JPH0211258A - 鋼の連続鋳造方法 - Google Patents

鋼の連続鋳造方法

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JPH0211258A
JPH0211258A JP15792988A JP15792988A JPH0211258A JP H0211258 A JPH0211258 A JP H0211258A JP 15792988 A JP15792988 A JP 15792988A JP 15792988 A JP15792988 A JP 15792988A JP H0211258 A JPH0211258 A JP H0211258A
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昭 松下
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長橋 一彦
Masami Tenma
天満 雅美
Takeyoshi Ninomiya
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は鋼の連続鋳造に関し、詳しくは湾曲型もしくは
垂直凸型の連続鋳造設備において鋳片弓抜きのために配
列された支持ロール、および引抜きロール等の配置状態
を測定し、被鋳造鋼種、鋳造条件に対する異常状態を正
確に判断すると共に、該異常状態か検出されたときに迅
速に該案内ロールの配列を修正することによって無欠陥
鋳片を製造する方法に関するものである。
[従来の技術] 周知のように湾曲型もしくは垂直凸型の連続鋳造設備に
は後述する案内ロールが多数配列されている。この案内
ロールは鋳型直下から鋳片が完全凝固する機端部まで所
定の間隔で配列され、その数は設備の規模によって異な
るが、−基の連続鋳造設備に対し再封以上にも達するの
が普通である。
第15 [’、RJは周知の一般的な湾曲型連続鋳造設
備を示す構造図であり、1は溶鋼を貯留したタンデイツ
シュ、2は溶鋼を注入するイマージョンノズル、3は鋳
型である。鋳型3に注入された溶鋼は鋳型壁に接する表
層より凝固殻5を生成し、所定断面形状をした鋳片6と
なる。この鋳片6は案内支持ロール71で支持されつつ
引抜きロール72で連続的に引抜かれる。また鋳片6は
その芯部に未凝固の溶!1li14が残存する状態で矯
正用ロール73群で鉛直方向から水平方向に湾曲矯正さ
れ、完全凝固した機端部8でガス切断される。尚、本発
明においては前記案内支持ロール71、引抜きロール7
2、矯正用ロール73等を総称して案内ロール7と称し
、湾曲内側の案内ロール群を7a、33曲外側の案内ロ
ール群を7bで表す。
さて前記案内ロール7の配置、及び相対するロール間隔
(このロール配置とロール間隔を総称して以下、ロール
アライメントと言う)は製造される鋳片6の内部品質に
重大な影響を与えることがよく知られている。即ち第2
図に示すように破線て示す予め設定された基準のロール
アライメントに対し、例えば案内ロール7a2,7b2
か実線で示すように偏位(以下、この偏位をロール不整
と言い、基準ロールアライメントと実際のロールアライ
メントとの差δ。をロール不整量と言う)したり、ロー
ル間隔が基準値に対し変化したりしていると、湾曲型も
しくは垂直凸型の連続鋳造設備特有の曲げ矯正やロール
間バルジングによる歪等に加え、前記ロール不整による
内部歪か生じ内部側わなとの欠陥を生じ易くなる。
而して従来より前記ロールアライメントを測定し、修正
するための方法が種々検討され、実用化か試みられてき
た。
例えば、特開昭57−124561号公報においては、
案内ロールのロール間隔を測定するギャップセンサーと
、測定器の所定方向の角度を検出する角度検出路、およ
びギャップセンサー位置に関する位置+11i報を得る
測長手段によって、ロールアライメントを測定する方法
か開示されており、また、特開昭60−82258号公
報においては、相隣するセグメントのそれぞれのロール
81本を含み、4本以上のロールからなるロール群にお
ける任意の3本ロールの組み合わせそれぞれと、鋳片通
過側で接する各円弧の接点の2次元座標より、各円弧の
曲率値を求め、相隣する円弧の曲率値の偏差の絶対値の
総和か最小となるようにセグメントの移動量を求め、セ
グメントを移動し連続鋳造設備のロールアライメントを
修正する方法が開示されている。
[発明が解決しようとする課題] 前述のようにロール不整は鋳片の欠陥発生に多大な影響
を及ぼす。一方、案内ロールは大きな矯正反力や溶鋼静
圧を受け、そのベアリングの摩耗や損傷を生じたり、高
熱の鋳片との直接接触てロール周面が摩耗するなどして
ロール間隔か変化したり、部分的にロール位置が偏位す
るなどの前記ロール不整を生じ易い。このため前述した
ように従来よりロールアライメントを測定し、修正する
努力が重ねられてきたわけである。ところが前述した従
来技術においては、ロール不整量δ×を最小にする、つ
まり究極の精度を確保するためのロールアライメントを
得ることのみを目的としていた。そのため、実際操業面
