JPH02106189A - 充電式電気かみそり - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、内刃を動作させるモータの回転数を負荷変動
に拘らず一定化する回路を備えた電気かみそりに関する
。

〔従来の技術〕

モータの負荷変動に拘らず、その回転数を回路処理によ
り一定化して、所期のひげそり性能を維持するようにし
たものは、従来特開昭６１−８２３８１号公報、特開昭
６２−７９０８４号公報で知られている。

特開昭６１−６２３８１号公報のものは、モータの回転
速度を検出し、回転速度に対応した検出信号を発生する
回転速度検出部と、前記検出信号と設定回転速度に対応
する基準信号を比較し、両信号の差に対応した制御信号
を発生する比較部と、制御信号の人力と連動してモータ
の印加電圧を変化させ、モータの回転速度を設定速度に
維持可能とする制御部とを備えた電気かみそりである。

そして、この例における回転速度検出部は、モータの近
傍に配設されてモータの磁気変化を検出するピックアッ
プコイルとオペアンプとから形成されるか、フォトカプ
ラー、又はリードスイッチ等を用いて形成されている。

また、特開昭８２−７９０８４号公報のものは、駆動用
モータの回転数を検出する回転数検出回路と、前記モー
タに直列に接続された電圧コントロール回路と、該電圧
コントロール回路を作動せしめるトランジスタドライバ
と、前記回転数検出回路よりの検出信号に基づいて前記
モータに印加される電圧を選択する信号を前記トランジ
スタドライバに供給する演算部とを備え、モータの回転
数を一定に制御することを特徴とする電気かみそりであ
る。

そして、この例における回転数検出は、モータの回転数
を磁束の変化を検出するホール素子で行うように構成さ
れている。

〔発明が解決しようとする課題〕

以上のように従来のものはモータの回転数を検出するこ
とが必要不可欠であるため、モータの回転数を検出する
手段として磁気的又は光学的な検出センサとともに、そ
の処理回路が必要であるから、回路構造が複雑であると
いう問題がある。そればかりでなく、磁気的又は光学的
な検出センサの取付は位置のばらつきや、かみそり使用
に伴う落下の際の衝撃等に基づくセンサ取付は位置のず
れ、検出センサが光学式である場合には、使用中におけ
るセンサの汚れ、検出センサが磁気式である場合には、
使用中における磁力の劣化等のおそれもあり、これらが
原因となってモータの回転数の検出、ひいてはモータの
回転を一定化させることについての信頼性が良くないと
いう問題があった。

本発明の目的は、回路構造を簡単化できるとともに、モ
ータの負荷変動に拘らず、その回転数を一定化すること
の信頼性を向上できる電気かみそりを得ることにあり、
また、本発明はひげそり時間を短くできる電気かみそり
を得ることを目的としており、さらに、本発明は充電式
電気かみそりに実施する場合においてはモータを駆動す
ることなく蓄電池に充電できる電気かみそりを提供する
ことを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明の電気かみそりにお
いては、モータと、このモータに直列に接続された抵抗
と、上記モータに直列に接続され上記モータを通る駆動
電流の大きさを調節するトランジスタと、上記抵抗の両
端間電圧と上記モータの両端間電圧とが夫々入力される
とともに、これらの電圧比を内部電圧と比較して上記モ
ータの回転数を一定化させる制御電流を上記トランジス
タのベースに出力するモータ回転数制御用ＩＣとを具備
したものである。

また、ひげそり時間を短くするために、上記トランジス
タにスイッチを並列接続して設けるとよい。

さらに、充電式電気かみそりに実施する場合においては
、主スイッチをオンしたままでもモータを駆動させるこ
となく蓄電池に充電ができるようにするために、上記抵
抗、モータ、およびトランジスタの直列回路を主スイッ
チを介して蓄電池の両端間に接続するとともに、上記ト
ランジスタのベースｅエミッタ間に制御トランジスタの
コレクタ・エミッタ間を接続し、かつ、この制御トラン
ジスタのベースを上記蓄電池の入力側に接続するとよい
。

