JP2000176591A - パイプ金具の鍛造方法 - Google Patents

パイプ金具の鍛造方法

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JP2000176591A
JP2000176591A JP10359204A JP35920498A JP2000176591A JP 2000176591 A JP2000176591 A JP 2000176591A JP 10359204 A JP10359204 A JP 10359204A JP 35920498 A JP35920498 A JP 35920498A JP 2000176591 A JP2000176591 A JP 2000176591A
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pipe
partition wall
pipe body
forging
die
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Mitsuaki Sugata
充陽 菅田
Yoshimasa Ito
義正 伊藤
Masaru Yamazaki
勝 山崎
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ONDO KOSAKUSHO KK
Original Assignee
ONDO KOSAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中実状素材からパイプ金具を1台の成形装置
で連続的に成形可能とし、パイプ金具の材料費と製造費
を低減しパイプ金具の品質を高め軽量化する。 【解決手段】中空状の素材3を鍛造成形して、一端側付
近部の内部に仕切り壁部を有する仕切り壁付きパイプ体
6を成形し、次に仕切り壁部を打ち抜いて仕切り壁無し
パイプ体7に成形し、次に仕切り壁無しパイプ体7を両
端側から外側へ膨らむ様に圧縮成形して両端部分に小径
パイプ部を成形し、その後その成形と並行して長さ方向
中央部分に拡径状のパイプ部41を成形しパイプ金具W
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、パイプ金具の鍛
造方法に関し、特に中実状の素材からパイプ体を鍛造成
形後、軸方向へ圧縮成形して連続的にパイプ金具に鍛造
する冷間鍛造技術に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、種々の中空状のパイプ金具が機
械装置に適用されているが、例えば、自動車のエンジン
を車体に弾性支持するエンジンマウント部にも、図1
(f)に示すような構造のパイプ金具が用いられ、この
パイプ金具は、長さ方向中央部に大径部を有するととも
に両端部分に小径部を有し、大径部にラバーブッシュを
固着して、エンジンマウント部の軸部材として適用す
る。この種のパイプ金具の製造方法としては、パイプ材
からプレス成形する方法、中実状の素材から鍛造成形す
る方法とが適用されている。
【0003】パイプ材からパイプ金具を成形する方法で
は、パイプ材を所定寸法に切断し、そのパイプ片の両端
部分を絞り加工して小径部を成形し、その後応力除去の
ため熱処理を施してから、仕上り寸法に成形する。
【0004】中実状の素材からパイプ金具を鍛造成形す
る方法では、中実状の素材を所定寸法に切断した後、素
材の両端から互いに対向状に同じ深さの穴を成形して長
さ方向中央部分に長さ方向と直交する仕切り壁を成形し
て、仕切り壁付きパイプ体を製作し、次に仕切り壁部を
打ち抜いて仕切り壁無しパイプ体を製作し、次に仕切り
壁無しパイプ体の両端部分を小径に絞り成形する。その
後、成形装置外へ取り出して応力除去のため熱処理を施
す。次に、その仕切り壁無しパイプ体を別の鍛造成形装
置において軸方向に圧縮成形して、仕切り壁無しパイプ
体の長さ方向中央部分に拡径状パイプ部を鍛造成形す
る。
【0005】特公平7−55346号公報には、以上説
明したパイプ金具の鍛造成形方法の欠点を解消する為に
提案された、中実状の素材から中空状のパイプ金具を鍛
造成形する方法が記載されている。この鍛造成形方法で
は、最初に中実の丸棒素材の一端を面取り状に形成し、
次に丸棒素材の両端から互いに対向する穴を夫々同じ深
さ成形して両端開放の仕切り壁付き成形体を得る。
【0006】次に、両側の穴を更に深く鍛造成形し、こ
の成形体の長さ方向中央部分に仕切り壁部を有する仕切
り壁付きパイプ体を製作する。次に、仕切り壁部を打ち
抜いて仕切り壁無しパイプ体を成形する。尚、この仕切
り壁無しパイプ体では、その長さ方向中央部分の肉厚が
