JPH02113675A - 電子スチルカメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 本発明はオートフォーカス機構を備えた電子スチルカメ
ラに関するものである。

〔従来の技術〕

最近、銀塩フィルムの代わりにスチルビデオフロッピィ
（以下、ビデオフロッピィとする）に撮影画像を記録す
る電子スチルカメラが提供されている。このような電子
スチルカメラは、固体撮像デバイス、例えばインターラ
イン転送ＣＣＤ　（以下、ＣＣＤと略記する）を用いて
画像信号を取り込んでいる。

このような電子スチルカメラでは、シャッタボタンの半
押し操作で、オートフォーカス機構によって被写体まで
の距離を測距し、自動的にピント調節を行うとともに、
固体撮像デバイスの電極に電圧を印加するいわゆる立ち
上げを行い、入射した被写体光を光電変換し、得られた
信号電荷を蓄積、転送可能な状態にするようにしている
。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、例えば壁面等のフラットな被写体の場合のよ
うに、被写体によっては測距不能な場合も少なくない。

このような場合には、何度も測距のやり直しをすること
になるが、この間固体撮像デバイスを立ち上げた状態で
維持しておくと、電子スチルカメラのバッテリーに対し
て大きな負荷がかかる。

しかしながら、シャッタボタンを全押しした後に固体撮
像デバイスを立ち」二げたのでは、立ち上げに時間がか
かり、シャッタボタンを押圧してから実際にビデオフロ
ッピィに画像が記録されるまでに要する時間（いわゆる
タイムラグ）が太き（なるので、シャッタチャンスを逃
し易くなり、好ましくないという問題がある。

〔発明の目的〕

本発明は」−述のような課題を解決するためになされた
もので、電力の省エネ化を図るとともに、タイムラグが
少なく、シャッタチャンスに強い電子スチルカメラを提
供することを目的とする。

（課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するために、本発明の電子スチルカメラ
は、オーＩ・フォーカス機構の測距完了信号を受けて固
体撮像デバイスを立ち上げるよ・うにしたものである。

〔作用〕

上記の手段によれば、所望の被写体を選択し、オートフ
ォーカス機構によって測距が完了されると、その測距完
了信号を受けて固体撮像デバイスが立ち」二げられる。

以下、図面を参照して本発明の実施例について詳細に説
明する。

〔実施例〕

本発明の電子スチルカメラ１の光学系及び回路ブロック
を示す第１図において、電子スチルカメラ１の光学系は
、２群（レンズ１０　ａ、　　１０　ｂ）構成の撮影レ
ンズ１０．レンズ１０ａとレンズ１０ｂの間に配置され
た瞬間絞り込み方式の絞り１１、光学低域通過フィルタ
（ＯＬＰＦ）１２．ＣＣＤ１４から構成されている。

前記絞り１１．ＣＣＤ１４には、全体制御部１５によっ
てコントロールされる絞り駆動回路１６゜ＣＣＤ駆動回
路１７がそれぞれ接続されている。

また、ＣＣＤ１４には、読み出した画像信号を所定のサ
ンプリング周波数（例えば３．５８ＭＨｚ）でサンプル
ホールドして増幅するプリアンプ２０゜このプリアンプ
２０からの信号を原色信号（ＲＧＢ）に変換する色分離
回路２１．ＲＧＢの各色信号をＴ＝０．４５でガンマ補
正するγ補正回路２２が接続されている。

このγ補正回路２２ば、第２図に示すように、受像管の
発光特性に対応して再現画像の階調を正常にするだめの
補正回路であり、ＣＣＤ　１４で光電変換された画像信
号に対し、０．４５乗に比例した信号を出力するように
設計されている。入力信号に対するＣＣＤ１４の測光可
能な輝度範囲はＥ、〜Ｅ１間で約８ＥＶであり、Ｅｌは
暗電流等で０にはならない。

