JPH02107704A - 射出成形粉末焼結体の製造方法 - Google Patents
射出成形粉末焼結体の製造方法Info
- Publication number
- JPH02107704A JPH02107704A JP63260145A JP26014588A JPH02107704A JP H02107704 A JPH02107704 A JP H02107704A JP 63260145 A JP63260145 A JP 63260145A JP 26014588 A JP26014588 A JP 26014588A JP H02107704 A JPH02107704 A JP H02107704A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- binder
- powder
- injection
- sintered body
- molded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000843 powder Substances 0.000 title claims abstract description 39
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 title claims abstract description 12
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 12
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 claims abstract description 53
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims abstract description 22
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 15
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims abstract description 15
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims abstract description 11
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims abstract description 11
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 9
- 238000005245 sintering Methods 0.000 claims abstract description 6
- 230000018044 dehydration Effects 0.000 claims description 19
- 238000006297 dehydration reaction Methods 0.000 claims description 19
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 15
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 8
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 5
- 238000002844 melting Methods 0.000 abstract description 5
- 230000008018 melting Effects 0.000 abstract description 5
- 239000002994 raw material Substances 0.000 abstract description 5
- 229910000990 Ni alloy Inorganic materials 0.000 abstract description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 3
- 238000001513 hot isostatic pressing Methods 0.000 abstract 1
- 238000005979 thermal decomposition reaction Methods 0.000 abstract 1
- 208000005156 Dehydration Diseases 0.000 description 17
- 238000005238 degreasing Methods 0.000 description 10
- 238000004898 kneading Methods 0.000 description 3
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 3
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 2
- 239000012298 atmosphere Substances 0.000 description 2
- BIJOYKCOMBZXAE-UHFFFAOYSA-N chromium iron nickel Chemical compound [Cr].[Fe].[Ni] BIJOYKCOMBZXAE-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000002309 gasification Methods 0.000 description 2
