JPH02112412A - 常圧可染性ポリエステル繊維 - Google Patents
常圧可染性ポリエステル繊維Info
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- JPH02112412A JPH02112412A JP26664788A JP26664788A JPH02112412A JP H02112412 A JPH02112412 A JP H02112412A JP 26664788 A JP26664788 A JP 26664788A JP 26664788 A JP26664788 A JP 26664788A JP H02112412 A JPH02112412 A JP H02112412A
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Landscapes
- Artificial Filaments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、ポリエチレンテレフタレート(PET)とポ
リブチレンテレフタレート(PBT) との混合物を溶
融紡糸した均染性の改良された常圧可染性ポリエステル
繊維に関するものである。
リブチレンテレフタレート(PBT) との混合物を溶
融紡糸した均染性の改良された常圧可染性ポリエステル
繊維に関するものである。
(従来の技術)
PETで代表されるポリエステル繊維は、ナイロン6及
びナイロン66で代表されるポリアミド繊維とは異なり
、水素結合等を形成する活性部位がなく、染色性が悪い
という欠点を有している。
びナイロン66で代表されるポリアミド繊維とは異なり
、水素結合等を形成する活性部位がなく、染色性が悪い
という欠点を有している。
ポリエステルの染色性を改良する試みが種々なされてお
り9代表的なものとして5−ナトリウムスルホイソフタ
ル酸のようなスルホネート化合物を共重合したものが実
用に供されている。しかしこのような共重合ポリエステ
ルとすると、繊維の強度が低下するという問題があった
。
り9代表的なものとして5−ナトリウムスルホイソフタ
ル酸のようなスルホネート化合物を共重合したものが実
用に供されている。しかしこのような共重合ポリエステ
ルとすると、繊維の強度が低下するという問題があった
。
一方、ポリエステル繊維の生産性を高め、コストの低減
を図るため、近年、高速紡糸技術が進んできており、こ
の方法により得られるポリエステル繊維は染色されやす
いことが知られている(例えば、特開昭57−1216
13号、同57−1611.20号)。
を図るため、近年、高速紡糸技術が進んできており、こ
の方法により得られるポリエステル繊維は染色されやす
いことが知られている(例えば、特開昭57−1216
13号、同57−1611.20号)。
しかし、この方法により得られる繊維は、上記共重合ポ
リエステルの繊維に比べれば、染色性が劣るものである
。
リエステルの繊維に比べれば、染色性が劣るものである
。
また、PETとPBTとの混合物を溶融紡糸することも
提案されている(例えば、特開昭50−56442号、
特公昭62−56243号、同63−42007号等)
が常圧で均一に染色することができる繊維は得られてい
ない。
提案されている(例えば、特開昭50−56442号、
特公昭62−56243号、同63−42007号等)
が常圧で均一に染色することができる繊維は得られてい
ない。
(発明が解決しようとする課題)
本発明は、PF、TとPBTとの混合物を溶融紡糸した
繊維であって2強度特性が優れているとともに、常圧で
均一に染色することのできるポリエステル繊維を提供し
ようとするものである。
繊維であって2強度特性が優れているとともに、常圧で
均一に染色することのできるポリエステル繊維を提供し
ようとするものである。
(課題を解決するための手段)
本発明は、上記の課題を解決するものであり重量比95
15〜55/45のPETとPBTとの混合物を溶融紡
糸した繊維であって、示差走査熱量計で測定したとき融
点のピークを一つしか示さず。
15〜55/45のPETとPBTとの混合物を溶融紡
糸した繊維であって、示差走査熱量計で測定したとき融
点のピークを一つしか示さず。
かつ動的熱応力計で測定した130°Cでの熱応力値の
標準偏差が0.005 g / d以下であることを特
徴とする均染性の改良された常圧可染性ポリエステル繊
