JPH02111725A - 医薬組成物 - Google Patents

医薬組成物

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JPH02111725A
JPH02111725A JP1159833A JP15983389A JPH02111725A JP H02111725 A JPH02111725 A JP H02111725A JP 1159833 A JP1159833 A JP 1159833A JP 15983389 A JP15983389 A JP 15983389A JP H02111725 A JPH02111725 A JP H02111725A
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JP
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naringin
naringenin
growth
cells
dna strands
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JP1159833A
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Inventor
Mirko Beljanski
ミルコ・ベルヤンスキー
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LA FOUND POUR ENCOURAGEMENT A LA RECH MEDICAL
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LA FOUND POUR ENCOURAGEMENT A LA RECH MEDICAL
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Publication date
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H17/00Compounds containing heterocyclic radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
    • C07H17/04Heterocyclic radicals containing only oxygen as ring hetero atoms
    • C07H17/06Benzopyran radicals
    • C07H17/065Benzo[b]pyrans
    • C07H17/07Benzo[b]pyran-4-ones
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/335Heterocyclic compounds having oxygen as the only ring hetero atom, e.g. fungichromin
    • A61K31/35Heterocyclic compounds having oxygen as the only ring hetero atom, e.g. fungichromin having six-membered rings with one oxygen as the only ring hetero atom
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 充実性癌及びリンパ系又は血液系層のいくつかは停滞性
及び/又は進行性であり、化学療法による治療では失望
的な結果、すなわち極めて不十分な結果しか得られてい
ない。治療の主な困難性は、化学療法剤は毒性が強く、
しばしば死に至らしめるとの事実に因るものである。こ
れら化学療法剤は、癌細胞だけでなく、正常な細胞の増
殖を阻害する。従って、望ましくない細胞に対する阻害
効果が優先されるように単独で又は併用して作用しうる
選択的な薬剤の開発が必要となっている。高度の選択性
があり、これにより副作用が最少に抑えられる薬剤を得
