JPH02112055A - マルチプロロセッサシステムのデータ転送方式 - Google Patents

マルチプロロセッサシステムのデータ転送方式

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JPH02112055A
JPH02112055A JP63265716A JP26571688A JPH02112055A JP H02112055 A JPH02112055 A JP H02112055A JP 63265716 A JP63265716 A JP 63265716A JP 26571688 A JP26571688 A JP 26571688A JP H02112055 A JPH02112055 A JP H02112055A
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JP63265716A
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Shigeru Shiotani
塩谷 滋
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Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
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Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、共有記憶装置を有するマルチプロセッサシ
ステムにおいて、プロセッサ間で直接共有データの転送
を行うマルチプロセッサシステムのデータ転送方式に関
する。
〔従来の技術〕
従来のマルチプロセッサシステムにおいては、複数のプ
ロセッサが相互に修正可能なファイルは、特定のプロセ
ッサがファイルを必要とした時点で排他制御を行って共
有記憶装置からファイルをロードし、これを修正して修
正ファイルを共有記憶装置にストアを行うようにしてい
るのが一般的である。
このマルチプロセッサシステム のプロセッサで共有記憶装置に格納されているファイル
データを修正処理したときには、他のプロセッサが修正
ファイルデータを使用することを考慮して、ファイル修
正後に必ず修正ファイルデータを共有補助記憶装置にス
トアする必要があるので、各プロセッサでのファイル修
正の前後においてシステムバスを介するファイル転送が
行われるためシステムバスの負荷が大きくなると共に、
共有補助記憶装置として低速の記憶装置を使用すると、
その占有時間が大きくなり、同時にファイルの受は渡し
に要する時間も長くなる等の問題点があった。
そこで、本出願人は、上記問題点を解決するために、特
願昭62−148284号に記載したように、各プロセ
ッサにファイルキャッシュを設け、このファイルキャッ
シュに格納されているファイルデータを、他のプロセッ
サから使用要求があったときに、直接他のプロセッサの
ファイルキャッシュにデータ転送するようにしたマルチ
プロセッサシステムにおける共有データ制御方式を提案
した。
この共有データ制御方式では、第6図に示すように、マ
イクロプロセッサlは、データの物理アドレス信号AD
、書込/読出しを指定するW/R信号、アドレス信号A
DとW/R信号とが有効であることを示すアドレススト
ローブ信号AS及びデータDTの書込み時(W/R信号
−“工′°)にデータをそれぞれ自己のメモリ2及びシ
ステムバスインタフェース3に供給する。このとき、自
己のメモリ2とシステムバスインタフェース3とは、ア
ドレス信号ADの内容によって排他的に選択され、両者
が競合することがないように構成されている。
ここで、アドレス空間としては、第7図に示すように、
アドレス信号ADで示される全アドレス空間のうち半分
を自己のメモリ2用のアドレス空間MOとして割付け、
残りの半分を複数n個に分割し、これらが他のプロセッ
サのメモリの必要な部分がシステムバスインタフェース
3及びシステムバスSBを介してアクセスできるアドレ
ス空間M1〜Mnとして割付けられている。
マイクロプロセッサ1が自己のメモリ2又はシステムバ
スインタフェース3を介して他のプロセッサのメモリを
