JPH02102709A - 排ガスの処理方法 - Google Patents

排ガスの処理方法

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JPH02102709A
JPH02102709A JP25488388A JP25488388A JPH02102709A JP H02102709 A JPH02102709 A JP H02102709A JP 25488388 A JP25488388 A JP 25488388A JP 25488388 A JP25488388 A JP 25488388A JP H02102709 A JPH02102709 A JP H02102709A
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JP
Japan
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exhaust gas
fixed bed
water
mist
porous material
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Application number
JP25488388A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Sakakibara
吉延 榊原
Masayasu Sato
真康 佐藤
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Cataler Corp
Original Assignee
Cataler Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、工場等の排ガスから有害物質を処理する方法
に係り、特に排ガス中に含まれる水溶性の有害ミストを
処理する方法に関する。
[従来の技術〕 従来より排ガス特に水溶性ミストを含む排ガスの処理方
法として、バブラーや充填塔によって排ガスを吸収液と
接触させるスクラバ一方式、及び排ガスをフィルターに
通すことによりミストを捕集するフィルタ一方式等が用
いられている。しかしながら、例えば、スクラバ一方式
においては、ミスト体はガス体に比べ分子運動が小さい
ために吸収液との接触頻度が低(、そのために有害物質
の除去率が低くなる。この接触頻度を高めるためには気
泡を細かくする方法が考えられるが、平均直径IIu以
下の気泡を作ることは、圧力損失が大きいこと等により
巨大な動力を要する他、バブラーの詰まりが起こるなど
の問題点があり、不適当である。また、フィルタ一方式
においては、ミスト体が排ガス中の水分を吸収して粘若
性を帯びているために、フィルターに捕集されたミスト
体はフィルターの目を詰まらせる。これに対し、フィル
ターの目開きを大きくすると、今度はミスト体の捕集効
果が低くなる。このように、従来の方法は、有害ミスト
を含む排ガスの処理に効果的ではない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上記事情を鑑みてなされたもので、有害ミスト
を含有する排ガスの処理を効率良く行なう方法を提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明者は、従来のスクラバ一方式では得られなかった
微細な気泡の形成と、従来のフィルター方式において問
題となっていたフィルターの目詰まりの防止の2つの課
題を同時に解決すべく、鋭意研究を行なった結果、本発
明をなすに至った。
本発明の方法は、吸水性の無機多孔性物質を充填した固
定層に、水または水溶性吸収液を前記吸水性の無機多孔
質物質が十分湿潤するように供給し、湿潤された固定層
内に排ガスを通過させることにより排ガス中の有害ミス
トを除去処理することを特徴とする。
前記無機多孔性物質は、処理される排ガスの種類によっ
て適宜選択することができ、例えば活性炭及びα−アル
ミナ等を用いることができる。その粒度は、数メツシュ
ー数士メツシュが好ましい。
また、前記吸収液としては、水、希アルカリ溶液または
希酸溶液を用いることができ、処理される排ガスに含ま
れるミストの種類によって適宜選択される。例えば、ミ
ストがSOxである場合には、水または希アルカリ、例
えば希水酸化ナトリウム溶液、NH3を含むNH4(、
t’の場合は希硫酸、HC! 04の場合は水またはア
