JPH02107578A - 接合フェライトの製造方法 - Google Patents

接合フェライトの製造方法

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JPH02107578A
JPH02107578A JP63258292A JP25829288A JPH02107578A JP H02107578 A JPH02107578 A JP H02107578A JP 63258292 A JP63258292 A JP 63258292A JP 25829288 A JP25829288 A JP 25829288A JP H02107578 A JPH02107578 A JP H02107578A
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JP
Japan
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ferrite
polycrystalline
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polycrystalline ferrite
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JP63258292A
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English (en)
Inventor
Naomi Nagasawa
直美 長沢
Akira Kamihira
上平 曉
Hidemasa Tamura
英雅 田村
Keiichi Kagami
慶一 鏡
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば複合型の磁気ヘッドに用いられる単結
晶フェライトと多結晶フェライトからなる接合フェライ
トの製造方法に関する。
〔発明の概要] 本発明は、単結晶フェライトと多結晶フェライトからな
る接合フェライトの製造方法において、少なくとも多結
晶フェライトの接合界面にに、 Rh。
Csから選ばれる少なくとも1種の有機金属化合物を介
在させて加熱圧着することにより、熱処理時の多結晶フ
ェライトの単結晶化及び粒成長を抑えて良好な接合フェ
ライトを製造できるようにしたものである。
〔従来の技術] 近時、磁気ヘッド例えばビデオヘッドにおいては、摺動
ノイズを低減させ、C/Nを良くするために、これまで
の単結晶フェライトヘッドから、単結晶フェライトと多
結晶フェライトとの接合フェライトによる複合型ヘッド
に切換えられつつある。又、この接合フェライトのコス
ト低減が求められている。
これに対応するため、接合フェライトは、鏡面研磨した
単結晶フェライトと、同じく鏡面研磨した多結晶フェラ
イトを水(H2O)又は硝酸(HNO3)で仮接着した
後、ホットプレスにより即ちNZ等の還元雰囲気中で加
圧しなから1220°C,2時間の条件で加熱処理して
製造されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述の接合フェライトの製法において、1220°Cを
越える温度で接合すると単結晶フェライトと多結晶フェ
ライトの界面(以下単結晶−多結晶フェライト界面とい
う)から多結晶フェライトの単結晶化が始まり、単結晶
−多結晶フェライト界面がランダムに動く。また多結晶
フェライトの粒成長が起る。これらは極力、抑制する必
要がある。
しかし、従来の接合フェライトの製法では、次のような
問題点があった。
(i)接合温度が1220°C程度であるため接合強度
が上がらない。即ち接合温度を上げれば接合強度は良く
なるが、逆に多結晶フェライトの単結晶化1粒成長が生
じるため、従来の接合温度1220°Cは接合強度と単
結晶化等との兼ね合いのぎりぎり限界の温度である。
(ii)ホットプレスによって作製されるため、生産性
が悪(、コスト高となる。
(iii )接合温度1220°Cで多結晶フェライト
の単結晶化は約lOμ−程度であるが、将来的には更に
制御する必要がある。
一方、多結晶フェライトの単結晶化及び粒成長を抑制す
る方法として、単結晶フェライトと多結晶フェライトが
互に接合する面の少くとも一方の面に鉄の酸化物等を薄
くスパッターしておく方法も考えられているが、この場
合には小孔8点はがれ(界面において一様に接合されず
、点状のはがれが生ずる)が生じること、生産性が悪く
なりコスト高になること等の問題がある。
本発明は、上述の点に鑑み、多結晶フェライトの単結晶
化及び粒成長を抑制し、より高温での接合を可能にし、
品質の良い接合フェライトを安価に得られるようにした
接合フェライトの製造方法を提供するものである。
〔課題を解決するための手段] 本発明は、単結晶フェライト(1)と多結晶フェライト
(2)からなる接合フェライトの製造方法において、少
