JPH0229539B2 - Sharyoyokoonaringuranpushisutemu - Google Patents

Sharyoyokoonaringuranpushisutemu

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JPH0229539B2
JPH0229539B2 JP61021972A JP2197286A JPH0229539B2 JP H0229539 B2 JPH0229539 B2 JP H0229539B2 JP 61021972 A JP61021972 A JP 61021972A JP 2197286 A JP2197286 A JP 2197286A JP H0229539 B2 JPH0229539 B2 JP H0229539B2
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signal
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Hiromi Shibata
Atsushi Toda
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ハンドル操舵に連動して灯光手段の
照射方向を可変する車輛用コーナリングランプシ
ステムに関するものである。
〔従来の技術〕
車輛、殊に自動車には夜間前方を照射するため
の灯光手段として、前照灯を備えているが、この
前照灯は自動車の正面のみを固定して照射するも
のであり、カーブに差し掛つた場合等は自動車の
進行方向を充分照射し得ない状態となる。つま
り、カーブを曲がるコーナリングの際等におい
て、実際に進もうとする進行方向への充分な照射
がなされず、危険の生ずる虞れがあつた。
そこで、このような問題を改善するために、従
来より自動車のハンドル操舵に連動させて前照灯
の照射方向を可変し、進行方向を照射するように
構成したコーナリングランプシステムが提案され
ている。このようなコーナリングランプシステム
においては、一般に、ハンドル操舵に連動させて
第1および第2のフオト・インタラプタに同一波
形で位相の略90゜ずれたパルス状の電気信号を生
じせしめ、この電気信号のカウントを行なつてハ
ンドルの回転方向および回転位置を検出し、この
検出結果に基づいて前照灯の照射方向を可変して
いる。
ところで、このような構成のコーナリングラン
プシステムにおいては、前記電気信号のカウント
を行なうカウンタが電気雑音等によりミスカウン
トを起こす場合が有り得る。また、イグニツシヨ
ンスイツチオフ後にフオト・インタラプタへの給
電を遮断するような方法をとつた場合には、次に
イグニツシヨンスイツチをオンとするまでのハン
ドルの回転位置変化が誤差となり、カウンタ内に
蓄積されてしまう。
そこで、自動車の直進操舵状態を判定し、この
直進操舵状態においてカウンタにおけるカウント
値を零とする補正手段が近年開発されつつある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような補正手段によると、
直進操舵状態を判定するまでに時間がかかり、イ
グニツシヨンスイツチをオンにして走行を開始し
てから直進操舵状態を判定するまでの間、比較的
長時間、前照灯の照射方向がカウンタにおける誤
差分を含んだカウント値に応じて可変してしま
い、運転者の予期せぬ方向が照射されてしまうと
いう問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はこのような問題点を解決するためにな
されたもので、イグニツシヨンスイツチオン後、
直進操舵状態が判定されるまでの間、灯光手段の
照射方向を正面に向けて固定するようにしたもの
である。
〔作用〕
したがつてこの発明によれば、イグニツシヨン
スイツチオン後、直進操舵状態が判定されるまで
の間、灯光手段の照射方向がハンドル操舵に連動
せず、正面を向いて固定する。
〔実施例〕
