JP3230686B2 - 堅ろう度に優れるポリエステル系複合繊維 - Google Patents

堅ろう度に優れるポリエステル系複合繊維

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱接着法による不織布
の原料として好適に用いられる熱接着性複合繊維であっ
て、分散染料により容易に染色が可能で、優れた堅ろう
性を示す分散染料による染色用ポリエステル系複合繊維
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、不織布の原料として用いる着色繊
維は、原液着色法により製造したものが多い。しかし、
この方法では、それまでと異なる色の繊維を製造しよう
とする際、紡糸装置内の樹脂の置換に多量のロスを生じ
るので少量生産には不向きである。直接不織布表面に染
料をプリントする方法もあるが、風合いの良い製品が得
られないので用途が限定される。したがって、可染性の
熱接着性複合繊維を用いた不織布を任意に染色する方法
が最も好ましい。しかし、熱接着性複合繊維の接着性成
分として一般に用いられるポリオレフィンが難染色性で
あることから、そのような繊維は存在しなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来の
技術的課題を克服し、任意の量を任意の色に容易に染色
でき、堅ろう度に優れる分散染料による染色用熱接着性
複合繊維を経済的に提供する事にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題の解決のため鋭意研究の結果、芯成分にポリエステ
ル、鞘成分にポリエチレン(直鎖状ポリエチレンを除
く、以下、単にポリエチレンという)を用いた芯鞘型複
合繊維であって、鞘成分のポリエチレンの厚さを5〜
5μmとし、残留伸度を20%以上としたものが、分散
染料を用い常法により染色でき、かつ、不織布とした後
の染色堅ろう度も優れることを見いだし本発明を完成さ
せるに至った。本発明で用いるポリエステルは、繊維原
料として一般に用いられる熱可塑性ポリエステルであ
る、ポリエチレンテレフタレートの他、ポリエチレン
(テレフタレート・イソフタレート)のような共重合体
であってもよく、融点が250〜260℃、固有粘度が
0.5〜1.2(フェノール/テトラクロロエタン中3
0℃)のものが好ましく用いられる。本発明で用いるポ
リエチレンは、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレ
ンもしくはエチレン・酢酸ビニル共重合体であり、各種
の色に染色が可能な高密度ポリエチレンか好ましく、可
紡性のよいメルトフローレートが8〜28(190℃、
21.18N)のものがさらに好ましい。
【0005】上記ポリエステルとポリエチレンは、ポリ
エステルを芯とし、ポリエチレンを鞘として、芯を鞘で
完全に被覆するように芯鞘型に複合紡糸する。こうする
ことにより、鞘のポリエチレンにより染色後の分散染料
の離脱が防止され、摩擦堅ろう度及び洗濯堅ろう度が格
段に向上する。しかしながら、分散染料のポリエステル
内部への染着を阻害しないようポリエチレンの皮膜の厚
さをコントロールする必要があり、経験によりその皮膜
の厚さは5〜15μmの範囲でなければならない。ポリ
エチレンの皮膜の厚みがこの条件の範囲内であれば、芯
のポリエステルは、複合繊維の用途に応じて必要な繊維
径に調整できる。複合繊維の残留伸度はポリエステルの
結晶化度と密接な関係があり、一般に結晶化度が増すと
残留伸度は低下する。本発明では、残留伸度が低下する
と染色性が悪化することを見いだし、良好な染色性を示
す基準として残留伸度を20%以上とした。
【0006】本発明で用いる分散染料は、市販のポリエ
ステル繊維用分散染料一般を表し、例えば、Miket
on Polyester Navy BlueRRS
F(三井東圧(株):商品名)を例示できる。染色法に
は従来から行われているポリエステルの高温染色法をそ
のまま応用できるが、後の不織布の風合い、原料の高密
度ポリエチレンの融点及び軟化点を考慮に入れると13
0℃以下が望ましい。染色後、通常の仕上剤による染色
仕上げ工程により一般のポリエステル繊維となんら変わ
りなく加工できる。また、あらかじめ原綿から不織布に
加工した後に、同様な方法で染色することができる。
【0007】
【実施例】以下実施例、及び比較例により本発明をさら
に具体的に説明する。各例に於ける評価方法を以下に示
す。 残留伸度:JIS L 1015−77に準じ定速伸張
形引張試験機で測定した。 摩擦堅ろう度:JIS L 0849に準じ、乾燥状態
及び湿潤状態の試験を行い、JIS L 0801の汚
染用グレースケールにより判定した。 洗濯堅ろう度:JIS L 0844 A−2に準じ、
綿、ナイロン、ポリエステルの各白布の汚染について試
験を行い、併せて試験液の着色についても判定した。 染着性:染色浴の残液の状態を目視観察し、ほぼ透明に
なったものを(◎)、若干色が残っているものを
(○)、残液が明らかに残色を示すものを(△)、ほと
んど染着していないものを(×)と表示し、(◎)及び
(○)のものは実用上合格と判定した。
【0008】実施例1〜4、比較例1〜3 固有粘度0.65のポリエステルを押出温度300℃
で、メルトフロ−レ−ト(MFR、190℃)20の高
密度ポリエチレンを押出温度200℃で、それぞれを第
1表及び第2表に設定した繊維径になるように孔数10
0の複合紡糸口金より紡出し、2.5倍に延伸し、捲縮
をかけ51mmに切断してステ−プルを得た。 酢酸ナ
トリウム0.1%溶液5リットルに分散染料Miket
onPolyester Navy Blue RRS
F(三井東圧製)2gを溶解した染浴に、上記のステ−
プル100gを浸漬し、50℃から125℃まで2℃/
minで昇温し、その後125℃で1時間保ち、ついで
3分間水洗した後、ドデシルフォスフェ−トカリウムで
ソ−ピングした。この綿をカ−デイングして目付け50
g/m2のウェッブとし、135℃のサクションドライ
ヤ−により熱処理して不織布とした。この不織布の摩擦
堅ろう度及び洗濯堅ろう度を測定した。結果を表1に示
す。
【0009】
【表1】
【0010】
【実施例5〜6、比較例4】上述のポリエステルとポリ
エチレンを用い、同様な方法で溶融紡糸して未延伸糸を
得、所定の残留伸度になるようにそれぞれ延伸倍率を調
整して複合繊維を得た。これらの複合繊維について実施
例1と同様なテストを行った。結果を表2に示す。
【0011】
【表2】
【0012】
【発明の効果】本発明のポリエステル系複合繊維は、一
般に行われている分散染法により、任意の量を任意の色
に容易に染色でき、洗濯堅ろう度及び摩擦堅ろう度に優
れた、分散染料による染色用ポリエステル系複合繊維で
ある。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯成分がポリエステルで、鞘成分がポリエ
    チレン(直鎖状低密素ポリエチレンを除く)である芯鞘
    型複合繊維であって、鞘成分の 該ポリエチレン(直鎖
    状低密度ポリエチレンを除く)の厚さが5〜15μmで
    あり、残留伸度が20%以上である、分散染料による染
    色用ポリエステル系複合繊維。
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