JPH0211461B2 - - Google Patents

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JPH0211461B2
JPH0211461B2 JP60216913A JP21691385A JPH0211461B2 JP H0211461 B2 JPH0211461 B2 JP H0211461B2 JP 60216913 A JP60216913 A JP 60216913A JP 21691385 A JP21691385 A JP 21691385A JP H0211461 B2 JPH0211461 B2 JP H0211461B2
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JP
Japan
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steering angle
decrease
cornering
level
headlight
Prior art date
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JP60216913A
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JPS6277250A (ja
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Hiromi Shibata
Atsushi Toda
Keiichi Tajima
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Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to US06/913,129 priority patent/US4733333A/en
Priority to FR868613537A priority patent/FR2587947B1/fr
Priority to KR1019860008234A priority patent/KR920004780B1/ko
Priority to DE19863633179 priority patent/DE3633179A1/de
Publication of JPS6277250A publication Critical patent/JPS6277250A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、操舵角に応じて灯光手段の照射方向
を可変する車輛用コーナリングランプシステムに
関するものである。
〔従来の技術〕
車輛、殊に自動車には夜間前方を照射するたの
灯光手段として前照灯が取り付けられているが、
この前照灯は自動車の正面のみを固定して照射す
るものであり、カーブに差し掛つた場合等は自動
車の進行方向を充分照射し得ない状態となる。第
7図は、自動車がカーブを曲がるコーナリングの
際の前照灯の照射状態を示し、同図において、r
はコーナリング時の回転半径lは自動車のホイー
ルベス、Pは前照灯位置、R1は前照灯の照射方
向、θは照射方向R1に対する前照灯の左右方向
への照射範囲角、xはこの時の操舵角である。す
なわち、コーナリングの際の路面照射距離αは、
同図におけるであり、 =α=2rsin(θ−x) ……(1) で表わされる。また、sinxはl/rとなり、xは
rの減少に伴つて増加するので(1)式におけるsin
(θ−x)も減少することになり、αはrの減少
と共に急激に減少する。つまり、コーナリング時
に路面を照射できる距離αは直進走行の場合に比
して極めて短く、回転半径rの減少に伴つて急激
に減少する。
そこで、このような問題を改善するために、操
舵角xに追随させて前照灯の照射方向を可変する
コーナリングランプシステムが提案されている。
第8図にこのコーナリングランプシステムを用い
た前照灯の照射状態を示す。すなわち、このコー
ナリングランプシステムは操舵角xと同じ角度だ
け前照灯の照射方向を可変するものであり、前照
灯の照射方向の振れ角度yと操舵角xとを一致さ
せている。したがつて、可変後の前照灯の照射方
向R2は第7図における操舵角xの延長線上の点
P1に一致する。このときの路面照射距離αは
(第8図における)、 α=2rsinθ ……(2) で表わされる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このようなコーナリングランプ
システムによると、前照灯の照射方向を可変しな