ルカリ、例えば水酸化ナトリウム溶液等が好ましい。前
記吸収液は、溶液供給器から固定層へ常時または間欠的
にシャワー等により供給することができる。これによっ
て、固定層は常に吸収液で湿潤した状態を保つことがで
き、しかも、該固定層は常に新しい吸収液によって湿潤
され得る。
[作用] 本発明の方法においては、排ガスは無機多孔性物質から
なる固定層中を通される。このとき排ガスは、多孔性物
質粒子間の間隙を通るが、この間隙は例えば多孔性物質
粒子の粒径が10メツシユの場合最大1〜2IIIII
!程度、粒径が20メツシユの場合1M以下となる。し
たがって、ミストが多孔性物質に接触する機会は、例え
ば、従来のスクラバ一方式において1〜2Mまたはそれ
以下の微細な気泡中のミストが吸収液と接触する機会と
同じと考えることができる。
また、多孔性物質として吸水性のものが用いられ、それ
には常に水または水溶性吸収液が含まされている。その
ため、排ガス中の水溶性ミストは吸収液と接触してそれ
に吸収される。
多孔性物質を充填する固定層には常時または間欠的に吸
収液がシャワー等により供給されている。
その結果、固定層は常に新たな吸収液を含むことになり
、吸収液がミストで飽和されることによる吸収効率の低
下の問題は生じない。さらに、ミストを吸収した吸収液
からの結晶析出による固定層の詰まりの問題も新たな吸
収液の供給により結晶が洗い流されることにより解決で
きる。
なお、多孔性物質の役割は排ガスと吸収液との接触の機
会を増大させること及び吸収液を保持することであるた
め、その他、吸収性、劣化等の問題を考慮する必要はな
い。
[実施例] 以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明する。
実施例1 第1図に示すように、装置本体上部に吸収液を供給する
シャワー1が設けられ、その下方にガス流入口3から流
入したガスを通過させる固定層2、さらにその下方に処
理されたガスを流出させるためのガス流出口4及び有害
ミストを吸収した溶液を回収するための廃液路5が設け
られた湿式固定層式排ガス処理装置を用いて、排ガスの
処理を行なった。固定層2の充填物として20メツシユ
の破砕状活性炭を固定層の下端に設けられた多孔板6の
上に200 myt厚(約1.2))になるように充填
した。次にこの処理装置の上部に設けらi″、たシャワ
ー1より0゜lN−NaOH溶液を20cc/分で固定
層2に吹付け、固定層2を常時湿った状態に保った。こ
の状態で電気炉においてピロ硫酸ナトリウムを500℃
で焼成し、SO2及びSO3ミストを含む排ガスを発生
させ、この排ガスの一部を冷却してガス流入口3から3
0ノ/分で導入した。このとき固定層2の背圧Δpは1
12mAQであった。
ガス流入口3及びガス流出口4のSOx及びSO2の濃
度をJIS  K−0103−77に従って測定し、こ
れに基づいて有害ミスト除去率を算出した。その結果を
第1表に示す。
実施例2 固定層として平均粒径1,5μmのα−アルミナ球を約
1. 2J!充填し、吸収液として20 cc/分の水
を用いた以外は、実施例1と同様にして排ガス中のSO
x及びS02の濃度の測定を行なった。このとき固定層
の背圧Δpは95ziAqであった。測定結果及びミス
ト除去率を第1表に示す。
実施例3 実施例1と同様の処理を、10日間連続して行ない、1
0日後に測定を行なった。その結果を第1表に示す。こ
のとき固定層における背圧Δpは114mmAQであっ
た。なお、電気炉内のピロ硫酸ナトリウムは12時間毎
に入れ変えた。
排ガス中のSOx平均濃度は約1000 pl)11で
あり、従って、この間固定層を通過したSOx全量は約
432gである。固定層に充填された活性炭重量が約5
049であることから、SOXの通過量は活性炭重量の
約80%である。活性炭の乾燥時におけるSOxの飽和
吸着量は2.1重量%であることが他の実験例によって
確認されていることから、本実施例においては、SOx
の吸着は十分破過したと考えられる。All+定結果及
びミスト除去率を第1表に示す。
実施例4 電気炉内でNH,CI!結晶を500°Cで焼成するこ
とによって1与られたN)14C,l?ミストを含む排
ガスを用い、吸収液として水を5分おきに間欠的に滴下
した以外は実施例1と同様にしてυFガスの処理を行な
った。なお、排ガス中のミスト濃度は、SOx?13度
の測定と同様の装置を用い、ガス吸収液を水とし、ガス
吸収液中のCノイオンを定量して得た値をNH4Cノミ