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 2
- 230000008961 swelling Effects 0.000 description 2
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910017112 Fe—C Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- 239000002202 Polyethylene glycol Substances 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 1
- XWHPIFXRKKHEKR-UHFFFAOYSA-N iron silicon Chemical compound [Si].[Fe] XWHPIFXRKKHEKR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 229910001004 magnetic alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N nickel Substances [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000012299 nitrogen atmosphere Substances 0.000 description 1
- 239000012188 paraffin wax Substances 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 1
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001223 polyethylene glycol Polymers 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 235000012239 silicon dioxide Nutrition 0.000 description 1
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 description 1
- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2235/00—Aspects relating to ceramic starting mixtures or sintered ceramic products
- C04B2235/65—Aspects relating to heat treatments of ceramic bodies such as green ceramics or pre-sintered ceramics, e.g. burning, sintering or melting processes
- C04B2235/658—Atmosphere during thermal treatment
- C04B2235/6587—Influencing the atmosphere by vaporising a solid material, e.g. by using a burying of sacrificial powder
Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔概要〕
金属粉末を射出成形して成形体を形成した後に高温焼成
して焼結体を得る製造方法に関し、成形体の脱脂時間を
短縮でき、且つ亀裂、膨れなどのない脱脂体を得ること
を目的とし、平均粒径が10μm以上の金属粉末と溶融
粘度が低いバインダとを使用し、脱水現象が生じない程
度の低圧で射出成形を行い、射出成形体を得た後、この
射出成形体をバインダの溶融温度に加熱しながら加熱加
圧処理を行って脱水現象を生ぜしめてバインダを滲出さ
せ、次に通常の脱バインダ処理を行って脱脂体を得た後
、この脱脂体を焼結することにより射出成形粉末焼結体
の製造方法を構成する。
して焼結体を得る製造方法に関し、成形体の脱脂時間を
短縮でき、且つ亀裂、膨れなどのない脱脂体を得ること
を目的とし、平均粒径が10μm以上の金属粉末と溶融
粘度が低いバインダとを使用し、脱水現象が生じない程
度の低圧で射出成形を行い、射出成形体を得た後、この
射出成形体をバインダの溶融温度に加熱しながら加熱加
圧処理を行って脱水現象を生ぜしめてバインダを滲出さ
せ、次に通常の脱バインダ処理を行って脱脂体を得た後
、この脱脂体を焼結することにより射出成形粉末焼結体
の製造方法を構成する。
本発明は射出成形体の脱脂時間を短縮した射出成形粉末
焼結体の製造方法に関する。
焼結体の製造方法に関する。
金属を用いて寸法精度の高い成形体を得るには切削加工
を行うのが通例であるが、材質が硬く、また脆くて旋盤
加工などが困難な加工品がある。
を行うのが通例であるが、材質が硬く、また脆くて旋盤
加工などが困難な加工品がある。
例えば、鉄・硅素(Fe−5i)合金などの軟磁性合金
を用いて形成されるマグネット・ベースやモータのヨー
クなどがこれに当たり、材質が硬くて脆いために切削加
工による場合には製造収率が低下する。
を用いて形成されるマグネット・ベースやモータのヨー