ることは、癌に関する研究の重要な目的の1つである。
選択性が乏しいこと及び望ましくない副作用があるとの
問題点は、放射線療法の場合にも同様である。
ヒト、動物及び植物に病気を起させるウィルスに対して
活性である化学物質(chemical entiti
es)の発見にも多大な努力が払われている。公知の抗
ウイルス物質も必ずしも充分な選択性を有していない。
さらに、バクテリア及び菌類に対して活性であるとして
知られているものよりも、その数はかなり少ない。悪性
腫瘍及びウィルスの両者に関しては、異常細胞のレベル
で活性でありかつ選択性である物質、たとえば癌細胞又
はウィルス感染細胞の増殖に関与するDNA又は酵素に
有効に影響及ぼす物質を見出すことが望ましい。
発明者は、ナリンギン及びナリンゲニン、及びこれらの
薬学上許容される誘導体が癌細胞の生長を阻害すること
を見出し、本発明に至った。さらに、これら化合物が正
常な細胞を実質的に傷つけないことを見出した。このよ
うな癌細胞と非癌細胞との間の選択性により、ナリンギ
ン及びナリンゲニンが癌の治療のための療法剤として有
効なものとなる。
ナリンギン及びナリンゲニンはそれぞれ下記の構造式で
表される化合物である。
ナリンギン       ナリンゲニン好適な具体例で
は、ナリンギン、ナリンゲニン、又はこれらの薬学上許
容されるエステル又は塩、又はこれらの混合物を薬学上
許容されるキャリヤーと混合している。ついで、得られ
た医薬組成物を単位薬剤(until dosage)
に分画し、1以上の単位薬剤を所定の時間で患者に投与
する。用量、投与方法、投与回数及び期間は患者毎に異
なり、有効量の薬剤が癌細胞と最良の状態で接触するよ
うに選択される。
本発明の他の態様によれば、化学療法及び放射療法に対
して耐性を示す癌に罹った患者を、本発明の薬剤で治療
できる。発明者は、これら薬剤が化学療法及び/又は放
射線療法に耐性を示す癌細胞に対し・てさえも有効であ
るとの知見を得ている。
本発明のさらに他の態様によれば、ナリンギン及びナリ
ンゲニン及びこれらの誘導体が、従来の化学療法を受け
ている動物又は患者に投与される際、相乗効果を発揮す
る。
本発明の他の態様は、ナリンギン及びナリンゲニンが癌
細胞のDNA鎖の収縮[すなわち閉環(clos−in
g)]を誘発し、正常細胞のDNA鎖の収縮を誘発しな
い。本発明の薬剤は、癌細胞のDNAnの開始部位に作
用し、DNA鎖の伸長を阻止する。これにより、癌細胞
の生長が完全に又は部分的に阻害されるものと考えられ
る。DNA鎖の閉環は、デオキシリボヌクレオチド単位
のDNA分子への付加を阻止又は阻害する。
ナリンギン及びナリンゲニンが癌細胞からのDNA鎖を
収縮させるとの事実は、後天性免疫不全症候群(AID
S)患者(旧Vウィルスによって引起される)において
、ナリンギン及びナリンゲニンが、ウィルスを生産する
ため感染の間に修飾されなければならない「プロト腫瘍
遺伝子」からのウィルス粒子の形成を阻害することを示
唆する。このように、ナリンギン及びナリンゲニン及び
これらの誘導体は、AIDSの治療においても有益であ
ろう。
植物及び動物のウィルス感染症に関しては、宿主に投与
されたナリンギン及びナリンゲニンはウィルスの増殖を
阻害する。これは、ウィルス内に存在する特定の酵素又
はウィルスによって生産される特定の酵素の活性を阻害
する作用によるものと考えられる。
本発明のさらに他の態様は、天然の植物源からのナリン
ギン及びナリンゲニンの抽出法にある。
次に図面及び表について簡単に説明する。
第1図は、市販のナリンギン及び本発明の方法によって
調製されたナリンギンの紫外線吸収スペクトルを示すチ
ャートである。
第2図は、培養したヒト癌細胞及び正常細胞を使用して
インビトロでテストした際のナリンギンの効果を示すグ
ラフである。
第3図は正常細胞及び癌細胞からのDNAのインビトロ
合成に対するナリンギンの効果を示すグラフである。
第4図は、癌細胞からDNAのインビトロ合成に当たり
、合成開始時に添加した場合及び合成開始後に添加した
場合のナリンギンの効果を示すグラフである。
第5図は、ナリンギン及びナリンゲニンが癌細胞DNA
鎖を収縮させ、正常なりNA鎖を収縮させない効果を示