スト濃度とした。その結果を第1表に示す。なお、固定
層背圧Δpは111ayzAQであった0 比較例1 処理装置として第2図に示すような多孔阪式スクラバー
を用いた。第2図に示すように、この多孔板式スクラバ
ーは、天井部にガス流出口4を有し、その下方にシャワ
ー11が設けられている。
さらにその下方には、直径約1 mmの複数の透孔を釘
する多孔板12が装置を上下に仕切るように設けられ、
この多孔板12は、板面に垂直に貫通する排液管13を
有する。装置底部には液槽14が設けられている。多孔
板12の下方の装置の側面には、ガス流入口15が設け
られ、これより排ガスを加圧して装置内へ導入する。液
槽14中の吸収液がポンプ18を介してシャワー11よ
り常時または間欠的に滴下され、この吸収液中を、多孔
板12の下方より複数の孔を通って吹き上がる排ガスが
バブリングし、バブリング層16を形成する。バブリン
グ層16の吸収液のレベルが、排液管13の上端を越え
ると、過剰な吸収液は排液管13を通って液槽14に戻
る。
この装置を用い、活性炭を充填しないこと以外は、実施
例1と同様の条件で排ガスの処理を行ない、ガス流入口
及びガス流出口のミスト濃度を測定した。その結果を第
1表に示す。
比較例2 比較例1で用いた多孔板式スクラバーのバブリング層1
6内に20メツシユの活性炭1.2ノを投入し、活性炭
層に水を数丁しながら排ガスを下方からバブリングさけ
、比較例1と同様にしてミスト濃度の測定を行なった。
このとき活性炭はバブリング層16内で流動層を形成し
ていた。その結果を第1表に示す。
比較例3 非吸水性充填物として平均粒径1 mmのガラス球を使
用した以外は実施例1と同様にして測定を行なった。そ
の結果を第1表に示す。
比較例4 吸収液を用いないこと以外は実施例3と同様の条件で排
ガスの処理を行ない、20目にミスト濃度の測定を行な
った。その結果を第1表に示す。
比較例5 実施例4と同様にして得られたNH4Cノミストを含む
排ガスを比較例1で用いたスクラバーにより処理し、ミ
スト濃度の測定を行なった。その結果を第1表に示す。
第1表から明らかなように、吸水性無機多孔性物質から
なる固定層に吸収液を供給しつつ排ガスを通す本発明の
方法によると、有害ミストを96%以上の除去率で処理
することができ、10日間の連続処理においても除去率
に殆ど変化がなく、長時間の使用が可能であることがわ
かる。これに対し、固定層を用いない方法(比較例1,
2゜5)、非吸水性無機物質からなる固定層を用いた方
法(比較例3)、または吸収液を供給しない方法(比較
例4)によるとミスト除去率はいずれも低い。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の方法によると、吸水性無
機多孔性物質を充填した固定層を用いるため、吸収液と
有害ミストとを効果的に接触させることができるので、
有害ミストを含有する排ガスの処理を効率良く行なうこ
とができる。また、固定層には吸収液が供給されるため
、固定層中に析出した結晶は吸収液により洗い流され、
固定層の詰まりの問題は生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に用いられる排ガス処理装
置を示す図、第2図は、従来の排ガス処理装置を示す図
である。 1・・・シャワー 2・・・固定層 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 吸水性の無機多孔性物質を充填した固定層に、水または
    水溶性吸収液を、前記吸水性の無機多孔性物質が十分湿
    潤するように供給し、湿潤された固定層中に排ガスを通
    過させることにより、排ガス中の有害ミストを除去処理
    することを特徴とする有害ミスト含有排ガスの処理方法
JP25488388A 1988-10-12 1988-10-12 排ガスの処理方法 Pending JPH02102709A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014136566A1 (ja) * 2013-03-06 2014-09-12 大日本スクリーン製造株式会社 基板処理装置
JP2015202468A (ja) * 2014-04-15 2015-11-16 楠 信行 気体浄化装置

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