JPH0448420A - 薄膜磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

薄膜磁気ヘッドの製造方法

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JPH0448420A
JPH0448420A JP15806290A JP15806290A JPH0448420A JP H0448420 A JPH0448420 A JP H0448420A JP 15806290 A JP15806290 A JP 15806290A JP 15806290 A JP15806290 A JP 15806290A JP H0448420 A JPH0448420 A JP H0448420A
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JP
Japan
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layer
magnetic pole
prevention layer
reaction prevention
substrate
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Pending
Application number
JP15806290A
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English (en)
Inventor
Kazuya Kitamura
和也 北村
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、DAT(Digital Audio Ta
perecorder)等の磁気記録再生装置に用いら
れる薄膜磁気ヘッドの製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
薄膜積層技術あるいはフォトリソグラフィー等により形
成される薄膜磁気ヘッドでは、第2図に示すように、フ
ェライトなどの磁性基板もしくは非磁性基板からなる基
板12上に磁気回路13が形成され、基板と同じ材質か
らなる、磁気回路13を保護するための保護板14が低
融点ガラス15により貼着されている。
上記の薄膜磁気ヘッドの製造方法を以下に示す。
先ず、磁極やコイル導体等からなる磁気回路13を基板
12上に形成した後、SiO□又はA/2203などの
酸化物からなる絶縁保護層16を、スパッタリング法あ
るいはCV D  (Chemical VaporD
eposition)法等で磁気回路13上に形成する
次に、Crからなる反応防止層17を、絶縁保護N16
上にスパッタリング法又は蒸着法により形成する。この
反応防止層17は、絶縁保護層16と低融点ガラス15
との間に生じる、低融点ガラス15中に気泡を発生させ
薄膜磁気ヘッドの不良の原因となる化学反応を防止する
ためのものである。
しかる後に、磁気回路13上に板状の低融点ガラス15
、さらに保護板14を載置する。この状態で、保護板1
4を基板12側に適当な荷重で加圧しながら、真空中あ
るいは窒素雰囲気中で熱処理を行ない、低融点ガラス1
5により保護板14を貼着させる。
(発明が解決しようとする課題〕 ところが、上述の保護板14を貼着する際の熱処理温度
は400°C以上であり、この時、基板材料と反応防止
層17の材料であるCrとの間の僅かな熱膨張係数の違
いにより、基板12と反応防止層17との間に熱応力が
発生する。そして、この熱応力のため磁気回路13にク
ラック、剥離等が発生するという問題点を有している。
(課題を解決するための手段〕 本発明に係る薄膜磁気ヘッドの製造方法は、基板上に形
成された磁気回路上に絶縁保護層を介して反応防止層を
形成した後、保護板を低融点ガラスにより上記反応防止
層上に貼着する工程を含む薄膜磁気ヘッドの製造方法に
おいて、上記保護板の貼着時に上記基板と反応防止層と
の間に生しる熱応力を打ち消す内部応力を持つように、
反応防止層を、例えばスパッタリングのガス圧、基板温
度等を制御して形成することを特徴としている。
〔作 用〕
上記の構成によれば、保護板を低融点ガラスにより貼着
する際に、基板と反応防止層との間に熱膨張係数の差に
起因する熱応力が生じる。この熱応力は、反応防止層の
形成時に生じた内部応力と打ち消し合う。従って、基板
と反応防止層との間に生じる熱応力による、磁気回路に
おけるクラック、剥離等を防止することができる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図を用いて説明すると以下の通
りである。
本実施例に係る巻き線タイプの薄膜磁気へ・ノド1は、
第1図(C)に示すように、フェライトなどからなる基
板2上に、下部磁極3、続いてギャップ材4が形成され
ている。そして、この下部磁極3の上方には上部磁極7
が設けられている。下部磁極3と上部磁極7との間には
コイル導体6及びコイル導体6を取り囲むように形成さ
れた眉間絶縁層5が設けられ、これら下部磁極3、ギャ
ップ材4、層間絶縁層5、コイル導体6及び上部磁極に
より磁気回路が形成されている。上部磁極7上には絶縁
保護層8、反応防止層10が積層され、更に、反応防止
層10上には、低融点ガラス9を介して保護板11が設
けられた構成である。
上記の構成において、薄膜磁気ヘッド1の製造方法を以
下に説明する。
先ず、第1図(a)に示すように、基板2上にF e−
Aff−3i合金あるいはNi−Fe合金からなる下部
磁極3、A 1 z 02又はSiC2からなるギヤツ
ブ材4を、スパッタリング法、蒸着法もしくは、CVD
法により順次積層する。続いて、SiO□からなる層間
絶縁層5及びCuからなるコイル導体6を蒸着により形
成後、下部磁極3と同様の材料からなる上部磁極7を積
層する。さらに、これらの磁気回路を保護するためのS
 t OzあるいはA E t Osからなる絶縁保護
層8をスパッタリング法、若しくはCVD法により形成
する。
次に、第1図(b)に示すように、絶縁保護層8と低融
点ガラス9 (第1図(c)参照)との間に生じる化学
