JPH019962Y2 - - Google Patents

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JPH019962Y2
JPH019962Y2 JP545381U JP545381U JPH019962Y2 JP H019962 Y2 JPH019962 Y2 JP H019962Y2 JP 545381 U JP545381 U JP 545381U JP 545381 U JP545381 U JP 545381U JP H019962 Y2 JPH019962 Y2 JP H019962Y2
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JP
Japan
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pressure
roller
fixing
fixing roller
memory metal
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Expired
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JP545381U
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JPS57119351U (ja
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Publication of JPS57119351U publication Critical patent/JPS57119351U/ja
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Publication of JPH019962Y2 publication Critical patent/JPH019962Y2/ja
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電子複写機において、トナー像を支
持したトナー像支持体にトナー像を加熱および加
圧して定着させる定着装置に関する。
従来から、スプリングとソレノイドとを有する
加圧手段で定着ローラーと加圧ローラーとを定着
時にのみ加圧させる定着装置が知られているが、
この定着装置は、作動させる部材が多いと共に複
雑であつて、価格も高いという欠点がある。
また、定着ローラーと加圧ローラーとをねじな
どの連結部材で加圧させる定着装置が知られてい
るが、この定着装置は、表面がゴムなどの柔軟部
材で形成される加圧ローラーに常に一定の圧力が
加わつているため加圧ローラーが変形されたまま
であるから表面部に歪が生じて定着のむらが生じ
やすいという欠点がある。
本考案の目的は、構成が簡単であつて定着時に
のみ定着ローラーと加圧ローラーとを強い圧力で
接触させることができる定着ローラーを提供する
ことにある。
本考案は、温度の変化に対応して変形する形状
記憶金属部材で定着時にのみ定着ローラーと加圧
ローラーとを強い圧力で接触させることを特徴と
する。
以下に図示した実施例に基づいて本考案を詳細
に説明する。
第1図において符号1は定着ローラーを示して
おり、この定着ローラー1の両端部の軸部1aは
軸受2に回転可能に支持されている。上記定着ロ
ーラー1は、図示してない駆動手段により一定方
向へ回転される。上記軸受2は、第2図に示すよ
うに側板3に上下方向へのみ移動可能に、かつ、
回転しないように保持されている。定着ローラー
1の内部にはこれを加熱するためのヒーター4が
配置されている。
上記定着ローラー1の下にはこれに接触するよ
うに加圧ローラー5が配置されている。この加圧
ローラー5の両端部の軸部5aは軸受6に回転可
能に支持されており、加圧ローラー5は一定方向
へ回転される。上記軸受6は側板3にねじ7など
で固定されている。
上記定着ローラー1の軸部1aを下へ押圧して
定着ローラー1と加圧ローラー5とを圧接させる
加圧手段8が配置されている。この加圧手段8
は、温度の変化に対応して変形する形状記憶金属
片8aの一端部を側板3にねじ8bなどで固定
し、その他端部を定着ローラー1の軸部1aの上
に接触させてなり、定着時に形状記憶金属片8a
がヒーター4により加熱されて一定値以上となる
と、形状記憶金属片8aの定着ローラー1の軸部
1aに接触している部分が下へ変形して定着ロー
ラー1を加圧ローラー5へ強い圧力で接触させ、
かつ、非定着時に形状記憶金属片8aの温度が一
定値以下となるとその定着ローラー1の軸部1a
に接触している部分が上へ変形して元の形状とな
つて定着ローラー1を弱い圧力で加圧ローラー5
に接触させるか、または、定着ローラー1を加圧
ローラー5へ押圧しないように構成されている。
上記形状記憶金属片8aは、直方体状のものを
低温または高温でマルテンサイト状態にない場合
に一部を下へ折曲するように変形し、これをマル
テンサイト相を含むようにベータ化して急冷し、
次に室温で元の直方体状に戻して形成されてい
る。上記形状記憶金属片8aは、銅と亜鉛とアル
ミニウムとの合金およびニツケルとチタンとの合
金などで形成される。
上記加圧手段8は、第3図に示すように側板3
にねじ8cなどにより回動可能に設けられた回動
板8dの一端部を定着ローラー1の軸部の上部に
接触させ、この回動板8dの他端部の下部に形状
記憶金属片8aの一端部を当接させると共にこの
形状記憶金属片8aの他端部を側板3にねじ8b
などで固定し、形状記憶金属片8aの温度が一定
値以上となると形状記憶金属片8aの回動板8d
に接触している部分が上へ変形して回動板8dを
回動させて定着ローラー1を加圧ローラー5に強
い圧力で接触させるようにしてもよい。
また、上記加圧手段8は、第4図に示すように
