JP2019191453A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子写真方式の画像形成装置において、印刷速度の如何を問わず、良好な定着を行うことができ、しかも印刷開始が遅くならないようにする。【解決手段】ウォームアップの際に、定着部材の温度が予め定められた目標値(θr)に達するまでの時間(Tp)を測定し(232)、測定された時間が、予め定められた判定時間(Th(v))よりも長い場合、測定された時間と、印刷速度とに基づいて空回し時間を設定し(233)、定着部材の温度が目標値(θr)に達した後、設定された空回し時間が経過した後に、印刷を開始させる。例えば、空回し時間は、印刷速度が速いほどより長い値に設定される。【選択図】図8

Description

本発明は電子写真方式の画像形成装置に関する。本発明の画像形成装置は、例えば、プリンタ、ファクシミリ装置、複写機、又は複合機(MFP)として用い得るものである。
電子写真方式の画像形成装置においては、感光ドラム等の像担持体に形成された現像剤画像が記録媒体に転写され、定着される。定着には、定着部材及び加圧部材が用いられる。定着部材は例えば定着ローラであり、加圧部材は例えば加圧ローラである。現像剤画像が転写された記録媒体は、定着部材と加圧部材との間に形成されたニップ部を通過する際に加熱及び加圧されて、現像剤画像が記録媒体上に定着される。
画像形成を開始する場合、ウォームアップ(予熱)により定着部材及び加圧部材を加熱した後に、記録媒体への印刷(特に転写及び定着)が開始される。
定着部材に対する加熱は、定着部材への熱伝達が可能なように設けられたヒータに通電することによって行われ、定着部材の温度が温度検出素子によって検出される。加圧部材は、定着部材に接触しているため、定着部材の温度上昇に伴って、間接的に加熱される。
加圧部材には温度検出素子が設けられておらず、定着部材の温度に基づいてウォームアップの終了及び印刷の開始のタイミングが制御されることが多い。
そのような構成において、定着部材の温度が目標値に達したときに直ちに印刷を開始すると、加圧部材が十分に温まっておらず、そのために定着を良好に行うことができない場合がある。
そこで、定着部材の温度が目標値に達したのち、「空回し」により加圧部材が十分高い温度に達するのを待ってから印刷を開始することが特許文献1に提案されている。ここで言う「空回し」は、定着部材の温度を目標値に保つ制御を続けるとともに、印刷を開始せず(通紙を行わず)に、定着部材及び加圧部材を動作させ、定着部材の熱を加圧部材に伝える処理を意味する。特許文献1には、空回しの時間を、定着部材の温度が目標値に達するまでの時間(定着部材のウォームアップに要した時間)に基づいて定めることが教示されている。例えば、特許文献1の第1の実施形態では、定着部材のウォームアップに要した時間に基づいてトータルウォームアップ時間を求め、トータルウォームアップ時間から、定着部材のウォームアップに要した時間(又はこれに係数を掛けることで得られる値)を減算することで、空回し時間を求めている(段落0085〜0087、図12)。
特開2015−007685公報
特許文献1に開示された方法の問題は、印刷速度によっては、空回しの時間が適切でなく、そのために良好な定着を行うことができず、或いは空回しの時間が過度に長くなって、印刷開始が必要以上に遅くなることである。
本発明は、印刷速度の如何を問わず、良好な定着を行うことができ、しかも印刷開始が遅くならないようにすることを目的とする。
本発明の画像形成装置は、
記録媒体を通過させるニップ部を形成し、該ニップ部を通過する記録媒体を加熱及び加圧する定着部材及び加圧部材と
前記定着部材を加熱するヒータと、
前記定着部材の温度を検出する温度検出素子と、
前記定着部材のウォームアップを行った後に、印刷を開始させる印刷制御部とを備え、
前記印刷制御部は、
前記ウォームアップの際に、前記温度検出素子で検出された前記定着部材の温度が予め定められた目標値に達するまでの時間を測定する時間測定部と、
前記時間測定部で測定された時間が、予め定められた判定時間よりも長い場合、前記時間測定部で測定された時間と、印刷速度とに基づいて空回し時間を設定する空回し制御部と、
前記定着部材の温度が前記目標値に達した後、前記空回し制御部で設定された空回し時間が経過した後に、印刷を開始させる印刷開始制御部と
を有することを特徴とする。
本発明によれば、印刷速度の如何を問わず、空回しの時間を適切にすることができ、従って、良好な定着を行うことができ、しかも印刷開始が必要以上に遅くならないようにすることができる。