両端部分の肉厚よりも大きくなっている。
【0007】次に、仕切り壁無しパイプ体の両端部分を
絞り成形するが、このとき長さ方向中央部分は実質的に
塑性変形しない。その結果、長さ方向中央部分が同じ内
径寸法の同じ肉厚に維持され、両端部分のみが小径に絞
り成形される。仕切り壁無しパイプ体の両端部分の肉厚
は、小径に絞り加工されるのに適した値に設定され、長
さ方向中央部分の肉厚は、両端部分の絞り加工時に塑性
変形しない大きな値に設定されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】 中空状のパイプ金具
をパイプ材から製造する方法では、高価なパイプ材を素
材にするため、パイプ金具の材料費が高価になること、
成形の途中で熱処理が必要であるため製造費が高価にな
ること、等の欠点がある。
【0009】中実状の素材からパイプ金具を鍛造成形す
る方法では、仕切り壁付きパイプ体の長さ方向中央部に
仕切り壁を形成する関係上、仕切り壁付近のパイプ体の
筒部の金属的構造が均一でなくなる。そのため、拡径状
パイプ部を形成する為に軸方向に圧縮成形する際に、パ
イプ体の長さ方向中央部分に座屈変形が発生しやすく、
所望の形状のパイプ金具に成形することが難しい。特
に、拡径状パイプ部を鍛造成形するとき、上型の軸心と
下型の軸心とが一致しにくくズレが生じるため、圧縮成
形時に座屈したり、形状が崩れたりして、パイプ金具の
品質、特に拡径状パイプ部の品質を安定させるのが難し
い。しかも、長さ方向中央部分の拡径状パイプ部の鍛造
成形を別の鍛造成形装置で行うため、工程数が増え、サ
イクルタイムが長くなるという問題もある。
【0010】特公平7−55346号公報に記載のパイ
プ金具の鍛造方法においては、仕切り壁無しパイプ体の
長さ方向中央部分は塑性変形を起こさないので、仕切り
壁無しパイプ体の長さ方向中央部分は座屈変形を生じな
いが、パイプ金具の長さ方向中央部分を塑性変形を起こ
さないような厚肉のものにするため、最終製品の重量が
重くなるため、自動車用部品としては好ましくない。
【0011】本発明の目的は、中実状素材からパイプ金
具を1台の成形装置により連続的に鍛造成形可能にする
こと、パイプ金具の材料費と製造費を低く抑えること、
パイプ金具を軽量化し品質を高めること、等である。
【0012】
【課題を解決するための手段】 請求項1のパイプ金具
の鍛造方法は、鍛造成形装置により複数工程の成形を介
して中実状の素材を中空状のパイプ金具に鍛造成形する
方法において、前記中実状の素材を鍛造成形して、均一
の肉厚のパイプ状部分と、そのパイプ状部分の一端側付
近部の内部に一体的に形成されパイプ状部分の長さ方向
と直交する仕切り壁部とを有する仕切り壁付きパイプ体
を製作する第1工程と、その仕切り壁付きパイプ体から
仕切り壁を打ち抜いて仕切り壁無しパイプ体にする第2
工程と、その仕切り壁無しパイプ体を両端側から外側へ
膨らむように圧縮成形して少なくとも長さ方向中央部分
に拡径状パイプ部を有するパイプ金具とする第3工程と
を有することを特徴とするものである。
【0013】第1工程において、中実状の素材の他端側
から一端側付近まで深穴を成形して、この深穴の周りに
均一の肉厚のパイプ状部分と仕切り壁部とを有する仕切
り壁付きパイプ体を成形する。素材の他端側から一端側
付近まで深穴を設けるように鍛造成形するので、パイプ
状部分の大部分をそのほぼ全長に亙って均質な構造に形
成することができる。
【0014】第2工程において、仕切り壁付きパイプ体
から仕切り壁を打ち抜いて仕切り壁無しパイプ体(つま
り、中空パイプ体)を成形する。第3工程において、仕
切り壁無しパイプ体を両端側から外側へ膨らむように圧
縮成形して、少なくとも長さ方向中央部分に拡径状パイ
プ部を有するパイプ金具を成形する。パイプ状部分が均
一な構造であるので、仕切り壁無しパイプ体の長さ方向
中央部分を安定的に座屈を生じることなく拡径させて拡
径状パイプ部を成形できる。
【0015】請求項2のパイプ金具の鍛造方法は、請求
項1の発明において、前記第3工程において、上型を保
持する上型保持体の下端部を下型を保持する下型保持体
の位置決め嵌合穴に嵌合させ、上型と下型とのガタつき
を防止した状態で成形することを特徴とするものであ
る。
【0016】第3工程において、上型保持体の下端部を
下型保持体の位置決め嵌合穴に嵌合させつつ仕切り壁無
しパイプ体を圧縮成形する。このように、上型と下型と
を正確に位置決めした状態で、仕切り壁無しパイプ体を
その長さ方向(軸方向)に圧縮成形するので、長さ方向
中央部分の座屈変形等を防止でき、成形品質を高めるこ
とができるうえ、圧縮成形の成形時間を長くして、塑性
変形を促進することができ、成形性を高めることができ