からみると鋳片の品質には悪影響を与えず問題が無いに
もかかわらず、ロールアライメントを修正するといった
、過度の操業アクションを実行する事態が屡々生じてい
た。このように究極の精度を確保することを前提とした
場合、当然その修正作業に長時間を要することになり、
連続鋳造設備の生産性の低下にも繋がる結果となる。ま
た実際上からみると究極の精度を確保するとは言っても
ロール不整量を零とすることは不可能であり、その場合
どの程度までを許容するかは過去の経験や作業者の勘に
委ねられているのが実態であった。このためロールアラ
イメントを管理する上でその精度にばらつきが生じ、鋳
造欠陥の発生要因となっていた。
本発明は首記従来技術における問題点の解決を図り、被
鋳造鋼種、鋳造条件、実測されたロールアライメントを
基に、当該鋳造条件に応じたロールアライメントの良否
を正確に判断すると共に、31i片に欠陥が発生しない
ための最適なロールアライメントの修正方法を提供する
ものである。
[課題を解決するだめの手段コ 本発明は首記課題を解決するために、以下の手順O〜(
○に基づいて少なくとも最終矯正用ロールまでの全案内
ロールの配置部位における鋳片内部歪を算出すると共に
、予め求められた前記鋳片内部歪と3Ji造欠陥発生と
の相関より当該操業条件における許容内部歪を設定し、
前記算出された鋳片内部歪が前記許容内部歪を越えたと
きにロール不整を修正することにより無欠陥鋳片を製造
することを特徴とするものである。即ち、 ■ 連続する3対の案内ロールを単位測定対象として、
両端部ロール表面を結ぶ接線に対する中央部ロールの出
入mflを内外ロール毎に測定し、 ■ 首記実測出入量2とfめ設定されている基準出入f
it Lとから偏位量δMを内外ロール毎に求め、 ■ 曲記偏位惜δMの指向性と、中−位測定対象のロー
ル間隔値とからロール不整による鋳片の変形形態を内外
ロール毎に決定し、 ■ 前記■〜■の手順に基つき少なくとも最終矯正用ロ
ールまでの全案内ロールについて前記偏位量δMと鋳片
の変形形態を決定し、 ■ 首記偏位量δM及び鋳片の変形形態と、鋳造条件と
より下記(1)式に基つき当該案内ロール部位における
前記ロール不整による鋳片内部歪6Aを算出し、 ■ 一方、予め被鋳造鋼種、鋳造条件毎に、前記鋳片内
部歪εAと鋳造欠陥発生との相関を求め、 ■ O下記鋳片内部歪ε4と鋳造欠陥発生との相関より
当該操業条件における各案内ロール部位毎の許容内部歪
εCを設定し、 ■ 前記算出された鋳片内部歪εAが前記許容内部歪ε
。を越えたときに前記出入量1を調整してロール不整を
修正することにより無欠陥鋳片を製造することを特徴と
する鋼の連続鋳造方法。
但し6A =ロール不整による鋳片内部歪(駒δM :
偏位量、  S:凝固殻厚み、Rp :ロールピッチ、 K :鋳片の変形形態に基つく係数、 [作用] 究極の精度を確保するためのロールアライメントを得る
ことのみを目的とした従来技術に疑問を抱いた本発明者
らは、ロール不整と鋳造欠陥発生との関係について研究
を重ねた。この結果ロール不整は出来るたけ少ないこと
が好ましいことは当然であるか、鋳造される鋼種、つま
り被鋳造鋼種や21i造幅、2次冷却条件、鋳造速度等
の種々の鋳造条件によってその許容される限界は異なっ
てくることを知見した。即ち被鋳造鋼種によっては、同
一のロール不整量で、なおかつ同一の条件で鋳造しても
前記欠陥が発生する場合と、欠陥が発生しない場合があ
ることを本発明者らは経験した。
この知見に基づいてさらに研究を重ね、前述したロール
不整によって変化する鋳片の内部歪と餌記被鋳造鋼種及
び鋳造条件毎の鋳造欠陥発生とに密接な関係があること
を本発明者らは知見した。
そこて先ず多数配設された案内ロールの各配置部位にお
ける前記ロール不整、およびそれによる内部子の求め方
について実験研究を進めた。
鋳型より連続的に引抜かれ、芯部に未凝固溶鋼が存在す
る鋳片の内部に発生する内部歪は、一般に下記の(2)
式で算出できることが知られている。
εr =εB +εcp+εS +ε^……(2)εT
:鋳片内部総歪(t) εn =バルジングによる鋳片内部歪(%)εc1・・
鋳造方向圧縮力による鋳片内部歪(%)ε3 矯正によ
る鋳片内部歪(%) εA :ロール不整による鋳片内部歪(和この(2)式
において、εB +  CP+ εSは周知ε のように鋳造幅、2次冷却条件、溶鋼温度、等の当1該
操業時の鋳造条件と鋳片の連続鋳造設備内鋳造方向の位
置等によって下記(3)〜(5)式に基づいて算出でき
る。
Ko :クリープ定数 a :形状係数(鋳造幅とロールピッチに依存する補正
係数) ■ :溶鋼静圧、 :鋳造速度 :凝固殻厚み F :鋳造方向の圧縮力 !。:鋳型的溶鋼面からの距離 ・・・・・・(5) D =鋳造厚 R1:i番目ロールの曲率半径 これに対しεAは、前述したロール不整によって生しる
鋳片内部歪(以下ロール不整歪と言う)であり、本発明
者らの多くの実験結果により後述するロール不整の偏位
量δMと首記鋳造条件とから案内ロール配置位置に対応
して下記(1)式で算出できることが判明した。
δ、  xS 6・=KX   R,・      °°°°°°(1