すグラフである(収縮は光吸収低下性(hypochr
omicity)によッテ示すレル)。
第6図は、末端デオキシヌクレオチドトランスフェラー
ゼ(TdT)の活性に対するナリンギン及びナリンゲニ
ンの効果を示すグラフである。
第7図はタバコ・モザイクウィルス(TMV)に感染し
たタバコの薬(一方の側をナリンギンで処理し、他方の
側は処理していない)を示す写真である。
第8図及び第9図は、従来の抗有糸分裂薬と本発明の方
法(実施例りによって単離したナリンギンとの間の相乗
作用を示すグラフである。これらの図において、符号は
それぞれ次の意味を示す。
5Fυ=5−フルオロウラシル、JO−1=実施例1で
単離したナリンギン、ARA−C=シトシン・アラビノ
シト;Endoxan−シクロホスファミド、HU=ヒ
ドロキシ尿素。
第1表は、未処置及び市販ナリンギン(腹腔的投与)及
びナリンギン(実施例1)で処置した癌細胞(lymp
homa YC8)を有するマウスの生存状態を示す。
第2表は、未処置及びナリンギン(実施例1)(筋肉的
投与)で処置した癌細胞(1ya+phoma YC8
)を有するマウスの生存状態を示す。
第3表は、未処置及びナリンギン(実施例1)(腹腔的
投与)で処置した癌細胞(エールリッヒ癌細胞)を有す
るマウスの生存状態を示す。
第4表は、未処置及び市販のナリンギン(腹腔的投与)
で処置した癌細胞(Iymphoma YC8)を有す
るマウスの生存状態を示す。
ナリンギン及びナリンゲニンは、これらの誘導体と共に
、癌細胞のDNAに対し2つの異なった経路で作用する
。第1は、鎖の生長の開始点でDNA鎖を収縮又は閉環
させることである。第2は、鎖の生長の間にDNA鎖を
収縮又は閉環させることである。これらの効果は、おそ
らく、DNA鎖の相補的ストランドが投与されたナリン
ギン又は曲げを介して供給結合又は水素結合によって相
互に結合した結果であろう。正常細胞のDNA鎖の閉環
は生じない。これらの現像は、ナリンギン又はナリンゲ
ニンと接触されることによって生ずる癌細胞の生長の選
択的阻害及び正常細胞の生長の阻害がないことに原因す
るものと考えられる。しかしながら、該理論又は他の理
論に拘束されない。
癌細胞の生長(すなわち増殖)を阻害するに有効な量の
ナリンギン、ナリンゲニン又はこれらのエステル又は塩
を、癌に罹った動物(「動物」は、特にヒトを含む哺乳
動物を意味する)に投与する。
これらの薬剤の溶液を、静脈内、腹腔内、又は筋肉内投
与法により、又は錠剤又はカプセルとして経口的に又は
直腸経由で投与されるが、投与形態は事情に応じて最適
となるよう選択される。
ヒトに関しては、用量は一般的には下記の限度内である
が、特殊な場合には、これら限度以下又は以上であって
もよい。
経口投与=1日 1−39 ナリンギンーアセトン抽出物を、pitを調節して中性
とした後、60ないし70℃で数時間乾燥させたセルロ
ース末と混合し、Waringブレンダ内でレフ化し、
カプセルに充填することができる。なお、濃度は各カプ
セルにナリンギン約0.5gが存在する程度である。何
ら不都合なく、1日当たり該カプセル2ないし6個を数
ケ月間投与できる。
直腸経由の場合も用量はほぼ同じである。
ナリンギンは、何ら障害なく、ヒト又は他の動物に筋肉
内注射される。ヒトに関しては、筋肉内注射の場合、1
日当、′:、りの用量500−1000x9で数日間連
続して使用される。ナリンギンは、少量のエチルアルコ
ール又はジメチルスルホキシド(DMSO)の如き他の
溶媒の溶液として使用される。
静脈注射又は点滴に関して、−膜内には、1日当たりの
用1i250−1000!19は充分に許容される。
この場合、薬剤は新鮮なりMSOに溶解され、さらに生
理食塩水で希釈されて、最終DM!yoa度5ないし1
0%とされる。
静脈注射では、実施例′lに記載のミリポアフィルタ−
を使用する必要がある。経口剤又は直腸剤の調製に当っ
ては、pitを中性値に調節後、可溶性抽出物(アセト
ン及び/又はエーテル相)を使用すれば充分である。実
際、薬剤用のソースとして使用される市販のシロップに
は毒性はない。濃縮状態のナリンギン抽出物を乾燥した
セルロール末と混合し、粒状化し、各カプセルが適当な
1単位用量(経口投与)を収容するように直接カプセル