い場合に比べれば路面照射距離αは長くはなる
が、回転半径rの減少に正比例してαも減少す
る。すなわち、前記(2)式において、sinθは定数で
あり、rの減少に正比例してαが減少するため、
コーナリングの際の視界を充分確保したものとは
言い難いものであつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はこのような問題点を鑑みてなされたも
ので、灯光手段の照射方向の振れ角を操舵角より
も大とするようにしたものである。
〔作用〕
したがつてこの発明によれば、路面照射距離が
増大すると共に、回転半径の減少に伴う路面照射
距離の減少を抑制することが可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明に係る車輛用コーナリングランプ
システムを詳機に説明する。第1図はこのコーナ
リングランプシステムの一実施例を示す回路構成
図であり、本実施例の説明に入る前に、このコー
ナリングランプシステムの原理について説明す
る。第2図は、第8図における前照灯の照射方向
の振れ角度yを操舵角xよりも大きくした時の前
照灯の照射状態を示し、この時の路面照射距離α
は、 α=2rsin(y−x+θ) ……(3) で表わされる。今、前照灯の振れ角度yを操舵角
xの2倍とすると、y=2xであるから、 α=2rsin(x+θ) ……(4) となり、rが減少すると、xは増加するため、
sin(x+θ)成分は増加する。この結果αの減少
を打ち消すので、rが減少したとしてもコーナリ
ング時の視界は充分確保されることになる。つま
り、f(x)=y(x)−x+θとすると、f(x)
が0<x<90゜の範囲で単調増加Qとなるような
関数を設定すれば、rの減少によるαの減少を抑
制することができる。また、このときのαは前記
(2)式によつて求まるαに比して増大している。以
上がこのコーナリングランプシステムの原理であ
り、以下第1図を用いてこのコーナリングランプ
システムの具体的な実施例を説明する。
第1図において、1は操舵角に応じてパルス状
の電気信号を送出するフオトセンサ、2はこのフ
オトセンサ1の送出する電気信号を処理する処理
回路、3はこの処理回路2の送出する処理信号に
基づいて図示せぬ前照灯を駆動するランプ駆動ユ
ニツト、4は直流電源である。フオトセンサ1は
発光ダイオード11、フオトトランジスタ12お
よび抵抗R1,R2よりなる第1のフオト・インタ
ラプタ13と、発光ダイオード14、フオトトラ
ンジスタ15および抵抗R3,R4よりなる第2の
フオト・インタラプタ16とから構成されてお
り、フオト・インタラプタ13の出力端子17お
よびフオト・インタラプタ16の出力端子18に
は、自動車の操舵角の変化に応じて第3図aおよ
びbに示す様な「1」レベルおよび「0」レベル
の交互するパルス状電気信号が発生するようにな
つている。すなわち、同図における横軸は操舵角
を示し、0゜を中心とする右操舵を正、左操舵を負
としており、aは出力端子17に発生する電気信
号を、bは出力端子18に発生する電気信号を示
す。出力端子17に発生する電気信号は、出力端
子18に発生する電気信号よりも位相が90゜進ん
でおり、操舵角が0゜の時、出力端子18に発生す
る電気信号は「1」レベルより「0」レベルへ、
あるいは「0」レベルから「1」レベルへと変化
する立ち下がりあるいは立ち上がり時期にあり、
出力端子17に発生する電気信号は「0」レベル
状態にある。
一方、処理回路2は、ナンドゲート21,2
2、インバータ23、R・Sフリツプフロツプ回
路24,25、アンドゲート26,27、UP/
DOWNカウンタ28およびデコーダ/ドライバ
29により構成されており、R・Sフリツプフロ
ツプ回路24および25は負論理入力のオアゲー
ト241,242および251,252により構
成されている。そして、フオトセンサ1の出力端
子17に発生する電気信号が、ナンドゲート21
および22の一端と、R・Sフリツプフロツプ回
路24および25のリセツト端子24rおよび2
5rとに入力されるようになつており、フオトセ
ンサ1の出力端子18に発生する電気信号が、ア
ンドゲート26の一端と、ナンドゲート22の他
端と、インバータ23とに入力されるようになつ
ている。そして、インバータ23の反転出力する
電気信号がナンドゲート21の他端およびアンド
ゲート27の一端へと入力されるようになつてい
る。また、ナンドゲート21および22の出力
は、R・Sフリツプフロツプ回路24および25
のセツト端子24sおよび25sに入力されるよ
うになつており、R・Sフリツプフロツプ回路2
4および25の出力はQ出力端子24qおよび2
