JPH0389383A - 定着制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はレーザープリンタ、複写機等の転写紙を定着ロ
ーラと加圧ローラで挟みトナー等を該転写紙に定着させ
る定着部を有する画像形成装置において、核装置の電源
投入による起動立上げ時の定着部の温度制御方式に関す
る。

（従来の技術） レーザープリンタや複写機等の画像形成装置の電源を投
入時あるいはカールやジャム発生等の障害処理後、一定
時間未使用の状態から電源を再投入した場合の定着部の
温度制御は次のように行なわれていた。

第２図に定着部の構成図を示すように定着ローラ１の円
筒内に加熱用ヒータ２を内蔵し、加圧ローラ３との間に
転写紙４を挟み、トナー等を加熱加圧により定着させる
。定着ローラの表面温度はサーミスタ５により検知され
、マイクロ・コンピュータ（ＣＰ　Ｕ）　６ヘデイジタ
ル値に変換されて入力され、ＣＰＵ８に予め設定された
定着温度を示す基準電圧と比較され、その定着温度に達
したときプリント動作を行なうようにＣＰＵ５は制御す
る。

この動作フローを第８図に示し１画像形成装置と電源を
投入し起動立上げ（ＰＯｖＢＲ−ＯＮ）（Ｓ、）ととも
にヒータ２が点灯されかつ同時に定着ローラを回転させ
る定着モータが回転動作（０’Ｎ　）を始める（Ｓ２）
、そして、サーミスタ５からの温度検出信号（電圧）に
よりＣＰＵ６が判断しくＳ、）、所定の定着温度に定着
ローラが達していれば定着条件が整っている（ＯＫ）と
して、起動立上げ時の準備完了となる（Ｓ、）。

第４図は定着温度の実測データのグラフを示し、縦軸は
定着ローラの表面温度（’Ｃ）を、横軸はその時の経過
時間ｔ（分）を示す。このグラフから分るように起動立
上げ時、所定の定着温度（約１７６℃）に達するまでに
は、約２分位の一定時間を必要とし、温度が安定しにく
いことがわかる。

（発明が解決しようとする課ｍ＞ ところで、定着部は上述したように定着ローラの温度は
これと接触従動する加圧ローラに熱伝導により伝熱され
る。加圧ローラは一般に転写紙４を転送するため弾性部
材、例えば、ゴム等で形成されており、加圧ローラが所
定温度に均一になるのは、定着ローラに比べ更に相当の
時間を要する。

そこで１画像形成装置の起動立上げ時には、定着ローラ
、加圧ローラの熱量を均一化するために空回しを短時間
（５〜１０秒）行なうようにしているが、加圧ローラが
温度均一になるには相当の時間を要する。この加圧ロー
ラの温度が均一化されないと定着ローラと加圧ローラの
温度差に起因してカールやジャム等の発生が起こりやす
かった。

また、温度を均一化するため定着ローラを長時間にわた
り空回転させる方法もあるが、これは起動立上げ時間（
ウオーミングアツプ時間）を長くするという不具合いが
ある。

（発明の目的） 本発明は従来の起動立上げ時間内において、早期に定着
ローラ、加圧ローラの温度の均一化と。

定着可能な温度に設定しうる定着部の温度制御方式を提
供することにある。

（構成および作用） 本発明は上記目的を達成するため、転写紙を定着ローラ
と加圧ローラで挟みトナー等を該転写紙に定着させる定
着部を有する画像形成装置において、該装置の電源投入
による起動立上げ時、前記定着ローラの回転数もしくは
定着ローラの検出温度を夫々高めに設定し、一定時間経
過後に定常の通紙時における回転数もしくは検出温度と
するように制御部により定着ローラの駆動モータもしく
は温度検出用のサーミスタを制御することを特徴とする
。

本発明は画像形成装置の電源投入による起動立上げ時、
定着ローラの回転数を定常の通紙時より高速回転して、
定着ローラと加圧ローラの接触面積を多くし短時間のう
ちに加圧ローラ側に多くの熱量を伝熱し、早期に所定の
定着温度とし、かつ均一化をはかる。

また、サーミスタによる定着ローラの検出設定温度を起
動立上げ時にのみ高温度に設定することにより、ヒータ
への供給電流を増加させ早く定着温度となし一定時間後
に定常の通紙時における設定温度として、温度の均一化
をはかる。

（実施例） 第１図は本発明方式を実施する一実施例の動作フローを
示し、画像形成装置の電源投入により起動立上げ（ＰＯ
ＩＩＥＲ−ＯＮ）（Ｓ　Ｌ）とともに、定着ローラの設
定温度を定常通紙時の設定温度（例えば、１７６℃）よ
り高い温度（例えば、２１０℃）にＣＰＵ６で設定する
。この設定温度は加圧ローラ３の厚みを考慮して定めら
れ、加圧ローラが温度均一モードＯＮ状態としたところ
で（Ｓ２）、定着ローラ１のヒータ２をＯＮするか（Ｓ
３）、もしくは定着ローラの駆動モータを定常通紙時の
回転より増速ＯＮＬ、（Ｓ４）、定着ローラと加圧ロー
ラの接触面積を起動立上げ時間内の短時間において多く
し、加圧ローラへの熱伝達を早め均一化を行なう。

ＣＰＵ５はサーミスタ５からの検知信号（電圧）から定
着加圧のローラ定着条件が整っているかを判断しくＳｓ
）、条件が整っていれば（Ｓ、）定常の通紙モード、即
ちサーミスタの検出温度を下げるか。

もしくは定着ローラの駆動モータの回転速度を落し、定
常の通紙状態の動作の準備完了（Ｓ、）となる。

上記動作において、起動立上げ時と定常通紙時のＣＰＵ
による温度制御を、１個のサーミスタからの検知信号に
より行なう場合をのべたが、独立に２個のサーミスタを
設け、温度制御を行なうよにしてもよい。

（発明の効果） 以上説明したように本発明は１画像形成装置の起動立上
り時、定着ローラの回転数を多くしたり、サーミスタの
設定温度を高くしているので１通紙準備動作段階の時間
内において、加圧ローラの温度の均一化と最適な定着可
能な温度とすることができる。

この結果、定着部において特に両面通紙の際に生ずる転
写紙の表裏の温度差がなくなり、カールの発生を極力抑
えることができ、シワ等の発生も少なく良好な定着と搬
送不良をなくすことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方式を実施する一実施例の動作フローを
示す図、第２図は本発明が実施される画像形成装置の定
着部の構成を示す図、第３図は従来の起動立上げ時の通
紙準備段階の動作フローを示す図、第４図は定着温度の
実測データのグラフを示す図である。 １　・・・定着ローラ％　２　・・・　ヒータ、　３・
・・加圧ローラ、　４・・・転写紙、　５・・・サーミ
スタ、　６・・・マイクロ・コンピュータ（ＣＰ　Ｕ）
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 転写紙を定着ローラと加圧ローラで挟みトナー等を該転
   写紙に定着させる定着部を有する画像形成装置において
   、該装置の電源投入による起動立上げ時、前記定着ロー
   ラの回転数もしくは定着ローラの検出温度を夫々高めに
   設定し、一定時間経過後に定常の通紙時における回転数
   もしくは検出温度とするように制御部により定着ローラ
   の駆動モータもしくは温度検出用のサーミスタを制御す
   ることを特徴とする定着部の温度制御方式。