以下、本発明に係る車輛用コーナリングランプ
システムを詳細に説明する。第1図は、このコー
ナリングランプシステムの一実施例を示す回路構
成図である。同図において、1はフオトセンサ、
2はこのフオトセンサ1の送出する電気信号を処
理する処理回路、3はこの処理回路2の送出する
処理信号に基づいて図示せぬ前照灯を駆動するラ
ンプ駆動ユニツト、4は直流電源、5は直進操舵
状態判定回路、6は照射方向固定回路である。
フオトセンサ1は、発光ダイオード11、フオ
トトランジスタ12および抵抗R1,R2よりなる
第1のフオト・インタラプタ13と、発光ダイオ
ード14、フオトトランジスタ15および抵抗
R3,R4よりなる第2のフオト・インタラプタ1
6とから構成されており、フオト・インタラプタ
13および16を構成する発・受光素子は、第2
図に示すように、ハンドル操舵に連動して回転す
る回転円板7の外周縁面に等角度間隔で開設され
た同一形状のスリツト7aの通過位置に隣接して
配設されている。そして、このフオト・インタラ
プタ13の出力端子17およびフオト・インタラ
プタ16の出力端子に、ハンドル操舵に連動して
第3図aおよびbに示すような「1」レベルおよ
び「0」レベルの交互する同一波形のパルス状電
気信号が発生するようになつている。
すなわち、ハンドルを中立点より時計方向へ回
転(右回転)することによつて、0゜を中心とする
正方向の電気信号が、反時計方向へ回転(左回
転)することによつて、0゜を中心とする負方向の
電気信号が発生するようになつており、aは出力
端子17に発生する電気信号を、bは出力端子1
8に発生する電気信号を示している。出力端子1
7に発生する電気信号は、出力端子18に発生す
る電気信号よりも位相が90゜進んでおり、ハンド
ルが中立点にあるとき、即ち第3図における0゜の
時、出力端子18に発生する電気信号は「1」レ
ベルより「0」レベルへ、あるいは「0」レベル
から「1」レベルへと変化する立ち下がりあるい
は立ち上がり時期にあり、出力端子17に発生す
る電気信号は「0」レベル状態にある。
一方、処理回路2は、ナンドゲート21,2
2、インバータ23、R・Sフリツプフロツプ回
路24,25、アンドゲート26,27、UP/
DOWNカウンタ28およびデコーダ/ドライバ
29により構成されており、R・Sフリツプフロ
ツプ回路24および25は負論理入力のオアゲー
ト241,242および251,252により構
成されている。そして、フオトセンサ1の出力端
子17に発生する電気信号が、ナンドゲート21
および22の一端と、R・Sフリツプフロツプ回
路24および25のリセツト端子24rおよび2
5rとに入力されるようになつており、フオトセ
ンサ1の出力端子18に発生する電気信号が、ア
ンドゲート26の一端と、ナンドゲート22の他
端と、インバータ23とに入力されるようになつ
ている。そして、インバータ23の反転出力する
電気信号がナンドゲート21の他端およびアンド
ゲート27の一端へと入力されるようになつてい
る。また、ナンドゲート21および22の出力
は、R・Sフリツプフロツプ回路24および25
のセツト端子24sおよび25sに入力されるよ
うになつており、R・Sフリツプフロツプ回路2
4および25の出力はQ出力端子24qおよび2
5qを介してアンドゲート26および27の他端
へ入力されるようになつている。そして、アンド
ゲート26および27の出力がUP/DOWNカウ
ンタ28のアツプ入力端子28uおよびダウン入
力端子28dに入力されるようになつており、
UP/DOWNカウンタ28は入力端子28uある
いは28dに「1」レベルの信号が入力される毎
にそのカウント値をアツプあるいはダウンし、そ
のカウント値に応じたデジタル信号を出力端子2
8A〜28Dを介してデコーダ/ドライバ29の
入力端子29A〜29Dに送出するようになつて
いる。そして、デコーダ/ドライバ29はこのデ
ジタル信号を受けて、出力端子29a〜29oの
内の所定の出力端子を選択し、そのレベルを
「0」とするようになつている。すなわち、第3