維を要旨とするものである。
標準偏差が0.005 g / d以下であることを特
徴とする均染性の改良された常圧可染性ポリエステル繊
維を要旨とするものである。
以下1本発明について詳細に説明する。
まず2本発明においては、PETとPBTとの混合重量
比を9515〜55/45とすることが必要である。P
BTの割合がこれより少なければ、染色性改良効果が不
十分で、常圧可染性の繊維が得られず、一方、多すぎる
と融点のピークを一つしか示さない均一な繊維を得るこ
とが困難になるとともに1繊維の収縮力が大きくなり、
繊維製造時にこれを巻き取った紙管を巻取機から抜き取
ることが困難になり1 さらに、コスト高になり、好ま
しくない。
比を9515〜55/45とすることが必要である。P
BTの割合がこれより少なければ、染色性改良効果が不
十分で、常圧可染性の繊維が得られず、一方、多すぎる
と融点のピークを一つしか示さない均一な繊維を得るこ
とが困難になるとともに1繊維の収縮力が大きくなり、
繊維製造時にこれを巻き取った紙管を巻取機から抜き取
ることが困難になり1 さらに、コスト高になり、好ま
しくない。
次に2本発明の繊維は、示差走査熱■計(DSC)で測
定したとき融点のピークを一つしか示さないことを第一
の特徴とするものである。これはPETとPBTとが反
応して十分均一化していることを示すものである。PE
TとPBTとが不均一に存在すると両者の染色性が異な
る(特に常圧染色の場合、染色性の差が大きく現れる。
定したとき融点のピークを一つしか示さないことを第一
の特徴とするものである。これはPETとPBTとが反
応して十分均一化していることを示すものである。PE
TとPBTとが不均一に存在すると両者の染色性が異な
る(特に常圧染色の場合、染色性の差が大きく現れる。
)ため織編物として常圧染色すると不均一に染色される
という問題が起きる。
という問題が起きる。
また1本発明の繊維は1動的熱応力計で測定した130
℃での熱応力値の標準偏差が0.005 g / d以
下であることを第二の特徴とするものである。動的熱応
力は糸条の長手方向の熱特性の斑を示すもので、均染性
の繊維とするためには、この熱応力値の標準偏差が0.
005 g / d以下であることが必要である。
℃での熱応力値の標準偏差が0.005 g / d以
下であることを第二の特徴とするものである。動的熱応
力は糸条の長手方向の熱特性の斑を示すもので、均染性
の繊維とするためには、この熱応力値の標準偏差が0.
005 g / d以下であることが必要である。
なお、130℃での測定値で規定するのは、常圧染色時
の温熱温度効果と類似の熱効果を糸条に与えたときの特
性を見るためである。
の温熱温度効果と類似の熱効果を糸条に与えたときの特
性を見るためである。
本発明の繊維は1例えば1重量比9515〜55/45
のPETとPBTとの混合物を溶融紡糸し、冷却固化し
た後、延伸・熱処理を施すことなく 6000m/分以
上の高速度で巻き取る方法において1条件を適切に設定
することにより得ることができる。
のPETとPBTとの混合物を溶融紡糸し、冷却固化し
た後、延伸・熱処理を施すことなく 6000m/分以
上の高速度で巻き取る方法において1条件を適切に設定
することにより得ることができる。
通常、PETチップとPINTチンブとを混合した後、
エクストルーダー型溶融紡糸機に供給して溶融紡糸する
。エクストルーダー内に滞留している間に両者は反応し
、均一化して紡出される。ポリマー流路内に静的混純素
子のような混練装置を装着すればより均一化することが
できる。
エクストルーダー型溶融紡糸機に供給して溶融紡糸する
。エクストルーダー内に滞留している間に両者は反応し
、均一化して紡出される。ポリマー流路内に静的混純素
子のような混練装置を装着すればより均一化することが
できる。
紡出された糸条は2常法により冷却固化、オイリングさ
れた後、 6000m/分以上の速度で巻き取られる。
れた後、 6000m/分以上の速度で巻き取られる。
巻取速度がこれより遅いと常圧可染性の繊維を得ること
ができない。紡出糸条の巻取りはゴデツトローラを介し
て又はゴデツトレスで行うことができ1巻取り前に必要
に応じて交絡が付与される。
ができない。紡出糸条の巻取りはゴデツトローラを介し
て又はゴデツトレスで行うことができ1巻取り前に必要
に応じて交絡が付与される。
このようにして得られる繊維は1強度3.5 g /