)但しδM.偏位量 S :凝固殻厚み Rp  、ロールピッチ K :鋳片の変形形態に基つく係数 つまり当該案内ロール配置部位におけるロール不整歪ε
6は、当該部位の案内ロールの偏位量δMと、鋳造条件
に応じて変化する凝固殻厚、ロールピッチ、及び後述す
る鋳片の変形形態によって実験的に求められた係数より
算出することができる。
補記ロール不整による鋳片の変形形態は例えば第3図に
示すようなパターンに分類できる。この第3図は3対の
案内ロール7を単位の測定対象としたロール群を示し、
第3図(a)は中央部内側案内ロール7a2か破線で示
す基準のロールアライメントに対して部分的に外側方向
くこの外側方向への偏位を、以下正の指向性とする)、
即ち鋳片6を圧下する方向に偏位した圧下型のロール不
整による鋳片の変形形態を示すものである。同様に第3
図(b)は基準ロールアライメントに対して案内ロール
7a2が部分的に内側方向(この内側方向への偏位を、
以下負の指向性とする)、即ち鋳片6から逃げる方向に
偏位したバルジング型のロール不整による鋳片の変形形
態を、第3図(c)はロール間隔は基準ロールアライメ
ントの間隔と同じであるがその中央部ロール対7a2,
7b2が基準ロールアライメントに対して相対的に偏位
した矯正型のロール不整によるSJf片の変形形態を示
すものである。
本発明者らはこのような鋳片の変形形態がロール不整歪
に与える影響を、意識的に鋳片の変形形態とロール不整
量を種々変更し、その時の鋳片内部の欠陥発生程度との
関係とから調査した。この結果fl下記(1)式の(1
δM I X S / Rp2)の値を鋳片の変形形態
とロール不整量とに対応した補正係数で補正することに
より、鋳片内部の欠陥発生確率に適合したロール不整歪
ε、を得ることができた。この補正係数には、ロールピ
ッチRp、凝固殻のJ2みS、に依存してその値は変化
するか、ロール不整歪にあたえる各ロール不整による鋳
片の変形形態の影響としては、圧下型、矯正型、パルシ
ング型の順に強く(歪として大きくなり鋳片には悪影響
を及ぼす)、その比率は約4:3:1であった。具体的
には本発明者らが前述したロール不整量と、鋳片内部の
欠陥発生程度の関係を調査するために用いたロールピッ
チRρ200〜350mm、凝固係数が26〜30mm
/ (min) ”2の条件において、各々の鋳片の変
形形態における前記には、圧下型のロール不整の場合は
200〜1600、バルジング型のロール不整の場合は
50〜400、矯正型のロール不整の場合は100〜1
200の範囲内であった。これらの値は前述したように
ロールピッチRpと凝固殻の厚みSに影響を受けるため
に、連続鋳造設備の形式や操業条件によって変化する。
従って予め連続鋳造設備毎に種々の操業条件に応した前
記Kを、過去の実績やオフラインテスト等の結果をもと
に求めておけば良い。
さて次に前述したロール不整歪ε、を算出するために必
要な前記偏位量δ8の求め方について説明する。
第4図は前記偏位量δMを求めるための基本原理の説明
図である。本発明においては、3対の案内ロール7a、
 7bを単位測定対象として両端部ロール表面を結んだ
接線11を引き、この接線11から中央部に配置された
案内ロール7a2,7b2の出入量1を測定する。一方
、この中央部に配置された案内ロール7a2.7b2は
、設計図面等より前記接線11からの首記中央部配置案
内ロール7a27b2の本来位置すべき出入量を求め、
Pめ基準出入fiLとして設定しておく。第4図に示す
ように水平配置、あるいは図示はしないか垂直配置の場
合は当然基準出入111Lは零となる。従ってこの基準
出入量りと前記実測された出入量1との差を計算するこ
とにより偏位量δM (この例ではδM = + fl
  O= +U、てあり、外側方向へx l=位し、そ
の指向性は十)を求めることかできる。
ところて湾曲型もしくは垂直開型連続鋳造設備において
最、終矯正用ロールまでの間の案内ロールは重置又は湾
曲状態で配置されている。垂直部分では前記第4図に示
す水平配置と同様に基準出入[1[Lか零であることが
ら偏位■ケδMは容易に求められる。第5図は湾曲部分
における外側、もしくは内側案内ロールの前記偏位量δ
Mを求める方法の一例を示すものである。この湾曲部分
においても3対の案内ロール7を単位測定対象として両
端部ロール表面を結んだ接線11を引き、この接線11
に対する出入量n1を測定すると共に基準出入量り、を
下記(6)〜(8)式に基ついて設定し、この基準出入
量り、実測出入量U、との差を下記(9)式のように計
算することにより偏位量δM、を求めることかできる。
L 、 = RplX sinβ+       ・・
−・(B)βH= j、an−’ [Rp++1X S
in Ct 1 /(Rp1+ Rp+++) /co
sα、]・・・(7)α、=:θ1−01+、    
    ・・・・・・(8)δMi” l I −Li
         ・・・・・・(9)但し 2、= し、: R1)t: θ1 : 1番目ロールにおける実測出入り量 1番目ロールにおける基準出入り量 i−1,i番目ロール間のロールピッチミー1.i番目