図におけるN点において、UP/DOWNカウンタ
28におけるカウント値は零となるように設定さ
れており、この時デコーダ/ドライバ29は出力
端子29hを選択し、この出力端子29hのレベ
ルのみを「0」レベルとするようになつている。
そして、UP/DOWNカウンタ28においてカウ
ント値が1ずつアツプする毎に、「0」レベルと
なる出力端子が29hから29g,29f…29
aと順次繰り上がるようになつている。また、
UP/DOWNカウンタ28におけるカウント値が
零から1ずつダウンする毎に、「0」レベルとな
る出力端子が29hから29i,29j…29o
と順次繰り下がるようになつている。尚、カウン
トアツプ後のカウントダウンあるいはカウントダ
ウン後のカウントアツプにおいても「0」レベル
となる出力端子は順次隣接する出力端子へと繰り
下がりあるいは繰り上がるようになつていること
は言うまでもない。そして、デコーダ/ドライバ
29の出力端子29a,29b,29c,29
d,29e,29f,29j,29k,29l,
29m,29n,29oがインバータ20a,2
0b,20c,20d,20e,20fを介して
夫々ナンドゲート30a,30b,30c,30
d,30e,30fの一方の入力端に接続されて
いる。また、出力端子29g,29hおよび29
iは負論理入力/負論理出力オアゲート30gの
一方の入力端に接続されており、ナンドゲート3
0a〜30fおよびオアゲート30gの他方の入
力端には、照射方向固定回路6のR・Sフリツプ
フロツプ回路6のR・Sフリツプフロツプ回路6
1のQ出力が入力されるようになつている。
しかして、処理回路2の出力端子2a〜2gが
ランプ駆動ユニツト3の摺動基板31上に形成さ
れた半円帯状の導体パターン32および33に摺
接する摺動接点34b〜34hに各々接続されて
おり、摺動接点34bに隣接する摺動接点34a
がリレー35のコイル351を介して直流電源4
の正極性側に接続されている。また、摺動接点3
4gに隣接する摺動接点34iもリレー36のコ
イル361を介して直流電源4の正極性側に接続
されており、コイル351および361にはダイ
オード37および38が並列に接続されている。
そして、直流モータ39の両接続端にリレー35
の常開・常閉接点352およびリレー36の常
開・常閉接点362が接続され、リレー35が通
電付勢状態となつた時、常開・常閉接点352の
コモン端子352cと常開接点端子352aとが
導通し、直流モータ39の一端に直流電源4の正
極性側が接続されるようになつている。また、リ
レー36が通電付勢状態となつた時、常開・常閉
接点362のコモン端子362cと常開接点端子
362aとが導通し、直流モータ39の他端に直
流電源4の正極性側が接続されるようになつてい
る。すなわち、常開・常閉接点352および36
2は、通常そのコモン端子352cおよび362
cと常閉接点端子352bおよび362bとが導
通状態にあり、この時直流モータ39の両端は接
地されている。そして、直流モータ39に常開・
常閉接点352を介して直流電源が供給された
時、該モータはランプ駆動軸8を時計方向に回転
させ(図示右回転)、このランプ駆動軸8の右回
転に伴つて導体パターン32および33も摺動基
板31と一体となつて右回転するようになつてい
る。また、直流モータ39に常開・常閉接点36
2を介して直流電源が供給された時、ランプ駆動
軸8は左回りに回転し、このランプ駆動軸8の左
回転に伴つて導体パターン32および33は摺動
基板31と一体となつて左回転するようになつて
いる。尚、ランプ駆動軸8の右回転および左回転
によつて、前照灯の照射方向が変化するようにな
つていることは言うまでもなく、ランプ駆動軸8
が右回転することにより、前照灯の照射方向が運
転席から見て右方向へ回転移動し、ランプ駆動軸
8が左回転することにより、前照灯の照射方向が
左方向へ回転移動するようになつている。
一方、第2図に示した回転円板7の外周縁面の
所定回転角度位置には、独立して、原点位置検出
