JPH02182917A - ポリエステル複合繊維 - Google Patents
ポリエステル複合繊維Info
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- JPH02182917A JPH02182917A JP251289A JP251289A JPH02182917A JP H02182917 A JPH02182917 A JP H02182917A JP 251289 A JP251289 A JP 251289A JP 251289 A JP251289 A JP 251289A JP H02182917 A JPH02182917 A JP H02182917A
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Landscapes
- Multicomponent Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は、染色性が良好で、かつ、染色堅牢度や耐光性
の優れたポリエステル複合繊維に関するものである。
の優れたポリエステル複合繊維に関するものである。
〈従来の技術）
ポリエチレンテレフタレー） （ＰＥＴ）繊維で代表
されるポリエステル繊維製造の生産性を高め。
されるポリエステル繊維製造の生産性を高め。
コストの低減を図るため、近年、高速紡糸技術が進んで
きており、この方法により得られるポリエステル繊維は
染色性が良好となることが知られている（例えば、特開
昭５７−１２１６１３号、同５７−１６１１２０号）。
きており、この方法により得られるポリエステル繊維は
染色性が良好となることが知られている（例えば、特開
昭５７−１２１６１３号、同５７−１６１１２０号）。
しかし、この方法により得られる繊維は、染色性はかな
り改良されるものの、染色堅牢度が十分でなく１次第に
色が褪せてくるという問題を有している。
り改良されるものの、染色堅牢度が十分でなく１次第に
色が褪せてくるという問題を有している。
一方、ポリブチレンテレフタレート（ＰＢＴ）繊維は、
その分子がフレキシビリティを有するため良好な染色性
を示すが、耐光性が悪く、黄変色するという欠点を有し
ている。
その分子がフレキシビリティを有するため良好な染色性
を示すが、耐光性が悪く、黄変色するという欠点を有し
ている。
また、ＰＥＴとＰＢＴとの混合物を溶融紡糸することも
提案されている（例えば、特開昭５０−５６４４２号、
特公昭６２−５６２４３号、同６３−４２００７号等）
が。
提案されている（例えば、特開昭５０−５６４４２号、
特公昭６２−５６２４３号、同６３−４２００７号等）
が。
常圧で均一に染色することができる繊維は得られていな
い。
い。
（発明が解決しようとする課題）
本発明は、常圧で濃色に均一に染色することができ、し
かも染色堅牢度や耐光性の優れたポリエステル繊維を高
生産性のもとに製造することを技前約課題とするもので
ある。
かも染色堅牢度や耐光性の優れたポリエステル繊維を高
生産性のもとに製造することを技前約課題とするもので
ある。
（課題を解決するための手段）
本発明は、上記の課題を解決するものであり。
その要旨は、芯成分としてＰＥＴ、鞘成分として重量比
５０１５０〜９０／１０のＰＥＴ、！：ＰＢＴとの混合
物を使用し、紡糸速度４，５００ｍ／ｍｉｎ以上で溶融
紡糸して得られた複合繊維であって、芯部と鞘部との重
量比が５０１５０〜９０／１０であるポリエステル複合
繊維にある。
５０１５０〜９０／１０のＰＥＴ、！：ＰＢＴとの混合
物を使用し、紡糸速度４，５００ｍ／ｍｉｎ以上で溶融
紡糸して得られた複合繊維であって、芯部と鞘部との重
量比が５０１５０〜９０／１０であるポリエステル複合
繊維にある。
以下１本発明について詳細に説明する。
まず２本発明においては、複合繊維の鞘成分として重量
比５０１５０〜９０／１０のＰＥＴとＰＢＴとの混合物
を使用することが必要である。ＰＥＴの割合がこれより
少なければ、ＰＢＴとの混合物が均一にエステル交換反
応しないため、染色斑の原因となるとともに、耐光性の
悪いＰＢＴの影響が大きくなり、さらに高価なＰＢＴを
多量に使用することになるのでコスト高となり好ましく
ない。−方、ＰＥＴの割合が多すぎるとＰＢＴによる染
色性向上及び染色堅牢度向上効果が乏しくなり好ましく
ない。
比５０１５０〜９０／１０のＰＥＴとＰＢＴとの混合物
を使用することが必要である。ＰＥＴの割合がこれより
少なければ、ＰＢＴとの混合物が均一にエステル交換反
応しないため、染色斑の原因となるとともに、耐光性の
悪いＰＢＴの影響が大きくなり、さらに高価なＰＢＴを
多量に使用することになるのでコスト高となり好ましく
ない。−方、ＰＥＴの割合が多すぎるとＰＢＴによる染
色性向上及び染色堅牢度向上効果が乏しくなり好ましく
ない。
次に１本発明においては、このようなＰＥＴとＰＢＴと
の混合物を鞘成分として使用し、ＰＥＴを芯成分として