ロール間の鉛直線となす基準角度 αH:i−1,i番目ロール間の鉛直線となす基準角度
差 δMl:i@目ロール位置における偏位量1■記出入l
fi、、Q、は例えば第6図に示すような測定装置20
を用いて測定することが可能である。即ち測定装置20
は連続する3対の案内ロール7に接する長さの基準ゲー
ジ21と、この基準ゲージ21を案内ロール7に押しつ
けるバネ休22と中央部案内ロール7□の前記基準ゲー
ジ2Iよりの出入量を検出1−る検出端23、及び偏位
検出器24とから構成されている。而して基準ゲージ2
1を両端の案内ロール7、.73に同時に接触させると
基準ゲージ2Iのゲージ面21aか両端部ロール表面を
結ぶ接線となる。この状態て検出端23を中央部案内ロ
ール72の表面に接触させ、そのときの検出端23の移
動量を偏位検出器24で検出することにより前記ゲージ
面21aに対する出入量立を測定することかできる。
また特に前述した湾曲部分に偏位■δM.を求める他の
方法としては、例えば第7図に示すような測定装置30
で当該案内ロールの角度を測定し、この実測角度から実
際の出入量U、を計算で求め、しかるのち基準出入ff
1L+ との差を算出して求めることも可能である。即
ち測定装置30は連続する2対の案内ロール71.72
に接する長さの基準ゲージ31と、この基準ゲージ31
を案内ロール772に押しつけるバネ対32と、前記基
準ゲージ31のゲージ而31aが鉛直線となす角度θ1
Jを検出する角度検出端33より構成されている。而し
て前記測定装置:jOで案内ロールの実際の鉛直線とな
す角度θ1Jを順次測定していく。この角度θ1Jが測
定されたら前記(6)〜(8)式で示した基準出入量り
、を求めると同様の手順で、連続する3対の案内ロール
の両端部ロール表面を結んだ接線に対する出入fit 
fL、を求めることができる。本発明において、連続す
る3対の案内ロールを単位測定対象として、両端部ロー
ル表面を結ぶ接線に対する中央部ロールの出入量1を測
定するとは、前記第6図に示すような測定装置20で直
接的に測定することから第7図に示すような測定装置3
0で鉛直線となず角度θ1Jを測定し、この実測角度θ
IJから計算で求めることまでを含むものである。次に
後述する鋳片の変形形態を決定する上で必要な各ロール
対の外側と内側ロールの間隔値(以下、ロール間隔値と
言う)は、例えば第8図に示すような間隔測定p341
を用いて検出することが可能である。
第8図の間隔測定器41は内外案内ロール7a、 7b
に接する外開き力を有するパス42と、このパス42の
変位計を検出する検出器43とから構成され、パス42
の変位量からロール間隔値を検出するものである。
このような測定装置20又は30、及び間隔測定器41
等を例えばダミーバーのヘッド部、あるいはダミーバー
本体のリンク部分に装着し、この夕°ミーバーを案内ロ
ール間を移動させることにより任1位の、あるいは全部
の案内ロールの補記出入量U。
11、及びロール間隔値を測定することが可能となる。
このようにして外側及び内側の各々の案内ロール7につ
いて偏位量δM.を求めることができる。
方、外側もしくは内側のいずれかの偏位■、例えば外側
の偏位■δMibを求め、この偏位量δM + bと、
相前後したロール間隔値とから内側案内ロールの前記δ
Miaを算出することもできる。
第9図及び下記(10)〜(12)式はその具体的算出
法の−・例を示すものである。
ao=IID1−δM,5・・・・・・(10)al:
((l(D+−1−nosi−、−RD、+1 ”11
Ds、+、) / (Rpt +1(l)+++ ))
XRp、 +lIO,−,・・・・・・(11)δyI
d= a o  a 1−− (12)但し 1tDH: 1番目ロールにおけるロール間隔値nDs
 、−基準となる1番目ロールにおけるロール間隔値 以上のようにして、偏位量δMが求まると、その指向P
L、(例えば前述した(9) 、 (+2)式で求まる
1扁位砒δM.δM.の正負)と、前記ロール間隔値か
ら+17F述した鋳片の変形形態を判定する。
まず、前述した3対のiB位測測定対象ロール群各々の
ロール間隔値の基準値と測定値を比較し、単位測定ロー
ル群の谷々のロール間隔値が基準値と等しくかつ、前記
偏位量δMが零でない場合は、前記第3図(c)のよう
な矯正型のロール不整となる。前記単位測定対象ロール
群の基準のロール間隔値と、被測定ロール群の各々のロ
ール間隔値か等しくかつ、前記偏位量δMが平の場合は
、ロール不整はなくそれによる鋳片の歪は零となる。
次に、1対のロール間隔値でも、基準値と異なる場合は
、前記第3図(a) 、 (b)のような圧下型あるい
は、パルジンク型のロール不整のいずれかとなる。前述
したように外側の案内ロール方向に偏位するときの指向
性を正、内側の案内ロール方向に偏位するときの指向性
を負として変形形態を判定する方法について詳述する。
さて、第10図において外側ロールの補記偏位量δM+
+は外側方向を指向するロール不整か生じているので、
その符号は正である。この場合は前記第3図(b)のよ
うなバルジング型のロール不整となる。また、内側ロー
ルにおいても、図中で示した面記偏位量δM8は正とな