クなどがこれに当たり、材質が硬くて脆いために切削加
工による場合には製造収率が低下する。
一方、金属粉末を有機バインダと混合した後、必要とす
る形状に射出成形し、これを炉中に置き、徐々に昇温し
で熱可塑性樹脂を分解させて脱バインダ処理を行った後
に焼結する方法があり、この方法は上記のような材料の
加工に適し、製造収率が高いと云う特徴がある。
る形状に射出成形し、これを炉中に置き、徐々に昇温し
で熱可塑性樹脂を分解させて脱バインダ処理を行った後
に焼結する方法があり、この方法は上記のような材料の
加工に適し、製造収率が高いと云う特徴がある。
本発明は後者の製造方法に関するものである。
射出成形粉末焼結体の製造工程は混練、射出成形、脱脂
、焼結の各工程から構成されている。
、焼結の各工程から構成されている。
こ\で、混練は原料となる金属粉末とを機バインダとを
混練して射出成形(Injection−mold)
L/易くするものであるが、従来より平均粒径が10μ
m以下の原料粉末が、またバインダとしてはパラフィン
ワックス、ポリエチレン、ポリエチレングリコールなど
の低溶融粘度のバインダが使用されている。
混練して射出成形(Injection−mold)
L/易くするものであるが、従来より平均粒径が10μ
m以下の原料粉末が、またバインダとしてはパラフィン
ワックス、ポリエチレン、ポリエチレングリコールなど
の低溶融粘度のバインダが使用されている。
こ−で、平均粒径として10μm以下の粉末を使用する
理由は、射出成形体の取り扱い(ハンドリング)を容易
にするためには密に充填する必要があり、通常1 to
n/cm”程度の圧力を加えて成形が行われているが、
高圧が加わった場合に原料粉末とバインダとが分離する
現象(脱水現象)が起ることによる。
理由は、射出成形体の取り扱い(ハンドリング)を容易
にするためには密に充填する必要があり、通常1 to
n/cm”程度の圧力を加えて成形が行われているが、
高圧が加わった場合に原料粉末とバインダとが分離する
現象(脱水現象)が起ることによる。
そして、脱水現象は原料粉末の平均粒径が大きくなるに
従って生じ易くなる。
従って生じ易くなる。
そのため、平均粒径が10μm以下の微粉末が使用され
ているが、原料粉末の平均粒径が小さくなるに従って材
料の価格は上昇している。
ているが、原料粉末の平均粒径が小さくなるに従って材
料の価格は上昇している。
次に、成形体は焼結に先立って脱バインダ処理による脱
脂が必要である。
脂が必要である。
この脱バインダ処理は通常加熱によるバインダの熱分解
により行われるが、この際にバインダのガス化による体
積の膨張に起因して成形体に亀裂や膨れなどの不良が発
生し易い。
により行われるが、この際にバインダのガス化による体
積の膨張に起因して成形体に亀裂や膨れなどの不良が発
生し易い。
これを防止する方法として、成形体の置かれている雰囲
気を4〜10 Kg/cm2に加圧しながら加熱するこ
とによりガス化による体積膨張を抑制しながらバインダ
を溶出分解・飛散させるなどの方法も行われているが、
基本的には昇温速度を緩やかにし、脱脂時間を長くとっ
てバインダの分解をゆっくりと行う方法がとられている
。
気を4〜10 Kg/cm2に加圧しながら加熱するこ
とによりガス化による体積膨張を抑制しながらバインダ
を溶出分解・飛散させるなどの方法も行われているが、
基本的には昇温速度を緩やかにし、脱脂時間を長くとっ
てバインダの分解をゆっくりと行う方法がとられている
。
以上のように、従来は射出成形に当たって脱水を防くた
めに平均粒径が10μm以下の微粉末を使用し、バイン
ダの使用量をなるべく少なくして高圧で射出成形を行っ
て成形品を作り、その後、長時間をかけてバインダの除
去を行っていた。
めに平均粒径が10μm以下の微粉末を使用し、バイン
ダの使用量をなるべく少なくして高圧で射出成形を行っ
て成形品を作り、その後、長時間をかけてバインダの除
去を行っていた。
以上記したように従来は脱水現象を避けるために平均粒
径が10μm以下の高価な微粉末を使用し、また長時間
をかけて脱バインダ処理を行っているために焼結体のコ
スト上昇を生じていることが問題で、この解決が低コス
ト化のための課題である。
径が10μm以下の高価な微粉末を使用し、また長時間
をかけて脱バインダ処理を行っているために焼結体のコ
スト上昇を生じていることが問題で、この解決が低コス
ト化のための課題である。
上記の課題は平均粒径が10μm以上の金属粉末と溶融
粘度が低いバインダとを使用し、脱水現象が生じない程
度の低圧で射出成形を行い、射出成形体を得た後、この
射出成形体をバインダの溶融温度に加熱しながら熱間静
水圧を加えて脱水現象を生じさせてバインダを滲出させ
、次に通常の脱バインダ処理を行って脱脂体を得た後、
この脱脂体を焼結する射出成形粉末焼結体の製造方法を
とることにより解決することができる。
粘度が低いバインダとを使用し、脱水現象が生じない程
度の低圧で射出成形を行い、射出成形体を得た後、この
射出成形体をバインダの溶融温度に加熱しながら熱間静
水圧を加えて脱水現象を生じさせてバインダを滲出させ
、次に通常の脱バインダ処理を行って脱脂体を得た後、
この脱脂体を焼結する射出成形粉末焼結体の製造方法を
とることにより解決することができる。
本発明は脱水現象を効果的に利用することにより焼結体
のコスト低減を実現するものである。
のコスト低減を実現するものである。
すなわち、本発明は今まで射出成形処理において脱水現
象を防ぐために平均粒径が10μm以下の金属粉末を使
用していたのに対し、平均粒径が10μm以上の粉末を
使用するものである。
象を防ぐために平均粒径が10μm以下の金属粉末を使
