝導の
測定はレーザー・フラッシコ法で行った。
実施例2 実施例1のBN粉末100重量部の替りに、同じBN粉
末50重量部と酸素含有量が1.0%で平均粒径1.5
 umのAJ2N粉末50重量部を使用し、実施例1と
同様な方法で、複合粉末を製造した後HIP処理により
焼結体を製造し、評価した。この複合粉末のBN含有量
は20重量%で、x!1回折および電子顕微鏡観察の結
果は実施例1とほぼ同様であった。
比較例1 酸素含有量が164%で平均粒径が4μmのBN粉末8
0重量部と、酸素含有量が0.9%平均粒径が1.2μ
mのAffN粉末120重量部を、エタノールを分散媒
としてナイロン製ポットとボールを用いて混合した後乾
燥し、この粉末を実施例1と同様に処理した6なお、混
合粉末を加熱、粉砕した複合粉末のBN含有量は40重
量%であった。
比較例2 実施例1の混合粉末中のSi粉末を除いた混合粉末を、
実施例1と同様に処理した。
実施例および比較例の試験結果を第1表に示した。
本発明の複合粉末は、BNとAl2Nの混合粉末(比較
例1)あるいはSi粉末を添加しない混合粉末(比較例
2)に比べて、高温での曲げ強度、熱伝導特性において
優れていた。
〔発明の効果] 本発明により、BNを母材とし、その表面に薄いコート
状のAl2Nを有し、かつ原料粉末中の酸素化合物をサ
イアロン相として安定化した窒化硼素・窒化アルミニウ
ム複合粉末が得られ、この複合粉末による焼結体は高温
での曲げ強度、熱伝導物性に優れており、また、この複
合粉末は半導体用シリコーン樹脂放熱シートへの充填材
としても好適である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 六方晶窒化硼素粉末単味または六方晶窒化硼素粉末
    および窒化アルミニウム粉末と、アルミニウム粉末と、
    シリコン粉末とよりなる混合粉末を、シリコン粉末が混
    合粉末に対し0.5〜15重量%になるように混合し、 該混合粉末を窒素ガスを含有する非酸化性雰囲気中で1
    000〜2100℃に加熱した後粉砕することにより、 六方晶窒化硼素を5〜80重量%含有し、 酸素化合物をβ−サイアロン相(Si_6_−_ZAl
    _2O_ZN_8_−_Z、0<Z≦4.3)として安
    定化させた粉末を得ることを特徴とする窒化硼素・窒化
    アルミニウム複合粉末の製造方法。
JP26612688A 1988-10-24 1988-10-24 窒化硼素・窒化アルミニウム複合粉末の製造方法 Pending JPH02116616A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150016957A (ko) * 2012-05-09 2015-02-13 이에스케이 세라믹스 게엠베하 운트 코. 카게 질화붕소 응집체, 그의 생성 방법 및 그의 용도

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150016957A (ko) * 2012-05-09 2015-02-13 이에스케이 세라믹스 게엠베하 운트 코. 카게 질화붕소 응집체, 그의 생성 방법 및 그의 용도

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