JP2918859B2 - バーリングかしめ装置 - Google Patents

バーリングかしめ装置

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JP2918859B2
JP2918859B2 JP35880196A JP35880196A JP2918859B2 JP 2918859 B2 JP2918859 B2 JP 2918859B2 JP 35880196 A JP35880196 A JP 35880196A JP 35880196 A JP35880196 A JP 35880196A JP 2918859 B2 JP2918859 B2 JP 2918859B2
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burring
stem
tip
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plate material
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博 村角
亘 三橋
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NITSUTO SEIKO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の金属板を一
体に接合するバーリングかしめ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の金属板を接合するには、金
属板にバーリング部を成形した後に、そのバーリング部
をかしめるバーリングかしめ装置が利用されている。こ
のバーリングかしめ装置は、複数の金属板を重合した被
接合板材にステムを貫通させることによってバーリング
して略筒状のバーリング部を形成するように構成されて
おり、このバーリング部を折り返すようにかしめて被接
合板材を一体に接合するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のバ
ーリングかしめ装置では、バーリング加工によって板材
に形成されるバーリング部の形状が不安定になり、続く
かしめ加工でバーリング部をかしめた時に、バーリング
部が短いために引掛かり量が不足したり、あるいはバー
リング部が長すぎて座屈、亀裂を発生したりするなどの
不具合を生じ、被接合板材を強固に接合することが不可
能である等の問題が発生している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
て創成されたものであり、極めて良好なバーリング部を
得るに適当な形状のステムを備えたバーリングかしめ装
置を提供することを目的とするものである。この目的を
達成するため、本発明のバーリングかしめ装置は、往復
駆動源の作動を受けて往復移動可能なステムと、このス
テムが進入可能な穴を有しステムの移動路上に配置され
るバーリング下型と、前記ステムを案内可能かつステム
と相対的に移動可能な上押さえと、前記バーリング下型
に替わってステムの移動路上に配置可能なアンビルとを
備えている。このバーリングかしめ装置において、前記
ステムの先端は30゜以上35゜以下の角度に形成した
テーパ部に構成されており、また、先端は被接合板材の
厚さに応じた直径の平坦面に形成されている。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を説明する。図1および図2において1はステム
であり、先端が直径Dの平坦面1bに形成された先端角
θのテーパ部1aを有している。このステム1は、常時
上押さえ3に案内されており、シリンダなどの往復駆動
源(図示せず)の作動を受けて上押さえ3に沿って昇降
するよう構成されている。この上押さえ3も、往復駆動
源(図示せず)に連結されており、ステム1とは別に往
復移動可能である。
【0006】5はバーリング下型であり、前記ステム1
の先端が進入可能な穴5aが設けられており、詳細を後
述する被接合板材9にバーリング部11を成形するに際
してステム1に対向する位置に配置される。また、7は
アンビルであり、上面にテーパ状の突起7aが一体成形
されおり、被接合板材9のバーリング部9aをかしめる
際にステム1に対向する位置に配設される。
【0007】上記構成によれば、積層状態にある2枚の
金属板からなる被接合板材9を図1(a)のようにバー
リング下型5上に配置し、ステム1を下降させて、図1
(b)のようにバーリング加工を行って被接合板9材に
先端の内径A、長さBのテーパ筒状のバーリング部11
を形成する。このバーリング加工時、バーリング下型5
に接する下側の板材9bは、ステム1のテーパ部1aに
沿って変形する上側の板材9aとバーリング下型5の穴
5aの周縁部との間で徐々に圧縮される。このため、下
側の金属板9bは最終的にバーリング下型5の穴5aの
周縁部に沿って破断する。なお、この下側の金属板9b
の破断タイミングはステム1の先端角度θに左右され
る。
【0008】その後、図1(c)のようにバーリング下
型5に替えてアンビル7を配置し、突起部7aに被接合
板材9のバーリング部11を嵌合させる。そして、図1
(d)のように上押さえ3が下降して被接合板材9をア
ンビル7に押圧することによりバーリング部11をかし
め、被接合板材9を接合する。なお、かしめた部分の外
観目視検査によれば、引掛かり量が十分で、かつ座屈、
破断などの不具合を発生していないかしめ形態が得られ
