JPH02100079A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ウォーミングアップ完了のコピーの定着性を
良好にすると共にウォーミングアップ完了を短縮した記
録装置に関する。

〔発明の背景〕

記録装置には第４図に示すように、感光体ドラムｌに形
成されたトナー像をレジストレーションローラ２から給
送される転写紙Ｐに転写極３で転写し、この転写紙を分
離極４で感光体ドラム１から分離した後、加熱してその
転写像を定着するための定着ローラ５が配設されている
。

該定着ローラ５は内部にヒータ５１Ａが組み込まれた加
熱ローラ５１と該加熱ローラ５１に圧接して上記加熱ロ
ーラ５１と反対方向に回転する加圧ローラ５２とでなり
、両ローラ５１．５２の接触部の間に転写紙Ｐが挟着搬
送されることにより加熱定着されるようになっている。

この定着を確実に実行するには加熱ローラ５１の温度を
所定以上に保持する必要がある。

上記ヒータ５１Ａは加熱ローラ５を加熱して所定の温度
以上に保持するためのものであるが、ここで問題となる
のは、記録装置のメインスイッチ（電源スィッチ）のオ
ンによりヒータ５１Ａをオンにしてから加熱ローラ５１
の温度が所定設定以上にするまでのウォーミングア・７
プの方法である。

従来ではこのウォーミングアップの方法としては、例え
ば下記の３通りの方法等が実行されている。

■　ヒータ５１Ａをオンにした後も定着ローラ５の停止
を続け、加熱ローラ５１がある温度に達した時点でウオ
ーミングアツプ完了とする。

■　ヒータ５１Ａをオンにした時、定着ローラ５の回転
を開始し、加熱ローラ５１がある温度に達した時点でウ
ォーミングアップ完了とする。

■　ヒータ５１Ａをオンにした後、加熱ローラ５１があ
る温度に達した時点或いはある時間経過後に定着ローラ
５の回転を開始し、加熱ローラ５１がある温度に達した
時点或いは定着ローラ５の回転開始時からある時間経過
でウオーミングアツプ完了とする。

（発明が解決しようとする課題〕 ところが、■の方法では、朝一番など定着ローラ５が室
温に近い場合、ウオーミングアツプ完了直後でも加圧ロ
ーラ５２の温度は低（、定着ローラ５の定着性が悪い状
態が続く。特に、連続コピーを行うと、加熱ローラ５１
の熱が加圧ローラ５２に吸収され、加熱ローラ５１の温
度が急激に低下し、定着性がさらに悪くなる。この現象
は室温が低い場合に特に発生し易い。

また、■及び■の方法では、ウオーミングアツプ完了ま
で定着ローラ５が回転されるため加圧ローラ５も充分に
温度が上昇し、■の方法の問題点は解消されるが、その
反面ウォーミングアップの時間が長くなる別問題があっ
た。

本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、室温
が低いウオーミングアツプ直後の連続コピーでも定着が
良好に行われるようにし、しかも定着ローラのウォーミ
ングアップの時間の短縮を可能とした記録装置を提供す
ることである。

〔課題を解決するための手段〕

このために本発明は、メインスイッチのオン時に加熱ロ
ーラ内に組み込まれたヒータと定着ローラの回転駆動を
オンにし、上記メインスイッチのオン時から所定設定時
間経過時に上記定着ローラを停止させ、その後上記加熱
ローラが所定の温度設定値に達した時上記定着ローラの
ウオーミングアツプ完了とするようにした。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例の記録装置について述べる。第１
図はその記録装置の定着ローラ部のウオーミングアツプ
時のタイムチャート、第２図はその定着ローラの温度変
化を示す図である。第１図において、メインスイッチを
オンとした時点でヒータ５１Ａ及び定着ローラ５の回転
駆動をオンとする。これにより定着ローラ５は予備回転
しながら加熱され、加熱ローラ５１は第２図の実線で示
すように時間と共に温度が上昇する。また、加圧ローラ
５２も加熱ローラ５１に接触しながら回転するので実線
で示すように温度が上昇する。そしてメインスイッチの
オン時から所定設定時間Ｔを経過した時点で定着ローラ
５の予備回転を停止させるが、ヒータ５１Ａのオン状態
は継続させる。

よって加熱ローラ５１は引き続きさらに温度が上昇する
。

この場合定着ローラ５の停止により、加熱ローラ５１と
加圧ローラ５２との接触部は固定され加熱ローラ５１か
ら加圧ローラ５２への伝熱効率が低下するので加熱ロー
ラ５１が加圧ローラ５２に吸収される熱量は減少し、加
熱ローラ５１の温度上昇は急勾配となる。そして加熱ロ
ーラ５１が設定温度Ｈ，（例えば２００℃）に達した時
点でウオーミングアツプ完了となりコピー可能状態にな
る。

このことから予備回転の設定時間Ｔを短縮すると早い時
点で加熱ローラ５１の温度上昇勾配が急となるのでウオ
ーミングアツプ時間を短縮することができる。また、こ
のように予備回転をウォーミングアップ完了前に停止さ
せることにより、従来のようにウオーミングアツプ完了
まで回転させる方式よりはウオーミングアツプ時間を短
縮せることが可能となる。