る。
【0017】請求項3のパイプ金具の鍛造方法は、請求
項1又は2の発明において、前記第3工程において、成
形初期に仕切り壁無しパイプ体の両端部分を小径側へ絞
り加工して小径パイプ部を成形し、その後小径パイプ部
の成形と並行して拡径状パイプ部を成形することを特徴
とするものである。仕切り壁無しパイプ体の両端部分の
絞り成形と拡径状パイプ部の成形とを同一の成形型でほ
ぼ並行的に且つ連続的に行うので、工程数を少なくして
パイプ金具成形のサイクルタイムを短縮し製造費を低減
でき、設備費も低減できる。
【0018】請求項4のパイプ金具の鍛造方法は、請求
項1又は2の発明において、前記第3工程において、成
形初期に仕切り壁無しパイプ体の両端部を小径側へ絞り
成形してから、前記拡径状パイプ部を成形することを特
徴とするものである。仕切り壁無しパイプ体の両端部の
絞り成形と拡径状パイプ部の成形とを同一の成形型で連
続的に行うので、工程数を少なくしてパイプ金具成形の
サイクルタイムが短縮し製造費を低減でき、設備費も低
減できる。
【0019】請求項5のパイプ金具の鍛造方法は、請求
項1又は2の発明において、前記第3工程において、前
記拡径状パイプ部の長さ方向途中部に外周側へ張り出す
フランジ部を成形することを特徴とするものである。パ
イプ体の長さ方向中央部分を長さ方向に圧縮して拡径状
パイプ部を成形するため、上下の成形型にフランジ部成
形用型部を形成しておけば、拡径状パイプ部にフランジ
部を一体的に成形することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。本実施形態に係るパイプ金
具の鍛造成形技術は、複数工程の成形を介して中実状の
素材を中空状のパイプ金具に鍛造成形する技術であり、
以下の説明は、この鍛造成形装置と、パイプ金具の鍛造
方法についての説明をも含む。尚、本実施形態に係るパ
イプ金具は、自動車用エンジンを車体に弾性支持するエ
ンジンマウントに用いる為の中空状のパイプ金具であ
り、その両端部分に形成された小径パイプ部と、パイプ
体の長さ方向中央部分に形成された拡径状パイプ部とを
有するものである。
【0021】図2〜図6に示すように、鍛造成形装置は
工程別に用いる成形型A〜Eを有し、これらの成形型A
〜Eは成形順序に従ってベース台2上に配設されてい
る。図1(a)〜図1(f)に示すように、中実状の素
材3は、成形型A〜Eによる一連の成形工程を経てパイ
プ金具Wに成形される。つまり、素材3は成形型Aによ
り成形体4に鍛造成形され、成形体4は成形型Bにより
成形体5に鍛造成形される。成形体5は成形型Cにより
仕切り壁付きパイプ体6に鍛造成形され、仕切り壁付き
パイプ体6は成形型Dにより仕切り壁無しパイプ体7に
鍛造成形される。
【0022】仕切り壁無しパイプ体7は成形型Eにより
パイプ金具Wに鍛造成形される。素材3、成形体4,5
及びパイプ体6,7、パイプ金具Wの各工程間の移送及
び搬出入は、同期移送機構(通称、トランスファーとい
う)により行う。
【0023】図2に示すように、成形型Aは、下型43
と、プレス機械のラムに取り付けられる上型44とを有
し、上型44は下型43の上方に対向状に所定ストロー
ク昇降可能に配設され、下型43と協働して素材3を成
形体4に鍛造成形する。図3に示すように、成形型B
は、下型45と、プレス機械のラムに取り付けられる上
型46とを有し、上型46は下型45の上方に対向状に
所定ストローク昇降可能に配設され、下型45と協働し
て成形体4を成形体5に鍛造成形する。
【0024】図4に示すように、成形型Cは、下型8
と、プレス機械のラムに取付けられる上型9とを有す
る。下型8は、ベース台2上に載置固定される支持台1
0と、支持台10に固定された環状の下型保持体11
と、下型保持体11の内周の上端付近に固着された環状
の下型ダイ12と、下型ダイ12に形成された成形穴1
2aと、下型保持体11の内部の中心部に鉛直方向向き
に配設され支持台10にボルト等により固定された軸状
のマンドレル13とを有する。
【0025】図4に示すように、マンドレル13には筒
状のノックアウト筒14が摺動可能に外装され、ノック
アウト筒14を囲繞する筒状部材15が、下型保持体1
1の内部に且つダイス12の下面側に固定されている。
ノックアウト筒14の下端側には、リング部材16が、
ノックアウト筒14と一体的にマンドレル13の外周側
に昇降自在に配設されている。リング部材16とノック
アウト筒14は、上型9の上方への退避位置(上死点位
置)において、支持台10を鉛直に貫通して延びる複数
のノックアウトピン17を介して昇降する。鍛造成形後
の仕切り壁付きパイプ体6は、複数のノックアウトピン