〔作用〕

本発明において使用するモータ回転数制御用ＩＣは、例
えばカセットテープレコーダーに使用されるモータの回
転数を一定化させるために開発された公知のものである
。このＩＣは、その電源端子ＶＤＤと第１入力端子ｌ１
間に対応して内部電圧を発生する内部抵抗を有している
とともに、第１入力端子１１と第２入力端子■２間に対
応して内部電圧を発生する内部抵抗を有している。そし
て、上記電源端子ＶＤＤと第１の入力端子！ｌには、モ
ータに直列接続された抵抗の両端間の電圧が入力される
とともに、第１入力端子１１と第２入力端子！２にはモ
ータの両端間の電圧が入力され、さらに、出力端子０１
にはモータに直列接続されたトランジスタのベースに接
続されている。

トランジスタは、そのベースに上記ＩＣから供給される
制御電流の大きさに応じてモータに流れる電流の大きさ
を調節するとともに、モータの駆動電流が上記ＩＣを流
されて、このＩＣに過大電流が流れることを防いでいる
。このようなＩＣは、これに入力される抵抗の両端間電
圧とモータの両端間電圧との比をＩＣの内部電圧と比較
して、その比較電圧値が同じとなるようにするための制
御電流を出力端子０１から出力する。

したがって、かみそり使用中の負荷増大によりモータの
回転が低下した（それに伴ってモータの両端間の電圧が
低下する。）場合には、上記ＩＣはモータの回転を高め
るような大きさの制御電流をトランジスタのベースに供
給する。そうすると、トランジスタのオン状態は供給さ
れた制御電流の大きさに応じて、モータを通る駆動電流
の大きさを調節する。このように本発明ではモータの回
転数を検出することなくモータの回転数を一定化できる
。

また、上記トランジスタに並列なスイ・ソチを閉じてモ
ータを駆動する場合には、モータ駆動電流はスイッチを
通りトランジスタをノ（イノくスするから、上記ＩＣに
よる制御を受けることなくモータを電源電圧で直接に駆
動できる。

さらに、充電式電気かみそりに適用した場合において、
その蓄電池に充電をする時に誤って主スイッチがオン状
態のままになっていても、制御トランジスタのベースに
電源電圧が加えられて、このトランジスタがオンされる
。このため、上記ＩＣの出力端子０２の制御電流をアー
スして、モータに接続されたトランジスタをオフ状態と
できる。

（実施例〕 第１図および第２図を参照して本発明の一実施例を以下
説明する。

第２図中１は充電式電気かみそりの本体ケースで、その
上部には外刃２を有した外刃体３が着脱可能に取付けら
れている。本体ケース１には第１図に示した電気回路を
構成する各種部品が内蔵されている。次ぎに、第１図の
電気回路を説明する。

第１図中４は、その−次巻線４ａが充電時に商用交流電
源に接続される降圧用のトランスで、このトランス４の
二次巻線４ｂの両端間には整流用ダイオード５を介して
蓄電池６が接続されている。

蓄電池６の両端間には、主スイッチ７・と、抵抗８と、
モータ９と、トランジスタ１０のコレクタ・エミッタ間
とを、この記載順に直列に接続してなるモータ駆動回路
が接続されている。モータ９は上記外刃２の内面に接し
て設けた図示しない内刃を動作ヤせるものであり、この
モータ９にはコンデンサ１１が並列に接続されている。

主スイッチ７はスライド式スイッチなどからなり、その
操作摘み７ａは第２図に示すように本体ケース１の外面
に操作可能に設けられている。モータ９の負極側端子に
直列接続されたトランジスタ１０は、電圧を可変するこ
とによってモータ９を通る駆動電流の大きさを調節する
機能を有するものであり、本実施例の場合にはパワート
ランジスタが用いられているが、これに代えて電界効果
形トランジスタ（ＦＥＴ）を使用してもよい。

そして、主スイッチ７と抵抗８の接続点とトランジスタ
１０のエミッタと上記二次巻線４ｂとの接続点との間に
は、モータ回転数制御用ＩＣ１２が接続されている。こ
のＩＣ１２は、カセットテプレコーダに使用されるモー
タの回転数を一定化させるために開発されたもので、例
えば商品名ＴＡ７７６８Ｆ　（株式会社東芝製）として
知られているものである。このＩＣ１２は、電源端子Ｖ
ＤＤ、７−ス端子ＧＮＤ、第１入力端子１１、第２入力
端子１２、出力端子０１を有しているだけでなく、その
電源端子ＶＤＤと第１入力端子１１間に対応して内部電
圧を発生させる内部抵抗を有しているとともに、この内
部抵抗と直列に接続されて第１入力端子１１と第２入力
端子■２間に対応して内部電圧を発生させる内部抵抗を
有している。そして、ＩＣ１２の電源端子ＶＤＤは主ス
イッチ７と抵抗８との接続点に接続され、アース端子Ｇ
ＥＤはトランジスタ１０のエミッタと二次巻線４ｂとの
接続点に接続されている。また、ＩＣ１２の第１入力端
子１１はモータ９とこの正極側に直列接続された抵抗８
との接続点に可変抵抗１３を介して接続されているとと
もに、ＩＣ１２の第２入力端子■２はモータ９の負極側
端子とトランジスタ１０のコレクタとの接続点に接続さ
れている。さらに、ＩＣ１２の出力端子０１は抵抗１４
を介してトランジスタ１０のベースに接続されている。