用していたのに対し、平均粒径が10μm以上の粉末を
使用するものである。
この場合、従来の加圧条件例えば1 ton/cm”程
度の圧力では当然に脱水現象が生じるので、成形圧を下
げて脱水現象が発生しない程度の低圧で射出成形を行う
必要がある。
度の圧力では当然に脱水現象が生じるので、成形圧を下
げて脱水現象が発生しない程度の低圧で射出成形を行う
必要がある。
こ\で、脱水現象を生じない限度圧は粒径、バインダの
種類、添加量などにより変化し、−概には決められない
。
種類、添加量などにより変化し、−概には決められない
。
なお、充分な流動性を確保するためには、従来よりも若
干バインダの添加量を増しても差支えない。
干バインダの添加量を増しても差支えない。
次に、本発明は、脱バインダ処理として成形体を多孔質
で耐熱性のある基板の上に置き、これをアルミナ(A1
zO+)や二酸化硅素(SiO□)のような耐熱性の粉
末の中に埋没し、熱間静水圧(H。
で耐熱性のある基板の上に置き、これをアルミナ(A1
zO+)や二酸化硅素(SiO□)のような耐熱性の粉
末の中に埋没し、熱間静水圧(H。
t Tsostatic Press略称旧P)を加え
ながらバインダの溶融温度にまで加熱することにより脱
水現象を生じさせ、バインダを滲み出させ、多孔質な基
板あるいは粉末中に吸収させるものである。
ながらバインダの溶融温度にまで加熱することにより脱
水現象を生じさせ、バインダを滲み出させ、多孔質な基
板あるいは粉末中に吸収させるものである。
この、熱間静水圧処理によりバインダの滲み出しとは逆
に成形体中の粉末は内部に集まるので、粉末が密に詰ま
ったものとなり、また、ハンドリングのために成形体中
にバインダを若干残す必要もない。
に成形体中の粉末は内部に集まるので、粉末が密に詰ま
ったものとなり、また、ハンドリングのために成形体中
にバインダを若干残す必要もない。
従って、成形体に含まれているバインダの量が少なく、
従来の脱脂工程にくらべて処理時間を短縮することがで
き、また亀裂や膨れなどは殆ど発生しない。
従来の脱脂工程にくらべて処理時間を短縮することがで
き、また亀裂や膨れなどは殆ど発生しない。
なお、金属粉末とバインダとを使用して加圧成形を行っ
た際、成る圧力以上では金属粉末とバインダとの可塑性
状態の混合物からバインダが滲みだすようにして金属粉
末とバインダに分離することを「脱水現象」と称する。
た際、成る圧力以上では金属粉末とバインダとの可塑性
状態の混合物からバインダが滲みだすようにして金属粉
末とバインダに分離することを「脱水現象」と称する。
実施例1:
平均粒径25μmの鉄・クローム・ニッケル(Fe−C
r−Ni)合金粉末とワソスク系バインダとを混練し、
これを0.1 ton/cm”の低圧条件で射出成形し
、5X4X50mmの棒状試験片を得た。
r−Ni)合金粉末とワソスク系バインダとを混練し、
これを0.1 ton/cm”の低圧条件で射出成形し
、5X4X50mmの棒状試験片を得た。
なお、バインダの添加量は通常の添加量よりも5容量%
多い50容量%とした。
多い50容量%とした。
この試験片を多孔質なアルミナ板の上に置き、これをア
ルミナ粉末中に埋没させ、バインダの溶融温度である8
0℃で2 ton/cm”の条件の熱間静水圧(HIP
)を30分加えた。
ルミナ粉末中に埋没させ、バインダの溶融温度である8
0℃で2 ton/cm”の条件の熱間静水圧(HIP
)を30分加えた。
この熱間静水圧処理によりバインダは約60%が滲み出
しており、試験片の大きさは少し減少して4.5 X3
.6 X45+nになった。
しており、試験片の大きさは少し減少して4.5 X3
.6 X45+nになった。
次に、この試験片を窒素(N2)雰囲気中で昇温速度を
100℃/hで20℃から420℃まで上昇させて脱脂
したが、亀裂や膨潤は発生しておらず、バインダは総て
飛散しているのに拘らずハンドリングは良好であり、こ
の試験片を焼結し密度が94.5%の焼結体を得ること
ができた。
100℃/hで20℃から420℃まで上昇させて脱脂
したが、亀裂や膨潤は発生しておらず、バインダは総て
飛散しているのに拘らずハンドリングは良好であり、こ
の試験片を焼結し密度が94.5%の焼結体を得ること
ができた。
比較例1:
平均粒径が8μmと15μmのF・+−Cr−Ni合金
粉末を用い、実施例1と同じ方法で同一形状の試験片を
作った。
粉末を用い、実施例1と同じ方法で同一形状の試験片を
作った。
そして、実施例1と同じ条件の熱間静水圧(HIP)を
30分加えたが、平均粒径が8μmのものは脱水現象は
発生しておらず、また15μmのものはバインダは20
%しか滲出していなかった。
30分加えたが、平均粒径が8μmのものは脱水現象は
発生しておらず、また15μmのものはバインダは20
%しか滲出していなかった。
また、この試験片をN2雰囲気中で昇温速度を100℃
/hで20℃から420℃まで上昇させて脱脂したとこ
ろ、亀裂や膨潤が発生し良品を得ることができなかった
。
/hで20℃から420℃まで上昇させて脱脂したとこ
ろ、亀裂や膨潤が発生し良品を得ることができなかった
。
以上説明したように、脱水処理には熱間静水圧処理(旧
P)を用いるのがよいが、試験片が単純形状の場合には
ホットプレス(HP)や温間プレスを用いても同様な結
果を得ることができる。
P)を用いるのがよいが、試験片が単純形状の場合には
ホットプレス(HP)や温間プレスを用いても同様な結
果を得ることができる。
本発明によれば平均粒径が10μm以上で比較的安価で
取り扱いの容易な金属粉末の使用が可能であり、熱間静
水圧処理(HIP)に要する時間を加味しても従来の脱