17によりリング部材16及びノックアウト筒14を介
してノックアウトされる。
【0026】図4に示すように、上型9は、下型8の上
方に対向状に所定ストローク昇降可能に配設され、下型
8と協働して成形体5を仕切り壁付きパイプ体6に鍛造
成形する。上型9は、上型支持台18と、上型支持台1
8にボルトにより固定された環状の上型保持体19と、
上型保持体19の内部の中心部から鉛直下方向きに突設
され且つ上型支持台18と上型保持体19に固定された
軸状の上型ダイ20とを有する。
【0027】上型ダイ20は、筒状部20aと、筒状部
20aの内部に装備された軸状部20bとからなり、筒
状部20aが上型9の下死点位置において下型8の下型
ダイ12の成形穴12aに嵌合し、これら筒状部20a
と軸状部20bが仕切り壁付きパイプ体6の頂部を成形
する。尚、上型ダイ20の下方への突出量は予め調整可
能に構成されている。
【0028】図5に示すように、成形型Dは、下型47
と、プレス機械のラムに取付けられる上型48とを有す
る。下型47は、ベース台2上に載置固定される支持台
49と、支持台49に固定された環状の下型保持体50
と、下型保持体50の内周の上端付近に固着された環状
の下型ダイ51と、下型ダイ51に形成された成形穴5
1aと、下型保持体50の内部の中心部に鉛直方向向き
に配設され支持台49にボルト等により固定された軸状
のマンドレル52とを有する。
【0029】図5に示すように、マンドレル52には筒
状のノックアウト筒53が摺動可能に外装され、ノック
アウト筒53を囲繞する筒状部材54が、下型保持体5
0の内部に且つ下型ダイ51の下面側に固定されてい
る。ノックアウト筒53の下端側には、リング部材55
が、ノックアウト筒53と一体的にマンドレル52の外
周側を昇降自在に配設されている。リング部材55とノ
ックアウト筒53は、上型48が上方の退避位置(上死
点位置)のとき、支持台49を鉛直に貫通して延びる複
数のノックアウトピン56を介して昇降する。鍛造成形
後の仕切り壁無しパイプ体7は、複数のノックアウトピ
ン56によりリング部材55とノックアウト筒53を介
してノックアウトされる。
【0030】図5に示すように、上型48は下型47の
上方に対向状に所定ストローク昇降可能に配設され、下
型47と協働して仕切り壁付きパイプ体6を仕切り壁無
しパイプ体7に鍛造成形する。上型48は、上型支持台
57と、上型支持台57にボルトにより固定された環状
の上型保持体58と、上型保持体58の内部の中心部か
ら鉛直下方向きに突設され且つ上型支持台57及び上型
保持体58に固定された軸状の上型ダイ59とを有す
る。
【0031】上型ダイ59は、上型48が下死点位置に
下降するとき、下型47の下型ダイ51の成形穴51a
に嵌合し、仕切り壁無しパイプ体7の上端縁部を押さ
え、仕切り壁付きパイプ体6から打ち抜いた仕切り壁部
6cを上型ダイ59の内部に取り込み、孔58aから外
部へ排出するようになっている。尚、上型ダイ59の下
方への突出量は予め調整可能に構成されている。
【0032】図6〜図8に示すように、成形型Eは、下
型21と、プレス機械のラムに取り付けられる上型22
とを有する。図6、図7に示すように、下型21は、ベ
ース台2上に載置固定される支持台21aと、支持台2
1aに固定された環状の下型保持体21b等を有する。
下型保持体21bには、下型ダイ23が下型保持体21
bの上端から所定ストローク(例えば、約10mm)下
降可能に装着され、下型保持体21bの内部の上下方向
略中央部分には、筒状部材24が配設されている。この
筒状部材24は、複数のバネ部材24aにより、下型ダ
イ23を浮上状態にバネ支持している。尚、筒状部材2
4は、その下方の支持リング部材25を介して支持台2
1aに固着されている。
【0033】図6、図7に示すように、下型ダイ23と
筒状部材24の内部の中心部には、マンドレル26が鉛
直方向向きに配設されて、支持リング部材25の上面に
固定されている。マンドレル26には、筒状のノックア
ウト筒27が摺動可能に外装され、ノックアウト筒27
の下部にはフランジ状のバネ受座27aが形成されてい
る。圧縮コイルバネからなるバネ部材28が、筒状部材
24の孔部24b内に配設されてノックアウト筒27に
外装され、このバネ部材28はバネ受座27aと下型ダ
イ23との間に介装されている。このバネ部材28は、
ノックアウト筒27を下方に付勢する為のものである。
【0034】図6、図7に示すように、複数のノックア
ウトピン29が、筒状部材24と支持リング部材25と
を鉛直に貫通して支持リング部材25の孔部25a内ま
で延びるように設けられ、これらノックアウトピン29
を下方から押圧するノックアウト部材30が支持リング