本発明の実施の形態の画像形成装置の構成を概略的に示す断面図である。 図1の画像形成装置の制御系を示す機能ブロック図である。 記録媒体の厚さに対して定められた印刷速度をテーブル形式で示す図である。 空回しを行わない場合の定着ローラ及び加圧ローラの温度の変化の一例を示す図である。 空回しを行う場合の定着ローラ及び加圧ローラの温度の変化の一例を示す図である。 空回しを行う場合の定着ローラ及び加圧ローラの温度の変化の他の例を示す図である。 空回しを行う場合の定着ローラ及び加圧ローラの温度の変化のさらに他の例を示す図である。 印刷速度に対応して定められた判定時間及び係数をテーブル形式で示す図である。 実施の形態におけるウォームアップ処理のフローチャートである。 実施の形態におけるウォームアップ処理のフローチャートである。 定着部の異なる例を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら説明する。以下の実施の形態は例示のためのものであって、本発明には種々の変更が可能である。
図1は本発明の実施の形態の画像形成装置の構成を概略的に示す。図示の画像形成装置は、電子写真方式のモノクロ印刷装置であり、画像形成部を一つだけ有する。
図示の画像形成装置は、給紙ローラ111と、搬送ローラ群112〜115と、画像形成部120と、転写部131と、定着部140と、制御部200とを有する。
給紙ローラ111は、給紙カセット110に積み重ねられた記録媒体109を1枚ずつ分離して、送り出す。記録媒体109は例えば印刷用紙である。
搬送ローラ群112〜115は、記録媒体109を搬送経路116に沿って搬送する。
画像形成部120は、感光ドラム121と、帯電ローラ122と、印刷ヘッド123と、現像ローラ124とを有し、電子写真プロセスにより感光ドラム121上に現像剤画像を形成する。
具体的には、帯電ローラ122への帯電電圧の印加により感光ドラム121を一様に帯電し、印刷ヘッド123により感光ドラム121を、印刷データに応じて選択的に露光することで、感光ドラム121上に静電潜像を形成し、現像ローラ124への現像電圧の印加により、感光ドラム121上の静電潜像に現像剤を選択的に付着させることで現像を行って現像剤画像を生成する。
転写部131は、転写ローラで構成され、転写電圧の印加により、感光ドラム121上に形成された現像剤画像を記録媒体109に転写する。
定着部140は、記録媒体109上に転写された現像剤画像に対し加熱及び加圧を行って、現像剤画像を記録媒体109に定着させる。
定着部140は、定着部材としての定着ローラ141と、加圧部材としての加圧ローラ142と、ヒータ143と、温度検出素子144とを有する。
定着ローラ141と加圧ローラ142とはそれらの間に記録媒体109を通過させるニップ部を形成する。このニップ部を記録媒体109が通過する際に、記録媒体109が定着ローラ141及び加圧ローラ142によって加圧及び加熱される。その結果、記録媒体109上の現像剤画像が記録媒体109に定着される。
ヒータ143は、例えばハロゲンヒータで構成されており、図示しない加熱電源から電力の供給を受けて発熱し、熱の輻射により定着ローラ141を加熱する。
温度検出素子144は、例えばサーミスタで構成されており、定着ローラ141の温度を検出する。
加圧ローラ142は、ヒータ143からの熱の輻射を受けず、ヒータ143によって直接には加熱されない。一方、加圧ローラ142は定着ローラ141に押し付けられており、定着ローラ141の熱が加圧ローラ142に伝達される。即ち、上記ニップ部を記録媒体109が通過していないときに、定着ローラ141と加圧ローラ142との接触により、定着ローラ141の熱が加圧ローラ142に伝達され、加圧ローラ142が加熱される。従って、ウォームアップ時には、加圧ローラ142の温度上昇は定着ローラ141の温度上昇に対して遅れる。
給紙ローラ111、搬送ローラ群112〜115、感光ドラム121、転写部131の転写ローラ、及び定着部140の定着ローラ141及び加圧ローラ142は、図示しない1又は2以上の駆動用モータによって駆動される。駆動のオン、オフは、上記駆動用モータのオン、オフ又は上記駆動用モータの回転力を受けるクラッチのオン、オフによって行われる。また、給紙ローラ111による繰り出しの速度、搬送ローラ群112〜115による搬送の速度、感光ドラム121、並びに転写部131の転写ローラ及び定着部140の定着ローラ141及び加圧ローラ142の回転速度は、これらを駆動するためのモータの回転速度によって決まり、該モータの回転速度によって印刷速度が決まる。
対をなすローラのうちの一方は連れ回りを行う(従動回転する)ものであっても良い。
例えば、定着ローラ141及び加圧ローラ142のうちの一方、例えば定着ローラ141がモータにより駆動され、加圧ローラ142は定着ローラ141に連れ回るように構成されていても良い。
