JPH02101797A - 小形電子機器の電池保持機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は無線ページャ−等の電池交換式電子機器の電源
電池保持機構に関するものである。

従来の技術 従来、無線ページャ−機器では着信時にブザーやスピー
カーから鳴出音を鳴らしているが、機器に振動モータを
内蔵し、呼出音を出さずに使用者のみに着信を伝える構
造のものがあるり、会議中等の呼出音が発生すると困る
場合は振動モータにより使用者のみに着信を知らせるこ
とができる。

発明が解決しようとする課題 上記のように、振動モータを内蔵した無線ページャ−の
場合、内蔵した電源電池と収納部内壁間にわずかな隙間
があっても、ケース内で電池が揺れ、異常な不整音を発
生することがあった。本発明はこのような電池とケース
間で生じる不整音の発生を防止することのできる電池保
持機構を提供しようとするものである。

課題を解決するための手段 上記目的達成のため本発明は電源電池収納部と電子部品
収納部とを有する筐体の電池収納部底部に、開口部側に
付勢した電池押出バネを設け、電池装着時に電池押出バ
ネの付勢力に抗して筐体にロックする電池蓋を筐体開口
部に配設し、電池側面を筐体内壁に圧接する任意の数の
電池保持リブを電池押出バネ作動域の電池収納部内壁に
設けたもので、振動モータの動作に対して不整振動によ
る不整合の発生を防止するものである。

作用 本発明は上記のように電池押出バネの作動域に設けた保
持リブによって電池の押出バネ側周面が支持固定され振
動モータの動作によって共振や不整振動を発生すること
がなく、電池蓋を開いた場合は電池押上バネが電池底部
を保持リブの作動範囲外に押出すので容易に電池の交換
をすることができる。また、保持リブは筐体成型時に一
体成型でき、製造工程上も保持リブの形成に困難は伴な
わない。

実施例 第１図は本発明の一実施例を示した斜視図である。ｌは
無線ページャ−の筐体、２はページャ−電源用の小形電
池、３は筐体１側面に設けた電池蓋で、電池２を収納保
持する。４は電池２収納部と他の部品収納部とを隔離す
る電池ケース壁、５は電池収納部底面に設けた電池押出
バネ、６は断面円弧状の保持リブで、電池押出バネ５作
動域の電池ケース壁４に設けられ１円弧状先端と筐体ｌ
内壁面とのｍ１隔は電池の径よりも若干狭く電池２は圧
接状態で収納される。７は保持リブ６の両側のスリット
で、このスリ・ント７によって電池ケース壁４と保持リ
ブ６とが区切られ保持リブ６の幅および厚さが決定され
る。この保持リブ６の幅および厚さによって前記電池２
への圧接力が決まる。８は振動モータ、９は電池蓋３の
回転軸、ｌＯは電池蓋３の開閉端側に設けたロック爪、
１１はロック爪１０と係合する係合部で、筐体ｌの開口
端部側面に設けられている。

次に第２図（Δ）（Ｂ）に従って動作について説明する
。

第２図（Ａ）は筐体の電池収納部に電池を挿入した閉蓋
前の状態を示している。電池２は押出バネ５の付勢力に
より押出され、電池周側面と電池保持リブ６とは接触し
ていない。次に電池蓋３を矢印への方向に回転してロッ
ク爪１０と係合部１１とを結合すると第２図（Ｂ）に示
すように押出バネ５の付勢力に抗して電池２が挿入され
、保持リブ６は電池２の側面を圧接して筐体内壁に押し
つける。このため電池２の蓋側端面は電池蓋内面側に、
電池他面側は押出バネ５に、電池周側面は保持リブ６と
筐体内壁面によって確実に固定される。

したがって、電池と筐体又は電池ケース壁内壁面との間
の隙間によって電池が揺れることがなく、振動モータが
動作しても共振や不整振動を生じることがない。

保持リブ６は電池押え面が円弧状断面を有するので電池
側面とは点または線形接触を行なうが、押出バネに対す
るフリクションは小さく、電池蓋を開いた際は第２図（
Ａ）に示すように電池を再び押出し、片手操作によって
容易に電池を取出すことができる。

なお、上記実施例では保持リブな１個設けたが、これに
限らず電池ケースの筐体側内壁面に低い半筒状または２
個程度の突起を設け、ケース壁側の保持リブと３点で電
池の押出バネ側の周側面を支持するようにしてもよい。

この場合の電池ケース壁側の保持リブ断面は円弧のほか
、二角形等が用いられる。

上記のような構成及び作用を有するので、電池と電池収
納部間で生じる不整合をほぼ完全に防止することができ
る。

発明の効果 本発明は上記のような構成及び作用を有するので、電池
ケースに電池を装着したとき、筐体壁面と保持リブとに
よって電池の押出バネ側周面を支え、電池押上バネと電
池蓋により電池を固定するので、振動モータの振動によ
る不整合や共振を防止し電気的接続を確実にすることが
できる。また、電池蓋を開いた時、電池押出バネにより
電池が自動的に押出されるので取出しが容易である。

しかも電池保持リブは筐体成型時に一体成型でき作業工
程上も容易でありコストも上界しない等の効果を有する
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による電池保持機構を備えたページャ−
の一実施例を示す斜視図で、筐体側面を開いた状態であ
る。第２図（Ａ）（Ｂ）は同、動作状態を示した断面図
で、（Ａ）は開蓋状態、（Ｂ）は閉蓋状態である。 １・・・筐体　　２・・・電池 ４・・・電池ケース壁 ６・・・保持リブ ５・・・電池押出バネ ３・・・電池蓋 ８・・・振動モータ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）電源電池収納部と電子部品収納部とを有する筐体
   の電池収納部底部に、開口部側に付勢した電池押出バネ
   を設け、電池装着時に電池押出バネの付勢力に抗して筐
   体にロックする電池蓋を筐体開口部に配設し、電池側面
   を筐体内壁に圧接する任意の数の電池保持リブを電池押
   出バネ作動域の電池収納部内壁に設けたことを特徴とす
   る小形電子機器の電池保持機構。