部材25の孔部25a内に昇降自在に設けられ、このノ
ックアウト部材30はノックアウト機構31により昇降
駆動される。
【0035】図6、図8に示すように、上型22は、上
端側の上型支持台22aと、上型支持台22aに固定さ
れた環状の上型保持体22bと、上型ダイ32と、筒状
部材34と、有底筒状部材35等を有する。上型保持体
22bには、上型ダイ32が、上型保持体22bの内部
に設けられ、上型ダイ32の下端を上型保持体22bの
下端に一致させた状態に固定されている。ところで、図
7、図8に示すように、下型21の下型保持体21bの
上端部分には、上型保持体22bの下端部分をガタつき
無しに摺動自在に嵌合させる為の位置決め嵌合穴33が
形成されている。それ故、成形の際に、上型ダイ32の
鉛直軸心と下型ダイ23の鉛直軸心とを完全に一致させ
た状態で成形することができる。
【0036】図6、図8に示すように、筒状部材34が
上型保持体22bの内部に配設されて上型ダイ32の上
面に固定され、有底筒状部材35が筒状部材34と上型
支持台22aとの間に介装されている。マンドレル36
が、上型ダイ32と筒状部材34との中心部に鉛直方向
向きに配設されて、筒状部材34に固定されている。こ
のマンドレル36の上端に環状部材36aが外嵌固定さ
れ、環状部材36aを筒状部材34の大径孔部34bに
嵌合することで、マンドレル36の軸心を上型保持体2
2bの中心部に合致させてある。
【0037】図6、図8に示すように、マンドレル36
には、筒状のノックアウト筒37が摺動可能に外装さ
れ、ノックアウト筒37の上部にはフランジ状のバネ受
座37aが形成されている。圧縮コイルバネからなるバ
ネ部材38が、筒状部材34の孔部34a内でノックア
ウト筒37に外装されてバネ受座37aとダイス32と
の間に介装され、このバネ部材38によりノックアウト
筒37が上方に付勢されている。
【0038】図6、図8に示すように、有底筒状部材3
5の孔部35a内から有底筒状部材35と環状部材36
aとを鉛直に貫通して延びる複数のノックアウトピン3
9が設けられ、これらノックアウトピン39を上方から
押圧する軸状のノックアウト部材40が、有底筒状部材
35の孔部35aと上型支持台22aの孔部内とに亙っ
て昇降自在に設けられている。このノックアウト部材4
0はノックアウト機構により上型22の動作と同期して
昇降する。
【0039】次に、以上説明した鍛造成形装置1により
中実状の素材3を鍛造成形して中空状のパイプ金具Wを
成形する鍛造成形方法について説明する。尚、素材3を
成形体4に成形し、その成形体4を成形体5に順次鍛造
成形する工程については簡単に説明する。
【0040】図1〜図3に示すように、第1の工程にお
いて、素材3を同期移送機構により成形型Aまで移送し
鍛造することで、素材3の下端を切頭円錐状に成形する
とともに素材3の上面を浅く窪み状に成形して成形体4
を成形する。次に、成形型Aの上型を上死点位置に退避
させた状態で成形体4をノックアウトし、同期移送機構
により成形型Bまで移送する。次に、第2の工程におい
て、成形体4を成形型Bで鍛造成形することで、下面が
浅く窪み且つ上面がやや深く窪んだ成形体5を成形す
る。
【0041】この成形後、成形型Bの上型を上死点位置
に退避させた状態で成形体5をノックアウトし、同期移
送機構により成形体5を成形型Cまで移送する。次に、
第3の工程において、図4に示すように、成形体5を下
型8のマンドレル13上に載置し、下型ダイ12の成形
穴12a内に保持する。次に、上型9を降下させて上型
ダイ20で成形体5の頂部を押圧し、上型ダイ20と下
型ダイ12とマンドレル13とで鍛造成形し、マンドレ
ル13を介して深穴6aを形成すると共に、成形体5の
上面を上型ダイ20の軸状部20bでもって凹部形状に
成形して、仕切り壁付きパイプ体6を製作する。
【0042】すなわち、図4と図1に示すように、成形
体5の下端側から上端側付近まで深穴6aを形成して、
比較的薄い均一の肉厚のパイプ状部分6bと、このパイ
プ状部分6bの上端側付近部の内部に一体的に形成され
パイプ状部分6bの長さ方向と直交する仕切り壁部6c
とを有する仕切り壁付きパイプ体6を製作する。尚、仕
切り壁付きパイプ体6における径と長さの比は約1:3
であり、本発明はこのように細長のパイプ金具を中実状
の素材から成形するのに適した成形方法である。
【0043】このように、パイプ状部分6bの大部分を
一方向から鍛造成形して成形体5の下端側から上端側付
近まで深穴6aを設け、パイプ状部分6bの長さ方向中
央部分(仕切り壁部6cよりも下側の部分)を均一な構
造の均一な肉厚のものに形成することができる。この成
形後、上型9を上死点位置に退避させ、複数のノックア
