JPH02101298A - ボルト固定用固着剤 - Google Patents

ボルト固定用固着剤

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JPH02101298A
JPH02101298A JP25348388A JP25348388A JPH02101298A JP H02101298 A JPH02101298 A JP H02101298A JP 25348388 A JP25348388 A JP 25348388A JP 25348388 A JP25348388 A JP 25348388A JP H02101298 A JPH02101298 A JP H02101298A
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aggregate
bolt
liquid resin
fixing
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JP25348388A
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Mikitoshi Suematsu
幹敏 末松
Takeshi Mori
毅 森
Masahiro Sakamoto
坂本 昌弘
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、コンクリート基盤や岩盤等の基盤に設けられ
た孔に充填して、ボルトを固定するために用いられるボ
ルト固定用固着剤に関する。
(従来の技術) 従来、基盤にアンカーボルト、ネジボルト等のボルトを
固定する方法として、基盤に穿設された孔に、ボルト固
定用固着剤が収容されたカプセルを挿填し、そしてこの
孔内に撹拌装置に固定したボルトを挿入してボルトを回
転させることで上記カプセルを破壊してカプセルに収容
された固着剤を孔内で混合、反応させ、この固着剤によ
ってボルトを孔に固着する方法が提案されている(例え
ば、特開昭55−1295529号公報、特公昭62−
21960号公報参照)。
上記カプセルは、外容器内に液体樹脂と、硬化剤が封入
された内容器とを収容し、外容器の開口部をキャップで
密封して構成されており、上記したようにボルトでこの
外容器及び内容器を破壊することにより、液体樹脂と硬
化剤とを混合して反応させるものである。従って、ボル
ト固定用固着剤には、ボルトを基盤に所定強度以上で固
着するための固着強度が要求される他、撹拌装置でボル
トを孔内で回転する際の撹拌性、及び外容器内に骨材を
入れる際の作業性等が要求される。
従来、このようなボルト固定用固着剤として、上記した
特公昭62−21960号公報には、液体樹脂と、硬化
剤と、骨材としてマグネシアクリンカ−よりなる固着剤
が開示され、特公昭59−21440号公報及び特公昭
60−12520号公報には、人工の充実球形骨材と、
ペースト状の常温硬化型樹脂と、ペースト状の硬化剤と
からなる固着剤が開示されている。
(発明が解決しようとする課題) 上記したようにマグネシアクリンカ−を骨材に用いた固
着剤は、このマグネシアクリンカ−は硬い材質であるた
め、ボルトを孔内に挿入して固着剤を撹拌する際に、固
着剤から受ける反発力が大きくなり、作業者の徒労度が
高くなるという欠点がある。しかも、この骨材の形状は
球形ではないため骨材同志の滑りが悪く、骨材を容器内
に充填する際に、骨材が容器の開口部付近でブリッジ現
象を起こし、充填作業を著しく低下することがある。ま
た、骨材と液体樹脂との混合性も悪いので、固着強度や
作業性にバラツキを生じ易いという欠点がある。
また、上記のように充実球形骨材を骨材に用いた固着剤
は、固着強度のバラツキが少なく、また作業者の徒労度
も比較的低く、さらに容器内への骨材の充填作業が容易
であるという利点がある。
しかし、ペースト状の液体樹脂及び硬化剤に対する充実
球形骨材の沈降速度が遅いために、この固着剤の生産性
が悪いという欠点がある。
本発明は上記欠点を解決するものであり、その目的とす
るところは、沈降速度の速い骨材を用いることにより生
産性を向上でき、また施工作業者の徒労度が低く、施工
時間を短縮できると共に、施工時間のバラツキの少ない
ボルト固定用固着剤を提供することにある。本発明の他
の目的は、安定した固着性能を発現することができるボ
ルト固定用固着剤を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明のボルト固定用固着剤は、液体樹脂、骨材及び硬
化剤を含有するボルト固定用固着剤であって、骨材がS
iO□とAlt(hを主成分とする焼成物からなり、骨
材の嵩比重が2.0〜3.2であり、且つ骨材中のSi
ngの含有量が40重量%〜98重量%であることを特