に充填し、又は原剤(直腸経由)用としてワックスに混
入される。
ウィルス感染に関しては、癌の治療で使用されるものと
同程度の用量が使用される、投与形態も同様である。
植物のウィルス感染の防止のため、又は感染後の処置の
ためには、活性物質を生物学的に許容されるキャリヤー
(植物の葉又は他の部位への付着のために好適に採取さ
れる液体又は固体)と共に塗布できる(葉1枚当たり5
0ないし200μg)。
植物からのナリンギンの抽出 実施例1 ヒボフエ・ラムノイデス(HippophaeRham
noides) 多量のビタミンCを含有し、砂糖的40%及びヒボフェ
・ラムノイデスの実の抽出物60%でなるヒト用の市販
シロップを原料として使用した。このシ07プはLab
oratories Weleda社(フランス国)か
ら市販されている。
シロップ500zffに塩酸を添加しく最終濃度IN)
、混合物をビーカー内、100℃で15分間加熱した。
このようにして加水分解させた液を冷却した後、過剰量
(3又は4容)のアセトンを添加した。混合物を室温で
機械的に振とうした。しばらく静置した後、2つの相が
生じた。上側のアセトン相(黄色)を除去し、保存した
。アセトン相が黄色に着色しなくなるまで、水相をアセ
トンによって数回繰返し処理した。ついで、最大量の活
性物質(ナリンギン及びナリンゲニン)を抽出するため
、同様にして、エーテルによる抽出を数回繰返し行った
アセトン相をプールし、蒸留した。一方、エーテル相を
プールし、蒸留した。蒸留により回収された溶媒は次の
抽出に利用される。アセトン残渣及びエーテル残渣を合
わせ、pI(を7.0に調節した(NaOH又はI[O
H)。残渣は高度に濃縮されたナリンギンで構成されて
いた。
薬剤に与えられる形態(剤形)及び投与方法によれば、
薬剤をさらに精製する必要があり、又は精製は必要では
ない。さらに精製する際には、アセトン/エーテル残渣
を水−エタノール混合物(1: l)に溶解させ、pH
を10−12に調節し、ミリポアフィルタ−(0,45
μ貫)上で濾過する。ミリポアフィルタ−上に残った物
質は実質的に純粋なナリンギン/ナリンゲニンを含有す
る。ついで、ビーカー内においてわずかに加熱しながら
95°エチルアルコールと共にフィルターをインキュベ
ートする。エチルアルコールによる抽出を数回繰返し行
う。エタノール中に溶解しているナリンギンの存在を各
種波長Cnrn’)でのUV吸収度(第1図に示す特性
スペクトルを与える)によって測定する。調製物は本質
的にナリンギンを含有し、ナリンゲニンが少量存在する
。この調製物中には、ビタミンC1砂糖及び脂質がわず
かに存在するか、又は存在しない。
各種の基準に従い、標準品(エチルアルコールに溶解)
として使用した市販のナリンギンと比較した。ナリンギ
ン4−20μ9/R(lを使用して220ないし310
nmにおけるUV吸収スペクトルを測定した。
この実施例に従って単離した生成物のスペクトルは、対
照のナリンギンについて得られたものと実質的に一致す
る(第1図参照)。ナリンゲニンは対照溶液のものと同
じスペクトル(290nmに最大吸収を示す)を有する
ペーパークロマトグラフィー又はシリカゲル薄層クロマ
トグラフィーでは、該実施例で単離されたナリンギンは
、市販のナリンギンと同様に、溶媒としてエタノールの
存在下で移行する。紫外線によって検知されたスポット
は、いずれの場合にも、溶媒の前方部に近い所にある。
ヒボフヱの果実について、同じ抽出法及び精製法を直接
に適用した。
この場合の調製物はさらに水溶性が強く、市販の化合物
が示す生物活性と比べてさらに良好な生物活性を有する
。この差は、調製物中に少量の砂糖及び脂質が存在する
ことによるものと考えられる。
該方法で調製されたナリンギンをrJO−IJと表示し
、後述のテストに使用している。
実施例2 柑橘類(Citrus) 緑色のレモンの皮をCよがし、水と混合し、ミキサーで
破砕した。上記実施例1と同じ方法によってナリンギン
を単離した。ナリンゲニン及びナリンギンの抽出用の源
として、グレープフルーツ及びオレンジを使用できる。
実施例3 エンダイブの地下茎[シコルム・エンデイビア(Chi
corua+ endivia)]土中で成育したエン