るのは、バーリング部の長さBが2.4mmの時であ
る。ただし、このバーリング部の長さBは上側の板材9
aの厚さが0.45mm、下側の板材9bの厚さが0.
6mmの時のものである。
【0009】本発明のバーリングかしめ装置におけるス
テム1の先端角θは、図3に示す試験結果を基に決定さ
れている。この試験結果は、先端角θおよび先端の直径
Dのそれぞれ異なるステム1により、前述のバーリング
加工を行い、下側の金属板9bが破断した時のバーリン
グ部11の先端内径Aとバーリング部11の長さBを測
定したものである。この試験では前述の厚さ0.45m
m、0.6mmの2枚の金属板を重合して構成した被接
合板材を使用し、前述のバーリング部の長さB=2.4
mmをステム先端角θの良否判定基準値としている。
【0010】上記試験結果において注目すべきは、先端
角が30゜から35゜まで変化しても、それにともなう
バーリング部11の寸法的な変化がないことであり、こ
の角度範囲においてバーリング部11は極めて安定して
形成される。また、この角度範囲(30゜から35゜)
においてのみ、ステム先端の直径Dが2.4mmの時、
バーリング部の長さBが2.4mmに形成されている。
他の角度においても、ステム先端の直径Dを変更(ステ
ム1全体の直径の変更を意味する)すれば理想的なバー
リング部11の長さBを得られる可能性があるが、その
場合、直径Dが変化することで好適なバーリング部11
の内径Aを得ることができなくなってしまう。すなわ
ち、ステム先端の直径Dは、被接合板材9の厚さに応じ
て、ある程度限定されてしまうのである(本発明の実施
の形態では、1.8mm〜2.4mm)。このように被
接合板材9の厚さに応じてステム先端の直径Dが限定さ
れてしまう状況で、被接合板材9に内径A、長さB双方
のバランスのとれた理想的なバーリング部11を形成し
ようとするならば、ステムの先端角θを30゜以上35
゜以下の範囲で選択するのが好適である。
【0011】なお、上記試験結果において、先端角θが
27.5゜、37.5゜の場合をみると、先端の直径D
が2.4mmの時、バーリング部の長さBはそれぞれ
2.5mm、2.3mmとなっている。実際のバーリン
グかしめ作業時におけるバーリング部11の寸法変動を
踏まえるならば、ステムの先端角θの範囲はこれらの角
度も含めて27.5゜以上37.5゜以下としても特に
問題はない。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明のバーリング
かしめ装置によれば、ステムの先端角を30゜以上35
以下に構成し、先端を被接合板材の厚さに応じた直径
の平坦面に構成することによって、バーリング工程にお
いて理想的な形状のバーリング部を形成することがで
き、続くかしめ工程でも良好なかしめ形態を得ることが
できる等の利点がある。また、被接合板材の厚さが変わ
った場合にも、最適な形状のバーリング部を形成するこ
とができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバーリングかしめ装置の要部を示
す動作説明図である。
【図2】本発明に係るバーリングかしめ装置のステム先
端と被接合板材のバーリング部との形状を示す説明図で
ある。
【図3】ステムの形状と被接合板材に形成されるバーリ
ング部の寸法との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ステム 1a テーパ部 1b 平坦面 3 上押さえ 5 バーリング下型 5a 穴 7 アンビル 7a 突起部 9 被接合板材 11 バーリング部 θ ステムの先端角 A バーリング部先端の内径 B バーリング部の長さ D ステム先端の直径

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】往復駆動源の作動を受けて往復移動可能な
    ステムと、 このステムが進入可能な穴を有しステムの移動路上に配
    置されるバーリング下型と、 前記ステムを案内可能かつステムと相対的に移動可能な
    上押さえと、 前記バーリング下型に替わってステムの移動路上に配置
    可能なアンビルとを備えたバーリングかしめ装置であっ
    て、 前記ステムの先端は30゜以上35゜以下の角度に形成
    したテーパ部であり、その先端は板材の厚さに応じた直
    径の平坦面に形成されることを特徴とするバーリングか
    しめ装置。
JP35880196A 1996-12-27 1996-12-27 バーリングかしめ装置 Expired - Lifetime JP2918859B2 (ja)

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JPH10193004A JPH10193004A (ja) 1998-07-28
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KR100468259B1 (ko) * 2002-08-23 2005-01-27 주식회사 성우하이텍 복수 패널의 홀 버링 동시성형용 포밍 프레스 금형
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CN104607558B (zh) * 2015-02-26 2017-04-19 张家港市弘扬石化设备有限公司 一种金属卷材的快速缝合设备及方法

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