以下では加圧ローラ142は定着ローラ141に連れ回るように構成されているものとして説明する。
定着ローラ141の駆動に用いられるモータを便宜上定着モータと呼ぶ。定着モータは、定着部140の定着ローラ141のみならず、他のローラの駆動にも用いられるものであっても良い。
以下の説明では、定着モータと定着ローラ141との間にはクラッチは設けられておらず、定着モータのオン、オフにより定着モータの回転のオン、オフが決まるものとする。
印刷が行われる際には、画像形成部120における画像形成の動作(感光ドラム121の回転、静電潜像の形成など)、給紙ローラ111による繰り出し、搬送ローラ群112〜115による搬送、転写部131の転写ローラの回転、及び定着部140の定着ローラ141及び加圧ローラ142の回転は互いに同期するように制御される。
後述の空回しの際は、定着部140のローラのみが駆動されればよく、その際には、給紙ローラ111による繰り出しは行われない。また、搬送ローラ群112〜115の駆動も行われなくても良い。さらに、感光ドラム121の回転を含む、画像形成部120の動作も行われなくても良い。
図2は、画像形成装置の制御部200と、制御部200に接続された他の構成要素とを示す機能ブロック図である。
制御部200は、ハードウェアで構成されていても良く、ソフトウェア、即ちプログラムされたコンピュータで構成されていても良く、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより構成されていても良い。
図示の制御部200は、データ処理部210と、印刷制御部220とを有する。
データ処理部210は、ホストコンピュータ190との間でデータの送受信を行い、ホストコンピュータ190から印刷指示データを受ける。印刷指示データには、印刷データと制御情報とが含まれる。制御情報は、印刷の制御に必要な種々のパラメータを指定する。このパラメータには、記録媒体109のサイズ、厚さ、及び種類が含まれる。
データ処理部210は、印刷指示データに含まれる印刷データを画像形成部120での画像形成に適した形式に変換する。例えば、ホストコンピュータ190から供給される印刷データは、プリンタ記述言語で記述された描画命令を含むものであり、データ処理部210は、このような印刷データを、ラスタライズされた印刷データ(画像データ)に変換する。データ処理部210は、ラスタライズされた印刷データと、上記の制御情報を印刷制御部220に供給する。
印刷制御部220は、データ処理部210から供給された印刷データ及び上記の制御情報に基づいて、印刷を実行するための制御を行う。
印刷制御部220は、印刷速度決定部221と、給紙制御部223と、搬送制御部224と、画像形成制御部225と、定着制御部226と、印刷開始制御部227と、メモリ制御部228と、メモリ229とを有する。
メモリ229には、後述の速度テーブル、温度テーブル、及び空回し時間計算テーブルが記憶されている。
メモリ229は、不揮発性メモリで構成されているのが望ましい。
メモリ229への書込み及びメモリ229からの読出しは、メモリ制御部228により行われる。
印刷速度決定部221は、データ処理部210から供給される制御情報によって指定される記録媒体109の厚さに基づいて印刷速度を決定し、決定した印刷速度を、給紙制御部223、搬送制御部224、画像形成制御部225、及び定着制御部226に通知する。ここで言う印刷速度は、記録媒体109の搬送速度である。
印刷速度決定部221は、記録媒体109の厚さに基づいて印刷速度を決定する際は、図3に示される速度テーブルを参照する。
図3に示される速度テーブルは、記録媒体の厚さ、即ち単位面積当たりの重量[g/m]と印刷速度との関係を示すものであり、予めメモリ229に記憶されている。
給紙制御部223は、印刷速度決定部221で決定された印刷速度に応じて、給紙ローラ111の駆動の制御を行う。搬送制御部224は、印刷速度決定部221で決定された印刷速度に応じて、搬送ローラ112〜115の駆動の制御を行う。給紙ローラ111及び搬送ローラ112〜115の駆動の制御には、給紙及び搬送のオン、オフの制御、並びに給紙及び搬送の速度(即ち、印刷速度)の制御が含まれる。
画像形成制御部225は、印刷速度決定部221で決定された印刷速度、及びデータ処理部210から出力される印刷データに基づいて、印刷ヘッド123、帯電ローラ122、現像ローラ124、及び転写部131の制御を行う。印刷ヘッド123の制御には、データ処理部210から出力される印刷データに応じた選択的露光のための制御が含まれる。帯電ローラ122の制御には、帯電電圧の印加の制御が含まれる。現像ローラ124の制御には、現像電圧の印加の制御が含まれる。転写部131の制御には、転写電圧の印加の制御が含まれる。