5qを介してアンドゲート26および27の他端
へ入力されるようになつている。そして、アンド
ゲート26および27の出力がUP/DOWNカウ
ンタ28のアツプ入力端子28uおよびダウン入
力端子28dに入力されるようになつており、
UP/DOWNカウンタ28は入力端子28uある
いは28dは「1」レベルの信号が入力される毎
にそのカウント値をアツプあるいはダウンし、そ
のカウント値に応じたデジタル信号を出力端子2
8A〜28Eを介してデコーダ/ドライバ29の
入力端子29A〜29Eに送出するようになつて
いる。そして、デコーダ/ドライバ29はこのデ
ジタル信号を受けて、出力端子2901〜2931
内の所定の端子を選択し、そのレベルを「0」と
するようになつている。すなわち、第3図におけ
る操舵角が0゜の時、UP/DOWNカウンタ28に
おけるカウント値は10(16進)となるように設定
されており、この時デコーダ/ドライバ29は出
力端子2916を選択し、この出力端子2916のレ
ベルのみを「0」レベルとするようになつてい
る。そして、UP/DOWNカウンタ28において
カウント値が1ずつアツプする毎に「0」レベル
となる出力端子が2916から2917,2918……
2931と順次繰り上がるようになつている。ま
た、UP/DOWNカウンタ28におけるカウント
値が10(16進)から1ずつダウンする毎に、「0」
レベルとなる出力端子が2916から2915,29
14……2901と順次繰り下がるようになつてい
る。尚、カウントアツプ後のカウントダウンある
いはカウントダウン後のカウントアツプにおいて
も、「0」レベルとなる出力端子は順次隣接する
出力端子へと繰り下がりあるいは繰り上がるよう
になつていることは言うまでもない。そして、デ
コーダ/ドライバ29の出力端子2931〜2901
が該処理回路2の出力端子2a〜2mに図示の如
く接続されている。
しかして、処理回路2の出力端子2a〜2mが
ランプ駆動ユニツト3の摺動基板31に形成され
た半円帯状の導体パターン32および33に摺接
する摺動接点34b〜34mに接続されており、
摺動接点34bに隣接する摺動接点34aがリレ
ー35のコイル351を介して直流電源4の正極
性側に接続されている。また、摺動接点34mに
隣接する摺動接点34nもリレー36のコイル3
61を介して直流電源4正極性側に接続されてお
り、コイル351および361にはダイオード3
7および38が並列に接続されている。そして、
直流モータ39の両接続端にリレー35の常開・
常閉接点352およびリレー36の常開・常閉接
点362が接続され、リレー35が通電付勢状態
となつた時、常開・常閉接点352のコモン端子
352cと常開接点端子352aとが導通し、直
流モータ39の一端に直流電源4の正極性側が接
続されるようになつている。また、リレー36が
通電付勢状態となつた時、常開・常閉接点362
のコモン端子362cと常開接点端子362aと
が導通し、直流モータ39の他端に直流電源4の
正極性側が接続されるようになつている。すなわ
ち、常開・常閉接点352および362は通常そ
のコモン端子352cおよび362cと常閉接点
端子352bおよび362bとが導通状態にあ
り、この時直流モータ39の両端は接地されてい
る。そして、直流モータ39に常開・常閉接点3
52を介して直流電源が供給された時、該モータ
はランプ駆動軸5を時計方向に回転させ(図示右
回転)、このランプ駆動軸5の右回転に伴つて導
体パターン32および33も摺動基板31と一体
となつて右回転するようになつている。また、直
流モータ39に常開・常閉接点362を介して直
流電源が供給された時、ランプ駆動軸5は左回り
に回転し、このランプ駆動軸5の左回転に伴つて
導体パターン32および33は摺動基板31と一
体となつて左回転するようになつている。尚、ラ
ンプ駆動軸5の右回転および左回転によつて、前
照灯の照射方向が変化するようになつていること
は言うまでもなく、ランプ駆動軸5が右回転する
ことにより、前照灯の照射方向が運転席から見て
右方向へ移動し、ランプ駆動軸5が左回転するこ
とにより、前照灯の照射方向が左方向へ移動する
ようになつている。
次に、このように構成された車輛用コーナリン
グランプシステムの動作を説明する。すなわち、
今操舵角が第3図における0゜にあるものとする。
この時、UP/DOWNカウンタ28におけるカウ
ント値は10(16進)であり、デコーダ/ドライバ
29は出力端子2918のみが「0」レベルとなつ
ている。つまり、出力端子2901〜2917および
出力端子2919〜2931は全て「1」レベルとな
つており、導体パターン32および33に接する
摺動接点34b〜34gおよび34i〜34mは