ウトピン17をノックアウト機構により押し上げ、リン
グ部材16とノックアウト筒14を介して仕切り壁付き
パイプ体6をノックアウトする。次に、同期移送機構に
より仕切り壁付きパイプ体6を成形型Dまで移送する。
【0044】次に、図5と図1に示すように、第4の工
程において、仕切り壁付きパイプ体6を下型ダイ51の
成形穴51a内に保持し、仕切り壁付きパイプ体6の深
穴6aに下型47のマンドレル52を内嵌させる。次
に、上型48を下降させ上型ダイ59を仕切り壁付きパ
イプ体6の上端部を押圧させる。すると、仕切り壁部6
cが下型47のマンドレル52でもって打抜き成形され
て仕切り壁無しパイプ体7になる。この成形後、上型4
8を上死点位置に退避させ、複数のノックアウトピン5
6をノックアウト機構により押し上げ、リング部材55
及びノックアウト筒53を介して仕切り壁無しパイプ体
7をノックアウトする。次に、同期移送機構により仕切
り壁無しパイプ体7を成形型Eまで移送する。
【0045】次に、図9〜図12に示すように、第5の
工程の鍛造成形を行う。図9に示すように、仕切り壁無
しパイプ体7を成形型Eまで搬送後、図10に示すよう
に上型22を下降させて、仕切り壁無しパイプ体7の上
端を上型ダイ32のテーパ型部32aに当接させ、仕切
り壁無しパイプ体7の下端を下型ダイ23のテーパ型部
23aに当接させてこれら両端部分を小径筒状に絞る絞
り加工を開始する。このとき、下型ダイ23はバネ部材
24aにより浮上状態にバネ支持され、下型ダイ23と
下型保持体21bの上端面は面一状に保持されている。
【0046】図11に示すように、最初に、上型22を
更に下降させて、仕切り壁無しパイプ体7の下端部分を
下型ダイ23とマンドレル26間の筒状部に押し込みつ
つ、仕切り壁無しパイプ体7の上端部分を上型ダイ32
とマンドレル36間の筒状部に押し込むことで、仕切り
壁無しパイプ体7の両端部分を絞り成形する。これに伴
い、下型ダイ23がバネ部材24aの付勢力に抗して下
方に移動し、筒状部材24に当接する。続いて、図12
に示すように、上型22が更に下降して、仕切り壁無し
パイプ体7の両端部分の絞り成形を更に進展させると共
に、上型22の上型保持体22bの下端部を下型保持体
21bの位置決め嵌合穴33に嵌合させる。
【0047】続いて、図12に示すように、上型保持体
22bの下端部を下型ダイ23に当接させ、仕切り壁無
しパイプ体7を上下のノックアウト筒27,37で上下
両端側から軸方向へ圧縮成形して仕切り壁無しパイプ体
7の長さ方向中央部分を外側へ膨らませる。こうして、
この第5の工程において仕切り壁無しパイプ体7の両端
部分に夫々小径パイプ部42を成形し、その後小径パイ
プ部42の成形と並行して且つ連続してパイプ体7の長
さ方向中央部分を外側へ膨らませて拡径状パイプ部41
を成形し、これら拡径状パイプ部41とその両端に連な
る1対の小径パイプ部42とからなるパイプ金具Wを成
形することができる。
【0048】以上説明したパイプ金具の鍛造方法によれ
ば、第3の工程において、成形体5の下端側から上端側
付近まで深穴6aを設け、比較的薄い均一な肉厚のパイ
プ状部分6bと、仕切り壁部6cとを有する仕切り壁付
きパイプ体6を成形する。このように、仕切り壁部6c
をパイプ状部分6bの上端付近部に形成するため、パイ
プ状部分6bの中央部分の金属的構造が均一化した構造
となり、均一の肉厚のものとなる。
【0049】そのため、第5の工程において、均一な構
造のパイプ状部分6bの長さ方向中央部分を拡径状パイ
プ部41に圧縮成形する際に、長さ方向中央部分が座屈
することなく、安定的に成形することができる。特に、
上型22の上型保持体22bの下端部を、下型保持体2
1bの位置決め嵌合穴33に嵌合させ、上型22と下型
21とのガタつきを防止した状態で仕切り壁無しパイプ
体7を圧縮成形するので、下型ダイ23の鉛直軸心と上
型ダイ32の鉛直軸心を合致させた状態で、閉塞加工と
同様に安定的に仕切り壁無しパイプ体7を圧縮成形で
き、仕切り壁無しパイプ体7の長さ方向中央部分に座屈
が生じるのを防止でき、パイプ金具Wの仕上がり形状精
度を高めることができる。
【0050】第5の工程において、成形初期に小径パイ
プ部42の絞り成形を行い、その後の拡径状パイプ部4
1の成形時にも小径パイプ部42の絞り成形をし続ける
ので、所望の形状に鍛造成形できる。そして、仕切り壁
無しパイプ体7の両端部分の絞り成形と拡径状パイプ部
41の拡径成形とを同一の鍛造成形型を用いて同一工程
で連続的に行うので、鍛造成形のサイクルタイムを短縮
して生産性を高めることができるうえ、設備コストの面
でも有利であり、パイプ金具Wの製造コストを格段に低
減することができる。しかも、中実状の材料を素材とす