反応を防止するためのCrからなる反応防止層10を、
後述する条件の下でスパッタリング法により絶縁保護層
8上に形成する。
その後、第1図(C)に示すように、予め保護板11の
材料であるフェライト上に粉状の低融点ガラス9に熱処
理を施し作製したものを、低融点ガラス9が基Fi2に
正対するように、磁気回路が形成された基板2上に載置
した後、適当な荷重で加圧しながら、真空中で550°
C540分の熱処理を行なう。これにより、保護板11
を低融点ガラス9を介して反応防止層10に貼着させ、
薄膜磁気ヘッドIを得る。
ここで、前記の反応防止膜10の形成時の条件について
、述べる。
保護板11を低融点ガラス9を溶融して反応防止層10
に貼着する際の熱処理時に生じる熱応力を見積もると、
これに支配的であるのが基板の材料であるフェライトと
反応防止層10の材料であるCrO熱膨張係数の差であ
る。フェライト及びCrの膨張係数は、それぞれ約i 
、2X10−’/”C1約0.8X10−’/”Cであ
り、この間の熱応力を実験的に求めると、0.9X10
’ dyn/co+2・”Cである。上記熱膨張係数の
値から、高温時にはCr膜には引張応力が生じることと
なる。即ち、保護板11貼着時の熱処理温度を、550
°C(室温は20°C)に設定すると、その熱応力は最
大4.8X10’ dyn/co+2の反応防止膜10
に対する引張応力となる。ところで、上述した化学反応
を防止するためには、反応防止層10の厚みを1μm程
度に設定することが必要で、その時の反応防止層10に
生じる全応力は4.8x105dyn/cmとなる。
一方、実験的に磁気回路及びCr膜にクランク又は剥離
が発生しない全応力の範囲は、7.0X10’dyn/
cm以下であることから、反応防止層10の形成時に生
じる応力は、2.2X10’ dyn/cm以下の引張
応力、若しくは圧縮応力でなければならない。
つまり、反応防止層10の厚みを1μmとすると、その
内部応力は、2.2X10qdyn/cm2以下の引張
応力、若しくは圧縮応力であることが必要である。更に
、Cr膜の密着強度等を考慮すると、圧縮応力としては
、2.0X109dyn/cab”以下、引張応力とし
ては1.0X109dyn/cmz以下が適当と考えら
れる。
そこで、反応防止層10の形成時におけるCr膜のスパ
ッタリング条件の内、Arガス圧及び基板温度をパラメ
ータとして、Cr膜の内部応力の変化を実験により調べ
たところ、Arガス圧30mTorr、基板温度300
°Cで、圧縮応力として 0.6XIO9dyn/cm
”以下、引張応力として 1.5X10”dyn/cm
2の内部応力が得られた。この時のCr膜の厚みをla
mとすれば、その応力は圧縮応力として0.6X105
dyn/cm以下、引張応力として1.5XIO5dy
n/cm以下となる。
従って、上記の条件下において反応防止層10を形成す
れば、反応防止層10の形成時に生じる、圧縮応力とし
て0.6X10’ dyn/c11以下、引張応力とし
て1.5X10’ dyn/cm以下の全応力と、保護
板11の貼着の際における熱処理時の、反応保護層10
と基板2との間の熱膨張係数の差に起因する4 、8X
105dyn/cmの全応力とが打ち消し合い、磁気回
路および反応防止層10にクラックまたは剥離が発生し
ない全応力の範囲である7、0X10’dyn/cm以
下となる。
上記の製造方法によれば、熱処理時に反応防止層10と
基板2との間に熱応力が発生しても、予め反応防止層1
0の形成時に、上記熱応力と打ち消し合うように反応防
止層10の内部応力を設定しているので、磁気回路など
にクラックや剥離が住じることもなく、薄膜磁気ヘッド
1に与えるダメージを回避することができる。
尚、本実施例においては、巻き線型の薄膜磁気ヘッド1
を例に挙げたが、その他のタイプの磁気ヘッド、例えば
磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドにおいても適用できるこ
とは勿論である。
また、基板2及び保護板11の材料として、フェライト
を挙げているが、他の材料22例えば結晶化ガラス、セ
ラミックス等からなるものでもよい。
更には、反応防止層10として、Cr以外の金属膜、例
えば、Ti、Ni等あるいはTa、C6等の酸化膜を用
いても良いし、その形成方法は蒸着法であっても同様の
効果を得ることができるものである。
〔発明の効果〕
本発明に係る薄膜磁気ヘッドの製造方法は、以上のよう
に、保護板の貼着時に基板と反応防止層との間に生じる
熱応力を打ち消す内部応力を持つように、反応防止層を
形成する構成である。
これにより、保護板を低融点ガラスにより貼着する際に
、基板と反応防止層との間に生じる熱膨張係数の差に起
因する熱応力は、反応防止層の形成時に生した内部応力
と打ち消し合う。従って、基板と反応防止層との間に生
しる熱応力による、磁気回路におけるクラック、剥離等
を防止することができ、磁気回路に与えるダメージを低
減できる。その結果、良好な特性の薄膜磁気ヘッドが安
定に生産できるとともに、歩留りが向上するという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)ないし第1図(C)は本発明の一実施例を
示すもので、それぞれ薄膜磁気ヘッドの製造工程を示す
縦断面図である。 第2図は、従来例を示すものであって、薄膜磁気ヘッド
の縦断面図である。 1は薄膜磁気ヘッド、2は基板、8は絶縁保護層、9は
低融点ガラス、10は反応防止層、11は保護板である
。 特許出願人     シャープ 株式会社第 図(C) 図(a) 図(b)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、基板上に形成された磁気回路上に絶縁保護層を介し
    て反応防止層を形成した後、保護板を低融点ガラスによ
    り上記反応防止層上に貼着する工程を含む薄膜磁気ヘッ
    ドの製造方法において、上記保護板の貼着時に上記基板
    と反応防止層との間に生じる熱応力を打ち消す内部応力
    を持つように、反応防止層を形成することを特徴とする
    薄膜磁気ヘッドの製造方法。
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