側板3の上部に保持板8eをねじ8fなどで固定
し、この保持板8eの形状記憶金属片8aの上部
をねじ8gなどで固定すると共にこの形状記憶金
属片8aの下端部を定着ローラー1の軸部1aに
当接させ、形状記憶金属片8aの温度が一定値以
上となると形状記憶金属片8aが伸長して定着ロ
ーラー1を強い圧力で加圧ローラー5に接触させ
るようにしてもよい。また、上記加圧手段8は、
板および柱状のみでなくコイル状の形状記憶金属
部材を用いて構成してもよい。
さらにまた、上記加圧手段8は、定着ローラー
1の位置を不動とし、加圧ローラー5の位置を定
着ローラー1方向へ移動しうるようにし、かつ、
加圧ローラー5を定着ローラー1へ押圧するよう
にしてもよい。
上記定着ローラー1と加圧ローラー5とが加圧
手段8により強い圧力で接触させられた状態で、
定着ローラー1と加圧ローラー5との間にトナー
像を支持したトナー像支持体が挿入されてトナー
像は加熱および加圧されてトナー像支持体に定着
される。
第1図および第2図に示す実施例において、形
状記憶金属片8aを銅71.3重量%と亜鉛24.7重量
%とアルミニウム4重量%との合金で長さが70mm
であつて横断面の縦の長さが5mmであり横の長さ
が4mmであるものであつて、形状記憶金属片8a
を先端から40mmのところで折曲して先端縁が0.15
mm下へ変位するように変形してこれをベータ化し
て上記形状を記憶させたものを用いた。定着ロー
ラー1は表面部がテフロン(登録商標)からなる
直径が50mmであるものを用い、加圧ローラー5
は、厚さが2mmであるシリコーンで表面部が形成
されていて直径が50mmであるものを用いた。上記
形状記憶金属片8aは、その温度が59℃以上にな
ると変形して定着ローラー1を加圧ローラー5へ
強い圧力で接触させた。この状態であつて定着ロ
ーラー1の温度が175℃である場合にトナー像支
持体を150mm/秒の速さで定着ローラー1と加圧
ローラー5の間を移動させたところトナー像が充
分に定着された。形状記憶金属片8aの温度が59
℃以下になると形状記憶金属片8aは元の形に戻
つて定着ローラー1を加圧ローラー5に押圧しな
かつた。なお、チタンとニツケルの合金からなる
コイル状の形状記憶金属部材は、60〜70Kg/mm2
押圧力を与えることができることが実験により確
認されている。
本考案の定着装置は、温度の変化に対応して変
形する形状記憶金属部材で定着時にのみ定着ロー
ラーと加圧ローラーとを強い圧力で接触させるか
ら、その構成が簡単であり、かつ、非定着時には
加圧ローラーにほとんど圧力が加わらないので加
圧ローラーの表面部に歪が生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の定着装置を示す一部切欠正面
図、第2図は同上定着装置を示す一部切欠側面
図、並びに、第3図および第4図は本考案の他の
実施例を示す一部切欠側面図である。 1……定着ローラー、2……軸受、4……ヒー
ター、5……加圧ローラー、6……軸受、8……
加圧手段、8a……形状記憶金属片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 定着ローラーと加圧ローラーとこれらを相互に
    接近する方向へ押圧して定着ローラーと加圧ロー
    ラーとを圧接させる加圧手段とを有し、上記加圧
    手段は、温度の変化に対応して変形する形状記憶
    金属部材で定着時にのみ定着ローラーと加圧ロー
    ラーとを強い圧力で接触させるようにしたことを
    特徴とする定着装置。
JP545381U 1981-01-19 1981-01-19 Expired JPH019962Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP545381U JPH019962Y2 (ja) 1981-01-19 1981-01-19

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JP545381U JPH019962Y2 (ja) 1981-01-19 1981-01-19

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JPS57119351U JPS57119351U (ja) 1982-07-24
JPH019962Y2 true JPH019962Y2 (ja) 1989-03-20

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ID=29803829

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JP545381U Expired JPH019962Y2 (ja) 1981-01-19 1981-01-19

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59101265U (ja) * 1982-12-27 1984-07-07 京セラミタ株式会社 複写機における熱定着ユニツト
JPH0634132B2 (ja) * 1984-09-19 1994-05-02 キヤノン株式会社 加熱定着装置
JPH0617131Y2 (ja) * 1986-03-06 1994-05-02 シャープ株式会社 画像形成装置
JPH0749490Y2 (ja) * 1988-05-24 1995-11-13 三田工業株式会社 定着熱ローラの取付構造

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Publication number Publication date
JPS57119351U (ja) 1982-07-24

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