d以上1伸度60%以下で、実用上十分な強伸度特性を
有しており、常圧で均一に染色可能なものである。
d以上1伸度60%以下で、実用上十分な強伸度特性を
有しており、常圧で均一に染色可能なものである。
本発明の繊維は、衣料用に適したものであり。
単糸繊度1〜4d、好ましくは1〜2.5d、総繊度2
0〜200 d 、好ましくは30〜180 dとする
のが適当である。
0〜200 d 、好ましくは30〜180 dとする
のが適当である。
なお1本発明において、PET及びPBTは。
少量の共重合成分を含有するものでもよく、また艷消剤
、安定剤、制電剤等の添加剤を含有していてもよい。
、安定剤、制電剤等の添加剤を含有していてもよい。
(実施例)
次に実施例により本発明を具体的に説明する。
なお、実施例における特性値の測定法は次のとおりであ
る。
る。
相対粘度
フェノールと四塩化エタンとの等重量混合物を溶媒とし
、濃度0.5g//J、温度25℃で測定。
、濃度0.5g//J、温度25℃で測定。
復■折
ペレフクコンペンセーターを取り付けた偏光顕微鏡を用
い、浸液としてトリクレジルホスフェートを使用した測
定。
い、浸液としてトリクレジルホスフェートを使用した測
定。
強化層
島津製作所製オートグラフ055−500を用い、試料
長30cm、引張速度30cm/分で測定。
長30cm、引張速度30cm/分で測定。
融占
パーキンエルマー社製示差走査熱量計DSC−2C型を
用い、試料3■、昇温速度20℃/分で測定。
用い、試料3■、昇温速度20℃/分で測定。
勉町然疫カ
バーバートスティン社製動的熱力力計DYNAFIL−
Mを用い、ブリテンション0.04d(g)、試験速度
50m/分、試験長1000m、温度130℃で測定。
Mを用い、ブリテンション0.04d(g)、試験速度
50m/分、試験長1000m、温度130℃で測定。
測定中の熱応力に対応した出力信号を58m5ecの周
期でコンピュータに取り込み、熱応力の標準偏差を算出
。
期でコンピュータに取り込み、熱応力の標準偏差を算出
。
2半Iυにネ
繊維1gを次の染浴で、浴比1150.温度100℃で
、30分間染色し、残液の染料濃度を分光光度計で測定
して算出。
、30分間染色し、残液の染料濃度を分光光度計で測定
して算出。
分散染料: Terasil Navy Blue 2
%oiyf 。
%oiyf 。
分散剤: Disper TL 1 g / Q染色助
剤:硫酸アンムニウム 2g/ρ。
剤:硫酸アンムニウム 2g/ρ。
酢酸0.Lcc/e
檄劣皇立束作
繊維をタフタ織物にし、常法により精練後5常圧染色し
、染色織物について均一性を肉眼で観察し、O:良好、
×:不良で判定。(−は常圧染色性が不十分なもの。) 実施例 相対粘度1.38のPETチップと相対粘度1.69の
P B T’チップとを第1表に示す重量比で混合しエ
クストルーダー型溶融紡糸機に供給し、紡糸温度290
℃で、孔径0 、211m紡糸孔を有する紡糸口金から
吐出し、冷却固化、オイリング後、第1表に示す速度で
巻き取り、 75 d/36 fのポリエステル繊維を
得た。なお、紡糸口金直下の雰囲気温度。
、染色織物について均一性を肉眼で観察し、O:良好、
×:不良で判定。(−は常圧染色性が不十分なもの。) 実施例 相対粘度1.38のPETチップと相対粘度1.69の
P B T’チップとを第1表に示す重量比で混合しエ
クストルーダー型溶融紡糸機に供給し、紡糸温度290
℃で、孔径0 、211m紡糸孔を有する紡糸口金から
吐出し、冷却固化、オイリング後、第1表に示す速度で
巻き取り、 75 d/36 fのポリエステル繊維を
得た。なお、紡糸口金直下の雰囲気温度。
集束点までの距離及び冷却条件を調整し、特性の異なる
繊維とした。
繊維とした。
得られた繊維の特性値を第1表に示す。
なお、 N1115では、紙管に糸条を1 kg以上巻
くと巻取機から抜き取ることができなくなるという問題
があった。
くと巻取機から抜き取ることができなくなるという問題
があった。
また、第1表における参考例は、PETに5ナトリウム
スルホイソフタル酸成分を5モル%共重合したポリエス
テルを用い、紡糸速度1 、000 m7分で紡糸して
巻き取った未延伸糸を延伸ゾーンに150℃の熱板を設
置した延伸機で3.0倍に延伸して得られた75 d/
36 fの繊維についてのものである。
スルホイソフタル酸成分を5モル%共重合したポリエス
テルを用い、紡糸速度1 、000 m7分で紡糸して