徴としており、そのことにより上記目的が達成される。
上記液体樹脂は、硬化剤と混合されて常温で硬化可能な
樹脂が好ましく、例えば不飽和ポリエステル樹脂、エポ
キシ樹脂等が挙げられる。また、液体樹脂は、20℃に
おける粘度が500〜2000cps。
のものが好ましい。
上記硬化剤は、上記液体樹脂を常温で硬化させ得るもの
が一般に使用される。液体樹脂として不飽和ポリエステ
ル樹脂を使用する場合には、硬化剤はベンゾイルパーオ
キサイド(BPO) 、ラウロイルパーオキサイド(L
PO)、メチルエチルケトンパーオキサイド(MEKP
O)などの有機過酸化物が好適に使用され、特にこれら
過酸化物の粉末を無機充填剤で希釈したものが好ましい
、また、液体樹脂としてエポキシ樹脂を使用する場合に
は、硬化剤はポリアミン、ポリアミドアミン、ポリメル
カプタンなどが好適に使用される。
上記骨材は、SiO□とAltosを主成分とする焼成
物(セラミックボールと称される)からなり、骨材の嵩
比重が2.0〜3.2であり、且つ骨材中の5tO2の
含有量が40重量%〜98重量%のものが使用される。
このような人工の焼成物を骨材に用いることにより、骨
材の粒径、及び見掛は比重等のバラツキが少なくなく、
固着性能及び作業性能の均一性を確保することができる
。また、焼成物は充実球形であるので、この骨材を外容
器内に充填する際に、骨材が外容器の開口部でブリッジ
現象を生じることもない。嵩比重が2.0未満の骨材を
用いた場合には、液体樹脂への沈降速度が遅いために、
固着剤の生産性が低下し、逆に嵩比重が3.2を超える
骨材を用いた場合には、必然的に骨材が固くなるために
、固着剤を基盤の孔に打設する際の作業者の徒労度が大
きくなる。また、骨材中のSingの含有量が40重量
%未満の場合には、AItozの含有量が相対的に多く
なって骨材の硬さが固くなり過ぎるので、均一に混合す
るためには施工時間が長くかかり、しかも施工者の徒労
度も高くなる。
骨材中のSingの含有量が98重量%を超える場合に
は、Altosの含有量が2重量%未満となって骨材の
硬さが柔らかくなり過ぎ、骨材と液体樹脂との混合性が
低下する。
上記骨材は、液体樹脂100重量部に対して60〜30
0重量部添加するのが好ましく、さらに好ましくは10
0〜200重量部である。骨材の添加量が液体樹脂10
0重量部に対して60重量部未満では可使時間(施工可
能な時間)が短くなり過ぎ、300重量部を超えると施
工時間が長くなり過ぎる。
以下に、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
1.2  び    1〜4 外径13mm、肉厚0.7 am、長さ85mmのガラ
ス容器(外管)に、不飽和ポリエステル樹脂(粘度30
00cps 、 20°C; Leguval K−2
1バイエル社製)を4 、0cc秤量し、その外管の中
に無機充填材で30%に希釈されたベンゾイルパーオキ
シドが封入された外径5.0■、肉厚0.5 va、長
さ70m+aのガラス容器(内管)を挿填した。次に、
外管の開口部に、骨材が溢れださないようにアダプター
を取付け、表1に示すような、予め2〜4Mに整粒され
た6gの骨材を投入した。全ての骨材を外管に充填した
後、ガラス容器を毎秒1回の間隔で指で軽くはじいて振
動を与え、全ての骨材が液体樹脂に完全に沈み込むまで
の時間を各5回測定してその範囲を表1に示した。なお
、測定は20″Cで行った。
(以下余白) 表1に示す通り、比較例1.2のように骨材として砕石
、川砂利を用いた場合には、沈降速度が非常に遅く生産
性に劣っている。これに対し、骨材としてセラミックボ
ールを用いた実施例1.2及び比較例3.4では、骨材
の沈降時間が短く、且つ沈降に要する時間のバラツキが
小さいことがわかる。
3 4  び    5〜9 実施例1と同様に、外管に液体樹脂、内管及び表2に示
す骨材を充填すると共に、外管の開口部をプラスチック
製のキャップで密栓してボルト固定用固着剤カプセルを
作成した。
一方、圧縮強度240 kg/ cdのコンクリートブ
ロックに、直径l 5 ff1m 、深さ100 mの
孔を穿設し、この孔内に上記カプセルを挿填した。次に
、外径12■、長さ150 mの全ネジボルト (先端
45″斜切)をハンマードリル(日立工機社製PR−5
030Orpm)にセットし、ボルトを回転させながら
ハンマードリルの自重のみでボルトを孔内に打設し、ボ
ルトを孔内に埋め込みのに要する時間を各3回調べてそ
の値を表2に示した。
(以下余白) 表2に示す通り、形状がほぼ完全な球形であるセラミン
クボールを用いた実施例3.4及び比較例日、9は骨材
の見掛は比重が一定であるので、打設時間にバラツキを
ほとんど生じない。比較例5.6.7で用いた骨材は球
形でないために、打設時間のバラツキが大きい。また、