使用して溶融紡糸し、芯部と鞘部との重量比が５０１５
０〜９０／１０である複合繊維とすることが必要である
。芯部の割合がこれより少ないと、力学的特性の劣るＰ
ＢＴの割合が大きくなるため、繊維の初期ヤング率や強
度が低下し、仮撚加工糸や強撚糸とした場合、ハリのな
い風合の柔らかすぎるものとなり好ましくない。一方、
芯部の割合がこれより多いと、芯成分が一部繊維表面に
露出しやすく、染色斑の原因となり好ましくない。
の混合物を鞘成分として使用し、ＰＥＴを芯成分として
使用して溶融紡糸し、芯部と鞘部との重量比が５０１５
０〜９０／１０である複合繊維とすることが必要である
。芯部の割合がこれより少ないと、力学的特性の劣るＰ
ＢＴの割合が大きくなるため、繊維の初期ヤング率や強
度が低下し、仮撚加工糸や強撚糸とした場合、ハリのな
い風合の柔らかすぎるものとなり好ましくない。一方、
芯部の割合がこれより多いと、芯成分が一部繊維表面に
露出しやすく、染色斑の原因となり好ましくない。
さらに１本発明の繊維は、紡糸速度４．５００ｍ／ｍｉ
ｎ以上で溶融紡糸したものであることが必要であり。
ｎ以上で溶融紡糸したものであることが必要であり。
紡糸速度５，０００ｍ／ｌｌｌ１ｎ以上で溶融紡糸した
ものがより好ましい。紡糸速度がこれより遅いと、
ＰＥＴ部分の染色性が十分向上しないため、常圧で濃色
に染色することができない。
ものがより好ましい。紡糸速度がこれより遅いと、
ＰＥＴ部分の染色性が十分向上しないため、常圧で濃色
に染色することができない。
本発明の繊維は、常法によって複合高速紡糸することに
より得られるが１強度が３ｇ／ｄ以上。
より得られるが１強度が３ｇ／ｄ以上。
伸度６０％以下となるようにすることが望ましく。
所定の強伸度となるように高速で紡糸し、延伸を施さな
い方が染色性の点で好ましい。（比較的低い紡糸速度３
例えば４，５００〜５，０００ｍ／ｒｎｉｎの紡糸速度
を採用する場合は、紡糸引き取りに続いて。
い方が染色性の点で好ましい。（比較的低い紡糸速度３
例えば４，５００〜５，０００ｍ／ｒｎｉｎの紡糸速度
を採用する場合は、紡糸引き取りに続いて。
低倍率の延伸を施して上記強伸度に調整するのが望まし
い。） また、必要に応じて巻き取る前に熱処理を施したり、交
絡を付与したりしてもよい。
い。） また、必要に応じて巻き取る前に熱処理を施したり、交
絡を付与したりしてもよい。
本発明の繊維は、衣料用に適したものであり。
単糸繊度１〜４ｄ、好ましくは１〜２．５ｄ、総繊度２
０〜２００ｄ、好ましくは３０〜１８０ｄとするのが適
当である。
０〜２００ｄ、好ましくは３０〜１８０ｄとするのが適
当である。
なお１本発明において、ＰＥＴ及びＰＢＴは。
少量の共重合成分を含有するものでもよく、また艶消剤
、安定剤、制電剤等の添加剤を含有していてもよい。
、安定剤、制電剤等の添加剤を含有していてもよい。
（実施例）
次に実施例により本発明を具体的に説明する。
なお、実施例における特性値の測定法は次のとおりであ
る。
る。
■灯糀度
フェノールと四塩化エタンとの等重量混合物を溶媒とし
、濃度０．５ｇ／ｊ、温度２５℃で測定。
、濃度０．５ｇ／ｊ、温度２５℃で測定。
姐悼度
島津製作所製オートグラフＤＳＳ−５００を用い、試料
長３０ｃａ、引張速度３０ａｍ／ｍｉｎで測定。
長３０ｃａ、引張速度３０ａｍ／ｍｉｎで測定。
染且吸亙率
繊維１ｇを次の染浴で、浴比１１５０．温度１００℃で
、 ３０分間染色し、残液の染料濃度を分光光度計で測
定して算出。
、 ３０分間染色し、残液の染料濃度を分光光度計で測
定して算出。
分散染料：Ｒｅ５ｏｌｉｎ Ｂｌｕｅ ＦＢＬ ２％
ｏｗｆ。
ｏｗｆ。
分散剤： Ｄｉｓｐｅｒ ＴＬ １ ｇ ／ ｌ 。
染色助剤：硫酸アンモニウム ２ｇ／ｌ。
酢酸０．１ｃｃ／ｊ！
檄貰■ｈ染比
繊維をタフタ織物にし、常法により精練後、常圧染色し
、染色織物について均一性を肉眼で観察し、○：良好、
×：不良で判定。（−は常圧染色性が不十分なもの。） 耐Ａ！圭度 上記の染色タフタ織物について、 ＪＩＳ Ｌ４０４４
に準じて評価。
、染色織物について均一性を肉眼で観察し、○：良好、
×：不良で判定。（−は常圧染色性が不十分なもの。） 耐Ａ！圭度 上記の染色タフタ織物について、 ＪＩＳ Ｌ４０４４
に準じて評価。
実施例
相対粘度１．３８のＰＥＴチップと相対粘度１．６９の
ＰＢＴチップとを使用し、芯成分としてＰＥＴ。
ＰＢＴチップとを使用し、芯成分としてＰＥＴ。
鞘成分として第１表に示す重量比のＰＥＴとＰＢＴとの
混合物を通常のエクストルーダー型複合溶融紡糸機に供
給し、紡糸温度２９０℃で、孔径０．２ ｍｍ紡糸孔を
有する紡糸口金から吐出し、冷却固化。
混合物を通常のエクストルーダー型複合溶融紡糸機に供
給し、紡糸温度２９０℃で、孔径０．２ ｍｍ紡糸孔を
有する紡糸口金から吐出し、冷却固化。
オイリング後、Ｎｃ４以外は第１表に示す巻取速度と同
じ速度の非加熱の第−及び第二ローラを経て第１表に示