定着制御部226は、データ処理部210から供給された制御情報によって指定される媒体109のサイズ、厚さ、及び種類と、印刷速度決定部221で決定された印刷速度とに応じて、定着部140の制御を行う。
定着制御部226は、温度制御部231と、時間測定部232と、空回し制御部233と、回転制御部234とを有する。
温度制御部231は、メモリ229に記憶されている温度テーブル(図示しない)を参照して、記録媒体109のサイズ、厚さ、及び種類から定着温度目標値θrを決定し、温度検出素子144で検出された温度に基づいて、ヒータ143のオン、オフの制御を行う。
ヒータ143のオン、オフの制御は、温度検出素子144による温度検出の結果に基づいて行われる。即ち、温度制御部231は、定着ローラ141のウォームアップ中、即ち定着ローラ141の温度が目標値θrに達するまではヒータ143をオンの状態に維持し、空回し中は、定着ローラ141の温度が目標値θrに維持されるようにヒータ143をオン又はオフにする。
なお、発熱量が調整可能のヒータが用いられる場合には、オン、オフ制御ではなく、発熱量の調整によって温度が目標値に維持されるような制御を行っても良い。
時間測定部232は、定着ローラ141の温度が目標値θrに達するまでの時間(定着ローラのウォームアップ時間)を測定する。
空回し制御部233は、時間測定部232で測定された時間と、印刷速度決定部221で決定された印刷速度とに基づいて空回し時間を設定する。
空回し制御部233による空回し時間の設定は、予め定められたパラメータを用いて行われる。このパラメータには、判定時間と係数とが含まれる。判定時間と係数とは、印刷速度毎に予め実験等により定められ、空回し時間計算テーブルの形でメモリ229に記憶されている。
回転制御部234は、定着モータのオン、オフの制御及び回転速度の制御を行う。回転制御部234は、印刷速度決定部221で決定された印刷速度に基づいて、定着モータの制御を行う。回転制御部234は、定着ローラ141が、印刷速度、即ち記録媒体109の搬送速度に合致する表面速度で回転するよう定着モータの回転速度を制御する。
以下、図4及び図5を参照して、画像形成装置の印刷開始時の動作(定着ローラ141及び加圧ローラ142の温度の変化)を説明する。図4及び図5で、実線θfは定着ローラ141の温度、破線θgは加圧ローラ142の温度を示す。また、縦軸上のθrは定着温度、即ち、定着ローラ141の温度の目標値、θaは定着可能温度下限、即ち定着が適切に行われる温度範囲の下限、θbは定着可能温度上限、即ち定着が適切に行われる温度範囲の上限を示す。
図4は、空回しを行わない場合の動作を示し、図5は、空回しを行う場合の動作を示す。
図4及び図5において、時点t1で、定着モータ及びヒータ143をオンにし、定着ローラ141のウォームアップを開始する。ウォームアップの開始後、時点t2で定着ローラ141の温度θfが目標値θrに達したものとする。目標値に達したら、その後は定着ローラ141の温度θfが目標値θrに維持されるように、ヒータ143のオン、オフの制御が行われる。ウォームアップの開始から、定着ローラ141の温度θfが目標値θrに達するまでの期間を定着ローラ141のウォームアップ期間と言い、符号Tpで表す。
上記のように、加圧ローラ142の加熱は、定着ローラ141から熱伝達を受ける形で行われるので、ウォームアップ時には、加圧ローラ142の温度上昇は定着ローラ141の温度上昇に対して遅れる。
図示の例では、時点t2における加圧ローラ142の温度θgは、目標値θrよりも低い。
この状態で、図4に示すように、回転制御部234が、いったん期間Tsだけ定着モータを停止させたのち、時点t3で印刷を開始すると、記録媒体109によって定着ローラ141の熱が奪われ、定着ローラ141の温度θfが大幅に低下する。定着ローラ141の温度θfが定着可能温度下限θaよりも低くなると、適切な定着が行われない。
なお、図4で、θeは印刷開始時(時点t3)の定着ローラ141と加圧ローラ142の温度差を示す。また、図4及び図5において、定着モータは、印刷中のみならず、ウォームアップ期間(Tp)中も、空回し期間(Tq)中も、定着ローラ141の表面速度が150mm/sとなるように駆動される場合を想定している。
図5に示すように時点t2から時点t4までの期間Tqだけ空回しを行って、加圧ローラ142の温度θgが十分に高くなってから、いったん定着ローラ141を期間Tsだけ停止させた後に、時点t5で印刷を開始すると、定着ローラ141の温度θfの低下の幅θdを小さくすることができる。温度の低下の幅θdが小さくなるのは、加圧ローラ142も十分高い温度になっており、印刷開始時(時点t5)における定着ローラ141と加圧ローラ142の温度差θeが小さくなっており、定着ローラ141のみならず、加圧ローラ142からも記録媒体109への熱の伝達が行われるためである。