比較例5.9で用いた骨材は硬いために、打設時のハン
マードリルの振動が非常に激しく、作業者の徒労度はか
なり高いものであった。
5 6  び    10〜13 実施例3と同様にして作成したボルト固定用固着剤カプ
セルを、圧縮強度240 kg/ clilのコンクリ
ートブロックにあけた直径15 rum 、深さ100
 aaの孔に挿入した。次いで、外径12am、長さ1
50 trmの全ネジボルト (先@45”斜切)をハ
ンマードリルにて打設した。その後、3時間養生した後
のボルトの最大引き抜き荷重を各3回測定してその値を
表3に示した。
表3に示す通り、天然骨材を用いた場合には、最大強度
のバラツキが大きい。これは、表2の結果から、天然骨
材を用いた固着剤では打設時間が一定でなく、液体樹脂
と硬化剤の混合が不十分になったり、樹脂硬化物中の骨
材の分散状態も不均一となるためと思われる。天然骨材
に比べてセラミックボールを用いた場合には、最大引っ
張り強度が高く、しかもバラツキも少ない。なお、比較
例13については、骨材が破砕されずボルトのネジ山が
潰れ有効接着面積が小さくなるため、ボルト界面での接
着破壊が起こり易くなり、固着強度が著しく低下する場
合があった。
(発明の効果) このように、本発明はSingとA1□0.を主成分と
する焼成物を骨材として用いているので、固着強度のバ
ラツキが少なく、また容器内への骨材の充填作業も容易
に行える。また、骨材の嵩比重が2.0〜3.2であり
、且つ骨材中のSin、の含有量が10重量%〜98重
量%であるので、骨材の液体樹脂への沈降速度力(比較
的早く、生産性を損なうことがない。しかも、施工作業
者の徒労度が低く施工性を改善することができ、また施
工時間を短縮できると共に、施工時間のバラツキも少な
くすることができる。さらに、焼成物は組成が均一で、
しかも、球形であって見掛は比重がほぼ一定であるため
、施工時の混合状態が均一になり、安定した固着性能が
得られる。
以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、液体樹脂、骨材及び硬化剤を含有するボルト固定用
    固着剤であって、骨材がSiO_2とAl_2O_3を
    主成分とする焼成物からなり、骨材の嵩比重が2.0〜
    3.2であり、且つ骨材中のSiO_2の含有量が40
    重量%〜98重量%であることを特徴とするボルト固定
    用固着剤。
JP25348388A 1988-10-06 1988-10-06 ボルト固定用固着剤 Expired - Lifetime JPH0823275B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25348388A JPH0823275B2 (ja) 1988-10-06 1988-10-06 ボルト固定用固着剤

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JP25348388A JPH0823275B2 (ja) 1988-10-06 1988-10-06 ボルト固定用固着剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02101298A true JPH02101298A (ja) 1990-04-13
JPH0823275B2 JPH0823275B2 (ja) 1996-03-06

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ID=17252009

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25348388A Expired - Lifetime JPH0823275B2 (ja) 1988-10-06 1988-10-06 ボルト固定用固着剤

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008544241A (ja) * 2005-06-17 2008-12-04 タイメックス グループ ビー.ヴィー. 汎用電子装置のモジュール構成

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008544241A (ja) * 2005-06-17 2008-12-04 タイメックス グループ ビー.ヴィー. 汎用電子装置のモジュール構成

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JPH0823275B2 (ja) 1996-03-06

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