また、ＣＣＤ１４の測光可能な輝度範囲は、テレビジョ
ン系のコントラスト比３０倍（約５Ｅ■）に対して広い
ので高輝度側を圧縮したニ一部と、それ以上の高輝度側
をカットするホワイトクリップ部を設け、ビデオ出力と
している。ＣＣＤ１４をＡＥセンサとして用いる場合、
ビデオ出力が６０１ＲＥとなるように露出条件を決めれ
ば、再現画像の階調が正常となる。

前記Ｔ補正回路２２には、ガンマ補正された各信号を輝
度信号と色差信号に変換するマトリクス回路２３．この
輝度信号と色差信号を記録部２４へ送出するためのエン
コーダ２５が順次に接続されている。

前記全体制御部１５には被写体距離を測距するＡＦ測距
部２８．シャッタボタン３０が接続されている。なお、
図示していないが、記録部２４は、エンコーダ２５から
の画像信号をヘッドアンプを介してビデオフロッピィに
書き込むための磁気ヘッド等から構成されている。

つぎに、以上のように構成された本発明の電子スチルカ
メラ１の作用を説明する。先ず、電子スチルカメラ１に
ビデオフロッピィを装填して電源を投入すると、装填さ
れたビデオフロッピィが回転を始め、約３０ｍ５で毎秒
６０回転の定常回転数に達する。

絞り］１を開放状態のまま撮影レンズ１０を被写体に向
けて、シャッタボタン３０を半押しする。

全体制御部工５は内蔵されたプログラムシーケンスに従
い、第３図のフローチャート及び第４図のタイミングチ
ャートに示すように、ＡＦ測距部２８を駆動して被写体
までの距離を測る。この測距が完了すると、ＡＦ測距部
２８から測距完了信号が全体制御部１５に送出され、全
体制御部１５は、ＡＦ測距部２８からの測距データに従
って撮影レンズ１０を駆動してピント調節を行うととも
に、ＣＣＤ駆動回路１７に指令信号を送出してＣＣＤ１
４を立ち上げる。

撮影レンズ１０を通過した被写体光は０ＬＰＦ１２を介
してＣＣＤ１４に入射され、最初の掃き出しパルスＰ、
によってＣＣＤ１４の蓄積電荷が零になると同時に予備
測光の光電変換及び電荷の蓄積が開始される。ＣＣＤ１
４で測光可能な輝度範囲は、絞りと電荷蓄積時間とで決
まるが、この予備測光時には撮影レンズ１０の絞りが開
放状態であるから、予備測光で測光可能な輝度範囲はＣ
ＣＤ１４の電荷蓄積時間のみで決まる。この予備測光時
の電荷蓄積時間ｔ０は、１２ＥＶの平均輝度を有する標
準的な被写体を測光した場合に、ビデオ出力が６０１Ｒ
Ｅになるように予め決められている。

ＣＣＤ１４の光電変換部に蓄積された電荷は、電荷蓄積
時間も。の経過後に掃き出しパルスＰ２によって読み出
され、プリアンプ２０へ送出される。プリアンプ２０に
入力された信号は、所定のザンブリング周波数でサンプ
ルホールドされて色分離回路２１に送出され、ここでＲ
，Ｇ、Ｂの色信号に分離される。これらの色信号はそれ
ぞれγ補正回路２２でガンマ補正されて全体制御部１５
に送出される。

この全体制御部１５でば、このＲ，Ｇ、Ｂ信号から輝度
信号を検出して平均し、平均輝度（！　Ｅ　＋を算出す
るとともに、これを予備測光時の設定輝度値である１２
ＥＶと比較して１２ＥＶとのズレ量（第５図からマイナ
ス側へ約２．５ＥＶ）を算出する。これが、第５図中に
示すシフト量で、全体制御部１５はこの値と平均輝度値
Ｅ１とを記憶する。

つぎに、所望のシャッタチャンスにシャックボタン３０
を全押しする。これと同時に、掃き出しパルスＰ３によ
ってＣＣＤ１４の蓄積電荷が零になり、本測光が開始さ
れる。この本測光時の設定輝度値が平均輝度値ＥＩにな
るように、前記シフト量に基づいて電荷蓄積時間がｒｊ
ｏ十α」にシフトされ、ＣＣＤ　１４に蓄積された電荷
は、時間［−ｔｏ＋α」の経過後に掃き出しパルスＰ４
によって読み出され、プリアンプ２０へ送出される。

