JPH02110907A - 積層インダクタとそのインダクタンス調整方法 - Google Patents
積層インダクタとそのインダクタンス調整方法Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
ってインダクタンスを可変する、電流制御型の積層イン
ダクタとそのインダクタンスの調整方法に関するもので
ある。
の分野でも磁性体セラミ、り内に導体パターンを一体に
形成した、積層インダクタが用いられるようになってい
る。
のインダクタンス値は一定となってしまうので、調整の
ために磁性体層を削ってトリミングを行うか、磁性体に
四部を形成して磁性体コアを挿入する方法等が考えられ
ている。
く、信頼性の面でも問題がある。
昭63−232867において提案した。これは第7図
に示したように、磁性体層70内に主巻線となる成る導
体パターン71と制御巻線となる導体パターン72を近
接して形成し、導体パターン72に印加する直流バイア
ス電流によって導体パターン71の周囲の磁界を変化さ
せ、インダクタンス値を変化させるものである。通常、
直流電流を大きくすることによってインダクタンスを減
少させるように動作する。
流バイアス電流を増加させるにしたがって磁心が飽和に
近づき、実効的な透磁率が下がってインダクタンスが小
さくなる。しかし、飽和の始まる点において、大入力時
、正の半サイクルと負の半サイクルでインダクタンスの
実効値が変わるため、出力波形に歪みを生じる。
おいて安定した特性を得ようとするものである。
電流の増加に伴ってインダクタンスを上げることのでき
る構造および方法によって、上記の課題を解決するもの
である。
畳して周回する導体パターンを具えた積層インダクタに
おいて、該導体パターンが、幅方向の一部分は対向する
ように、一層置きに交互に位置をずらせて形成されれた
ことに特徴を有するものである。
て周回する導体パターンを具えた積層インダクタのイン
ダクタンス31方法において、該導体パターンが、幅方
向の一部分は対向するように、一層置きに交互に位置を
ずらせて形成し、該導体パターンに直流バイアス電流を
交流信号に重畳して印加 して、該導体パターン間の磁
気抵抗を増減させ、それによってインダクタンスを増減
させることに特徴を有するものである。
御巻線を有する積層インダクタにおいても適用可能であ
る。
ることによって、より効率的にインダクタンスを変える
ことができる。
いとき、あるいは小さいときには、各扉体パターンにお
いて周囲に発生する磁束は、打ち消し合わない。そのた
め、巻線において発生ずる磁束の洩れが大きくなる。し
たがって、インダクタンス値は小さくなる。
が増加し、それに伴って主磁路の磁束が増加する。その
結果、インダクタンス値は高くなる。
ない最小値(L MIN )から、導体パターン間の磁
路が飽和した最大値(L NAX )までの範囲で可変
としたものである。従来のように主磁路が飽和した状態
で可変させるのでなく、未飽和の状態で可変させるもの
である。
る。
ェライトの磁性体10が積層されたものでその内部に銀
−パラジウム等による導体パターン11が、磁性体層間
を接続されながら積層方向に重畳して周回するように形
成されている。これによって、磁性体層lO内に導体パ
ターン11が形成されて、閉磁路型のインダクタとなる
。
ある。ただし、少なくとも幅方向の一部が対向し、積層
方向に重なり合うようにする。
ーンで発生し、導体パターンの周囲を回る磁束の重なる
部分では、各方向の成分が同じにはならず、打ち消し合
うことがない。そのため、導体パターン間は実効的に磁
気抵抗が小さくなって、洩れ磁束も多くなり、インダク
タンス値は小さくなる。
に、直流バイアス電流を交流信号に重畳して印加する。
する。すなわち、洩れ磁束が少なくなり、インダクタの
主磁路の磁束が増加する。導体パターン間の磁路が飽和
して実効的な透磁率が小さくなると、第6図のL WA
Xの状態となる。
し、積層方向に重なり合う部分を、磁性体層30よりも
i3磁率の高い磁性体35で置換したものである。こう
すると、初期の磁気抵抗をより小さくし、磁束の洩れを
大きくして、小さいインダクタンスを得ることができる
。
、主巻線と制御巻線を具えた積層インダクタの例である
。磁性体N40内に主巻線となる導体パターン41と、
それと交互に入り組んだ構造の制御巻線となる導体パタ
ーン42を一体に形成しである。導体パターン41と導
体パターン42は前記の例と同様に一部分が重なり合う
ようにずらして形成しである。
たように、直流バイアス電流が印加され、その周囲の磁
界に変化を生じる。それによって、主巻線となる導体パ