ダイブの地下茎を洗浄し、ついで皮をむき、皮を排棄し
た。根を洗浄し、小さく切断し、水と共に激しく攪拌し
て重質の石ケン様混合物を得た後、100℃で30分間
沸騰させた。
ついで、織布を通して液を濾過し、植物片を同じ条件下
で数回再抽出した。p液をプールし、濃縮し、塩酸(最
終濃度IN)により100°Cにおいて10分間加水分
解し、ついて冷却した。精製のための他の工程は実施例
1に記載のものと同じである。
ナリンギン及びナリンゲニンの効果 実施例4 仏閣特許出願第7,728,208号(米国特許第4,
264゜729号に相当)に記載の如くインビトロ法(
正常組織又は癌組織からのDNAの複製に対する被検物
質の効果を示す)に従い、ナリンギン及びナリンゲニン
の効果を検定した。
ナリンギンに関する結果を第3図に示す。これらの結果
は、各種のヒト癌組織(すなわち乳癌、腸瘍及び肝癌)
からのDNAのインビトロ合成を強く阻害し、一方、正
常組織(ヒト骨髄及び膵臓及びサル脳)からのDNAの
インビトロ合成は実質的に影響を受けないことを示して
いる。これは、ナリンギンが特異的に癌のDNAを阻害
し、DNAポリメラーゼを阻害しないことを示す。ナリ
ンゲニンにおいても同じである。使用したDNAは、r
lRcs MedicalScienceJ 14:8
09−810.1986に示すように、異なった病院か
ら入手したヒト癌組織及び正常組織から単離したもので
ある。正常脳組織は赤毛ザル(Macaca mula
tta)から採取した。
実施例5 癌組織からのDNAについて同様にテストし、経時的に
合成されたトリチウム−ラベル化DNAの量及び各時点
で導入したナリンギンの効果を測定した。結果(第4図
に示す)は、インキュベーションの開始時(0時点)で
投与した場合にはナリンギンの開始部位に作用し、反応
後に添加した場合には、DNAIの伸長を停止させるこ
とを示した。
実施例6 実施例1に従って調製したナリンギン及び市販のナリン
ゲニン[Roth社(フランス)]を比比較用した。下
記の如く行ったテストの結果(第5図に示す)は、これ
らの物質が癌細胞DNA鎖を収縮させるが、いずれも正
常細胞DNAには影響を及ぼさない又は影響が極めて少
ないことを示した。かかる結果は、各種濃度の薬剤の存
在下におけるUV吸光度の低下として表示される。光吸
収低下はDNA鎖の収縮に相当し、光吸収増大(hyp
erchromicity)はDNA鎖の開放(すなわ
ち、2つのDNA鎖をつなぐ水素結合の破壊)に相当す
る。このテストで使用した膵臓及び骨髄のDNAは正常
なヒト膵臓及び骨髄組繊細胞から採取したものである。
正常細胞及び癌細胞からの各種DNAに関する波長26
0nmにおけるUV吸光度を室温において測定した。D
NA20μ9をTris−HCff緩衝液(101モル
、pH7,2゜無菌蒸留水溶液)lxσに溶解した。ナ
リンギン又はナリンゲニンの添加前及び添加後に吸光度
を測定した。ブランクのセルは同量のナリンギン又はナ
リンゲニンを含有するが、DNAを含有しない。
DNAと化合物との接触時間は約1分である(極めてゆ
るやかに攪拌)。ついで、260nmにおける吸光度を
測定した。結果をUV吸光度の減少率(%)として表示
する。
実施例7 実施例1で調製したナリンギンをR,H。
Shoermakerらの方法[「キャンサー・リサー
チ(Cancer Re5earch)J 45:21
45−2153,1985]によるインビトロ培養した
ヒト癌細胞及び正常細胞に対する作用を測定するために
使用した。培地は、バクテリアの混入を阻止するためペ
ニシリン及びストレプトマイシン100μ9を含有する
第2図はこのテストの結果を示す。これによれば、各種
濃度のナリンギンの特異な効果が示されている。ナリン
ギンは各種のヒト癌細胞を強く阻害し、正常なヒト骨髄
細胞にはわずかに影響を及ぼすのみである(血液細胞が
一般の化学療法剤の効果に対して強い感受性を有してい
るにも拘わらず)。
この実施例で使用している卵巣腫瘍細胞*及び白血病細
胞9が従来の化学療法に対して耐性を示すものであるこ
とに注目する必要がある。
これらの結果は、ナリンギンが従来の治療剤により化学
療法/放射線療法に耐性を示すようになった細胞に感作