用のスリツト7bが開設されており、このスリツ
ト7bの通過を第3のフオト・インタラプタ9で
検出するようになつている。すなわちスリツト7
bがフオト・インタラプタ9に対向する回転位置
をこの回転円板7の原点位置としており、この原
点位置が直進走行時におけるハンドル操舵位置
(以下、この操舵位置をハンドルセンタと呼ぶ)
に対応づけて設定されている。つまり、ハンドル
センタにおいて、回転円板7が同図に示すような
原点位置に位置するようになつており(以下、こ
の位置を回転円板の回転センタと呼ぶ)、ハンド
ルセンタを中心とするハンドルの時計方向および
反時計方向への1回転毎に回転円板7の原点位置
が360゜ずつずれて検出されるようになつている。
一般に、自動車のハンドルはハンドルセンタを中
心として時計方向および反時計方向に各2回転未
満回転させることができるようになつており、し
たがつてフオト・インタラプタ9は回転センタを
合わせて合計3箇所の原点位置を検出することに
なり、この原点位置の検出時に、第1図における
直進操舵状態判定回路5のアンドゲート51の一
方の入力端51aに「H」レベルの原点位置検出
信号が入力されるようになつている。尚、原点位
置検出用のスリツト7bは、ハンドルの遊びより
も少し広い範囲で原点位置を検出することができ
るようにやや大き目のスリツト形状となつてい
る。
一方アンドゲート51の他方側の入力端51b
には、自動車の走行に伴つて送出される信号、例
えば車速センサ(図示せず)の送出する車速信号
が波形整形をかけた後距離信号として入力される
ようになつており、原点位置検出信号発生期間に
この距離信号がアンドゲート51を通過し分周器
52に入力されるようになつている。そして、分
周器52に入力される距離信号のオーバフロー時
に、R・Sフリツプフロツプ回路53のS入力に
セツト信号が送出されるようになつており、フリ
ツプフロツプ回路53のR入力および分周器52
のリセツト端子にはアンドゲート51に入力され
る原点位置検出信号がインバータ54を介して分
岐して入力され、その立ち上がりエツジでリセツ
トがかかるようになつている。そして、フリツプ
フロツプ回路53のQ出力が「H」レベルとなつ
た時点でUP/DOWNカウンタ28がリセツトさ
れ、そのカウント値が零に戻るようになつてい
る。
また、直進操舵状態判定回路5のフリツプフロ
ツプ回路53のQ出力は、照射方向固定回路6の
フリツプフロツプ回路61のS入力にも入力され
るようになつており、フリツプフロツプ回路61
のR入力には、イグニツシヨンスイツチ(図示せ
ず)オフ時にインバータ62を介して「1」レベ
ルのリセツト信号が入力されるようになつてい
る。
次に、このように構成されたコーナリングラン
プシステムの動作を説明する。すなわち、今、自
動車がイグニツシヨンスイツチオフ状態で停止し
ているものとする。この時、照射方向固定回路6
の抵抗R5には電圧が印加されず、インバータ6
2を介してフリツプフロツプ回路61のR入力に
「1」レベルのリセツト信号が入力される。した
がつて、フリツプフロツプ回路61のQ出力は
「0」レベルとなり、この「0」レベルの信号が
処理回路2のナンドゲート30a〜30fおよび
負論理入力/負論理出力オアゲート30gの他端
に入力される。これによつて、ナンドゲート30
a〜30fの出力は常に「1」レベルとなり、オ
アゲート30gの出力は常に「0」レベルとな
る。つまり、処理回路2の出力端子2a〜2fの
内、2gのみが「0」レベルとなり、図示状態に
おいてランプ駆動ユニツト3のコイル351およ
び361には電流が流れず、直流モータ39は回
転しない。したがつて前照灯の照射方向は正面を
向いて停止した状態を維持する。
このような状態から、イグニツシヨンスイツチ
をオンとすると、抵抗R5に電圧が印加され、イ
ンバータ62の出力が「0」レベルとなり、フリ
ツプフロツプ回路61のリセツト状態が解除され
る。しかし、フリツプフロツプ回路61は、その
S入力に「1」レベルのセツト信号が入力される
までは、そのQ出力を「0」レベルに保持するの