「1」レベルとなつている。したがつて、リレー
35および36のコイル351および361は通
電付勢状態とならず、直流モータ39は回転しな
い。つまり、前照灯の照射方向はこの時正面を向
いて停止している。
しかして、今操舵角を正方向へ変化させると、
即ち右操舵を行うと、フオト・インタラプタ13
および16の送出する電気信号が「1」および
「0」レベルとなる(第3図のa点)。つまりフオ
トセンサ1の出力端子17および18に「1」お
よび「0」レベル信号が発生する。これにより、
ナンドゲート21の出力が「1」レベルより
「0」レベルへと変わり、R・Sフリツプフロツ
プ回路24がセツトされ、Q出力端子24qが
「1」レベルとなる。このような状態からさらに
右操舵を行うと、フオトセンサ1の出力端子17
および18が共に「1」レベルとなる(第3図の
b点)。これによつて、アンドゲート26の2入
力が共に「1」レベルとなり、アンドゲート26
の出力が「1」レベルとなる。この「1」レベル
の信号はUP/DOWNカウンタ28のアツプ入力
端子28uに入力され、UP/DOWNカウンタ2
8はカウント値を1だけカウントアツプする。こ
れにより、デコーダ/ドライバ29はそれまで送
出していた「0」レベルの信号を出力端子2916
から出力端子2917に繰り上げて送出するように
なる。そして、さらに右操舵を行うことによりフ
オトセンサ1の出力端子17および18が「0」
および「1」レベルとなり(第3図のc点)、
R・Sフリツプフロツプ回路24のリセツト端子
24rが「0」レベルとなり、該フリツプフロツ
プ回路がリセツトされQ出力端子24qが「0」
レベルとなり、次のカウントに備える。しかし
て、第3図のd点に達した時点でナンドゲート2
1の出力が「1」レベルより「0」レベルと変わ
り、R・Sフリツプフロツプ回路24が再びセツ
ト状態となり、第3図のe点でUP/DOWNカウ
ンタ28におけるカウント値が1だけカウントア
ツプする。このカウント値のアツプにより、デコ
ーダ/ドライバ29はそれまで送出していた
「0」レベルの信号を出力端子2917から出力端
子2918に繰り上げて送出し、リレー35のコイ
ル351に摺動接点34a、導体パターン32、
摺動接点34g、出力端子2fの経路で電流が流
れる。そして、このコイル351の通電付勢によ
り、常開・常閉接点352のコモン端子352c
と常開接点端子352aとが導通状態となり、直
流モータ39が回転し、ランプ駆動軸5が右回転
する。このランプ駆動軸5の右回転により前照灯
の照射方向が右回りに移動すると共に、摺動基板
31がその導体パターン32および33に据動接
点34a〜34nを摺接させながら右回転する。
そして、摺動接点34dが導体パターン32より
離れることにより、リレー35のコイル351へ
の通電付勢が解除され、常開・常閉接点352の
コモン端子352cと常開接点端子352aとが
非導通となり直流モータ39への給電が遮断され
る。直流モータ39は慣性により若干回転した後
停止し、摺動基板31はその導体パターン32と
33との対向間隙31aの略中央に摺動接点34
gを配した状態で停止する。以下、同様にして、
右操舵を続けることによりUP/DOWNカウンタ
28におけるカウント値が順次アツプし、デコー
ダ/ドライバ29の送出する「0」レベルの信号
位置が出力端子2919……2931と繰り上がり、
これにより直流モータ39が断続的に回転し、前
照灯の照射方向が段階的に右回りに移動する。
次に、左操舵時の動作について説明する。今、
操舵角が第3図において0゜にあるものとし、左操
舵を行うと、即ち操舵角を負方向へ変化させる
と、フオトセンサ1の出力端子17および18が
共に「1」レベルとなり(第3図のf点)、ナン
ドゲート22の出力が「0」レベルとなつて、
R・Sフリツプフロツプ回路25がセツトされ、
Q出力端子25qが「1」レベルとなる。そし
て、第3図のg点で出力端子17および18が
「1」および「0」レベルとなり、アンドゲート
27の2入力が共に「1」レベルとなつて、
UP/DOWNカウンタ28のダウン入力端子28
dに「1」レベルの信号が入力され、UP/
DOWNカウンタ28はカウント値を1だけカウ
ントダウンする。このカウントダウンにより、デ
コーダ/ドライバ29はそれまで送出していた
「0」レベルの信号を出力端子2916から出力端
子2915に繰り下げて送出するようになる。そし
て、第3図のh点になると、出力端子17および
18が共に「0」レベルとなり、R・Sフリツプ
フロツプ回路25がリセツトされて、Q出力端子
25qが「0」レベルとなり、次のカウントに備
える。しかして、第3図のi点に達した時点で
