JPH09220635A - フランジ付シャフトの冷間鍛造方法および装置 - Google Patents

フランジ付シャフトの冷間鍛造方法および装置

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JPH09220635A
JPH09220635A JP2751096A JP2751096A JPH09220635A JP H09220635 A JPH09220635 A JP H09220635A JP 2751096 A JP2751096 A JP 2751096A JP 2751096 A JP2751096 A JP 2751096A JP H09220635 A JPH09220635 A JP H09220635A
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JP
Japan
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flange
shaft
punch
movable die
cold forging
Prior art date
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Pending
Application number
JP2751096A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Mure
雄二 牟禮
Kenji Nakanishi
賢二 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HIWAKI SEIKO KK
KAGOSHIMA ZUNOU CENTER KK
Kagoshima Prefecture
Original Assignee
HIWAKI SEIKO KK
KAGOSHIMA ZUNOU CENTER KK
Kagoshima Prefecture
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1工程で、前方押出し、据込み、後方押出し
を同時に行い、製品精度および生産性を向上できるフラ
ンジ付シャフトの冷間鍛造方法および装置を提供する。 【解決手段】 圧入途中に、可動型1あるいは可動型1
の少なくともフランジ形成部と連動する連動手段4cを
有するパンチ4を備える冷間鍛造装置8を用いて、パン
チ4の圧入により、素材をシャフト形成部1a、2aに
充填させるとともにフランジ形成部2bにも流動させて
から、可動型1あるいは可動型1の少なくともフランジ
形成部を閉じて、フランジを成形することにより解決す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フランジ付シャフ
トの冷間鍛造方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフランジ付シャフトの冷間鍛造方
法によると、例えば図8に示される工程で、素材11か
らフランジ付シャフト12が製造される。 (1)図8に示される前方押出しをする第1工程。 (2)図8に示される据込みを行う第2工程。 (3)図8に示される後方押出しをする第3工程。 しかし、この方法には次のような問題点がある。 (イ)3工程と工程数が多いため、生産性が悪い。 (ロ)3工程と工程数が多いため、品質管理も大変であ
る。 (ハ)3工程分の金型が必要であるため、金型の製作費
および保守費が嵩む。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
するのは、次のような課題である。フランジ付シャフト
を1工程で鍛造できるようにして、製品精度および生産
性を向上させる。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明請求項1に記載のフランジ付シャフトの冷間鍛
造方法は、型のフランジ形成部を閉じない状態で、パン
チを圧入して、素材をシャフト形成部に充填させるとと
もにフランジ形成部にも流動させてから、フランジ形成
部を閉じて、フランジを成形することを特徴とする。
【0005】請求項2に記載のフランジ付シャフトの冷
間鍛造装置は、圧入途中に、可動型あるいは可動型のフ
ランジ形成部と連動する連動手段を有するパンチを備
え、パンチの圧入により、素材がシャフト形成部に充填
されるとともにフランジ形成部にも流動されてから、可
動型あるいは可動型のフランジ形成部が閉じられて、フ
ランジが成形されることを特徴とする。
【0006】請求項3に記載のフランジ付シャフトの冷
間鍛造装置は、請求項2に記載のフランジ付シャフトの
冷間鍛造装置において、前記連動手段が、パンチに設け
られた段部であることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】まず、本発明によるフランジ付シ
ャフトの冷間鍛造装置の一実施の形態について説明す
る。図1は、本発明によるフランジ付シャフトの冷間鍛
造装置の主要部分の断面図である。図1に示される冷間
鍛造装置8は、図2に示されるフランジ付シャフト7を
鍛造する装置である。フランジ付シャフト7は、フラン
ジ7aとシャフトの細径部7bとシャフトの穴7dを有
するシャフトの太径部7cとからなる。可動型1は、シ
ャフトの太径部7cと同径の貫通孔1aを有する。固定
型2は、シャフトの細径部7bと同径の貫通孔2aと、
フランジ7aと同形のフランジ形成部2bとを有する。
突き上げピン3は、可動型1を突き上げ、固定型2との
間に空間を形成させ、保持する。段付きパンチ4は、細
径部4aと太径部4bと段部4cとからなり、プレス
(図示せず)のラム圧下力を素材に伝達し、素材の変形
を促進させる。このとき、段付きパンチ4の細径部4a
が先行して可動型1の貫通孔1a内に降下し、所要長さ
の降下後、段付きパンチ4の段部4cが可動型1の上端
面にあたり、可動型1と突き上げピン3とを同時に下方
向へ押して型が閉じられる。型が閉じられた状態で、図
2に示されるフランジ付シャフト7が形成される。ま