しかし、予備回転停止からウオーミングアツプ完了まで
の間、加圧ローラ５２は加熱ローラ５１からの伝熱量が
少なくなるため温度が下降する。

このため、ウオーミングアツプ完了時に転写紙Ｐの定着
性に支障を来たさない最も良い状態になるように設定時
間Ｔが設定される。

なお、ウォーミングアップ完了以降の加熱ローラ５１は
ヒータ５１Ａの温度フィードバック制御のオン・オフに
より設定温度Ｈ１付近のレベル温度に保持される。

また、第２図の一点鎖線はヒータ５１Ａの電力を大きく
した場合の温度変化を示し、この場合には次の２通りの
ウォーミングアップの方式の何れかを採ることが可能で
ある。

■　図示の一点鎖線に示すようにウオーミングアツプ完
了時を実線のヒータ電力が小さい場合と同じに設定し予
備回転の設定時間Ｔ′を長くすることによりウオーミン
グアツプ完了時の加圧ローラ５２の温度を高くする方式
。この方式では転写紙Ｐに対する定着効果がより確実と
なる特徴がある。

■　予備回転時間を実線の場合の予備回転時間Ｔと同じ
にすることによりウォーミングアップ時間を短縮するす
る方式。この方式は第２図には示されていないが、加熱
ローラ５１の予備回転後は急勾配の温度立上りとなりウ
ォーミングアップ完了時は上記の何れの場合より早くな
る特徴がある。

第３図は実際のウオーミングアツプ時間の試験例の説明
図である。この試験例における定着ローラ５の条件は下
記の通りである。

加熱ローラ：５０＋ｍφアルミニュームにＰＦＡコーテ
ィングしたもの 加圧ローラ：５０龍φＨＴＶシリコンゴムにＰＦＡチュ
ーブを被嵌したもの また、試験例Ａのヒータの電力は９００ｗ試験例Ｂのヒ
ータの電力は９９０誓である。

なお、この試験例も第２図の温度変化の関係が適用され
る。

第２図からも明らかのように予備回転時間を短くすると
ウオーミングアツプ時間は短縮される。

今、加熱ローラ５１のウォーミングアップ完了時の設定
温度を２００℃とし、試験例Ａにおける予備回転時間を
２分に設定するとそのウオーミングアツプ時間は約４分
となる。、れを従来のウオーミングアツプ完了時まで定
着ローラ５を回転させる方式に比較すると約２分ウオー
ミングアツプ時間が短縮され、定着性も充分なレベルで
あった。

また、試験例Ｂではウォーミングアップ時間を４分にす
ると予備回転時間を３分まで行うことが可能となり、ウ
オーミングアツプ完了時の加圧ローラ５２の温度をさら
に上昇させることが可能となる。よってこの場合には定
着性がより向上するので、転写紙として定着性の悪い外
国紙等を使用する場合に適用すると効果的である。そし
てこの試験例Ｂで予備回転時間を２分に設定した場合に
はウオーミングアツプ時間はさらに短縮され、約３．５
分となる。

このように使用ヒータ電力の大きさに応じてウオーミン
グアツプ時間や定着性のレベル等を変えることができる
ので、コピーに応じて適当にそれらの条件を選択するこ
とにより望ましいコピーが可能となる。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、室温が低く、ウォーミン
グアップ直後の連続コピーあっても定着性が良好なコピ
ーを可能にし、かつ、そのウオーミングアツプ時間を短
縮させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の記録装置の定着ローラ部の
作動を示すタイムチャート、第２図は定着ローラのウオ
ーミングアツプ時の温度変化を示す図、第３図は定着ロ
ーラの予備回転停止温度とウオーミングアツプ時間との
関係を示す図、第４図は記録装置の要部の概略構成を示
す図である。 ５・・・定着ローラ、５１・・・加熱ローラ、５２・・
・加圧ローラ、Ｐ・・・転写紙。 代理人　弁理士　長　尾　常　明 客曳馴Ｕ列Ａ　４丸串ヒ一ク′乞刀９００Ｗ京入駿神Ｉ
Ｂ　　　イ火ノＤど−ｙｖｉ　９ｑｏｗ子橋日ｒぷ閏 （ＭＩＮ、） 第 ２図 第４ 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）、トナー像が転写された転写紙を、接触回転する
   加熱ローラと加圧ローラとでなる定着ローラに挟着搬送
   して上記トナー像を加熱定着するようにした記録装置に
   おいて、 メインスイッチのオン時に上記加熱ローラ内に組み込ま
   れたヒータと上記定着ローラの回転駆動をオンにし、上
   記メインスイッチのオン時から所定設定時間経過時に上
   記定着ローラを停止させ、その後上記加熱ローラが所定
   の温度設定値に達した時上記定着ローラのウォーミング
   アップ完了とするようにしたことを特徴とする記録装置
   。
2. （２）、上記定着ローラの上記停止時を上記ヒータの使
   用電力の大きさに応じて変えるようにしたことを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の記録装置。