JPH02111761A - ウラシルの製造法 - Google Patents

ウラシルの製造法

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Publication number
JPH02111761A
JPH02111761A JP63265012A JP26501288A JPH02111761A JP H02111761 A JPH02111761 A JP H02111761A JP 63265012 A JP63265012 A JP 63265012A JP 26501288 A JP26501288 A JP 26501288A JP H02111761 A JPH02111761 A JP H02111761A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solvent
uracil
acid
orotic acid
catalyst
Prior art date
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Pending
Application number
JP63265012A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Mochida
持田 顕一
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KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH02111761A publication Critical patent/JPH02111761A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はウラシルの製造法に関するものであり、特にオ
ロチン酸の脱炭酸によるウラシルの製造法に関する。ウ
ラシルは周知の如く核酸塩基の一つとして、生理活性化
合物あるいはその原料として重要な化合物である。
従来の技術 ウラシルの製法としては天然物からの抽出法及び合成に
よる製法が知られている。合成による方法としては例え
ばリンゴ酸と尿素をボIJ IJン酸の存在下に加熱す
る方法〔サイエンス 133巻、1923頁(1961
年)〕、マレイン酸またはフマール酸と尿素とをボIJ
 IJン酸の存在下に加熱する方法(特公昭49−69
10号)、ジヒドロオロチン酸を電解酸化する方法(特
開昭52131585号)等が知られている。またオロ
チン酸の脱炭酸による方法としては微生物を用いる方法
(特公昭40−24514号)、光化学反応を用いる方
法〔サイエンス 201巻、361頁、1978年〕が
知られている。
発明が解決しようとする課題 従来知られている合成による製法は収率が低い、あるい
は操作が繁雑である等の欠点を有している。
微生物を用いる方法も転換率が低く、低基質濃度であり
、いずれもウラシルの工業的製造法として満足し得るも
のではない。従って効率良く、かつ簡単な操作による合
成法が求められている。
課題を解決するための手段 本発明によれば、発酵法により安価に!Il!造できる
オロチン酸を加熱脱炭酸させることにより容易に高収率
でウラシルを製造することができる。
本発明によれば、オロチン酸の脱炭酸は脱炭酸反応を促
進する触媒の存在下あるいは非存在下に行うことができ
る。このとき使用し得る触媒としては一般に脱炭酸反応
を促進することが知られている触媒であればいずれを用
いてもよいが、好ましくは、硫酸、リン酸等の無機酸、
p−)ルエンスルフォン酸、メタンスルフォン酸等の有
機酸、塩化亜鉛、塩化アルミニウム等のルイス酸、銅粉
末、鉄粉末等の金属類、塩化す) IJウム、ヨウ化リ
チウム、硫酸ナトリウム等の無機塩類、コハク酸ナトリ
ウム、酢酸銅、四酢酸鉛等の有機酸塩が用いられる。
反応に使用し得る溶媒としては、カルボキシル基と反応
しない高沸点溶媒であればいずれを用いてもよいが、オ
ロチン酸の脱炭酸が、約150℃以上の温度で起こり易
いので150℃以上の沸点を有する溶媒が好ましい。
該溶媒は、反応器全体に均一に熱がかかるようにするた
めに用いているので、オロチン酸が溶解する必要はない
。該溶媒としては、例えば、ジメチルアセトアミド、ジ
エチルアセトアミド、ジエチルホルムアミド等のアミド
類、ジエチルスルフォン、スルフオラン等のスルフォン
類、ジエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチ
レングリコールジメチルエーテル等のエーテル類があげ
られる。
反応液のオロチン酸の濃度は溶媒中にオロチン酸が懸濁
できる濃度であれば、いずれでもよいが、100g/f
〜1000g/j!が好ましい。
反応温度は150℃以上であればいずれでもよいが、1
80℃〜250℃が好ましい。反応は通常5分〜48時
間で終了する。なお、酸素による酸化分解等をふせぐた
めに、窒素、アルゴン等の不活性ガス気流下で行っても
よい。
このようにして得られたウラシルは通常の方法によって
単離される。ウラシルが溶媒に溶解しない場合は濾過に
よって、溶媒に溶解する場合は溶媒の留去または非溶性
溶媒の添加による析出等によって単離される。また必要
に応じて活性炭処理、再結晶、カラムクロマトグラフィ
ー等によって精製される。
以下に本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
実施例1゜ オロチン酸l水和物3.48 gを15m1のスルフオ
ランに%3Bさせ、攪拌しながら加熱した。温度を23
0℃に55分間保つと、炭酸ガスが激しく発生しオロチ
ン酸1水和物はほとんど溶解した。
反応液を室温まで冷却し、析出する結晶を戸数し、メタ
ノール10m1にて洗浄した。得られた結晶を熱水に溶
解し、少量の活性炭を加え、しばらく加熱後、活性炭を
P別し、4℃にて一夜放置した。
析出した白色結晶を戸数し、乾煙すると、1.92gの
ウラシルが得られた(収率85.7%)。
実施例2゜ オロチン酸l水和物3.48 gを15m1のスルフオ
ランに懸濁させ少量のパラトルエンスルフォン酸を加え
、窒素気流下にて200℃、12時間加熱した。以下実
施例1と同様の操作を行うことにより、1.78 gの
ウラシルが得られた(収率79.5%)。
実施例3゜ スルフオランの代わりにトリ・エチレングリコールジメ
チルエーテル10+nlを用いる以外は実施例1と同様
の操作を行うことにより1.89 gのウラシルが得ら
れた(収率84.4%)。
実施例4゜ オロチン酸3.48 gを20m1のジメチルアセトア
ミドに懸濁し、20mgの塩化ナトリウムを加え、18
時間加熱還流した。反応終了後、室温まで冷却し、溶媒
を減圧下留去させ、残渣を水より再結晶することにより
、1.24 gのウラシルが得られた(収率55,4%
)。
発明の効果 本発明により、効率よくウラシルを製造することができ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. オロチン酸を脱炭酸反応を触媒する物質の存在下もしく
    は非存在下にカルボキシル基と反応することのない溶媒
    中で加熱し、脱炭酸することを特徴とするウラシルの製
    造法
JP63265012A 1988-10-20 1988-10-20 ウラシルの製造法 Pending JPH02111761A (ja)

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JP63265012A JPH02111761A (ja) 1988-10-20 1988-10-20 ウラシルの製造法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997043256A1 (fr) * 1996-05-14 1997-11-20 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Procede de preparation de 3-hydroxypyrrolidine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997043256A1 (fr) * 1996-05-14 1997-11-20 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Procede de preparation de 3-hydroxypyrrolidine

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