す巻取速度で巻き取り、 ７５ ｄ／３６ ｆのポリエ
ステル複合繊維を得た。
じ速度の非加熱の第−及び第二ローラを経て第１表に示
す巻取速度で巻き取り、 ７５ ｄ／３６ ｆのポリエ
ステル複合繊維を得た。
隘４では、オイリング後、１００℃に加熱された速度４
．５０Ｏｎ＋／ｗｉｎの第一ローラと１２０℃に加熱さ
れた速度５，５００ｍ／ｍｉｎの第二ローラとの間で延
伸して巻き取った。
．５０Ｏｎ＋／ｗｉｎの第一ローラと１２０℃に加熱さ
れた速度５，５００ｍ／ｍｉｎの第二ローラとの間で延
伸して巻き取った。
得られた繊維の特性値を第１表に示す、（ｌｌｈＬ５．
７．１０及び１２は比較例である。）なお、参考例はＰ
ＥＴを紡糸速度１．４００ｍ／ｌｌｌ１ｎで紡糸し、未
延伸糸を一旦巻きをり、延伸ゾーンで１５０℃の熱板に
接触させながら、３．１倍に延伸して得た繊維の例であ
り、参考例Ｉでは、常圧で濃色に染色できなかったため
、参考例２として染色を１３０℃で３０分間行った例を
示した。
７．１０及び１２は比較例である。）なお、参考例はＰ
ＥＴを紡糸速度１．４００ｍ／ｌｌｌ１ｎで紡糸し、未
延伸糸を一旦巻きをり、延伸ゾーンで１５０℃の熱板に
接触させながら、３．１倍に延伸して得た繊維の例であ
り、参考例Ｉでは、常圧で濃色に染色できなかったため
、参考例２として染色を１３０℃で３０分間行った例を
示した。
第１表
（発明の効果）
本発明によれば、染色性が良好で、常圧で均一に染色す
ることができ、かつ、染色堅牢度や耐光性の優れたポリ
エステル繊維が提供される。
ることができ、かつ、染色堅牢度や耐光性の優れたポリ
エステル繊維が提供される。
そして１本発明の繊維は、高速溶融紡糸で製造され、製
造コストが低いという利点を有するものである。
造コストが低いという利点を有するものである。
特許出願人 二二亭力株式会社
０１紡糸速度は４．５００ｍ／１ｉｉｎで、延伸して巻
き取った。
き取った。
０２巻取後、３．１倍に延伸した。
Claims (1)
- （１）芯成分としてポリエチレンテレフタレート、鞘成
分として重量比５０／５０〜９０／１０のポリエチレン
テレフタレートとポリブチレンテレフタレートとの混合
物を使用し、紡糸速度４，５００ｍ／ｍｉｎ以上で溶融
紡糸して得られた複合繊維であって、芯部と鞘部との重
量比が５０／５０〜９０／１０であるポリエステル複合
繊維。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP251289A JPH02182917A (ja) | 1989-01-09 | 1989-01-09 | ポリエステル複合繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP251289A JPH02182917A (ja) | 1989-01-09 | 1989-01-09 | ポリエステル複合繊維 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02182917A true JPH02182917A (ja) | 1990-07-17 |
Family
ID=11531423
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP251289A Pending JPH02182917A (ja) | 1989-01-09 | 1989-01-09 | ポリエステル複合繊維 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02182917A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11507994A (ja) * | 1995-06-06 | 1999-07-13 | フィルトロナ、インターナショナル、リミテッド | ポリエチレンテレフタレートシース／熱可塑性重合体コアからなる２成分繊維、その製造法およびそこから製造される製品 |
-
1989
- 1989-01-09 JP JP251289A patent/JPH02182917A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11507994A (ja) * | 1995-06-06 | 1999-07-13 | フィルトロナ、インターナショナル、リミテッド | ポリエチレンテレフタレートシース／熱可塑性重合体コアからなる２成分繊維、その製造法およびそこから製造される製品 |
| JP2008095270A (ja) * | 1995-06-06 | 2008-04-24 | Filtrona Richmond Inc | ポリエチレンテレフタレートシース／熱可塑性重合体コアからなる２成分繊維、その製造法およびそこから製造される製品 |
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