JPH02104427A

JPH02104427A - 斜めツバ付パイプのプレス金型とハイスピンカシメ装置

Info

Publication number: JPH02104427A
Application number: JP25633688A
Authority: JP
Inventors: Sadao Ishihara; 石原　貞夫; Shunji Sakakibara; 榊原　俊二; Takenori Nagata; 永田　武則; Daiichi Shiraishi; 白石　大一; Tokio Morino; 富喜雄森野; Yasuchika Sasaki; 保親佐々木
Original assignee: Aisin Seiki Co Ltd
Current assignee: Aisin Corp
Priority date: 1988-10-12
Filing date: 1988-10-12
Publication date: 1990-04-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は薄板よりなる中空部材に穴加工後、ツバ付のパ
イプを挿入して、パイプに中空部材を固着するための加
工装置に関するもので、自動車ボデーの加工に利用され
るものである。

（従来の技術）本発明に係る従来技術としては第６〜第８図に示すもの
がある。すなわち（１）第６図に示すようにパイプ２０
をプレス加工にてパイプの中央に芯軸に対して直角方向
にツバ部２１を有するツバ付パイプ２２を成形し、第８
図に示す三角形状の中空部材２３の穴２４に前記ツバ付
パイプを挿入し、ツバ付パイプの端面２５をポンチにて
カシメルことにより中空部材を固着させるか、（２）第
７図に示すように中空部材２３の穴２４にパイプ２０を
挿入し後溶接により固着する方法が行われている。

（発明が解決しようとする課題）然し前記（１）に示す加工方法は、パイプのツバ部の形
成に於て第６図（ロ）に示すスキＳＩが有り、第８図に
示すように中空部材２３を挿入してプレスにてカシメる
場合には、中空部の薄板部のカシメは塑性変形後の内部
応力が残る関係でしっかりとクリンチすることが国難で
、スキＳ２が生じ易くかつペイプ端部２５のカシメ部が
ワレるという問題がある。

又前記（２）の溶接を行う場合には、パイプを薄板側へ
溶着固定するのにアーク溶接又はロー付は加工をする場
合に、熱歪の影響を受は変形及び酸化スケールの問題が
あり、更に熱影響でパイプが熔けやすく、本体である中
空部材も熱影響で変形の発生のおそれがある。

本発明はパイプの中央部にツバ部を設け、かつ中空部材
を挿入固着する場合に、溶接によることなく、かつ確実
に固着できる加工装置を技術的課題とするものである。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）前記課題を解説するために講じた技術的手段は次のよう
である。

パイプを軸芯方向にプレス加工してパイプの中央部にツ
バ付部を成形するプレス金型に於て、円柱状のパイプガ
イドにパイプを挿入し、傾斜面を上側に成形するダイス
にガイドを挿入して、下型とし、前記パイプと同じ肉厚
を有するパイプ状のパイプ成形ポンチと、前記成形ダイ
スの傾斜面と同一の傾斜面を下側に有する成形ポンチを
上型とし、ヒールブロックにて前記下型を保持し、上型
を上下にスライドできる構造とし、プレシャプレートに
て上型をプレスすることにより、斜めツバ付パイプを成
形するプレス金型で、前記金型にて成形したパイプのツ
バ付き部へ、三角状の中空部材を挿入し、パイプ端面を
ハイスピニングヘッドの回転によりパイプ端面をカシメ
るハイスピンカシメ装置である。

（作用）パイプガイドにパイプを挿入し、傾斜面を有する成形ダ
イスにて保持し、パイプ成形ポンチ、及び傾斜面を有す
る成形ポンチがプレスにより下降することにより、パイ
プの中央部に前記傾斜面に一致した形状のツバ部が形成
できるもので、ツバ部には前記スキマＳＩの発生はまっ
たくない。

又前記パイプを三角形状の中空素材の貫通穴に挿入し、
前記ツバ部に接触させ、パイプの端面をベースに固定し
、他面をハイスピニングヘッドを回転させなからカシメ
ることにより確実に中空部材をカシメることができ、溶
接の工程が無いために熱影響はまったく無く、外観上も
すぐれカシメができるものである。