脂時間を大幅に短縮することができる。
取り扱いの容易な金属粉末の使用が可能であり、熱間静
水圧処理(HIP)に要する時間を加味しても従来の脱
脂時間を大幅に短縮することができる。
具体的には従来の脱脂法では48時間程度の加熱が必要
であるが、本発明によれば熱間静水圧処理(HIP)に
2時間また脱脂時間4時間程度となる。
であるが、本発明によれば熱間静水圧処理(HIP)に
2時間また脱脂時間4時間程度となる。
また、亀裂や膨れがなく、ハンドリング性の良い脱脂体
を得ることができる。
を得ることができる。
以上のことから、本発明の実施により焼結体の低コスト
化が達成できる。
化が達成できる。
Claims (1)
- 平均粒径が10μm以上の金属粉末と溶融粘度が低いバ
インダとを使用し、脱水現象が生じない程度の低圧で射
出成形を行い、射出成形体を得た後、該射出成形体をバ
インダの溶融温度に加熱しながら加熱加圧処理を行って
脱水現象を生じさせ、バインダを滲出せしめ、次に通常
の脱バインダ処理を行って脱脂体を得た後、該脱脂体を
焼結することを特徴とする射出成形粉末焼結体の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63260145A JPH02107704A (ja) | 1988-10-14 | 1988-10-14 | 射出成形粉末焼結体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63260145A JPH02107704A (ja) | 1988-10-14 | 1988-10-14 | 射出成形粉末焼結体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02107704A true JPH02107704A (ja) | 1990-04-19 |
Family
ID=17343933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63260145A Pending JPH02107704A (ja) | 1988-10-14 | 1988-10-14 | 射出成形粉末焼結体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02107704A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0519651U (ja) * | 1991-06-15 | 1993-03-12 | 日本ベアリング株式会社 | 小径用スライドブツシユ |
-
1988
- 1988-10-14 JP JP63260145A patent/JPH02107704A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0519651U (ja) * | 1991-06-15 | 1993-03-12 | 日本ベアリング株式会社 | 小径用スライドブツシユ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0968067B1 (en) | Process for shaping parts from ceramic and metal powders comprising a gel formation | |
JPH0639603B2 (ja) | 粒状材料からの部品の加工方法およびその供給原料 | |
JPH07164196A (ja) | とちの製造方法 | |
JPS63403A (ja) | 美術工芸品の素材として有用な塑造用組成物及びその製造方法 | |
JPH04329801A (ja) | 焼結部品の製造方法 | |
JPH02107704A (ja) | 射出成形粉末焼結体の製造方法 | |
EP0409646A2 (en) | Compound for an injection molding | |
JPH02107703A (ja) | 射出成形用組成物 | |
JPH0892605A (ja) | 焼結品の射出成形用中子及び該中子を用いた焼結品の製造方法 | |
JPS61101447A (ja) | セラミツクス成形体の製造方法 | |
JPS62113765A (ja) | 炭化珪素成形体の製造方法 | |
JP2932763B2 (ja) | 射出成形粉末冶金製品の製造方法 | |
JP2777673B2 (ja) | セラミック成形体の脱脂方法 | |
JPS60230957A (ja) | 永久磁石の製造方法 | |
JPH0825178B2 (ja) | 射出成形体の製造方法 | |
JPS60204806A (ja) | 複合材料焼結体の製造方法 | |
JPS6227503A (ja) | 薄板状金属焼結部材の製造法 | |
JPH01247504A (ja) | グリーン成形体の脱脂方法 | |
JPS61281801A (ja) | 粉末冶金製品の製造方法 | |
JPH04337040A (ja) | タングステン重合金製品の製造方法 | |
JPH0246121B2 (ja) | Seramitsukusushoketsutainoseizohoho | |
JPH04298006A (ja) | Fe−Si−Al合金焼結軟質磁性体の製造方法 | |
JPH0754004A (ja) | 硬質金属粉末の焼結品製造方法 | |
JPH04124203A (ja) | 粉末冶金用バインダおよび成形体の脱脂方法 | |
JPS5891053A (ja) | セラミツク製品の製造方法 |