で、前照灯の照射方向は正面を向いて停止した状
態を保持する。
しかして、ハンドル操舵と共に自動車の走行を
開始すると、UP/DOWNカウンタ28における
カウント値がそのハンドル操舵に応じて変化する
と共に、直進操舵状態判定回路5のアンドゲート
51の入力端51bにその車速に応じた距離信号
が入力されるようになる。今、自動車が直進操舵
状態となり、ハンドル操舵に連動して回転する回
転円板7が第2図に示したような回転センタに位
置したものとする。この時、UP/DOWNカウン
タ28におけるカウント値は実際には零となつて
いなければならないはずであるが、前述したよう
な電気雑音あるいはイグニツシヨンスイツチオフ
後のハンドル回転等により、零に対してずれたカ
ウント値となつている場合が有り得る。このよう
なずれたカウント値がデコーダ/ドライバ29に
入力されると、このデコーダ/ドライバ29を用
いて制御される前照灯の照射方向可変動作がその
カウント値に対応してずれてしまうという不具合
が生じる。そこで、本実施例においては、以下に
説明するような方法でUP/DOWNカウンタ28
におけるカウント値の補正を行なつている。
すなわち、自動車の走行路はその殆んどが直線
路であるといつても過言ではなく、ハンドルを1
回転させた状態で長い距離を走行することはな
い。したがつて、回転円板7の右および左方向1
回転位置の原点位置検出信号発生期間にアンドゲ
ート51を通過する距離信号は、回転センタ位置
の原点位置検出信号発生期間に通過する距離信号
よりも少ない。発明者の実車に基づく調査では、
Uターン路等において、ハンドルを1回転させた
状態で比較的長く走行するケースは有り得るが、
その走行距離は30mにも満たなかつた。つまり、
回転円板7の原点位置を右および左方向1回転位
置に停留させた状態で30m以上走行することはな
く、したがつてアンドゲート51を通過する距離
信号は右および左方向1回転位置において30m相
当分以下となる。これに対して、回転円板7の原
点位置を回転センタに停留させた状態で走行する
距離は、その走行路の殆んどが直線路であること
から30m以上となることは明らかであり、したが
つてアンドゲート51を通過する距離信号は回転
センタ位置において30m相当分以上となる。つま
り、本実施例においては、分周器52の分周比が
走行距離にして30mに対応する値に設定されてお
り、30m相当分以上の距離信号がアンドゲート5
1を通過した時、分周器52がオーバフローし、
フリツプフロツプ回路53のS入力にセツト信号
が入力されるようになつている。すなわち、分周
器52に30m相当分以上の距離信号が入力される
期間とは、回転円板7の原点位置を回転センタに
停留させた状態で30m以上走行した時であり、こ
の時フリツプフロツプ回路53がセツト状態とな
り、そのQ出力から「H」レベルの出力信号が送
出されてUP/DOWNカウンタ28がリセツトさ
れる。そして、このリセツト動作は、フリツプフ
ロツプ回路53のR入力にインバータ54を介し
て入力される信号の立ち上がりエツジで解除さ
れ、以降カウンタ28はハンドル操舵に応じてそ
のカウント値をアツプあるいはダウンするように
なる。つまり、回転円板7の回転センタ位置にお
ける原点位置停留時点では、カウンタ28のカウ
ント値は零であるべきであり、この時カウンタ2
8がミスカウントを起こしていても、30m以上直
進走行した時点で、そのカウント値が適確に補正
されるようになる。尚、分周器52は、インバー
タ54を介して入力される信号の立ち上がりエツ
ジでリセツトされ、次の距離信号の入力に備える
ことは言うまでもない。
上述した補正動作は、自動車の走行中繰り返し
行なわれ、走行中のミスカウントにも対処できる
ようになつているが、イグニツシヨンスイツチオ
ン後の1回目の補正動作と同時に、照射方向固定
回路6のフリツプフロツプ回路61のS入力にフ
リツプフロツプ回路53のQ出力を介して「1」
レベルのセツト信号が入力される。これにより、
フリツプフロツプ回路61は以降セツト状態とな