（実施例）以下実施例について説明する。

第１図〜第２図に於て、■は薄鋼板よりパイプで、２及
び３は上型で、２はバイブ成形ポンチー、３は成形ポン
チで下側に傾斜面３ａを有し、４及び５は下型で４はパ
イプガイド、５は成形ダイスで、上側に前記傾斜面３ａ
と同じ傾斜面５ａを有し、６はヒールブロックで、前記
成形ダイス５を保持し、成形ポンチ３をスライドさせる
も・のであり、７はプレッシャープレートである。

前記構成に於てその作用を述べれば、パイプガイド４の段付部にパイプｌを挿入し、ヒールブ
ロック６にてダイス５に保持し、上方よりパイプ成形ポ
ンチ２、成形ポンチ３及びプレッシャープレートをプレ
スにより下降せしめる、これを（イ）に示す。（準備工
程）次に上型が更に下降すれば薄肉のパイプの中央部が凸状
１ａとなる、これを（ロ）に示す。（プレス工程）次に更に上型が下降し前記パイプの中央部１ａがツバ状
となる、これを（ハ）に示す。（プレス完了工程）以上の各工程により第２図に示すパイプ１の中央部に傾
斜面ＩＣを有する斜めツバ付パイプを成形するものであ
る。

次に三角形状の中空部材のカシメについて第３〜第５図
により説明する。

１０はハイスピニングヘッドで、１１はカシメ部であり
、１２は三角形状を有する中空部材で貫通孔１２ａがあ
る。

カシメ土台１３のピン１３Ｈ１に前記ツバ付パイプを挿
入し、更に中空部材１２をパイプに挿入し、ツバ部ＩＣ
に確実に接触させ、第４図に示すようにハイスピニング
ヘッドのカシメ部１ｔを前記パイプの端面１ｄに合せ、
下降回転させて第５図の１ｅに示すように確実にカシメ
るもので、これによりツバ部ＩＣが中空部材１２の傾斜
面を保持し、パイプ端面がｌｅに示すように確実に且つ
端面がワレることなく、カシメることが出来るものであ
る。

〔発明の効果〕

本発明は次の効果を有する。すなわち１、パイプのツバを斜めにすえこみ加Ｔ（真円又は楕円
も可）は、斜め断面及び中空断面の個所に溶接がなく、
カンメカロエを採用できる。大きな工数及び設備費の低
減が可能であり、又すえこみプレス加工時に真円のパイ
プからツバ付き楕円パイプが加工でき、相手物がアジャ
ストできるような個所へ応用できるものである。

２、斜め中空部材の相手物にハイスピニングによりカシ
メるもので、本体に熱影響がないために手直し工数や、
設備費の大巾な低減が可能となり、又片側にツバをつけ
てカシメるために軸方向のこじりに強くカシメ部の外観
も良く、商品価値のアップが望めるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例の金型の断面図で（イ）〜（ハ）は各
プレス工程に於ける金型の断面同士ある。第２図は斜めツバ付きパイプの断面図、第３図は中空部
材のスピニングカシメ装置の説明図、第４図はカシメ前
の説明図、第５はカシメ完了後の説明図、第６図の（イ
）はパイプの断面図、（ロ）はツバ付パイプの断面図、
第７及び第８図は中空部材を固着した断面図、である。１・・・パイプ。ＩＣ・・・ツバ部。２・・・パイプ成形。３・・・成形ポンチ。５・・・成形ダイス。６・・・ヒールブロック。１０・・・ハイスピニングヘッド。１２・・・三角形状の中空部材。１２・・・貫通穴。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）パイプを軸芯方向にプレス加工してパイプの中央
部にツバ付部を成形するプレス金型に於て、円柱状のパ
イプガイドにパイプを挿入し、傾斜面を上側に有する成
形ダイスに前記パイプガイドを挿入して下型とし、パイ
プ状のパイプ成形ポンチと、前記成形ダイスの傾斜面と
同一の傾斜面を下側に有する成形ポンチを上型とし、ヒ
ールブロックにて前記下型を保持し、上型を上下にスラ
イドできる構造とした、斜めツバ付パイプのプレス金型
。
（２）請求項１のプレス金型にてツバ付パイプを成形後
、三角形状の中空部材の貫通穴に挿入し前記パイプの一
端を固定し、他端をハイスピニングヘッドの回転にてパ
イプの端面をカシメるハイスピンカシメ装置。