アクセスした後、ORゲート5を介してメモリ2からの
応答信号ACK又はシステムバスインタフェース3及び
システムバスSBを介して他のプロセッサからの応答信
号ACKを受信したときにアクセス動作を終了する。
而して、マイクロプロセッサ1は、データ転送を行う場
合に、第8図に示す転送処理を実行する。
すなわち、ステップ■で転送するデータの転送バイト数
を変数iに書込み、次いでステップ@に移行して、メモ
リ2からの転送データDTの続出アドレスを変数a1に
書込み、次いでステップ@に移行して、他のプロセッサ
のメモリに対する書込アドレスを変数a1.lに書込む
そして、ステップ■に移行して、メモリ2から続出アド
レスamの1バイトの転送データDTを読出し、次いで
ステップ[相]に移行して読出したデータDTをシステ
ムバスインタフェース3及びシステムバスSBを介して
他のプロセッサのメモリにおける書込アドレスに書込む
次いで、ステップ■に移行して、転送バイト数を表す変
数量を“1”だけデクリメントし、次いでステップ■に
移行して続出アドレスを表す変数a、を“1”だけイン
クリメントし、次いでステップ[相]に移行して書込ア
ドレスを表す変数awを°“1″だけインクリメントし
てからステップ[相]に移行する。
このステップ[相]では、転送バイト数を表す変数iが
“0″となったか否かを判定し、i≠0であるときには
、データ転送中であると判断してステップ[相]に戻り
、i=0であるときにはデータ転送が終了したものと判
断して処理を終了する。
〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、上記従来のマルチプロセッサシステムに
おける共有データ制御方式にあっては、データの転送元
のファイルキャッシュと転送先のファイルキャッシュと
の間で直接データ転送を行うことができるものであるが
、転送元のファイルキャッシュと転送先のファイルキャ
ッシュのアドレスが異なるため、1バイトのデータ転送
毎にデータの読出しと書込みの2回のバスサイクルが必
要となると共に、続出アドレスと書込アドレスの2回の
歩進動作が必要となり、転送時間が長くなるという未解
決の課題があった。
そこで、この発明は、上記従来例の未解決の課題に着目
してなされたものであり、転送元及び転送先のファイル
キャッシュの論理アドレスを共通化することにより、デ
ータ転送を高速で行うことができるマルチプロセッサシ
ステムのデータ転送方式を提供することを目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この発明に係るマルチプロ
セッサシステムのデータ転送方式は、共有記憶装置に複
数のプロセッサから相互に変更可能なファイルデータを
格納すると共に、各プロセッサに、前記共有記憶装置の
ファイルデータを格納可能なファイルキャッシュを設け
、該ファイルキャッシュ内にファイルデータを格納して
いる状態で、他のプロセッサから当該ファイルデータの
使用要求が発生した場合にファイルキャッシュ間でデー
タ転送を直接行うようにしたマルチプロセッサシステム
において、各プロセッサは、仮想記憶管理用のアドレス
変換機能を有すると共に、プロセッサ相互に共有するフ
ァイルのファイルキャッシュに、予めファイル毎に唯一
で且つ全プロセッサに共通の論理アドレスを付与し、特
定のプロセッサから共有ファイルの使用要求が発生した
ときに、前記アドレス変換機能により対応するファイル
のファイルキャッシュに付与された物理メモリを割付け
、データの読出及び書込アドレスとして同一の論理アド
レスを生成することにより、プロセッサ間でデータ転送
を行うようにしたことを特徴としている。
〔作用〕
この発明においては、仮想記憶制御等によりプロセッサ
に付加されることが多くなったアドレス変換機能を流用
して、バス接続された全てのプロセッサに対してシステ
ムバス上の特定の論理アドレスを共有ファイル毎のファ
イルキャッシュに予め割付けておくことにより、マイク
ロプロセッサからは唯一のアドレス信号を出力するだけ
で、自己のファイルキャッシュと他のプロセッサのファ
イルキャッシュとの間でデータ転送を行う場合に、自己
のメモリと他のプロセッサのメモリとのアドレスを同時
に選択することが可能となり、1回のアドレス信号出力