な(とも多結晶フェライト(2)の接合界面にに、 R
h、 Csから選ばれる少なくとも1種(即ち1種又は
複数種)の有機金属化合物(3)を介在させ、その存在
下で加熱圧着して接合フェライトを製造する。
接合時の熱処理温度としては1220°C〜1330°
C1好まじくは1250’C〜1300°Cとするを可
とし、その加圧力としては0.1〜10)cg/dとす
るを可とする。
K、 Rh、 Csの有機金属化合物としては、例えば
に* Rh+ Csのアルコラード溶液、 K、 Rb
、 Csのアセチルアセトン溶液等を用いることができ
る。
〔作用〕
単結晶フェライト(1)と多結晶フェライト(2)間の
接合界面にに、 Rb、 Csから選ばれた少なくとも
1種の有機金属化合物(3)が介在することにより、接
合時(即ち熱処理時)に多結晶フェライト(2)の単結
晶化及び粒成長が抑制される。多結晶フェライト(2)
の単結晶化が少ないため、単結晶−多結晶フェライト界
面の動きが少ない。即ち接合温度1330°C以下では
多結晶フェライト(2)の単結晶化はなく単結晶−多結
晶フェライト界面は全く動かない。
1330℃を越えると多結晶フェライト(2)の単結晶
化によって単結晶−多結晶フェライト界面は動く。
上記抑制効果は従来よりも高い接合温度1220°C〜
1330°Cにおいても顕著であるため接合強度も上が
る。又、特に0.1〜1kg/crM程度の低加圧で接
合が可能なためにホットプレスでなくても通常の雰囲気
炉での接合フェライトの製造が可能となり、生産性が向
上し、コスト低減が図れる。勿論本発明はホットプレス
でも接合フェライトの製造が可能である。
〔実施例〕
以下、本発明による接合フェライトの製造方法の実施例
を説明する。
実施例1 第1図に示すように鏡面研磨したMn−Znフェライト
の単結晶フェライト(1)と多結晶フェライト(2)と
を、その界面にカリウムに2gを25ccのエタノール
に溶解したアルコラード溶液(3)を塗布して仮接着す
る。仮接着後の本試料(4)に対して1kg/cffl
の圧力を加えつつ、Nt雰囲気中で1300″C,2時
間の熱処理を行い、接合フェライトを作製した。尚、比
較のため単結晶フェライト(1)及び多結晶フェライト
(2)の界面に水(N20)を塗布して仮接着した比較
試料(5)を−緒に熱処理をした。
接合装置としては、第2図に示すように構成され、アル
ミナ(A l 20.)の型(7)に夫々本試料(4)
及び比較試料(5)を配置し、白金(P t)の重しく
8)を載せて両試料(4)及び(5)に対して1 kg
 / cfflの圧力をかけつつ熱処理を行う。
単結晶−多結晶フェライトの界面にカリウムにのアルコ
ラード溶液を塗布した本試料(4)の熱処理後の接合状
態を第3図の写真に示す。又、比較試料(5)の熱処理
後の接合状態を第4図の写真に示す。
比較試料(5)では単結晶−多結晶フェライトの界面か
ら多結晶フェライトの単結晶化が進み、また多結晶フェ
ライト部分は異常粒成長(〜500μm程度の粒径)し
ているのが認められる。
単結晶−多結晶フェライトの界面にカリウムにのアルコ
ラード溶液(3)を塗布した本試料(4)では、多結晶
フェライトの単結晶化及び異常粒成長はなく、多結晶フ
ェライトの粒径は5〜10μm程度であり、きれいに接
合している。
接合フェライトにおけるカリウムにのアルコラード溶液
の単結晶化防止効果及び粒成長抑制効果は顕著である。
実施例2 鏡面研磨したMn−Znフェライトの単結晶フェライト
(1)と多結晶フェライト(2)とを、その界面にルビ
ジウムRb 0.8gを10ccのエタノールに溶解し
たアルコラード溶液(3)を塗布して仮接着する(第1
図参照)。仮接着後の本試料(4)に対して1kg/c
rfiの圧力を加えつつ、N2雰囲気中で1300°C
,2時間の熱処理を行ない、接合フェライトを作製した
尚、比較のため実施例1と同様に単結晶−多結晶フェラ
イトの界面に水(020)を塗布して仮接着した比較試
料(5)を−緒に熱処理した。接合装置は第2図と同様
である。
単結晶−多結晶フェライトの界面にジウムRbのアルコ
ラード溶液を塗布した本試料(4)の熱処理後の接合状
態を第5図の写真に示す。
比較試料(5)は実施例1と同様に単結晶−多結晶フェ
ライトの界面から多結晶フェライトの単結晶化が進み、
また多結晶フェライト部分は異常粒成長した(第4図の
写真参照)。
単結晶−多結晶フェライトの界面にルビジウムRbのア
ルコラード溶液を塗布した本試料(4)には多結晶フェ
ライトの単結晶化及び異常粒成長はなく、多結晶フェラ
イトの粒径は5〜10μm程度であり、きれいに接合し
ている。接合フェライトにおけるルビジウムRbのアル
コラード溶液の単結晶化防止効果及び粒成長抑制効果は
顕著である。
実施例3 鏡面研磨したMn−Znフェライトの単結晶フェライト
(1)と多結晶フェライト(2)とを、その界面にセシ
ウムCs O,9gを10ccのエタノールに溶解した
アルコラード溶液(3)を塗布して仮接着する(第1図
参照)。仮接着後の本試料(4)に対して1kg/cT