ターン41の磁束を変化させてインダクタンスを調整す
る。この場合にも、導体パターンがずれているので、バ
イアス電流が印加されないか、あるいは小さい状態では
、磁気抵抗が小さく、洩れ磁束が多くなって主磁路の磁
束が少なくなる。したがって、インダクタンスは小さく
なる。バイアス電流の増加に伴い、磁気抵抗が次第に大
きくなって、洩れ磁束を減少させる。これによって、主
磁路の磁束が増加し、インダクタンスは上昇する。すな
わち、第6図に示したようなインダクタンスの変化が生
じる。
によってインダクタンスを変化させることができる。し
たがって、出力波形に歪みが生ぜず、特性の良好な積層
インダクタかえられる。
波領域等の利用に適した積層インダクタが得られる。
面図、第2図と第5図はそのバイアス印加状態の等価回
路図、第6図は本発明による積層インダクタの特性の説
明図、第7図は従来の電流制御型積層インダクタの正面
断面図である。 10.30.40・・・・磁性体層 11.31.41・・・・導体パターン(主巻線)42
・・・・・・・・・・導体パターン(制御巻線) 35・・・・・・・・・・磁性体層 (高透磁率)
Claims (6)
- (1)磁性体層間を端部が接続されて積層方向に重畳し
て周回する導体パターンを具えた積層インダクタにおい
て、該導体パターンが、幅方向の一部分は対向するよう
に、一層置きに交互に位置をずらせて形成されれたこと
を特徴とする積層インダクタ。 - (2)該導体パターンの対向する部分の少なくとも一部
が、該磁性体層よりも透磁率の高い磁性体で置換された
請求項第1項記載の積層インダクタ。 - (3)磁性体層間を端部が接続されて積層方向に重畳し
て周回する導体パターンを具えた積層インダクタのイン
ダクタンス調整方法において、該導体パターンが、幅方
向の一部分は対向するように、一層置きに交互に位置を
ずらせて形成し、該導体パターンに直流バイアス電流を
重畳して印加して、該導体パターン間の磁気抵抗を増減
させ、それによってインダクタンスを増減させることを
特徴とする積層インダクタのインダクタンス調整方法。 - (4)磁性体層間を端部が接続されて積層方向に重畳し
て周回する導体パターンを具えた積層インダクタにおい
て、該導体パターンに幅方向の一部分は対向するように
、一層置きに交互に位置をずらせて形成された、磁性体
層を端部が接続されて積層方向に重畳して周回する、バ
イアス印加用の導体パターンを具えたことを特徴とする
積層インダクタ。 - (5)該導体パターンと該バイアス印加用の導体パター
ンの対向する部分の少なくとも一部が、該磁性体層より
も透磁率の高い磁性体で置換された請求項第4項記載の
積層インダクタ。 - (6)磁性体層間を端部が接続されて積層方向に重畳し
て周回する導体パターンを具えた積層インダクタのイン
ダクタンス調整方法において、該導体パターンに幅方向
の一部分は対向するように、一層置きに交互に位置をず
らせて、磁性体層を端部が接続されて積層方向に重畳し
て周回する、バイアス印加用の導体パターンを一体に形
成し、該バイアス印加用の導体パターンに直流バイアス
電流を印加して、導体パターン間の磁気抵抗を増減させ
て、該導体パターンによるインダクタンスを増減させる
ことを特徴とする積層インダクタのインダクタンス調整
方法。
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Publications (2)
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JPH02110907A true JPH02110907A (ja) | 1990-04-24 |
JPH0515283B2 JPH0515283B2 (ja) | 1993-03-01 |
Family
ID=17390272
Family Applications (1)
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WO2021015097A1 (ja) * | 2019-07-19 | 2021-01-28 | 株式会社村田製作所 | 樹脂多層基板および樹脂多層基板の製造方法 |
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-
1988
- 1988-10-19 JP JP26349288A patent/JPH02110907A/ja active Granted
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