でき、いずれの場合にも、ナリンギン及び/又はナリン
ゲニン又はこれらの誘導体を使用することにより、これ
らの細胞が破壊されることを示す。
実施例8 実施例1に従って調製したナリンギン、市販のナリンギ
ン及び市販のナリンゲニンの効果を、タバコ・モザイク
ウィルス(TMV)についてテストした。この実験では
、蒸留水111a当たりウィルス2μgを含有するウィ
ルス懸濁液を上記各化合物(2〇−50μ9/峠)と共
に30℃で30分間インキュベートし、ついでタバコの
葉(Xanthy tabaco)の半分に20μQを
添付し、この葉の残りの半分に同じ濃度の未処理ウィル
スを塗布した。
2.3日後にウィルス病の発生をチエツクした。
プラグ形成単位(PFU)を計数することによって(そ
れぞれ約10ウイルス粒に相当する)、添加した薬剤が
TMV増殖を阻害することが観察された。第7図は実施
例1で得られたナリンギンを使用して得られた結果を示
す。ナリンゲニン又は市販のナリンギンも同様の結果を
示した。
実施例9 ナリンギン及びナリンゲニンは、末端デオキシヌクレオ
チドトランスフェラーゼ(TdT) (ウィルスのゲノ
ムの宿主細胞への組込みに関与する酵素)の活性をイン
ビトロで阻害する。この酵素は、遺伝子工学によって調
製された高度に精製されたネコ白血病ワクチン(Eng
erix白血病ワクチン)に存在する。発明者は、この
酵素が、それぞれ基質として使用されたd−TTP及び
d−CTPから生ずるd−TMf’及びd−CI!Pの
重合反応に触媒作用を及ぼすことを既に示している。
TdTの活性テストに当たり、インキュベーション媒地
(最終容量0.10.wi2)は、新しい25μMTr
is−HCQ緩衝溶液(pH7,70);2HM朽CI
2*;CH)d −NTP(デオキシヌクレオシド−5
−トリホスフェート。
1000、OOOCPM)を含有する。白血病ワクチン
については、量を変化させて使用した(第6図参照)。
36℃で10分間インキュベートし、ついで等8虫のト
リクロル酢酸(TCA 5%)を添加した。酸性で沈澱
する物質をミリポアフィルタ−(Whatman GF
/C)上で戸数し、5%TCAで洗浄し、95°アルコ
ールで洗浄した。ミリポアフィルタ−を乾燥させた後、
酸不溶性物質の放射活性をシンチレーションスペクトロ
メーターPackardにおいて測定した。結果はCP
M(カウント/1分)/サンプルとして表示される。
第6図は、ナリンギン及び/又はナリンゲニンが、ネコ
白血病に関与するRNAウィルスから調製された市販の
ワクチンを汚染するTdTのインビトロ活性を阻害する
ことを示している。これに対して、Engerixワク
チン抗原B(DNAウィルスから調製された抗原XrM
ed、Sci、Res、J1987.vol 15.p
p529−530)を汚染するTdTの活性は、同じ条
件下では、ナリンギン又はナリンゲニンによって阻害さ
れない。このように、ナリンギン及びナリンゲニンは、
RNAウィルスの増殖を選択的に阻害し、DNAウィル
スの増殖を阻害しない。しかしながら、RNAウィルス
からのRNAは細胞ゲノムに組込まれる前に逆トランス
クリブターゼによって転写されるため、ナリンギン及び
ナリンゲニンはすべてのDNA感染症の治療に等しく有
効な薬剤である。
実施例10 逆トランスクリプターゼのインビトロ活性に対するナリ
ンギンの効果を測定した。赤芽球症ウィルス(RNAウ
ィルス)から採取された市販の逆トランスクリプターゼ
を使用した。テストを下記の如〈実施した。
反応混合物(最終審ffi 150μ(1)は、25μ
M TrisHCj緩衝液(pl+7.7);2HM 
M9CL;0.6HMデオキシリボヌクレオシドー5′
−トリホスフェート[デオキシアデノシントリホスフェ
ート(dATP)、デオキシシチジントリホスフヱート
(dCTP)、デオキシグアノシントリホスフェート(
dGTP)及び3H−チミジントリホスフェート(’H
−TTP、 1000.OOOCPM)];]0.2−
〇、5μgグロビンmRN^新たに調製した溶液。
pH6,5):0.1μ2オリゴdT+t−+s及び1
−5μ9酵素タンパク質を含有する。
37℃で10分間インキュベートした後、0.02Mピ
ロリン酸ナトリウムを含有する冷たいトリクロル酢酸(