なお、図4及び図5の例では、印刷開始の前にいったん期間Tsだけ定着モータを停止させているが、これは、ウォームアップ及び空回しの際と、印刷の際とで回転速度が異なる場合があることを考慮し、印刷速度の如何を問わず同じ手順で動作をさせるためである。ウォームアップ及び空回しの際と、印刷の際とで回転速度が同じ場合には、いったん停止させる必要はない。また回転しながら速度を変えられる機構を有する場合にも、いったん停止させる必要がない。ただし、このようにいったん停止させるとしてもその時間は短いので、或いはいったん停止させる動作も印刷動作の一部とみなすことができるので、ウォームアップの終了後、いったん停止させて、印刷を開始する場合も、「ウォームアップの終了後直ちに印刷を開始する」に該当するものとし、空回しの終了後、いったん停止させて、印刷を開始する場合も、「空回しの終了後直ちに印刷を開始する」に該当するものとする。
加圧ローラ142には温度検出素子が設けられていないので、加圧ローラ142の温度θgが十分な温度に達したか否かは直接には分からない。そこで、空回し時間に基づいて、加圧ローラ142が十分な温度に達したか否かを推定することとしている。
具体的には、空回し時間を決定し、決定された空回し時間だけ空回しすれば、加圧ローラ142が十分な温度に達したものと推定し、その後印刷を開始する。
特許文献1には、ウォームアップ時間(定着ローラの温度が目標値に達するまでの時間)が長い場合には、空回し時間をより長くすることが開示されている。
このようにするのは、ウォームアップ時間が長いのは、ウォームアップ前の定着ローラ及び加圧ローラの温度が低かったものと推定され、その場合には、加圧ローラが十分な温度に達するまでにより長い時間がかかると推定されるためである。
しかるに、上記の「十分な温度」は、印刷速度、即ち記録媒体109が通過する速度によって異なる。印刷速度が高いほど、定着ローラ141及び加圧ローラ142はより多くの熱を奪われる。印刷速度が高いほど、定着ローラ141と加圧ローラ142の間のニップ部を通過する記録媒体109の単位時間当たりの量(定着ローラ141及び加圧ローラ142に接触する記録媒体109の単位時間当たりの面積)が大きいためである。従って印刷速度が高いほど、印刷開始前に、加圧ローラ142をより高い温度にしておく必要がある。
逆に言えば、記録媒体109が供給される速度が低い場合には、印刷開始の時点での加圧ローラ142の温度θgは比較的低くても良い。印刷速度を考慮に入れずに空回し時間を定めると、印刷速度が低い場合には、空回し時間が長すぎて、その分印刷の開始が遅れることになる。
図6及び図7は、図5に比べて印刷速度が低い場合の動作(定着ローラ141及び加圧ローラ142の温度の変化)を示す。具体的には、図5は印刷速度が150mm/sである場合の動作を示すのに対し、図6及び図7は、印刷速度が75mm/sである場合の動作を示す。図6は、空回し時間Tqを図5と同じ値に設定した場合を示し、図7は、空回し時間Tqを図5よりも短く設定した場合を示す。尚、図6及び図7でも、定着モータは、ウォームアップ期間(Tp)中及び空回し期間(Tq)中には、図4及び図5と同じく、定着ローラ141の表面速度が150mm/sとなるように駆動される場合を想定している。
図6及び図7に示すように、印刷速度が低い場合には、記録媒体109によって定着ローラ141が熱を奪われる程度がより少なく、従って、図6に示すように、空回し時間Tqが図5と同じである場合には、定着ローラ141の温度θfの低下幅θdがより小さく、図7に示すように、空回し時間Tqが比較的短くても、定着ローラ141の温度θfの低下幅θdは、過度に大きくはならず、定着ローラ141の温度θfは定着可能温度下限θa以上に維持される。従って、印刷速度が75mm/sである場合には、空回し時間Tqは図7に示すように比較的短くても良く、空回し時間Tqを図6のように設定した場合には、空回し時間が過度に長く、印刷開始が必要以上に遅くなることが分かる。
以上のような検討結果を元に、本実施の形態では、印刷速度を考慮に入れて、空回し時間を決定することとしている。
具体的には、印刷速度毎に定められる判定時間Th(v)及び係数K(v)を用いて、空回し時間Tqを、以下のように定める。
ウォームアップ時間Tpが判定時間Th(v)以下である場合、
Tq=0 式(1a)
ウォームアップ時間Tpが判定時間Th(v)よりも長い場合、
Tq=(Tp−Th(v))×K(v) 式(1b)
このようにして空回し時間Tqを定めた場合、トータルウォームアップ時間Ttは
Tt=Tp 式(2a)
又は
Tt=Tp+(Tp−Th(v))×K(v) 式(2b)
で表される関係を有する。