時に自己のメモリ及びシステムバスインタフェースを介
した他のプロセッサに対する制御信号を操作するだけで
データの転送を行うことができる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの発明の一実施例を示すブロック図、第2図
はデータ転送処理の一例を示すフローチャートである。
第1図において、P t、 P z・・・・・・PMは
複数N個のプロセッサであって、これらプロセッサP+
〜P工は、システムバスSBを介してそれぞれ共有・補
助記憶装置SMに接続され、これに格納されているファ
イルデータを複数保存可能なファイルキャッシュ(キャ
ッシュメモリ”) F Cl〜FC,4を個別に備えて
いる。
また、システムバスSBに接続された共有主記憶装置M
Mには、ファイルデータ管理手段としての機能を果たす
ためのファイル占有情報FOが格納されている。ここで
、ファイル占有情報FOは、共有補助記憶装置SMに格
納されているファイルデータのそれぞれに対応されてお
り、ファイルデータが何れかのプロセッサPi  (i
=1.2・・・・・・N)のファイルキャッシュFC,
にロードされているか否かを表すロード情報と、ファイ
ルデータが何れかのプロセッサpiのファイルキャッシ
ュFC,にロードされているときには、そのプロセッサ
を表すロード先情報とで構成されている。なお、この実
施例においては、説明を簡略化するために、ファイル占
有情報FOがロード情報とロード先情報とを兼用する数
値情報とされ、対応するファイルデータが何れのプロセ
ッサP+のファイルキ中ツシュFC!にロードされてお
らず共有補助記憶装置SMに格納されているときには数
値情報を“0”とし、対応するファイルデータが何れか
のプロセッサpiのファイルキャッシュFC4にロード
されているときには、数値情報をそのファイルキャッシ
ュを有するプロセッサの番号″′i”とし、これら数値
情報をファイルデータをファイルキャッシュFC,にロ
ードしたプロセッサP。
がそのロード時、他のプロセッサのファイルキャッシュ
に転送する時及び共有補助記憶装置SMにストアする際
にデータ書き替えを行う。
ここで、ファイルデータの転送元となるプロセッサP、
の具体的構成は、第2図に示すように、マイクロプロセ
ッサ1のアドレス端子から出力される論理アドレスがア
ドレスバスABを介してアドレスi[tslo及びシス
テムバスインタフェース3に供給され、またデータ端子
がデータバスDBを介してファイルキャッシュFCiを
含むメモI72及びシステムバスインタフェース3に接
続されている。さらに、書込/読出信号端子がデータ転
送制御回路11を介してアドレス変換部10にtJJE
されていると共に、システムバスインタフェース3に直
接接続されている。
アドレス変換部10は、マイクロプロセッサエ又はシス
テムバスインタフェース3を介して外部のマイクロプロ
セッサから入力される論理アドレスを予めメモリ2に割
付けられた物理アドレスに変換するものであり、共有フ
ァイルに対応したファイルキャッシュの論理アドレスに
対してメモリ2内の一部を割付けている。ここで、アド
レス空間は、第3図に示すように、約半分が自己のメモ
リのアドレス空間MOとされ、残りのアドレス空間が分
割されてシステムバスSBに接続された複数n個のプロ
セッサ1のメモリ2の必要な部分がシステムインタフェ
ース3を介してアクセスできるように他のマイクロプロ
セッサのアドレス空間M1〜Mn−1とされていると共
に、ファイルキャッシュのアドレス空間MPが形成され
ている。
データ転送制御回路11は、マイクロプロセッサ1によ
ってセット及びリセットされるラッチ回路12と、この
ラッチ回路12のラッチ出力が反転入力側に、マイクロ
プロセッサ1の書込/読出信号が非反転入力側にそれぞ
れ入力され、且つ出力側がアドレス変換部10に接続さ
れたインヒビットゲート13と、入力側にラッチ回路工
2のラッチ出力及びマイクロプロセッサ1の書込/読出
信号が入力されるANDゲート14と、このANDゲー
ト14の出力が反転入力側に、メモリ2からの応答信号
ACKが非反転入力側にそれぞれ入力されるインヒビッ
トゲート15と、ANDゲート14の出力が反転入力側
に、マイクロプロセッサ1からの論理アドレス及び書込