なお、上記可変抵抗１３はモータ９やＩＣ１２の特性の
ばらつきを補正してモータ９の回転数を調整するために
使用されている。この可変抵抗１３は従来においては製
造時に、２Ｍ整されていたもので、使用者には触れられ
ないように本体ケース１に内蔵されていたものである。

しかし、本実施例においては、この可変抵抗１３の操作
摘み１３ａを第２図に示すように本体ケース１外面に操
作可能に設けて、使用者が適宜操作できるようにしであ
る。それにより、製造時おける調整を不要にして、製造
コストの低減を図るとともに、使用者の好みに応じたモ
ータ回転数を適宜調整して得ることができる。

また、上記トランジスタ１０にはスイッチ１５が並列に
接続されている。このスイッチ１５は例えばスライド式
スイッチからなり、その操作摘み１５ａは第２図に示す
ように本体ケース１の外面に設けられている。そして、
操作摘み１５ａは通常第２図に示すｒＡＵＴＯＪ位置（
したがってスイッチ１５はオフ状態）に保持されるよう
になっている。

さらに、蓄電池６の入力側、例えば二次巻線４ａの整流
用ダイオード５が接続された一端には、他のダイオード
１６のアノードが接続され、このダイオード１６のカソ
ードには抵抗１７を介して制御トランジスタ１８のベー
スが接続されている。

このトランジスタ１８は、そのコレクタ・エミッタ間を
トランジスタ１０のベース・エミッタ間に接続して設け
られている。

このような構成の充電式電気かみそりにおいて、主スイ
ッチ７を閉じて電源としての蓄電池６を投入すると、ま
ず、ＩＣ１２の電源端子ＶＤＤと第１入力端子Ｉ、に、
モータ９の正極側端子に直列接続された抵抗８の両端間
の電圧が入力されるとともに、第１入力端子■１と第２
入力端子Ｉ２にモータ９の両端間の電圧が人力される。

このため、ＩＣ１２はその内部電圧と上記両入力端子の
比とを比較して、この比較電圧値が同じとなるようにす
るための制御電流を出力端子０１から出力する。

そうすると、この制御電流がトランジスタ１０のベース
に与えられて、このトランジスタ１０がオン状態になる
とともに、供給された制御電流の大きさに応じて、モー
タ９を通る駆動電流の大きさを調節するから、モータ９
に適正な駆動電流が流されて内刃が動作される。

そして、モータ９の動作中においても、ＩＣ１２は、既
述の電源端子ＶＤＤと第１入力端子■１間に入力される
電圧と、入力端子■１と入力端子１２間に入力される電
圧の比と、ＩＣ内部の内部抵抗に発生される内部電圧と
を比較して、それに基づきモータ９の回転数が一定とな
るような大きさの制御電流を出力するブリッジサーボ制
御を継続する。したがって、使用中の負荷増大によりモ
ータ９の回転が低下した（それに伴ってモータ９の両端
間の電圧が低下する。）場合には、上記ＩＣ１２がモー
タ９の回転を高めるような制御電流をトランジスタ１０
のベースに供給する。このため、トランジスタ１０は、
オン状態のままで供給された制御電流の大きさに応じて
モータ９を通る駆動電流の大きさを調節するから、それ
によって、モータ９の回転数を一定化できる。

すなわち、以上のようにしてモータ９の回転数を検出す
ることなくモータ９の回転数を一定化できるから、磁気
的又は光学的な検出センサおよびこれに付随する回路を
不要とできる。このため、回路構造を簡単化できるとと
もに、上記検出センサの使用に起因する信頼性低下の問
題点がなくなるから、モータ９の負荷変動に拘らず、高
い信頼性をもってモータ９の回転数を一定化できる。