UP/DOWNカウンタ28におけるカウント値が
さらに1だけカウントダウンし、デコーダ/ドラ
イバ29の送出する「0」レベルの信号位置は出
力端子2915から2914へと繰り下がる。これに
より、リレー36のコイル361に摺動接点34
n、導体パターン33、摺動接点34i、出力端
子2hの経路で電流が流れ、常開・常閉接点36
2のコモン端子362cと常開接点362aとが
導通状態となり、直流モータ39が回転し、ラン
プ駆動軸5が左回転する。このランプ駆動軸5の
左回転により前照灯の照射方向が左回りに移動す
ると共に、摺動基板31が左回転し、摺動接点3
4iが導体パターン33より離れることによりリ
レー36のコイル361への通電付勢が解除さ
れ、常開・常閉接点362のコモン端子362c
と常開接点端子362aとが非導通となつて直流
モータ39への給電が遮断される。これにより、
直流モータ39が慣性により若干回転した後停止
する。以下、同様にして、左操舵を続けることに
よりUP/DOWNカウンタ28におけるカウント
値が順次ダウンし、デコーダ/ドライバ29の送
出する「0」レベルの信号位置が出力端子2913
……2901と繰り下がり、これにより直流モータ
39が断続的に回転し、前照灯の照射方向が段階
的に左回りに移動する。
尚、本実施例における前照灯の照射方向の段階
的な振れ角度は10゜となつており、したがつて前
照灯の照射方向は左右へ最大各60゜振ることがで
きるようになつている。そして、このような振れ
角度を得るために、摺動接点34b〜34mは等
角度間隔で配設され、且つ前照灯の照射方向を一
段階で10゜振るに充分な間隔となつている。また、
本実施例においては、操舵角を0゜とした時点から
の右操舵および左操舵について説明したが、右操
舵した後からの左操舵、あるいは左操舵した後か
らの右操舵の場合であつても、UP/DOWNカウ
ンタ28におけるカウント値は順次カウントダウ
ンあるいはカウントアツプされて、前照灯の照射
方向はこのカウント値に応じて変化することは言
うまでもない。
第4図は、このコーナリングランプシステムに
おける操舵角xに対する前照灯の照射方向の振れ
角度yの変化を示す操舵角−振れ角度特性図であ
る。すなわち、前照灯の振れ角度yは操舵角xの
変化に伴い段階的に変化しており、振れ角度yは
操舵角xの略2倍となるように設定されている。
つまり、前記(3)式におけるyがxよりも大きく、
且つ略2倍となるため、回転半径rが減少したと
しても、sin(y−x+θ)成分が増加し、この結
果路面照射距離αの減少が打ち消され、コーナン
グ時の視界は充分確保される。また、このときの
路面照射距離αは、前照灯の振れ角度yを操舵角
xに一致させる従来のコーナリングランプシステ
ムに比して増大する。
尚、本実施例においては、処理回路2をハード
回路で構成したがマイクロコンピユータ等を用い
てプログラム制御を行うようにしてもよく、さら
に前照灯の回転位置の検出に摺動接点を使用した
が、光で検出するようにしてもよい。また、振れ
角度yは操舵角xに対して段階的に必ずしも変化
させるようにしなくともよく、連続的に変化させ
てもよい。さらに、本実施例については、電気式
のコーナリングランプについて説明したが、例え
ば、ステアリングロツドからリンクを介して前照
灯を動かすように構成した機械式のコーナリング
ランプシステム等についても適用させるようにし
てもよい。
また、ランプ駆動軸5による前照灯の照射方向
の回転移動は、前照灯全体を動かすようにしても
よいが、一般に自動車の前照灯取付スペースは狭
く、前照灯全体を動かすために必要なスペースを
確保できない場合が多い。また、前照灯全体を可
動させたとしても、寒冷地などでは凍結のため動
かなくなるという問題があり、最近では前照灯内
の反射鏡(リフレクタ)を可動させるという方法
が提案されている。しかし、リフレクタを可動さ
せるためのスペースが前照灯内部に必要となるの
で前照灯全体が大型化してしまい、スペース上の
制約から実現性に乏しい。このような点に鑑みて
本実施例におけるコーナリングランプシステムに
おいては、第5図に示す様なサブリフレクタ可動
式の前照灯を用いている。すなわち、同図におい
て6はメインリフレクタであり、7はサブリフレ
クタ、8は光源である。サブリフレクタ7は第1
図のランプ駆動軸5に連動して回転するようにな
つている。自動車が直進状態にあるときは、メイ
ンリフレクタ6およびサブリフレクタ7による反
射光の照射方向は同一となつている。このような
状態から、自動車が例えば右折すると、前記第1
図を用いて説明した如く、その操舵角に応じて、
ランプ駆動軸5が断続的に右回転し、サブリフレ
クタ7のみが第5図に示す如く回転移動する。こ