上記のように、判定時間Th(v)及び係数K(v)は印刷速度v毎に予め実験等により定められ、空回し時間計算テーブルとしてメモリ229に記憶されている。図8は、空回し時間計算テーブルの一例を示す。
以下、印刷開始時の印刷制御部220の動作を図9及び図10を参照して説明する。
印刷は、ホストコンピュータ190からの印刷指示に応じて行われる。
データ処理部210は、ホストコンピュータ190からの印刷指示データに含まれる印刷データを変換して画像形成部120での画像形成に適した印刷データ(画像データ)に変換し、変換により生成された印刷データと、印刷指示データに含まれる制御情報とを印刷制御部220に供給する。印刷制御部220は、これらの印刷データ及び制御情報を印刷指示として受ける。
印刷制御部220はデータ処理部210からの印刷指示を受けると(S101でYes)、まず制御情報によって指定される記録媒体109のサイズ、厚さ、及び種類から印刷速度v及び定着温度目標値θrを決定する(S102)。
印刷速度の決定は、印刷速度決定部221で行われる。印刷速度決定部221は、メモリ229に記憶されている速度テーブル(図3)を参照し、記録媒体109の厚さから印刷速度vを決定する。
定着温度目標値θrの決定は、温度制御部231で行われる。温度制御部231は、メモリ229に記憶されている温度テーブル(図示しない)を参照して、記録媒体109のサイズ、厚さ、及び種類から定着温度目標値θrを決定する。
次に、温度制御部231は、その時点で温度検出素子144によって測定されている定着ローラ141の温度θfが、ステップS102で決定した定着温度目標値θrより低いかどうかの判定を行う(S103)。そして、測定温度θfが目標値θrよりも低ければ(S103でYes)、定着制御部226は、ウォームアップを開始させる。
ウォームアップの開始に当たっては、回転制御部234が定着モータの駆動を開始させ、温度制御部231がヒータ143をオンする(S104)。
ヒータ143がオンされると、時間測定部232は、ウォームアップ開始からの経過時間の測定(ウォームアップ時間の測定)を開始する(S105)。
その後、温度制御部231は、温度検出素子144によって測定される定着ローラ141の温度θfが目標値θrを超えたら(S106でYes)、ヒータ143をオフする(S107)。
ヒータ143がオフされると、時間測定部232は、ウォームアップ開始からの経過時間の測定を終了し(S108)、当該終了時点までの経過時間をウォームアップ時間Tpの測定結果として記憶する。
ステップS108の次に、空回し制御部233は、空回し時間Tqの決定を行う。空回し時間Tqの決定は、以下のように行われる。
まず、空回し制御部233は、メモリ229に記憶されている空回し時間計算テーブル(図8)から、ステップS102で決定された印刷速度に対応する判定時間Th(v)を取得する(S109)。
空回し制御部233は、ステップS108までの測定で得られたウォームアップ時間Tpを、ステップS109で取得した判定時間と比較する(S110)。
測定したウォームアップ時間Tpが、取得した判定時間Th(v)以下の場合は(S110でNo)、空回し制御部233は、空回し時間Tqを0とする(S112)。
即ち、
Tq=0 式(1a)
により空回し時間Tqを定める。
測定したウォームアップ時間Tpが、取得した判定時間Th(v)よりも長い場合は(S110でYes)、空回し制御部233は、メモリ229に記憶されている空回し時間計算テーブル(図8)から、ステップS102で決定された印刷速度に対応する係数K(v)を取得し(S111)、以下の計算式(1b)により、空回し時間Tqを算出する(S113)。
Tq=(Tp−Th(v))×K(v) 式(1b)
上記の式(1b)の判定時間Th(v)としては、ステップS109で取得した値が用いられる。
次に空回し制御部233は、空回し時間の測定(空回し開始からの経過時間の測定)を開始する(S114)。
空回し中は、ステップS112又はS113で決定された空回し時間Tqが経過したか否かの判定(S115)及び定着ローラ141の測定温度θfが定着温度の目標値θrよりも高いか否かの判定(S117)が繰り返される。
ステップS115の処理は、空回し制御部233により行われ、ステップS117の処理は、温度制御部231により行われる。
ステップS117で、測定温度θfが目標値θrよりも高いと判定されたら(S117でYes)、ヒータ143をオフにし(S118)、そうでなければヒータ143をオンにする(S119)。ここで、「ヒータ143をオンにする」とは、もしもそれまでヒータ143がオフの状態であればオンの状態に切り替え、それまでヒータ143がオンの状態であれば、オンの状態を維持することを意味する。同様に、「ヒータ143をオフにする」とは、もしもそれまでヒータ143がオンの状態であればオフの状態に切り替え、それまでヒータ143がオフの状態であれば、オフの状態を維持することを意味する。