り、そのQ出力より「1」レベルの信号を処理回
路2のナンドゲート30a〜30fおよびオアゲ
ート30gの他端へ送出し始め、以降前照灯の照
射方向はデコーダ/ドライバ29の出力状態に応
じて変化するようになる。すなわち、イグニツシ
ヨンスイツチをオンにして走行を開始してから、
直進操舵状態判定回路5が直進操舵状態を判定す
るまでの時間、即ち30m以上の直進走行が検出さ
れるまでの時間は長く、この間前照灯の照射方向
は、フリツプフロツプ回路61のQ出力が「0」
レベルであることにより、正面を向いて固定した
状態を保持する。したがつて、UP/DOWNカウ
ンタ28の補正前のカウント値の狂いによつて、
前照灯の照射方向が予期せぬ方向を向いてしまう
という不具合が生じることがなく、夜間走行時の
安全性が確保される。そして、イグニツシヨンス
イツチオン後の最初の補正動作と同時に、前照灯
の照射方向固定動作が解除され、以降カウンタ2
8における正確なカウント値に基づいた照射方向
可変動作が行なわれるようになり、実際に進もう
とする進行方向への次分な照射がなされるように
なる。
尚、フリツプフロツプ回路61のQ出力が
「1」レベルとなつた後の前照灯の照射方向可変
動作について以下に説明を加えておく。
すなわち、直進操舵状態から右操舵を開始する
と、フオト・インタラプタ13および16の送出
する電気信号が「1」および「0」レベルとなる
(第3図のa点)。これにより、ナンドゲート21
の出力が「1」レベルより「0」レベルへと変わ
り、R・Sフリツプフロツプ回路24がセツトさ
れ、Q出力端子24qが「1」レベルとなる。そ
して、さらに右操舵を行ない第3図におけるb点
に達すると、フオトセンサ1の出力端子17およ
び18が共に「1」レベルとなり、アンドゲート
26の2入力が共に「1」レベルとなつて、
UP/DOWNカウンタ28のアツプ入力端子28
uに「1」レベルの信号が入力され、UP/
DOWNカウンタ28におけるカウント値が1だ
けカウントアツプする。これにより、デコーダ/
ドライバ29はそれまで送出していた「0」レベ
ルの信号を出力端子29hから出力端子29gに
繰り上げて送出するようになる。しかし、出力端
子29gは出力端子29hと同じくオアゲート3
0gに接続されているので、モータ39には電源
が供給されず、前照灯の照射方向は正面を向いた
まま停止し続ける。そして、さらに右操舵を続け
ることにより、フオトセンサ1の出力端子17お
よび18が「0」および「1」レベルとなり(第
3図のc点)、R・Sフリツプフロツプ回路24
のリセツト端子24rが「0」レベルとなり、該
フリツプフロツプがリセツトされQ出力端子24
qが「0」レベルとなり、次のカウントに備え
る。しかして、第3図のd点に達すると、ナンド
ゲート21の出力が「1」レベルより「0」レベ
ルへと変わり、R・Sフリツプフロツプ回路24
がセツト状態となり、Q出力端子24qが再び
「1」レベルとなつて、第2図のe点に達した時
点でアンドゲート26の出力が「1」レベルとな
り、UP/DOWNカウンタ28におけるカウント
値がさらに1だけカウントアツプする。このカウ
ント値のアツプによりデコーダ/ドライバ29は
それまで送出していた「0」レベルの信号を出力
端子29gから出力端子29fに繰り上げて送出
し、ナンドゲート30cの2入力が共に「1」レ
ベルとなるため、処理回路2の出力端子2cが
「0」レベルとなり、リレー35のコイル351
に摺動接点34a、導体パターン32、摺動接点
34dの経路で電流が流れる。そして、このコイ
ル351の通電付勢により、常開・常閉接点35
2のコモン端子352cと常開接点端子352a
とが導通状態となり、直流モータ39が回転しラ
ンプ駆動軸8が右回転する。このランプ駆動軸8
の右回転により前照灯の照射方向が右回りに移動
すると共に、摺動基板31がその導体パターン3
2および33に摺動接点34a〜34iを摺接さ
せながら右回転する。そして、摺動接点34dが
導体パターン32より離れることにより、リレー
35のコイル351への通電付勢が解除され、常