るため材料費を低減でき、パイプ金具Wの品質を高め、
軽量化することもできる。
【0051】次に、変更形態について説明する。前記実
施形態は、図1(f)のようなパイプ金具Wを鍛造成形
する場合を例として説明したが、パイプ金具は、図1
(f)に示すものに限定されず、例えば、図13(a)
に示すように、長さ方向の中央部分に軸直交方向へ延び
たフランジ部61aの付いた拡径パイプ部61と、その
拡径パイプ部61の両端に連なる1対の小径パイプ部6
2とを有するパイプ金具Waの鍛造成形方法にも本発明
を同様に適用することができる。但し、前記フランジ部
61aを成形する成形部を下型ダイと上型ダイに形成し
ておくものとする。
【0052】また、図13(b)に示すように、両端部
に小径側へ絞った絞り部72を有し、全長の大部分が拡
径状パイプ部71をなすパイプ金具Wbの鍛造成形方法
にも本発明を同様に適用することができる。このパイプ
金具Wbを製作する場合、前記第5の工程において、最
初に仕切り壁無しパイプ体の両端部を小径側へ絞り成形
して絞り部72を形成してから、軸方向に圧縮成形して
拡径状パイプ部71を成形する。尚、拡径状パイプ部7
1の長さ方向途中部に、前記フランジ部61aと同様の
フランジ部71aを成形することも可能であるが、この
フランジ部71aを省略する場合もある。
【0053】前記実施形態は、自動車のエンジンマウン
トに適用するパイプ金具を鍛造成形する場合を例として
説明したが、このパイプ金具以外の種々の用途のパイプ
金具を中実状素材から鍛造成形する鍛造成形方法に本発
明を同様に適用可能であることは勿論である。尚、前記
実施形態における種々の下型、上型、ノックアウトやエ
ジェクトの為の諸機構、等の構造は前記実施形態のもの
に限定される訳ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲において種々の変更を付加した形態で実施される。
【0054】
【発明の効果】 請求項1の発明によれば、第1工程に
おいて、中実状の素材他端側から一端側付近まで深穴を
設けるように鍛造成形し、ほぼ全体を均一な肉厚のパイ
プ状部分と、その一端付近部の内部の仕切り壁とを有す
る仕切り壁付きパイプ体に成形するので、パイプ状部分
の大部分をそのほぼ全長に亙って均質な構造に形成する
ことができる。
【0055】第2工程にて仕切り壁付きパイプ体から仕
切り壁を打ち抜いて仕切り壁無しパイプ体を成形後、第
3工程において、仕切り壁無しパイプ体を両端側から外
側へ膨らむように圧縮成形して、少なくとも長さ方向中
央部分に拡径状パイプ部を有するパイプ金具を成形する
ため、パイプ状部分を均一な構造に成形して、仕切り壁
無しパイプ体の長さ方向中央部分を安定的に座屈を生じ
ることなく拡径させて拡径状パイプ部を成形できる。
【0056】中実状の素材からパイプ金具を成形するた
め、パイプ金具の材料費を低減することができる。第
1,第2,第3工程を1台の鍛造成形装置でほぼ連続的
に成形可能であるので、パイプ金具成形のサイクルタイ
ムを短縮して生産性を高め、パイプ金具の製造費を低減
できるうえ、パイプ金具の品質を高め、薄肉化して軽量
化することもでき、設備費の面でも有利である。
【0057】請求項2の発明によれば、上型と下型とを
正確に位置決めした状態で、仕切り壁無しパイプ体をそ
の長さ方向(軸方向)に圧縮成形するので、長さ方向中
央部分の座屈変形等を防止でき、成形品質を高めること
ができるうえ、圧縮成形の成形時間を長くして、塑性変
形を促進することができ、成形性を高めることができ
る。その他請求項1と同様の効果を奏する。
【0058】請求項3の発明によれば、仕切り壁無しパ
イプ体の両端部分の絞り成形と拡径状パイプ部の成形と
を同一の成形型でほぼ並行的に且つ連続的に行うので、
工程数を少なくしてパイプ金具成形のサイクルタイムを
短縮し製造費を低減でき、設備費も低減できる。その他
請求項1又は2と同様の効果を奏する。
【0059】請求項4の発明によれば、仕切り壁無しパ
イプ体の両端部の絞り成形と拡径状パイプ部の成形とを
同一の成形型で連続的に行うので、工程数を少なくして
パイプ金具成形のサイクルタイムが短縮し製造費を低減
でき、設備費も低減できる。その他請求項1又は2と同
様の効果を奏する。
【0060】請求項5の発明によれば、パイプ金具の拡
径パイプ部の外周側へ張り出すフランジ部を成形するた
め、パイプ金具の汎用性を高めることができるうえ、拡
径パイプ部を成形する工程と同一工程でフランジ部を成
形するため、フランジ部を成形するために製造費がさ程
増大することもない。その他請求項1又は2と同様の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパイプ金具の素材等を