ステップS118及びS119の処理も温度制御部231により行われる。
ステップS115で、空回し時間Tqが経過したと判定されたら(S115でYes)、空回し制御部233は、その判定結果を回転制御部234に通知し、回転制御部234はこれに応じて定着モータを停止させる(S116)。
これにより定着部140(定着ローラ141及び加圧ローラ142)のウォームアップが終了となる。
ステップS103で、測定温度θfが目標値θr以上である場合(S103でNo)には直ちに「ウォームアップが終了」となる。
ウォームアップが終了したことは空回し制御部233から印刷開始制御部227に通知される。
この通知に応じて、印刷開始制御部227が印刷を開始させる。即ち、印刷開始制御部227は、給紙制御部223、搬送制御部224、画像形成制御部225、定着制御部226に対し印刷開始の指示を与えることで、印刷を開始させる。
印刷開始に当たっては、図5及び図7に示すように、いったん期間Tsだけ停止させることとしても良い。
式(1a)及び(1b)を用い、図9及び図10を参照して説明した方法で空回し時間Tqを定めると、印刷速度が低い場合の空回し時間Tqを比較的短くすることができる。
例えば、式(1a)及び(1b)と同じ考えを採用しながら、印刷速度の如何を問わず、最も高い印刷速度に対して定められた判定時間及び係数を用いて空回し時間Tqを定めた場合に比べて、空回し時間Tqを短くすることができる。
例えば、印刷速度が75mm/sである場合に、最も高い印刷速度(150mm/s)に対して定められた判定時間及び係数を用いて空回し時間Tqを定めた場合には、空回し時間Tqが図6に示されるように比較的長くなり、印刷開始が必要以上に遅くなる。これに対し、印刷速度に対応する判定時間及び係数を用いて空回し時間Tqを定めた場合には、空回し時間Tqが図7に示すように比較的短くなり、印刷開始を早めることができる。
例えば、測定したウォームアップ時間Tpが100秒であった場合を想定する。最大の印刷速度である150mm/sに対して定められた判定時間(Th(v)=15秒)及び係数(K(v)=0.45)を用いて空回し時間Tqを定めると、
Tq=(100−15)×0.45=38.25秒
となる。
これに対し、印刷速度=75mm/sに対して定められた判定時間(Th(v)=80秒)及び係数(K(v)=0.11)を用いて空回し時間Tqを定めると、
Tq=(100−80)×0.11=2.2秒
となり、約36秒の短縮が可能となる。
以上の様に本実施の形態によれば、印刷速度毎に定められた判定時間及び係数を用いて空回し時間を定めて、空回しを行う。そのため印刷速度が遅くなるほど空回し時間を短くすることができ、印刷速度とは無関係に一律に判定時間及び係数を用いた場合に比べて、印刷開始までの待ち時間を短縮することが可能となる。
以上、図1〜図10を参照して説明した画像形成装置に対しては種々の変形が可能である。
例えば、図1〜図10を参照して説明した画像形成装置では、定着部140のヒータ143としてハロゲンヒータが用いられているが、ヒータ143は発熱抵抗体であっても良い。
また、図1〜図10を参照して説明した画像形成装置では、加圧ローラ142を直接加熱するヒータが設けられていないが、加圧ローラ142を直接加熱するヒータが設けられていても良い。その場合でも、そのようなヒータは補助的な役割しか持たず、主たる加熱は、定着ローラ141に対して設けられたヒータにより行われることが多い。これは、総消費電力等の制約で、発熱量の大きいヒータを定着ローラ141と加圧ローラ142の双方に設けることができないためである。本発明はそのような場合にも適用可能である。
さらに、図1〜図10を参照して説明した画像形成装置では、定着部140が定着部材としての定着ローラ141と加圧部材としての加圧ローラ142とを備えたものであるが、定着部材及び加圧部材の少なくとも一方は、ローラと無端ベルトとの組み合わせで構成されたものであっても良い。例えば、定着部材が、定着ローラと、無端の定着ベルトと、定着ベルトに圧接される加圧ローラとを備えたものであっても良い。そのような定着部140bの一例を図11に示す。
図11に示される定着部140bは、定着ローラ301と、無端の定着ベルト302と、圧力パッド303と、熱拡散部材304と、ヒータ305と、温度検出素子306と、加圧ローラ307とを有する。
定着ベルト302は、定着ローラ301と、圧力パッド303と、熱拡散部材304とに張架されており、定着ローラ301によって駆動されている。
ヒータ305は例えば発熱抵抗体で構成されている。