Mの圧力を加えつつ、N2雰囲気中で1300°C,2
時間の熱処理を行ない接合フェライトを作製した。尚、
比較のため実施例1と同様に単結晶−多結晶フェライト
の界面に水(H,O)を塗布して仮接着した比較試料(
5)を−緒に熱処理した。接合装置は第2図と同様であ
る。
単結晶−多結晶フェライトの界面にセシウムCsのアル
コラード溶液を塗布した本試料(4)の熱処理後の接合
状態を第6図の写真に示す。
比較試料(5)は、実施例1と同様に単結晶−多結晶フ
ェライトの界面から多結晶フェライトの単結晶化が進み
、また多結晶フェライト部分は異常粒成長した(第4図
の写真参照)。
単結晶−多結晶フェライトの界面にセシウムCsのアル
コラード溶液を塗布した本試料(4)には、多結晶フェ
ライトの単結晶化及び異常粒成長もなく、多結晶フェラ
イト(2)の粒径は5〜10μm程度であり、きれいに
接合している。接合フェライトにおけるセシウムCsの
アルコラード溶液の単結晶化防止効果及び粒成長抑制効
果は顕著である。
尚、本発明では接合フェライトの作製に際して、第7図
に示すように複数の単結晶フェライト(1)と多結晶フ
ェライト(2)をその界面にに、 Rh、 Cs等のア
ルコラード溶液(3)を介在させてこの積層試料θ0)
を加熱圧着して多層接合フェライトを一括して作製する
ことも可能である。
又、上側では単結晶フェライト(1)と多結晶フェライ
ト(2)の界面にに、 Rb、 Cs等のアルコラード
溶液(3)を介在させて加熱圧着したが、その他上記界
面にに+ Rb+ Cs等のアセチルアセトン溶液を介
在させて加熱圧着してもよい。この場合にも、接合温度
1330°Cまで多結晶フェライトの単結晶化及び粒成
長を抑制して良好な接合フェライトを作製することがで
きる。
に、 Rb、 Cs等の有機金属化合物を単結晶フェラ
イト(1)と多結晶フェライト(2)の界面に介在させ
る方法としては、例えば、通常の塗布方法1上記有機金
属化合物溶液に両フェライ)(1)、 (2)を浸漬さ
せて両フェライト(1)及び(2)間の界面に有機金属
化合物溶液をしみ込ませる方法等が考えられる。
上述のに、 Rh、 Cs等の有機金属化合物の溶液を
用いる技術は接合フェライトの作製に限らず、所謂多結
晶フェライトの粒成長の制御にも適用できる。
C発明の効果〕 上述した本発明による接合フェライトの製法によれば、
次のような効果を有する。
ホットプレス等の特殊な炉を使用することなく、通常の
雰囲気炉での接合フェライトの製造が可能なために接合
フェライトの生産性が高くなりコスト低減ができる。
単結晶〜多結晶フェライトの界面となる少なくとも一方
に鉄の酸化物等をスバ・ンター等により薄い成膜を行う
必要がなく、この点でも生産性が高(、且つコスト低減
が可能になる。
多結晶フェライトの粒成長及び単結晶化が抑制されるの
で、接合温度を従来温度より高く即ち1220°C〜1
330°Cまで上げられる。従って作業温度範囲が広(
なり、歩留りの向上、生産性の向上が図られ、且つ接合
強度も向上する。
単結晶−多結晶フェライトの接合面はきれいで小孔等の
発生も少なく、点はがれの発生も少ない。
特に多結晶フェライトの単結晶化が少ないため、単結晶
−多結晶フェライト界面の動きが少な(、従って、その
後の接合フェライトによる複合型の磁気ヘッドの作製が
有利になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るフェライト試料の斜視図、第2図
は本発明に係る接合装置の断面図、第3図は実施例1 
(Kのアルコート溶液を塗布した)の熱処理後の接合フ
ェライトの接合状態(結晶の構造)を示す写真、第4図
は比較例(H2Oを塗布した)の熱処理後の接合フェラ
イトの接合状態(結晶の構造)を示す写真、第5図は実
施例2 (Rbのアルコラード溶液を塗布した)の熱処
理後の接合フェライトの接合状態(結晶の構造)を示す
写真、第6図は実施例3 (Csのアルコラード溶液を
塗布した)の熱処理後の接合フェライトの接合状態(結
晶の構造)を示す写真、第7図は本発明の接合フェライ
トの製法の他の例を示す断面図である。 (1)は単結晶フェライト、(2)は多結晶フェライト
、(3)はK(又はRb又はCs)のアルコラード溶液
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 単結晶フェライトと多結晶フェライトからなる接合フェ
    ライトの製造方法において、 少なくとも前記多結晶フェライトの接合界面にk,Rb
    ,Csから選ばれる少なくとも1種の有機金属化合物を
    介在させ、その存在下で加熱圧着することを特徴とする
    接合フェライトの製造方法。
JP63258292A 1988-10-13 1988-10-13 接合フェライトの製造方法 Pending JPH02107578A (ja)

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