巻き取った未延伸糸を延伸ゾーンに150℃の熱板を設
置した延伸機で3.0倍に延伸して得られた75 d/
36 fの繊維についてのものである。
第1表
注:σは動n1〜応力値の1!!串偏差を示す。
陶l〜3
12、14〜15は比較伊L
また2階11及び階15の繊維の030曲線を第1図に
示す。本発明の実施例である隘11の繊維では融点ピー
クを一つしか示さないのに対して、比゛較例である1t
15の繊維では融点ピークを二つ示している。
示す。本発明の実施例である隘11の繊維では融点ピー
クを一つしか示さないのに対して、比゛較例である1t
15の繊維では融点ピークを二つ示している。
(発明の効果)
本発明によれば、PETとPBTとの混合物を溶融紡糸
した繊維であって1強度特性が優れているとともに、常
圧で均一に染色することのできるポリエステル繊維が提
供される。
した繊維であって1強度特性が優れているとともに、常
圧で均一に染色することのできるポリエステル繊維が提
供される。
そして5本発明の繊維は、溶融紡出した繊維を高速で巻
き取るだけで製造することができ、製造コストが低いと
いう利点を有するものである。
き取るだけで製造することができ、製造コストが低いと
いう利点を有するものである。
第1図は、実施例及び比較例における繊維の030曲線
の一例を示す図である。 特許出願人 ユ=手力株式会社 ?4−O じ0)
の一例を示す図である。 特許出願人 ユ=手力株式会社 ?4−O じ0)
Claims (1)
- (1)重量比95/5〜55/45のポリエチレンテレ
フタレートとポリブチレンテレフタレートとの混合物を
溶融紡糸した繊維であって、示差走査熱量計で測定した
とき融点のピークを一つしか示さず、かつ動的熱応力計
で測定した130℃での熱応力値の標準偏差が0.00
5g/d以下であることを特徴とする均染性の改良され
た常圧可染性ポリエステル繊維。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26664788A JPH02112412A (ja) | 1988-10-22 | 1988-10-22 | 常圧可染性ポリエステル繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26664788A JPH02112412A (ja) | 1988-10-22 | 1988-10-22 | 常圧可染性ポリエステル繊維 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02112412A true JPH02112412A (ja) | 1990-04-25 |
Family
ID=17433736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26664788A Pending JPH02112412A (ja) | 1988-10-22 | 1988-10-22 | 常圧可染性ポリエステル繊維 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02112412A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5056442A (ja) * | 1973-09-17 | 1975-05-17 | ||
JPS5127777A (en) * | 1974-09-02 | 1976-03-08 | Hitachi Ltd | Handotaisochi no seizohoho |
JPS59116415A (ja) * | 1982-12-23 | 1984-07-05 | Kuraray Co Ltd | ポリエステル繊維およびその製造方法 |
JPS6256243A (ja) * | 1985-08-31 | 1987-03-11 | Somar Corp | 薄膜の剥離装置 |
-
1988
- 1988-10-22 JP JP26664788A patent/JPH02112412A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6256243A (ja) * | 1985-08-31 | 1987-03-11 | Somar Corp | 薄膜の剥離装置 |
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