る。この場合は逆に前記第3図(a)のような圧下型の
ロール不整となる。
第10図で示した外側、内側ロールの前記偏位量δMの
正負が全く逆の状態、つまり、外側ロールのロール不整
が内側方向の負、内側ロールのそれも負の場合は、前者
においては圧下型、後者においてはバルジング型のロー
ル不整となる。
このような指向性、ロール間隔値と各ロール不整の形態
との関係を整理すると第1表のようになる。
このような判断方法で、外側、内側の各々のロール群の
面出偏位量δMの絶対値とロール不整から決定できる鋳
片の変形形態に応して、前記(+)式に基ついてロール
不整による鋳片内部歪を外側、内側の各々のロールにつ
いて求めればよい。
第11図は本発明に基づき連続する5本の案内ロールに
おける前記偏位量δMを求めるための基本的概念図であ
り、説明を簡略化するために案内ロールを水・Y配列と
し基準出入ILを零とすると共に、内側案内ロール7a
2のみが部分的に偏位した状態を例として表したもので
ある。而して内側案内ロールについてのみ説明する。
本発明における単位d!11定対象である3対の案内ロ
ール7の組合せとしては図示したA、B、Cの3種が考
えられる。先ず7a、、7a2.7a3.のAの組合せ
において、案内ロール7a、、7a3のロール外表面を
結ぶ接線11aを引き、中央部に位置する案内ロール7
a2の出入11ffia2を測定する。この案内ロール
7a2は外側方向に偏位していることからOnn出出入
量十u82となる。またこのときの基準出入沿L a 
2は前述したように零であることから案内ロール7a2
配置部位の偏位!辻δMa2は+282、(+ffa2
−0 = + Qa2)となる。次に7a2.7a3.
7a4.のBの組合せにおいては、案内ロール7a2.
7a4のロール外表面を結ぶ接線11bを引き、その中
央部配置案内ロール7a、の出入pf1.a3を測定す
る。この出入量Ua3は接線11bに対しては内側方向
に偏位していることになり、−fl、a3と表せる。こ
れに対しJl(準出入↓l La3は、該Bに組合せに
おいても前述したように零である。従って案内ロール7
a、配置部位の偏位量δMa3は−x、、、  (−n
a3−OUa、)となる。次に7a、、、7a、、、7
a5.のCの組合せにおいては、案内ロール7a3+ 
7 a 5のロール外表面を結ぶ接線11cに対し、中
央部配置案内ロール724.1は全く偏位していないこ
とから出入量It a、、は零となり、ツ1該部位にお
ける偏位■δMa4も当然零である。このようにして順
次単位測定対象の案内ロール7を1つずつ縁り下げて1
前記測定及び算出を行うことにより連続鋳造設備内の全
案内ロールについて、しかも内外ロール毎に(偏位量δ
4を求めることかできる。
ところて第11図の前記Bの組合せにおいて案内ロール
7d3は、実際上は全く偏位していないにも拘らず本発
明においては偏位量が−δMa3となり、ロール不整を
生じている結果を呈し、矛盾した形となっている。しか
しながら鋳片6の面からみると案内ロール7a2で圧下
型の変形を受けたのち正常状態に復帰する過程でバルジ
ング型の変形を受けた状態となっており、この変形度合
いによって内部欠陥の発生状況が大きく左右される。つ
まり本発明では従来の単純な図面通りのロールアライメ
ントに対する異常、即ち前記ロール不整量δ。を検出す
るのではなく、前述した偏位量δう、ロール間隔値を求
めることにより鋳片の変形形態を判断基準に取り入れた
ものであって、本発明の特徴の一つであり、後述するよ
うな種々の優れた効果を得ることができた。
従って前述した1順に基づいて少なくとも最終矯正ロー
ルまでの全案内ロール7について前記偏位量δMを求め
、同時に測定されるロール間隔値と、鋳片6の変形形態
とから前記(1)式に基ついて各案内ロール部位におけ
るロール不整歪を正確に求めることができる。
さて次に、発明者らは、前記ロール不整歪と、実際に鋳
造した鋳片の欠陥、つまり鋳造欠陥発生状況との関係を
調査した。そこで先ず第2表に示す鋳造条件で、中炭素
アルミキルト鋼(以下鋼種Aと言う)と、低炭素アルミ
キルド鋼(以下鋼抄Bと言う)を製造し、前記ロール不
整歪と内部割れ等の鋳造欠陥発生との関係を調査した。
第  2  表 本例では鋳型から約10mの案内ロール配置部位で意識
的にロール不整を生じさせ、ロール不整歪を変化させる
と共に、前記鋳造欠陥発生の有無を調査した。
ロール不整歪以外の、ハルジンクによる鋳片内部歪Cn
+鋳造方向圧縮力による鋳片内部歪εC1矯正による鋳
片内部歪εS、等は前記(2)〜(5)式により求めた
か、各組ともロール不整には殆と影響を受けないために
前記条件による調査を行う上では定数と見做すことがで
きる。
第12図はその調査結果の一例を示すもので、横軸に鋳
片内部組子を、縦軸に全鋳造回数に対する前記鋳造欠陥
の発生回数の比を指数化した鋳造欠陥発生指数を表しだ
ものである。この例の操業条件では前記ロール不整歪以
外の歪は、約0.5′1i程度でほぼ一定であった。こ
の第12図から明らかなように、317片内部総歪と鋳
造欠陥の有無には明瞭な相関かあり、またその傾向は、
鋳造鋼種か異なると大きく異なることか判った。即ち第