なお、もちろんαの符号は、被写体輝度値が１２ＥＶよ
り低ければプラス値であり、高ければマイナス値である
。

この信号電荷は、色分離回路２１．γ補正回路２２を介
して全体制御部１５に入力される。これによって、全体
制御部１５は、平均輝度値Ｅ２を算出し、この平均輝度
値Ｅ２と平均輝度値Ｅ、の差の絶対値ＩＥ２Ｅ１１が、
一定値ε（例えばＩ　ＥＶ）よりも小さいか否かを判定
する。

Ｅ２〜Ｅ１１〈εである場合には、Ｅ＋　は予備測光値
であると同時に本測光時の測光中心であるので、ＣＣＤ
１４の測光範囲内に被写体輝度分布が入っていると判断
できるので、平均輝度値Ｅ２は信頼性の高い値である。

従って、この平均輝度値Ｅ２に基づいてシャッタスピー
ドＴｖ及び絞り（ｉｉ　Ａ　ｖを算出する。続いて全体
制御部１５は、絞り駆動回路１６に信号を送出して絞り
１１を絞り値Ａｖに絞り込む。絞り１１が絞り込まれる
と、次の垂直同期パルスに同期した掃き出しパルスＰ５
によってＣＣＤ　１４の電荷が零にされ、露出が開始さ
れる。設定されたシャッタスピードＴＶが経過すると、
掃き出しパルスＰｂによってＣＣＤ１４の感光部に蓄積
された電荷が読み出され、プリアンプ２０へ転送される
。

プリアンプ２０に入力された画像信号は色分離回路２１
．γ補正回路２２で処理された後、７トリクス回路２３
に入力されて輝度信号と色差信号に変換され、エンコー
ダ２５を介して記録部２４に送出される。この記録部２
４でＣＣＤ　１４から読み出された画像信号が瞬時にビ
デオフロッピィに記録されるとともに、つぎの瞬間、絞
り１１は開放状態に戻される。

なお、１Ｅ２−Ｅｌｌ＜εでない場合には、平均輝度値
Ｅ２は信頼性の低い値であるから、ＩＥｚＥ＋ｌ＜εと
なるまで測光を繰り返す。また、以上の実施例では予備
測光時の平均輝度値Ｅ、を４゜ 本測光時の測光中心にしているが、被写体輝度分布が測
光範囲内に入るようであれば、必ずしも中心にする必要
はない。

また、全体制御部１５に入力する測光用の輝度信号は、
エンコーダ２５から取るようにしてもよい。また、以上
説明した実施例では、ＣＯＤを被写体輝度の測光用に兼
用しているが、別にＳＰＤ等のセンサを設け、これで測
光を行うようにしてもよい。

〔発明の効果〕

以上に説明したように、本発明の電子スチルカメラによ
れば、オートフォーカス機構の測距完了信号を受けて固
体撮像デバイスを立ち上げるようにしたので、電力の省
エネ化を図ることができるとともに、タイムラグが少な
（、シャッタチャンスに強い電子スチルカメラを提供す
ることができるようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例の構造を示す概略図である。 第２図は、画像信号をガンマ補正した状態を示す参考図
である。 第３図は、本実施例のシーケンスプログラムの要部を示
したフローチャートである。 第４図は、本実施例の要部のタイミングチャートである
。 第５図は、予備測光及び本測光の測光可能な輝度範囲を
示す概略図である。 １・・・電子スチルカメラ １１・　・絞り　　　　　　１４・　・ＣＣＤ１５・・
全体制御部　　２８・・ＡＦ測距部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）オートフォーカス機構を備えるとともに、結像面
   に配置され、光学画像を電気信号に変換して出力する固
   体撮像デバイスを備えた電子スチルカメラにおいて、 前記オートフォーカス機構による測距完了信号を受けて
   、前記固体撮像デバイスを立ち上げることを特徴とする
   電子スチルカメラ。