た、段付きパンチ4の細径部4aはフランジ付シャフト
7の穴7dを成形する。フランジ付シャフト7は、フラ
ンジ7aを境にした段付きシャフトであるが、貫通孔1
と貫通孔2aとを同径にすれば、同径軸シャフトにでき
る。ノックアウトピン5は、フランジ付シャフト7のシ
ャフトの細径部7bの先端を成形するとともに、加工終
了後、固定型2に保持された加工品を下から突き上げ
て、フランジ付シャフト7を固定型から離型させる。
【0008】本発明によるフランジ付シャフトの冷間鍛
造方法の一実施の形態について説明する。図2に示され
るフランジ付シャフト7は、次の(1)〜(5)の工程
により製造される。 (1)図3に示される突き上げピン3を油圧またはばね
圧等で突き上げ、可動型1と固定型2との間に空間を形
成して保持した状態で、可動型1の貫通孔1a上方から
素材6を投入する。素材6は、貫通孔1aよりやや細径
で、貫通孔2aよりもやや太径であるため、固定型2の
貫通孔2aの上部で止まる。また、素材6は、製造され
るフランジ付シャフト7と等しい体積を持つ円柱形状の
素材である。 (2)図4に示される段付きパンチ4を圧下させ、素材
6に加圧力を伝達させる。まず、段付きパンチ4の細径
部4aが素材と接触する。段付きパンチ4の圧下ととも
に、素材6は、固定型2の貫通孔2a上部入口の素材流
動抵抗により、横方向すなわちフランジ形成部2bの方
向へ広がる。もちろん同時に固定型2の貫通孔2a内へ
も素材流動が進行する。このとき、素材6は、可動型1
および固定型2からは完全には拘束されておらず、自由
な変形挙動状態(自由鍛造状態)で変形する。 (3)図5に示される素材6が固定型2a内に充満した
後、余肉はフランジ部形成に資する。図2に示されるフ
ランジ付シャフト7のフランジ7aの形成に十分な体積
がフランジ形成部2b内に流動すると、段付きパンチ4
の段部4cが可動型1の上端面に接触し、可動型1と突
き上げピン3とを押下げ、同時に素材6のフランジ形成
部2bに流入していた部分を可動型1と固定型2とで圧
縮し、フランジ7aの成形を行う。 (4)図6に示される可動型1が下死点に達して、フラ
ンジ7aを成形して、加工が終了する。このとき、図5
に示される素材6のフランジ形成部2bに流入していた
部分が素材流動状態におかれていたため、素材6はフラ
ンジ形成部2bに完全に行き渡り、成形されたフランジ
7aには、欠肉などの欠陥は生じない。 (5)図7に示される段付きパンチ4を上方へ移動させ
るとともに、突き上げピン3により可動型1を突き上
げ、フランジ付シャフト7を可動型1から離型させる。
このとき、可動型1をフランジ付シャフト7の全長より
長く突き上げて、フランジ付シャフト7を容易に取り出
せる空間を確保する。ノックアウトピン5を突き上げ、
固定型2に保持されたフランジ付シャフト7を取り出し
空間に離型させて、空気圧でフランジ付シャフト7を吹
き飛ばして取り出す。もちろん、機械的方法により取り
出してもよい。
【0009】
【発明の効果】本発明によると次のような効果がある。 (イ)1工程で、前方押出し、据込み、後方押出しを同
時に行うことができるので、製品精度および生産性を向
上できる。 (ロ)必要な金型数が1つなので、金型製作費および保
守費を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフランジ付シャフトの冷間鍛造装
置の断面図
【図2】本発明によるフランジ付シャフトの冷間鍛造方
法により製造されたフランジ付シャフトの断面図
【図3】本発明によるフランジ付シャフトの冷間鍛造方
法の説明図
【図4】本発明によるフランジ付シャフトの冷間鍛造方
法の説明図
【図5】本発明によるフランジ付シャフトの冷間鍛造方
法の説明図
【図6】本発明によるフランジ付シャフトの冷間鍛造方
法の説明図
【図7】従来の技術の説明図
【図8】従来の技術の説明図
【符号の説明】
1 可動型、1a 貫通孔 2 固定型、2a 貫通孔、2b フランジ形成部 3 突き上げピン 4 段付きパンチ、4a 細径部、4b 太径部、4c
段部 5 ノックアウトピン 6 素材 7 フランジ付きシャフト、7a フランジ、7b シ
ャフトの細径部、 7c シャフトの太径部、7d 穴 8 冷間鍛造装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牟禮 雄二 鹿児島県国分市川内1137番地72 株式会社 鹿児島頭脳センター内 (72)発明者 中西 賢二 鹿児島県鹿児島市伊敷町7428番地の12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】型のフランジ形成部を閉じない状態で、パ
    ンチを圧入して、素材をシャフト形成部に充填させると
    ともにフランジ形成部にも流動させてから、フランジ形
    成部を閉じて、フランジを成形することを特徴とするフ
    ランジ付シャフトの冷間鍛造方法。
  2. 【請求項2】圧入途中に、可動型あるいは可動型のフラ
    ンジ形成部と連動する連動手段を有するパンチを備え、 パンチの圧入により、素材がシャフト形成部に充填され
    るとともにフランジ形成部にも流動されてから、可動型
    あるいは可動型のフランジ形成部が閉じられて、フラン
    ジが成形されることを特徴とするフランジ付シャフトの
    冷間鍛造装置。
  3. 【請求項3】前記連動手段が、パンチに設けられた段部
    であることを特徴とする前記請求項2に記載のフランジ
    付シャフトの冷間鍛造装置。
JP2751096A 1996-02-15 1996-02-15 フランジ付シャフトの冷間鍛造方法および装置 Pending JPH09220635A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002153940A (ja) * 2000-11-22 2002-05-28 Somic Ishikawa Inc 継手装置およびそのハウジングの製造方法
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