12図において細実線Y、は鋼種Aのある鋳片内部組子
における21f片欠陥発生指数の上限値の推移を、同じ
く破線Y2は鋼種Bの鋳片欠陥発生指数上限値の推移を
表すものである。例えば鋼種Aでは鋳片内部組子が0,
7tを越すと鋳造欠陥発生指数が急激に上昇するが、鋼
種Bでは0.8を付近から鋳造欠陥発生指数か徐々に高
くなることが判る。
この調査結果をもとに、実操業を行う上で許容される上
限のjJf造欠陥発生指数と、そのときの鋳片内部組子
(以下、許容内部組子ε。アと言う)を3Ji造鋼種毎
に求めた。
鋳造欠陥発生指数の良否は連続鋳造設備の生産性を左右
することからどのような鋼種に対しても11f「述した
鋳片欠陥発生指数は50以下にする必要がある。従って
鋳造欠陥発生指数として許容できる上限か50となる。
第12図において大実線Zはこの鋳造欠陥発生指数許容
限界値であり、この許容限界&iは案内ロール配置位置
のどの位置に対して乙ソ′1然共通である。
方、補記鋳造欠陥発生指数を許容限界値以下にするため
に面出許容内部組子εCTは鋼種、鋳造条件毎に異なり
、第12図の例において鋼種Aては大実線Zと細実線Y
、が交叉するYloを、また鋼種Bでは大実線Zと破線
Y2が交叉するYloを許容内部組子6CTとして設定
することができる。例えば鋼種Aでは0.85!k 、
鋼種Bでは1.05’l;が許容内部組子εCTとなる
。この値は同一鋼種であればいかなるロール配置位置に
おいても一定である。
本発明者らはこの許容内部組手εCTからロール不整に
よって生じる鋳片内部歪、つまりロール不整歪6A以外
の歪を減じた値を許容内部歪ε。とじ、前述した方法で
求めたロール不整歪ε6との大小関係によってロールア
ライメントの良否を判定することにした。第12図の例
においてはロール不整歪ε6以外の歪は前述したように
0,5tであり、許容内部組手εCTは鋼種Aか0.8
5% 、鋼種Bか105tであることから、許容内部歪
ε。は鋼種Aでは0.35木、鋼種Bでは0.5596
となる。
方、ロール不整歪以外の歪はロール配置位置によって変
化するため許容内部歪ε6もロール配置位置によって変
化する。而して許容内部歪ε。
は各ロール配置位置毎に求める必要があり、下記(13
)式で求めることかできる。
εC= εC丁  (εB + ccp十 εs  )
  °°°−(11)而して同一の鋳造条件で同一のロ
ールアライメント(同一のロールアライメントであれば
当然ロール不整の形態、及び前記偏位量δMは同一であ
る)てあっても第12図の一点鎖線Xで示すように、欠
陥の発生し易い鋼種Aは鋳造が不可能であるか、鋼種B
は鋳造可能である。この場合、鋼種Aを鋳造する際には
、許容内部歪ε。を超過するイ1装置のロールアライメ
ントを修正するか、もしくは鋳造条件を変更する必要が
ある。−射的には、正常な状態から逸脱しているロール
アライメントを修正する方が好ましい。
ロールアライメントの修正を行うには、(1)式で算出
したロール不整歪ε9が許容内部歪ε。をM過したロー
ルの(+)式中の首記偏位量δMを変更(零になる方向
に変更)し、許容内部歪εCを超過しないような状態に
ロールアライメントを修lT、’l−れば良い。当然の
ことながら、1箇所のロールアライメントを修正すると
、それに隣接したロールJiTのロールアライメントも
変化することになるため、隣接したロール群についても
その影響を考慮しておく必要かある。
また異なフた例としては、同一の鋼種で異なった鋳造条
件、例えば鋳造幅が小さい場合と大きい場合で同一のロ
ールアライメント状態で、両者のロール不整歪ε、を算
出し、許容内部歪ε。と比較すると、鋳造幅の大きい場
合は鋳造が不可能であるが、他方は鋳造可能という場合
もある。
このように同一のロールアライメント状態であっても、
鋳造条件等によっては鋳造が可能であり、ロールアライ
メントを修正する必要がない場合もあるか、また逆に鋳
造が不可能でロールアライメントを修正しなければなら
ない場合もある。
すなわち、従来技術のように単に、ロールアライメント
状態のみを考慮していると、過剰の操業アクションを採
ることにも繋かり、また、ロールアライメントを修正し
なければならないが、修正は不必要という間違った判断
を下すことにもなりかねない。
しかし、本発明においては、ロールアライメント状態に
加えて、鋳造条件を加味して、ロールアライメント状態
の良し悪しを判定するため、過剰な操業アクションを回
避でき、また鋳造欠陥を未然に防止するトでも非常に有
効な手段である。
さて第1図は+’6F述した第15図に示す周知の連続
鋳造設備に本発明を適用した一例の構成図を示すもので
ある。この第1図に基づいて本発明の実施例を整理して
説明する。
第1図において9はタミーバーであり、このタミーバー
9に前述した測定装置20及び間隔測定器41か装着さ
れている。I2はプロセスコンピューターてあり、鋼種
、鋳造幅、2次冷却条件等が、鋳造条件として人力され
る。13は演算装置であり、測定装置IOから人力され
る実測値やプロセスコンピューター12から人力される
鋳造条件を用いて1前述の出入量1、基準出入用、偏位