しかも、カセットテープレコーダ用のものとして開発さ
れた上記ＩＣ１２の制御電流は０．７アンベア程度と極
少であるが、このＩＣ１２の出力端子０１にトランジス
タ１０を接続して、モータ９の駆動電流（通常４〜５ア
ンペア）がＩＣ１２内を通過しない構成としであるので
、ＩＣ１２に過大な電流が流れて、このＩＣ１２が破壊
することはない。

また、使用者はトランジスタ１０に並列なスイッチ１５
を閉じて（操作摘み１５を第２図中ｒＰＯＷＥＲＪ位置
にする。）モータ９を駆動できる。この場合には、モー
タ９の駆動電流はスイッチ１５を通りトランジスタ９を
バイパスするから、上記ＩＣ１２によるブリッジサーボ
制御を受けることなく、モータ９を蓄電池６の電圧（電
源電圧）で直接に駆動できる。したがって、早ぞりを希
望する時などに簡単に対応できるものである。

さらに、蓄電池６に充電をする場合に、誤って主スイッ
チ７がオン状態のままになっていても問題なく充電でき
る。つまり、トランス４の一次巻線４ａを商用交流電源
に接続することにより、ダイオード１６および抵抗１７
を通して制御トランジスタ１８のベースに電源電圧が加
えられて、このトランジスタ１８がオンされる。このた
め、上記Ｉ　Ｃ１２の出力端子Ｏ１から出力される制御
電流をアースして、モータ９に接続されたトランジスタ
１０をオフ状態とできる。したがって、充電開始時にモ
ータ９が動作されていても、その駆動を強制的に停止さ
せて蓄電池６に対する充電を行わせることができる。

〔発明の効果〕

本発明は以上説明したように構成されているので次に記
載する効果を奏する。

請求項１に記載の電気かみそりにおいては、モータを通
る駆動電流の大きさを調節するトランジスタをモータに
直列に接続して、これをブリッジサーボ制御をなすモー
タ回転数制御用ＩＣを用いて制御し、モータの回転数を
検出することなくモータの回転数を一定化したから、回
路構造を簡単化できるとともに、モータの負荷変動に拘
らず、その回転数を一定化することの信頼性を向上でき
る。

請求項２の電気かみそりにおいては、上記トランジスタ
に並列なスイッチを設けたから、このスイッチを閉じた
場合に、上記ＩＣによるブリッジサーボ制御を受けるこ
となくモータを電源電圧で直接に駆動でき、ひげそり時
間を短くできる。

さらに、請求項３の充電式電気かみそりにおいては、モ
ータに直列なトランジスタのベース・エミッタ間に制御
トランジスタのコレクタ・エミッタ間を接続して、この
トランジスタのベースを蓄電池の入力側に接続したから
、充電時においては制御トランジスタがオンして上記Ｉ
Ｃの出力端子０２の制御電流をアースでき、したがって
誤って主スイッチがオン状態のままになっていても、モ
ータを駆動することなく蓄電池に充電できる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の一実施例を示し、第１図
は電気回路図、第２図は電気かみそり全体の正面図であ
る。 ６・・・蓄電池、７・・・主スイッチ、８・・・抵抗、
９・・・モータ、１０・・・トランジスタ、１２・・・
ＩＣ，１５・・・スイッチ、１８・・・制御トランジス
タ。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、モータと、このモータに直列に接続された抵抗と、
   上記モータに直列に接続され上記モータを通る駆動電流
   の大きさを調節するトランジスタと、上記抵抗の両端間
   電圧と上記モータの両端間電圧とが夫々入力されるとと
   もに、これらの電圧比を内部電圧と比較して上記モータ
   の回転数を一定化させる制御電流を上記トランジスタの
   ベースに出力するモータ回転数制御用ＩＣとを具備した
   ことを特徴とする電気かみそり。 ２、上記トランジスタにスイッチを並列接続して設けた
   ことを特徴とする請求項１記載の電気かみそり。 ３、上記抵抗、モータ、およびトランジスタの直列回路
   を主スイッチを介して蓄電池の両端間に接続するととも
   に、上記トランジスタのベース・エミッタ間に制御トラ
   ンジスタのコレクタ・エミッタ間を接続し、かつ、この
   制御トランジスタのベースを上記蓄電池の入力側に接続
   したことを特徴とする請求項１または２記載の電気かみ
   そり。