熱拡散部材304はヒータ305で発せられた熱を拡散し、定着ベルト302に伝える。
加圧ローラ307は定着ベルト302に圧接されており、記録媒体109は、加圧ローラ307と定着ベルト302との間のニップ部を通過して、該通過の際に熱及び圧力が記録媒体109に加えられて、定着が行われる。
温度検出素子306は、定着ベルト302の温度を測定する。
図11に示される定着部140bが用いられる場合にも図2に示されるのと同様の制御部を用いることができる。
この場合、温度制御部231は、温度検出素子306で検出された温度が目標値に達するまでは、ヒータ305をオンのままとし、温度検出素子306で検出された温度が目標値に維持されるように、ヒータ305のオン、オフを制御する。
図1〜図10を参照して説明した画像形成装置は、画像形成部を1色分しか持たないモノクロ印刷装置であるが、本発明は、画像形成部を複数色分持つカラー印刷装置にも適用可能である。
本発明の画像形成装置は、プリンタ、ファクシミリ装置、複写機、又は複合機(MFP)として用い得るものである。
109 記録媒体、 111 給紙ローラ、 112〜115 搬送ローラ群、 120 画像形成部、 131 転写部、 140 定着部、 141 定着ローラ、 142 加圧ローラ、 143 ヒータ、 144 温度検出素子、 200 制御部、 210 データ処理部、 220 印刷制御部、 221 印刷速度決定部、 223 給紙制御部、 224 搬送制御部、 225 画像形成制御部、 226 定着制御部、 227 印刷開始制御部、 228 メモリ制御部、 229 メモリ、 231 温度制御部、 232 時間測定部、 233 空回し制御部、 234 回転制御部。

Claims (8)

  1. 記録媒体を通過させるニップ部を形成し、該ニップ部を通過する記録媒体を加熱及び加圧する定着部材及び加圧部材と
    前記定着部材を加熱するヒータと、
    前記定着部材の温度を検出する温度検出素子と、
    前記定着部材のウォームアップを行った後に、印刷を開始させる印刷制御部とを備え、
    前記印刷制御部は、
    前記ウォームアップの際に、前記温度検出素子で検出された前記定着部材の温度が予め定められた目標値に達するまでの時間を測定する時間測定部と、
    前記時間測定部で測定された時間が、予め定められた判定時間よりも長い場合、前記時間測定部で測定された時間と、印刷速度とに基づいて空回し時間を設定する空回し制御部と、
    前記定着部材の温度が前記目標値に達した後、前記空回し制御部で設定された空回し時間が経過した後に、印刷を開始させる印刷開始制御部と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記空回し制御部は、前記印刷速度が速いほど、前記空回し時間をより長い値に設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記空回し制御部は、前記印刷速度が低いほど前記判定時間としてより長い値を用いることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記空回し制御部は、前記時間測定部で測定された時間をTpとし、前記判定時間をTh(v)とし、予め定められた係数をK(v)として、前記空回し時間をTqとするとき、
    Tq=(Tp−Th(v))×K(v)
    により、前記空回し時間を決定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記空回し制御部は、前記係数として、前記印刷速度が高いほど前記係数としてより大きな値を用いることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記時間測定部で測定された時間が、前記判定時間以下である場合、前記印刷開始制御部は、前記定着部材の温度が前記目標値に達したら、直ちに印刷を開始させることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記印刷制御部は、前記定着部材の温度が前記目標値に達してから、前記空回し制御部で設定された空回し時間が経過するまでの間、前記定着部材の温度を前記目標値に維持する温度制御部をさらに有する請求項1から6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記定着部材が定着ローラで構成され、前記加圧部材が加圧ローラで構成されている
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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