■δM等の演算をし、かつ鋼種毎に求められている許容
内部組子66丁を設定しておき、ロール不整歪εA、鋳
片内部組子ε7、許容内部歪ε。を求める。演算装置1
3て求められたロール不整歪ε6と許容内部歪εCの大
小関係によりロールアライメントの良否を判定し、その
結果をモニター14に表示する構成となっている。
鋳造開始に先立って連続Qlf造設備にはダミーバ−9
がセットされ、このダミーパー9には萌述したように測
定装置lOが装着されている。ダミーパー9は引抜ロー
ル72の引抜駆動力で順次移動し、下記の如く案内ロー
ルの出入量!を測定する。
■ 連続する3対の案内ロールを単位測定対象として、
両端部ロール表面を結ぶ接線に対する中央部のロールの
出入11を前記測定装置10によって内外ロール毎に測
定する。
■ 首記実測出入量1と、予め設定されている基準出入
11.とから演算装置13によって偏位量δMを内外ロ
ール毎に求める。
■ 前記偏位量δMの指向方向と、前記測定装置10て
検出される単位測定対象のロール間隔値とから演算装置
I3によってロール不整による鋳片の変形形態を内外ロ
ール毎に決定する。
■ 一方、プロセスコンピューター12には当該操業時
の鋳造幅、鋳造速度、冷却強度、鋼種等の鋳造条件、及
び被鋳造鋼種か入力されている。
■ 演算装置13においては前記偏位量δMとロール間
隔値とから鋳片の変形形態を決定すると共にプロセスコ
ンピューター12から人力される当該操業時の被鋳造鋼
種、鋳造条件とより前記(+)〜(5)弐及び(I3)
式に基つき当該部位におけるロール不整歪ε4、鋳片内
部組子εT、許容内部歪ε。を算出する。
■ 演算装置13には予め求めておいた被鋳造鋼種の許
容内部歪か人力されており、この許容内部歪と11tr
記■項の手順で求めたロール不整歪ε6とを比較し、後
者のロール不整歪εいか大きい時には案内ロールの配列
異常とし、逆に小さい場合は異常無しとして判断し、そ
の結果をモニター14に表示させる。
■ 異常と判断された場合、そのロール番号の部分のロ
ールアライメントを前記(+)式の偏位量δMか零に近
づくように修正する。
■ 修正した部分に隣接するロール群の位置を記録する
■ 修正した部分と隣接したロール群の計3箇所(外側
と内側の案内ロールを合わせると6筒所)について、前
記0〜0項までの手順操作を繰り返し、■で求めた算出
値の方が全て許容内部歪εCより小さい状態となるよう
にロールアライメントを修正する。
また、前記0〜0項の代わりに、前記(1) 、 (1
3)式から、修正すべき部分に隣接するロール群を含め
た計3箇所(外側と内側の案内ロールを合わせると6箇
所)のロール群について、許容内部歪を超過しないため
のロールアライメントの変更量を求め、それに基づいて
ロールアライメントを変更しても良い。
ロールアライメントの修正方法は、周知のように複数の
ロール群を一つの要素(セグメント)としでいる場合に
はその複数のロール群の要素単位毎にロール間隔値を変
更するか、あるいは単一のロール軸受部に敷設されるス
ペーサーの厚みを変更するなどして調整すればよい。
ところで案内ロールはロール自身の偏芯や偏摩耗等で前
記実測出入finはロールが1回転する間に一定でない
場合がある。このような案内ロールに対して1回の測定
のみでロールアライメントの修正要否の判定を行うこと
は、誤差を生じる恐れがあり好ましくない。而してロー
ルアライメントを修正するだめの判定は、複数回の測定
結果を用いた方かより積度良く判定できる。
加えて、予め鋳造中の案内ロールの変動を測定しておき
、その変動量を面出偏位量δMに加味して1前記(+)
式に代入すればより好ましい。例えば本発明者らの経験
では鋳造中の1回転当りの偏心は鋳造条件、ロール配置
位置等によっても異なるが1〜3+nm程度の偏心量に
達することも間々あった。而してこの値を各ロール配置
位置毎に測定し、その値から求まる前記偏位量δMに相
当する値を(+)式から求まるδMに加算すればさらに
粒度を高めることができる。
[実施例] 連鋳機能力、月産16万屯、機長37mの連鋳機におい
て本発明を実施した。予め鋳造される鋼種について、面
述した作用の説明と同様な方法で、鋳造条件毎に面出許
容内部組子ε。アを求めた。第3表は前記鋳造条件と、
この鋳造条件に対応した許容内部組子εCTを示すもの
で、鋼種は面述した中炭素アルミキルトa+ <1i4
種A)と、低炭素アルミキルト鋼(IAA3Bを適用し
た。
第  3  表 111下記鋼種A、鋼種Bを第4表に示ずロールアライ
メントを有する連続鋳造設備て鋳造を行った。
そのときの外側の案内ロールにおけるロール不整歪ε6
、許容内部歪εC,鋳片変形形態、前記補市係数Kを求
めた結果を第4表に示した。
この条件下て鋳造した後の各鋼種の欠陥発生状況を第1
3図に示す。第13図から明らかなように、許容内部歪
を超えた鋼種Aのみに許容できない欠陥か発生した。
次いで、第4表のロールアライメント状態から、鋼種A
の許容内部歪ε。を超過するロールN。
;13のロールアライメントを修正した後の偏位量δM
とロール不整歪εAを第5表に示す。
ロールアライメントを修正した後の欠陥発生状況を第1