/読出信号が有効であることを表すアドレスストローブ
信号ASが非反転入力側にそれぞれ入力されるインヒビ
ットゲート16と、ANDゲート14の出力及びメモリ
2の応答信号ACKが入力されたANDゲート17と、
インヒビットゲート16及びANDゲート17の出力が
それぞれ入力されるORゲート18とを備えている。そ
して、インヒビットゲート15の出力が、一方の入力側
がシステムバスインタフェース3の応答信号端子に接続
され、且つ出力側がマイクロプロセッサ1の応答信号端
子に接続されたORゲート5の一方の入力側に接続され
、ORゲート18の出力側がシステムバスインタフェー
ス3のASストローブ端子に接続されている。
次に、上記実施例の動作をマイクロプロセッサJのデー
タ転送処理を示す第4図のフローチャートを伴って説明
する。
今、プロセッサP、で何れのプロセッサのファイルキャ
ッシュにもロードされていないファイルデータに対する
使用要求が発生すると、先ずプロセッサP、で共有主記
憶装置MMに格納されている必要とするファイルデータ
に対応するファイル占有情報FOをシステムバスSBを
介してロードする(第1図の経路■)。ここで、ファイ
ル占有情報FOは“0°′となっている)′、何れのプ
ロセッサのファイルキャッシュにもファイルデータがロ
ードされていないことを認識し、これと同時にシステム
バスSBを介して共有主記憶装置MMの必要とするファ
イルデータに対応するファイル占有情報FOのデータに
自己のプロセッサ番号即ち“l”を書込み(第1図の経
路■)、次いで自己のファイルキャッシュFC,にシス
テムバスSBを介して共有補助記憶装置SMのファイル
システムFSから必要とするファイルデータをロードし
て(第1図の経路■)使用し、その使用が終了したとき
には、他のプロセッサでファイルデータの使用要求が発
生するか、又はL RU (Least Recent
ly Used)アルゴリズム等によりファイルデータ
がシステムバスSBを介して共有補助記憶装置SMの所
定領域にストアされるまでの間、ファイルデータを自己
のファイルキャッシュFC,内に保存しておく。ここで
、共有補助記憶装置SMにファイルデータをストアする
際には、共有主記憶装置MMの該当するファイル占有情
報FOに0”を書込んでおく。
そして、ファイルデータの使用要求が発生してプロセッ
サP1による共有主記憶装置MMのファイル占有情報F
Oに対する“1”のデータ書込み後に、他のプロセッサ
P、で同一のファイルデータの使用要求が発生したとき
には、第4図に示すように、プロセッサP8で使用要求
が発生した時点で、共有主記憶装置MM内の対応するフ
ァイル占有情報FOのデータをロードする。このとき、
データの内容が“1″であるので、プロセッサP1のフ
ァイルキャッシュFC,内に使用要求が発生したファイ
ルデータがロードされていることを認識すると共に、プ
ロセッサP、に対して自己のファイルキャッシュFC,
の特定の領域にファイルデータを転送する旨をシステム
バスSBを介するメツセージ通信等の手段で通知する。
この通知を受けたプロセッサP1は、通知受領時にファ
イルデータに対する処理が終了しているときは即座に、
処理が終了していないときには処理終了後即座にファイ
ルキャッシュFC,に保存されているファイルデータを
システムバスSBを介してプロセッサP2のファイルキ
ャッシュFC,に転送しく第4図の経路■)、転送終了
後にプロセッサPtに対して転送終了をメツセージ通信
等の手段で通知すると共に、ファイル占有情報内の該当
ファイルデータに対応するデータをプロセッサP、の番
号“2”に書き替える(第4図の経路■)。
この転送元のマイクロプロセッサP、及び転送先のマイ
クロプロセッサ22間のデータ転送は、転送元のマイク
ロプロセッサが第5図のデータ転送処理を実行すること
により行われる。
すなわち、先ずステップ■で、ラッチ回路12をセット
して、そのラッチ出力を論理値“1”とする。
次いで、ステップ■に移行して転送バイト数を変数iに
設定してからステップ■に移行してファイルデータに対
応する論理アドレスを変数aに設定し、この論理アドレ
スをアドレスバスABを介してアドレス変換部10及び
他のプロセッサに送出する。ここで、ファイルデータに