のサブリフレクタ7の回転移動により、サブリフ
レクタ7において反射する光は図示右方向へ向つ
て照射される。つまり、サブリフレクタ7の反射
光が進行方向を照射することになる。この時、メ
インリフレクタ6の反射光は正面を照射してお
り、メインリフレクタ6全体を可動させる方法に
比して夜間走行時の視界が広がり、安全性が向上
する。さらに、メインリフレクタ6よりも小型の
サブリフレクタ7を可動させる構成とすることに
より、前照灯を大型化することなくその可動スペ
ースをとることができ、充分その実現が可能とな
つている。
また、本実施例においては前照灯を操舵角に応
じて可動するようにしたが、前照灯の照射方向は
従前通り正面に固定し、操舵角に応じて可動する
灯光手段として補助灯を使用するようにしてもよ
い。このような補助灯を設けることにより、前述
のサブリフレクタ7と同様な効果を得ることがで
きる。
尚、本実施例にあつては、フオトセンサ1、処
理回路2、ランプ駆動ユニツト3、直流電源4の
トータルシステムで照射方向可変手段を構成して
いることは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明による車輛用コーナ
リングランプシステムによると、灯光手段の照射
方向の振れ角を操舵角よりも大とするようにした
ので、路面照射距離を従来のコーナリングランプ
システムに比して増大させることができ、且つ回
転半径の減少に伴う路面照射距離の減少を抑制す
ることが可能となり、コーナリングの際の視界が
充分確保され、夜間走行時の安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る車輛用コーナリングラン
プシステムの一実施例を示す回路構成図、第2図
はこのコーナリングランプシステムの原理を説明
する前照灯の照射状態図、第3図はこのコーナリ
ングランプシステムに用いるフオトセンサの出力
波形図、第4図はこのコーナリングランプシステ
ムにおける操舵角−振れ角度特性図、第5図はこ
のコーナリングランプシステムを用いて駆動する
前照灯内部の概略構成図、第6図はこの前照灯の
動作説明図、第7図は従来の固定状態に設けた前
照灯の照射状態図、第8図は操舵角と振れ角度が
一致する従来のコーナリングランプシステムを用
いた前照灯の照射状態図である。 1……フオトセンサ、2……処理回路、3……
ランプ駆動ユニツト、4……直流電源、28……
UP/DOWNカウンタ、29……デコーダ/ドラ
イバ、31……摺動基板、32,33……導体パ
ターン、34a〜34n……摺動接点、39……
直流モータ、6……ランプ駆動軸。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 操舵角に応じて灯光手段の照射方向を可変す
    る車輛用コーナリングランプシステムにおいて、
    前記灯光手段の照射方向の振れ角を前記操舵角よ
    りも大とする照射方向可変手段を設けたことを特
    徴とする車輛用コーナリングランプシステム。
JP60216913A 1985-09-30 1985-09-30 車輛用コ−ナリングランプシステム Granted JPS6277250A (ja)

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JP60216913A JPS6277250A (ja) 1985-09-30 1985-09-30 車輛用コ−ナリングランプシステム
US06/913,129 US4733333A (en) 1985-09-30 1986-09-29 Cornering lamp system for vehicle
FR868613537A FR2587947B1 (fr) 1985-09-30 1986-09-29 Systeme d'eclairage d'angle pour vehicule
KR1019860008234A KR920004780B1 (ko) 1985-09-30 1986-09-30 차량용 코너링 전조등시스템
DE19863633179 DE3633179A1 (de) 1985-09-30 1986-09-30 Kurvenfahr-scheinwerfersystem fuer fahrzeuge

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JPH0657517B2 (ja) * 1987-09-16 1994-08-03 株式会社小糸製作所 ランプシステム

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