4図に示す。この第14図から明らかなように、許容内
部歪ε6を超えていた状態からロールアライメントを修
正し、許容内部歪6cを超えない状態にした結果、許容
できない鋳片の欠陥が消滅した。
[発明の効果] 以上のように、本発明法を実操業に適用することにより
、鋳片の欠陥を未然に防止できるロールアライメントの
管理、並びにその修正が可能となり、優れた効果を発揮
することか確認された。
【図面の簡単な説明】
第1図は周知の連続鋳造設備に本発明を適用した一例を
示す構成図、第2図は予め設定された基準のロールアラ
イメントに対する案内ロールの偏位状態を示す構造図、
第3図はロール不整による鋳片の変形形態パターンを示
す構造図、第4図は偏位9δ8を求めるための基本原理
説明図、第5図は湾曲部分における外側、もしくは内側
案内ロールの偏位量δMを求める方法の一例を示す説明
図、第6図及び第7図は出入量測定装置の異なった実施
例を示す構造図、第8図はロール間隔値測定装置の一実
施例を示す構造図、第9図は外側の偏位1辻δM.、と
相前後したロール間隔値とから内側案内ロールの前記δ
Miaを算出する方法を示す説明図、第10図は鋳片の
変形形態を決定するための説明図、第11図は本発明に
基づき連続する5本の案内ロールにおける前記偏位量δ
Mを求めるための基本的概念図、第12図はロール不整
歪と内部割れ等の鋳造欠陥発生との関係を調査結果の一
例を示す線図、第13図は本発明の具体的実施例におけ
る各鋼種の欠陥発生状況を示す図表、第14図は前記第
13図の例においてロールアライメントを修正した後の
欠陥発生状況を示す図表、第15図は周知の一般的な湾
曲型連続鋳造設備を示す構造図である。 1・・・タンデイツシュ、2・・・イマージョンノズル
、3・・・詩聖、4・・・溶鋼、5・・・凝固殻、6・
・・鋳片、7・・・案内ロール、71・・・案内支持ロ
ール、72・・・引抜きロール、73・・・矯正用ロー
ル、7a・・・内側案内ロール群、7a、〜7ao・・
・内側案内ロール、7b・・・外側案内ロール群、7b
、〜7b、・・・外側案内ロール、11・・・接線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、案内ロールを備えた湾曲型もしくは垂直曲型連続鋳
    造設備において、 [a]連続する3対の案内ロールを単位測定対象として
    、両端部ロール表面を結ぶ接線に対する中央部ロールの
    出入量lを内外ロール毎に測定し、 [b]前記実測出入量lと予め設定されている基準出入
    量Lとから偏位量δ_Mを内外ロール毎に求め、 [c]前記偏位量δ_Mの指向性と、単位測定対象のロ
    ール間隔値とからロール不整による鋳片の変形形態を内
    外ロール毎に決定し、 [d]前記[a]〜[c]の手順に基づき少なくとも最
    終矯正用ロールまでの全案内ロールについて前記偏位量
    δ_Mと鋳片の変形形態を決定し、[e]前記偏位量δ
    _M及び鋳片の変形形態と、鋳造条件とより下記(1)
    式に基づき当該案内ロール部位における前記ロール不整
    による鋳片内部歪ε_Aを算出し、 [f]一方、予め被鋳造鋼種、鋳造条件毎に、前記鋳片
    内部歪ε_Aと鋳造欠陥発生との相関を求め、 [g]前記鋳片内部歪ε_Aと鋳造欠陥発生との相関よ
    り当該操業条件における各案内ロール部位毎の許容内部
    歪ε_Cを設定し、 [h]前記算出された鋳片内部歪ε_Aが前記許容内部
    歪ε_Cを越えたときに前記出入量lを調整してロール
    不整を修正することにより無欠陥鋳片を製造することを
    特徴とする鋼の連続鋳造方法。 ε_A=K×(|δ_M|×S)/(Rp^2)… …
     …(1)但しε_A:ロール不整による鋳片内部歪(
    %)δ_M:偏位量、S:凝固殻厚み、 Rp:ロールピッチ、 K:鋳片の変形形態に基づく係数、
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024199738A1 (de) * 2023-03-30 2024-10-03 Sms Group Gmbh VERFAHREN ZUR OPTIMIERUNG DER STRANGFÜHRUNG EINER STRANGGIEßANLAGE, INSBESONDERE EINER BRAMMENGIEßANLAGE ODER KNÜPPEL-STRANGGIEßANLAGE

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WO2024199738A1 (de) * 2023-03-30 2024-10-03 Sms Group Gmbh VERFAHREN ZUR OPTIMIERUNG DER STRANGFÜHRUNG EINER STRANGGIEßANLAGE, INSBESONDERE EINER BRAMMENGIEßANLAGE ODER KNÜPPEL-STRANGGIEßANLAGE

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