対応する論理アドレスは、予めファイル毎に唯一で且つ
全プロセッサに共通の論理アドレスとされている。
次いで、ステップ■に移行して、書込/読出信号W/R
を書込みを表す論理値“°1”にセットすると共に、実
際に転送するファイルデータの干渉を回避するために“
0”の転送データを転送先のプロセッサP2に書込んで
から、アドレスストローブ信号ASを論理値“1”にセ
ットする。このアドレスストローブ信号Asが“1°゛
となることにより、自己のアドレス変換部10で論理ア
ドレスがメモリ2に格納されているファイルデータの物
理アドレスに変換されて、メモリ2に入力されると共に
、ランチ回路12のラッチ出力が論理値°“1″である
ことにより、インヒビットゲート13から出力される書
込/読出信号は読出しを表す論理値“0”となり、これ
がアドレス変換部10を介してメモリ2に入力される。
したがって、アドレスストローブ信号Asが論理値“1
”となった時点で、メモリ2からファイルデータの1バ
イト分が読出され、このデータ読出しが完了すると、メ
モリ2から応答信号ACKが出力される。この応答信号
ACKは、ラッチ回路12のラッチ出力及び読出/書込
信号W/Rが共に論理値“1”であるので、ANDゲー
ト14の出力が論理値“1”となっており、インヒビッ
トゲート15及び16の出力は論理値パ0”を維持し、
ANDゲート17のみの出力が論理値“I IIとなる
ことにより、これがアドレスストローブ信号Asとして
ORゲート18を介し、システムバスインタフェース3
及びシステムバスSBを介して転送先となるプロセッサ
Pgに送出される。したがって、転送先のプロセッサP
2には、予めマイクロプロセッサ1から出力される論理
アドレス及び論理値+11 IIの書込/読出信号W/
RがシステムバスSBを介して入力されているので、こ
の論理アドレスがアドレス変換部で物理アドレスに変換
され、メモリの物理アドレスに転送元のメモリ2から読
出したファイルデータの1バイト分が書込まれる。
そして、転送先のメモリへの書込みが完了すると、この
メモリから論理値゛1”の応答信号がシステムバスイン
タフェース、システムバスSB。
システムバスインタフェース3及びORゲート5を介し
てマイクロプロセッサlに入力される。
このため、マイクロプロセッサ1は、第5図のステップ
■からステップ■に移行して、転送バイト数を“1”だ
けデクリメントし、次いでステップ■に移行して論理ア
ドレスaを“1′”だけインクリメントしてからステッ
プ■に移行する。
このステップ■では、転送バイト数を表す変数iが零で
あるか否かを判定する。この判定は、ファイルデータの
データ転送が完了したか否かを判定するものであり、転
送バイト数量がi≠0であるときには、前記ステップ■
に戻って、新たな論理アドレスについて、ファイルデー
タの読出し及び書込みを繰り返し、転送バイト数iが1
=0となったときに、ステップ■からステップ■に移行
してラッチ回路12をリセットしてそのランチ出力を論
理値“0”としてからデータ転送処理を終了する。
このように、ラッチ回路12のラッチ出力が論理値°“
0”となると、インヒビットゲート13の出力は、入力
される書込/読出信号W/Rに応じたものとなると共に
、ANDゲート14の出力は常に論理値“0”を維持す
ることから、インヒビットゲート15及び16の出力は
、それぞれメモ+72からの応答信号ACK及びアドレ
スストローブ信号Asに対応したものとなり、さらにA
NDゲート17の出力は常に論理値II O”となる。
このため、アドレス変換部10があることを除いては、
前記従来例の回路構成と全く同様の回路構成に復帰し、
内部での処理及び外部の他のマイクロプロセッサからフ
ァイルデータの転送を受けることができる。
したがって、上記実施例によると、転送元となるプロセ
ッサからアドレスバスABに共有ファイルデータ毎に予
め割付けた1つの論理アドレスを出力するだけで、転送
元及び転送先のメモリのアドレス指定を行うことができ
ると共に、転送元のメモリ2からのファイルデータの読
出しが完了した時点で、その応答信号ACKをアドレス
ストローブ信号として転送先のメモリに送出することに
より、読出したファイルデータを直ちに転送先メモリの
前記指定アドレスに書込むことができ、1回のバスサイ