開・常閉接点352のコモン端子352cと常開
接点端子352aとが非導通となり、直流モータ
39への給電が遮断される。直流モータ39は慣
性により若干回転した後停止し、摺動基板31は
その導体パターン32と33との対向間隙31a
の略中央に摺動接点34dを配した状態で停止す
る。以下、同様にして、右操舵を続けることによ
りUP/DOWNカウンタ28におけるカウント値
が順次アツプし、デコーダ/ドライバ29の送出
する「0」レベルの信号位置が出力端子29e,
29d…29aと繰り上がり、これにより直流モ
ータ39が断続的に回転し、前照灯の照射方向が
段階的に右回りに移動する。
一方、第3図のN点より左操舵を行なつた場合
は、UP/DOWNカウンタ28におけるカウント
値が順次ダウンし、デコーダ/ドライバ29の送
出する「0」レベルの出力信号位置が出力端子2
9hより順次繰り下がり、「0」レベルとなる出
力端子が2g〜2fへと順次繰り下がつて、ラン
プ駆動軸8が断続的に左回転し、前照灯の照射方
向が段階的に左回りに回転移動する。もちろん、
右操舵した後からの左操舵、あるいは左操舵した
後からの右操舵の場合であつても、UP/DOWN
カウンタ28におけるカウント値は順次カウント
ダウンあるいはカウントアツプされて、このカウ
ント値に応じて前照灯の照射方向が変化すること
は言うまでもない。また、本実施例における前照
灯の照射方向の段階的な振れ角度は10゜としてお
り、したがつて前照灯の照射方向は左右へ最大各
30゜振ることができるようになつている。そして、
このような振れ角度を得るために、摺動接点34
b〜34hは等角度間隔で配設され、且つ前照灯
の照射方向を一段階で10゜振るに充分な間隔とな
つている。
尚、本実施例においては、直進操舵状態判定回
路5の分周器52における分周比を走行距離にし
て30mに対応する値に設定したが、30mに限るも
のではなく、通常の走行であつてハンドルを1回
転させた状態で走行する虞れのない距離であれ
ば、任意の値に設定してもよい。また、直進操舵
状態を判定する方法は、これ以外にも多種考えら
れ、別の直進操舵状態判定方法を用いてもよいこ
とは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明による車輛用コーナ
リングランプシステムによると、イグニツシヨン
スイツチオン後、直進操舵状態が判定されるまで
の間、灯光手段の照射方向を正面を向けて固定す
るようにしたので、直進操舵状態の判定結果によ
り灯光手段の照射方向が補正されるまでの間、そ
の照射方向が予期せぬ方向を向いてしまうという
不具合が生じず、夜間走行路の安全性が確保され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る車輛用コーナリングラン
プシステムの一実施例を示す回路構成図、第2図
はこのコーナリングランプシステムに用いる回転
位置検出器を示す概略構成図、第3図はこの回転
位置検出器に取着されたフオトセンサの出力波形
図である。 1…フオトセンサ、2…処理回路、3…ランプ
駆動ユニツト、5…直進操舵状態判定回路、6…
照射方向固定回路、7…回転円板、8…ランプ駆
動軸、28…UP/DOWNカウンタ、29…デコ
ーダ/ドライバ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ハンドル操舵に連動して灯光手段の照射方向
    を可変する照射方向可変手段と、直進操舵状態を
    判定する直進操舵判定手段とを備えた車輛用コー
    ナリングランプシステムにおいて、イグニツシヨ
    ンスイツチオン後前記直進操舵判定手段において
    直進操舵状態が判定されるまでの間前記灯光手段
    の照射方向を正面に向けて固定する照射方向固定
    手段を設けたことを特徴とする車輛用コーナリン
    グランプシステム。
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