TCA 10%)を等容量添加することによって反応を
停止させた。沈澱物をガラスフィルター(Whatma
n GF/A又はGF/C)上で戸数し、0.02Mピ
ロリン酸塩を含有する5%TCAで洗浄し、ついで95
゜エチルアルコールで洗浄し、最後に乾燥させた。
シンチレーション流体55112中、Beckmanス
ペクトロメーターによって放射活性を測定した。酸性で
沈澱する物質の放射活性を定量した。
下記の表は、グロブリンmRNAの存在下におけるイキ
ンキュベーション反応に実施例1のナリンギンが存在す
る際の阻害率を表わす。
10分間で組込まれた ’H−TMPのCPM 完全混合物       1676 +ナリンギン25μg+!36         50
50u 9    520        7G150
μ9    501        71阻害率(%) 実施例11 この実施例は、BALB Cマウスに静脈注射されたナ
リンギン又はナリンゲニンが毒性を有していないことを
説明するものである。マウスの静脈がもろいため、この
投与ルートによる腫瘍の治療に当たり繰返し注射するこ
とは許容されない。
ナリンギン(実施例1)(又はナリンゲニン)静注(1
0%DMSO)125119/&9 毒性なし 250mg7kg 毒性なし 50019/に9 毒性なし ナリンギン及びナリンゲニンは容量250−1000y
xy/kgで静脈注射又は点滴され、かかる用量は充分
に耐えられるものであると結論される。
実施例12 正常細胞DNAに対してナリンギンの親和性が低いこと
、インビトロ培養細胞に対してナリンギンの親和性か低
いこと、及びマウスに対しては毒性がないことは、血液
細胞、白血球及び血小板に対する毒性がないことを示唆
する事実である。
ナリンギン(実施例1)の溶液(,10%DMSO生理
食塩水)を、ウサギに週3回、連続2ケ月間静注した(
soxg)。このような処置を行った動物の血液分析で
は何ら変化が検知されず、体重の低下も観察されなかっ
た。
実施例13 リンパ腫YC8(腹水型)を有する♂BALB Cマウ
ス及びエールリッヒ腹水細胞を有するスイスマウス(2
0−229,Charles Riverbreedi
ng)を10匹ずつのセットにランダムに分けた。
各セットのマウスについて、それぞれ下記の処置を行っ
た。
セットI:コントロール 腫瘍細胞及びNaCQ等張溶液(0、2J112/マウ
ス、2ロム日、腹腔的投与) セット■: 腫瘍細胞を有するマウスにJO−1(実施例1のナリン
ギン)を投与(0,2x(!/マウス、2回71日、腹
腔的投与)(JO−1の濃度については第1.3及び4
表及び第9図参照) セット■: 腫瘍細胞を有するマウスにナリンギン(JOl)を投与
: 0 、2xQ/マウス(濃度については第8図及び
第9図参照)、腹腔的投与、及び同時にこれらマウスに
化学療法剤(濃度については第8図及び第9図参照)を
腹腔的投与 セット■; 腫瘍細胞を有するマウスにナリンギン(実施例りを投与
:0.2i(!/’ ウ7..2回/1 日(1度につ
いては第2表参照)、腹腔的投与腹水腫瘍細胞を、これ
ら細胞を有するマウスから15−20日間無菌媒体に採
取した。腹水腫瘍細胞の懸濁液を緩衝化等張溶液(pH
7,2:NaC1! 7.29IQ:Na、I(PO4
4,3f#及びKHtPO−0,497(1)10z4
と混合した。
細胞数を計数しくMalassez cell)、該細
胞懸濁液を希釈して細胞数を40000−50000/
112とした。
この懸濁液1xQを、セット!、■及び■のマウスに腹
腔内ルートで、セット■のマウスに筋肉内ル−トで注射
した。
腫瘍細胞注射後48時間で、セット■のマウスに、37
℃で加熱し、ミリポアフィルタ−上で濾過したJO−1
を投与しく腹腔内ルート)、連続5日間同様に処理した
。セット■のマウスについては、JO−1及び抗有糸分
裂薬の混合物を連続5日間投与した(腹腔内ルート)。
セットI(コントロール)のマウスについては等張溶液
のみを連続5日間投与した(腹腔内ルート)。セット■
のマウスについては、JO−1を連続15日間投与した
(筋肉内ルート)。
処置の停止後、l又は2ケ月間マウスを観察した。良好
な身体条件の生残マウスのみを考慮に入れた。