クルでデータ転送を行うことができる。なお、上記実施
例においては、従来例に対してラッチ回路12を制御す
るためのステップ■及びステップ■が付加されているが
、これらは実際にデータ転送を行うステップ■〜ステッ
プ■のループ構造の外側であるため、転送データ量が多
くなれば、実行時間的には無視することができるもので
あり、寧ろループ構造内において、従来例におけるデー
タ書込処理となるステップ■の処理が省略されていると
共に、ステップ[株]及び[相]の2回のアドレス歩進
がステップ■による1回のアドレス歩進で済むため、デ
ータ転送の高速化が計れる。
なお、プロセッサの数が3以上の場合には、特定のプロ
セッサのファイルキャッシュにロードされているファイ
ルデータに対して複数のプロセッサから同時に使用要求
が発生することがある。この場合は2番目以後の使用要
求に対しては使用要求を発信したプロセッサに対してフ
ァイルデータをロードしているプロセッサ側から使用要
求を無視した旨の通知を戻し、一定時間後に再試行させ
る等の手順を設ける。
また、上記実施例においては、ファイルデータを保存し
ているプロセッサに対して他のプロセッサからファイル
データの使用要求があったときに、ファイルデータを保
存しているプロセッサがデータ転送を主導的に行う場合
について説明したが、これに限定されるものではなく、
第5図に示すように、ファイルデータの使用要求を行っ
たプロセッサがデータ転送を主導的に行うようにしても
よい。すなわち、プロセッサPtからの使用要求発生時
に、プロセッサP1に対する使用要求通知にプロセッサ
P2内のファイルキャシュF、C!の情報までは含めず
に、何れのファイルデータに対して使用要求が発生した
かという情報のみを通知する。この通知を受けたプロセ
ッサP+ は第1図におけるデータ転送の開始タイミン
グでプロセッサP2で使用要求が発生したファイルデー
タが自己のファイルキャッシュFC,内の何れの領域に
保存されているかをシステムバスSBを介してプロセッ
サP2に通知すると共に、共有主記憶装置MMのファイ
ル占有情報FO中の該当ファイルデータに対応するデー
タにプロセッサP、のプロセッサ番号“2”を書込み、
その後のデータ転送はプロセッサP2側に任せるように
してもよく、要はファイルデータを保存しているファイ
ルキャッシュとそのファイルデータに対する使用要求を
発したプロセッサのファイルキャッシュとの間で直接デ
ータ転送が行えればよいものである。
さらに、上記実施例では、共有補助記憶装置SMと共有
主記憶装置MMとが、分離している場合について説明し
たが、これに限らず1つの共有記憶装置にファイルデー
タを格納するファイルシステムFSと、ファイル占有情
報FOとを共通の共有記憶装置内に格納するようにして
もよいことは勿論である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、ファイルキャ
ッシュを有する複数のプロセッサで共有記憶装置に格納
された共有ファイルをアクセスすると共に、各プロセッ
サのファイルキャッシュ間でデータ転送を直接行うこと
ができるマルチプロセッサシステムのデータ転送方式に
おいて、各プロセッサは、仮想記憶管理用のアドレス変
換機能を有すると共に、プロセッサ相互に共有するファ
イルのファイルキャッシュに、予めファイル毎に唯一で
且つ全プロセッサに共通の論理アドレスを付与し、特定
のプロセッサから共有ファイルの使用要求が発生したと
きに、前記アドレス変換機能により対応するファイルの
ファイルキャッシュに付与された物理メモリを割付け、
データの読出及び書込アドレスとして同一の論理アドレ
スを生成することにより、プロセッサ間でデータ転送を
行うようにしたので、プロセッサから単一のアドレスを
生成するだけで、転送元及び転送先のファイルデータを
同時に指定することが可能となり、プロセッサのファイ
ルキャッシュ間におけるデータ転送をプロセッサの1回
のバスサイクルで行うことが可能となると共に、アドレ
ス歩進処理が少なくなく、データ転送速度を向上させる
ことができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すブロック図、第2図
は転送元のプロセッサ構成を示すブロック図、第3図は