示し、(a)は素材3の一部切欠き縦断正面部、(b)
は成形体4の一部切欠き縦断正面図、(c)は成形体5
の一部切欠き縦断正面図、(d)は仕切り壁付きパイプ
体の一部切欠き縦断正面図、(e)は仕切り壁無しパイ
プ体の一部切欠き縦断正面図、(f)はパイプ金具の一
部切欠き縦断正面図である。
【図2】成形型Aの縦断面図である。
【図3】成形型Bの縦断面図である。
【図4】成形型Cの縦断面図である。
【図5】成形型Dの縦断面図である。
【図6】成形型Eの縦断面図である。
【図7】成形型Eの下型の拡大縦断面図である。
【図8】成形型Eの上型の拡大縦断面図である。
【図9】仕切り壁無しパイプ体をセットした状態の成形
型Eの縦断面図である。
【図10】絞り成形開始状態の成形型Eの縦断面図であ
る。
【図11】絞り成形途中状態の成形型Eの縦断面図であ
る。
【図12】拡径状パイプ部を鍛造成形する状態の成形型
Eの縦断面図である。
【図13】(a)は変更形態に係るパイプ金具の縦断面
図、(b)は別の変更形態に係るパイプ金具の縦断面図
である。
【符号の説明】
3 中実状の素材 6 仕切り壁付きパイプ体 6c 仕切り壁部 7 仕切り壁無しパイプ体 21 下型 21b 下型保持体 22 上型 22b 上型保持体 33 位置決め嵌合穴 41 拡径状パイプ部 W パイプ金具
フロントページの続き (72)発明者 山崎 勝 広島県東広島市八本松飯田1丁目1番1号 株式会社音戸工作所内 Fターム(参考) 4E087 AA10 BA15 CA11 CA33 CC03 DB05 DB23 EC01 FA01 HA82 HB02 HB03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍛造成形装置により複数工程の成形を介
    して中実状の素材を中空状のパイプ金具に鍛造成形する
    方法において、 前記中空状の素材を鍛造成形して、均一の肉厚のパイプ
    状部分と、そのパイプ状部分の一端側付近部の内部に一
    体的に形成されパイプ状部分の長さ方向と直交する仕切
    り壁部とを有する仕切り壁付きパイプ体を製作する第1
    工程と、 その仕切り壁付きパイプ体から仕切り壁を打ち抜いて仕
    切り壁無しパイプ体にする第2工程と、 その仕切り壁無しパイプ体を両端側から外側へ膨らむよ
    うに圧縮成形して少なくとも長さ方向中央部分に拡径状
    パイプ部を有するパイプ金具とする第3工程と、を有す
    ることを特徴とするパイプ金具の鍛造方法。
  2. 【請求項2】 前記第3工程において、上型を保持する
    上型保持体の下端部を下型を保持する下型保持体の位置
    決め嵌合穴に嵌合させ、上型と下型とのガタつきを防止
    した状態で成形することを特徴とする請求項1に記載の
    パイプ金具の鍛造方法。
  3. 【請求項3】 前記第3工程において、成形初期に仕切
    り壁無しパイプ体の両端部分を小径側へ絞り成形して小
    径パイプ部を成形し、その後小径パイプ部の成形と並行
    して拡径状パイプ部を成形することを特徴とする請求項
    1又は2に記載のパイプ金具の鍛造方法。
  4. 【請求項4】 前記第3工程において、成形初期に仕切
    り壁無しパイプ体の両端部を小径側へ絞り成形してか
    ら、前記拡径状パイプ部を成形することを特徴とする請
    求項1又は2に記載のパイプ金具の鍛造方法。
  5. 【請求項5】 前記第3工程において、前記拡径状パイ
    プ部の長さ方向途中部に外周側へ張り出すフランジ部を
    成形することを特徴とする請求項1又は2に記載のパイ
    プ金具の鍛造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100888255B1 (ko) 2007-07-03 2009-03-10 주식회사 코우 중공관 내외부 성형장치
JP2014057999A (ja) * 2013-11-27 2014-04-03 Nsk Ltd 車輪支持用転がり軸受ユニットの外輪の製造方法
CN103785764A (zh) * 2014-02-21 2014-05-14 芜湖鑫力管道技术有限公司 薄壁铜管简易电动扩口机

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JP2014057999A (ja) * 2013-11-27 2014-04-03 Nsk Ltd 車輪支持用転がり軸受ユニットの外輪の製造方法
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