エールリッヒ腹水細胞は、リンパ腫YC8細胞よりもナ
リンギンの作用に対する感受性が劣ることが理解される
第2表 ナリンギン(筋肉内ルート)で処置した又は未処置のリ
ンパ踵YC8を有する♂BALB Cマウスの生存ラフ
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ナリンギン、ナリンゲニン、及び薬学上許容される
    これらのエステル及び塩でなる群から選ばれる化合物と
    、薬学上許容されるキャリヤーとの混合物を包含してな
    る、医薬組成物。 2 請求項1記載のものにおいて、前記化合物がナリン
    ギンである、医薬組成物。 3 請求項1記載のものにおいて、前記化合物がナリン
    ゲニンである、医薬組成物。 4 ナリンギン、ナリンゲニン及び薬学上許容されるキ
    ャリヤーの混合物を包含してなる、医薬組成物。 5 単位薬剤形の請求項1記載の医薬組成物。 6 単位薬剤形の請求項2記載の医薬組成物。 7 単位薬剤形の請求項3記載の医薬組成物。 8 ナリンギン感受性癌細胞の生長を阻止する方法にお
    いて、前記細胞を有効濃度のナリンギンと接触させるこ
    とを特徴とする、癌細胞の生長阻止方法。 9 ナリンゲニン感受性癌細胞の生長を阻止する方法に
    おいて、前記細胞を有効濃度のナリンゲニンと接触させ
    ることを特徴とする、癌細胞の生長阻止方法。 10 RNAウィルスからの末端デオキシヌクレオチド
    トランスフェラーゼ又はレトロウイルスの逆トランスク
    リプターゼの酵素作用を阻害する方法において、前記酵
    素を含有又は生産する生体系にナリンギンを添加するこ
    とを特徴とする、酵素作用の阻害方法。 11 RNAウィルスからの末端デオキシヌクレオチド
    トランスフェラーゼ又はレトロウイルスの逆トランスク
    リプターゼの酵素作用を阻害する方法において、前記酵
    素を含有又は生産する生体系にナリンゲニンを添加する
    ことを特徴とする、酵素作用の阻害方法。 12 天然の植物源からナリンギンを採取する方法にお
    いて、(1)植物源の水性抽出物を調製し、(2)該抽
    出物を酸加水分解し、(3)必要であればpHを中性と
    し、(4)水性溶液を水に不溶な有機溶媒で抽出して該
    溶液中に存在するナリンギンを回収し、(5)任意に溶
    媒を留去して残渣を採取し、該残渣を水−エタノール混
    合物で抽出し、pHをアルカリ性に調節し、濾過してナ
    リンギンをフィルターケーキとして回収することを特徴
    とする、ナリンギンの調製法。 13 請求項12記載の方法において、前記植物源がヒ
    ポフェ・ラムノイデスである、ナリンギンの調製法。 14 請求項12記載の方法において、前記植物源が柑
    橘類の果実である、ナリンギンの調製法。 15 請求項12記載の方法において、前記植物源がエ
    ンダイブの地下茎である、ナリンギンの調製法。 16 癌細胞のDNA鎖及び正常細胞のDNA鎖の両方
    を含有する生体系に有効濃度のナリンギンを作用させる
    ことを特徴とする、癌細胞のDNA鎖を選択的に収縮さ
    せ、正常細胞のDNA鎖を収縮させない方法。 17 癌細胞のDNA鎖及び正常細胞のDNA鎖の両方
    を含有する生物系に有効濃度のナリンゲニンを作用させ
    ることを特徴とする、癌細胞のDNA鎖を選択的に収縮
    させ、正常細胞のDNA鎖を収縮させない方法。 18 ナリンギン、ナリンゲニン、及び薬学上許容され
    るこれらのエステル及び塩でなる群から選ばれる化合物
    を、癌細胞又はウィルスの生長を阻害する医薬を得るた
    めに使用する、ナリンギン等の使用法。 19 ナリンギン及びナリンゲニンでなる群から選ばれ
    る化合物を、癌細胞の生長を阻害する医薬を得るために
    使用する、ナリンギン等の使用法。 20 ナリンギン及びナリンゲニンでなる群から選ばれ
    る化合物を、ウィルスの生長を阻害する医薬を得るため
    に使用する、ナリンギン等の使用法。
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