アドレス空間を示す説明図、第4図はプロセッサ間のデ
ータ伝送処理の説明に供する信号経路を示すブロック図
、第5図はデータ転送処理手順の一例を示すフローチャ
ート、第6図は従来例を示すブロック図、第7図は従来
例のアドレス空間を示す説明図、第8図は従来例のデー
タ転送処理手順を示すフローチャートである。 図中、P、、P、・・・・・・P、はプロセッサ、SB
はシステムバス、FC+ 、FCz・・・・・・FCs
はファイルキャッシュ、SMは共有補助記憶装置、MM
は共有主記憶装置、FSはファイルシステム、FOはフ
ァイル占有情報、SBはシステムバス、1はマイクロプ
ロセッサ、2はメモリ、3はシステムバスインタフェー
ス、10はアドレス変換部、11はデータ転送制御回路
、12はラッチ回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)共有記憶装置に複数のプロセッサから相互に変更
    可能なファイルデータを格納すると共に、各プロセッサ
    に、前記共有記憶装置のファイルデータを格納可能なフ
    ァイルキャッシュを設け、該ファイルキャッシュ内にフ
    ァイルデータを格納している状態で、他のプロセッサか
    ら当該ファイルデータの使用要求が発生した場合にファ
    イルキャッシュ間でデータ転送を直接行うようにしたマ
    ルチプロセッサシステムにおいて、各プロセッサは、仮
    想記憶管理用のアドレス変換機能を有すると共に、プロ
    セッサ相互に共有するファイルのファイルキャッシュに
    、予めファイル毎に唯一で且つ全プロセッサに共通の論
    理アドレスを付与し、特定のプロセッサから共有ファイ
    ルの使用要求が発生したときに、前記アドレス変換機能
    により対応するファイルのファイルキャッシュに付与さ
    れた物理メモリを割付け、データの読出及び書込アドレ
    スとして同一の論理アドレスを生成することにより、プ
    ロセッサ間でデータ転送を行うようにしたことを特徴と
    するマルチプロセッサシステムのデータ転送方式。
JP63265716A 1988-10-21 1988-10-21 マルチプロロセッサシステムのデータ転送方式 Pending JPH02112055A (ja)

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JP (1) JPH02112055A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7251815B2 (en) 2003-04-29 2007-07-31 International Business Machines Corporation Multiple virtual machines sharing processor and work queue in memory having program/dispatch functions for assigning and accessing work items while the virtual machine was not idle
US7299468B2 (en) 2003-04-29 2007-11-20 International Business Machines Corporation Management of virtual machines to utilize shared resources
US7328437B2 (en) 2002-10-24 2008-02-05 International Business Machines Corporation Management of locks in a virtual machine environment
US8589937B2 (en) 2003-04-29 2013-11-19 International Business Machines Corporation Shared file system cache in a virtual machine or LPAR environment

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